JP4968823B2 - フッ素樹脂製の引き裂き性のチューブ - Google Patents

フッ素樹脂製の引き裂き性のチューブ Download PDF

Info

Publication number
JP4968823B2
JP4968823B2 JP2006194283A JP2006194283A JP4968823B2 JP 4968823 B2 JP4968823 B2 JP 4968823B2 JP 2006194283 A JP2006194283 A JP 2006194283A JP 2006194283 A JP2006194283 A JP 2006194283A JP 4968823 B2 JP4968823 B2 JP 4968823B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluororesin
tetrafluoroethylene
tube
tear
mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006194283A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008020037A (ja
Inventor
裕子 堂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Junkosha Co Ltd
Original Assignee
Junkosha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Junkosha Co Ltd filed Critical Junkosha Co Ltd
Priority to JP2006194283A priority Critical patent/JP4968823B2/ja
Priority to PCT/JP2007/063775 priority patent/WO2008007680A1/ja
Publication of JP2008020037A publication Critical patent/JP2008020037A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4968823B2 publication Critical patent/JP4968823B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L11/00Hoses, i.e. flexible pipes
    • F16L11/04Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/08Tubes; Storage means specially adapted therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L11/00Hoses, i.e. flexible pipes
    • F16L11/04Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics
    • F16L2011/047Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics with a diffusion barrier layer

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

本発明は、フッ素樹脂製の引き裂きチューブに関するものであり、特にチューブの材質が熱可塑性フッ素樹脂からなる熱収縮性を有する引き裂きチューブに関するものである。
引き裂きチューブは、各種物品の使用時までの保護部材として利用されている。なかでもフッ素樹脂製の引き裂きチューブは、フッ素樹脂が有する耐熱性、耐薬品性、撥水撥油性、非粘着性、自己潤滑性等の炭化水素系合成樹脂製の引き裂きチューブでは得られない特性を有している。
そこで、これらの特性を利用して、精密機器、電子部品等の保護用チューブ、あるいはカテーテル、ガイドワイヤー等を体内に導入するための医療機器導入用チューブ等として使用されている。
医療機器導入用チューブは、カテーテル等を体内に導入した後は不要であるばかりではなく、衛生状態を保持するための管理上の問題もあるのでカテーテルを体内に導入した後には、チューブを引き裂きながら引き抜くことが行われている。
引き裂きチューブは、内部に装着された機器の保護を確実に行うことが可能であるとともに、特殊な器具を使用しなくても容易に引き裂き可能であって、フッ素樹脂が有する特性を保持したものであることが求められている。
そこで、容易に引き裂きができるようにするために、テトラフルオロエチレン樹脂と低分子量のフッ素樹脂との混合物を押出し成形したフッ素樹脂製の押出チューブが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、フッ素樹脂製の引き裂きチューブにおいて、引き裂き性とともに熱収縮性の両者を有するものはなかった。
実開平6−74148号公報
本発明は、フッ素樹脂製の引き裂きチューブとして、容易に引き裂きが可能であるとともに、熱収縮性を有し、装着する際には熱収縮によって密着した装着が可能なフッ素樹脂製の引き裂きチューブを提供することを課題とするものである。
本発明は、フッ素樹脂が種類の異なる複数の熱可塑性フッ素樹脂の混合物からなる成形後に拡張した熱収縮性を有するフッ素樹脂製の引き裂きチューブであって、熱可塑性フッ素樹脂の混合物が、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体とテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体とを混合した場合には、その配合比が質量比で、3:97〜10:90の範囲とし、200℃20minの条件で加熱して熱収縮させたときの、フッ素樹脂製の引き裂きチューブの内径の変化率が8.26%以上であり、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体とテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体とを混合した場合には、その配合比が質量比で5:95〜10:90の範囲とし、200℃20minの条件で加熱して熱収縮させたときの、フッ素樹脂製の引き裂きチューブの内径の変化率が10.26%以上であり、ポリフッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレン−エチレン共重合体とを混合した場合には、その配合比が質量比で、2:98〜3:97の範囲とし、200℃20minの条件で加熱して熱収縮させたときの、フッ素樹脂製の引き裂きチューブの内径の変化率が28.67%以上であり、
また、ポリフッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体とを混合した場合には、3:97とし、200℃20minの条件で加熱して熱収縮させたときの、フッ素樹脂製の引き裂きチューブの内径の変化率が29.17%以上であるフッ素樹脂製の引き裂きチューブである。
本発明のフッ素樹脂製の引き裂きチューブは、引き裂き性とともに、熱収縮性を有しているので、装着の際には、被装着体に対して密に装着が可能であるので装着には取り扱い上も優れたものが得られる。また、異種の熱可塑性フッ素樹脂を配合した原料を溶融押出成形することによって製造することがができるので、製造が容易であると共に、引き裂き特性が安定したフッ素樹脂製の引き裂きチューブを得ることができる。
本発明は、異種の熱可塑性フッ素樹脂を配合した原料を溶融押出成形によって引き裂き性を有するチューブ状を成形し、その特性を調べている過程において、熱収縮性を有するものが得られることを見いだしたものである。すなわち、特定の熱可塑性フッ素樹脂から製造した引き裂き性チューブでは、拡張手段によって拡張が可能であって熱収縮性のチューブとすることができる。更に作製した熱収縮性のチューブにあっては、拡張前と同様に引き裂き性を有したものが得られる。
本発明のように異種の熱可塑性フッ素樹脂を混合することによって、引き裂き性を有するチューブが得られる理由は定かではないが、異種のフッ素樹脂のそれぞれの分子内のC−H結合あるいはC−F結合の長さの差、もしくは凝集エネルギーの差が異なること等によるフッ素樹脂間の相溶性によるものと推定される。
例えば、熱可塑性フッ素樹脂の混合物が、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体またはテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体のいずれかとテトラフルオロエチレン−エチレン共重合体とを混合したものを挙げることができる。
また、熱可塑性フッ素樹脂の混合物が、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体またはテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体のいずれかとポリフッ化ビニリデンとを混合したものを挙げることができる。
テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体とテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体との混合物からなる場合には、配合比が質量比で、3:97〜10:90とすることが好ましい。
また、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体とテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体との混合物からなる場合には、配合比が質量比で、5:95〜10:90であることが好ましい。
また、ポリフッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレン−エチレン共重合体との混合物からなる場合には、配合比が質量比で2:98〜3:97であることが好ましい。
また、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体とテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体との配合比が質量比で、5:95〜10:90である前記のフッ素樹脂製の引き裂きチューブである。
また、ポリフッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレン−エチレン共重合体との配合比が質量比で、2:98〜9:91の範囲とすることが好ましい。また、2:98〜5:95とすることがより好ましく、2:98ないし3:97とすることが更に好ましい。
また、ポリフッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体との配合比が質量比で、3:97〜9:91の範囲とすることが好ましい。
また、フッ素樹脂製チューブの引き裂き性、および熱収縮性は、熱可塑性フッ素樹脂の配合量を変化させることによって調整することができる。
フッ素樹脂の組成物には、使用目的に応じてフィラー等を配合しても良い。また、レントゲン照射によって撮影可能とするためには、フッ素樹脂の組成物中に硫酸バリウム等を造影剤として添加しても良い。
本発明のフッ素樹脂製の引き裂きチューブの成形は、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)とテトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)とを混合したフッ素樹脂の組成物、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)とテトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)とを混合したフッ素樹脂の組成物、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)とポリフッ化ビニリデン(PVDF)とを混合した組成物、あるいはテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)とポリフッ化ビニリデン(PVDF)とを混合した組成物等を溶融押出成形機による成形によって行うことができる。
具体的には、シリンダー径20mmの単軸溶融押出機を用いて、スクリュー回転数10rpmで、サイジングプレート法によるチューブ成形を行うことができる。
温度条件は、樹脂の組み合わせによって異なるが、PFA−ETFEの場合にはダイ温度390℃、PVDF−ETFEの場合はダイ温度310℃、FEP−ETFEの場合にはダイ温度360℃、FEP−ETFEの場合にはダイ温度360℃、FEP−PVDFの場合にはダイ温度310℃とすることができる。
また、樹脂の配合比によっては、成形状態を考慮して温度を変化させることによって成形時の安定性を増大することができる。
次いで、成形されたフッ素樹脂製のチューブの内部に、加圧窒素等を加えて拡張を行うことによって熱収縮性を付与することができる。拡張の際にフッ素樹脂製のチューブ内部に供給する気体の圧力は、それぞれのフッ素樹脂製のチューブが破壊しない範囲の圧力を供給することによって行うことができる。
以下に実施例を示し、本発明を説明する。
実施例1
(試料の作製)
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(三井フロロデュポン製FEP−100J)とテトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE:旭硝子製C−88AX)との配合割合を変化させた混合物を準備し、各混合物を用いてシリンダー径20mmの単軸押出機によって、スクリュー回転数10rpm、ダイ温度390℃でサイジングプレート法によるチューブ成形をして、内径1.0mm、外形1.4mm、肉厚0.2mmの試料を作製した。
(引き裂き強度の試験)
指先のみで引き裂きが可能であるか、あるいはカミソリによって切り込みを入れて切り込み部からの引き裂きが可能であるか否かを試験した後に、引き裂きが可能であったものについて、長さ100mmの試料の一方の端部に40mmの切り込みを設けて、引っ張り試験機によって、200mm/minの速度で引き裂き、そのときの最大の力を測定して、引き裂き強度とした。また、測定は同一組成の試料について3回行い、その加重平均値を求めて、表1に示す。
Figure 0004968823
(拡張と熱収縮性試験)
成形したチューブ内に拡張手段によって加圧窒素を注入し、破壊が生じることなく拡張することが可能か否かを測定したところ、試験で使用したテトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE:旭硝子製C−88AX)とテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(三井フロロデュポン製FEP−100J)との混合物にあっては、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体が全体の3質量%〜10質量%のものであれば、引き裂き性と熱収縮性が得られることが確認できた。
そこで、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)が全体の3質量%、5質量%、および10質量%の試料を各5個を作製して、各試料に加圧窒素を供給して破壊しない程度にできるだけ大きく拡張を行った後にその大きさを測定し、次いでそれぞれの試料を、200℃20minの条件で加熱して熱収縮させ、熱収縮後の大きさも同様に測定し、ETFEの濃度が、3質量%の試料2−1〜2−5については、表2にその結果を示す。5質量%の試料3−1〜3−5については、表3にその結果を示す。また、10質量%の試料4−1〜4−5については、表4にその結果を示す。
Figure 0004968823
Figure 0004968823
Figure 0004968823
実施例2
(試料の作製)
テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(三井フロロデュポン製PFA−340J)とテトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE:旭硝子製C−88AX)との配合割合を変化させた混合物を準備し、各混合物を用いてシリンダー径20mmの単軸押出機によって、スクリュー回転数10rpm、ダイ温度310℃でサイジングプレート法によるチューブ成形をして、内径1.0mm、外形1.4mm、肉厚0.2mmの試料を作製した。
引き裂き強度の試験の結果、所定の引き裂き強度を有し、また成形したチューブ内に拡張手段によって加圧窒素を注入した際に破壊が生じることなく拡張することが可能であった、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)が全体の、5質量%、10質量%、85質量%の試料の各5個に加圧窒素を供給して破壊しない程度にできるだけ大きく拡張を行った後にその大きさを測定し、次いでそれぞれの試料を、200℃において20minの条件で加熱して熱収縮させ、熱収縮後の大きさも同様に測定した。
引き裂き強度を表5に示した。
Figure 0004968823
また、膨張および熱収縮性については、ETFEの濃度が5質量%の試料5−1〜5−5については、表6にその結果を示す。10質量%の試料6−1〜6−5については、表7にその結果を示す。また、85質量%の試料7−1〜7−5については、表8にその結果を示す。
また、実施例1と同様に評価し、その結果を表6、表7および表8に示す。
Figure 0004968823
Figure 0004968823
Figure 0004968823
実施例3
テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE:旭硝子製C−88AX)とポリフッ化ビニリデン(PVDF:アルケマ製 KYNAR740)との配合割合を変化させた混合物を準備し、各混合物を用いてシリンダー径20mmの単軸押出機によって、スクリュー回転数10rpm、ダイ温度310℃でサイジングプレート法によるチューブ成形をして、内径1.0mm、外形1.4mm、肉厚0.2mmの試料を作製した。
PVDF濃度で、引き裂き強度を表9に示した。また、10質量%のものでは引き裂き性を有する熱収縮チューブを製造することができなかった。
Figure 0004968823
ポリフッ化ビニリデン(PVDF)が全体の、2質量%、3質量%の試料の各5個に加圧窒素を供給して破壊しない程度にできるだけ大きく拡張を行った後にその大きさを測定し、次いでそれぞれの試料を、200℃20minの条件で加熱して熱収縮させ、熱収縮後の大きさも同様に測定し、PVDFの濃度が、2質量%の試料8−1〜8−5については、表10にその結果を示す。3質量%の試料9−1〜9−5については、表11にその結果を示す。なお、PVDF濃度が10質量%の試料では、引き裂き性を有する熱収縮チューブを作製することができなかった。
また、実施例1と同様に評価し、その結果を表10、および表11に示す。
Figure 0004968823
Figure 0004968823
実施例4
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(三井フロロデュポン製FEP−100J)とポリフッ化ビニリデン(PVDF:アルケマ製 KYNAR740)との配合割合を変化させた混合物を準備し、各混合物を用いてシリンダー径20mmの単軸押出機によって、スクリュー回転数10rpm、ダイ温度310℃でサイジングプレート法によるチューブ成形をして、内径1.0mm、外形1.4mm、肉厚0.2mmの試料を作製した。
引き裂き強度を表12に示した。
Figure 0004968823
ポリフッ化ビニリデン(PVDF)が全体の3質量%の試料の各5個に加圧窒素を供給して破壊しない程度にできるだけ大きく拡張を行った後にその大きさを測定し、次いでそれぞれの試料を、200℃20minの条件で加熱して熱収縮させ、熱収縮後の大きさも同様に測定し、PVDFの濃度が、3質量%の試料10−1〜10−5については、表13にその結果を示す。
また、実施例1と同様に評価し、その結果を表13に示す。また、10質量%のものでは引き裂き性を有する熱収縮チューブを製造することができなかった。
Figure 0004968823
本発明の熱可塑性フッ素樹脂を配合して製造した引き裂きチューブは、特定の熱可塑性フッ素樹脂を配合したことによって、引き裂き性とともに熱収縮性を有しているので、被着体に対して密着させることができ、従来のフッ素樹脂製引き裂きチューブに比べてより広い分野での使用が期待できる。

Claims (1)

  1. フッ素樹脂が種類の異なる複数の熱可塑性フッ素樹脂の混合物からなる成形後に拡張した熱収縮性を有するフッ素樹脂製の引き裂きチューブであって、
    熱可塑性フッ素樹脂の混合物が、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体とテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体とを混合した場合には、その配合比が質量比で、3:97〜10:90の範囲とし、
    200℃20minの条件で加熱して熱収縮させたときの、フッ素樹脂製の引き裂きチューブの内径の変化率が8.26%以上であり、
    テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体とテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体とを混合した場合には、その配合比が質量比で5:95〜10:90の範囲とし、
    200℃20minの条件で加熱して熱収縮させたときの、フッ素樹脂製の引き裂きチューブの内径の変化率が10.26%以上であり、
    ポリフッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレン−エチレン共重合体とを混合した場合には、その配合比が質量比で、2:98〜3:97の範囲とし、
    200℃20minの条件で加熱して熱収縮させたときの、フッ素樹脂製の引き裂きチューブの内径の変化率が28.67%以上であり、
    また、ポリフッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体とを混合した場合には、3:97とし、
    200℃20minの条件で加熱して熱収縮させたときの、フッ素樹脂製の引き裂きチューブの内径の変化率が29.17%以上であることを特徴とするフッ素樹脂製の引き裂きチューブ。
JP2006194283A 2006-07-14 2006-07-14 フッ素樹脂製の引き裂き性のチューブ Active JP4968823B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006194283A JP4968823B2 (ja) 2006-07-14 2006-07-14 フッ素樹脂製の引き裂き性のチューブ
PCT/JP2007/063775 WO2008007680A1 (fr) 2006-07-14 2007-07-04 Tube déchirable de fluororésine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006194283A JP4968823B2 (ja) 2006-07-14 2006-07-14 フッ素樹脂製の引き裂き性のチューブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008020037A JP2008020037A (ja) 2008-01-31
JP4968823B2 true JP4968823B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=38923236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006194283A Active JP4968823B2 (ja) 2006-07-14 2006-07-14 フッ素樹脂製の引き裂き性のチューブ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4968823B2 (ja)
WO (1) WO2008007680A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019135295A1 (ja) 2018-01-04 2019-07-11 グンゼ株式会社 熱可塑性フッ素樹脂製チューブ
US10661497B2 (en) 2015-06-16 2020-05-26 Nissei Electric Co., Ltd. Heat shrink tube and method for producing the same
WO2021039837A1 (ja) 2019-08-30 2021-03-04 日星電気株式会社 熱収縮チューブ及びその成形方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5518268B2 (ja) * 2011-11-21 2014-06-11 株式会社潤工社 引き裂き性を有する熱収縮チューブ
WO2015188133A1 (en) * 2014-06-06 2015-12-10 Zeus Industrial Products, Inc. Peelable heat-shrinking tubing
JP5839310B1 (ja) * 2015-02-01 2016-01-06 株式会社潤工社 引き裂き性を有する熱収縮チューブ
EP3135313B1 (en) * 2015-08-24 2020-12-02 Junkosha Inc. Heat-shrinkable tube having tearability
WO2017043317A1 (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 グンゼ株式会社 フッ素樹脂製の引き裂きチューブ
US10898616B1 (en) 2017-07-11 2021-01-26 Teleflex Medical Incorporated Peelable heat-shrink tubing
JP6379315B1 (ja) * 2018-03-30 2018-08-22 グンゼ株式会社 チューブ及び該チューブの製造方法
CN117921913A (zh) * 2024-03-08 2024-04-26 宁波琳晓生物科技有限公司 一种辐射交联易分离氟塑料导管的制备方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6023701B2 (ja) * 1976-01-12 1985-06-08 ダイキン工業株式会社 テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロペン共重合体−含フツ素エラストマ−組成物
JPS62101261A (ja) * 1985-10-28 1987-05-11 テルモ株式会社 医療器具導入用チユ−ブおよびそれを備えた医療器具導入用組立体
US5051479A (en) * 1989-04-03 1991-09-24 E. I. Du Pont De Nemours And Company Melt processable TFE copolymers with improved processability
US5057345A (en) * 1989-08-17 1991-10-15 Raychem Corporation Fluoroopolymer blends
JPH0464791A (ja) * 1990-07-03 1992-02-28 Nissei Denki Kk 仮被覆チューブ
JP2528627Y2 (ja) * 1993-03-30 1997-03-12 ニチアス株式会社 四弗化エチレン樹脂製引裂きチューブ
JP2007179889A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Nissei Electric Co Ltd 改善された引裂性を有する熱収縮チューブ
JP4889007B2 (ja) * 2006-05-30 2012-02-29 株式会社潤工社 フッ素樹脂製の引き裂き性のチューブ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10661497B2 (en) 2015-06-16 2020-05-26 Nissei Electric Co., Ltd. Heat shrink tube and method for producing the same
WO2019135295A1 (ja) 2018-01-04 2019-07-11 グンゼ株式会社 熱可塑性フッ素樹脂製チューブ
US11802199B2 (en) 2018-01-04 2023-10-31 Gunze Limited Thermoplastic fluororesin tube
WO2021039837A1 (ja) 2019-08-30 2021-03-04 日星電気株式会社 熱収縮チューブ及びその成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008007680A1 (fr) 2008-01-17
JP2008020037A (ja) 2008-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4968823B2 (ja) フッ素樹脂製の引き裂き性のチューブ
JP5518268B2 (ja) 引き裂き性を有する熱収縮チューブ
CN107683200B (zh) 热收缩管及其制造方法
AU2020201813A1 (en) Peelable heat-shrinking tubing
JP5839310B1 (ja) 引き裂き性を有する熱収縮チューブ
JP5225976B2 (ja) 熱収縮性部材に用いる樹脂組成物、該樹脂組成物からなる熱収縮性チューブ、及び該チューブで被覆された部材
TW200902620A (en) Fluoroelastomer composition for cold shrink articles
TW200906952A (en) Cold shrinkable article including a fluoroelastomer composition
JP6990501B2 (ja) 引き裂き性を有する熱収縮チューブ
CO5090923A1 (es) Composiciones y proceso para hacer peliculas de oxido de po lietileno solubles en agua con flexibilidad incrementada y reologia de derretido y resistencia al rasgado mejoradas
JP4889007B2 (ja) フッ素樹脂製の引き裂き性のチューブ
JPWO2017043317A1 (ja) フッ素樹脂製の引き裂きチューブ
CN109705446A (zh) 一种改性聚烯烃母料及其制备方法和应用
JPH08239537A (ja) 熱可塑性フッ素系樹脂組成物、及びそれから製造された成形品
JPH11323053A (ja) フッ素樹脂組成物と、それを用いた絶縁チューブ、熱収縮チューブおよび絶縁電線と、それらの製造方法
KR102238259B1 (ko) 상하수도관용 pvc 파이프 제조방법
JP2008156561A (ja) 摺動性樹脂材料、摺動性樹脂ペレット、摺動性樹脂成形体及びチューブ状摺動性樹脂成形体
JP3060869B2 (ja) シリコーン熱収縮チューブ及びその製造方法
JP7492724B2 (ja) 引き裂き性を有する熱収縮チューブ
JP7175307B2 (ja) 熱収縮性チューブ
JP7181897B2 (ja) 熱可塑性フッ素樹脂製チューブ
WO2020158854A1 (ja) 引き裂き性を有する熱収縮チューブ
JP6804449B6 (ja) 多層構造、その製造方法、及びそれを含む包装
KR20090105489A (ko) 고난연 비할로겐계 열수축 튜브와 이를 위한 수지 조성물
JP2009235149A (ja) アイオノマー樹脂製押出成形品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110916

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20111209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120330

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4968823

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250