JP4967529B2 - 透明導電性積層体 - Google Patents

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本発明は、透明導電性積層体に関する。特に、透明導電性薄膜を積層してなる高透過率の透明導電性積層体に関する。
近年、タッチパネルやフラットパネルディスプレイの開発が進み、透明で導電性のある膜の需要が高まっている。また、表示画像の高画質化や高輝度化によって透明導電膜の品質要求も高くなっている。具体的には、鮮明な画像のため高透過率が求められ、電流を多く流すため低抵抗化が要求されている。特許文献1の技術では、ITOや、SnO2、InとZnの混合材料などの導電性を有する最外層の透明導電性薄膜を有し、その薄膜と透明基材の間に透明誘電体を2層追加することによって、導電性を有する多層反射防止膜を形成することで透過率を高めた透明導電性積層体が示されている。
以下に公知文献を示す。
国際公開WO00/63924号公報
しかし、特許文献1の技術では、最外層の透明導電性薄膜の膜厚により表面抵抗値が決定されるため、表面抵抗値を指定するとその膜厚が決まってしまうので、膜厚による光学特性の制御による高透過率な光学特性と、表面抵抗値の低抵抗化とを両立させることができない問題があった。すなわち、表面抵抗値を低くするために透明導電性薄膜の膜厚を厚くすると、透明性が犠牲になる問題があった。そのため、本発明の課題は、高い透明性と導電性を両立させた透明導電性積層体を得ることを目的とする。
本発明は、この課題を解決するために、透明基材の上に、酸化亜鉛を主成分とする第1の透明導電性薄膜を成膜し、前記第1の透明導電性薄膜上に、前記第1の透明導電性薄膜よりも屈折率が低い低屈折率薄膜層を成膜し、前記低屈折率薄膜層上に、酸化亜鉛を主成分とする薄膜であり前記低屈折率薄膜層より屈折率が高い第2の透明導電性薄膜を成膜し、前記第1の透明導電性薄膜の光学膜厚が85nmであり、前記低屈折率薄膜層の光学膜厚が20nmであり、前記第2の透明導電性薄膜の光学膜厚が100nmまたは125nmであることを特徴とする透明導電性積層体である。
また、本発明は、色温度6774Kの標準光源Cで照明した場合の透過色がL*a*b*表色系の色度の座標値b*の絶対値が2以下であることを特徴とする上記の透明導電性積層体である。
また、本発明は、上記第1の透明導電性薄膜および上記第2の透明導電性薄膜がガリウム含有酸化亜鉛から成ることを特徴とする上記の透明導電性積層体である。
また、本発明は、上記低屈折率薄膜層が二酸化ケイ素であることを特徴とする上記の透明導電性積層体である。
また、本発明は、上記透明基材が、透明プラスチック基材であることを特徴とする上記の透明導電性積層体である。
また、本発明は、上記透明基材が、ホウケイ酸ガラスであることを特徴とする上記の透明導電性積層体である。
本発明によれば、透明導電性積層体に、第1の透明導電性薄膜と低屈折率薄膜層と第2の透明導電性薄膜を形成し、それらの薄膜の光学的膜厚を調整し高い透明性を備え、かつ、第1の透明導電性薄膜と第2の透明導電性薄膜によって、最外層の第2の透明導電性薄膜のみの表面抵抗値よりも低い表面抵抗値を得ることが出来る効果がある。そのため、標準光源Cで照明した場合の透過色がL*a*b*表色系の色度の座標値b*の値の絶対値が2以下の無色透明であり、かつ、表面抵抗値が低い透明導電性積層体を得ることができる効果がある。
以下、本発明の最良の形態を説明する。本発明の透明導電性の積層体では透明基材1の上に透明導電膜を積層する。その透明導電膜は、透過率の高い可視光領域があり、電気伝導度が高いという2つの性質をもつ薄膜である。透明導電性薄膜としては、インジウム、亜鉛、錫、チタン等の金属を含む酸化物、窒化物、酸窒化物、複合化合物の薄膜がある。具体的には、酸化亜鉛(ZnO)、錫含有インジウム酸化物(ITO)、窒化チタンなどが挙げられるが、インジウムは希少金属であり将来的に枯渇する恐れがある。
そのため、本発明では、ITOの代替として酸化亜鉛を用いる。しかし、現状では、ITOが可視光透過率が高く、また、抵抗値が低く導電性に優れているため、ZnOをITOの代替として適用するために、以下の工夫をした。先ず、ZnOをITO代替として用いるために抵抗値を低くする工夫として、ZnO中に、数%のドーパントとして、ガリウム(Ga)、アルミニウム(Al)を付与することでZn2+サイトにGa3+やAl3+が置換型固溶し、1原子あたりキャリアを1個放出することで導電性を向上させた。中でもGaドープZnO(ZnO:Ga)の場合、より導電性が高くなるため好ましい。
透過率を向上させる工夫としては、反射率を減少させることで透過率を向上させた。そのために、波長λの光の干渉を利用し、反射光の位相をλ/2相当ずらすように光学膜厚(屈折率×膜厚)を調整し、低反射の条件を成り立たせる。また、透明基材1とそれより屈折率の低い膜との複合体により、透明基材1単独よりも反射率を低下させる。このための基本構成として、透明基材1よりも低屈折率の膜を付けることにより透過率を高める。さらに、透明基材1側から高屈折率層と低屈折率層と順に重ねる事でさらに低反射な条件を得る。透明導電性薄膜は高屈折率な膜であるため、前記の低反射を得る条件のなかでは高屈折率層として利用する。また、透明基材1は低屈折率層となり、透明基材1(低屈折率層)、第1の透明導電性薄膜2(高屈折率層)、低屈折率薄膜層3、第2の透明導電性薄膜4(高屈折率層)という構成により、低反射による高透過率の条件に適応させる。
以下、図面により、本発明の実施形態を具体的に説明する。図1に、本発明の透明導電性積層体の断面図を示す。図1の透明基材1として高分子樹脂による透明プラスチック基材5を用いることができる。透明基材1として用いる透明プラスチック基材5は、特に限定されるものではなく公知のものを使用することができる。例えばポリオレフィン系(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル系(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド系(ナイロン−6、ナイロン−66等)、ポリス
チレン、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリビニルアルコール、ポリカーボネイト、ポリエーテルスルホン、アクリル、セルロース系(トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロース等)などが挙げられるが特に限定されない。また、透明プラスチック基材を用いた場合、ロール・トゥ・ロールによって大量生産に適するため、好ましい。
また、透明基材1としてホウケイ酸ガラスを用いることができる。ホウケイ酸ガラスは、線膨張係数が低く、硬度が高く、化学的耐久性に優れている面から工業的に多く使用されている。
透明基材1の上に、酸化亜鉛を主成分とする第1の透明導電性薄膜2を成膜する(第1層)。その組成は、導電性が高いZnO:Gaが好ましい。形成方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、化学気相蒸着法(CVD法)、イオンプレーティング法等が挙げられるが、これに限るものではない。
次に、第1の透明導電性薄膜2上に、低屈折率薄膜層3を成膜する(第2層)。低屈折率薄膜層3は、第1の透明導電性薄膜2および第2の透明導電性薄膜4よりも屈折率が低い薄膜であれば良く、屈折率の低い薄膜の例をあげるとMgF2、LaF2などのフッ化化合物、SiO2、SiO、Al2O3などの金属酸化物が挙げられる。特に、SiO2は安定しかつ屈折率が1.48程度と低いため好ましい。低屈折率薄膜層3の成膜方法は、真空蒸着法、スパッタリング法、化学気相蒸着法(CVD法)、イオンプレーティング法、ゾルゲル法が挙げられるがこれに限るものではない。
低屈折率薄膜層3上の形成し最表面となる第2の透明導電性薄膜4(第3層)は、酸化亜鉛を主成分とし、第1の透明導電性薄膜2と同様に導電性が高いZnO:Gaが好ましい。形成方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、化学気相蒸着法(CVD法)、イオンプレーティング法等が挙げられるが、これに限るものではない。第2の透明導電性薄膜4の光学膜厚は、表面抵抗値を低くするために、第1の透明導電性薄膜2の光学膜厚よりも厚くすることが望ましい。
本発明の透明導電性積層体は、標準光源C(色温度6774K)における透過色をJIS-Z8729-1994に記載された色差のL*a*b*表色系(色立体)で表したとき、波長550nm付近の透過率が高いと色立体の色度の座標値b*は大きくなり、波長450nm付近の透過率が高いと色立体の色度の座標値b*が小さくなる。SiO2などに比べ、ZnOが僅かに可視光の透過率は減衰するが、色立体の色度の座標値b*の値が大きいと透過光は黄色くなる。色立体の色度の座標値b*の値の絶対値を2.0以下にすることによって透明導電性積層体の透過光が無色に近づく。
第1の透明導電性薄膜2および第2の透明導電性薄膜4は、可視光範囲の透過率は高いがバンド間遷移による吸収のため紫外領域の透過率は下がる。反射率が最低となる波長が紫外領域では意味がないため、可視光領域で反射光が低くなるように設定する必要がある。具体的には、透明基材1の屈折率を1.49としたなら、各層の光学膜厚(屈折率×膜厚)については、先ず、第1の透明導電性薄膜2の光学膜厚を85nm程度にする。第1の透明導電性薄膜2の光学膜厚をこれより薄くすると、反射率のピークが波長の短い方にシフトし、これより厚くすると、反射率のピークが波長の長い方にシフトし、色度の座標値b*の絶対値が大きくなるので、この程度の光学膜厚が望ましい。そして、低屈折率薄膜層3の光学膜厚を50nm以下にし、第2の透明導電性薄膜4の光学膜厚を150nm以下で85nm以上にする。第2の透明導電性薄膜4の光学膜厚を第1の透明導電性薄膜2の光学膜厚よりも厚くする理由は、第2の透明導電性薄膜4の表面抵抗値をなるべく小さくするためである。しかし、第2の透明導電性薄膜4の光学膜厚が150nmを超えると、色度の座標値b*の絶対値が大きくなるので、その厚さは150nmを超えて厚くすることができない。これにより、表面抵抗値をなるべく低くするとともに、波長450nm付近で反射率を最低にし、色立体の色度の座標値b*の値の絶対値を2.0以下の無色透明にする。
本発明の透明導電性積層体は、その最表面の表面抵抗値が、第2の透明導電性薄膜4単独の表面抵抗値よりも低抵抗にできる効果がある。例えば、低屈折率薄膜層3は10nm程度の膜厚(物理膜厚)で完全な絶縁体ではないため、最表面の表面抵抗値は第2の透明導電性薄膜4が単独のときよりも低下する。これはリーク電流が流れるためであると考えられる。低屈折率薄膜層3の物理膜厚が30nm以上あると抵抗値が大きくなりリーク電流が流れづらくなる。よってリーク電流を多く流すために、低屈折率薄膜層3の物理膜厚は30nm(光学膜厚が44nm)以下であることが望ましい。一方、低屈折率薄膜層3は、光の干渉を利用し反射光の位相をλ/2相当ずらすように光学膜厚(屈折率×膜厚)を調整することで反射率を調整するために物理膜厚が10nm以上必要である。
以下に本発明の具体的実施例について説明する。
<実施例1>
透明基材1としてホウケイ酸ガラス(schott製 D263 サイズ100mm×100mm厚さ1.1mm)を用いて、インライン式スパッタリング装置(キヤノンアネルバ製ILC-803)によって第1層目のITOを成膜した。アルゴンガス100sccm、酸素ガス3sccmを導入し圧力を0.27Paとし、ZnOターゲット(Ga含有量3%)には電力密度0.97W/cm2の直流電力を印加し、スパッタリングを行った。光学膜厚がおおよそ85nmとなるように搬送速度を設定し、第1の透明導電性薄膜2をZnO:Gaで得た。その上に、真空蒸着装置(シンクロン製BMC-750)を用いて、ペレット状のSiO2材料(キヤノンオプトロン製SiO2)を電子ビーム加熱式真空蒸着法によってSiO2膜を、低屈折率薄膜層3として成膜した。光学膜厚が20nmとなるように電子ビーム電流値と成膜時間を設定した。その上に、先ほどの第1の透明導電性薄膜2のZnO:Gaと同様に成膜し、光学膜厚が125nmとなるように搬送速度を設定し、第2の透明導電性薄膜4をZnO:Gaで得た。
このように本発明は、図1に示すように、透明基材1上に3層の積層体を成膜して成る。すなわち、透明基材1上に第1の透明導電性薄膜2を成膜し、その上に第1の透明導電性薄膜2および第2の透明導電性薄膜4よりも屈折率が低い低屈折率薄膜層3を成膜し、さらにその上に第2の透明導電性薄膜4を積層してなる透明導電性積層体である。この透明導電性積層体を四端子法によって表面抵抗値を測定した結果、表面抵抗値は 316[Ω/□]であった。また、JIS-Z8729-1994に基づき、分光光度計によって標準光源Cで照明した場合の透過色を測定し、L*a*b*表色系の色度の座標値b*値の絶対値が2以下の結果を得た。その結果を表1に示す。
<比較例1>
実施例1と同様に、透明基材1としてホウケイ酸ガラス(schott製 D263 サイズ100mm×100mm厚さ1.1mm)を用いて、インライン式スパッタリング装置(キヤノンアネルバ製ILC-803)によって光学膜厚が125nmのZnO:Gaの第2の透明導電性薄膜4の1層のみを単独に成膜した。これを実施例1と同様の測定を行った結果、表面抵抗値は 383[Ω/□]であった。その結果を表1に示す。
このように、実施例1は比較例1より表面抵抗値が低下する効果があった。また、実施例1は、比較例とは異なり、色立体の色度の座標値b*の絶対値が2以下となり無色になる効果があった。
<実施例2>
透明基材1として透明プラスチック基材5を用いる。透明プラスチック基材5としてポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ製T60、100μ厚)を用い、図2に示すような巻取式成膜装置によって成膜を行った。透明プラスチック基材5は、真空容器6内で巻取巻出ロール7によって巻出しおよび巻取りが行われる。透明プラスチック基材5はまず、ZnO(ガリウム含有量5.7wt%)のスパッタリングターゲット8が備えられた成膜室内で、成膜ロール9に沿って移動しながらDCスパッタリング法により、光学膜厚が85nmのZnO:Gaを成膜し、第1の透明導電性薄膜2とした。続いて、SiO2の蒸発源10が備えられた成膜室内で、電子ビーム加熱式真空蒸着法により、光学膜厚が20nmのSiO2を低屈折率薄膜層3として成膜した。その上に第2の透明導電性薄膜4として、光学膜厚が100nmのZnO:Gaを成膜した。得られた透明導電性積層体に対して実施例1と同様の測定を行った結果、表面抵抗値は 331[Ω/□]であった。また、色立体の色度の座標値b*値の絶対値が2以下の結果を得た。その結果を表1に示す。
<比較例2>
実施例2と同様に、透明基材1としてポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ製T60 100μ厚)の透明プラスチック基材5を用いて図2に示す巻取式成膜装置によって、光学膜厚が100nmのZnO:Gaの第2の透明導電性薄膜4を1層のみ単独に成膜した。これを実施例1と同様の測定を行った結果、その表面抵抗値は 406[Ω/□]であった。その結果を表1に示す。
Figure 0004967529
これらの結果から、実施例のいずれも比較例より表面抵抗値が低下し、また、反射率を減少させることで透過率を向上させたため、色立体の色度の座標値b*の絶対値が2以下になり無色になった。よって、本発明の透明導電性積層体は、容易な手段によって、標準光源Cで照明した場合の透過色がL*a*b*表色系の色度の座標値b*の絶対値が2以下の高透過率の無色透明で、かつ、低抵抗化が実現できる効果がある。
本発明によれば、第2の透明導電性薄膜4の厚さを従来通りの厚さで形成することで、従来よりも低い表面抵抗値を得ることが出来る効果があるため、従来から用いられてきた製造設備を大幅に変更することなく、従来よりも低い表面抵抗値を得ることが出来る効果がある。そして、高い透明性と導電性を両立させた透明導電性積層体を得ることができる効果があり、タッチパネルやフラットパネルディスプレイ等に有用である。
本発明の透明導電性積層体の断面図である。 本発明の実施例で示した巻取成膜装置の概略図である。
符号の説明
1……透明基材
2……第1の透明導電性薄膜
3……低屈折率薄膜層
4……第2の透明導電性薄膜
5……透明プラスチック基材
6……真空容器
7……巻取巻出ロール
8……スパッタリングターゲット
9……成膜ロール
10……蒸発源

Claims (6)

  1. 透明基材の上に、酸化亜鉛を主成分とする第1の透明導電性薄膜を成膜し、前記第1の透明導電性薄膜上に、前記第1の透明導電性薄膜よりも屈折率が低い低屈折率薄膜層を成膜し、前記低屈折率薄膜層上に、酸化亜鉛を主成分とする薄膜であり前記低屈折率薄膜層より屈折率が高い第2の透明導電性薄膜を成膜し、前記第1の透明導電性薄膜の光学膜厚が85nmであり、前記低屈折率薄膜層の光学膜厚が20nmであり、前記第2の透明導電性薄膜の光学膜厚が100nmまたは125nmであることを特徴とする透明導電性積層体。
  2. 色温度6774Kの標準光源Cで照明した場合の透過色がL*a*b*表色系の色度の座標値b*の絶対値が2以下であることを特徴とする請求項1記載の透明導電性積層体。
  3. 前記第1の透明導電性薄膜および前記第2の透明導電性薄膜がガリウム含有酸化亜鉛から成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の透明導電性積層体。
  4. 前記低屈折率薄膜層が二酸化ケイ素であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の透明導電性積層体。
  5. 前記透明基材が、透明プラスチック基材であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の透明導電性積層体。
  6. 前記透明基材が、ホウケイ酸ガラスであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の透明導電性積層体。
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