JP4966890B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子素子がダイボンドによって基板に搭載される半導体装置およびその製造方法に関する。
図9は、従来の技術の半導体装置1の構成を示す断面図である。半導体装置1は、サブストレート基板2に半導体チップ3が実装されて構成される。半導体チップ3は、2つの電極4a,4bを備える。それぞれの電極4a,4bは、サブストレート基板2に設けられる電極パターン5a,5bと個別にダイボンド接続される。ダイボンド接続には、ろう材が用いられる。サブストレート基板2には、前記ろう材から成り、半導体チップ3をサブストレート基板2に固定する基板固定部6a,6bが形成される(たとえば特許文献1参照)。
特開2004−319915号公報
半導体チップ3が備える複数の電極4a,4bをサブストレート基板2に設けられる複数の電極パターン5a,5bにダイボンド接続する場合、ろう材の特性、量およびダイボンド条件のばらつき等によって、ダイボンド時にろう材が不所望に広がって、基板固定部6a,6bが広がったろう材から成る連結部6cによって連結されてしまって、サブストレート基板2に設けられる電極パターン5a,5bがショートすることがある。
したがって本発明の目的は、電子素子と基板との電気的な接続の信頼性が高く、歩留まりを向上させることができる半導体装置およびその製造方法を提供することである。
本発明は、複数の電極を備える電子素子であって、少なくとも2つの発光部を備え、各発光部の間に凹所が形成される電子素子と、
前記電子素子の複数の電極のうち、少なくとも2つ以上の電極にそれぞれ個別に臨んで設けられる複数の接続部を備える基板と、
ろう材から成り、前記電極この電極に臨む前記接続部とを電気的に接続して、前記電子素子を前記基板に固定する複数の接続固定部と、
電気絶縁性を有し、前記基板の表面部うち相互に隣接する前記接続部の間の部分から前記電子素子に向かって立設し、前記接続固定部の間に設けられる隔壁部であって、前記接続固定部の近傍に個別に設けられる隔壁部
前記接続固定部の周囲に設けられて前記基板の表面部から立設し、前記電子素子に接触して、前記電子素子と前記基板との相対的な位置決めを行う第2隔壁部とを含み、
前記隔壁部は、前記各発光部間の光を遮断する遮光性を有し、前記発光部の間において、前記電子素子の凹所に、接触することなく嵌り込むことで、各発光部間の光を遮断することを特徴とする半導体装置である。
また本発明は、前記電子素子が備える全ての電極は、前記基板の接続部に接続されることを特徴とする。
また本発明は、複数の電極を備える電子素子であって、少なくとも2つの発光部を備え、各発光部の間に凹所が形成される電子素子と、前記電子素子の複数の電極のうち、少なくとも2つ以上の電極にそれぞれ個別に臨んで設けられる複数の接続部を備える基板とを、ダイボンドによって接続する半導体装置の製造方法であって、
前記基板の表面部うち相互に隣接する前記接続部の間の部分から立設し、電気絶縁性を有する隔壁部を形成するとともに、各接続部の周囲に前記電子素子の外形に対応する第2隔壁部を形成する隔壁部形成工程と、
前記隔壁部によって隔てられた領域で、前記各接続部にろう材をそれぞれ供給するろう材供給工程と、
前記第2隔壁部を用いて前記電子素子を位置決めして、前記接続部に電子素子の電極を臨ませて、ろう材によって前記電極と前記接続部とを電気的に接続し、このろう材を、前記電子素子を前記基板に固定する複数の接続固定部とする接続工程とを含み、
前記隔壁部は、前記接続固定部の近傍に個別に設けられ、かつ、前記各発光部間の光を遮断する遮光性を有し、前記発光部の間において、前記電子素子の凹所に、接触することなく嵌り込むことで、各発光部間の光を遮断することを特徴とする半導体装置の製造方法である。
また本発明は、前記接続工程では、前記電子素子の形状と、前記隔壁部の形状とに基づいて、前記電子素子および前記基板の組合せと、搭載すべき方向の照合を行った後、前記電極と前記接続部とを電気的に接続することを特徴とする。
本発明によれば、電子素子の電極および基板の前記電極に臨む接続部とは、ろう材によってダイボンド接続される。ろう材は、接続固定部を形成して、電子素子を基板に固定する。基板の表面部うち相互に隣接する前記接続部の間の部分から電子素子に向かって立設する隔壁部が、接続固定部の間に設けられるので、各接続固定部の接触を防止することができる。したがって、各接続部間の電気絶縁を確保することができるので、電子素子と基板との電気的な接続の信頼性を向上させることができ、品質、性能および歩留まりが向上された半導体装置を実現することができる。
本発明によれば、基板の表面部うち相互に隣接する接続部の間の部分から立設し、電気絶縁性を有する隔壁部を形成しておいてから、隔壁部によって隔てられた領域で、各接続部にろう材をそれぞれ供給するので、隔壁部によってろう材の広がりを抑えることができる。したがって、隣接する接続部がろう材によって接続されてしまうことを抑制して、各接続部間の電気絶縁を確保することができるので、電子素子と基板との電気的な接続の信頼性を向上させることができ、品質、性能および歩留まりが向上された半導体装置を実現することができる。
図1は、本発明の実施の一形態の半導体装置10の構成を示す断面図である。図2は、図1の切断面線II−IIから見た半導体装置10の断面図である。半導体装置10は、電子素子である半導体チップ11と、基板であるサブストレート基板12と、接続固定部13と、隔壁部14とを含んで構成される。
半導体チップ11は、複数の電極を有し、本実施の形態では第1および第2電極15a,15bを備える。第1および第2電極15a,15bは、半導体チップ11のサブストレート基板12に臨む表面部に設けられる。第1および第2電極15a,15bが設けられる表面部は平面に形成されており、第1および第2電極15a,15bは同様の形状および大きさに形成されている。半導体チップ11は、たとえばLED(Light Emitting
Diode)または半導体レーザなどの発光素子、集積回路(IC)チップなどによって実現される。
サブストレート基板12は、電気絶縁性を有する基材16と、複数の接続部とを有し、本実施の形態では第1および第2接続部17a,17bとを備える。第1および第2接続部17a,17bは、基材16の表面部に設けられ、第1および第2電極15a,15bにそれぞれ個別に臨んで設けられる。基材16の第1および第2接続部17a,17bが設けられる表面部は平面に形成されており、第1および第2接続部17a,17bは同様の形状および大きさに形成されている。本実施の形態では、第1および第2電極15a,15bと、第1および第2接続部17a,17bとは、同様の形状および大きさに形成されている。また第1および第2電極15a,15bと、第1および第2接続部17a,17bとは、本実施の形態では平面形状が矩形状に形成されるが、円形状、楕円形状などの他の形状であってもよい。第1および第2接続部17a,17bは、導電性を有し、基材16の表面部または内部に設けられている図示しない配線部に接続される。
接続固定部13は、ろう材から成り、半導体チップ11の第1および第2電極15a,15bと、この第1および第2電極15a,15bに臨む第1および第2接続部17a,17bとそれぞれ接続して、半導体チップ11をサブストレート基板12に固定する。以後、第1電極15aと第1接続部17aとを接続する接続固定部13を第1接続固定部13aと記載し、第2電極15bと第2接続部17bとを接続する接続固定部13を第2接続固定部13bと記載する場合がある。第1および第2接続固定部13a,13bは、それぞれ第1および第2接続部17a,17bを覆って形成されている。第1および第2電極15a,15bと、第1および第2接続部17a,17bとの間には、それぞれ第1および第2接続固定部13a,13bが介在されている。ろう材は、たとえばPb−Sn系の半田によって実現される。
隔壁部14は、電気絶縁性を有し、たとえば合成樹脂によって形成される。隔壁部14は、サブストレート基板12の表面部うち相互に隣接する第1および第2接続部17a,17bの間の部分から半導体チップ11に向かって立設し、第1および第2接続固定部13a,13bの間に設けられる。隔壁部14は、サブストレート基板12から半導体チップ11に向かう方向で、第1および第2接続固定部13a,13bよりもサブストレート基板12から離反する位置まで延びて形成されている。半導体チップ11の表面部のうち、第1および第2電極15a,15bの間で、前記隔壁部14に臨む部分には凹所が形成され、この凹所に隔壁部14の半導体チップ11側の端部が配置される。隔壁部14の半導体チップ11に臨む端部は、半導体チップ11には接触せず、わずかに離間する。
隔壁部14は、第1および第2接続部17a,17bからそれぞれ離間して設けられる。また隔壁部14は、第1および第2接続固定部13a,13bに挟まれる領域の外方にわたって延在して設けられ、すなわち隔壁部14bの、前記第1および第2接続部17a,17bが離間する方向と、立設する方向とに垂直な延在方向の幅W1は、第1および第2接続固定部13a,13bの前記延在方向に沿う幅W2よりも長くなるように形成されている。
図3は、半導体装置10の製造方法における製造手順を示すフローチャートである。まずサブストレート基板12と、半導体チップ11を用意して、製造手順を開始すると、ステップs0からステップs1の隔壁部形成工程に移る。ステップs1では、サブストレート基板12に隔壁部14を形成する。サブストレート基板12の一表面部に樹脂材料を塗布して、樹脂層を形成し、この樹脂層に積層してレジストマスクを形成して、エッチングによって隔壁部14を形成する部分を除くことによって、隔壁部14を形成することができる。
次にステップs2のろう材供給工程に移り、ステップs2では、窒素(N)ガス雰囲気中において、隔壁部14によって隔てられた領域で、第1および第2接続部17a,17bにろう材をそれぞれ供給する。この工程では、ペースト状のろう材を充填したシリンジのノズルから、第1および第2接続部17a,17bのそれぞれにろう材を供給する。
次にステップs3の接続工程に移り、コレットを用いて半導体チップ11を保持し、第1および第2電極15a,15bをそれぞれ第1および第2接続部17a,17bに対向させて、半導体チップ11をサブストレート基板12に乗載し、第1および第2電極15a,15bは、第1および第2接続部17a,17bのそれぞれに供給されているろう材に接触させる。サブストレート基板12は、窒素(N)ガス雰囲気中において加熱装置によって予め定める温度に加熱され、これによってろう材が溶融して第1および第2接続部17a,17bおよび第1および第2電極15a,15bと接合され、第1および第2接続固定部13a,13bが形成される。ステップs3が終了すると、処理手順をステップs4に移り、終了する。以上の製造手順によって、上述した半導体装置10を製造することができる。
以上のように本実施の形態の半導体装置10では、隔壁部14が、第1および第2接続固定部13a,13bの間に設けられるので、第1および第2接続固定部13a,13bの接触を防止することができる。したがって、第1および第2接続固定部13a,13b間の電気絶縁を確保することができる。また本実施の形態の半導体装置の製造方法では、電気絶縁性を有する隔壁部14を形成しておいてから、隔壁部14によって隔てられた領域で、第1および第2接続部17a,17bにろう材をそれぞれ供給するので、隔壁部14によってろう材の広がりを抑えることができる。したがって、隣接する第1および第2接続部17a,17bがろう材によって接続されてしまうことを抑制することができる。
したがって、半導体チップ11とサブストレート基板12との電気的な接続の信頼性を向上させることができ、品質、性能および歩留まりが向上された半導体装置10を実現することができる。
図4は、本発明の実施の他の形態の半導体装置20の構成を示す断面図である。本実施の形態の半導体装置20は、前述した図1および2に示す実施の形態の半導体装置10と類似しており、本実施の形態の構成で、前述した半導体装置10に対応する構成と同一の参照符号を付し、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成については説明を省略する。半導体装置20は、半導体チップ11と、サブストレート基板12と、接続固定部13と、2つの隔壁部14a,14bとを含んで構成される。本実施の形態の半導体チップ11は、前述の実施の形態よりも第1および第2電極15a,15bが離間して設けられており、これに伴って、サブストレート基板12は、前述の実施の形態よりも第1および第2接続部17a,17bが離間して設けられている。
本実施の形態では、第1および第2接続固定部13a,13bの間に隔壁部14a,14bが設けられる。隔壁部14a,14bは、第1および第2接続固定部13a,13bの近傍に個別に設けられ、また互いに離間して設けられる。
半導体装置20の構成と、半導体装置10の構成とは、基本的には隔壁部の数が異なるのみであり、隔壁部14a,14bは、前述の半導体装置10の隔壁部形成工程において、隔壁部14a,14bを形成するためのレジストマスクを用いることによって形成することができる。半導体装置30のその他の製造手順は、半導体装置10の製造手順と同様であるので説明を省略する。隔壁部14a,14bは、前述した隔壁部14と同様の大きさに形成される。
本実施の形態の半導体装置20では、前記実施の形態の半導体装置10と同様の効果を達成することができる。また本実施の形態のように、半導体チップ11に設けられる第1および第2電極15a,15bの間隔が広い場合は、隔壁部の幅を広げずに、複数の隔壁部を、間隔を空けて配置し、第1および第2接続固定部13a,13bの近傍に個別に設けることによって、隔壁部を形成するための材料の使用量および隔壁部の線膨張係数と、サブストレート基板12の線膨張係数の相違によって生じる影響を最小限に抑えることが可能となる。
図5は、本発明の実施のさらに他の形態の半導体装置30の構成を示す断面図である。図6は、半導体装置30の構成を示す平面図である。実施の形態の半導体装置30は、前述した図1および2に示す実施の形態の半導体装置10と類似しており、本実施の形態の構成で、前述した半導体装置10に対応する構成と同一の参照符号を付し、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成については説明を省略する。半導体装置30は、半導体チップ11と、サブストレート基板12と、接続固定部13と、隔壁部14と、第2隔壁部31a,31bとを含んで構成される。
第2隔壁部31a,31bは、第1および第2接続固定部13a,13bの周囲に設けられてサブストレート基板12の表面部から立設し、半導体チップ11に接触して、半導体チップ11とサブストレート基板12との相対的な位置決めを行う。第2隔壁部31a,31bは、半導体チップ11の外形に対応し、すなわち外径寸法にあわせて形成される。第2隔壁部31a,31bは、半導体チップ11の予め定める方向における両端部の外方から半導体チップ11にそれぞれ接触して、半導体チップ11の予め定める方向における位置決めを行う。本実施の形態では、隔壁部14との間に第1接続固定部13aを挟む位置に第2隔壁部31aが設けられ、隔壁部14との間に第2接続固定部13bを挟む位置に第2隔壁部31bが設けられる。第2隔壁部31a,31bは、隔壁部14と同様の形状および大きさに形成され、延在方向の断面が台形上となっている。第2隔壁部31a,31bの側部は、半導体チップ11の端部に接触し、これによって第2隔壁部31a,31bは、半導体チップ11のサブストレート基板12との間隔についても位置決めを行っている。
第2隔壁部31a,31bは、隔壁部14と同様の材料によって形成される。第2隔壁部31a,31bは、半導体チップ11の位置決めを行うだけでなく、製造工程において、ろう材の広がりを抑制する。
半導体装置30は、半導体装置10の構成に第2隔壁部31a,31bを付加したものであり、第2隔壁部31a,31bは、前述した半導体装置10の隔壁部形成工程において、隔壁部14とともに第2隔壁部31a,31bを形成するためのレジストマスクを用いてエッチングを行うことによって形成することができる。製造工程では、前述した第2隔壁部31a,31bを用いて、半導体チップ11の位置決めを行う。コレットによって保持された半導体チップ11は、カメラによって映し出された画像に表示される第2隔壁部31a,31bを目印としてロボットアームによって搬送される。半導体チップ11は、第2隔壁部31a,31bに当接する位置まで搬送されて、第2隔壁部31a,31bによって位置決めが行われる。半導体装置30のその他の製造手順は、半導体装置10の製造手順と同様であるので説明を省略する。
本実施の形態の半導体装置30では、前記実施の形態の半導体装置10と同様の効果を達成することができる。さらに半導体チップ11の外形寸法に合わせてサブストレート基板12に第2隔壁部31a,31bを作りこむことで、ダイボンド時のアライメントに利用することが可能となる。第2隔壁部31a,31bは、隔壁部14と同じプロセスで同時に形成することができるので、ダイボンド時のアライメント用の目印を別途設ける必要がなく、製造の工程の増加を抑制することができる。
本実施の形態では、第2隔壁部31a,31bは、分離して設けられているが、第1および第2接続部17a,17bを一体的に囲むように第2隔壁部を設けてもよく、隔壁部14と第2隔壁部を一体的に形成する構成としてもよい。第2隔壁部を、隔壁部14の延在方向の両端部側からも半導体チップ11に接触するようにしておくと、半導体チップ11のサブストレート基板12に沿う方向の移動を確実に規制することができる。
また本発明の実施の他の形態の半導体装置の製造方法では、前述した各実施の形態の接続工程において、半導体チップ11の形状と、隔壁部14の形状とに基づいて、半導体チップおよびサブストレート基板12の組合せと、搭載すべき方向の照合を行った後、第1および第2電極15a,15bと第1および第2接続部17a,17bとをそれぞれ電気的に接続してもよい。半導体チップ11の形状を機種別にユニークな形にしておき、それぞれの半導体チップ11の形状に対応させて、異なる形状の隔壁部14を形成しておくことによって、工程での部品間違い、搭載方向の間違いを未然に防ぐことが可能となる。コレットによって保持された半導体チップ11と、隔壁部14とをカメラによって撮像して、撮像した画像から半導体チップ11の外形状と、隔壁部14との外形状とを抽出した外形状データと、データベースに予め記憶しておいた半導体チップの外形状および隔壁部の外形状のデータとをマイクロコンピュータによって比較して、半導体チップおよびサブストレート基板12の組合せがあっているのか、および搭載すべき方向になっているのかを確認してから、ロボットアームによって半導体チップ11を乗載する。これによって、半導体チップ11が誤った基板に実装されたり、半導体チップ11の搭載の方向が間違っていたりして歩留まりが低下してしまうことを抑制することができ、生産性を向上させることができる。
図7は、本発明の実施のさらに他の形態の半導体装置40の構成を示す断面図である。本実施の形態の半導体装置20は、前述した図1および2に示す実施の形態の半導体装置10と類似しており、本実施の形態の構成で、前述した半導体装置10に対応する構成と同一の参照符号を付し、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成については説明を省略する。半導体装置30は、半導体チップ11と、サブストレート基板12と、接続固定部13と、隔壁部14とを含んで構成される。
本実施の形態の半導体チップ11は、複数の発光部41a,41bを備えている。半導体チップ11は、たとえばモノシリック2波長半導体レーザ素子によって実現される。各発光部41a,41bの間には、サブストレート基板12に臨んで凹所42が形成されている。また各発光部41a,41bに対応して、第1および第2電極15a,15bがそれぞれ設けられている。また半導体チップ11のサブストレート基板12とは反対側の表面部には、ボンディングワイヤが接続されて、サブストレート基板12の予め定める配線部に接続されている。
隔壁部14は各発光部41a,41b間の光を遮断する遮光性を有し、すなわち一方の発光部41aから発せられる光に対しても、かつ他方の発光部41bから発せられる光に対しても遮光性を有する。発光部41a,41bは、サブストレート基板12から略等しい距離に設けられている。隔壁部14は、発光部41a,41bの間に設けられ、すなわち隔壁部14の遊端部が前記凹所42に配置され、発光部41a,41bよりもサブストレート基板12から離反する位置まで延びている。これによって、一方の発光部41aから他方の発光部41bに向かう光43a、他方の発光部41bから一方の発光部41aに向かう光43bをそれぞれ遮断して、隣り合った発光部の漏洩光がお互いに干渉してしまうことを抑制することができる。
本実施の形態の半導体装置40では、前記実施の形態の半導体装置10と同様の効果を達成することができる。さらに発光部41a,41bを有する半導体チップ11における漏洩光の干渉が抑制されるので、信頼性および品質の向上された発光装置を実現することができる。本実施の形態では、半導体チップ11が備える発光部の数は2つであるが、発光部の数は3つ以上であってもよく、その場合には、それぞれの発光部の間に隔壁部14を形成すればよい。
図8は、本発明の実施のさらに他の形態の半導体装置50の構成を示す断面図である。本実施の形態の半導体装置50は、前述した図1および2に示す実施の形態の半導体装置10と類似しており、本実施の形態の構成で、前述した半導体装置10に対応する構成と同一の参照符号を付し、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成については説明を省略する。半導体装置50は、半導体チップ11と、サブストレート基板12と、接続固定部13と、隔壁部14とを含んで構成される。
本実施の形態では、半導体チップ11に備えられる全ての電極がダイボンドによってサブストレート基板12の接続部に接続される。ここでは半導体チップ11は、第1および第2電極15a,15bのみを有する。第1および第2電極15a,15bは、半導体チップ11の予め定める方向の両端部に設けられる。本実施の形態では、半導体チップ11のサブストレート基板12に臨む表面部には凹所は形成されていないが、本実施の形態において前記実施の形態の半導体装置10と同様の効果を達成することができ、さらに半導体チップ11の全ての電極をダイボンド接続することで、ワイヤボンドが不要となり、製造工程における工程の簡素化および工程数の削減を図ることができ、生産性を向上させることができる。前述の各実施の形態においても、半導体チップ11に備えられる全ての電極がダイボンドによってサブストレート基板12の接続部に接続されていてもよい。
前述した各実施の形態では、電子素子に設けられる電極のうち、ダイボンドされる電極の数が2つの場合を示しているが、ダイボンドされる電極の数は3つ以上であってもよく、この場合にはサブストレート基板12に設けられる接続部の数は、ダイボンドすべき電極の数と等しくなるように選ばれる。ダイボンドされる電極の数が3つ以上の場合であっても、各電極が接続固定部によって電気的に接続される接続部の間に、隔壁部14がそれぞれ設けられることによって、ダイボンドされる電極の数が2つの場合と同様の効果を達成することができる。
また前述した各実施の形態では、電子素子は、半導体チップであるが、半導体チップに限らず、チップ抵抗素子などであってもよい。
本発明の実施の一形態の半導体装置10の構成を示す断面図である。 図1の切断面線II−IIから見た半導体装置10の構成を示す断面図である。 半導体装置10の製造方法における製造手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の他の形態の半導体装置20の構成を示す断面図である。 本発明の実施のさらに他の形態の半導体装置30の構成を示す断面図である。 半導体装置30の構成を示す平面図である。 本発明の実施のさらに他の形態の半導体装置40の構成を示す断面図である。 本発明の実施のさらに他の形態の半導体装置50の構成を示す断面図である。 従来の技術の半導体装置1の構成を示す断面図である。
符号の説明
10,20,30,40,50 半導体装置
11 半導体チップ
12 サブストレート基板
13 接続固定部
14 隔壁部
15 電極
16 基材
17 第2接続部
31 第2隔壁部
41 発光部
42 凹所

Claims (4)

  1. 複数の電極を備える電子素子であって、少なくとも2つの発光部を備え、各発光部の間に凹所が形成される電子素子と、
    前記電子素子の複数の電極のうち、少なくとも2つ以上の電極にそれぞれ個別に臨んで設けられる複数の接続部を備える基板と、
    ろう材から成り、前記電極この電極に臨む前記接続部とを電気的に接続して、前記電子素子を前記基板に固定する複数の接続固定部と、
    電気絶縁性を有し、前記基板の表面部うち相互に隣接する前記接続部の間の部分から前記電子素子に向かって立設し、前記接続固定部の間に設けられる隔壁部であって、前記接続固定部の近傍に個別に設けられる隔壁部
    前記接続固定部の周囲に設けられて前記基板の表面部から立設し、前記電子素子に接触して、前記電子素子と前記基板との相対的な位置決めを行う第2隔壁部とを含み、
    前記隔壁部は、前記各発光部間の光を遮断する遮光性を有し、前記発光部の間において、前記電子素子の凹所に、接触することなく嵌り込むことで、各発光部間の光を遮断することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記電子素子が備える全ての電極は、前記基板の接続部に接続されることを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  3. 複数の電極を備える電子素子であって、少なくとも2つの発光部を備え、各発光部の間に凹所が形成される電子素子と、前記電子素子の複数の電極のうち、少なくとも2つ以上の電極にそれぞれ個別に臨んで設けられる複数の接続部を備える基板とを、ダイボンドによって接続する半導体装置の製造方法であって、
    前記基板の表面部うち相互に隣接する前記接続部の間の部分から立設し、電気絶縁性を有する隔壁部を形成するとともに、各接続部の周囲に前記電子素子の外形に対応する第2隔壁部を形成する隔壁部形成工程と、
    前記隔壁部によって隔てられた領域で、前記各接続部にろう材をそれぞれ供給するろう材供給工程と、
    前記第2隔壁部を用いて前記電子素子を位置決めして、前記接続部に電子素子の電極を臨ませて、ろう材によって前記電極と前記接続部とを電気的に接続し、このろう材を、前記電子素子を前記基板に固定する複数の接続固定部とする接続工程とを含み、
    前記隔壁部は、前記接続固定部の近傍に個別に設けられ、かつ、前記各発光部間の光を遮断する遮光性を有し、前記発光部の間において、前記電子素子の凹所に、接触することなく嵌り込むことで、各発光部間の光を遮断することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記接続工程では、前記電子素子の形状と、前記隔壁部の形状とに基づいて、前記電子素子および前記基板の組合せと、搭載すべき方向の照合を行った後、前記電極と前記接続部とを電気的に接続することを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
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