JP4966178B2 - 電磁弁構造 - Google Patents

電磁弁構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4966178B2
JP4966178B2 JP2007325467A JP2007325467A JP4966178B2 JP 4966178 B2 JP4966178 B2 JP 4966178B2 JP 2007325467 A JP2007325467 A JP 2007325467A JP 2007325467 A JP2007325467 A JP 2007325467A JP 4966178 B2 JP4966178 B2 JP 4966178B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
harness
connection terminal
portions
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007325467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009144887A (ja
Inventor
敬一郎 村岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Tosok Corp
Original Assignee
Nidec Tosok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Tosok Corp filed Critical Nidec Tosok Corp
Priority to JP2007325467A priority Critical patent/JP4966178B2/ja
Publication of JP2009144887A publication Critical patent/JP2009144887A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4966178B2 publication Critical patent/JP4966178B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Description

本発明は、通流を制御する電磁弁構造に関する。
従来、油圧回路において油圧を制御する際には、電磁弁が用いられており(例えば、特許文献1)、このような電磁弁としては、図4に示すものが知られている。
この電磁弁801の電磁弁本体802は、金属製のカバー803を備えており、該カバー803内には、樹脂成型品804が収容されている。該樹脂成型品804には、金属プレート805がインサート成型されており、該金属プレート805より上側にボビン806が形成されている。
このボビン806には、コイル811が巻回されており、前記ボビン806と前記コイル811とによってソレノイド812が構成されている。このソレノイド812内には、コア813が内嵌しており、該コア813内には、作動軸814が上下動自在に挿通している。
前記ボビン806の下部側からは、ターミナル構成部821が側方へ延出しており、前記樹脂成型品804からは、ターミナル構成部821の上面に沿って接続端子822が延出している。各接続端子822には、前記コイル811を形成する巻線の端部が接続されており、これらの接続端子822の先端部にはハーネス823が半田付けされ、該ハーネス823を介して制御信号が供給されるように構成されている。
前記接続端子822が延出した電磁弁本体802の部位には、絶縁カバー831が取り付けられており、該絶縁カバー831は、前記電磁弁本体802側へ向けて開口した矩形容器状に形成されている。前記絶縁カバー831の上面832には、前記ハーネス823を挿通する為の挿通部833,833が三角形状に形成されており、各挿通部833,833の先端には、円形のハーネス保持部834,834が形成されている。
前記ソレノイド812を収容した前記カバー803の上端部には、キャップ841が設けられており、当該カバー803は、上部開口部が前記キャップ841によって閉鎖されている。これにより、電磁弁本体802内部へのコンタミ等の進入を防止できるように構成されている。
前記作動軸814の上端には、前記コア813に吸引される被吸引部851が設けられており、前記作動軸814の下端側には、前記樹脂成型品804に形成されたノズル部852にインサート成型されたシート部材853上面の上部シート穴854を開閉する上部弁体855が設けられている。この作動軸814の下端部は、前記シート部材853を挿通しており、該シート部材853を貫通した前記作動軸814の下端には、前記シート部材853の下面に設けられた下部シート穴856を開閉する下部弁体857が設けられている。
この下部弁体857と、前記ノズル部852に装着されたホルダ861との間には、コイルスプリング862が配設されており、前記作動軸814は、図中上方へ向けて付勢されている。
これにより、ソレノイド非通電時には、前記コイルスプリング862によって前記作動軸814が上方へ移動し、前記下部弁体857によって前記下部シート穴856を閉鎖しつつ、前記上部シート穴854を開放する一方、ソレノイド通電時には、前記作動軸814上端の前記被吸引部851が前記コア813に吸引されることによって、前記上部弁体855によって前記上部シート穴854を閉鎖しつつ、前記下部シート穴856を開放するように構成されている。
実開平5−12865号公報
しかしながら、このような電磁弁801にあっては、接続端子822を覆う絶縁カバー831の上面832には、ハーネス823を挿通する為の挿通部833,833が開口している。
このため、この挿通部833,833から金属製の糸状のコンタミが侵入し、接続端子822をショートする恐れがあり、ショート時には作動不良を起こしてしまう。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、絶縁カバー内のコンタミの侵入を防止することができる電磁弁構造を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の電磁弁構造にあっては、電磁弁本体の上部開口部がキャップによって閉鎖される一方、前記電磁弁本体より側方へ延出した接続端子を覆う絶縁カバーの上面に、前記接続端子に接続されたハーネスを挿通する為の挿通部と、該挿通部より挿入されたハーネスを保持する保持部とが設けられた電磁弁構造において、前記キャップに、前記接続端子側へ向けて延出した延出部と、該延出部より前記接続端子に沿って延出し装着した前記絶縁カバーの前記挿通部を閉鎖するとともに前記保持部に保持された前記ハーネスの前記挿通部側の移動を阻止する補助カバー部とを一体形成した。
すなわち、電磁弁本体の上部開口部を閉鎖するキャップには、前記電磁弁本体より側方へ延出した接続端子側へ向けて延出した延出部と、該延出部より前記接続端子に沿って延出する補助カバー部とが一体形成されており、前記接続端子を覆う絶縁カバー上面に開設された挿通部は、この補助カバー部によって閉鎖される。
このとき、前記絶縁カバー上面の保持部に保持された前記ハーネスは、前記挿通部を閉鎖した前記補助カバー部によって前記挿通部側の移動が阻止される。
また、請求項2の電磁弁構造においては、前記補助カバー部を、前記挿通部内に配置される補助カバー本体と、該補助カバー本体より延出し当該補助カバー本体を前記挿通部内に配置した状態で前記絶縁カバーの前記上面の内側面に沿って延在するスカート部とで構成した。
すなわち、前記電磁弁本体に前記キャップを装着するとともに、前記接続端子を前記絶縁カバーで覆った状態において、前記補助カバー部を構成する補助カバー本体が前記挿通部内に配置される。また、この補助カバー部より延出したスカート部が前記絶縁カバーの前記上面の内側面に沿って配置される。
以上説明したように本発明の請求項1の電磁弁構造にあっては、接続端子を覆う絶縁カバー上面の挿通部を、キャップに一体形成された補助カバー部によって閉鎖することができる。
このため、前記接続端子を覆う絶縁カバー上面にハーネスを挿通する為の挿通部が開口したままの従来と比較して、絶縁カバー内へのコンタミの侵入を許容する開口部を閉鎖することができ、絶縁性の向上を図ることができる。
これにより、前記絶縁カバー内に侵入したコンタミによる接続端子のショートを未然に防止することができ、コンタミによるショートに起因した作動不良を確実に防止することができる。
このとき、前記絶縁カバー上面の保持部に保持された前記ハーネスは、前記挿通部を閉鎖した前記補助カバー部によって前記挿通部側の移動が阻止される。このため、前記保持部に保持されたハーネスの前記挿通部側へ移動が許容された従来と比較して、使用中に生じた振動やハーネスの屈曲によって、ハーネスと前記接続端子との接続部で生じ得る破損等の不具合の発生を未然に防止することもできる。
加えて、前記挿通部を閉鎖する前記補助カバー部は、電磁弁本体の上部開口部を閉鎖する前記キャップに一体形成されている。このため、前記補助カバー部を別部材で形成する場合と比較して、低コスト化を図ることができる。また、部品点数を削減することができるため、組み付け工数も削減することができる。
また、請求項2の電磁弁構造においては、前記電磁弁本体に前記キャップを装着し前記接続端子を前記絶縁カバーで覆った状態において、前記補助カバー部を構成する補助カバー本体が前記挿通部内に配置されるとともに、この補助カバー部より延出したスカート部が前記絶縁カバーの前記上面の内側面に沿って配置される。
これにより、前記補助カバー本体と前記挿通部の縁部との間に形成される隙間も閉鎖することができ、小さなコンタミの侵入も防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる電磁弁構造を備えた電磁弁1を示す図であり、該電磁弁1は、自動車の油圧回路で使用され、油圧を制御するものである。
この電磁弁1の電磁弁本体11は、図2にも示すように、金属製円筒状のカバー12を備えており、該カバー12内には、樹脂成型品13が先端部より収容されている。該樹脂成型品13内には、金属プレート14がインサート成型されており、該金属プレート14に前記カバー12の先端を当接した状態で、当該カバー12と前記樹脂成型品13とがC字状の固定部材15によって固定されている。
この樹脂成型品13には、前記カバー12内に収容されたボビン21と、前記カバー12より先端側に延出したノズル部22とが形成されており、前記ボビン21にはコイル23が巻回されてソレノイド24が形成されている。
前記ボビン21の下部側からは、長方形状のターミナル構成部31が側方へ延出しており、このターミナル構成部31の両側面には、係止爪(図示省略)が突設されている。
前記ターミナル構成部31の上面には、図1に示したように、長さ方向に延在する区画壁33が中央部に延設されており、該区画壁33の両側には、前記樹脂成型品13から延出した第一接続端子34及び第二接続端子35がそれぞれに配設されている。
各接続端子34,35には、前記コイル23を形成する巻線の端部が接続されており、これらの接続端子34,35先端の半田付け部36,36には、ハーネス37,37が半田付けされている。これにより、このハーネス37,37に接続された図外の制御装置から制御信号が供給されることによって、当該電磁弁1が作動するように構成されている。
このターミナル構成部31が延出した電磁弁本体11の部位には、絶縁カバー41が取り付けられている。該絶縁カバー41は、前記電磁弁本体11側へ向けて開口した矩形容器状の容器部42と、該容器部42から前記電磁弁本体11側に延出したアーム部43,43とによって構成されており、該アーム部43,43の先端部には、前記ターミナル構成部31の側面に突設された前記係止爪と係合する係止穴44,44が開設されている(一方のみ図示)。
前記容器部42は、前記ターミナル構成部31に取り付けた状態で、前記第一接続端子34を覆う第一被覆部51と、前記第二接続端子35を覆う第二被覆部52とからなり、各被覆部51,52で対応す接続端子34,35を覆った状態で両接続端子34,35を絶縁できるように構成されている。
この絶縁カバー41の前記第一被覆部51の上面61には、図1及び図3に示すように、前記第一接続端子34に接続されたハーネス37を挿通する為の第一挿通部62が三角形状に形成されており、該一挿通部62は、前記電磁弁本体11側に開口するように構成されている。この第一挿通部62奥側の頂点部には、円形の第一ハーネス保持部63が形成されており、該第一ハーネス保持部63は、前記ハーネス37の被覆を挿入した状態で保持できる大きさに形成されている。
前記第二被覆部52の上面71には、前記第二接続端子35に接続されたハーネス37を挿通する為の第二挿通部72が三角形状に形成されており、該二挿通部72も、前記電磁弁本体11側に開口するように構成されている。この第二挿通部72の奥側の頂点部には、円形の第二ハーネス保持部73が形成されており、該第二ハーネス保持部73は、前記ハーネス37の被覆を挿入した状態で保持できる大きさに形成されている。
一方、前記ソレノイド24を収容した前記カバー12の上端部には、図2に示したように、キャップ101が設けられており、このキャップ101によって前記カバー12は、上部開口部102が閉鎖されている。これにより、電磁弁本体11内部へのコンタミ等の進入を防止できるように構成されている。
このキャップ101は、金属より剛性の低い合成樹脂で形成されており、当該キャップ101には、前記上部開口部102に挿入され該上部開口部102を閉鎖する挿入部111と、該挿入部111を前記上部開口部102に挿入した状態で前記カバー12の周面に支持する対を成す第一支持部112及び第二支持部113とが一体形成されている。
前記挿入部111は、前記カバー12の前記上部開口部102に挿入される円板状に形成されており、この挿入部111の図中下方の端面には、干渉回避用の回避穴121が中央部に凹設されている。この挿入部111の図中上方の端面には、円形リング状のリング部122が一体形成されている。
また、前記挿入部111周面の図中上方の上端部には、側方へ延出する鍔部131が一体形成されており、該鍔部131は、前記カバー12の上端面と対向するように構成されている。
前記各支持部112,113は、前記挿入部111に形成された前記リング部122の周面の上側より延出しており、両支持部112,113は、対向した部位に設けられている。前記第一及び第二支持部112,113は、前記挿入部111から離間した高さ位置で平行に延在する第一及び第二平板部141,142と、第一及び第二平板部141,142より折曲して図中下方へ延出した第一及び第二下方延出部143,144とで構成されている。
両各下方延出部143,144の先端部は、厚肉に形成されており、前記両延出部143,144の基端側は、前記各平板部141,142と同じ肉厚に設定されている。これにより、前記各支持部112,113には、前記下方延出部143,144の先端側の第一及び第二厚肉部151,152と、第一及び第二厚肉部151,152より基端側の第一及び第二薄肉部153,154とが形成されており、各薄肉部153,154によって当該支持部112,113に弾性が付与されている。
前記第一及び第二下方延出部143,144における前記各厚肉部151,152の上端側には、内側へ向けて突出した第一及び第二係合凸部161,162が突設されており、これらの係合凸部161,162は、前記カバー12の周面に開設された第一及び第二係合穴163,164に遊嵌した状態で係合するように構成されている。
これにより、前記各支持部112,113の前記係合凸部161,162を前記カバー12の前記各係合穴163,164に係合するスナップフィット構造が形成されており、このスナップフィット構造によって、当該キャップ101を前記カバー12に位置決めした状態で固定できるように構成されている。
このとき、前記各支持部112,113の前記各係合凸部161,162は、前記カバー12周面の前記各係合穴163,164に遊嵌することから、前記カバー12に対して前記キャップ101を僅かに上下動できるように構成されている。
また、この固定状態において、前記キャップ101の前記各挿入部111に形成された前記鍔部131は、前記カバー12の上端面から離間するように構成されており、その離間距離は、0mm〜0.3mmとなるように設定されている。
これらによって、前記挿入部111は、その先端部が前記カバー12の前記上部開口部102に挿入された状態で、前記鍔部131が前記カバー12の上端面に押し付けられず、浮いた状態に維持されており、当該挿入部111は、前記カバー12に対して抜き差し方向(図2中上下方向)への移動が可能となるように構成されている。
前記第一支持部112の長さ寸法は、前記第二支持部113より長く設定されており、当該第一支持部112の前記第一下方延出部143は、前記接続端子34,35側へ向けて延出した延出部を構成している。この延出部を構成する前記第一下方延出部143の先端には、当該カバー12を前記電磁弁本体11に装着した状態で、前記第一接続端子34に沿って延在する第一補助カバー部201と、前記第二接続端子部35に沿って延在する第二補助カバー部202とが一体形成されている。
前記第一補助カバー部201は、図3に示したように、前記絶縁カバー41を前記電磁弁本体11に装着した状態で当該絶縁カバー41の前記第一挿通部62を閉鎖するとともに、前記第一ハーネス保持部63に保持された前記ハーネス37の前記第一挿通部62側への移動を阻止するように構成されている。また、前記第二補助カバー部202は、前記絶縁カバー41を前記電磁弁本体11に装着した状態で当該絶縁カバー41の前記第二挿通部72を閉鎖するとともに、前記第二ハーネス保持部73に保持された前記ハーネス37の前記第二挿通部72側への移動を阻止するように構成されている。
前記第一補助カバー部201は、図2に示したように、前記第一挿通部62内に配置される三角柱状の第一補助カバー本体211と、該第一補助カバー本体211より側方へ延出した第一スカート部212,212とによって構成されており、図3に示したように、前記第一補助カバー本体211を前記第一挿通部62に内嵌した状態で前記両第一スカート部212,212が前記絶縁カバー41の前記第一被覆部51の前記上面61の内側面に密着して延在するように構成されている。
また、前記第一補助カバー本体211の先端は、円弧状に形成されており、当該第一補助カバー本体211を前記第一挿通部62に内嵌した状態において、当該第一補助カバー本体211の先端部と前記第一ハーネス保持部63の内側面とによって、当該第一ハーネス保持部63に保持されたハーネス37の被覆を挟持できるように、当該第一保持カバー本体211の長さ寸法が設定されている。
前記第二補助カバー部202は、図2に示したように、前記第二挿通部72内に配置される三角柱状の第二補助カバー本体221と、該第二補助カバー本体221より側方へ延出した第二スカート部222,222とによって構成されており、図3に示したように、前記第二補助カバー本体221を前記第二挿通部72に内嵌した状態で、前記両第二スカート部222,222が前記絶縁カバー41の前記第二被覆部52の前記上面71の内側面に密着した状態で延在するように構成されている。
また、前記第二補助カバー本体221の先端は、円弧状に形成されており、当該第二補助カバー本体221を前記第二挿通部72に内嵌した状態において、当該第二補助カバー本体221の先端部と前記第二ハーネス保持部73の内側面とによって、当該第二ハーネス保持部73に保持されたハーネス37の被覆を挟持できるように、当該第二保持カバー本体221の長さ寸法が設定されている。
前記ボビン21内には、図2に示したように、当該ソレノイド24で励磁される金属製のコア251が配設されており、該コア251は、その先端部が前記金属プレート14の内嵌穴252に内嵌した状態で位置決めされている。前記コア251の先端部には、小径部253が形成されており、該小径部253は、金属製のシート部材254に内嵌した状態で位置決めされている。そして、互いに位置決めされた前記コア251と前記金属プレート14と前記シート部材254とは、共に前記樹脂成型品13にインサート成型されており、金属製の前記コア251と前記金属プレート14と前記シート部材254と前記カバー12とによって磁気回路が形成されている。
前記コア251には、作動軸261が上下動自在に挿通しており、前記コア251より上方へ延出した前記作動軸261の上端部には、前記コア251に吸引される円板状の被吸引部262が固定されている。前記コア251より下方へ延出した前記作動軸261の下端側には、前記シート部材254の上面に設けられた上部シート穴263を挿通しており、この部位には、該上部シート穴263を開閉する上部弁体264が設けられている。
前記作動軸261の下端部は、前記シート部材254に設けられた下部シート穴271を挿通しており、該シート部材254より下側へ延出した前記作動軸261の下端には、前記下部シート穴271を開閉する下部弁体272が設けられている。
この下部弁体272と、前記ノズル部22に装着されたホルダ281との間には、コイルスプリング282が配設されており、このコイルスプリング282によって前記作動軸261は、図2中上方へ向けて付勢されている。
これにより、ソレノイド非通電時には、前記コイルスプリング282で前記作動軸261を上方へ移動することによって、前記下部弁体272で前記下部シート穴271を閉鎖し、入力ポート301から前記下部シート穴271を介した弁室302内へのオイルの流入を阻止するとともに、前記上部シート穴263を開放し、出力ポート303のオイルを前記弁室302及び前記上部シート穴263を介してドレンポート304から排出するように構成されている。
また、ソレノイド通電時には、前記作動軸261上端の前記被吸引部262を前記コア251に吸引して前記作動軸261を下方へ移動することによって、前記上部弁体264で前記上部シート穴263を閉鎖し、前記ドレンポート304へのオイルの排出を阻止するとともに、前記下部シート穴271を開放し、前記入力ポート301からのオイルを前記下部シート穴271及び前記弁室302を介して前記出力ポート303から出力するように構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態において、前記電磁弁本体11を構成するカバー12の上部開口部102を閉鎖するキャップ101には、前記電磁弁本体11より側方へ延出したターミナル構成部31上の第一接続端子34及び第二接続端子35側へ向けて延出した第一支持部112の第一下方延出部143と、該第一下方延出部143より前記各接続端子34,35に沿って延出する第一補助カバー部201及び第二補助カバー部202とが一体形成されており、前記各接続端子34,35を覆う絶縁カバー41の第一及び第二被覆部51,52上面61,71に開設された第一及び第二挿通部62,72を、対応する補助カバー部201,202によって閉鎖することができる。
このため、前記各接続端子34,35を覆う前記絶縁カバー41における前記第一及び第二被覆部51,52上面61,71にハーネス37,37を挿通する為の前記第一及び第二挿通部62,72が開口したままの従来と比較して、前記絶縁カバー41内へのコンタミの侵入を許容する開口部を閉鎖することができ、絶縁性の向上を図ることができる。
これにより、前記絶縁カバー41内に侵入したコンタミによる前記両接続端子34,35のショートを未然に防止することができ、コンタミによるショートに起因した作動不良を確実に防止することができる。
このとき、前記絶縁カバー41の前記上面61,71の第一及び第二ハーネス保持部63,73に保持された前記ハーネス37,37は、前記各挿通部62,72を閉鎖した前記各補助カバー部201,202によって前記各挿通部62,72側の移動が阻止されるとともに、前記各ハーネス37,37は、その被覆が挟持された状態で支持されている。。
このため、前記各ハーネス保持部63,73に保持されたハーネス37,37の前記各挿通部62,72側へ移動が許容される従来と比較して、使用中に生じた振動やハーネス37,37の屈曲によって、各ハーネス37,37と前記各接続端子34,35とが半田付けされた半田付け部36,36で生じ得る剥がれ等の不具合の発生を未然に防止することもできる。
加えて、前記各挿通部62,72を閉鎖する前記各補助カバー部201,202は、電磁弁本体11の上部開口部102を閉鎖する前記キャップ101に一体形成されている。このため、前記補助カバー部201,202を別部材で形成する場合と比較して、低コスト化を図ることができる。また、部品点数を削減することができるため、組み付け工数も削減することができる。
そして、前記電磁弁本体11に前記キャップ101を装着し前記各接続端子34,35を前記絶縁カバー41の各被覆部51,52で覆った状態において、前記各補助カバー部201,202を構成する各補助カバー本体211,221が前記各挿通部62,72内に配置されるとともに、この補助カバー本体211,221より延出した各スカート部212,212,222,222が前記絶縁カバー41の各被覆部51,52の前記上面61,71の内側面に沿って配置される。
これにより、前記各補助カバー本体211,221と前記各挿通部62,72の縁部との間に形成される隙間も閉鎖することができ、小さなコンタミの侵入も防止することができる。
本発明の一実施の形態を示す斜視図である。 同実施の形態の要部を示す断面図である。 同実施の形態の平面図である。 従来の電磁弁を示す説明図である。
符号の説明
1 電磁弁
11 電磁弁本体
12 カバー
34 第一接続端子
35 第二接続端子
37 ハーネス
41 絶縁カバー
61 上面
62 第一挿通部
63 第一ハーネス保持部
71 上面
72 第二挿通部
73 第二ハーネス保持部
101 キャップ
102 上部開口部
143 第一下方延出部
201 第一補助カバー部
202 第二補助カバー部
211 第一補助カバー本体
212 第一スカート部
221 第二補助カバー本体
222 第二スカート部

Claims (2)

  1. 電磁弁本体の上部開口部がキャップによって閉鎖される一方、
    前記電磁弁本体より側方へ延出した接続端子を覆う絶縁カバーの上面に、前記接続端子に接続されたハーネスを挿通する為の挿通部と、該挿通部より挿入されたハーネスを保持する保持部とが設けられた電磁弁構造において、
    前記キャップに、前記接続端子側へ向けて延出した延出部と、該延出部より前記接続端子に沿って延出し装着した前記絶縁カバーの前記挿通部を閉鎖するとともに前記保持部に保持された前記ハーネスの前記挿通部側の移動を阻止する補助カバー部とを一体形成したことを特徴とする電磁弁構造。
  2. 前記補助カバー部を、前記挿通部内に配置される補助カバー本体と、該補助カバー本体より延出し当該補助カバー本体を前記挿通部内に配置した状態で前記絶縁カバーの前記上面の内側面に沿って延在するスカート部とで構成したことを特徴とする請求項1記載の電磁弁構造。
JP2007325467A 2007-12-18 2007-12-18 電磁弁構造 Active JP4966178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007325467A JP4966178B2 (ja) 2007-12-18 2007-12-18 電磁弁構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007325467A JP4966178B2 (ja) 2007-12-18 2007-12-18 電磁弁構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009144887A JP2009144887A (ja) 2009-07-02
JP4966178B2 true JP4966178B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=40915705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007325467A Active JP4966178B2 (ja) 2007-12-18 2007-12-18 電磁弁構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4966178B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5993881B2 (ja) * 2014-01-28 2016-09-14 Ckd株式会社 電磁弁、及び固定鉄心に設けられる絶縁性被膜部の成形方法
TWI551800B (zh) * 2014-12-09 2016-10-01 喜開理股份有限公司 電磁閥、及設置於固定鐵芯之絕緣性被覆膜部的成形方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH038405U (ja) * 1989-06-12 1991-01-28
JP3863220B2 (ja) * 1996-05-22 2006-12-27 日本電産トーソク株式会社 電磁弁
JP3981846B2 (ja) * 1997-11-07 2007-09-26 日本電産トーソク株式会社 電磁コイルの接続端子構造
JP4519258B2 (ja) * 2000-03-31 2010-08-04 株式会社鷺宮製作所 電動弁用防水コイル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009144887A (ja) 2009-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101620950B (zh) 触点装置
JP6025414B2 (ja) 電磁継電器
EP1895560B1 (en) Silent Electromagnetic Relay
US10650996B2 (en) Relay
JP4966178B2 (ja) 電磁弁構造
JP4968831B2 (ja) 漏れ電流を低減したリレー
US20190304727A1 (en) Relay
US11538647B2 (en) Electromagnetic relay
JP2009152003A (ja) 電線カバー
JP6195968B2 (ja) 継電器
JP2008167536A (ja) ロック機構
JP6505547B2 (ja) コネクタ構造
EP1914762B1 (en) End cap for an inductive component and inductive component
CN108701524B (zh) 螺线管
JP2017069301A (ja) ソレノイド
JP2014154496A (ja) 電磁継電器
JP2694786B2 (ja) 電磁継電器
JP7427908B2 (ja) 電磁継電器
JP4395430B2 (ja) 電気部品
JP5096080B2 (ja) 電磁弁構造
JP5914872B2 (ja) 接点装置
JPH07335431A (ja) 電磁ソレノイド
JP3863220B2 (ja) 電磁弁
JP7390791B2 (ja) リレー
JP4855273B2 (ja) 電磁石装置及び電磁継電器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101013

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120322

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120327

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4966178

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250