JP2017069301A - ソレノイド - Google Patents

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Abstract

【課題】 ケースに対してコネクタを一体的に設けた構成を有するソレノイドにおいて、設計変更などでコネクタの製造コストが増大することを抑えられ、かつ、作業者の負担を軽減できるソレノイドを提供すること。【解決手段】 、コネクタ11をケース68に固定だけで、コネクタ11の第1の端子部24及び第2の端子部34を第1の端子接続部材20及び第2の端子接続部材30を介してコイル70に接続することができる。そこで、ボビン50、第1の端子接続部材20及び第2の端子接続部材30を特定の1種類の形状及び大きさに設定すると共に、コイルワイヤ導出部71a及び71bと第1の端子接続部材20及び第2の端子接続部材30をあらかじめ接続しておく一方、コネクタ11だけを設計変更などに応じて形状又は大きさを変更するようにする。【選択図】 図1

Description

本発明は、ソレノイドに関し、特にケースに対してコネクタを一体的に設けた構成を有するソレノイドに関する。
ソレノイドにおいては、ケースに対してコネクタを一体的に設けている、いわゆるダイレクトカプラ型のものがある。ダイレクトカプラ型のソレノイドは、ケースとは別体のコネクタを設けているソレノイドよりも配置に必要となるスペースが小さくなるという利点がある。
図14は、従来技術に係るダイレクトカプラ型のソレノイドの断面図である。図14において、101はソレノイドバルブ、102はバルブ部、103はスプール、104はボビン、105はコイル、106は固定磁極、107は補助磁極、108は可動磁極、109はロッド、110はケース、111はスリーブ、112はコネクタ、113は端子、114は固定部材、115はソレノイド部である。
である。
図14は、特開2005−098310公報において開示されている発明である。ソレノイドバルブ101は、バルブ部102と直動型のソレノイド部115とから構成されている。バルブ部102は、スプールバルブであり、スプール103が摺動可能に設けられており、スプール103のストローク長に応じて開弁量が変化する。ソレノイド部115は、ケース110の内部に設けられたボビン104、ボビン104に巻回して設けられると共に励磁手段であるコイル105、ケース110内部のバルブ部102側に設けられた固定磁極106、ケース110内部のコネクタ112側に設けられた補助磁極107、コイル105への通電時に固定磁極106に吸引されて摺動する可動磁極108、可動磁極108に連動して摺動すると共にスプール103を摺動させるロッド109、可動磁極108、摺動を案内するスリーブ111、並びに、コイル105の電気的接続を確保するためのコネクタ112及びその端子113を備えている。そして、コイル105に通電することによってコイル105が磁界を発生し、固定磁極106、ケース110、補助磁極107、可動磁極108及び固定磁極106を巡る磁気回路が生成され、可動磁極108が固定磁極106に吸引される。また、実装対象となる装置には、固定部材114をネジ止めすることによって固定される。
以上のように、コネクタをケースに対して一体的に設ける構成を採用する場合、実装対象となる装置の部品の実装密度が高いことが多く、コネクタの形状や、ソレノイドの中心軸方向における長さ、端子の配置が厳密に決定されていることが多い。よって、例えば、実装対象となる装置が中級品から高級品まで複数種存在する場合や、実装対象となる装置を設計変更する場合には、コネクタの形状や、ソレノイドの中心軸方向における長さ、配置も変更を要することになる。図14のコネクタ112のように、この種のコネクタは形状が複雑であり、端子材料等の加工コストは特に大きい。このように、複数種の装置を製造する場合や設計変更がある場合などでコネクタの形状や大きさ、端子の配置に変更があると、コイルを構成するコイルワイヤの端部と、端子又は端子に接続されたリード線との接続作業における手順等の変更が必要になる。コイルを構成するコイルワイヤの端部と、端子又は端子に接続されたリード線との接続作業は、小さな対象物をヒュージングするなどの習熟を要する作業が多いので、作業手順等の変更は製造コスト増大の大きな要因になる。当然作業者の負担も増大することになる。
特開2005−098310公報
本発明は、上記課題を解決するために、ケースに対してコネクタを一体的に設けた構成を有するソレノイドにおいて、設計変更などでコネクタの製造コストが増大することを抑えられ、かつ、作業者の負担を軽減できるソレノイドを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、略筒状に形成されると共に、第1の開口部と第2の開口部が設けられたケースと、前記ケースの内部に設けられると共に略円筒形状に形成された巻胴部と、該巻胴部の前記ケースの前記第1の開口部側の端部に設けられた第1の鍔状部と、前記巻胴部の前記ケースの前記第2の開口部側の端部近傍に設けられると共に第1の切り欠き部及び第2の切り欠き部が形成された第2の鍔状部を備えたボビンと、前記ボビンの前記巻胴部にコイルワイヤを巻回して設けられたコイルと、帯状の金属材からなると共に、前記ボビンの前記第2の鍔状部に設けられ、かつ、前記ボビンの前記巻胴部の中心軸と直交する方向に帯状に延びるように形成されると共に、一方の端部及びその近傍部分に前記コイルワイヤの第1の端部及びその近傍部分が接続され、他方の端部及びその近傍部分が前記第1の切り欠き部及びその近傍に配置された第1の端子接続部材と、帯状の金属材からなると共に、前記ボビンの前記第2の鍔状部に設けられ、かつ、前記ボビンの前記巻胴部の中心軸と直交する方向に帯状に延びるように形成されると共に、一方の端部及びその近傍部分に前記コイルワイヤの第2の端部及びその近傍部分が接続され、他方の端部及びその近傍部分が前記第2の切り欠き部及びその近傍に配置された第2の端子接続部材と、略筒状に形成されると共に、前記ケースの内部の前記第1の開口部側に設けられた固定磁極と、前記コイルに通電したときに前記固定磁極に吸引されて前記固定磁極から離れた待機位置から前記固定磁極側に摺動するように設けられた可動磁極と、前記ケースの前記第2の開口部を閉止し、かつ、前記ボビンの前記第2の鍔状部に隣接するように設けられると共に前記ケースの中心軸に沿って延びる貫通孔が形成された本体部と、一方の端部寄りの部分が前記本体部に保持されると共に、他方の端部寄りの部分が前記巻胴部の中心軸と直交する方向に帯状に延びるように形成され、かつ、前記本体部を前記ケースに固定したときに前記他方の端部が前記第1の端子接続部材の前記他方の端部又はその近傍部分に接するように配置された第1の端子部、並びに、一方の端部寄りの部分が前記本体部に保持されると共に、他方の端部寄りの部分が前記巻胴部の中心軸と直交する方向に帯状に延びるように形成され、かつ、前記本体部を前記ケースに固定したときに前記他方の端部が前記第2の端子接続部材の前記他方の端部又はその近傍部分に接するように配置された第2の端子部を備えたコネクタを有することを特徴とするソレノイド。である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ボビンは、前記第2の鍔状部に一部又は全部がトンネル状に形成された第1の配線路及び第2の配線路が設けられ、前記第1の端子接続部材は、前記第1の配線路に挿通され、前記第2の端子接続部材は、前記第2の配線路に挿通されていることを特徴とするソレノイドである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記コネクタは、略矩形板状に形成され、かつ、前記本体部の底面から下方に向かって延びると共に、前記第1の端子部の前記他方の端部を外側から覆うように設けられた第1の保護板部と、略矩形板状に形成され、かつ、前記本体部の底面から下方に向かって延びると共に、前記第2の端子部の前記他方の端部を外側から覆うように設けられた第2の保護板部をさらに備えていることを特徴とするソレノイドである。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記コネクタは、前記本体部の底面に、前記貫通孔の底面側開口部から前記第1の保護板部及び前記第2の保護板部の近傍まで延びる溝部が形成され、前記溝部内に、前記第1の端子部及び前記第2の端子部の前記一方の端部及びその近傍部分と前記他方の端部及びその近傍部分との間の中間部分が配置されていることを特徴とするソレノイドである。
請求項1に記載の発明によれば、コネクタをケースに固定だけで、コネクタの端子部を第1の端子接続部材及び第2の端子接続部材を介してコイルに接続することができる。そこで、ボビン、第1の端子接続部材及び第2の端子接続部材を特定の1種類の形状及び大きさに設定すると共に、コイルワイヤの端部と第1の端子接続部材及び第2の端子接続部材をあらかじめ接続しておく一方、コネクタだけを設計変更などに応じて形状又は大きさを変更するようにすれば、コネクタの形状又は大きさに変更があっても、ヒュージング等の作業負担が増加することがなく、製造コストの増大も抑えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1の配線路及び第2の配線路が第1の端子接続部材及び第2の端子接続部材の絶縁被覆として機能するので、コネクタの第1の端子部又は第2の端子部を非常に接近させて配置することができ、コネクタの設計が容易になる。ひいては、コネクタの形状又は大きさに変更があっても製造コストの増大を抑えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、コネクタの第1の端子部及び第2の端子部と第1の端子接続部材及び第2の端子接続部材との接続部分が保護板部で覆われるので、ソレノイドの組立作業中にこの接続部分を保護することができる。ひいては、作業者の負担を軽減できる。
請求項4に記載の発明によれば、端子部の先端側端部及びその近傍部分と基端側端部及びその近傍部分との間の中間部分が溝部によって保持されるので、ソレノイドの組立後にコネクタの端子部の中間部分が位置ずれしたり揺動したりすることを防止できる。
本発明の実施の形態に係るソレノイドのC−C拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係るソレノイドのB−B拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係るソレノイドのA−A拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係るソレノイドの正面図である。 本発明の実施の形態に係るソレノイドを示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面である。 コネクタ、コイル及びボビンの組み込み状態を示す正面図である。 ボビンにコネクタの端子部が組み込まれた状態を示す正面図である。 ボビンにコネクタの端子部が組み込まれた状態を示す図であり、(a)は縦断面図、(b)は横断面図である。 コネクタの本体部に端子部を組み込んだ状態を示す図であり、(a)は断面図、(b)は底面図である。 コネクタの本体部を示す図(1)であり、(a)は平面図、(b)はD−D断面図、(c)はE−E断面図である。 コネクタの本体部を示す図(2)であり、(a)は正面図、(b)は底面図である。 第1及び第2の端子部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 第1及び第2の端子接続部材を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 従来技術に係るダイレクトカプラ型のソレノイドの断面図である。
まず、本発明の実施の形態に係るソレノイドの全体概要について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るソレノイドのC−C拡大断面図である。図1において、10はソレノイド、11はコネクタ、23は第3の水平領域、33は第3の水平領域、34は第2の端子部、38は第2の水平中間部、39は外部突出部、40は本体部、41は円板状部、42は矩形筒状部、47aは中央凹部、49aは外側凹部、50はボビン、51は巻胴部、52は第1の鍔状部、53は第2の鍔状部、53aは第1の配線路、55aは第1の配線路、60は固定磁極、61はシャフト摺動用貫通孔、62は可動磁極、63はシャフト保持用貫通孔、64はシャフト、65は補助磁極、66は鍔状部、67は円筒状部、68はケース、69は曲げ加工部、70はコイル、72はスリーブ、73は大径部、74は小径部、75は前面部、76は固定用板材である。また、図2は、本発明の実施の形態に係るソレノイドのB−B拡大断面図である。図2において、21は第1の水平領域、24は第1の端子部、25は垂直中間部、26は突起部、35は垂直中間部、36は突起部、44は第1の保護板部、44aは突起部、45は第2の保護板部、44aは突起部、47fは中央凸部、56及び57は突出部、77は絶縁板材、78はドライブッシュであり、その他の符号は図1と同じものを示す。さらに、図3は、本発明の実施の形態に係るソレノイドのA−A拡大断面図である。図3において、20は第1の端子接続部材、22は第2の水平領域、30は第2の端子接続部材、31は第1の水平領域、32は第2の水平領域、54及び55は三日月状肉付け部、56aは位置決め部、56bは貼り付け部、57aは位置決め部、57bは貼り付け部、58及び59は導出用切り欠き部、76a及び76bは固定用開口部であり、その他の符号は図1と同じものを示す。くわえて、図4は、本発明の実施の形態に係るソレノイドの正面図である。図4において用いた符号は、すべて図1及び図3と同じものを示す。また、図5は、本発明の実施の形態に係るソレノイドを示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面である。図5において、29は外部突出部であり、その他の符号は図1及び図3と同じものを示す。なお、図1において、第3の水平領域23は実際には現れないものであるが、説明の便宜上記載している。
本発明の実施の形態に係るソレノイド10は、図1、図2及び図4に示すように、ケース68の一方の開口部にコネクタ11を設けることによって、図示していない外部装置やワイヤハーネスのコネクタに対して直接接続できるように構成したダイレクトカプラ型のソレノイドである。ケース68の他方の開口部には、固定用板材76を設けており、さらに固定用板材76には固定磁極60が圧入によって嵌合されている。固定用板材76からはシャフト64が突出するように構成されており、後述するようにスプールを摺動させるなどの動作を行う。また、図5に示すように、固定用板材76は、平面視において略菱形状に形成されており、さらに突出した部分に固定用開口部76a及び固定用開口部76bが設けられている。固定用開口部76a及び固定用開口部76bは、ソレノイド10を実装する外部装置に固定するためのものである。
また、図1及び図2に示すように、ソレノイド10は、固定用板材76側に開口しているスリーブ72の小径部74の内部に可動磁極62が設けられており、さらに固定磁極60の大部分がスリーブ72の大径部73の内部に挿入された状態で設けられている。スリーブ72は、可動磁極62の摺動を案内する。可動磁極62には、その中心軸に沿ってシャフト保持用貫通孔63が形成されている。スリーブ72は、前面部75を設けて袋状に形成されており、シャフト摺動用貫通孔61から作動油などが浸入して来ても、コイル70や、第1の端子部24及び第2の端子部34まで侵入することはない。
可動磁極62のシャフト保持用貫通孔63には、シャフト64が嵌合されている可動磁極62が固定磁極60に吸引されて摺動すると、シャフト64も一体的に摺動する。さらに、固定磁極60にも、その中心軸に沿ってシャフト摺動用貫通孔61が形成されている。シャフト摺動用貫通孔61には、シャフト64の先端側が摺動可能な状態で挿入されており、可動磁極62の摺動に連動してシャフト64の先端部がシャフト摺動用貫通孔61から突出するように構成されている。突出したシャフト64の先端部は、例えばスプール弁のスプールなどの対象物を押圧して可動磁極62と同じ方向に作動させる。また、通電を停止すると、図示していない外部装置からの押圧力でシャフト64が押し戻され、可動磁極62が元の待機位置に復帰する。なお、ソレノイド10の内部に可動磁極62の復帰用スプリングを設けてもよい。
さらに、補助磁極65の鍔状部66がケース68のコネクタ11が設けられる側の開口部から圧入され、ケース68に対して嵌合されている。また、補助磁極65の円筒状部67がスリーブ72の小径部74を囲むように設けられている。また、ケース68の内部には、補助磁極65に加えてコイル70が設けられている。コイル70は、ボビン50の巻胴部にコイルワイヤを巻回して設けられている。またコイル70は、図2、図3及び図5に示すように、第1の端子接続部材20及び第2の端子接続部材30を介してコネクタ11の一部である第1の端子部24の外部突出部29及び第2の端子部の外部突出部39に電気的に接続可能である。よって、外部突出部29及び外部突出部39に外部のコネクタを電気的に接続することによって、コイルに対して電流を供給することが可能である。コイル70に電流が供給されると、可動磁極62、固定磁極60、ケース68及び補助磁極65を巡る磁気回路が生成されて可動磁極62が固定磁極60に吸引され、固定磁極60側に摺動する。なお、ソレノイド10に対して、弁体や弁座、リンク機構が一体的に設けられていてもよい。
続けて、本発明の実施の形態に係るソレノイド10のコネクタを構成する部品について説明する。図7は、ボビンにコネクタの端子部が組み込まれた状態を示す正面図である。図7において、28は第2の水平中間部であり、その他の符号は図1と同じものを示す。また、図8は、ボビンにコネクタの端子部が組み込まれた状態を示す図であり、(a)は縦断面図、(b)は横断面図である。図8において、27は第1の水平中間部、37は第1の水平中間部、71a及び71bはコイルワイヤ導出部であり、その他の符号は図1と同じものを示す。さらに、図9は、コネクタの本体部に端子部を組み込んだ状態を示す図であり、(a)は断面図、(b)は底面図である。図9において、46はスリーブ用凹部であり、その他の符号は図1と同じものを示す。また、図10は、コネクタの本体部を示す図(1)であり、(a)は平面図、(b)はD−D断面図、(c)はE−E断面図である。図10において、41aは下側環状突出部、41bは上側環状突出部、43は環状溝部、47bは溝部状凹部、47cは溝部状凹部、48aは端子保持用貫通孔であり、その他の符号は図1及び図3と同じものを示す。くわえて、図11は、コネクタの本体部を示す図(2)であり、(a)は正面図、(b)は底面図である。図11において、47d及び47eは外周側凹部、48bは端子保持用貫通孔、49bは外側凹部であり、その他の符号は図3及び図10と同じものを示す。さらに、図12は、第1及び第2の端子部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。図12において用いた符号は、すべて図1、図2及び図7と同じものを示す。また、図13は、第1及び第2の端子接続部材を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。図13において用いた符号は、すべて図3と同じものを示す。
コネクタ11は、図7に示すように、本体部40、及び、一対の端子部である第1の端子部24と第2の端子部34とを備えている。コネクタ11の本体部40は、図11及び図12に示すように、円板状部41及び矩形筒状部42を備えている。円板状部41は、ケース68のエンドキャップとしての機能と、外部装置のコネクタと接続するために、第1の端子部24及び第2の端子部34を所定状態に保持する機能を併せ持っている。すなわち、円板状部41は、ケース68の開口部から内周面の段差部に当接するところまで軽く圧入し、ケース68の端部を図1の曲げ加工部69のように曲げ加工することによって、ケース68に強固に固定される。円板状部41の下側環状突出部41aは、ケース68の内周面の段差部に当接する部分である。また、上側環状突出部41bは曲げ加工部69に当接する部分となるので、外周側が曲げ加工部69に対応した形状に形成されている。下側環状突出部41aと上側環状突出部41bの間の環状溝部43は、Oリングや角リングなどのシール材を設ける際に、当該シール材を収納する空間となる。
本体部40の矩形筒状部42は、外部装置等のコネクタと直接に結合される部分であり、円板状部41の外側面からケース68の中心軸に沿って延びるように形成されている。なお、矩形筒状部42は円板状部41に対して偏心している部位に配置されているが、矩形筒状部42の配置はソレノイド10を実装する装置の状況に応じて、例えば中心に配置するなど適宜変更してよい。同様に、矩形筒状部42の中心軸方向の長さや径、外形についても、実装する装置に応じて適宜変更してよい。くわえて、矩形筒状部42と円板状部41とには、ケース68の中心軸に沿って延びる端子保持用貫通孔48a及び端子保持用貫通孔48bが形成されている。端子保持用貫通孔48aと端子保持用貫通孔48bとは、第1の端子部24の外部突出部29の下側部分と第2の端子部34の外部突出部39の下側部分とをそれぞれ垂直に、かつ、帯状に形成された外部突出部29と外部突出部39とが1つの仮想的な平面に含まれるように保持する。第1の端子部24の上側部分は、図7(a)に示すように、外側凹部49aの底面から垂直に突出しており、第2の端子部34の上側部分も同様に突出している。外側凹部49bは、外部装置等のコネクタの凸部と直接に結合される部分である。
また、本体部40の円板状部41は、図11(b)に示すように、底面側の中央に中央凹部47aが形成されている。中央凹部47aは、略矩形の凹部に形成されており、図9(b)に示すように、その内部に第1の端子部24の外部突出部29に連続する第2の水平中間部28と、第2の端子部34の外部突出部39に連続する第2の水平中間部38とがそれぞれ配置されている。また、図9(b)及び図10(c)に示すように、中央凹部47aから円板状部41の外周側に、かつ、互いに背向するように溝部状凹部47bと溝部状凹部47cとが形成されている。溝部状凹部47bと溝部状凹部47cとは、その内部に第1の端子部24の第2の水平中間部28に連続する第1の水平中間部27と、第2の端子部34の第2の水平中間部38に連続する第1の水平中間部37とがそれぞれ配置されている。したがって、第1の水平中間部27と第1の水平中間部37とは溝部状凹部47bと溝部状凹部47cとにそれぞれ保持されており、ソレノイド10の組立工程において、あるいは、外部装置に実装後に外部からの衝撃によって第1の水平中間部27と第1の水平中間部37とが位置ずれすることが防止される。中央凸部47fは、図2に示すように、スリーブ73に当接しており、可動磁極62の摺動によってスリーブ73が位置ずれすることを防止する。
くわえて、図11(b)に示すように、溝部状凹部47bと溝部状凹部47cとに連続するように、外周側凹部47dと外周側凹部47eとが形成されている。外周側凹部47dと外周側凹部47eとには、図9(b)に示すように、内部に第1の水平中間部27と垂直中間部25との端部と、第1の水平中間部37と垂直中間部35との端部とが配置されている。以上の外周側凹部47d、溝部状凹部47b、中央凹部47a、溝部状凹部47c及び外周側凹部47eは、一直線上に並ぶように配置されており、第1の端子部24及び第2の端子部34の一部がその内部に配置されることによって第1の端子部24及び第2の端子部34を保持している。なお、外周側凹部47d、溝部状凹部47b、中央凹部47a、溝部状凹部47c及び外周側凹部47eの配置は、第1の端子部24及び第2の端子部34の構成に応じて、例えば「く」の字状にするなど適宜変更することが可能である。
また、外周側凹部47dとの外周側凹部47eのさらに外周側には、保護板部45と保護板部44とが設けられている。保護板部45と保護板部44とは、後述するように、ソレノイド10を組み立てた状態において、第1の端子部24及び第2の端子部34と第1の端子接続部材20及び第2の端子接続部材30を接触させた部分を保護すると共に、ソレノイド10の組立時においてコネクタ11の本体部40の方向を設定するために利用される。保護板部45と保護板部44との巻胴部51側の面には、突起部45aと突起部44aとが設けられている。突起部45aと突起部44aとは、突出部56の貼り付け部56aと突出部57の貼り付け部57aとの下端部に係止されることによって、ソレノイド10の組立作業中に、本体部40の位置がずれることを防止する。同時に、突起部45aと突起部44aとは、第1の端子部24の突起部26と第2の端子部34の突起部36とを第1の端子接続部材20の第1の水平領域21と第2の端子接続部材30の第1の水平領域31とに押し付けることによって、第1の端子部24の突起部26と第2の端子部34の突起部36とを第1の端子接続部材20の第1の水平領域21と第2の端子接続部材30の第1の水平領域31とが確実に電気的に接続されるようにする。すなわち、スナップフィットによってコネクタ11を固定する役割だけでなく、コイル70に対する確実な電力供給を確保する役割も併せ持っているのである。さらに、本体部40の底面側には、略円形状で、中央凹部47aを囲むように、かつ、中央凹部47aよりも浅いスリーブ用凹部46が形成されている。スリーブ用凹部46には、図1に示すように、スリーブ72の前面部75及び近傍部分が挿入された状態になる。スリーブ用凹部46を設けることにより、本体部40とスリーブ72との間の不要な空間を省き、ソレノイド10の小型化を可能としている。
第1の端子部24と第2の端子部34とは、図12(a)に示すように、平面視において互いに線対称となるように形成されている。また、第1の端子部24と第2の端子部34とは、長い帯状の金属材料で形成されている。さらに、第1の端子部24及び第2の端子部34と第1の端子接続部材20及び第2の端子接続部材30との接続作業を容易にするために、ボビン50の周側面付近で接続される構成としている。すなわち、最も上部に位置し、外部装置のコネクタに接続される外部突出部29及び外部突出部39が非常に接近して平行に配置されているのに対して、コイルワイヤ導出部71aの接続に供される垂直中間部25は、ボビン50の第2の鍔状部53の外周面付近に配置されている。
また、前述のように、外部突出部29と外部突出部39とを端子保持用貫通孔48aと端子保持用貫通孔48bとでそれぞれ保持した上で、外部突出部29と外部突出部39とに連続する第2の水平中間部28と第2の水平中間部38と、さらに第2の水平中間部28と第2の水平中間部38と連続する第1の水平中間部27と第1の水平中間部27とによって、垂直に、かつ、1つの仮想的な平面に含まれるように並んだ外部突出部29と外部突出部39とを水平に、かつ、互いに背向する方向に延びるように方向を切り替えている。そして、ボビン50の第2の鍔状部53の外周面付近の位置で、第1の水平中間部27と第1の水平中間部27とに対して垂直下方に延びる垂直中間部25と垂直中間部35とが連続するように構成されている。垂直中間部25と垂直中間部35とは、互いに平行に、かつ、1つの仮想的な平面に含まれない配置になっている。また、図7及び図8に示すように、垂直中間部25と垂直中間部35とは、ボビン50の突出部56と突出部57との表面に沿って配置されている。
さらに、垂直中間部25と垂直中間部35との下端部には、第1の端子接続部材20と第2の端子接続部材30とに確実に接触させるために突起部26と突起部36とをそれぞれ設けている。突起部26と突起部36とは、図12(c)に示すように、互いに対向するように、つまり、第1の端子接続部材20と第2の端子接続部材30とが配置される側に垂直中間部25と垂直中間部35との下端部をそれぞれ突出させたものである。
第1の端子接続部材20と第2の端子接続部材30とは、本来端子部の一部分であるべきところを端子部から分割することによって、コネクタの設計変更や、形状又はソレノイドの中心軸方向における長さの異なるコネクタを複数種準備しても、ボビンなど他の部品に形状等を変更する必要がなく、かつ、組立作業も容易になるようにしたものである。すなわち、図13に示すように、帯状の金属材を2カ所で屈曲させて形成したものである。第1の端子接続部材20は、第2の水平領域22の両端部に第1の水平領域21と第3の水平領域23とが屈曲して連続し、かつ、第1の水平領域21と第3の水平領域23とが直角をなすように形成されている。同様に、第2の端子接続部材30は、第2の水平領域32の両端部に第1の水平領域31と第3の水平領域33とが屈曲して連続し、かつ、第1の水平領域31と第3の水平領域33とが直角をなすように形成されている。
また、第1の端子接続部材20と第2の端子接続部材30とは、ソレノイド10に組み込んだ状態において、仮想的な8角形の6辺のなすような位置に配置されている。第1の水平領域21と第3の水平領域23とは、図3に示しているボビン50の貼り付け部56aと貼り付け部56bとに貼り付けられると共に、突起部26と突起部36とに接する部分でもある。第3の水平領域23と第3の水平領域33とは、図8(b)に示すように、コイルワイヤ導出部71aとコイルワイヤ導出部71bとを第3の水平領域23と第3の水平領域33とにそれぞれ巻回している。そこで、図13(b)に示すように、第3の水平領域23と第3の水平領域33とを第2の水平領域22と第2の水平領域32よりも上下方向の幅が狭くなるように形成して、コイルワイヤ導出部71aとコイルワイヤ導出部71bとが第2の鍔状部53の表面から浮き上がり、貼り付け部56aと貼り付け部56bとに正しく貼り付けできなくなることを防止している。
また、第1の端子接続部材20と第2の端子接続部材30とは、リード線とは異なり、導電材が剥き出しの状態になっているが、後述する三日月状肉付け部54及び覆い部54bと三日月状肉付け部55及び覆い部55bとによって囲まれることにとって、磁性金属からなる補助磁極65や他の導電材との不要な接触が防止される。なお、第1の端子接続部材20及び第2の端子接続部材30は、高度な加工が必要になるが、巻胴部51の外径に合わせた円弧状の形状にしてもよい。また、第3の水平領域23と第3の水平領域33とを水平方向にさらに長く形成し、垂直方向の折り目に沿って、かつ、コイルワイヤ導出部71aとコイルワイヤ導出部71bとを挟んだ状態でヒュージングしてもよい。
以上のように、第1の端子部24及び第2の端子部34と、第1の端子接続部材20と第2の端子接続部材30とは、ソレノイド10を組み立てた状態において、突起部26と突起部36とが第1の水平領域21と第1の水平領域31とに接するようにしたので、ヒュージングなどの接続のための作業が不要になり、作業者の負担を軽減できる。また、ケース68に対して円板状部41を固定でき、突起部26と突起部36とが第1の水平領域21と第1の水平領域31とに接するのであれば、第1の端子部24及び第2の端子部34の他の部分の形状や、矩形筒状部42の形状は特段の制約なく変更可能である。そこで例えば、形状が異なる多数の種類のコネクタを準備しておき、コネクタ以外の部品を全て共通する構成とすれば、コネクタの種類に応じた多数の製品を市場に供給することが可能となる。
さらに、本発明の実施の形態に係るソレノイド10の他の部分について説明する。図6は、コネクタ、コイル及びボビンの組み込み状態を示す正面図である。図6において用いた符号は、全て図1及び図10と同じものを示す。
ボビン50は、図6に示すように、巻胴部51の固定磁極60側の端部に第1の鍔状部52を設け、コネクタ11側の端部近傍に第2の鍔状部53を設けている。さらに、図8(a)に示すように、突出部56と突出部57とが巻胴部51の第2の鍔状部53側の端部から巻胴部51の中心軸と平行に延びている。突出部56と突出部57とは、第1の端子部24と第2の端子部34とを支持すると共に、絶縁板材77を支持する。また、第2の鍔状部53には、位置決め部57aと位置決め部57bを形成している。位置決め部57aと位置決め部57bは、図3に示すように、第1の端子接続部材20の第1の水平領域21と第2の端子接続部材30の第1の水平領域31との端部を当接させることによって、第1の端子接続部材20及び第2の端子接続部材30の貼り付け位置を設定できるようにしている。
また、ボビン50は、図8(a)に示すように、コネクタ11の本体部40からボビン50に向かって突出している保護板部44と保護板部45と噛み合うように、突起部44aと突起部45aを設けている。すなわち、突起部44aと突起部45aとは、上方に突出する共に、保護板部44と保護板部45との左右側方、及び、内側、つまり、ボビン50の中心側の3方を囲むように設けられており、コネクタ11とボビン50とが互いに正しい方向で組み立てられるようにしている。さらに、図3及び図8に示すように、ボビン50の第2の鍔状部53のコネクタ11側の面には、第1の端子接続部材20の絶縁材となる三日月状肉付け部54及び覆い部54bと、第2の端子接続部材30の絶縁材となる三日月状肉付け部55及び覆い部55bとを設けている。図3に示すように、三日月状肉付け部54及び覆い部54bとの間隙は、第1の端子接続部材20の配線路である第1の配線路54aとなる。同様に、三日月状肉付け部55及び覆い部55bとの間隙は、第2の端子接続部材30の配線路である第2の配線路55aとなる。くわえて、三日月状肉付け部54及び覆い部54bと三日月状肉付け部55及び覆い部55bとは、図1に示すように、上方に配置される補助磁極65及びコネクタ11を支持する構造材としての役割も果たす。
図2に示している絶縁板材77は、第1の端子接続部材20及び第2の端子接続部材30をスリーブ72から絶縁する役割を持つ。なお、ソレノイド10を実装後に大きな衝撃や振動が加わらない用途に使用する場合には、絶縁板材77を設けなくてもよい。また、ドライブッシュ78は、固定磁極78に嵌合されており、シャフト64の軸受となる。コイル70は、前述のように、巻胴部にコイルワイヤを巻回して形成されている。コイルワイヤの両端部であるコイルワイヤ導出部71aとコイルワイヤ導出部71bとは、図8(b)に示すように、ボビン50の第2の鍔状部53の導出用切り欠き部59と導出用切り欠き部58とを介して第1の配線路54aと第1の配線路55aとに導き出されている。くわえて、コイルワイヤ導出部71aは第1の配線路54aにおいて第1の端子接続部材20の第3の水平領域23に接続され、コイルワイヤ導出部71bは第2の端子接続部材30の第3の水平領域33に接続されている。
以上のように、本発明の実施の形態によれば、コネクタ11の第1の保護板部44の突起部44aと第2の保護板部45の突起部45aとを突出部56の貼り付け部56aと突出部57の貼り付け部57aとにスナップフィットさせることにより、コネクタ11とコイル70との機械的接続が可能であり、ひいては、補助磁極65をコネクタ11とコイル70との間に挟み込んでおくことができる。すなわち、ソレノイド10の組立時に、コイル70、補助磁極65及びコネクタ11を一体のものとして取り扱うことができ、作業の利便性が良い。また、スナップフィットにより接続された第1の保護板部44の突起部44aと第2の保護板部45の突起部45aとには、第1の端子部24の突起部26と第2の端子部34の突起部36とを押さえつける方向に応力を与えているため、振動や衝撃があっても第1の端子部24及び第2の端子部34と第1の端子接続部材20及び第2の端子接続部材30との接続不良を防止できる。さらに、第1の保護板部44の突起部44aと第2の保護板部45とは、第1の端子部24の垂直中間部25と第2の端子部34の垂直中間部35とが他の金属部材と接触することを防ぐ機能も持っている。言い換えると、コネクタ11をケース68に固定するだけで、コネクタ11の第1の端子部24及び第2の端子部34を第1の端子接続部材20及び第2の端子接続部材30を介してコイル70に接続することができる。そこで、ボビン50、第1の端子接続部材20及び第2の端子接続部材30を特定の1種類の形状及び大きさに設定すると共に、コイルワイヤ導出部71a及び71bと第1の端子接続部材20及び第2の端子接続部材30をあらかじめ接続しておく一方、コネクタ11だけを設計変更などに応じて形状又は大きさを変更するようにすれば、コネクタ11の形状又は大きさに変更があっても、ヒュージング等の作業負担が増加することがなく、製造コストの増大も抑えることができる。また、第1の配線路54a及び第2の配線路55aが第1の端子接続部材20及び第2の端子接続部材30の絶縁被覆として機能するので、コネクタ11の第1の端子部24又は第2の端子部34や、補助磁極65を非常に接近させて配置することができ、コネクタ11の設計が容易になる。ひいては、コネクタ11の形状又は大きさに変更があっても製造コストの増大を抑えることができる。さらに、コネクタ11の第1の端子部24及び第2の端子部34と第1の端子接続部材20及び第2の端子接続部材30との接続部分が第1の保護板部44及び第2の保護板部45で覆われるので、ソレノイド10の組立作業中にこの接続部分を保護することができる。ひいては、作業者の負担を軽減できる。くわえて、第1の端子部24の第1の水平中間部27及び第2の端子部34の第1の水平中間部37が溝部状凹部47b及び溝部状凹部47cによって保持されるので、ソレノイド10の組立後に第1の端子部24の第1の水平中間部27及び第2の端子部34の第1の水平中間部37が位置ずれしたり揺動したりすることを防止できる。
本発明は以上に説明した内容に限定されるものではなく、例えば、一般的な直動型ソレノイドにくわえて、比例ソレノイドや自己保持型ソレノイドに適用してもよい。このように、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限りにおいて種々の変形を加えることが可能である。
10 ソレノイド
11 コネクタ
20 第1の端子接続部材
21 第1の水平領域
22 第2の水平領域
23 第3の水平領域
24 第1の端子部
25 垂直中間部
26 突起部
27 第1の水平中間部
28 第2の水平中間部
29 外部突出部
30 第2の端子接続部材
31 第1の水平領域
32 第2の水平領域
33 第3の水平領域
34 第2の端子部
35 垂直中間部
36 突起部
37 第1の水平中間部
38 第2の水平中間部
39 外部突出部
40 本体部
41 円板状部
41a 下側環状突出部
41b 上側環状突出部
42 矩形筒状部
43 環状溝部
44 第1の保護板部
44a 突起部
45 第2の保護板部
45a 突起部
46 スリーブ用凹部
47a 中央凹部
47b 溝部状凹部
47c 溝部状凹部
47d 外周側凹部
47e 外周側凹部
47f 中央凸部
48a 端子保持用貫通孔
48b 端子保持用貫通孔
49a 外側凹部
49b 外側凹部
50 ボビン
51 巻胴部
52 第1の鍔状部
53 第2の鍔状部
54 三日月状肉付け部
54a 第1の配線路
54b 覆い部
55 三日月状肉付け部
55a 第2の配線路
55b 覆い部
56 突出部
56a 位置決め部
56b 貼り付け部
57 突出部
57a 位置決め部
57b 貼り付け部
58 導出用切り欠き部
59 導出用切り欠き部
60 固定磁極
61 シャフト摺動用貫通孔
62 可動磁極
63 シャフト保持用貫通孔
64 シャフト
65 補助磁極
66 鍔状部
67 円筒状部
68 ケース
69 曲げ加工部
70 コイル
71a コイルワイヤ導出部
71b コイルワイヤ導出部
72 スリーブ
73 大径部
74 小径部
75 前面部
76 固定用板材
76a 固定用開口部
76b 固定用開口部
77 絶縁板材
78 ドライブッシュ
101 ソレノイドバルブ
102 バルブ部
103 スプール
104 ボビン
105 コイル
106 固定磁極
107 補助磁極
108 可動磁極
109 ロッド
110 ケース
111 スリーブ
112 コネクタ
113 端子
114 固定部材
115 ソレノイド部

Claims (4)

  1. 略筒状に形成されると共に、第1の開口部と第2の開口部が設けられたケースと、
    前記ケースの内部に設けられると共に略円筒形状に形成された巻胴部と、該巻胴部の前記ケースの前記第1の開口部側の端部に設けられた第1の鍔状部と、前記巻胴部の前記ケースの前記第2の開口部側の端部近傍に設けられると共に第1の切り欠き部及び第2の切り欠き部が形成された第2の鍔状部を備えたボビンと、
    前記ボビンの前記巻胴部にコイルワイヤを巻回して設けられたコイルと、
    帯状の金属材からなると共に、前記ボビンの前記第2の鍔状部に設けられ、かつ、前記ボビンの前記巻胴部の中心軸と直交する方向に帯状に延びるように形成されると共に、一方の端部及びその近傍部分に前記コイルワイヤの第1の端部及びその近傍部分が接続され、他方の端部及びその近傍部分が前記第1の切り欠き部及びその近傍に配置された第1の端子接続部材と、
    帯状の金属材からなると共に、前記ボビンの前記第2の鍔状部に設けられ、かつ、前記ボビンの前記巻胴部の中心軸と直交する方向に帯状に延びるように形成されると共に、一方の端部及びその近傍部分に前記コイルワイヤの第2の端部及びその近傍部分が接続され、他方の端部及びその近傍部分が前記第2の切り欠き部及びその近傍に配置された第2の端子接続部材と、
    略筒状に形成されると共に、前記ケースの内部の前記第1の開口部側に設けられた固定磁極と、
    前記コイルに通電したときに前記固定磁極に吸引されて前記固定磁極から離れた待機位置から前記固定磁極側に摺動するように設けられた可動磁極と、
    前記ケースの前記第2の開口部を閉止し、かつ、前記ボビンの前記第2の鍔状部に隣接するように設けられると共に前記ケースの中心軸に沿って延びる貫通孔が形成された本体部と、一方の端部寄りの部分が前記本体部に保持されると共に、他方の端部寄りの部分が前記巻胴部の中心軸と直交する方向に帯状に延びるように形成され、かつ、前記本体部を前記ケースに固定したときに前記他方の端部が前記第1の端子接続部材の前記他方の端部又はその近傍部分に接するように配置された第1の端子部、並びに、一方の端部寄りの部分が前記本体部に保持されると共に、他方の端部寄りの部分が前記巻胴部の中心軸と直交する方向に帯状に延びるように形成され、かつ、前記本体部を前記ケースに固定したときに前記他方の端部が前記第2の端子接続部材の前記他方の端部又はその近傍部分に接するように配置された第2の端子部を備えたコネクタを有することを特徴とするソレノイド。
  2. 前記ボビンは、前記第2の鍔状部に一部又は全部がトンネル状に形成された第1の配線路及び第2の配線路が設けられ、
    前記第1の端子接続部材は、前記第1の配線路に挿通され、
    前記第2の端子接続部材は、前記第2の配線路に挿通されていることを特徴とする請求項1に記載のソレノイド。
  3. 前記コネクタは、略矩形板状に形成され、かつ、前記本体部の底面から下方に向かって延びると共に、前記第1の端子部の前記他方の端部を外側から覆うように設けられた第1の保護板部と、略矩形板状に形成され、かつ、前記本体部の底面から下方に向かって延びると共に、前記第2の端子部の前記他方の端部を外側から覆うように設けられた第2の保護板部をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のソレノイド。
  4. 前記コネクタは、前記本体部の底面に、前記貫通孔の底面側開口部から前記第1の保護板部及び前記第2の保護板部の近傍まで延びる溝部が形成され、前記溝部内に、前記第1の端子部及び前記第2の端子部の前記一方の端部及びその近傍部分と前記他方の端部及びその近傍部分との間の中間部分が配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のソレノイド。
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