JPH07335431A - 電磁ソレノイド - Google Patents
電磁ソレノイドInfo
- Publication number
- JPH07335431A JPH07335431A JP6122196A JP12219694A JPH07335431A JP H07335431 A JPH07335431 A JP H07335431A JP 6122196 A JP6122196 A JP 6122196A JP 12219694 A JP12219694 A JP 12219694A JP H07335431 A JPH07335431 A JP H07335431A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- body unit
- main body
- bobbin
- connecting piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数の削減並びに製造作業性の向上を実
現すること。 【構成】 電磁ソレノイド1は、円筒状のボビン3と、
コネクタハウジング4とを一体に形成した本体ユニット
2を有する。ボビン3には、コイル5が巻装されると共
に、内部にプランジャ6が上下動可能に収納される。本
体ユニット2には、コネクタハウジング4対応部分に、
ターミナル片9がインサート成形により固定されてお
り、そのコイル接続片部9bは本体ユニット2の側部か
ら突出される。ヨークを兼用する金属製のケース10
は、ボビン3、コイル5及びコイル接続片部9bを覆っ
た状態で本体ユニット2と一体化されており、コイル接
続片部9bの周りには絶縁用空間部11が形成される。
ケース10には、絶縁用空間部11を閉鎖するように屈
曲されて先端部が本体ユニット2に当接された状態とな
る蓋部材13が一体に形成されている。
現すること。 【構成】 電磁ソレノイド1は、円筒状のボビン3と、
コネクタハウジング4とを一体に形成した本体ユニット
2を有する。ボビン3には、コイル5が巻装されると共
に、内部にプランジャ6が上下動可能に収納される。本
体ユニット2には、コネクタハウジング4対応部分に、
ターミナル片9がインサート成形により固定されてお
り、そのコイル接続片部9bは本体ユニット2の側部か
ら突出される。ヨークを兼用する金属製のケース10
は、ボビン3、コイル5及びコイル接続片部9bを覆っ
た状態で本体ユニット2と一体化されており、コイル接
続片部9bの周りには絶縁用空間部11が形成される。
ケース10には、絶縁用空間部11を閉鎖するように屈
曲されて先端部が本体ユニット2に当接された状態とな
る蓋部材13が一体に形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイルを巻装するため
のボビンと、そのコイルに給電するためのターミナル片
を内蔵したコネクタハウジングとを備えた電磁ソレノイ
ド、特には上記コイル端末とターミナル片との接続部分
を電気的に保護するようにした電磁ソレノイドに関す
る。
のボビンと、そのコイルに給電するためのターミナル片
を内蔵したコネクタハウジングとを備えた電磁ソレノイ
ド、特には上記コイル端末とターミナル片との接続部分
を電気的に保護するようにした電磁ソレノイドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車においては、負荷の動作状
態を切換えるために多数の電磁ソレノイドを利用するよ
うにしているが、この場合に用いられる電磁ソレノイド
は、ボビンにコイルを巻装すると共に、上記コイルの端
末からリード線を導出し、そのリード線の先端にコネク
タハウジングを接続する構成とされるのが一般的であ
る。また、コイル端末とリード線との間の接続部分を電
気的に保護するために、その部分に絶縁材料製の保護カ
バーを設けることも行われている。
態を切換えるために多数の電磁ソレノイドを利用するよ
うにしているが、この場合に用いられる電磁ソレノイド
は、ボビンにコイルを巻装すると共に、上記コイルの端
末からリード線を導出し、そのリード線の先端にコネク
タハウジングを接続する構成とされるのが一般的であ
る。また、コイル端末とリード線との間の接続部分を電
気的に保護するために、その部分に絶縁材料製の保護カ
バーを設けることも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成の電磁ソ
レノイドでは、コネクタハウジング及び保護カバーが、
ボビン及びコイルを含む本体部分とは別体の構成部品と
して存在するため、部品点数が増えるという問題点があ
り、しかも保護カバーを脱落しないように取り付ける作
業が比較的面倒であって製造作業性に劣るという問題点
もあった。
レノイドでは、コネクタハウジング及び保護カバーが、
ボビン及びコイルを含む本体部分とは別体の構成部品と
して存在するため、部品点数が増えるという問題点があ
り、しかも保護カバーを脱落しないように取り付ける作
業が比較的面倒であって製造作業性に劣るという問題点
もあった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、部品点数の削減並びに製造作業性の
向上を実現できるようになる電磁ソレノイドを提供する
ことにある。
あり、その目的は、部品点数の削減並びに製造作業性の
向上を実現できるようになる電磁ソレノイドを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、コイルが巻装される筒状のボビン及びコ
ネクタハウジングを一体に有するプラスチック製の本体
ユニットと、前記ボビン内に配置されたプランジャと、
前記本体ユニットに対し前記コネクタハウジング内に突
出した状態でインサート成形され、前記コイル端末を接
続するためのコイル接続片部が前記本体ユニットの側部
に突出されたターミナル片と、前記本体ユニットに対し
前記コイル及びボビンを覆い且つ前記ターミナル片のコ
イル接続片部の周りに絶縁用空間部が存するように取り
付けられた金属製のケースとを備えた上で、前記ケース
に、前記絶縁用空間部を閉鎖するように屈曲されて先端
部が本体ユニットに当接された状態となる蓋部材を一体
に形成する構成としたものである(請求項1)。
成するために、コイルが巻装される筒状のボビン及びコ
ネクタハウジングを一体に有するプラスチック製の本体
ユニットと、前記ボビン内に配置されたプランジャと、
前記本体ユニットに対し前記コネクタハウジング内に突
出した状態でインサート成形され、前記コイル端末を接
続するためのコイル接続片部が前記本体ユニットの側部
に突出されたターミナル片と、前記本体ユニットに対し
前記コイル及びボビンを覆い且つ前記ターミナル片のコ
イル接続片部の周りに絶縁用空間部が存するように取り
付けられた金属製のケースとを備えた上で、前記ケース
に、前記絶縁用空間部を閉鎖するように屈曲されて先端
部が本体ユニットに当接された状態となる蓋部材を一体
に形成する構成としたものである(請求項1)。
【0006】また、電磁ソレノイド用コイルが巻装され
る筒状のボビン及びコネクタハウジングを一体に有する
プラスチック製の本体ユニットと、前記ボビン内に配置
されたプランジャと、前記本体ユニットに対し前記コネ
クタハウジング内に突出した状態でインサート成形さ
れ、前記コイル端末を接続するためのコイル接続片部が
前記本体ユニットの側部に突出されたターミナル片と、
前記本体ユニットに対し前記コイル及びボビンを覆い且
つ前記ターミナル片のコイル接続片部の周りに絶縁用空
間部が存するように取り付けられた金属製のケースとを
備えた上で、前記本体ユニットに、前記コネクタハウジ
ング部分から一体に延出されて前記絶縁用空間部を閉鎖
するカバー部を一体に形成する構成としても良い(請求
項2)。
る筒状のボビン及びコネクタハウジングを一体に有する
プラスチック製の本体ユニットと、前記ボビン内に配置
されたプランジャと、前記本体ユニットに対し前記コネ
クタハウジング内に突出した状態でインサート成形さ
れ、前記コイル端末を接続するためのコイル接続片部が
前記本体ユニットの側部に突出されたターミナル片と、
前記本体ユニットに対し前記コイル及びボビンを覆い且
つ前記ターミナル片のコイル接続片部の周りに絶縁用空
間部が存するように取り付けられた金属製のケースとを
備えた上で、前記本体ユニットに、前記コネクタハウジ
ング部分から一体に延出されて前記絶縁用空間部を閉鎖
するカバー部を一体に形成する構成としても良い(請求
項2)。
【0007】このようなカバー部を設ける場合、前記タ
ーミナル片のコイル接続片部を、当該カバー部の延出寸
法より長尺で且つ前記コイルに沿った状態に折曲可能に
構成することもできる。
ーミナル片のコイル接続片部を、当該カバー部の延出寸
法より長尺で且つ前記コイルに沿った状態に折曲可能に
構成することもできる。
【0008】
【作用】請求項1記載の電磁ソレノイドでは、コイルを
巻装するためのボビンと、コイル端末を接続するための
コイル接続片部を有したターミナル片をインサート成形
して成るコネクタハウジングとが、プラスチック製の本
体ユニットとして一体に形成されているから、部品点数
の削減を実現できるようになる。また、上記本体ユニッ
トには、前記コイル及びボビンを覆い且つ前記ターミナ
ル片のコイル接続片部の周りに絶縁用空間部が存するよ
うに金属製のケースが取り付けられていると共に、その
絶縁用空間部を閉鎖する蓋部材が設けられているから、
コイルの傷付きや上記コイル接続片部でのショート事故
の発生を未然に防止できるようになる。この場合、上記
蓋部材は、ケースと一体に形成されたものであるから、
その脱落の虞がなくなると共に、部品点数を減少させ得
るようになり、しかも、絶縁用空間部を閉鎖するように
屈曲するだけで良いから、製造作業性を向上させ得るよ
うになる。また、上記蓋部材は、その屈曲状態で本体ユ
ニットに当接された状態となるから、絶縁用空間部内に
落ち込んでしまう事態が未然に防止される。
巻装するためのボビンと、コイル端末を接続するための
コイル接続片部を有したターミナル片をインサート成形
して成るコネクタハウジングとが、プラスチック製の本
体ユニットとして一体に形成されているから、部品点数
の削減を実現できるようになる。また、上記本体ユニッ
トには、前記コイル及びボビンを覆い且つ前記ターミナ
ル片のコイル接続片部の周りに絶縁用空間部が存するよ
うに金属製のケースが取り付けられていると共に、その
絶縁用空間部を閉鎖する蓋部材が設けられているから、
コイルの傷付きや上記コイル接続片部でのショート事故
の発生を未然に防止できるようになる。この場合、上記
蓋部材は、ケースと一体に形成されたものであるから、
その脱落の虞がなくなると共に、部品点数を減少させ得
るようになり、しかも、絶縁用空間部を閉鎖するように
屈曲するだけで良いから、製造作業性を向上させ得るよ
うになる。また、上記蓋部材は、その屈曲状態で本体ユ
ニットに当接された状態となるから、絶縁用空間部内に
落ち込んでしまう事態が未然に防止される。
【0009】請求項2記載の電磁ソレノイドにおいて
も、上述同様に、ボビンとコネクタハウジングとが本体
ユニットとして一体に形成されているから、部品点数の
削減を実現できる。また、上記本体ユニットには、前記
コイル及びボビンを覆い且つ前記ターミナル片のコイル
接続片部の周りに絶縁用空間部が存するように金属製の
ケースが取り付けられていると共に、その絶縁用空間部
を閉鎖するカバー部が設けられているから、コイルの傷
付きやターミナル片部分でのショート事故の発生を未然
に防止できるようになる。この場合、上記カバー部は、
コネクタハウジングから一体に延出形成されたものであ
るから、その脱落の虞がなくなると共に、部品点数を減
少させ得るようになり、しかも、斯かるカバー部は、予
め本体ユニットと一体成形しておけば良いから、製造作
業性を向上させ得るようになる。
も、上述同様に、ボビンとコネクタハウジングとが本体
ユニットとして一体に形成されているから、部品点数の
削減を実現できる。また、上記本体ユニットには、前記
コイル及びボビンを覆い且つ前記ターミナル片のコイル
接続片部の周りに絶縁用空間部が存するように金属製の
ケースが取り付けられていると共に、その絶縁用空間部
を閉鎖するカバー部が設けられているから、コイルの傷
付きやターミナル片部分でのショート事故の発生を未然
に防止できるようになる。この場合、上記カバー部は、
コネクタハウジングから一体に延出形成されたものであ
るから、その脱落の虞がなくなると共に、部品点数を減
少させ得るようになり、しかも、斯かるカバー部は、予
め本体ユニットと一体成形しておけば良いから、製造作
業性を向上させ得るようになる。
【0010】請求項3記載の電磁ソレノイドでは、ター
ミナル片のコイル接続片部が、前記カバー部の延出寸法
より長尺に構成されているから、そのコイル接続片部に
対しコイル端末を接続する作業を容易に行い得るように
なる。また、上記コイル接続片部は、コイルに沿った状
態に折曲することができるから、当該コイル接続片部の
周りに存する絶縁用空間部を極力小さくできるようにな
る。
ミナル片のコイル接続片部が、前記カバー部の延出寸法
より長尺に構成されているから、そのコイル接続片部に
対しコイル端末を接続する作業を容易に行い得るように
なる。また、上記コイル接続片部は、コイルに沿った状
態に折曲することができるから、当該コイル接続片部の
周りに存する絶縁用空間部を極力小さくできるようにな
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図1〜図
3を参照しながら説明する。図1及び図2には、電磁ソ
レノイド1の縦断面図及び平面図がそれぞれ示されてい
る。これら図1及び図2において、本体ユニット2は、
上下にフランジ部3aを備えた円筒状のボビン3と、こ
のボビン3上に位置された状態のコネクタハウジング4
とを一体に有した構成となっている。上記ボビン3に
は、その外周にコイル5が円筒状に巻装されていると共
に、内部にプランジャ6が上下動可能に収納されてい
る。また、ボビン3内の天井相当部にはガイドピン3b
が下向きに一体に突設されており、このガイドピン3b
の周囲に、プランジャ6を常時において下向きに付勢す
る圧縮コイルばね7が配置されている。
3を参照しながら説明する。図1及び図2には、電磁ソ
レノイド1の縦断面図及び平面図がそれぞれ示されてい
る。これら図1及び図2において、本体ユニット2は、
上下にフランジ部3aを備えた円筒状のボビン3と、こ
のボビン3上に位置された状態のコネクタハウジング4
とを一体に有した構成となっている。上記ボビン3に
は、その外周にコイル5が円筒状に巻装されていると共
に、内部にプランジャ6が上下動可能に収納されてい
る。また、ボビン3内の天井相当部にはガイドピン3b
が下向きに一体に突設されており、このガイドピン3b
の周囲に、プランジャ6を常時において下向きに付勢す
る圧縮コイルばね7が配置されている。
【0012】本体ユニット2には、コイル5からの磁束
をプランジャ6に導くためのヨーク8がインサート成形
により固定されている。この場合、上記ヨーク8は、ボ
ビン3及びコネクタハウジング4との境界部分からボビ
ン3に内周に沿ってプランジャ6の外周対応部分まで延
びた形状に構成されている。
をプランジャ6に導くためのヨーク8がインサート成形
により固定されている。この場合、上記ヨーク8は、ボ
ビン3及びコネクタハウジング4との境界部分からボビ
ン3に内周に沿ってプランジャ6の外周対応部分まで延
びた形状に構成されている。
【0013】また、本体ユニット2におけるコネクタハ
ウジング4対応部分には、コイル5の両端から引き出さ
れた図示しないリード線が接続される一対のターミナル
片9がインサート成形されている。この場合、上記ター
ミナル片9は、一端側のリード片部9aがコネクタハウ
ジング4内に突出され、且つ他端側のコイル接続片部9
bが、本体ユニット2の側部、特にはボビン3及びコネ
クタハウジング4との境界部分から外方に突出された構
成となっており、そのコイル接続片部9bにコイル5の
両端から引き出されたコイル端末(図示せず)が巻回さ
れるものである。尚、斯かるコイル端末の巻回部分は、
例えば半田付けにより固定される。
ウジング4対応部分には、コイル5の両端から引き出さ
れた図示しないリード線が接続される一対のターミナル
片9がインサート成形されている。この場合、上記ター
ミナル片9は、一端側のリード片部9aがコネクタハウ
ジング4内に突出され、且つ他端側のコイル接続片部9
bが、本体ユニット2の側部、特にはボビン3及びコネ
クタハウジング4との境界部分から外方に突出された構
成となっており、そのコイル接続片部9bにコイル5の
両端から引き出されたコイル端末(図示せず)が巻回さ
れるものである。尚、斯かるコイル端末の巻回部分は、
例えば半田付けにより固定される。
【0014】ケース10は、電磁ソレノイド1のヨーク
を兼用するために磁性材料(例えば鉄)により形成され
たもので、前記ボビン3、コイル5及びターミナル片9
のコイル接続片部9bを覆い、且つ上記ターミナル片9
のコイル接続片部9bの周りに上面が開口した絶縁用空
間部11が存する形状に形成されており、その周縁部の
複数箇所を前記ヨーク8にかしめ付けることによって本
体ユニット2と一体化されている。
を兼用するために磁性材料(例えば鉄)により形成され
たもので、前記ボビン3、コイル5及びターミナル片9
のコイル接続片部9bを覆い、且つ上記ターミナル片9
のコイル接続片部9bの周りに上面が開口した絶縁用空
間部11が存する形状に形成されており、その周縁部の
複数箇所を前記ヨーク8にかしめ付けることによって本
体ユニット2と一体化されている。
【0015】この場合、前記プランジャ6は、そのピン
6aを、ケース10の底部中央に形成された穴10aに
挿通させることによって、常時において圧縮コイルばね
7のばね力によりケース10の底部に当接されており、
コイル5に通電された状態では、その圧接状態を解除す
るのに要する力が定常状態時より増大する構成となって
いる。尚、ケース10の両側には、電磁ソレノイド1を
所定部位に取り付け固定するための一対の突片12(図
2参照)が設けられている。
6aを、ケース10の底部中央に形成された穴10aに
挿通させることによって、常時において圧縮コイルばね
7のばね力によりケース10の底部に当接されており、
コイル5に通電された状態では、その圧接状態を解除す
るのに要する力が定常状態時より増大する構成となって
いる。尚、ケース10の両側には、電磁ソレノイド1を
所定部位に取り付け固定するための一対の突片12(図
2参照)が設けられている。
【0016】さて、ケース10の上端縁における前記絶
縁用空間部11と対応した部分には、その絶縁用空間部
11の上面開口を閉鎖するための蓋部材13が一体に形
成されている。この場合、上記蓋部材13は、ケース1
0を本体ユニット2に装着する前の段階では、図1に二
点鎖線で示す状態に保持され、その装着後に絶縁用空間
部11の上面開口を閉鎖するように屈曲されて、図1に
実線で示すように、先端部が本体ユニット2に当接され
た状態とされる。尚、蓋部材13とケース10との連結
部分は、その蓋部材13の屈曲前の状態を示す図3のよ
うに、スリット状の透孔13aを備えた幅狭な形状に形
成されており、その連結部分で容易に屈曲できるように
構成されている。
縁用空間部11と対応した部分には、その絶縁用空間部
11の上面開口を閉鎖するための蓋部材13が一体に形
成されている。この場合、上記蓋部材13は、ケース1
0を本体ユニット2に装着する前の段階では、図1に二
点鎖線で示す状態に保持され、その装着後に絶縁用空間
部11の上面開口を閉鎖するように屈曲されて、図1に
実線で示すように、先端部が本体ユニット2に当接され
た状態とされる。尚、蓋部材13とケース10との連結
部分は、その蓋部材13の屈曲前の状態を示す図3のよ
うに、スリット状の透孔13aを備えた幅狭な形状に形
成されており、その連結部分で容易に屈曲できるように
構成されている。
【0017】しかして、上記のように構成された電磁ソ
レノイド1にあっては、コイル5を巻装するためのボビ
ン3と、コイル5に給電するためのターミナル片9をイ
ンサート成形したコネクタハウジング4とが、プラスチ
ック製の本体ユニット2として一体に形成されているか
ら、部品点数の削減を実現できるようになり、また、本
体ユニット2にはヨーク8もインサート成形されている
から、部品点数を削減を一層促進できるようになる。
レノイド1にあっては、コイル5を巻装するためのボビ
ン3と、コイル5に給電するためのターミナル片9をイ
ンサート成形したコネクタハウジング4とが、プラスチ
ック製の本体ユニット2として一体に形成されているか
ら、部品点数の削減を実現できるようになり、また、本
体ユニット2にはヨーク8もインサート成形されている
から、部品点数を削減を一層促進できるようになる。
【0018】さらに、上記本体ユニット2には、コイル
5及びボビン3を覆い且つ前記ターミナル片9のコイル
接続片部9bの周りに絶縁用空間部11が存するように
金属製のケース10が取り付けられていると共に、その
絶縁用空間部11を閉鎖する蓋部材13が設けられてい
るから、コイル5の傷付きやコイル接続片部9b部分で
のショート事故の発生を未然に防止できるようになる。
この場合、上記蓋部材13は、ケース10と一体に形成
されたものであるから、その脱落の虞がなくなると共
に、部品点数を減少させ得るようになり、しかも、絶縁
用空間部11を閉鎖するように屈曲するだけで良いか
ら、製造作業性を向上させ得るようになる。また、上記
蓋部材13は、その屈曲状態で本体ユニット2に当接さ
れた状態となるから、絶縁用空間部11内に落ち込む虞
がなくなる。
5及びボビン3を覆い且つ前記ターミナル片9のコイル
接続片部9bの周りに絶縁用空間部11が存するように
金属製のケース10が取り付けられていると共に、その
絶縁用空間部11を閉鎖する蓋部材13が設けられてい
るから、コイル5の傷付きやコイル接続片部9b部分で
のショート事故の発生を未然に防止できるようになる。
この場合、上記蓋部材13は、ケース10と一体に形成
されたものであるから、その脱落の虞がなくなると共
に、部品点数を減少させ得るようになり、しかも、絶縁
用空間部11を閉鎖するように屈曲するだけで良いか
ら、製造作業性を向上させ得るようになる。また、上記
蓋部材13は、その屈曲状態で本体ユニット2に当接さ
れた状態となるから、絶縁用空間部11内に落ち込む虞
がなくなる。
【0019】図4には本発明の第2実施例が示されてお
り、以下これについて前記第1実施例と異なる部分のみ
説明する。即ち、この実施例における本体ユニット2′
は、コネクタハウジング4部分から一体に延出されたカ
バー部14を備えており、そのカバー部14により絶縁
用空間部11の上面開口を閉鎖するように構成されてい
る。この場合、コネクタハウジング4対応部分にインサ
ート成形されたターミナル片9′のコイル接続片部9
b′は、コイル5のコイル端末と電気的に接続された後
に当該コイル5に沿った状態に折曲されるものである
が、上記カバー部14の延出寸法より長尺に形成されて
おり、従って、その折曲前の状態では、二点鎖線で示す
ようにカバー部14より突出した位置に存するようにな
る。尚、ケース10′は、上記折曲後のコイル接続片部
9b′の周りに、そのコイル接続片部9b′に対応した
絶縁用空間部11を存する形状に形成されている。
り、以下これについて前記第1実施例と異なる部分のみ
説明する。即ち、この実施例における本体ユニット2′
は、コネクタハウジング4部分から一体に延出されたカ
バー部14を備えており、そのカバー部14により絶縁
用空間部11の上面開口を閉鎖するように構成されてい
る。この場合、コネクタハウジング4対応部分にインサ
ート成形されたターミナル片9′のコイル接続片部9
b′は、コイル5のコイル端末と電気的に接続された後
に当該コイル5に沿った状態に折曲されるものである
が、上記カバー部14の延出寸法より長尺に形成されて
おり、従って、その折曲前の状態では、二点鎖線で示す
ようにカバー部14より突出した位置に存するようにな
る。尚、ケース10′は、上記折曲後のコイル接続片部
9b′の周りに、そのコイル接続片部9b′に対応した
絶縁用空間部11を存する形状に形成されている。
【0020】従って、本実施例においても、前記第1実
施例と同様に、部品点数の削減を実現できると共に、コ
イル5の傷付きやコイル接続片部9b′部分でのショー
ト事故の発生を未然に防止できるようになる。この場
合、絶縁用空間部11を閉鎖するカバー部14は、コネ
クタハウジング4部分から一体に延出形成されたもので
あるから、その脱落の虞がなくなると共に、部品点数を
減少させ得るようになり、しかも、斯かるカバー部14
は、予め本体ユニット2と一体成形しておけば良いか
ら、製造作業性を向上させ得るようになる。また、上記
コイル接続片部9b′は、その折曲前の状態ではカバー
部14から突出した状態となるから、そのコイル接続片
部9b′に対しコイル5のコイル端末を接続する作業を
容易に行い得るようになり、しかも、上記コイル接続片
部9b′は、コイル端末の接続後にコイル5に沿った状
態に折曲されることになるから、当該コイル接続片部9
bの周りに存する絶縁用空間部11を極力小さくでき
て、全体が大形化する事態を防止し得るようになる。
施例と同様に、部品点数の削減を実現できると共に、コ
イル5の傷付きやコイル接続片部9b′部分でのショー
ト事故の発生を未然に防止できるようになる。この場
合、絶縁用空間部11を閉鎖するカバー部14は、コネ
クタハウジング4部分から一体に延出形成されたもので
あるから、その脱落の虞がなくなると共に、部品点数を
減少させ得るようになり、しかも、斯かるカバー部14
は、予め本体ユニット2と一体成形しておけば良いか
ら、製造作業性を向上させ得るようになる。また、上記
コイル接続片部9b′は、その折曲前の状態ではカバー
部14から突出した状態となるから、そのコイル接続片
部9b′に対しコイル5のコイル端末を接続する作業を
容易に行い得るようになり、しかも、上記コイル接続片
部9b′は、コイル端末の接続後にコイル5に沿った状
態に折曲されることになるから、当該コイル接続片部9
bの周りに存する絶縁用空間部11を極力小さくでき
て、全体が大形化する事態を防止し得るようになる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、以上の説明によって明
らかなように、コイルが巻装されるボビン及びコネクタ
ハウジングを本体ユニットとして一体化すると共に、コ
イル接続片部を前記本体ユニットの側部から突出させた
状態となるように前記コネクタハウジング部分にインサ
ート成形されたターミナル片と、本体ユニットに対し前
記コイル及びボビンを覆い且つ前記コイル接続片部の周
りに絶縁用空間部が存するように取り付けられた金属製
のケースとを設けた上で、前記ケースに対し、前記絶縁
用空間部を閉鎖するように屈曲されて先端部が本体ユニ
ットに当接された状態となる蓋部材を一体に形成する構
成、或いは前記本体ユニットに対し、前記コネクタハウ
ジング部分から一体に延出されて前記絶縁用空間部を閉
鎖するカバー部を一体に形成する構成としたから、部品
点数の削減並びに製造作業性の向上を実現できると共
に、上記蓋部材或いはカバー部材の脱落を確実に防止で
きるという有益な効果を奏するものである。
らかなように、コイルが巻装されるボビン及びコネクタ
ハウジングを本体ユニットとして一体化すると共に、コ
イル接続片部を前記本体ユニットの側部から突出させた
状態となるように前記コネクタハウジング部分にインサ
ート成形されたターミナル片と、本体ユニットに対し前
記コイル及びボビンを覆い且つ前記コイル接続片部の周
りに絶縁用空間部が存するように取り付けられた金属製
のケースとを設けた上で、前記ケースに対し、前記絶縁
用空間部を閉鎖するように屈曲されて先端部が本体ユニ
ットに当接された状態となる蓋部材を一体に形成する構
成、或いは前記本体ユニットに対し、前記コネクタハウ
ジング部分から一体に延出されて前記絶縁用空間部を閉
鎖するカバー部を一体に形成する構成としたから、部品
点数の削減並びに製造作業性の向上を実現できると共
に、上記蓋部材或いはカバー部材の脱落を確実に防止で
きるという有益な効果を奏するものである。
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図
【図2】平面図
【図3】蓋部材を屈曲する前の状態でのケースの正面図
【図4】本発明の第2実施例を示す縦断面図
図面中、1は電磁ソレノイド、2、2′は本体ユニッ
ト、3はボビン、4はコネクタハウジング、5はコイ
ル、6はプランジャ、8はヨーク、9、9′はターミナ
ル片、9b、9b′はコイル接続片部、10、10′は
ケース、11は絶縁用空間部、13は蓋部材、14はカ
バー部を示す。
ト、3はボビン、4はコネクタハウジング、5はコイ
ル、6はプランジャ、8はヨーク、9、9′はターミナ
ル片、9b、9b′はコイル接続片部、10、10′は
ケース、11は絶縁用空間部、13は蓋部材、14はカ
バー部を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 コイルが巻装される筒状のボビン及びコ
ネクタハウジングを一体に有するプラスチック製の本体
ユニットと、 前記ボビン内に配置されたプランジャと、 前記本体ユニットに対し前記コネクタハウジング内に突
出した状態でインサート成形され、前記コイル端末を接
続するためのコイル接続片部が前記本体ユニットの側部
に突出されたターミナル片と、 前記本体ユニットに対し前記コイル及びボビンを覆い且
つ前記ターミナル片のコイル接続片部の周りに絶縁用空
間部が存するように取り付けられた金属製のケースとを
備え、 前記ケースには、前記絶縁用空間部を閉鎖するように屈
曲されて先端部が本体ユニットに当接された状態となる
蓋部材が一体に形成されていることを特徴とする電磁ソ
レノイド。 - 【請求項2】 電磁ソレノイド用コイルが巻装される筒
状のボビン及びコネクタハウジングを一体に有するプラ
スチック製の本体ユニットと、 前記ボビン内に配置されたプランジャと、 前記本体ユニットに対し前記コネクタハウジング内に突
出した状態でインサート成形され、前記コイル端末を接
続するためのコイル接続片部が前記本体ユニットの側部
に突出されたターミナル片と、 前記本体ユニットに対し前記コイル及びボビンを覆い且
つ前記ターミナル片のコイル接続片部の周りに絶縁用空
間部が存するように取り付けられた金属製のケースとを
備え、 前記本体ユニットには、前記コネクタハウジング部分か
ら一体に延出されて前記絶縁用空間部を閉鎖するカバー
部が一体に形成されていることを特徴とする電磁ソレノ
イド。 - 【請求項3】 前記ターミナル片のコイル接続片部は、
前記カバー部の延出寸法より長尺で且つ前記コイルに沿
った状態に折曲可能に構成されていることを特徴とする
請求項2記載の電磁ソレノイド。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12219694A JP3406685B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 電磁ソレノイド |
US08/437,230 US5504468A (en) | 1994-05-16 | 1995-05-08 | Electromagnetic solenoid |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12219694A JP3406685B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 電磁ソレノイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07335431A true JPH07335431A (ja) | 1995-12-22 |
JP3406685B2 JP3406685B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=14829947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12219694A Expired - Fee Related JP3406685B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-06-03 | 電磁ソレノイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3406685B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11294487A (ja) * | 1998-04-07 | 1999-10-26 | Mitsubishi Electric Corp | 電磁連結装置 |
KR100614081B1 (ko) * | 1999-12-30 | 2006-08-22 | 한라공조주식회사 | 필드코일 어셈블리 |
JP2009224510A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コイル装置 |
JP2010219123A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コイル装置 |
JP2011258526A (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-22 | Denso Corp | 電磁スイッチ |
Citations (4)
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---|---|---|---|---|
JPS63116408A (ja) * | 1986-11-05 | 1988-05-20 | Sanmei Denki Kk | 電磁石におけるコイルアツセンブリの製造方法 |
JPH0359529U (ja) * | 1989-10-13 | 1991-06-12 | ||
JPH0451108U (ja) * | 1990-09-03 | 1992-04-30 | ||
JPH05182825A (ja) * | 1991-12-27 | 1993-07-23 | Aisin Seiki Co Ltd | ソレノイド |
-
1994
- 1994-06-03 JP JP12219694A patent/JP3406685B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8779876B2 (en) | 2010-06-11 | 2014-07-15 | Denso Corporation | Electromagnetic switch |
US9171681B2 (en) | 2010-06-11 | 2015-10-27 | Denso Corporation | Electromagnetic switch |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3406685B2 (ja) | 2003-05-12 |
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