JP2017199884A - スプール及び電磁接触器 - Google Patents

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友樹 田嶋
Yuki Tajima
友樹 田嶋
幸悦 高谷
Yukinobu Takatani
幸悦 高谷
日出央 足立
Hideo Adachi
日出央 足立
中 康弘
Yasuhiro Naka
康弘 中
弘純 小西
Hirozumi Konishi
弘純 小西
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Abstract

【課題】鍔部側にある、保持状態が解除されて自由となった巻線の始端部を、既に巻回されている巻線との絶縁性を確保しつつ巻回部側に容易に導くことができるスプール及びこのスプールを備えた電磁接触器を提供する。【解決手段】スプール40は、巻線37を巻く筒状の巻回部41と、巻回部41に巻回部41に対して外側に突出するように設けられた鍔部42と、鍔部42の外周の一部に形成され、始端部37aが保持された巻線37を案内する巻線案内溝45と、巻線案内溝45と巻回部41とを連通するように鍔部42に形成され、巻線案内溝45に案内された巻線37を巻回部41側に導く連通溝46と、巻線案内溝45と巻回部41との間に肉47aを残すように鍔部42に形成され、保持状態が解除された巻線37の始端部37aを巻線案内溝45から巻回部41側に導くためのスリット47とを備えている。【選択図】図10

Description

本発明は、スプール及びこのスプールを備えた電磁接触器に関する。
一般に、電流路の開閉を行う電磁接触器、電磁リレー、電磁カウンタなどの電磁石装置には、励磁用の巻線を巻回したスプールを有するコイル装置が用いられる。
従来のこの種のスプールを有するコイル装置として、例えば、特許文献1に示すものが知られている。
特許文献1に示すコイル装置のスプールは、筒状の巻回部の両端部に一対の側鍔を有し、これら一対の側鍔の間の巻回部に中間鍔が設けられている。そして、スプールの一方の側鍔及び中間縁にはそれぞれ突起が設けられ、一方の側鍔に設けられた突起に一方の巻線の始端部を保持し、中間鍔に設けられた突起に他方の巻線の始端部を保持するようになっている。そして、一方の側鍔に設けられた突起に始端部が保持された一方の巻線が一方の側鍔と中間鍔との間に形成される巻回部の一方側に軸方向へ巻回され、中間鍔に設けられた突起に始端部が保持された他方の巻線が中間鍔と他方の側鍔との間に形成される巻回部の他方側に軸方向へ巻回される。そして、巻回終了後に、各突起が除去されるようになっている。
そして、各突起を除去した後、一方の巻線の終端部と他方の巻線の始端部とが電気的に接続される。
なお、各突起が設けられた一方の側鍔及び中間鍔の外周縁には、各突起に保持された各巻線を案内する溝が設けられるとともに、一方の側鍔及び中間鍔には、各溝と各巻回部とを連通する連通溝が設けられている。従って、一方の側鍔及び中間鍔に設けられた各突起に始端部が保持された各巻線を各巻回部に巻回する際には、当該各巻線を溝に導いてから数回巻回した後、当該各巻線を連通溝から各巻回部に導出するようにしている。
特開昭55−36973号公報
しかしながら、この従来の特許文献1に示すスプールを有するコイル装置にあっては、以下の問題点があった。
即ち、一方の巻線の始端部及び他方の巻線の終端部については、各突起を除去した後、いかなるように処理するかについて特許文献1には何ら記載されていない。特に、一方の巻線の始端部については、その始端部を保持する一方の側鍔に設けられた突起が除去された後、一方の側鍔側でそのまま宙に浮いた状態となっており、非常に不安定な状態となっている。
この巻線の始端部が不安定な状態であると、当該巻線を巻回したスプールを有するコイル装置を電磁石装置に装着した際に、当該巻線の始端部が他の部材に絡まったり、他の金属部材に接触して短絡したりする不都合がある。
一方、特許文献1において、一方の側鍔側にある一方の巻線の始端部を、当該鍔部の内側、即ち一方の側鍔及び中間鍔との間に形成される巻回部の一方側に導き、そこに固定することにより、不安定状態を回避することができる。また、巻線の始端部を鍔部の内側に導くことにより、巻線の始端部がむき出しになることが回避される。このため、一方の巻線の始端部を巻回部の一方側に導くのが好ましい。
しかしながら、この一方の巻線の始端部を巻回部の一方側に導く際に、一方の側鍔の外周縁に形成された溝から巻ほどき、当該巻線の始端部を溝から連通溝を介して巻回部の一方側に導出することが考えられる。ここで、連通溝は、本来、始端部が保持された一方の巻線を巻回部の一方側に巻回する際に当該一方の巻線を溝から巻回部に導くものである。このため、保持状態が解除されて自由となった巻線の始端部を溝から連通溝を介して巻回部の一方側に導出する作業性が良好ではない。また、一方の巻線の始端部を連通溝を介して巻回部の一方側に導くと、この巻回部に既に巻回されている巻線と当該巻線の始端部とが短絡してしまうことがあり、電気的に好ましくない。
従って、本発明はこの問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、鍔部側にある、保持状態が解除されて自由となった巻線の始端部を、既に巻回されている巻線との絶縁性を確保しつつ巻回部側に容易に導くことができるスプール及びこのスプールを備えた電磁接触器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るスプールは、巻線を巻く筒状の巻回部と、該巻回部に前記巻回部に対して外側に突出するように設けられた鍔部と、該鍔部の外周の一部に形成され、始端部が保持された巻線を案内する巻線案内溝と、該巻線案内溝と前記巻回部とを連通するように前記鍔部に形成され、前記巻線案内溝に案内された巻線を前記巻回部側に導く連通溝と、前記巻線案内溝と前記巻回部との間に肉を残すように前記鍔部に形成され、保持状態が解除された前記巻線の始端部を前記巻線案内溝から前記巻回部側に導くためのスリットとを備えていることを要旨とする。
また、本発明の別の態様に係る電磁接触器は、前述のスプールを備えていることを要旨とする。
本発明に係るスプール及び電磁接触器によれば、鍔部側にある、保持状態が解除されて自由となった巻線の始端部を、既に巻回されている巻線との絶縁性を確保しつつ巻回部側に容易に導くことができるスプール及びこのスプールを備えた電磁接触器を提供できる。
本発明の一実施形態に係る電磁接触器を示す断面図である。 図1の電磁接触器と電磁接触器を収容するケースとを分解して示す斜視図である。 図1の電磁接触器におけるスプールを左斜め上方から見た斜視図である。 図1の電磁接触器におけるスプールを左側下方から見た斜視図である。 図1の電磁接触器におけるスプールを前側下方から見た斜視図である。 図3乃至図5に示すスプールに巻線を巻回する方法を説明するものであり、当該スプールに絶縁テープを貼着した状態を示している。 図3乃至図5に示すスプールに巻線を巻回する方法を説明するものであり、図6に示す状態から巻線の始端部を始端側突起に仮保持し、巻線を巻回部の外周に巻回する途中の状態を示している。 図3乃至図5に示すスプールに巻線を巻回する方法を説明するものであり、図7に示す状態から巻線の巻回が終了し、巻線の終端部を終端側突起に仮保持した状態を示している。 図3乃至図5に示すスプールに巻線を巻回する方法を説明するものであり、図8に示す状態から巻線の外周に外周用絶縁テープを巻回した状態を示している。 図3乃至図5に示すスプールに巻線を巻回する方法を説明するものであり、図9に示す状態から巻線の始端部を始端側突起から外して巻回部側に導いた状態を示している。 図3乃至図5に示すスプールに巻線を巻回する方法を説明するものであり、図9に示す状態から巻線の終端部を終端側突起から外して巻回部側に導いた状態を示している。 始端部用絶縁テープを使用しない実施例を示すものであり、始端部用絶縁テープを使用しないで巻線の始端部を始端側突起から外して巻回部側に導いた状態を示している。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係る電磁接触器は、図1に示されており、電磁接触器1は、電流路を開閉するものであり、接点機構2と、接点機構2を駆動する電磁石ユニット3とを備えている。この電磁接触器1は、図2に示すケース70内に収容されて、例えば制御盤などに取り付けられて使用される。
電磁接触器1における接点機構2は、図1に示すように、接点機構収容ケース4内に収容されており、接点機構収容ケース4は、金属製の角筒体5と、この角筒体5の上端を閉塞する平板状のセラミック製の絶縁基板6とを備えている。角筒体5は、下端部が後述する上部磁気ヨーク7の上面にシール接合されている。絶縁基板6には、一対の貫通孔6a、6bが左右方向に所定間隔をあけて形成されている。絶縁基板6の上面における貫通孔6a、6bの周囲及び絶縁基板6の下面における角筒体5が接触する位置には、メタライズ処理が施されている。以下、本明細書において、図1及び図2に矢印で示すように、図1における上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」、図2における左斜め手前側(図1において紙面に対して直交する手前側)を「前」、右斜め後側(図1において紙面に対して直交する奥側)を「後」として説明する。
接点機構2は、絶縁基板6に一対の第1導体部21及び第2導体部22を介して固定されている一対の第1固定接触子23及び第2固定接触子第24と、これら第1固定接触子23及び第2固定接触子24に対して接離可能に配置されている可動接触子25とを備えている。第1導体部21は、絶縁基板6の貫通孔6aに挿通されて固定され、第2導体部22は、絶縁基板6の貫通孔6bに挿通されて固定されている。
ここで、第1固定接触子23は、導電体金属部からなる側面視C字形状の導電板であり、絶縁基板6の下面に沿って外側に延長する上板部23aと、上板部23aの外側端部から下方に延長する中間板部23bと、中間板部23bの下端部から上板部23aと平行に内側に延長する下板部23cとを備えている。下板部23cは、可動接触子25の下方に延び、その上面に可動接触子25の後述する第1可動接点25aが接触する第1固定接点23dを備えている。
一方、第2固定接触子24も、第1固定接触子23と同様に、導電体金属部からなる側面視C字形状の導電板であり、絶縁基板6の下面に沿って外側に延長する上板部24aと、上板部24aの外側端部から下方に延長する中間板部24bと、中間板部24bの下端部から上板部24aと平行に内側に延長する下板部24cとを備えている。下板部24cは、可動接触子25の下方に延び、その上面に可動接触子25の後述する第2可動接点25bが接触する第2固定接点24dを備えている。
第1固定接触子23及び第2固定接触子24のそれぞれは、それぞれの下端面に突出形成されたピンを第1導体部21及び第2導体部22のそれぞれに固定することにより、第1導体部21及び第2導体部22のそれぞれに固定されている。ピンの第1導体部21、第2導体部22への固定方法としては、ろう付け、螺合等があげられる。
そして、可動接触子25は、導電体金属を材料とした左右方向に長尺な導電板であり、第1固定接触子23及び第2固定接触子24内に両端部を配置するように配設されている。可動接触子25の左端の下面には、第1固定接触子23の第1固定接点23dに接触する第1可動接点25aが設けられ、可動接触子25の右端の下面には、第2固定接触子24の第2固定接点24dに接触する第2可動接点25bが設けられている。可動接触子25は、電磁石ユニット3の後述する可動プランジャ33に結合されたシャフト34に支持されている。
また、シャフト34は、可動プランジャ33の移動方向(上下方向)に長い丸棒状に形成されるともに、シャフト34の上下方向略中央部には、フランジ部34aが外方に向けて突出形成されている。可動接触子25は、その貫通孔をシャフト36の上方から挿通してフランジ部34a上に載置される。そして、シャフト34の上方から接触スプリング36aを挿通し、接触スプリング36aで所定の付勢力を得るように接触スプリング36aの上端を固定部材36bよって止める。
可動接触子25は、釈放状態で、両端の第1可動接点25a及び第2可動接点25bがそれぞれ第1固定接触子23の第1固定接点23d及び第2固定接触子24の第2固定接点24dのそれぞれと所定間隔を保って離間した状態となる。また、可動接触子25は、投入位置で、両端の第1可動接点25a及び第2可動接点25bがそれぞれ第1固定接触子23の第1固定接点23d及び第2固定接触子24の第2固定接点24dのそれぞれに、接触スプリング36aによる所定の接触力で接触するように設定されている。
また、電磁石ユニット3は、図1に示すように、側面から見てU字形状の下部磁気ヨーク31を有し、この下部磁気ヨーク31の底板部の中央部に固定鉄心32が配置されている。そして、固定鉄心32の外側に外周に巻線37を巻回したスプール40が配置されている。
スプール40は、図1乃至図5に示すように、巻線37を周囲に巻く円筒状の巻回部41と、巻回部41の軸方向(上下方向)の両端に巻回部41に対して外側(前後方向及び左右方向の外側)に突出する第1鍔部(鍔部)42及び第2鍔部43とを備えている。スプール40は、絶縁性の合成樹脂を成形することによって一体に形成される。
ここで、第1鍔部42は、巻回部41の上端に配置され、巻回部41に対して前後方向及び左右方向に突出する、前面42a、後面42b、左面42c及び右面42dを有する矩形板状に形成される。
第1鍔部42は、第2鍔部43よりもやや板厚が厚く形成され、前面42aの左右中央よりやや右寄りの位置には始端側突起48aが設けられている。始端側突起48aは、絶縁性の合成樹脂(絶縁材)からなる巻回部41、第1鍔部42及び第2鍔部43と一体に形成されている。この始端側突起48aは、第1鍔部42の上面より上方に突出するように形成され、巻線37を巻回部41に巻く際に巻線37の始端部37a(図7参照)を一時的に保持する機能を有する。つまり、始端側突起48aは、巻線37を巻回部41に巻く際に巻線37の始端部37aを一旦保持し、その後、巻線37の始端部37aの始端側突起48aに対する保持状態が解除される。
また、第2鍔部43の後面43bの、始端側突起48aと前後対称位置には、終端側突起48bが設けられている。終端側突起48bも、絶縁性の合成樹脂(絶縁材)からなる巻回部41、第1鍔部42及び第2鍔部43と一体に形成されている。この終端側突起48bは、第1鍔部42の上面より上方に突出するように形成され、巻線37を巻回部41に巻く際に巻線37の終端部37b(図8参照)を一時的に保持する機能を有する。つまり、終端側突起48bは、巻線37を巻回部41に巻く際に巻線37の終端部37bを一旦保持し、その後、巻線37の終端部37bの終端側突起48bに対する保持状態が解除される。
そして、第1鍔部42の前面42aであって始端側突起48aよりも左側の位置には、巻線案内溝45が形成されている。巻線案内溝45は、図5に示すように、その入り口が始端側突起48aから左方向に所定長さだけ延びて前側に開口し、後側に向けて徐々に左右方向の幅が狭くなるように下側から見て三角形状になるように第1鍔部42に形成されている。巻線案内溝45の下側は、第1鍔部42の肉が残されている。巻線案内溝45は、巻線37を巻回部41の周囲に巻く際に、始端部37aが始端側突起48aに保持された巻線37が入り込み、巻線37を巻回部41側(正確には、連通溝46側)に案内する機能を有する。
また、第1鍔部42には、巻線案内溝45と巻回部41とを連通させる連通溝46が形成されている。連通溝46は、図5に示すように、右側方で巻線案内溝45の左端部と連通し、第1鍔部42の前面42aから巻回部41に至るまで第1鍔部42を切り欠いて形成される。そして、連通溝46は、巻線37を巻回部41の周囲に巻く際に始端部37aが始端側突起48aに保持されて巻線案内溝45に入り込んだ巻線37を巻回部41側に巻回部41側に導く機能を有する。
また、第1鍔部42の連通溝46と始端側突起48aとの間には、図4及び図5に示すように、巻線案内溝45と巻回部41との間に肉47aを残すように形成されたスリット47が設けられている。このスリット47は、第1鍔部42の前面42aから巻回部41に向けて(後側に向けて)第1鍔部42の巻線案内溝45の下側の部分を切り欠いて形成され、巻回部41側の端(後端)が巻回された巻線37の外周と被らない大きさに設定される。このスリット47は、始端側突起48aから巻ほどかれて保持状態が解除されて自由となった巻線37の始端部37aを巻線案内溝45から巻回部41側に導く機能を有する。
また、第2鍔部43は、巻回部41の下端に配置され、巻回部41に対して前後方向及び左右方向に突出する、前面43a、後面43b、左面43c及び右面43dを有する矩形板状に形成される。
更に、スプール40の中心には、上下方向に貫通する貫通孔44が形成されている。この貫通孔44の内側に図1に示すように固定鉄心32が配置されるように、巻線37を巻回したスプール40は下部磁気ヨーク31の内側に配置される。スプール40の外周に巻線37を巻回する方法については後に詳細に説明する。
なお、巻線37の始端部37aには、図2に示すように、金属製のタブ端子80aが電線Waを介して接続され、巻線37の終端部37bには、金属製のタブ端子80bが電線Wbを介して接続される。これらタブ端子80a,80bには、図示しない電源に接続された圧着端子あるいは裸電線が接続されるようになっている。
そして、下部磁気ヨーク31の上端には、板状の上部磁気ヨーク7が固定されている。この上部磁気ヨーク7の中央部には、可動プランジャ貫通孔7aが形成されている。
また、スプール40内側に配置された固定鉄心32の上部には、有底筒状に形成されたキャップ8が配置され、このキャップ8の開放端に設けられた半径方向外側に突出するフランジ部8aが、上部磁気ヨーク7の下面にシール接合されている。これにより、接点機構収容ケース4及びキャップ8が上部磁気ヨーク7の可動プランジャ貫通孔7a介して連通される密封した容器が形成されている。この密封した容器内には、アーク消弧用のガスが封入される。
そして、このキャップ8の内部には、シャフト34の下方側に結合された可動プランジャ33が上下方向に移動可能に収容されている。この可動プランジャ33は、キャップ8の内部に上下方向に移動可能に収容される円筒部33aと、この円筒部33aの上端に設けられた半径方向外側に突出する周鍔部33bとを備えている。可動プランジャ33の円筒部33aは、上部磁気ヨーク7の可動プランジャ貫通孔7aを上下方向に挿通し、可動プランジャ33の周鍔部33bは可動プランジャ貫通孔7aよりも大きな外径を有して上部磁気ヨーク7の上方に配置されている。
可動プランジャ33の円筒部33aには、その下端面から上方に延びる復帰スプリング収容凹部33cが形成されている。キャップ8の底部と復帰スプリング収容凹部33cの上端面との間には、可動プランジャ33を上方に付勢する復帰スプリング35が配設されている。
次に、電磁接触器1の動作を説明する。
今、第1固定接触子23に接続された第1導体部21が例えば大電流を供給する電力供給源に接続され、第2固定接触子24に接続された第2導体部22が負荷装置に接続されているものとする。
この状態で、電磁石ユニット3における巻線37が非励磁状態にあって、電磁石ユニット3で可動プランジャ33を下降させる励磁力を発生していない釈放状態にあるものとする。
この釈放状態では、可動プランジャ33が復帰スプリング35によって、上部磁気ヨーク7から離れる上方向に付勢される。
このため、可動プランジャ33にシャフト34を介して連結されている接点機構2の可動接触子25の第1可動接点25a及び第2可動接点25bが、第1固定接触子23の第1固定接点23d、第2固定接触子24の第2固定接点24dに対して上方に所定距離だけ離間している。このため、第1固定接触子23及び第2固定接触子24の間の電流路が遮断状態にあり、接点機構2が開極状態となっている。
この釈放状態から、電磁石ユニット3の巻線37に通電すると、この電磁石ユニット3で励磁力が発生し、固定鉄心を介して可動プランジャ33を復帰スプリング35の付勢力に抗して下方に押し下げる。この可動プランジャ33の下降が、周鍔部33bの下面が上部磁気ヨーク7の上面に当たることで停止する。
このように、可動プランジャ33が下降することにより、可動プランジャ33にシャフト34を介して連結されている可動接触子25も下降し、接点機構2の可動接触子25の第1可動接点25a及び第2可動接点25bのそれぞれが、第1固定接触子23の第1固定接点23d及び第2固定接触子24の第2固定接点24dのそれぞれに対して接触スプリング36aの接触圧で接触する。
このため、電力供給源の大電流が、第1固定接触子23、可動接触子25、第2固定接触子24を通じて負荷装置に供給される閉極状態となる。
そして、接点機構2の閉極状態から、負荷装置への電流供給を遮断する場合には、電磁石ユニット3の巻線37への通電を停止する。
巻線37への通電を停止すると、電磁石ユニット3で可動プランジャ33を下方に移動させる励磁力がなくなることにより、可動プランジャ33が復帰スプリング35の付勢力によって上昇する。
可動プランジャ33が上昇することにより、シャフト34を介して連結された可動接触子25が上昇する。これに応じて接触スプリング36aで接触圧を与えているときは、可動接触子25の第1可動接点25a及び第2可動接点25bのそれぞれが、第1固定接触子23の第1固定接点23d及び第2固定接触子24の第2固定接点24dのそれぞれに接触している。その後、接触スプリング36aの接触圧がなくなった時点で、可動接触子25が第1固定接触子23及び第2固定接触子24から上方に離間する開極開始状態となる。
このような開極開始状態となると、可動接触子25の第1可動接点25a及び第2可動接点25bと、第1固定接触子23の第1固定接点23d及び第2固定接触子24の第2固定接点24dとの間にアークが発生し、アークによって電流の通電状態が継続されることになる。
このアークは、アークの電流の流れと、図示しないアーク消弧用永久磁石で発生した磁束との関係からフレミング左手の法則により発生したローレンツ力によって引き延ばされて消弧される。
そして、可動プランジャ33の釈放動作が終了すると、開極終了となる。
なお、電磁接触器1を収容するケース70は、図2に示すように、電磁接触器1を収容する下部ケース50と、下部ケース50に取り付けられて下部ケース50に収容された電磁接触器1の上方を覆う上部ケース60とからなっている。
下部ケース50は、絶縁性の合成樹脂を成形することによって形成されるものであり、外壁を構成する前壁51、後壁52、左端壁53、右端壁54及び図示しない底壁を有する上側に開口した箱体である。そして、下部ケース50の右端壁54には、タブ端子80aを取り付ける端子取付部56a及びタブ端子80bを取り付ける端子取付部56bが設けられている。また、下部ケース50の左端壁53及び右端壁54には、制御盤などの被取付部(図示せず)への取り付け部55が設けられている。
また、下部ケース50に取り付けられる上部ケース60は、絶縁性の合成樹脂を成形することによって形成されるものであり、前壁61、後壁62、左端壁63、右端壁64及び頂壁を有する下側に開口した箱体である。
次に、スプール40の外周に巻線37を巻回する方法について、図6乃至図11及び図2を参照して説明する。
スプール40の巻回部41の外周に巻線37を巻回するには、先ず、図6に示すように、スプール40の第1鍔部42の下面であってスリット47を塞ぐ位置に始端部用絶縁テープ38を貼着する。始端部用絶縁テープ38は、図10に示すように、巻線37の巻回が終了して下方に曲げられたときに巻線外周用絶縁テープ39の上側に重なるような大きさを有する矩形状に形成される。この始端部用絶縁テープ38は、後述するが、保持状態が解除された巻線37の始端部37aを巻線案内溝45からスリット47を介して巻回部41側に導く際に巻線37の始端部37aと巻回部41に既に巻回された巻線37とを絶縁する機能を有する。
次いで、図7に示すように、巻線37の始端部37aを、スプール40の始端側突起48aの周囲に巻き付けて一時的に保持し、巻線37を巻線案内溝45に入れ込んで連通溝46を通して巻回部41の周囲に巻回する。この際に、巻線37の始端部37aをスプール40の始端側突起48aの周囲に巻き付けて一時的に保持することにより、巻線37の始端部37aを固定端として巻線37に引張力を付与することができる。このため、巻線37を巻回部41の周囲に円滑に巻回することができる。従って、巻線37の始端部37aをスプール40に固定するテープなどの別の固定部材が不要になる。また、巻線37の始端部37aを始端側突起48aに巻き付けるだけでよいので、その固定作業も容易となり、全自動による巻線も可能となる。
また、金属製の端子をスプール40に固定し、その端子に巻線37の始端部37aを保持することも考えられるが、その場合、金属部材を別に用意する必要があるとともに、その金属製の端子と他の導電性部材との絶縁をする必要がある。本実施形態の場合、始端側突起48aが絶縁材からなる巻回部41、第1鍔部42及び第2鍔部43と一体に形成されているので、金属製の追加部品が必要なく、始端側突起48aと他の導電性部材との絶縁を考慮する必要はない。
そして、巻線37を巻回部41の周囲に予め決められた回数だけ巻回したら、図8に示すように、巻線37の終端部37bをスプール40の終端側突起48bに巻き付けて一時的に保持する。ここで、終端側突起48bも絶縁材からなる巻回部41、第1鍔部42及び第2鍔部43と一体に形成されているので、金属製の追加部品が必要なく、終端側突起48bと他の導電性部材との絶縁を考慮する必要はない。
次いで、図9に示すように、巻回された巻線37の周囲に巻線外周用絶縁テープ39を巻回して貼着する。この巻線外周用絶縁テープ39は、後述するが、巻線37の終端部37bと巻回部41に既に巻回された巻線37とを絶縁する機能を有する。
その後、図10に示すように、巻線37の始端部37aを始端側突起48aから外して保持状態を解除し、この始端部37aを巻線案内溝45からスリット47を介して巻回部41側に導く。この際に、巻線37の始端部37aを始端部用絶縁テープ38の上から下方に折り曲げ、始端部用絶縁テープ38を巻線外周用絶縁テープ39上に重ねるとともに巻線37の始端部37aを始端部用絶縁テープ38上に重ねる。
ここで、巻線37の始端部37aを巻線案内溝45からスリット47を介して巻回部41側に導く際に、保持状態が解除された巻線37の始端部37aを、始端部37aが保持されて巻線案内溝45に案内された巻線37を巻回部41側に導く連通溝46ではなく、保持状態が解除された巻線37の始端部37aを巻線案内溝45から巻回部41側に導くためのスリット47を介して巻回部41側に導く。このため、第1鍔部42側にある、保持状態が解除されて自由となった巻線37の始端部37aを巻線案内溝45からスリット47を介して巻回部41側に容易に導くことができる。
また、スリット47は、巻線案内溝45と巻回部41との間に肉47aを残すように形成されている。スリット47の巻回部41側の端と巻回部41との間に形成される肉47aの幅は巻回部41に巻回された巻線37の幅よりも大きく、スリット47の巻回部41側の端が巻回された巻線37の外周と被らない大きさに設定される。このため、保持状態が解除された巻線37の始端部37aスリット47を介して巻回部41側に導く際に、巻回部41に既に巻回されている巻線37と当該巻線37の始端部37aとが短絡することを回避することができる。
従って、本実施形態に係るスプール40及び電磁接触器1によれば、第1鍔部42側にある、保持状態が解除されて自由となった巻線37の始端部37aを、既に巻回されている巻線37との絶縁性を確保しつつ巻回部41側に容易に導くことができる。
なお、スリット47は、第1鍔部42における連通溝46と始端側突起48aとの間に形成されるので、始端側突起48aから保持状態が解除された巻線37の始端部37aを、連通溝46に対し手前側のスリット47を介して巻回部41側により容易に導くことができる。
また、前述したように、第1鍔部42には、保持状態が解除された巻線37の始端部37aを巻線案内溝45からスリット47を介して巻回部41側に導く際に巻線37の始端部37aと巻回部41に巻回された巻線37とを絶縁する始端部用絶縁テープ38が貼着される。つまり、巻線37の始端部37aが始端部用絶縁テープ38上に重ねられて巻線37との絶縁が図られる。このため、巻線37の始端部37aと既に巻回されている巻線37との絶縁を確実なものとすることができる。
なお、本実施形態の場合、巻回された巻線37の周囲に巻線外周用絶縁テープ39が巻回して貼着され、その巻線外周用絶縁テープ39の上に始端部用絶縁テープ38、巻線37の始端部37aが重ねられるので、巻線37の始端部37aと既に巻回されている巻線37との絶縁性をより一層向上させることができる。
その後、図11に示すように、巻線37の終端部37bを終端側突起48bから外して保持状態を解除し、この終端部37bを巻線外周用絶縁テープ39上に重ねる。これにより、巻線37の終端部37bと巻回部41に既に巻回された巻線37との絶縁性が確実に確保される。
ここで、終端側突起48bも絶縁材からなる巻回部41、第1鍔部42及び第2鍔部43と一体に形成されているので、金属製の追加部品が必要なく、終端側突起48bと他の導電性部材との絶縁を考慮する必要はない。
次いで、図2に示すように、巻線37の始端部37aに、タブ端子80aに接続された電線Waを半田Sにより接続し、巻線37の終端部37bに、タブ端子80bに接続された電線Wbを半田(図示せず)により接続する。
最後に、図示はしないが、半田接続した巻線37の始端部37a及び終端部37bを含む巻線37の周囲に、別個の絶縁テープを貼着して巻線37が外部に露出しないようにすることが好ましい。
ここで、始端側突起48a及び終端側突起48bは、巻線37をスプール40の巻回部41の周囲に巻回した後も切断せずに残存したままにする。これら始端側突起48a及び終端側突起48bは、図2に示すように(図2には始端側突起48aのみ図示)、上部磁気ヨーク7の外周縁に形成された切欠7bに入り込んでスプール40の周方向の位置決め機能を有する。
なお、タブ端子80aは、電磁接触器1をケース70内に収容する際に、端子取付部56aに取り付けられ、タブ端子80bは、端子取付部56bに取り付けられる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、巻回部41の軸方向両端部に、第1鍔部42と第2鍔部43の2つの鍔部が設けられているが、巻回部41に少なくとも1つの鍔部が設けられていればよく、1つでも3以上の鍔部が設けられていてもよい。鍔部は、巻回部41の軸方向の端部に設けられる必要は必ずしもない。本実施形態の場合、鍔部が第1鍔部42と第2鍔部43の2つあり、第1鍔部42のみに巻線案内溝45、連通溝46及びスリット47が設けられている。巻線案内溝45、連通溝46及びスリット47は、第1鍔部42と第2鍔部43の両方に設けてもよいし、第2鍔部43のみに設けられてもよい。鍔部が3つ以上ある場合には、いずれか1つ以上の鍔部に巻線案内溝45、連通溝46及びスリット47を設ければよい。
また、鍔部は、第1鍔部42、第2鍔部43とも矩形板状に形成されているが、その外形は円形であってもその他の多角形であってもよい。
また、巻線案内溝45は、第1鍔部42の前面42aに設けられているが、第1鍔部42の外周の一部、即ち、前面42a、後面42b、左面42c及び右面42dのいずれか一つの面に設けられればよい。この場合、連通溝46は、その巻線案内溝45と巻回部41とを連通するように第1鍔部42に形成される。また、スリット47は、その巻線案内溝45と巻回部41との間に肉を残すように第1鍔部42に形成される。
また、始端側突起48aを第1鍔部42に設けなくてもよい。この場合、巻線37の始端部37aをテープ等の保持部材によって第1鍔部42に保持するようにすればよい。これは、終端側突起48bについても同様である。
また、始端側突起48aを第1鍔部42に設ける場合、始端側突起48aを第1鍔部42とは別部材としてもよい。この場合、始端側突起48aは、金属製であっても、樹脂製であっても、その他セラミックス製などの絶縁部材であってもよい。これは、終端側突起48bについても同様である。
また、始端側突起48aは、第1鍔部42の上面より上方に突出するように形成されているが、必ずしも当該上面より上方に突出するように形成されている必要はない。但し、始端部側突起48aを巻回部41側に突出するように形成すると、突出した部分に巻線37が絡むことにより巻線37の巻回が不可能となるため、好ましくない。一方、始端側突起48aを第1鍔部42から横方向に突出するように形成することは、巻線37の巻回を妨げないので、可能である。
なお、本実施形態のように、始端側突起48aを、第1鍔部42の上面より上方に突出して形成した場合と、始端側突起48aを第1鍔部42から横方向に突出するように形成した場合とを問わず、コイル装置に極性(+と−)があるときには巻線37の始端部37aと終端部37bとを見分ける必要がある。このため、本実施形態の場合のように、始端側突起48aを、第1鍔部42の上面より上方に突出させた場合には、前述したように、始端側突起48aを上部磁気ヨーク7の外周縁に形成された切欠7bに入れ込んでスプール40の周方向の位置決めを行う。一方、始端側突起48aを第1鍔部42から横方向に突出させた場合には、下部ケース50に突起や溝を形成することでスプール40の組込み方向を一方向に指定する。
更に、第1鍔部42には、図12に示すように、保持状態が解除された巻線37の始端部37aを巻線案内溝45からスリット47を介して巻回部41側に導く際に巻線37の始端部37aと巻回部41に巻回された巻線37とを絶縁する始端部用絶縁テープ38を貼着しなくてもよい。この場合であっても、スリット47は、巻線案内溝45と巻回部41との間に肉47aを残すように形成されているため、巻線37の始端部37aと巻回部41に巻回された巻線37とが短絡するおそれは少ない。
また、巻回部41は、筒状であれば、円筒状に限らず、四角筒状など多角筒状であってもよい。
また、スプール40の巻回部41の外周に巻線37を巻回する際に、先ず、始端部用絶縁テープ38をスプール40の第1鍔部42の下面に貼着しているが、始端部用絶縁テープ38を貼着するタイミングは、巻線37の始端部37aをスプール40の始端側突起48aの周囲に巻き付けて一時的に保持した後であってもよい。この場合、巻線37の始端部37aをスプール40の始端側突起48aに巻き付けて一時的に保持し、始端部用絶縁テープ38を第1鍔部42の下面に貼着し、その後、巻線37を巻線案内溝45に入れ込んで連通溝46を通して巻回部41の周囲に巻回すればよい。
1 電磁接触器
37 巻線
37a 始端部
37b 終端部
38 始端部用絶縁テープ
40 スプール
41 巻回部
42 第1鍔部(鍔部)
43 第2鍔部(鍔部)
45 巻線案内溝
46 連通溝
47 スリット
48a 始端側突起
48b 終端側突起

Claims (9)

  1. 巻線を巻く筒状の巻回部と、
    該巻回部に前記巻回部に対して外側に突出するように設けられた鍔部と、
    該鍔部の外周の一部に形成され、始端部が保持された巻線を案内する巻線案内溝と、
    該巻線案内溝と前記巻回部とを連通するように前記鍔部に形成され、前記巻線案内溝に案内された巻線を前記巻回部側に導く連通溝と、
    前記巻線案内溝と前記巻回部との間に肉を残すように前記鍔部に形成され、保持状態が解除された前記巻線の始端部を前記巻線案内溝から前記巻回部側に導くためのスリットとを備えていることを特徴とするスプール。
  2. 前記巻回部及び前記鍔部は、絶縁材からなることを特徴とする請求項1に記載のスプール。
  3. 前記鍔部には、前記巻線の始端部を保持しておくための始端側突起が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスプール。
  4. 前記始端側突起は、前記鍔部と一体に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のスプール。
  5. 前記スリットは、前記連通溝と前記始端側突起との間に形成されることを特徴とする請求項3又は4に記載のスプール。
  6. 前記鍔部には、前記巻線の終端部を保持しておくための終端側突起が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のスプール。
  7. 前記終端側突起は、前記鍔部と一体に形成されていることを特徴とする請求項6に記載のスプール。
  8. 前記鍔部には、前記巻回部側に導かれた前記巻線の始端部と前記巻回部に巻回された巻線とを絶縁する始端部用絶縁テープが貼着されることを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載のスプール。
  9. 請求項1乃至8のうちのいずれか一項に記載のスプールを備えていることを特徴とする電磁接触器。
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