JP4965814B2 - エレベーターの主ロープ滑り量検出装置 - Google Patents

エレベーターの主ロープ滑り量検出装置 Download PDF

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本発明は、エレベーターの主ロープ滑り量検出装置に関するものである。
エレベーターは、周知のように、シーブにつるべ状に吊られた主ロープの一端に乗りかごを連結し、その他端に吊り合いおもりを連結し、モーターの駆動によるシーブの回転と、主ロープをシーブの溝に係合させ、接触時のそれぞれの摩擦力によって乗りかごを昇降させるように構成されている。
しかし、シーブと主ロープのそれぞれが磨耗して摩擦力が低下すると、シーブと主ロープの滑りによる事故が発生する恐れがある。このような事故を未然に防止するため、定期的にシーブと主ロープの滑り量を点検者が測定していた。
この測定方法は、任意階(シーブがピット内にある場合は最下階以外)に乗りかごを停止させ、シーブと主ロープのそれぞれにマーキングして基準位置を決定し、乗りかごを一往復させた時のシーブと主ロープのずれを測定してこのずれをシーブと主ロープの滑りとしていた。しかしながら、この方法では、測定の準備に時間がかかるだけでなく、精度の低い測定しか行うことができなかった。
このような問題点を解決するため、乗りかごを一往復させた際の主ロープの滑り量を、シーブを駆動する電動機の駆動と同期した位置検出装置を用いて、シーブの当初の位置と移動後の位置をそれぞれ検出して測定することが提案されている(特許文献1)。
特開平6−16362号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された発明では、シーブを駆動する電動機の駆動と同期した位置検出装置を用いているため、シーブが停止した後の主ロープの滑り量を求めることができず、主ロープの滑り量の検出精度が劣る問題があった。
本発明は、上述した従来技術における問題点を解決すべくなされたもので、その目的は、主ロープの滑り量の検出を容易かつ高精度に行うことが可能であるエレベーターの主ロープ滑り量検出装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の手段としては、電動機により駆動されるとともに主ロープが巻回され、この主ロープに駆動力を伝達することに応じて乗りかごを昇降させるシーブと前記主ロープとの間の滑り量を検出するエレベーターの主ロープ滑り量検出装置において、前記乗りかごの各階床の停止位置に設けられ、前記停止位置に前記乗りかごが位置することを検出する階床かご位置検出手段と、前記電動機に設けられ、この電動機の回転速度から乗りかごの移動距離を算出するかご位置演算手段と、前記乗りかごが走行を開始して停止した後、前記走行方向とは逆方向に走行を開始してから前記階床かご位置検出手段で乗りかごの階床の停止位置を検出するまでの間の乗りかごの移動距離を前記かご位置演算手段に演算させ、この演算された移動距離が正規の移動距離以上であれば、その偏差を演算し、この演算値を前記滑り量として検出する滑り量検出手段とを有し、前記滑り量検出手段は、各階床間の距離を予め記憶するメモリ手段と、このメモリ手段で記憶された各階床間のそれぞれの距離と前記かご位置演算手段から出力される各階床間それぞれの乗りかごの移動距離との偏差を各階床ごとに求め、さらに各階床間における偏差を加算する演算部とを含み、前記演算部は、前記乗りかごの走行が停止して逆方向に走行を開始する階床とその次上階又は次下階との間の偏差を、前記乗りかごの逆方向への走行開始から前記階床かご位置検出手段によって前記次上階又は前記次下階の通過を検出するまでの間の前記かご位置演算手段から出力される前記乗りかごの前記移動距離から演算して求めることを特徴とする。
また、本発明の第2の手段としては、第1の手段において、前記滑り量検出手段は、前記乗りかごが一方の端階に停止した状態から他方の端階まで走行して停止した後、再び走行を開始してから次階に設けられた前記階床かご位置検出手段で前記乗りかごを検出するまでの間の前記乗りかごの前記移動距離を前記かご位置演算手段に演算させることを特徴とする。
本発明によれば、各階床間の偏差(通過位置補正データ)を算出することにより、最も大きい滑りが発生している階床はどこであるかを把握したり、或いは運転方向が反転する階ではシーブ停止のロック状態で発生する滑り量を把握するときに各階床間毎の偏差を求めることが有効になる(特にシーブ停止時にロック状態で発生する主ロープの滑り量分の滑りが運転方向の反転において1度しか発生しないことを考慮し、運転方向が変わる階で走行反転後の運転初期動作での移動距離から偏差を得る)ため、シーブが停止した後の主ロープの滑り量を容易かつ高精度に検出可能になる
本発明は、乗りかごの階床の停止位置に前記乗りかごが位置することを検出する階床かご位置検出手段と、シーブを駆動する電動機に設けられ、この電動機の回転速度から乗りかごの移動距離を算出するかご位置演算手段とを併用して、前記階床かご位置検出手段によって、階床の乗りかごの停止位置の通過を検知して予め設定、記憶されている階床の乗りかごの停止位置間の正規の移動距離を出力し、この出力された階床の乗りかごの停止位置間の正規の移動距離と前記かご位置演算手段による前記階床の乗りかごの停止位置間の移動距離を演算して求めた値とを比較し、これらの移動距離の値の間に偏差があれば、それを主ロープの滑り量とするものである。
この場合、前記階床かご位置検出手段によって階床の乗りかごの停止位置の通過を検知して得られる階床の乗りかごの停止位置間の正規の移動距離は、エレベーターの設置時に決められている距離であり、従って、階床の停止位置を検知すれば、自ずと前記停止位置間の距離は検出されることになる。
それ故、このようにして求められる階床の停止位置間の前記正規の移動距離と前記かご位置演算手段による前記階床の乗りかごの停止位置間の移動距離との偏差を知ることにより主ロープの滑り量を測定することができる。
このようにして求められる偏差は、前記階床かご位置検出手段による階床の乗りかごの停止位置の通過を検知する検知手段を一方の端階の次階と他方の端階の次下階に設け、乗りかごを一方の端階から他方の端階まで走行させて停止後、再び逆方向に走行させた際に前記検知手段で検知される他方の端階の次下階の停止位置と最初の一方の端階の停止位置関の移動距離を前記前記階床かご位置検出手段と前記かご位置演算手段とから求めて乗りかごの一方の端階から他方の端階まで走行させた際の主ロープの滑り量とすることができるが、前記検知手段を各階床または所定間隔毎の停止位置に設け、各階床の停止位置間または所定階床毎の停止位置間の偏差値を求め、これらの偏差値を合算するようにして乗りかごの一方の端階から他方の端階まで走行させた際の主ロープの滑り量を測定する場合には、より精度の高いものになるので好ましい。
主ロープの滑りは、エレベーターの昇降時または下降時の一走行方向のみの測定では不十分である場合があり、両方向での滑り量を測定することでより精度の良い滑り量を測定することができる。この測定に際しては、乗りかごの全階床の昇降及び下降、または下降及び昇降の両方向への走行に加えて、最後の走行方向と逆方向への走行、少なくとも最下階から次階、または最上階から次の下階まで乗りかごを走行させて最下階から次階、または最上階から次の下階までの偏差を求めることで、昇降両方向を加味した主ロープの滑り量及び昇降別での主ロープの滑り量を測定可能となるので好適である。
このように、本発明の一実施形態においては、乗りかごが一方の端階に停止した状態から他方の端階間で走行して停止した後、再び走行を開始してから次階に設けられた階床かご位置検出手段で乗りかごを検出するまでの間の距離を計測することで、前記シーブを回転駆動する電動機の回転速度から乗りかごの移動距離を算出するかご位置演算手段だけでシーブが停止した後の主ロープの滑り量を求めることができるため、乗りかご側に特別の位置演算手段等を設ける必要がなく、安価に製造可能となる。
本発明で使用される階床かご位置検出手段としては、乗りかごの各階床の停止位置の通過を検知して、該当階床間の位置を認識して該当階床の停止位置間の距離を検出できるものであれば十分であり、乗りかごの各階床の停止位置の通過を検知するには、光学的または電気的センサー等により、前記停止位置の通過を容易に検知することができ、この検知信号の種類によって各階床の停止位置を認識できるようにすると共に、各階床に対応して予め設定された各階床の停止位置間の距離から該当の階床の停止位置間の距離を検出するように構成することができる。
以下,本発明に係わるエレベーターの主ロープ滑り量検出装置の一実施形態を、図1及び図2に基づいて説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態に係わるエレベーターの主ロープ滑り量検出装置を示す図で、図1は、主ロープの滑り量の検出装置を含むエレベーターの概略全体構成図、図2は、主ロープの滑り量の計測方法を説明する説明図である。
図1において、1は乗りかご、2は吊り合いおもり、3は前記乗りかご1と吊り合いおもり2をシーブ4を介して連結している主ロープ、5は電動機、6は電動機の回転速度から乗りかごの移動距離を算出するかご位置演算手段、7はエレベーターの制御盤、8は前記制御盤7内に設けられるエレベーターの主ロープ滑り量演算手段、9は前記かご位置演算手段6のデータを前記エレベーターの主ロープ滑り量演算手段8に出力するための通信ケーブル、10は乗りかご1の昇降路、11は前記昇降路10の各階床の停止位置に取り付けられた乗りかご1の前記停止位置を通過したことを検知するセンサー、16及び17はそれぞれ前記センサー11とかご位置演算手段6及びセンサー11と主ロープ滑り量演算手段8とを電気的に接続するケーブルである。
かご位置演算手段6は、電動機5の回転速度と前記停止位置を通過したことを検知するセンサー11からの検知信号とによって、所定の階床の停止位置間の乗りかごの移動距離を演算して出力し、この出力信号を通信ケーブル9を介して前記主ロープ滑り量演算手段8に送給されるように構成されている。
前記主ロープ滑り量演算手段8は、昇降路10の各階床の停止位置に取り付けられた乗りかご1の前記停止位置を通過したことを検知する光学的センサー11からの検知信号で通過した階床を認識する階床位置認識部12と、各階床の停止位置間の距離をエレベーターの設置時入力記憶された第1のメモリ手段13と、前記階床位置認識手段12とメモリ手段13とから出力される各階床の停止位置間の距離データと前記センサー11の検知信号により乗りかご1の移動距離の演算を終了または開始するかご位置演算手段6からの乗りかご1の移動距離データとを比較演算してその偏差を出力し、さらに各階床の前記偏差を加算する演算部14と、前記各階床の前記偏差を記憶し、出力する第2のメモリ15とを備えている。
従って、乗りかご1を例えば、最下階から最上階まで走行させたとき、センサー11は、乗りかご1が該当階床を通過した際に検知信号を出力し、この検知信号によって次階のセンサー11が検知するまでの間の乗りかご1の移動距離をかご位置演算手段6により演算するとともに、該当する階床を認識して予め第1のメモリ13内に記憶されている該当階床の停止位置間の距離を出力し、前記かご位置演算手段から求めた移動距離データと前記停止位置間の距離データとの偏差を求め、この偏差を該当階床における主ロープの滑り量とし、全階床の偏差を加算することによって、主ロープの滑り量を算出するようにしてある。
次に、図2(a)、(b)、(c)において、4階床の建物における主ロープの滑り量の計測方法を説明する。これらの図中、1は乗りかごを示し、18は主ロープ3の移動方向を示している。この場合、主ロープの滑り量の計測方法は、乗りかご1を最下階より1往復半エレベーターを走行させることで計測する。
図2(a)には、乗りかご1が最下階(1階)から最上階(4階)まで高速上昇運転を行った際の主ロープ3の滑り量を計測する方法を示しており、2階及び3階のそれぞれの階床の乗りかご1の停止位置には、これらの停止位置を乗りかご1が通過したことを検知する図1で示すような光学的センサー11が取り付けられており、乗りかご1が最下階から最上階まで高速上昇運転を行った際に、乗りかご1が各階床の停止位置を通過する毎に、それぞれのセンサー11からの検知信号が主ロープ滑り量演算手段8及びかご位置演算手段6に送給されるように構成されている。
今、乗りかご1がエレベーターの高速上昇運転を開始し、2階の停止位置を通過した際に、センサー11がその通過を検知して検知信号をかご位置演算手段6及び主ロープ滑り量演算手段8に送給する。
この検知信号の入力によってかご位置演算手段6は、乗りかご1の走行開始から2階の停止位置を通過する際の電動機5の回転速度から乗りかご1の移動距離を演算して乗りかご1の移動距離データを出力し、このデータを主ロープ滑り量演算手段8の演算部14に送給する。一方、かご位置演算手段6への入力と同時に前記検知信号が入力された主ロープ滑り量演算手段8では、乗りかご1が2階の停止位置を通過したことを階床位置認識部12で認識して第1のメモリ13から1階の停止位置と2階の停止位置間の距離を出力して演算部14に送給する。演算部14では、前記かご位置演算手段6から送給された乗りかご1の移動距離データと第1のメモリ13から送給された距離データとからその差を求め、2階の通過位置補正データaとして第2のメモリ15に記録する。
次に、乗りかご1の上昇と共に乗りかご1が2階の停止位置から3階の停止位置を通過した際にも3階の停止位置に取り付けられたセンサー11が検知して検知信号を出力し、かご位置演算手段6と主ロープ滑り量演算手段8に送給する。この検知信号のかご位置演算手段6及び主ロープ滑り量演算手段8への送給に伴い、前記2階の通過位置補正データaを求める方法と同様にして3階の通過位置補正データbを求め、第2のメモリ15に記録格納する。
このようにして、乗りかご1を最下階から最上階まで高速上昇運転した場合には、乗りかご1が最上階に停止したときに主ロープ3の滑り量1が発生する。
続いて乗りかご1を最上階から最下階まで高速下降運転を行い下降運転に伴う停止後の主ロープ3の滑り量2の測定について説明する。
図2(b)で示すように、乗りかご1が最上階(4階)から下降運転を開始し、3階の停止位置を通過した際、3階のセンサー11は、乗りかご1の通過を検知して検知信号を出力し、かご位置演算手段6と主ロープ滑り量演算手段8に送給する。この検知信号のかご位置演算手段6と主ロープ滑り量演算手段8への入力によって、前述のエレベーターの上昇運転の場合と同様にして、通過位置補正データcを求める。
このようにして求められる通過位置補正データcは、記エレベーターの上昇運転時の3階の停止位置と4階の停止位置間での主ロープ3の滑り量とほぼ等しいことから、上記上昇時の主ロープ滑り量1は、通過位置補正データaと通過位置補正データbと通過位置補正データcを加算したしたもの(但し、主ロープ3が懸架されているシーブに近い最上階や反対に最も遠い最下階は運転方向が変わる階であり、シーブの停止後に発生する主ロープ3の滑りがシーブの回転に反映されずに検出できず、かご位置演算手段6による乗りかごの移動距離の検出を適確に行うことができないため、シーブ停止時にロック状態で発生する主ロープ3の滑り量分の滑りが運転方向の反転において1度しか発生しないことを考慮し、運転方向が変わる階では走行反転後の運転初期動作での移動距離から通過位置補正データcによる偏差を得れば、シーブ駆動状態での上昇時に発生した滑り量と下降時に発生した滑り量とを反映させることができる)となる。
一方、エレベーターの下降運転においても主ロープ3の滑りが発生することあるが、このことも考慮して下降時の主ロープ3の滑り量2(図2(b)及び(c)参照)を測定しておく必要があり、この下降時の主ロープ3の滑り量2は、図2(b)で示すように、乗りかご1の3階の停止位置及び2階の停止位置の通過によってセンサー11により検知される検知信号から前記エレベーターの上昇運転の場合と同様にして、通過位置補正データcと通過位置補正データdを求め、さらに2階の停止位置と1階の停止位置との間の滑り量を図2(c)で示すように、再度上昇運転を行い乗りかご1が2階の停止位置の通過をセンサー11で検知した際の通過位置補正データeを求め、通過位置補正データcと通過位置補正データdと通過位置補正データeを加算することで下降時の主ロープの滑り量2を求めることができる。
しかし、上昇及び下降時の両方で生じる主ロープ3の滑り量は、記上昇時の滑り量1と下降時の滑り量2単純に加算すると、通過位置補正データa、通過位置補正データc、及び通過位置補正データeの扱いに注意しなければ計量データとして正確性に欠けることになる(上述したシーブ停止時にロック状態で発生する主ロープ3の滑り量分の滑りが運転方向の反転において1度しか発生しないことを考慮して通過位置補正データcを2度加算することを回避する必要がある)ので、より正確な主ロープ3の滑り量は、通過位置補正データbと通過位置補正データcと通過位置補正データdと通過位置補正データeを合算したもの(但し、滑り量1に用いた通過位置補正データaについては、通過位置補正データeにおけるシーブ駆動状態での上昇時に発生した滑り量に含まれるものみなして除外する)となる。
以上のようにして、主ロープ3の上昇運転及び下降運転に伴う滑り量を高精度で測定できるとともに、上昇時における滑り量1と下降時の滑り量2とを個別に求めることが可能となり、より安全なエレベーターの運転を可能とする。
本発明の一実施形態に係わるエレベーターの概略全体構成図である。 本発明の一実施形態に係わる主ロープの滑り量を計測する方法の説明図で、(a)はエレベーターの上昇運転時の主ロープの滑り量を計測する方法の説明図、(b)はエレベーターの下降運転時の主ロープの滑り量を計測する方法の説明図、(c)はエレベーターの再上昇運転時の主ロープの滑り量を計測する方法の説明図である。
符号の説明
1 乗りかご
2 吊り合いおもり
3 主ロープ
4 シーブ
5 電動機
6 かご位置演算手段
7 制御盤
8 主ロープ滑り量演算手段
9 通信ケーブル
10 昇降路
11 センサー
12 階床位置認識部
13 第1のメモリ
14 演算部
15 第2のメモリ
16 ケーブル
17 ケーブル
18 主ロープ移動方向

Claims (2)

  1. 電動機により駆動されるとともに主ロープが巻回され、この主ロープに駆動力を伝達することに応じて乗りかごを昇降させるシーブと前記主ロープとの間の滑り量を検出するエレベーターの主ロープ滑り量検出装置において、
    前記乗りかごの各階床の停止位置に設けられ、前記停止位置に前記乗りかごが位置することを検出する階床かご位置検出手段と、前記電動機に設けられ、この電動機の回転速度から乗りかごの移動距離を算出するかご位置演算手段と、前記乗りかごが走行を開始して停止した後、前記走行方向とは逆方向に走行を開始してから前記階床かご位置検出手段で乗りかごの階床の停止位置を検出するまでの間の乗りかごの移動距離を前記かご位置演算手段に演算させ、この演算された移動距離が正規の移動距離以上であれば、その偏差を演算し、この演算値を前記滑り量として検出する滑り量検出手段とを有し、
    前記滑り量検出手段は、各階床間の距離を予め記憶するメモリ手段と、このメモリ手段で記憶された各階床間のそれぞれの距離と前記かご位置演算手段から出力される各階床間それぞれの乗りかごの移動距離との偏差を各階床ごとに求め、さらに各階床間における偏差を加算する演算部とを含み、
    前記演算部は、前記乗りかごの走行が停止して逆方向に走行を開始する階床とその次上階又は次下階との間の偏差を、前記乗りかごの逆方向への走行開始から前記階床かご位置検出手段によって前記次上階又は前記次下階の通過を検出するまでの間の前記かご位置演算手段から出力される前記乗りかごの前記移動距離から演算して求めることを特徴とするエレベーターの主ロープ滑り量検出装置。
  2. 請求項1記載のエレベーターの滑り量検出装置において、前記滑り量検出手段は、前記乗りかごが一方の端階に停止した状態から他方の端階まで走行して停止した後、再び走行を開始してから次階に設けられた前記階床かご位置検出手段で前記乗りかごを検出するまでの間の前記乗りかごの前記移動距離を前記かご位置演算手段に演算させることを特徴とするエレベーターの主ロープ滑り量検出装置。
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