JP7078145B1 - エレベーター制御装置 - Google Patents
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エレベーターの昇降路におけるかごの移動を検知する移動検知手段と、
前記昇降路に沿って設定される複数の区間のうち、前記かごが存在する区間に関するかご存在区間情報を記憶し、前記かごが直近に通過した区間の境界の検知に応じて前記かご存在区間情報を更新する区間検知手段と、
前記かごの過速度を検知して前記かごを急停止させる終端階強制減速装置と、
を具えるエレベーター制御装置であって、
前記区間のうち前記昇降路の終端領域に設定される区間の各々について、前記かごの走行速度の上限を示す過速度基準が、前記かご存在区間情報が示す区間と対応して定められており、前記終端領域に設定される区間は、前記かごが当該区間の長さを所定の加速度で等加速度走行した場合でも、前記区間の過速度基準に達することがないように設定されており、
前記終端階強制減速装置は、
前記移動検知手段による検知結果から求まる前記かごの走行加速度が、前記所定の加速度を上回った場合に前記かごを急停止させる。
エレベーターの昇降路におけるかごの移動を検知する移動検知手段と、
前記昇降路に沿って設定される複数の区間のうち、前記かごが存在する区間に関するかご存在区間情報を記憶し、前記かごが直近に通過した区間の境界の検知に応じて前記かご存在区間情報を更新する区間検知手段と、
前記かごの過速度を検知して前記かごを急停止させる終端階強制減速装置と、
を具えるエレベーター制御装置であって、
前記区間のうち前記昇降路の終端領域に設定される区間の各々について、前記かごの走行速度の上限を示す過速度基準が、前記かご存在区間情報が示す区間と対応して定められており、前記終端領域に設定される区間は、前記かごが当該区間の長さを所定の加速度で等加速度走行した場合でも、前記区間の過速度基準に達することがないように設定されており、
前記終端階強制減速装置は、
停電からの復旧後、前記かご存在区間情報が更新されるまでは、前記移動検知手段による検知結果から求まる前記かごの走行加速度が、前記所定の加速度を上回った場合に前記かごを急停止させる一方、
前記かご存在区間情報が更新された以降は、前記移動検知手段による検知結果から求まる前記かごの走行速度が、前記かご存在区間情報が示す区間に対応して定められた前記過速度基準を上回った場合に前記かごを急停止させる構成とすることができる。
前記区間の長さと前記所定の加速度との積の2倍がその区間における過速度基準の2乗よりも小さくなるように設定することができる。
前記昇降路に沿って前記複数の区間に対応する位置に一つずつ配置され、各々上方遮蔽部と下方遮蔽部の間に空隙部を有し、配置される位置毎に前記上方遮蔽部と前記空隙部と前記下方遮蔽部の夫々の長さの組合せが異なる複数のプレートと、
前記かごに配置されるセンサーであって、前記上方遮蔽部または前記下方遮蔽部と対向している遮光状態と、前記空隙部と対向している通光状態とで夫々異なる信号を出力するセンサーと、を含み、
前記センサーと前記エンコーダーによって前記かご走行中に測定された、前記かごの走行方向と、前記上方遮蔽部と前記空隙部と前記下方遮蔽部の夫々の長さに基づいて直近に通過した区間の境界を検知する構成とすることができる。
図1は、本発明の一実施形態によるエレベーター装置を模式的に示す構成図である。図において、符号1は昇降路1を示し、その上部には、駆動装置(巻上機)2及びそらせ車3が配置されている。駆動装置2は、駆動装置本体4と、駆動シーブ5とを有する。駆動装置本体4は、モーター及びブレーキを含む。駆動シーブ5は、モーターの回転軸に取り付けられる。モーターは駆動シーブ5を回転させる。また、モーターの回転軸には、制御用位置センサーである制御用エンコーダー19が取り付けられる。
前述したように本実施形態では、終端階強制減速装置24は、原則的に、段階過速度基準によるかご7の急停止を行なう。
すなわち、
「区間Aの長さ」 < VA2/α0/2
「区間Bの長さ」 < VB2/α0/2
「区間Cの長さ」 < VC2/α0/2
「区間Eの長さ」 < VE2/α0/2
「区間Fの長さ」 < VF2/α0/2 … (1)
「区間Gの長さ」 < VG2/α0/2
Δx=α0・(Δt2)/2…(3)
そして、「Δx=区間Fの長さ」としたときに「Δv<VF」であるから、式(1)を得ることができる。
上記(α)~(γ)の工夫により、終端階強制減速装置において、区間A~Gに亘って一律に、上昇時はVG、下降時はVAと最低過速度基準を設定したり、運転制御部においては、最低過速度基準VGやVAに達しないように抑制した速度パターンとしたりする必要がなくなる。その点について以下に述べる。
以上説明したように本実施形態では、原則的には、昇降路1に沿って設定される区間A~Gの各々に対して設定された過速度基準とかご7の走行速度に基づいて、かご7の走行速度が過速度であるか否かの判定がなされる。かご7の走行速度が過速度基準を上回っていれば、過速度と判定され、かご7の急停止が行なわれる。ただし、停電の復旧後からかご存在区間情報が区間検知手段によって更新されるまでの期間は、例外的に、段階過速度基準によるかご7の急停止は行なわない。それに代えて、かご7の加速度が異常加速度基準α0を上回っていれば、かご7の急停止が行なわれる。
上記実施形態は以下のように変形されてもよい。
2 駆動装置(巻上機)
7 かご
8 釣合錘
9 かご用バッファ
10 釣合錘用バッファ
11(11a-11f) プレート
15 光電センサー
19 制御用エンコーダー
20 監視用エンコーダー
21 エレベーター制御装置
24 終端階強制減速装置(ETS)
Claims (6)
- エレベーターの昇降路におけるかごの移動を検知する移動検知手段と、
前記昇降路に沿って設定される複数の区間のうち、前記かごが存在する区間に関するかご存在区間情報を記憶し、前記かごが直近に通過した区間の境界の検知に応じて前記かご存在区間情報を更新する区間検知手段と、
前記かごの過速度を検知して前記かごを急停止させる終端階強制減速装置と、
を具えるエレベーター制御装置であって、
前記区間のうち前記昇降路の終端領域に設定される区間の各々について、前記かごの走行速度の上限を示す過速度基準が、前記かご存在区間情報が示す区間と対応して定められており、前記終端領域に設定される区間は、前記かごが当該区間の長さを所定の加速度で等加速度走行した場合でも、前記区間の過速度基準に達することがないように設定されており、
前記終端階強制減速装置は、
前記移動検知手段による検知結果から求まる前記かごの走行加速度が、前記所定の加速度を上回った場合に前記かごを急停止させる、
ことを特徴とするエレベーター制御装置。
- エレベーターの昇降路におけるかごの移動を検知する移動検知手段と、
前記昇降路に沿って設定される複数の区間のうち、前記かごが存在する区間に関するかご存在区間情報を記憶し、前記かごが直近に通過した区間の境界の検知に応じて前記かご存在区間情報を更新する区間検知手段と、
前記かごの過速度を検知して前記かごを急停止させる終端階強制減速装置と、
を具えるエレベーター制御装置であって、
前記区間のうち前記昇降路の終端領域に設定される区間の各々について、前記かごの走行速度の上限を示す過速度基準が、前記かご存在区間情報が示す区間と対応して定められており、前記終端領域に設定される区間は、前記かごが当該区間の長さを所定の加速度で等加速度走行した場合でも、前記区間の過速度基準に達することがないように設定されており、
前記終端階強制減速装置は、
停電からの復旧後、前記かご存在区間情報が更新されるまでは、前記移動検知手段による検知結果から求まる前記かごの走行加速度が、前記所定の加速度を上回った場合に前記かごを急停止させる一方、
前記かご存在区間情報が更新された以降は、前記移動検知手段による検知結果から求まる前記かごの走行速度が、前記かご存在区間情報が示す区間に対応して定められた前記過速度基準を上回った場合に前記かごを急停止させる、
ことを特徴とするエレベーター制御装置。
- 前記複数の区間の各々は、
前記区間の長さと前記所定の加速度との積の2倍がその区間における過速度基準の2乗よりも小さくなるように設定される、
請求項1又は請求項2に記載のエレベーター制御装置。
- 前記移動検知手段は、前記かごの移動を検出するエンコーダーと、前記終端階強制減速装置を含む、
請求項1乃至請求項3の何れかに記載のエレベーター制御装置。 - 前記区間検知手段は、前記かごの移動を検出するエンコーダーを含み、
前記昇降路に沿って前記複数の区間に対応する位置に一つずつ配置され、各々上方遮蔽部と下方遮蔽部との間に空隙部を有し、配置される位置毎に前記上方遮蔽部と前記空隙部と前記下方遮蔽部の夫々の長さが異なる複数のプレートと、
前記かごに配置されるセンサーであって、前記上方遮蔽部または前記下方遮蔽部と対向している遮光状態と、前記空隙部と対向している通光状態とで夫々異なる信号を出力するセンサーと、を含み、
前記センサーと前記エンコーダーによって前記かご走行中に測定された、前記かごの走行方向と、前記上方遮蔽部と前記空隙部と前記下方遮蔽部の夫々の長さに基づいて直近に通過した区間の境界を検知する、
請求項1乃至請求項4の何れかに記載のエレベーター制御装置。 - 前記区間検知手段は、前記終端階強制減速装置を含む、
請求項5に記載のエレベーター制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021018723A JP7078145B1 (ja) | 2021-02-09 | 2021-02-09 | エレベーター制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021018723A JP7078145B1 (ja) | 2021-02-09 | 2021-02-09 | エレベーター制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP7078145B1 true JP7078145B1 (ja) | 2022-05-31 |
JP2022121812A JP2022121812A (ja) | 2022-08-22 |
Family
ID=81827345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021018723A Active JP7078145B1 (ja) | 2021-02-09 | 2021-02-09 | エレベーター制御装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP7078145B1 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004083091A1 (ja) * | 2003-03-18 | 2004-09-30 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | エレベータ装置、及びエレベータの非常止め装置 |
WO2008068863A1 (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-12 | Mitsubishi Electric Corporation | エレベータの安全装置 |
JP2008230758A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータの終端階速度制御システム |
WO2012137279A1 (ja) * | 2011-04-01 | 2012-10-11 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
-
2021
- 2021-02-09 JP JP2021018723A patent/JP7078145B1/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012137279A1 (ja) * | 2011-04-01 | 2012-10-11 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
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JP2022121812A (ja) | 2022-08-22 |
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