JP4964847B2 - 水処理装置 - Google Patents
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Description
前記操作手段は、接触式スイッチであることが好ましい。
前記操作手段の前記作動としては、前記接触式スイッチの長押しが好適に例示できる。
前記管理手段は、前記使用時間が予め設定されたしきい値を超えたことを報知する報知手段と、前記操作手段の作動並びに当該作動と同時又は前後一定時間内に行われた前記吐水管の回動を感知することにより、前記しきい値を前記水処理手段の種類に応じて設定するしきい値設定機構を有することが好ましい。
本発明の水処理装置は、さらに、前記水処理手段に滞留する滞留水を定期的に自動吐出する自動吐水手段と、前記操作手段の作動並びに当該作動と同時又は前後一定時間内に行われた前記吐水管の回動を感知することにより、前記自動吐水手段の作動状態をオンオフするオンオフ設定機構とを有することが好ましい。
前記水栓本体が柱状であるとともに、前記操作手段は、前記水栓本体の上面部に設けられていることが好ましい。
前記吐水管には、前記回動の範囲が前記周方向の一部に限定される回動限定機構が設けられていることが好ましい。
以下、本発明について、水処理手段として浄水手段を備えた水処理装置を例に挙げて説明する。
本実施形態において、一般水栓20および専用水栓10は、基台である流し台30上に取り付けられており、その他の部材は流し台30の下に収容されている。給水管5および浄水管6は屈撓曲自在なフレキシブル管で構成されており、配管取り回し上の便宜が図られている。
この例では、水栓本体41の軸線Pを中心として周方向の一部に回動可能な吐水管42がマグネットスイッチとされ、水栓本体41の上面部に設けられた接触式スイッチ43を押して作動させ、この作動と同時又はこの作動の前後一定時間内に行われる吐水管42の回動の感知によって、リセット機構が作動するようになっている。以下、先に吐水管42を回動させてリセットモードとし、この回動後に接触式スイッチ43を押して作動させることによって、リセット機構が作動する形態を示して説明する。
なお、本明細書において「作動の前後一定時間内」とは、接触式スイッチ43を作動させた時点を基準として、本願発明による水処理装置の大きさや用途などに応じて適宜設定されるものである。例えば、本願発明による水処理装置が、家庭のキッチンにおいて用いられる水栓一体型の浄水装置または整水装置などの形態である場合、利用者の感覚的な利便性を考慮して、接触式スイッチ43を作動させた時点を基準として、その前と後のそれぞれにおいて5〜30秒間以内の範囲のいずれかに設定されることが好ましい。
よって、吐水管42を回動させると、マグネット突起48も溝部D内を溝部Dの長さ方向に沿って中心角αの範囲内で移動する。そして、図4(c)に示すように、溝部Dの一端に設置されたホールIC47aにマグネット突起48が接触すると、電気信号が基盤47から図示略の信号配線を通って制御装置4に送られ、リセットが可能なリセットモードとなるように構成されている。
この例では、このように吐水管42を回動させてリセットモードした後、一定時間内に接触式スイッチ43を押して作動させることによりリセット機構が作動し、開放時間カウンタと使用時間カウンタのリセットを実行することができる。
貯水部44bの底面44cをなす内部ケーシング44には、管状の継ぎ手49が液密に挿入されている。該継ぎ手49の下端は浄水管6に接続されており、上端は貯水部44bに開放されている。すなわち、貯水部44bは該継ぎ手49を介して、水栓本体41の内部に貫装された浄水管6と連通している。図中符号50はOリングを示す。
本実施形態の水処理装置では、浄水吐出口11からの吐水積算時間(電磁弁の開放時間の積算値)が規定時間以上になった場合と、浄水手段の使用開始からの経過時間(使用期間)が規定時間以上になった場合に、浄水手段が寿命になったと判定される。本実施形態において、浄水器7に供給される原水の流量は定流量弁3によって一定に制御されているため、浄水吐出口11からの吐水積算時間は、浄水器7で処理された水量(処理量)の積算値(積算流量)に比例する。
そして、この例では、前記吐水積算時間が規定時間を超えた場合と、前記使用期間が規定時間を超えた場合の少なくとも一方が生じたときに、カートリッジ交換サイン13によって報知されるようになっている。
一方、使用期間の管理を行うには、新しい浄水手段を取り付けた時点をスタートと規定して使用時間カウンタでカウントを開始し、その時から1年経過した時点を浄水手段の寿命と判定する。すなわち、浄水手段の使用期間のしきい値を1年間とする。
したがって、例えば吐水積算時間が4000時間に達していなくても、使用期間が1年に達した場合にはカートリッジ交換サイン13が点灯するようになっている。
そして、この例においては、図4(c)に示すように、吐水管42を回動させてマグネット突起48とホールIC47aとを接触させることでリセットモードとし、その後、一定時間内に接触式スイッチ43を押して作動させる。これにより、リセット機構が作動して、開放時間カウンタと使用時間カウンタのリセットを実行することができる。
例えば、先に接触式スイッチ43を、操作手段を作動させる際の押し時間よりも長い時間押すこと(例えば3秒以上等。)、すなわち、長押しすることによって、電磁弁を開閉する電気信号ではなく、リセットモードとする電気信号が制御装置4に送られるように設定しておく。そうすることによって、まず、接触式スイッチ43を所定時間以上、長押ししてリセットモードとし、その後、一定時間内に吐水管42を回動させてマグネット突起48とホールIC47aとを接触させることによって、直ちにリセット機構が作動する形態とすることもできる。また、接触式スイッチ43を所定時間以上、長押ししながら、同時に吐水管42を回動させることによって、リセット機構が作動する形態とすることもできる。
また、接触式スイッチ43は、電磁弁の開閉を制御して吐水管42の管部42aからの吐水と止水とを切り替えるために、水栓本体41に元々設けられているものであるし、吐水管42も、水栓を構成するには元々必要な部材である。この水処理装置では、このような接触式スイッチ43と吐水管42とをリセット機構の作動に利用しているため、リセット機構としてのスイッチを別途新たに設ける必要がない。そのため、コスト面で有利であるうえ、専用水栓10のデザインもスリムかつシンプルに維持でき、デザイン性にも優れる。
その場合、接触式スイッチ43を押して作動させること、並びに、このような作動と同時又は前後一定時間内に行われる吐水管42の回動を感知することにより、しきい値設定機構が作動するようにしてもよい。それにより、リセット機構の場合と同様に、誤操作なく、良好な操作性でしきい値設定機構を作動させることができ、水処理装置のコスト面、デザイン性の点でも好ましい。
その場合、自動吐水手段の作動状態をオンオフするオンオフ設定機構を設けることが好ましい。自動吐水手段は、例えば使用者が旅行などで長期間不在となる場合には、無用に作動しない方が好ましいため、使用者の都合などにより、自動吐水手段の作動状態を適宜オンオフできることが好適である。
また、オンオフ設定機構は、接触式スイッチ43を押して作動させること、並びに、このような作動と同時又は前後一定時間内に行われる吐水管42の回動を感知することにより、作動するようにしてもよい。それにより、リセット機構の場合と同様に、誤操作なく、良好な操作性でオンオフ設定機構を作動させることができ、水処理装置のコスト面、デザイン性の点でも好ましい。具体的には、このようにオンオフ設定機構を作動させる際においても、接触式スイッチ43を長押しする時間をリセット機構の作動時、しきい値設定機構の作動時とはそれぞれ異なるように予め設定しておく方法、マグネット突起48とホールIC47aとの接触時間をリセット機構の作動時、しきい値設定機構の作動時とはそれぞれ異なるように予め設定しておく方法が挙げられる。それにより、リセット機構の作動と、しきい値設定機構の作動と、オンオフ設定機構の作動とが判別可能となる。また、図6に示すようにホールIC47a、47a’を複数設置する方法なども挙げられる。
また、本実施形態においては、開閉弁の例として電磁弁を用いて説明したが、単なる開閉弁に代えて、浄水手段により得られた浄水の吐水と、原水の吐水と、止水などの3つの機能を兼ねた流路切換弁や、プラグ弁などを用いてもよい。そして、プラグ弁を用いた場合には、該プラグ弁と接触式スイッチ43とが電気的な配線ではなく、ワイヤで接続されていてもよい。
7:浄水器
10:専用水栓
41:水栓本体
42:吐水管
43:接触式スイッチ(操作手段)
Claims (7)
- 原水を処理する水処理手段と、前記水処理手段で処理された処理水を吐出する吐水管を有する水栓と、前記吐水管からの吐水と止水とを切り替える操作手段と、前記水処理手段の使用時間を管理する管理手段とを備えた水処理装置であって、
前記水栓は、水栓本体と、該水栓本体の周方向に回動可能に装着された前記吐水管とからなるとともに、前記操作手段は前記水栓本体に設けられており、
前記管理手段は、前記操作手段の作動並びに当該作動と同時又は前後一定時間内に行われた前記吐水管の回動を感知することにより、前記使用時間をリセットするリセット機構を有する水処理装置。 - 前記操作手段は、接触式スイッチである請求項1に記載の水処理装置。
- 前記操作手段の前記作動は、前記接触式スイッチの長押しである請求項2に記載の水処理装置。
- 前記管理手段は、前記使用時間が予め設定されたしきい値を超えたことを報知する報知手段と、
前記操作手段の作動並びに当該作動と同時又は前後一定時間内に行われた前記吐水管の回動を感知することにより、前記しきい値を前記水処理手段の種類に応じて設定するしきい値設定機構を有する請求項1ないし3のいずれかに記載の水処理装置。 - さらに、前記水処理手段に滞留する滞留水を定期的に自動吐出する自動吐水手段と、
前記操作手段の作動並びに当該作動と同時又は前後一定時間内に行われた前記吐水管の回動を感知することにより、前記自動吐水手段の作動状態をオンオフするオンオフ設定機構とを有する請求項1ないし4のいずれかに記載の水処理装置。 - 前記水栓本体が柱状であるとともに、前記操作手段は、前記水栓本体の上面部に設けられている請求項1ないし5のいずれかに記載の水処理装置。
- 前記吐水管には、前記回動の範囲が前記周方向の一部に限定される回動限定機構が設けられている請求項1ないし6のいずれかに記載の水処理装置。
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