JP4963386B2 - 文書データ管理装置及びプログラム - Google Patents
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また、書体により抽出したキーワードから文書構成を判別し、目次と本文のリンク情報を生成する方法も提案されている(例えば、特許文献2)。
複数のデータ階層に区分される複数の文書データ間にリンクを設定するために、文書データからリンクの対象となるリンク対象文字列を抽出する文書データ管理装置であって、
リンク対象文字列の抽出元の抽出元文書データに対して、前記抽出元文書データの上位階層に属する上位文書データ及び下位階層に属する下位文書データを指定する文書体系定義部と、
前記抽出元文書データに対して、リンク対象文字列を抽出するための抽出条件を少なくとも一つ指定するとともに、それぞれの抽出条件が対象とするリンク対象文字列のリンク方向が上位文書データ及び下位文書データのうちのいずれであるのかを指定する文書構造定義部と、
前記抽出元文書データから、指定された抽出条件に合致する文字列をリンク対象文字列として抽出する文字列抽出部と、
前記抽出元文書データに対して、抽出されたリンク対象文字列と、抽出されたリンク対象文字列のリンク方向とが示されるリンク情報を生成するリンク情報生成部を有することを特徴とする。
図1はこの発明の基本動作を説明するためのシステム構成図である。
本実施の形態では、要件管理システムの基本的動作等を説明し、実施の形態2以降にて、要件管理システムの動作等をより詳細に示す。
本実施の形態及び実施の形態2以降では、例えば、ソフトウェア開発又はハードウェア開発の開発プロセスにおいて開発要件を管理するための複数の要件管理文書データ間にリンクを設定する場合について説明する。
なお、要件管理文書データは、文書データ文書又は仕様書とも表記する。
文書情報定義部1は、文書体系定義部1−1と文書構造定義部1−2からなる。
リンク情報自動生成部2は、リンク候補生成部2aとリンク情報決定部2bからなる。更に、リンク候補生成部2aは、リンク候補抽出部2a−1とリンク候補確定部2a−2からなる。リンク情報決定部2bは、リンク情報確定部2b−1からなる。
仕様書のリンク情報保管庫3は、リンク情報自動生成部2にて生成したリンク情報を保管する格納場所を示す。
図2において、文書体系の定義内容101は文書体系定義部1−1の定義内容を示す。文書体系の定義内容101では、上位文書体系103と下位文書体系104を定義する。図2に示す例では、上位文書体系103には、文書A105が属している。下位文書体系104には、文書B106と文書C107が属している。
文書構造の定義内容102は、文書構造定義部1−2にて行う文書構造の定義内容を示す。文書構造の定義内容102は、文書体系の定義内容101の文書B106の場合では、上位文書とのリンクを示す108、110、112の箇所と下位文書とのリンクを示す109、111、113の箇所に分類する。
文書体系の定義内容101は、データ階層において上位の階層に属する上位の要件管理文書データと下位の階層に属する下位の要件管理文書データとの関係を示す。例えば、図4に示す例では、要件仕様書と方式設計書との間では、要求仕様書が上位文書体系103であり、方式設計書が下位文書体系104である。また、それぞれの要件管理文書データには、同位階層に属する同位の要件管理文書データがあり、例えば、要求仕様書の同位の要件管理文書データは、適格性確認試験書であり、方式設計書の同位の要件管理文書データは、結合試験書である。
本実施の形態及び以下に示す実施の形態に係る要件管理システム100(文書データ管理装置)は、
複数のデータ階層に区分される複数の要件管理文書データ間にリンクを設定するために、要件管理文書データからリンクの対象となるリンク対象文字列を抽出する。
要件管理システム100において、文書体系定義部1−1は、リンク対象文字列の抽出元の要件管理文書データ(抽出元文書データ)に対して、抽出元の要件管理文書データの上位階層に属する上位の要件管理文書データ(上位文書データ)、下位階層に属する下位の要件管理文書データ(下位文書データ)及び同位階層に属する同位の要件管理文書データ(同位文書データ)を指定する。
また、文書構造定義部1−2は、抽出元の要件管理文書データに対して、リンク対象文字列を抽出するための抽出条件を少なくとも一つ指定するとともに、それぞれの抽出条件が対象とするリンク対象文字列のリンク方向が上位の要件管理文書データ、下位の要件管理文書データ及び同位の要件管理文書データのうちのいずれであるのかを指定する。
また、リンク候補抽出部2a−1(文字列抽出部)は、抽出元の要件管理文書データから、指定された抽出条件に合致する文字列をリンク対象文字列として抽出する。
リンク候補確定部2a−2(文字列抽出部)は、同一の抽出条件から同一の文字列が重複して抽出されている場合に、重複している複数の文字列の中から一つを選択し、選択した文字列をリンク対象文字列とする。
リンク情報確定部2b−1(リンク情報生成部)は、抽出元の要件管理文書データに対して、抽出されたリンク対象文字列と、抽出されたリンク対象文字列のリンク方向とが示されるリンク情報を生成する。
また、リンク情報確定部2b−1は、実施の形態2において詳述するように、相互に上位の要件管理文書データ及び下位の要件管理文書データの関係にある二つの文書データ間で、リンク方向が相互に対向する共通のリンク対象文字列が抽出されている場合に、当該リンク対象文字列について当該二つの文書データ間でリンクが成立していることを少なくともいずれか一方の文書データのリンク情報に記述する。
また、リンク情報確定部2b−1は、相互に上位の要件管理文書データ及び下位の要件管理文書データの関係にある二つの文書データ間でいずれかのリンク対象文字列についてリンクが成立している場合に、当該リンク対象文字列と、当該上位の要件管理文書データ名と、当該下位の要件管理文書データ名とが示される上下階層間リンク結果情報を生成する。
リンク情報確定部2b−1は、相互に同位の要件管理文書データの関係にある二つの文書データ間で、リンク方向が相互に対向する共通のリンク対象文字列が抽出されている場合に、当該リンク対象文字列について当該二つの文書データ間でリンクが成立していることを少なくともいずれか一方の文書データのリンク情報に記述する。
また、リンク情報確定部2b−1は、相互に同位の要件管理文書データの関係にある二つの文書データ間でいずれかのリンク対象文字列についてリンクが成立している場合に、当該リンク対象文字列と、当該二つの同位の要件管理文書データ名とが示される同位階層間リンク結果情報を生成する。
図44は、本実施の形態及び以下に述べる実施の形態に示す要件管理システム100のハードウェア資源の一例を示す図である。なお、図44の構成は、あくまでも要件管理システム100のハードウェア構成の一例を示すものであり、要件管理システム100のハードウェア構成は図44に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
図44において、要件管理システム100は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。更に、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907と接続していてもよい。また、磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915、キーボード902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力部、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力部、出力装置の一例である。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
ファイル群924には、以下に述べる説明において、「〜の定義」、「〜の抽出」、「〜の比較」、「〜の計算」、「〜の生成」、「〜の変更」、「〜の更新」等として説明している処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリになどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、バッファメモリ等に一時的に記憶される。
また、以下で説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
要件管理システム100では、リンク情報自動生成部2に入力された仕様書に対し、文書情報定義部1の文書体系定義部1−1にて該当する文書体系の定義と、文書構造定義部1−2にて該当する文書構造の定義を用い、リンク情報を自動生成する。
文書体系定義部1−1では、上位文書体系103と下位文書体系104を定義する。
文書構造定義部1−2では、上位文書とのリンクを示す108、110、112の条件と下位文書とのリンクを示す109、111、113の条件を定義する。
リンク候補生成部2aでは、文書情報定義部1の定義に従い、リンク候補抽出部2a−1にて上位文書へのリンク候補と下位文書へのリンク候補の文字列(リンク対象文字列)を抽出する。
リンク候補確定部2a−2では、リンク候補抽出部2a−1の抽出結果から重複部分等を取り除き、リンク候補の文字列(リンク対象文字列)を決定する。
リンク情報決定部2bでは、決定したリンク候補(リンク対象文字列)と文書情報定義部1の文書体系定義部1−1の定義に従い、リンク情報保管庫3に登録済みの仕様書の内容との間のリンク情報を生成する。
以上の実施の形態1では、仕様書のリンク情報を生成する基本動作時の構成を示したものであるが、次に各機能に対するルールや設定機能を付加した構成時の実施の形態を示す。
本実施の形態に係る要件管理システム100は、文書情報定義部10とリンク情報自動生成部11、表示部12、仕様書のリンク情報保管庫13からなる。
リンク情報自動生成部11の構成は、図1のリンク情報自動生成部2に対し、ルール部とルール設定部、設定したルール間の不整合条件検出部を追加した構成となっている。
文書体系定義部10−1は、文書体系ルール部10−2に設定された内容に従い文書体系を定義する定義部である。なお、文書体系定義部10−1は、図1に示す文書体系定義部1−1と同じである。
文書体系ルール部10−2には、文書構造定義部10−4が対象文書(抽出元文書データ)のリンク対象文字列の抽出条件及びリンク方向を指定するための基準を示す文書体系ルールが格納されている。
文書体系ルール設定部10−3(ルール変更部)は、文書体系ルール部10−2に設定されている内容を変更可能な設定部である。
文書構造定義部10−4は、文書構造ルール部10−5に設定された内容に従い文書構造を定義する定義部である。なお、文書構造定義部10−4は、図1に示す文書構造定義部1−2と同じである。
文書構造ルール部10−5には、文書構造定義部10−4が対象文書(抽出元文書データ)のリンク対象文字列の抽出条件及びリンク方向を指定するための基準を示す文書構造ルールが格納されている。
文書構造ルール設定部10−6(ルール変更部)は、文書構造ルール部10−5に設定されている内容を変更可能な設定部である。
リンク候補抽出部11a−1(文字列抽出部)は、文書構造定義部10−4の定義内容に従って、対象文書(抽出元文書データ)からリンク対象文字列を抽出する。後述する派生語の抽出機能を除き、リンク候補抽出部11a−1は、図1に示したリンク候補抽出部2a−1と同じである。
リンク候補確定部11a−2(文字列抽出部)は、リンク候補確定ルール部11a−3に設定された内容に従いリンク候補を確定する確定部である。
リンク候補確定ルール設定部11a−4(ルール変更部)は、リンク候補確定ルール部11a−3に設定されている内容を変更可能な設定部である。
派生語生成部11a−5(派生語抽出条件定義部)は、派生語ルール部11a−6に設定されている内容に従い派生語を生成する生成部である。つまり、派生語生成部11a−5は、リンク対象文字列の抽出条件に合致する文字列の派生語を抽出するための派生語抽出条件をリンク対象文字列の抽出条件のリンク方向ごとに指定する。
派生語ルール部11a−6には、データ階層の各階層に対してリンク対象文字列の抽出条件に合致する文字列に対する派生語を抽出するため基準を示す派生語ルールが格納されている。
派生語ルール設定部11a−7(ルール変更部)は、派生語ルール部11a−6に設定されている内容を変更可能な設定部である。
また、不整合条件検出部11a−8は、派生語ルール内でのルールの不整合、文書体系ルールと派生語ルールとの間の不整合、文書構造ルールと派生語ルールとの間の不整合、文書体系ルール部と文書構造ルール部と派生語ルールとの間の不整合の少なくともいずれかを検出する。
更に、不整合条件検出部11a−8は、後述するリンク情報確定ルール部11b−2(リンク成否判定ルール部)が保有するリンク情報確定ルール(リンク成否判定ルール)内でのルールの不整合、文書体系ルールとリンク情報確定ルールとの間の不整合、文書構造ルールとリンク情報確定ルールとの間の不整合、文書体系ルール部と文書構造ルール部とリンク情報確定ルールとの間の不整合の少なくともいずれかを検出する。
また、不整合条件検出部11a−8は、リンク情報確定部11b−1により生成されたリンク情報と、文書体系ルール及び文書構造ルールとの間の不整合を検出する。
また、不整合条件検出部11a−8は、リンク情報確定部11b−1により生成されたリンク情報と、文書体系ルール、文書構造ルール及び派生語ルールとの間の不整合を検出する。
更に、不整合条件検出部11a−8は、リンク情報確定部11b−1により二つの文書データ間でリンクが成立していることが記述されたリンク情報と、文書体系ルール、文書構造ルール及びリンク成否判定ルールとの間の不整合を検出する。
リンク候補抽出部11a−1(文字列抽出部)は、文書情報定義部10の内容と派生語生成部11a−5の定義に従いリンク候補の抽出を行う抽出部である。つまり、リンク候補抽出部11a−1は、リンク対象文字列の抽出条件に合致する文字列及び派生語抽出条件に合致する文字列をリンク対象文字列として抽出する。
リンク情報確定部11b−1(リンク情報生成部)は、リンク情報確定ルール部11b−2(リンク成否判定ルール部)に設定された内容に従いリンク情報を確定させる確定部である。
リンク情報確定ルール部11b−2(リンク成否判定ルール部)は、相互に上下の階層に属する二つの要件管理文書データ間又は相互に同位の階層に属する二つの要件管理文書データ間でリンク方向が相互に対向する共通のリンク対象文字列が抽出されているか否かを判定するためのリンク情報確定ルール(リンク成否判定ルール)を格納する。
リンク情報確定ルール設定部11b−3(ルール変更部)は、リンク情報確定ルール部11b−2に設定されている内容を変更可能な設定部である。
仕様書のリンク情報保管庫13には、リンク情報決定部11bにて決定したリンク情報とリンク生成時の情報が格納される。
文書体系ルールテーブル201には、文書体系ルール、すなわち、文書体系定義部10−1が対象文書(抽出元文書データ)の上位文書データ及び下位文書データを指定するための基準が示されている。
文書体系ルールテーブル201は、ルールの番号を定義するルール番号201aと文書体系定義時の対象文書201b(抽出元文書データ)、対象文書201bに対する下位文書201c、対象文書と同等の位置付けで扱う対象文書と同等の文書201dにて構成する。
対象文書201bの上位文書は、当該対象文書が下位文書となっているルール(一つ上のレコード)を参照することで、対象文書の上位文書を検知することが可能である。
例えば、方式設計書について、ルール2より詳細設計書が下位文書であり、結合試験書が同等の文書であることが検知でき、ルール1より要求仕様書が上位文書であることが検知できる。
また、図4の形式とは異なり、ルール番号201aに対して下位文書201c、同等の文書201dとともに上位文書を明示するテーブルとしてもよい。
文書構造ルールテーブル202には、文書構造ルール、すなわち、文書構造定義部10−4が対象文書(抽出元文書データ)のリンク対象文字列の抽出条件及びリンク方向を指定するための基準が示されている。
文書構造ルールテーブル202は、ルールの番号を定義するルール番号202aと文書構造定義時の対象文書202b(抽出元文書データ)、対象文書202bに対するリンク方向202c、対象文書からリンク候補を抽出するための文書構造によるリンク候補抽出定義202d(抽出条件)にて構成する。
対象文書「要件仕様書」には下位文書と同等文書しか存在しないため、図5では、対象文書202b「要求仕様書」に対して、リンク方向202cは「下位」及び「同等」のみが示されているが、例えば、対象文書202b「方式設計書」に対しては、リンク方向202cは「上位」、「下位」及び「同等」が示されることになる。
リンク候補確定ルールテーブル203は、リンク候補確定部11a−2が、リンク候補(リンク対象文字列)を確定するための基準が示されており、ルールの番号を定義するルール番号203aと対象文書203b、対象文書203bに対するリンク方向203c、対象文書のリンク候補を確定するためのリンク候補確定条件203dにて構成する。
リンク候補確定ルールテーブル203は、同一の抽出条件に対して同一の文字列が重複して抽出された場合に、重複を排除するためのテーブルである。
派生語ルールテーブル204は、派生語ルール、すなわち、データ階層の各階層に対してリンク対象文字列の抽出条件に合致する文字列に対する派生語を抽出するため基準を示す。
派生語ルールテーブル204は、ルールの番号を定義するルール番号204aと対象文書204b、対象文書204bに対するリンク方向204c、対象文書のリンク候補の語尾変化に対応するための派生語生成定義204d(派生語抽出条件)にて構成する。
不整合条件ルールテーブル205は、ルールの番号を定義するルール番号205aと対象文書205b、対象文書205bに対するリンク方向205c、対象文書に対する各ルール部間の条件不一致を検査するための不整合条件定義205dにて構成する。
リンク情報確定ルールテーブル206は、ルールの番号を定義するルール番号206aと対象文書206b、対象文書206bに対するリンク方向206c、対象文書に対するリンク情報を確定するためのリンク情報確定条件206dにて構成する。
リンク候補検索結果テーブル207は、リンク候補(リンク対象文字列)の番号を定義するリンク候補番号207aと対象文書からのリンク方向207b、対象文書内の章や節等のリンク候補とした文字列の表題階層を示す階層情報207c、抽出したリンク候補文字列207e(リンク対象文字列)と抽出したリンク候補文字列207eに対する派生語を付加したか否かの付加情報207dにて構成する。
仕様書の上下階層間リンク結果208は、相互に上位の要件管理文書データ及び下位の要件管理文書データの関係にある二つの文書データ間でいずれかのリンク対象文字列についてリンクが成立している場合に、当該リンク対象文字列と、当該上位の要件管理文書データ名と、当該下位の要件管理文書データ名とを示す。
仕様書の上下階層間リンク結果208は、リンク情報の番号を定義するリンク情報番号208aと対象文書である上位文書名208b、対象文書名208bにおける文書の構造上の章や節の階層情報208c、対象文書のリンク情報文字列208d(リンク対象文字列)、対象文書から下位文書にあたる下位文書名208e、下位文書名208eにおける文書内の構造上の章や節の階層情報208f、リンク情報文字列208dに対する構成管理情報208gにて構成する。
仕様書の同等階層間リンク結果209は、相互に同位の要件管理文書データの関係にある二つの文書データ間でいずれかのリンク対象文字列についてリンクが成立している場合に、当該リンク対象文字列と、当該二つの同位の要件管理文書データ名とを示す。
仕様書の同等階層間リンク結果209は、リンク情報の番号を定義するリンク情報番号209aと対象文書である対象文書名209b、対象文書名209bにおける文書内の構造上の章や節の階層情報209c、対象文書のリンク情報文字列209d(リンク対象文字列)、対象文書と同等の階層であるリンク先文書名209e、リンク先文書名209eにおける文書内の構造上の章や節の階層情報209f、リンク情報文字列209dに対する構成管理情報209gにて構成する。
対象仕様書内リンク結果210には、相互に上位の要件管理文書データ及び下位の要件管理文書データの関係にある二つの文書データ間で、リンク方向が相互に対向する共通のリンク対象文字列が抽出されている場合に、当該リンク対象文字列について当該二つの文書データ間でリンクが成立していることが記述される。また、相互に同位の要件管理文書データの関係にある二つの文書データ間で、リンク方向が相互に対向する共通のリンク対象文字列が抽出されている場合に、当該リンク対象文字列について当該二つの文書データ間でリンクが成立していることが記述される。
対象仕様書内リンク結果210は、リンク結果の番号を定義するリンク結果番号210aと対象文書である文書名210b、対象の文書名210bにおける文書内の構造上の章や節の階層情報210c、対象文書のリンク情報文字列210d(リンク対象文字列)、対象文書のリンク情報文字列に対する派生語等の付加文字210e、対象文書の抽出リンク情報文字列に対するリンク先状況210f、リンク先文書のリンク情報文字列210dに対する構成管理情報210gにて構成する。
対象仕様書内リンク結果210は、要件管理文書データが入力される度に、入力された各々の要件管理文書データに対して生成される。
このフローチャートの例では、リンク情報自動生成処理(S2502)と設定処理変更(S2506)、不整合条件検出処理(S2504)に分けて処理を実施する例を示している。
リンク情報自動生成処理(S2502)とは、上下階層間リンク結果208、同等階層間リンク結果209及び対象仕様書内リンク結果210を生成するための手順である。
設定処理変更(S2506)とは、各ルール部(文書体系ルール部10−2、リンク候補確定ルール部11a−3等)のルールテーブルを変更するための手順である。
不整合条件検出処理(S2504)とは、不整合条件検出部11a−8において、ルールテーブル間やルールテーブルとリンク情報との間の不整合を検出するための手順である。
本フローチャートは、リンク情報自動生成処理中に、設定処理を実施しないことを示すものでは無い。
このフローチャートの例では、処理の開始時に変更するルールを選択することを示している。
本フローチャートは、設定変更処理の起動時にパラメータとして変更ルールの選択情報を指定しないことを示すものでは無い。
このフローチャートの例では、各処理を順番に実施することを示している。
本フローチャートは、処理の開始時に実施する処理の選択や途中にルールの変更、処理の継続の有無の確認、処理結果によるルールへの追加項目の確認等を実施しないことを示すものではない。
対象仕様書内リンク結果410は、リンク結果の番号を定義するリンク結果番号410aと対象文書である文書名410b、対象の文書名410bにおける文書内の構造上の章や節の階層情報410c、対象文書のリンク情報文字列410d(リンク対象文字列)、対象文書のリンク情報文字列に対する派生語等の付加文字410e、対象文書の抽出リンク情報文字列に対するリンク先状況410f、リンク先文書のリンク情報文字列410dに対する構成管理情報410gにて構成する。
このフローチャートの例では、テーブル検索処理をループで実施することを示している。
本フローチャートは、処理の実現方法の一例を示すものである。
このフローチャートの例では、テーブル検索処理をループで実施することを示している。本フローチャートは、処理の実現方法の一例を示すものである。
このフローチャートの例では、テーブル検索処理をループで実施することを示している。
本フローチャートは、処理の実現方法の一例を示すものである。
このフローチャートの例では、テーブル検索処理をループで実施することを示している。
本フローチャートは、処理の実現方法の一例を示すものである。
このフローチャートの例では、テーブル検索処理をループで実施することを示している。本フローチャートは、処理の実現方法の一例を示すものである。
このフローチャートの例では、テーブル検索処理をループで実施することを示している。
本フローチャートは、処理の実現方法の一例を示すものである。
このフローチャートの例では、ルール単体の確認と生成情報の確認を実施することを示している。
本フローチャートは、処理の実現方法の一例を示すものである。
以下に、ソフトウェア開発において、要求分析、方式設計、詳細設計、ソフトウェア作成及び試験、ソフトウェア結合、ソフトウェア適格性確認テストの開発プロセスに従い開発を行う場合において、各開発プロセスにおける仕様書作成を以下の様に定義した例を示す。
(a)要求分析の開発プロセスでは、要求仕様書を作成する。
(b)方式設計の開発プロセスでは、方式設計書を作成する。
(c)詳細設計の開発プロセスでは、詳細設計書を作成する。
(d)ソフトウェア作成及び試験の開発プロセスでは、ソースコードと単体試験書を作成する。
(e)ソフトウェア結合の開発プロセスでは、結合試験書を作成する。
(f)ソフトウェア適格性確認テストの開発プロセスでは、適格性確認試験書を作成する。
本システムにて実施する処理は、大きく以下の3つに分けられる。
(1)リンク情報自動生成処理
(2)設定変更処理
(3)不整合条件検出処理
対象文書に対するリンク候補(リンク対象文字列)の抽出は、文書体系定義部10−1と文書構造定義部10−4にて定義した内容に従い、派生語生成部11a−5の情報を基に、リンク候補抽出部11a−1にて行う。
リンク候補(リンク対象文字列)の確定は、実施の形態1と同様にリンク候補確定部11a−2にて行う。
抽出したリンク候補(リンク対象文字列)の情報を基に、リンク情報決定部11bのリンク情報確定部11b−1にてリンク情報を決定し、仕様書のリンク情報保管庫13に格納する。この時に発生した各種情報の内、表示の設定がある情報は、表示部12にて表示を行う。
尚、各部に対応するルール部の設定内容に従い動作する。
本処理(ルールの設定変更処理)のフローチャートを図26に示す。
上述の開発プロセスで開発を行う場合、文書体系ルール部10−2における文書体系ルールテーブル201を図4の様に設定する。
この様に設定することで、要求仕様書と適格性確認試験書を最上位とし、ソースコードを最下位にしたV字の文書体系の設定ができる。
本構成に、要求仕様書を示す情報と要件管理文書データを入力すると、文書体系定義部10−1では、文書体系ルール部10−2の設定である文書体系ルールテーブル201の内容に従い、対象文書の列に「要求仕様書」の記述があるルール1の内容を選択する。文書体系定義部10−1の選択結果(ルール1)を示す情報は、図43に示すように、文書体系定義情報101として出力される。
このルール1により、要求仕様書の下位文書が方式設計書であり、同等の文書が適格性確認試験書であると指定される。
本処理のフローチャートを図29に示す。
文書体系ルールテーブル201の内容を変更する処理は、フローチャート図26の「文書体系」の判定で、「Yes」となり「文書体系ルール設定」の処理を実施する箇所に該当する。
ルール1の抽出条件により、リンク対象文字列の抽出対象の要件管理文書データから、「章」の階層に属する表題を抽出することができ、ルール2の抽出条件により、リンク対象文字列の抽出対象の要件管理文書データから、「節」の階層に属する表題を抽出することができ、ルール3の抽出条件により、リンク対象文字列の抽出対象の要件管理文書データから、「章」及び「節」の表題の題名の文字列を抽出することができる。
また、ルール4の抽出条件により、要求仕様書とその下位文書とのリンクの設定のために、リンク対象文字列(要求仕様書内の文字列)として、章の題名又は節の題名を抽出することができる。なお、リンク先対象文字列は、下位文書に含まれる文字列であり、リンク対象文字列のリンク先となる文字列である。リンク先対象文字列は、下位文書である方式設計書が生成された際に、方式設計書から抽出される。
同様に、ルール5の抽出条件により、要求仕様書とその同位文書とのリンクの設定のために、リンク対象文字列(要求仕様書内の文字列)として、章の題名又は節の題名を抽出することができる。なお、リンク先対象文字列は、同位文書に含まれる文字列であり、リンク対象文字列のリンク先となる文字列である。リンク先対象文字列は、同位文書である適格性確認試験書が生成された際に、方式設計書から抽出される。
このように、文書構造定義部10−4は、リンク対象文字列の抽出条件として、要件管理文書データ(抽出元文書データ)内の特定の階層に属する表題に含まれる文字列をリンク対象文字列として抽出するよう指定する。そして、後述するように、リンク候補抽出部11a−1は、要件管理文書データ(抽出元文書データ)から、指定された階層に属する表題に含まれる文字列を抽出する。
また、文書構造定義部10−4は、リンク対象文字列の抽出条件のリンク方向ごとに、リンク対象文字列の抽出対象の表題階層を指定する。
なお、本処理のフローチャートを図30に示す。
文書構造ルールテーブル202の内容を変更する処理は、フローチャート図26の「文書構造」の判定で、「Yes」となり「文書構造ルール設定」の処理を実施する箇所に該当する。
ルール1は、下位文書とのリンクのために要求仕様書から派生語を抽出するための条件(派生語抽出条件)であり、ルール2は、同位文書とのリンクのために要求仕様書から派生語を抽出するための条件(派生語抽出条件)である。
派生語生成部11a−5の選択結果(ルール1、ルール2)を示す情報は、図43に示すように、派生語生成情報111として出力される。
本処理のフローチャートを図31に示す。
派生語ルールテーブル204の内容を変更する処理は、フローチャート図26の「派生語」の判定で、「Yes」となり「派生語ルール設定」の処理を実施する箇所に該当する。
また、派生語ルール部11a−6は、前述の文書構造を示す情報を用い、派生語ルールテーブル204の定義から対象文書として要求仕様書を選択し、要求仕様書に対するリンク方向先の仕様書に対する派生語生成情報を生成する。
抽出したリンク候補(リンク対象文字列の候補)の結果は、図43に示すように、リンク候補検索結果テーブル(重複あり)207+αとして出力される。
このリンク候補検索結果テーブル(重複あり)207+αは、リンク候補検索結果テーブル207のリンク方向207bと階層情報207c、付加情報207d、リンク候補文字列207eの内容に対し、重複分等のリンク候補確定部11a−2で削除される情報を含んだ内容のテーブルとなる。つまり、リンク候補抽出部11a−1による文字列の抽出では、同一の抽出条件に対して同一の文字列が重複して抽出されている場合があり、リンク候補検索結果テーブル(重複あり)207+αは、重複に対する調整がなされる前のテーブルであり、同一の文字列が重複して含まれている。
リンク候補抽出部11a−1の処理のフローチャートを図32に示す。
そして、リンク候補抽出部11a−1でリンク候補を抽出したリンク候補検索結果テーブル(重複あり)207+αの内容に対し、リンク方向下位分に対してはルール1に従い重複したリンク候補や「機能概要」のリンク候補、「ユーザI/F仕様」のリンク候補の削除を行いリンク候補検索結果テーブル207を生成する。
つまり、リンク候補確定部11a−2では、リンク候補検索結果テーブル(重複あり)207+αにおいて、同一の抽出条件から同一の文字列が重複して抽出されている場合に、重複している複数の文字列の中から一つを選択する。
リンク候補確定部11a−2の処理のフローチャートを図33に示す。
リンク候補確定ルールテーブル203の内容を変更する処理は、フローチャート図26の「リンク候補」の判定で、「Yes」となり「リンク候補確定ルール設定」の処理を実施する箇所に該当する。
リンク情報確定部11b−1では、リンク情報確定ルール部11b−2の設定であるリンク情報確定ルールテーブル206の内容に従い、対象文書の列に「要求仕様書」の記述があるルール1の内容を選択する。
リンク情報確定ルールテーブル206の内容を変更する処理は、フローチャート図26の「リンク情報」の判定で、「Yes」となり「リンク情報確定ルール設定」の処理を実施する箇所に該当する。
このように、リンク情報確定部11b−1は、リンク対象文字列の抽出元となる要件管理文書データ(抽出元文書データ)に対して、抽出されたリンク対象文字列(リンク情報文字列210d)と、抽出されたリンク対象文字列のリンク方向(リンク状況210f)が示されるリンク情報を生成する。
また、リンク情報確定部11b−1は、リンク対象文字列の抽出元となる要件管理文書データ(抽出元文書データ)に対して、リンク対象文字列が抽出された表題階層(階層情報210c)が示されるリンク情報を生成する。
リンク情報の決定処理(S2706)では、はじめに、リンク情報確定ルール部11b−2の設定内容(リンク情報確定ルールテーブル206)から該当するルールの検出を行う。リンク情報確定ルールテーブル206の読込み(S3401)にて読込んだリンク情報確定ルールテーブル206は、対応ルール検知(S3403)にて該当したルールを検知し、リンク情報確定の適用ルールの設定(S3404)にて保持する。テーブルの最後は、テーブルの検索完了(S3402)にて検出する。
次に、リンク候補検索結果テーブル207の読込み(S3405)と対象仕様書内リンク結果210の登録/改訂(S3406)にて、リンク情報を確定するためのデータを先に読込む。対象仕様書内リンク結果210の登録/改訂(S3406)では、適用ルールを用い、対象仕様書内リンク結果210を設定する。新規に対象仕様書内リンク結果210へ登録するリンク結果のリンク状況210fは、「対応先無し」を設定する。関連文書登録済み(S3407)にて、登録済みの関連文書があると判定した場合は、ルールに従い関連文書のリンク結果を更新する。尚、対象仕様書内リンク結果210の改訂(S3414、S3418)では、対象仕様書内リンク結果210のリンク状況210fを、確認したリンク状況に訂正する。
要求仕様書登録後に方式設計書を登録した場合は、同様に方式設計書に対してリンク候補確定部11a−2で作成したリンク候補検索結果テーブル207の内容と要求仕様書のリンク候補検索結果テーブル207の内容より、上位文書を要求仕様書とし、下位文書を方式設計書とした対象仕様書内リンク結果210のテーブルを作成する。
図28のリンク結果1のリンク情報文字列410dに示す「要求性能」は、要求仕様書に記載された文字列が方式設計書にも同様の文字列があるため、リンク状況410fの欄に「下位リンク成立」と記述してある。そして、リンク結果1のリンク情報文字列410f「要求性能」は、要求仕様書の章の題名であるため、文書名410bには「要求仕様書」、階層情報410cには「第2章の題名」、付加文字410eには「なし」と記述される。また、構成管理情報410gには、要求仕様書が第二版まで改訂されているが、リンク結果1は初版で登録後変更が無いため、「初版登録」の記述となる。
リンク結果2のリンク情報文字列410dに示す「機能」は、同様に要求仕様書の章の題名であるため、文書名410bには「要求仕様書」、階層情報410cには「第3章の題名」、付加文字410eには「なし」と記述するが、方式設計書に同様の文字列がないため、リンク状況410fの欄に「対応先無し」と記述してある。
リンク結果3のリンク情報文字列410dに示す「特権処理機能」は、要求仕様書の章の題名が「機能」であり、項目名が「特権処理」であるため、文書名410bには「要求仕様書」、階層情報410cには「第3章の項目名」、付加文字410eには「上位題名」と記述し、方式設計書に同様の文字列がないため、リンク状況410fの欄に「対応先無し」と記述してある。また、構成管理情報410gには、要求仕様書が第二版まで改訂されており、リンク結果3の情報が第二版改訂にて変更したため、「第二版改訂」の記述となる。
別の方法として、要求仕様書の対象仕様書内リンク結果410のリンク状況410fの欄に下位リンク成立と記述するか、又は方式設計書の対象仕様書内リンク結果210のリンク状況210fの欄に上位リンク成立と記述するかのどちらかの一方を行うことにより、要求仕様書と方式設計書との間にリンクが成立していることを表してもよい。
また、リンク情報を作成した内容については、対象仕様書内リンク結果210の情報に対し、リンク状況210fと構成管理情報210gを定義し管理を行う。
また、リンク情報を作成した内容については、方式設計書と同様に、対象仕様書内リンク結果210の情報に対し、リンク状況210fと構成管理情報210gを定義し管理を行う。
また、リンク情報確定部11b−1は、相互に同位の要件管理文書データの関係にある二つの文書データ間で、リンク方向が相互に対向する共通のリンク対象文字列が抽出されている場合に、当該リンク対象文字列について当該二つの文書データ間でリンクが成立していることを少なくともいずれか一方の文書データのリンク情報に記述する。
また、リンク情報確定部11b−1は、相互に上位の要件管理文書データ及び下位の要件管理文書データの関係にある二つの文書データ間でいずれかのリンク対象文字列についてリンクが成立している場合に、当該リンク対象文字列と、当該上位の要件管理文書データ名と、当該下位の要件管理文書データ名とが示される上下階層間リンク結果情報を生成する。
また、リンク情報確定部11b−1は、相互に同位の要件管理文書データの関係にある二つの文書データ間でいずれかのリンク対象文字列についてリンクが成立している場合に、当該リンク対象文字列と、当該二つの同位の要件管理文書データ名とが示される同位階層間リンク結果情報を生成する。
図25のフローチャートに示した不整合条件検出部では、以下の2点の検出を行う。
(1)ルール単体の不整合条件の検出
(2)生成した情報とルールの不整合条件の検出
本処理のフローチャートを図35に示す。
次に、文書構造ルールテーブル202の対象文書に対し、対象文書と上位文書、下位文書の各々の文書に対してリンク対象文字列の抽出する文書構造情報を生成する。
文書の関係を生成後、以下の順序で確認する。
(1)生成した文書体系情報と文書構造情報に対して、ルール1の階層の重複に対する上下関係の重複の指定の確認と、階層を逆転して指定していないかを確認
(2)派生語ルールテーブル204の対象文書に対し、生成した関係と対象文書と上位文書、下位文書に対して検索し、派生語生成定義で使用されない定義が無いかを確認
(3)派生語ルールテーブル204の対象文書に対し、リンク候補確定ルールテーブル203の対象文書のリンク方向にて、派生語生成定義の言葉を除く等の矛盾がないか確認
尚、生成順序や確認順序は、例であり順序を規定するものではない。
本処理は、フローチャート図26の「不整合条件」の判定で、「Yes」となり「不整合条件ルール設定」の処理を実施する箇所に該当する。
不整合条件検出部11a−8は、仕様書の入力と同期せずに確認可能であり、対象文書を指定することで、指定した対象文書時の設定のみの不整合検出も可能である。全体を指定した場合は、文書体系ルールテーブル201で設定した文書体系全体に対する不整合検出を実施する。
また、本実施の形態では、リンク対象の文字列のリンク方向が上位文書データ及び下位文書データのうちのいずれであるのかを指定して文字列の抽出条件を定義し、定義したリンク方向ごとの抽出条件に従って文字列を抽出する。また、派生語も合わせて抽出する。このため、1つの要件が複数に分割される場合や、上流で定義された要件の語句と下流で定義された要件の語句が異なる場合でも、上流で定義した要件と下流で詳細化した要件とを結び付けることができる。
また、対象仕様書内リンク結果において、抽出した文字列ごとにリンク方向が上位文書データであるか下位文書データであるかを示すことができる。
また、上下階層間リンク結果を生成することにより、上下関係にあるいずれの要件管理文書データ間にリンクが成立しているか、いずれの文字列についてリンクが成立しているかを示すことができる。
更に、同等階層間リンク結果を生成することにより、同等の階層にあるいずれの要件管理文書データ間にリンクが成立しているか、いずれの文字列についてリンクが成立しているかを示すことができる。
以上の実施の形態2に対し、リンク情報の自動検証機能を付加した構成時の実施の形態を示す。
図14において、文書情報定義部10、リンク情報自動生成部11、表示部12及び仕様書のリンク情報保管庫13は、図3に示したものと同様のため、説明を省略する。
図14のリンク情報の自動検証部14は、作成したリンク情報の網羅度や影響範囲の確認部である。
新規登録分によるリンク情報の網羅度調査部14−1は、新規登録分によるリンク情報の網羅度調査ルール部14−2に設定された内容に従い網羅度を調査する調査部である。
新規登録分によるリンク情報の網羅度調査ルール設定部14−3は、新規登録分によるリンク情報の網羅度調査ルール部14−2に設定されている内容を変更可能な設定部である。
既存登録分のリンク情報の網羅度調査部14−4は、既存登録分によるリンク情報の網羅度調査ルール部14−5に設定された内容に従い網羅度を調査する調査部である。
既存登録分のリンク情報の網羅度調査ルール設定部14−6は、既存登録分のリンク情報の網羅度調査ルール部14−5に設定されている内容を変更可能な設定部である。
リンク情報の変更による影響調査部14−7は、リンク情報の変更による影響調査ルール部14−8に設定された内容に従い変更の影響を調査する調査部である。
リンク情報の変更による影響調査ルール設定部14−9は、リンク情報の変更による影響調査ルール部14−8に設定されている内容を変更可能な設定部である。
変更になったリンク情報の影響調査部14−10は、変更になったリンク情報の影響調査ルール部14−11に設定された内容に従い変更による影響を調査する調査部である。
変更になったリンク情報の影響調査ルール設定部14−12は、変更になったリンク情報の影響調査ルール部14−11に設定されている内容を変更可能な設定部である。
そして、新規登録分によるリンク情報の網羅度調査部14−1は、新規登録分の文書データ(抽出元文書データ)に含まれるリンク対象文字列からのリンクが階層ごとに順次遷移し、複数のデータ階層の全階層に渡ってリンクが連鎖しているか否かを調査する。
また、既存登録分のリンク情報の網羅度調査部14−4は、リンク情報確定部11b−1によりリンク情報が生成済の既登録の文書データに含まれるリンク対象文字列からのリンクが階層ごとに順次遷移し、複数のデータ階層の全階層に渡ってリンクが連鎖しているか否かを調査する。
リンク情報の変更による影響調査部14−7は、いずれかの既登録文書データのリンク情報が変更される前に、当該既登録文書データのリンク情報が変更になった場合に当該変更が他の既登録文書データのリンク情報に与える影響を調査する。
変更になったリンク情報の影響調査部14−10は、いずれかの既登録文書データのリンク情報が変更された後に、当該既登録文書データのリンク情報になされた変更が他の既登録文書データのリンク情報に与えた影響を調査する。
既存登録分のリンク情報の網羅度調査ルール定義テーブル212は、ルール番号を定義するルール番号212aと対象文書である対象文書名212b、対象文書名212bのリンク方向を示すリンク方向212c、対象文書の網羅度調査条件を示す網羅度調査条件定義212dにて構成する。
リンク情報の変更による影響調査ルール定義テーブル213は、ルール番号を定義するルール番号213aと対象文書である対象文書名213b、対象文書名213bのリンク方向を示すリンク方向213c、対象文書の影響範囲検索条件を示す影響範囲検索条件定義213dにて構成する。
変更になったリンク情報の影響調査ルール定義テーブル214は、ルール番号を定義するルール番号214aと対象文書である対象文書名214b、対象文書名214bのリンク方向を示すリンク方向214c、対象文書の影響範囲検索条件を示す影響範囲検索条件定義214dにて構成する。
このフローチャートの例では、リンク情報自動生成処理(S3604)と設定変更処理(S3607)、不整合条件検出処理(S3606)、リンク情報自動検証処理(S3602)に分けて処理を実施する例を示している。
本フローチャートは、リンク情報自動生成処理中に、設定処理を実施しないことを示すものでは無い。
このフローチャートの例では、処理の開始時に変更するルールを選択することを示している。本フローチャートは、設定変更処理の起動時にパラメータとして変更ルールの選択情報を指定しないことを示すものでは無い。
図37では、図26に示した処理に加えて、新規登録分によるリンク情報の網羅度調査ルールの設定変更(S3716)、既存登録分によるリンク情報の網羅度調査ルールの設定変更(S3718)、リンク情報の変更による影響調査ルールの設定変更(S3720)、変更になったリンク情報の影響調査ルールの設定変更(S3722)が可能であることを示す。
このフローチャートの例では、ルール単体の確認と生成情報の確認を実施することを示している。本フローチャートは、処理の実現方法の一例を示すものである。
図38では、図35に示した処理に加えて、新規登録網羅度の不整合条件(S3804、S3822〜S3826)、既存登録網羅度の不整合条件(S3805、S3817〜S3821)、変更による影響の不整合条件(S3806〜S3816)の検出が可能であることを示す。
このフローチャートの例では、網羅度や影響調査を選択し実施することを示している。本フローチャートは、処理の実現方法の一例を示すものであり、複数の処理を一度に実施することを制限するものではない。
なお、図39の網羅度の調査処理及び影響度の調査処理は、従来から存在する網羅度の調査アルゴリズム及び影響度の調査アルゴリズムを用いる。
本構成におけるリンク情報の自動検証時の大きな流れを以下に示す。
実施の形態3の要件管理システム100は、リンク情報の自動検証処理を追加したため、実施の形態2のフローチャート図25に、リンク情報自動検証処理(S3602)を追加したフローチャートとして図36に示す。
リンク情報の自動検証は、以下の四通りの検証がある。
(1)新規に登録した仕様書とリンク情報保管庫13の内容を基にした検証
(2)既にリンク情報保管庫13へ登録済みの仕様書の内容を基にした検証
(3)仕様書の変更予定箇所からリンク情報保管庫13の情報を基に変更の影響範囲の検証
(4)登録済み仕様書の改訂登録に伴うリンク情報保管庫13の情報を基にした変更の影響範囲の検証
リンク情報の自動検証部14では、仕様書のリンク情報保管庫13に登録済みの情報と文書体系ルール部10−2と文書構造ルール部10−5の内容を基に検証を行う。
要求仕様書の場合、新規登録分によるリンク情報の網羅度調査部14−1では、新規登録分によるリンク情報の網羅度調査ルール部14−2の設定である新規登録分によるリンク情報の網羅度調査ルールテーブル211の内容に従い、対象文書の列に記載してある「要求仕様書」が記述されているルール1とルール2を選択する。
ルール1の要求仕様書の下位に対する網羅度の調査は、網羅度調査条件定義に「確認なし」の定義があるため実施しない。
ルール2の要求仕様書の同等に対する網羅度の調査は、網羅度調査条件定義に従い該当する仕様書の上下階層間リンク結果208や同等階層間リンク結果209、対象仕様書内リンク結果210の定義内容の確認を実施し、未登録分はエラー情報として管理を行う。
また、網羅度調査条件定義にエラー情報の表示があるため、エラー情報として管理したものは表示部12にて表示を行う。
設定変更の処理は、基本的に実施の形態2の処理と同じであるため、実施の形態2のフローチャートに対し、実施の形態3の機能を追加したフローチャートを図37に示す。
本処理は、フローチャート図37の「新規登録網羅度」の判定で、「Yes」となり「新規登録分によるリンク情報の網羅度調査ルール設定」の処理を実施する箇所に該当する。
ルール1の要求仕様書の下位に対する網羅度の調査は、網羅度調査条件定義に従い上下の階層間定義の確認を実施し、未登録分はエラー情報として管理を行う。
ルール2の要求仕様書の同等に対する網羅度の調査は、網羅度調査条件定義に従い階層間定義の確認を実施し、未登録分はエラー情報として管理を行う。また、ルール1とルール2伴に、網羅度調査条件定義にエラー情報の表示があるため、エラー情報として管理したものは表示部12にて表示を行う。
本処理は、フローチャート図37の「既存改訂網羅度」の判定で、「Yes」となり「既存登録分によるリンク情報の網羅度調査ルール設定」の処理を実施する箇所に該当する。
影響範囲の調査に使用する定義は、リンク情報の変更による影響調査ルール部14−8の設定であるリンク情報の変更による影響調査ルールテーブル213の内容に従い、対象文書の列に記載してある「要求仕様書」が記述されているルール1とルール2を選択する。
ルール2の要求仕様書の同等に対する影響調査は、影響範囲調査条件定義に従い階層間定義の確認を実施し、影響する部分は影響範囲として管理を行う。
また、ルール1とルール2ともに、影響範囲調査条件定義に影響範囲の表示が指定あるため、影響範囲として管理したものは表示部12にて表示を行う。
影響範囲の調査に使用する定義は、リンク情報の影響調査ルール部14−11の設定である変更になったリンク情報の影響調査ルールテーブル214の内容に従い、対象文書の列に記載してある「要求仕様書」が記述されているルール1とルール2を選択する。
ルール1の要求仕様書の下位に対する影響調査は、影響範囲調査条件定義に従い上下の階層間定義の確認を実施し、影響する部分を影響範囲として管理を行う。
ルール2の要求仕様書の同等に対する影響調査は、影響範囲調査条件定義に従い階層間定義の確認を実施し、影響する部分は影響範囲として管理を行う。
また、ルール1とルール2ともに、影響範囲調査条件定義に影響範囲の表示が指定あるため、影響範囲として管理したものは表示部12にて表示を行う。
本処理は、フローチャート図37の「改定影響調査」の判定で、「Yes」となり「変更になったリンク情報の影響調査ルール設定」の処理を実施する箇所に該当する。
次に、実施の形態1の仕様書のリンク情報を生成する基本動作時の構成を示したものに対し、基本的な機能のみ付加した構成時の実施の形態を示す。
図19では、文書情報定義部20とリンク情報自動生成部21、表示部22、仕様書のリンク情報保管庫23からなる構成例を示している。
文書情報定義部20の構成は、図1の文書情報定義部1に対し、ルール部とルール設定部を追加した構成となっている。リンク情報自動生成部21の構成は、図1のリンク情報自動生成部2に対し、ルール部とルール設定部を追加した構成となっている。
また、別の表現をすれば、文書情報定義部20については、図3の文書情報定義部10と同じ構成であり、リンク情報自動生成部21については、図3のリンク情報自動生成部11から派生語生成に関する要素(派生語生成部11a−5、派生語ルール部11a−6、派生語ルール設定部11a−7)及び不整合条件検出に関する要素(不整合条件検出部11a−8、不整合条件ルール部11a−9、不整合条件ルール設定部11a−10)を除いた構成であり、リンク情報決定部21bについては、図3のリンク情報決定部11bと同じ構成である。
なお、図19の各要素は、図3の同じ名称の要素に対応し、同じ機能を有する。
また、本実施の形態に係る要件管理システム100の動作は、実施の形態2の要件管理システム100の動作から派生語生成に関する処理と、不整合条件検出に関する処理を除いたものに相当する。
(1)文書体系定義部20−1は、文書体系ルール部20−2に設定された内容に従い文書体系を定義する定義部である。
(2)文書体系ルール設定部20−3は、文書体系ルール部20−2に設定されている内容を変更可能な設定部である。
(3)文書構造定義部20−4は、文書構造ルール部20−5に設定された内容に従い文書構造を定義する定義部である。
(4)文書構造ルール設定部20−6は、文書構造ルール部20−5に設定されている内容を変更可能な設定部である。
(1)リンク候補生成部21aは、以下の構成からなる。
(2)リンク候補抽出部21a−1は、文書情報定義部20の内容に従いリンク候補の抽出を行う抽出部である。
(3)リンク候補確定部21a−2は、リンク候補確定ルール部21a−3に設定された内容に従いリンク候補を確定する確定部である。
(4)リンク候補確定ルール設定部21a−4は、リンク候補確定ルール部21a−3に設定されている内容を変更可能な設定部である。
(1)リンク情報確定部21b−1は、リンク情報確定ルール部21b−2に設定された内容に従いリンク情報を確定させる確定部である。
(2)リンク情報確定ルール設定部21b−3は、リンク情報確定ルール部21b−2に設定されている内容を変更可能な設定部である。
仕様書のリンク情報保管庫23には、リンク情報決定部21bにて決定したリンク情報とリンク生成時の情報が格納される。
文書体系ルールテーブル301は、ルールの番号を定義するルール番号301aと文書体系時の対象文書301b、対象文書301bに対する下位文書301cにて構成する。
文書構造ルールテーブル302は、ルールの番号を定義するルール番号302aと文書構造時の対象文書302b、対象文書302bに対するリンク方向302c、対象文書からリンク候補を抽出するための文書構造によるリンク候補抽出定義302dにて構成する。
リンク候補確定ルールテーブル303は、ルールの番号を定義するルール番号303aと対象文書303b、対象文書303bに対するリンク方向303c、対象文書のリンク候補を確定するためのリンク候補確定条件303dにて構成する。
リンク情報確定ルールテーブル306は、ルールの番号を定義するルール番号306aと対象文書306b、対象文書306bに対するリンク方向306c、対象文書に対するリンク情報を確定するためのリンク情報確定条件306dにて構成する。
リンク候補検索結果テーブル307は、リンク候補の番号を定義するリンク候補番号307aと対象文書からのリンク方向307b、対象文書内の章や節等のリンク候補とした文字列の階層を示す階層情報307c、抽出したリンク候補文字列307eと抽出したリンク候補文字列307eに対する派生語を付加したか否かの付加情報307dにて構成する。
仕様書の上下階層間リンク結果208は、リンク情報の番号を定義するリンク情報番号208aと対象文書である上位文書名208b、対象文書名208bにおける文書の構造上の章や節の階層情報208c、対象文書のリンク情報文字列208d、対象文書から下位文書にあたる下位文書名208e、下位文書名208eにおける文書内の構造上の章や節の階層情報208f、構成管理情報208gにて構成する。
対象仕様書内リンク結果210は、リンク結果の番号を定義するリンク結果番号210aと対象文書である文書名210b、対象の文書名210bにおける文書内の構造上の章や節の階層情報210c、対象文書のリンク情報文字列210d、対象文書のリンク情報文字列に対する派生語等の付加文字210e、対象文書の抽出リンク情報文字列に対するリンク先状況210f、リンク先文書のリンク情報文字列210dに対する構成管理情報210gにて構成する。
前述したように、本実施の形態に係る要件管理システム100の動作は、実施の形態2の要件管理システム100の動作から派生語生成に関する処理と、不整合条件検出に関する処理を除いたものに相当する。
要求分析の開発プロセスでは、要求仕様書を作成する。
方式設計の開発プロセスでは、方式設計書を作成する。
詳細設計の開発プロセスでは、詳細設計書を作成する。
ソフトウェア作成及び試験の開発プロセスでは、ソースコードと単体試験書を作成する。
ソフトウェア結合の開発プロセスでは、結合試験書を作成する。
ソフトウェア適格性確認テストの開発プロセスでは、適格性確認試験書を作成する。
対象文書に対するリンク情報の抽出は、文書体系ルール部20−2に従った文書体系定義部20−1と文書構造ルール部20−5に従った文書構造定義部20−4にて定義した内容に従い、リンク候補抽出部21a−1にて行う。
抽出したリンク候補の情報を基に、リンク情報決定部21bのリンク情報確定ルール部21b−2に従ったリンク情報確定部21b−1にてリンク情報を決定し、仕様書のリンク情報保管庫23に格納する。この時に発生した各種情報の内、表示の設定がある情報は、表示部22にて表示を行う。
各部のルール部は、各部のルール設定部により設定の変更が可能である。
本実施の形態のフローチャートを図40に示す。
上述の開発プロセスで開発を行う場合、文書体系ルール部20−2における文書体系ルールテーブル301を図20の様に設定する。この様に設定することで、要求仕様書と適格性確認試験書を最上位とし、ソースコードを最下位にしたV字の文書体系の設定ができる。
要求仕様書を示す情報と仕様書を入力した場合、文書体系定義部20−1では、文書体系ルール部20−2の設定である文書体系ルールテーブル301の内容に従い、対象文書の列に「要求仕様書」の記述があるルール1の内容を選択する。
文書体系ルールテーブル301の内容を変更する場合は、文書体系ルール設定部20−3から設定変更を行う。
本処理は、フローチャート図42の「文書体系」の判定で、「Yes」となり「文書体系ルール設定」の処理を実施する箇所に該当する。
文書構造ルールテーブル302の内容を変更する場合は、文書構造ルール設定部20−6から設定変更を行う。
本処理は、フローチャート図42の「文書構造」の判定で、「Yes」となり「文書構造ルール設定」の処理を実施する箇所に該当する。
リンク候補抽出部21a−1でリンク候補を抽出したリンク候補検索結果テーブル207+αの内容に対し、リンク方向下位分に対してはルール1に従い重複したリンク候補や「機能概要」のリンク候補、「ユーザI/F仕様」のリンク候補の削除を行いリンク候補検索結果テーブル207を生成する。
リンク候補確定ルールテーブル203の内容を変更する場合は、リンク候補確定ルール設定部21a−4から設定変更を行う。
本処理は、フローチャート図42の「リンク候補」の判定で、「Yes」となり「リンク候補確定ルール設定」の処理を実施する箇所に該当する。
Claims (28)
- 複数のデータ階層に区分される複数の文書データ間にリンクを設定するために、文書データからリンクの対象となるリンク対象文字列を抽出する文書データ管理装置であって、
各データ階層の文書データごとに、上位階層に属する上位文書データ及び下位階層に属する下位文書データを指定する文書体系定義部と、
各データ階層の文書データごとに、リンク対象文字列を抽出するための抽出条件を少なくとも一つ指定するとともに、それぞれの抽出条件が対象とするリンク対象文字列のリンク方向が上位文書データ及び下位文書データのうちのいずれであるのかを指定する文書構造定義部と、
各データ階層の文書データごとに、文書データから、指定された抽出条件に合致する文字列をリンク対象文字列として抽出する文字列抽出部と、
各データ階層の文書データごとに、抽出されたリンク対象文字列と、抽出されたリンク対象文字列のリンク方向とが示されるリンク情報を生成するリンク情報生成部を有することを特徴とする文書データ管理装置。 - 前記リンク情報生成部は、
相互に上位文書データ及び下位文書データの関係にある二つの文書データ間で、リンク方向が相互に対向する共通のリンク対象文字列が抽出されている場合に、当該リンク対象文字列について当該二つの文書データ間でリンクが成立していることを少なくともいずれか一方の文書データのリンク情報に記述することを特徴とする請求項1に記載の文書データ管理装置。 - 前記リンク情報生成部は、
相互に上位文書データ及び下位文書データの関係にある二つの文書データ間でいずれかのリンク対象文字列についてリンクが成立している場合に、当該リンク対象文字列と、当該上位文書データ名と、当該下位文書データ名とが示される上下階層間リンク結果情報を生成することを特徴とする請求項2に記載の文書データ管理装置。 - 前記文書体系定義部は、
各データ階層の文書データごとに、上位文書データ及び下位文書データとともに、同位階層に属する同位文書データを指定し、
前記文書構造定義部は、
各データ階層の文書データごとに、リンク対象文字列を抽出するための抽出条件を少なくとも一つ指定するとともに、それぞれの抽出条件が対象とするリンク対象文字列のリンク方向が上位文書データ、下位文書データ及び同位文書データのうちのいずれであるのかを指定することを特徴とする請求項1に記載の文書データ管理装置。 - 前記リンク情報生成部は、
相互に同位文書データの関係にある二つの文書データ間で、リンク方向が相互に対向する共通のリンク対象文字列が抽出されている場合に、当該リンク対象文字列について当該二つの文書データ間でリンクが成立していることを少なくともいずれか一方の文書データのリンク情報に記述することを特徴とする請求項4に記載の文書データ管理装置。 - 前記リンク情報生成部は、
相互に同位文書データの関係にある二つの文書データ間でいずれかのリンク対象文字列についてリンクが成立している場合に、当該リンク対象文字列と、当該二つの同位文書データ名とが示される同位階層間リンク結果情報を生成することを特徴とする請求項5に記載の文書データ管理装置。 - 前記文字列抽出部は、
同一の抽出条件から同一の文字列が重複して抽出されている場合に、重複している複数の文字列の中から一つを選択し、選択した文字列をリンク対象文字列とすることを特徴とする請求項1に記載の文書データ管理装置。 - 前記文書データ管理装置は、
階層構造を有する複数の表題により区分され、それぞれの表題に文字列が含まれる文書データを対象とし、
前記文書構造定義部は、
リンク対象文字列の抽出条件として、各データ階層の文書データごとに、特定の階層に属する表題に含まれる文字列をリンク対象文字列として抽出するよう指定し、
前記文字列抽出部は、
各データ階層の文書データごとに、文書データから、指定された階層に属する表題に含まれる文字列をリンク対象文字列として抽出することを特徴とする請求項1に記載の文書データ管理装置。 - 前記文書構造定義部は、
リンク対象文字列の抽出条件のリンク方向ごとに、リンク対象文字列の抽出対象の表題階層を指定することを特徴とする請求項8に記載の文書データ管理装置。 - 前記リンク情報生成部は、
各データ階層の文書データごとに、リンク対象文字列が抽出された表題階層が示されるリンク情報を生成することを特徴とする請求項8に記載の文書データ管理装置。 - 前記文書データ管理装置は、
各データ階層の文書データごとに、リンク対象文字列の抽出条件に合致する文字列の派生語を抽出するための派生語抽出条件を指定する派生語抽出条件定義部を有し、
前記文字列抽出部は、
各データ階層の文書データごとに、文書データから、リンク対象文字列の抽出条件に合致する文字列及び派生語抽出条件に合致する文字列をリンク対象文字列として抽出することを特徴とする請求項1に記載の文書データ管理装置。 - 前記派生語抽出条件定義部は、
リンク対象文字列の抽出条件のリンク方向ごとに、派生語抽出条件を指定することを特徴とする請求項11に記載の文書データ管理装置。 - 前記文書データ管理装置は、更に、
前記文書体系定義部が各データ階層の文書データの上位文書データ及び下位文書データを指定するための基準が示された文書体系ルールを格納する文書体系ルール部と、
前記文書構造定義部が各データ階層の文書データのリンク対象文字列の抽出条件及びリンク方向を指定するための基準が示された文書構造ルールを格納する文書構造ルール部と、
前記文書体系ルール内でのルールの不整合、前記文書構造ルール内でのルールの不整合、及び前記文書体系ルールと前記文書構造ルールとの間の不整合の少なくともいずれかを検出する不整合検出部とを有することを特徴とする請求項1に記載の文書データ管理装置。 - 前記文書データ管理装置は、更に、
データ階層の各階層に対してリンク対象文字列の抽出条件に合致する文字列に対する派生語を抽出するための派生語ルールを格納する派生語ルール部を有し、
前記不整合検出部は、
前記派生語ルール内でのルールの不整合、前記文書体系ルールと前記派生語ルールとの間の不整合、前記文書構造ルールと前記派生語ルールとの間の不整合、前記文書体系ルールと前記文書構造ルールと前記派生語ルールとの間の不整合の少なくともいずれかを検出することを特徴とする請求項13に記載の文書データ管理装置。 - 前記文書データ管理装置は、更に、
相互に上下の階層に属する二つの文書データ間又は相互に同位の階層に属する二つの文書データ間でリンク方向が相互に対向する共通のリンク対象文字列が抽出されているか否かを判定するためのリンク成否判定ルールを格納するリンク成否判定ルール部を有し、
前記不整合検出部は、
前記リンク成否判定ルール内でのルールの不整合、前記文書体系ルールと前記リンク成否判定ルールとの間の不整合、前記文書構造ルールと前記リンク成否判定ルールとの間の不整合、前記文書体系ルールと前記文書構造ルールと前記リンク成否判定ルールとの間の不整合の少なくともいずれかを検出することを特徴とする請求項13に記載の文書データ管理装置。 - 前記不整合検出部は、
前記リンク情報生成部により生成されたリンク情報と、前記文書体系ルール及び前記文書構造ルールとの間の不整合を検出することを特徴とする請求項13に記載の文書データ管理装置。 - 前記不整合検出部は、
前記リンク情報生成部により生成されたリンク情報と、前記文書体系ルール、前記文書構造ルール及び前記派生語ルールとの間の不整合を検出することを特徴とする請求項14に記載の文書データ管理装置。 - 前記リンク情報生成部は、
相互に上下の階層に属する二つの文書データ間又は相互に同位の階層に属する二つの文書データ間で、リンク方向が相互に対向する共通のリンク対象文字列が抽出されている場合に、当該リンク対象文字列について前記二つの文書データ間でリンクが成立していることを少なくともいずれか一方の文書データのリンク情報に記述し、
前記不整合検出部は、
前記リンク情報生成部により前記二つの文書データ間でリンクが成立していることが記述されたリンク情報と、前記文書体系ルール、前記文書構造ルール及び前記リンク成否判定ルールとの間の不整合を検出することを特徴とする請求項15に記載の文書データ管理装置。 - 前記文書データ管理装置は、更に、
前記文書体系ルール、前記文書構造ルール及び前記派生語ルールの少なくともいずれかのルール内容を変更するルール変更部を有することを特徴とする請求項14に記載の文書データ管理装置。 - 前記文書データ管理装置は、更に、
前記リンク成否判定ルールのルール内容を変更するルール変更部を有することを特徴とする請求項15に記載の文書データ管理装置。 - 前記文書データ管理装置は、更に、
特定の文書データに含まれるリンク対象文字列からのリンクが階層ごとに順次遷移し、前記複数のデータ階層の全階層に渡ってリンクが連鎖しているか否かを調査する網羅度調査部を有することを特徴とする請求項1に記載の文書データ管理装置。 - 前記網羅度調査部は、
文書データに含まれるリンク対象文字列からのリンクが階層ごとに順次遷移し、前記複数のデータ階層の全階層に渡ってリンクが連鎖しているか否かを調査することを特徴とする請求項21に記載の文書データ管理装置。 - 前記網羅度調査部は、
前記リンク情報生成部によりリンク情報が生成済の既登録文書データに含まれるリンク対象文字列からのリンクが階層ごとに順次遷移し、前記複数のデータ階層の全階層に渡ってリンクが連鎖しているか否かを調査することを特徴とする請求項21に記載の文書データ管理装置。 - 前記文書データ管理装置は、更に、
前記リンク情報生成部によりリンク情報が生成済のいずれかの既登録文書データのリンク情報に対する変更が、他の既登録文書データのリンク情報に与える影響を調査する影響度調査部を有することを特徴とする請求項1に記載の文書データ管理装置。 - 前記影響度調査部は、
いずれかの既登録文書データのリンク情報が変更される前に、当該既登録文書データのリンク情報が変更になった場合に当該変更が他の既登録文書データのリンク情報に与える影響を調査することを特徴とする請求項24に記載の文書データ管理装置。 - 前記影響度調査部は、
いずれかの既登録文書データのリンク情報が変更された後に、当該既登録文書データのリンク情報になされた変更が他の既登録文書データのリンク情報に与えた影響を調査することを特徴とする請求項24に記載の文書データ管理装置。 - 前記文書データ管理装置は、
ソフトウェア開発又はハードウェア開発の開発プロセスにおいて開発要件を管理するための複数の要件管理文書データ間にリンクを設定するために、要件管理文書データからリンク対象文字列を抽出することを特徴とする請求項1に記載の文書データ管理装置。 - 複数のデータ階層に区分される複数の文書データ間にリンクを設定するために、文書データからリンクの対象となるリンク対象文字列を抽出するコンピュータに、
各データ階層の文書データごとに、上位階層に属する上位文書データ及び下位階層に属する下位文書データを指定する文書体系定義処理と、
各データ階層の文書データごとに、リンク対象文字列を抽出するための抽出条件を少なくとも一つ指定するとともに、それぞれの抽出条件が対象とするリンク対象文字列のリンク方向が上位文書データ及び下位文書データのうちのいずれであるのかを指定する文書構造定義処理と、
各データ階層の文書データごとに、文書データから、指定された抽出条件に合致する文字列をリンク対象文字列として抽出する文字列抽出処理と、
各データ階層の文書データごとに、抽出されたリンク対象文字列と、抽出されたリンク対象文字列のリンク方向とが示されるリンク情報を生成するリンク情報生成処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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