JP6052801B2 - 文書間における記載事項関連付けシステム、方法、及び、プログラム - Google Patents

文書間における記載事項関連付けシステム、方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、2つの文書間で記載事項同士の関連付けを行うためのシステム、方法、及び、プログラムに関する。
複数の要件管理文書の文字列間にリンクを設定する要件管理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、当該方法によると、一の要件管理文書と他の要件管理文書と間の関係をユーザーが予め全て登録する必要がある。また、要件管理文書が表を含む場合に正確にリンク設定することができない場合があった。
特許文献1 特開2008−059428号公報
本願発明は、要件管理システム等の文書間の関連付けを行うシステムを使用するユーザーの負担を軽減し、要件管理文書の処理の正確性を高めたシステムを提供することを課題とする。
本発明の第1の態様においては、2つの文書間で記載事項同士の関連付けを行うためのシステムであって、2つの文書に含まれる記載事項のうち、表形式で表された記載事項の少なくとも一部を、文形式の記載事項に変換する変換部と、少なくとも一方が文形式に変換された記載事項を含む2つの文書間で、記載事項同士の関連付けを行う関連付処理部と、を備え、変換部は、表形式で表された記載事項に含まれる複数セルのそれぞれを、別個の文形式の記載事項に変換するシステム、当該システムによる方法、及び、当該システムに用いるプログラムを提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態のシステム10の構成を示す。 本実施形態のシステム10の処理フローを示す。 本実施形態におけるモデル及び複数の文書の一例を示す。 本実施形態における第2文書の選択の一例を示す。 本実施形態における表形式の記載事項を含む文書の一例を示す。 本実施形態における表形式の記載事項の一例を示す。 本実施形態において変換される表の具体例を示す。 本実施形態における数量表及び数式表の一例を示す。 本実施形態における記号表の一例を示す。 本実施形態における記号表の一例を示す。 本実施形態における表形式の記載事項の別の一例を示す。 本実施形態における表形式の記載事項の別の一例を示す。 列の見出しが階層化され、程度を表すマークを含む表の具体例を示す。 辞書データにより定義されるキーワード間の類似度の一例を示す。 表示画面に表示する第2文書の記載事項の候補の一例を示す。 表示部124が表示する影響分析の一例を示す。 コンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態のシステム10の構成を示す。システム10は、複数の文書間で、文書に含まれる記載事項同士の関連付けを行う。システム10は、文書取得部102、モデル取得部104、選択部106、変換部110、指定入力部116、辞書取得部118、関連付処理部120、記憶部122、及び、表示部124を備える。
文書取得部102は、記憶部122から要件管理に関する複数の文書を取得する。文書取得部102は、一例としてシステム10の内部/外部に設けられたデータベース等の記憶装置から複数の文書を取得してもよく、ネットワークを介してユーザーから直接入力を受け付けることにより複数の文書を取得してよい。文書取得部102は、取得した複数の文書を選択部106に供給する。
モデル取得部104は、文書の種別同士の間で記載の関連付けを行うか否かを定義するモデルを取得する。例えば、モデル取得部104は、記憶部122から要件管理に関する複数の文書の種別間の関係(例えば、文書の種別の階層関係)を定義するモデルを取得する。モデル取得部104は、一例としてシステム10の内部/外部に設けられたデータベース等の記憶装置からモデルを取得してもよく、ネットワークを介してユーザーから直接入力を受け付けることによりモデルを取得してよい。モデル取得部104は、取得したモデルを選択部106に提供する。
選択部106は、文書取得部102から複数の文書を取得し、複数の文書のうち関連付けの元となる第1文書に対して関連付け処理をすべき対象となる第2文書を、モデル取得部104から取得したモデルに基づき選択する。
例えば、選択部106は、第1文書の第1種別に対して関連付けを行うべき少なくとも1つの第2種別をモデルから取得し、第2種別が割り当てられた複数の第2文書のそれぞれを、第1文書の記載事項からの関連付けを行うべき対象文書として選択する。選択部106は、第1文書及び第2文書を変換部110に供給する。
変換部110は、選択部106から関連付けを行うべき第1文書及び第2文書を受け取り、第1文書及び第2文書に含まれる記載事項のうち、表形式で表された記載事項の少なくとも一部を、文形式の記載事項に変換する。変換部110は、判別部112と生成部114とを有する。
判別部112は、第1文書及び第2文書内において、表形式で表された記載事項を検出し、当該検出した表形式で表された記載事項における表の種類を判別する。判別部112は、判別した表の種類を生成部114に供給する。
生成部114は、判別部112から判別された表の種類の情報を受け取り、判別された表の種類に応じた文を生成する。例えば、生成部114は、表形式で表された記載事項に含まれる複数セルのそれぞれを、別個の文形式の記載事項に変換する。生成部114は、判別された表形式で表された記載事項に代えて、表形式で表された記載事項が変換された文を第1文書及び第2文書に含めて、関連付処理部120に供給する。
指定入力部116は、第1文書及び第2文書内において表形式で表された記載事項のうち、変換部110により文形式に変換しない記載事項の指定を受け付ける。指定入力部116は、文形式に変換しない旨が指定された表形式の記載事項を変換部110に供給し、当該指定された記載事項が変換部110により文形式に変換されないようにする。
辞書取得部118は、記憶部122からキーワード同士の類似度等が定義された辞書データを取得する。辞書取得部118は、要求に応じて取得した辞書データを関連付処理部120に供給する。
関連付処理部120は、2つの文書間で記載事項同士の関連付けを行う。例えば、関連付処理部120は、辞書取得部118から辞書データを取得し、当該辞書データにより定義された類似度に基づいて、第1文書及び第2文書間で記載事項同士の関連付けを行うか否かを決定する。関連付処理部120は、第1文書及び第2文書の記載事項同士を関連付けした結果を記憶部122に記憶する。
記憶部122は、複数の文書、モデル、複数の文書の記載事項同士の関連付け、及び、辞書データ等を記憶する。記憶部122は、辞書データとしてキーワード同士の類似に関するデータ、及び、表に使用される記号に関するデータを記憶してよい。記憶部122は、例えば、システム10内の主記憶装置、又は、補助記憶装置等の記憶装置である。これに代えて、記憶部122は、システム10の外部の記憶装置であってもよい。記憶部122は、単一の記憶装置で構成されてよく、複数の記憶装置で構成されてもよい。
表示部124は、記憶部122から複数の文書の記載事項間の関連付けの情報を読み出して、表示画面に表示する。また、表示部124は、表示画面に複数の文書の影響分析の結果等を表示してもよい。
このように、本実施形態のシステム10は、複数の文書間で記載の関連付けをするべき2つの文書をモデルに基づいて決定するので、ユーザーが予め複数の文書間の関係を登録する必要がない。
また、本実施形態のシステム10は、第1文書及び第2文書の少なくとも一方が表形式の記載事項を含む場合でも、表形式の記載事項を表の種類に応じた文形式に変換する。そして、システム10によると、表形式から文形式に変換された記載事項を含む複数の文書間で記載事項同士の関連付けを行うことにより、より正確に複数の文書間の記載事項の関連付けを実行し、その結果をユーザーに表示することができる。
図2は、本実施形態のシステム10の実行する処理フローを示す。本実施形態において、システム10は、S110〜S180の処理を実行する。
まず、S110において、システム10はモデル及び複数の文書を取得する。例えば、文書取得部102は、記憶部122からシステム開発において使用される要件管理に関する要件定義書及び各種仕様書等の複数の文書を取得する。文書取得部102は、取得した複数の文書を選択部106に供給する。
モデル取得部104は、記憶部122から要件管理に関する、モデル取得部104は、複数の文書の種別同士の関連性が予め設定されたモデルを取得する。モデルは、文書の種別間の関連付けの方向の情報を含んでよく、例えば、文書の種別の階層関係の情報を含んでよい。モデル取得部104は、取得したモデルを選択部106に供給する。
次にS120において、選択部106は、複数の文書の中から関連付けの元となる第1文書を指定する。例えば、選択部106は、ユーザーが文書の作成作業又は編集作業が終了したことに応じて、当該文書を、他の文書との間で記載事項の関連付けをすべき第1文書として指定してよい。また、選択部106は、ユーザーから第1文書の指定を直接取得してよい。
次にS130において、選択部106は、複数の文書のうち第1文書に対して関連付け処理をすべき対象となる第2文書を、モデルに基づき選択する。例えば、選択部106は、文書取得部102から取得した複数の文書から各文書の種別を取得する。一例として、選択部106は、文書に含まれるファイル名、サブタイトル、ヘッダ、及び/又は、属性のデータから文書の種別を取得してよい。
一例として、選択部106は、キーワードと文書の種別とを対応させて予め記憶し、文書のファイル名からキーワードを抽出して、当該キーワードに対応する文書の種別を取得してよい。これに代えて、選択部106は、文書取得部102から複数の文書に併せて各文書の種別のデータを取得してもよい。
次に、選択部106は、第1文書が割り当てられた第1種別に対して、モデル中の文書の種別の階層関係上で関連性が指定された少なくとも1つの第2種別を、第1種別に対して関連付けを行うべき第2種別として取得する。
一例として、選択部106は、モデル上で第1種別の上位階層、及び/又は、下位階層に位置する種別を第2種別として取得する。また、これに加えて/代えて、選択部106は、モデル上で第1種別の同階層に位置するテスト用文書を第2種別として取得してよい。第1種別がテスト用文書である場合には、選択部106は、テスト対象となる同階層の種別の文書を第2種別として取得してよい。
選択部106は、複数の文書のうち第2種別が割り当てられた第2文書を、第1文書の記載事項からの関連付けを行うべき対象文書として選択する。選択部106は、第1文書及び第2文書として選択した対象文書を変換部110に供給する。
次にS140において、変換部110は、選択部106から第1文書及び第2文書を受け取り、第1文書及び第2文書に含まれる表の種類を判別する。
例えばまず、変換部110の判別部112が、第1文書及び第2文書の記載事項のうち、表形式で表された記載事項を検出する。次に、判別部112は、表形式で表された記載事項における表の種類を判別する。例えば、判別部112は、表のセルの内容が、文章か否か、数量か否か、マークからなるか、程度を表すか否か、数式か否か、及び、文字列か否かの少なくとも1つに基づいて表の種類を判別する。
一例として、判別部112は、表のセルの内容が文末に「…である。」又は「…です。」等の文末表現を含む文章を有する場合に表の種類を「文章表」と判別し、表のセルの内容が数量を含む場合に表の種類を「数量表」と判別し、表のセルの内容がマークのみからなる場合に表の種類を「記号表」と判別し、表のセルの内容が程度を表す場合に表の種類を「程度表」と判別し、表のセルの内容が範囲を表す数式を含む場合に表の種類を「数式表」と判別し、表のセルの内容がその他の文字列を含む場合に表の種類を「文字列表」と判別してよい。
判別部112は、第1文書及び第2文書中の表形式で表された記載事項及び判別した表の種類を生成部114に供給する。
次にS150において、指定入力部116は、第1文書及び第2文書の表形式で表された記載事項のうち、文形式に変換しない記載事項の指定をユーザーから受け付ける。例えば、変換部110は、検出した表形式で表された記載事項の一覧を表示部124により表示画面に表示させる。指定入力部116は、表示画面内のチェックボックス等を介して文形式に変換しない記載事項の指定をユーザーから受け取る。指定入力部116は、表形式で表された記載事項のうち文形式に変換しない記載事項を変換部110に供給する。
次にS160において、変換部110の生成部114は、第1文書及び第2文書の表形式で表された記載事項から、表の種類に応じた文を生成する。例えば、生成部114は、表の種類に応じて、表全体の見出し、行又は列の項目名、表の行の見出し、及び、表の列の見出しの少なくとも1つと、セルの内容又はセルの内容に対応する文章とを組み合わせた文を生成する。表から生成される文のその他の具体例は後で説明する。
また、生成部114は、表から単一の文を生成してよく、これに代えて、複数の文を生成して表示部124により表示画面に表示させ、当該複数の文から1つをユーザーに選択させてよい。そして、生成部114は、ユーザーが選択した文を表の種類と対応して記憶しておき、次に同じ種類の表を文に変換するときにユーザーが選択した種類の文を優先して生成してよい。一例として、生成部114は、複数の文をユーザーに表示するときにユーザーが以前に選択した種類の文を先に表示してよく、又は、複数の文を表示することなくユーザーが以前に選択した種類の文で表から文を生成してよい。
生成部114は、第1文書及び第2文書の表形式で表された記載事項を、生成した文で文形式の記載事項に変換する。例えば、第1文書及び第2文書に含まれる表を、表中の複数のセルに対応して生成された複数の文に変換する。
なお、生成部114は、第1文書及び第2文書の表形式で表された記載事項のうち、指定入力部116から受け取った記載事項を文形式に変換しない。生成部114は、指定入力部116から受け取った表形式で表された記載事項を第1文書及び第2文書から削除してよい。生成部114は、表から変換された複数の文を含む第1文書及び第2文書を関連付処理部120に供給する。
次にS170において、関連付処理部120は、第1文書及び第2文書の記載事項同士の類似度に基づいて、第1文書及び第2文書の記載事項同士の関連付けを行う。
例えば、まず、関連付処理部120は、第1文書の記載事項から予め定められたキーワードを抽出する。関連付処理部120は、辞書取得部118から辞書データを取得し、当該辞書データにより定義された類似度に基づいて、抽出したキーワードに類似する別の類似キーワードを取得する。一例として、関連付処理部120は、抽出したキーワードに対して閾値以上の類似度のキーワードを、類似キーワードとして取得する。
次に関連付処理部120は、第1文書に含まれる記載事項と関連付けるべき、第1文書の記載事項から類似キーワードを含む第2文書の記載事項の候補を抽出する。関連付処理部120は、類似キーワードに加え、類似キーワードの元となるキーワードを用いてもよい。
関連付処理部120は、抽出した第2文書の記載事項の候補から、第1文書と関連付けを行う対象を決定する。例えば、関連付処理部120は、第2文書の記載事項の候補を表示部124により表示画面に複数表示させ、第1文書に含まれる記載事項と関連付けるべき第2文書の記載事項をチェックボックス等によりユーザーに決定させてもよい。
ここで、関連付処理部120は、第1文書に含まれる記載事項と関連付けるべき第2文書の記載事項の候補を、記載事項に含まれるキーワード同士の類似度に応じた優先度で表示してよい。例えば、第2文書の記載事項のうち類似度が閾値よりも高い記載事項、又は、第2文書の記載事項のうち類似度が予め定められた順位までの記載事項を、類似度順に表示し、及び/又は、太字又は下線等で強調表示してよい。これにより、システム10は、関連付けの対象となる可能性の高い記載事項を優先してユーザーに選択させることができる。
関連付処理部120は、第2文書の記載事項の複数の候補のうちユーザーにより選択された候補に係るキーワードと、第1文書の記載事項に含まれるキーワードの間に定義された辞書データにおける類似度を増加させてよい。これにより、システム10は、ユーザーによる類似度の判断を辞書データに反映し、次回以降の第2文書の記載事項の候補の抽出の精度を向上させることができる。
また、関連付処理部120は、ユーザーに記載事項を選択させることに代えて、第2文書の記載事項の候補のうち最も高い類似度の類似キーワードを含む記載事項を第1文書の記載事項と関連づけてもよい。関連付処理部120は、関連付けした結果を記憶部122に格納する。
次にS180において、表示部124は、表示画面に第1文書に関する影響分析の結果を表示する。例えば、表示部124は、第1文書の記載事項に直接的及び/又は間接的に関連付けられた他の文書の記載事項を表示する。これにより、表示部124は、例えば、第1文書の編集作業による他の文書の記載事項に対する影響をユーザーに示すことができる。
このように本実施形態のシステム10によれば、モデルに基づいて関連付けの対象とする文書を正確に選択する。システム10によれば、ユーザーが関連付けの対象とする文書を検討して手動で選択する手間を省くことができるので、例えば、標準規格の要件に準拠するために必要な時間を低減することができる。
また、システム10は、複数の文書のうち第1文書に関連付けられた第2文書を選択する際に、モデル上で第1文書に係る文書の種別に対して予め定められた方向に隣接する種別に係る文書を選択するので、2つの文書の関連付けを行う際に関連付けの方向が統一される。これにより、システム10によれば、妥当でない文書の記載事項への関連付け(図16の例では上位階層の文書から下位階層の文書への関連付け、又は、階層が直接隣接していない文書への関連付等)を防ぐことができる。
また、システム10は、第1文書及び第2文書の表形式の記載事項を表の種類に応じた文形式に変換する。これにより、システム10によると、正確に複数の文書間の記載事項の関連付けをすることができる。
図3は、本実施形態におけるモデル及び実際に取得される複数の文書の一例を示す。S110において、モデル取得部104は、複数の文書間の関係を規定するメタ文書である文書の種別を含むモデルを取得する。一例として、モデル取得部104は、ユーザーからの要求事項を記載する「ユーザー要件文書」の種別、「ユーザー要件文書」の下位階層に位置し、ユーザー要求を実現するためにシステム上で実装されるべき要求を記載する「システム要件文書」の種別、「システム要件文書」の下位階層に位置し、システム要求文書の要求を実現するためのシステム上の設計事項を記載する「システム設計文書」の種別、「ユーザー要件文書」に対応するテスト用文書である「ユーザーテスト文書」の種別、「システム要件文書」に対応するテスト用文書である「システムテスト文書」の種別、及び、「システム設計文書」に対応するテスト用文書である「単体テスト文書」の種別を含むモデルを取得する。
また、S110において、文書取得部102は、複数の文書として、製品企画文書、基本システム要件文書、システム設計文書、Xシステム設計文書、Yシステム設計文書、Zシステム設計文書、及び、システム統合テスト計画書を取得する。
S130において、選択部106は、これらの複数の文書のファイル名等から文書の種別を取得する。例えば、選択部106は、製品企画文書の文書の種別として「ユーザー要件文書」を取得し、基本システム要件文書の文書の種別として「システム要件文書」を取得し、Xシステム設計文書、Yシステム設計文書、及びZシステム設計文書の文書の種別として「システム設計文書」を取得し、システム統合テスト計画書の文書の種別として「システムテスト文書」を取得する。
図4は、S130における本実施形態における第2文書の選択の一例を示す。例えば、第1文書としてXシステム設計文書が指定された場合、選択部106は、Xシステム設計文書に係る第1種別「システム設計文書」に関連付けられた種別として、上位階層に位置する第2種別「システム要件文書」を取得する。
次に、選択部106は、第2種別「システム要件文書」に属する基本システム要件文書を第2文書として選択する。また、例えば、第1文書として「システムテスト文書」に属するシステム統合テスト計画書を取得した場合、選択部106は、「システムテスト文書」に関連付けられた種別として、同階層のテスト対象文書である「システム要求文書」に属する基本システム要件文書を第2文書として選択してよい。
図5は、本実施形態における表形式の記載事項を含む文書の一例を示す。例えば、第1文書及び第2文書(図中では、基本システム要件文書)の少なくとも一方は、文形式で表された記載事項中に埋め込まれた表形式で表された記載事項を有してよい。S140において、判別部112は、当該表形式で表された記載事項を検出する。
図6は、本実施形態における表形式の記載事項の一例を示す。表形式の記載事項は、一例として、表全体の見出し「表1:XXX構成」、行又は列の項目名「項目」、列の見出し「列1」〜「列3」、行の見出し「行1」〜「行3」、及び、セル内容「セル1−1」〜「セル3−3」を備える。
判別部112は、表の各要素を判別する。例えば、判別部112は、1列目及び1行目のセルを「項目」として判別し、表の1行目のうち「項目」以外の部分を「行の見出し」として判別し、表の1列目のうち「項目」以外の部分を「列の見出し」として判別し、表の2行目及び2列目以降の部分を「セル内容」として判別してもよい。これに代えて、判別部112は、ユーザーから表の各要素の指定を取得してもよい。
S140において、判別部112は、「セル内容」として判別したセルの記載から、表形式で表させる記載事項における表の種類を判別し、S160において生成部114は表の種類に応じた文を生成する。
例えば、判別部112が図6に係る表を「文字列表」と判別した場合、生成部114は、複数のセルごとに「"行n"が"列m"のとき、"セルn−m"である」という文(文1)を文形式に変換された記載事項として生成してよい(n及びmは行番及び列番を表す自然数)。
また、生成部114は、複数のセルごとに「"列m"が"行n"のとき、"セルn−m"である」、「"行m"かつ"列n"の場合、"表全体の見出し"は"セルn−m"である」、「"列n"かつ"行m"の場合、"表全体の見出し"は"セルn−m"である」、「"列n"の"行m"は、"セルn−m"である」、及び/又は、「"行m"の"列n"は、"セルn−m"である」等の文を文形式に変換された記載事項として生成してよい。
生成部114は、生成する文の先頭または文中に「"表全体の見出し"において、」という記載を追加してもよい。ここで、"表全体の見出し"が「表1」又は「表2」等の表自体を表す記載を含む場合は、生成部114は、当該表自体を表す記載を削除した文を生成してよい。図6に示す例では、生成部114は、セル1−1に対応して「XXX構成において、行1が列1のとき、セル1−1である」という文を生成してよい。
生成部114は、生成する文の文末を「である」に代えて他の表現にしてよい。例えば、生成部114は、「である」に代えて「となる」、「です」、「とする」、「を実行する」、及び/又は、「を用いる」等を用いてよい。
また、例えば、判別部112が図6に係る表を「文章表」と判別した場合、生成部114は、複数のセルごとにセル内容自体の文「"セルn−m"」を生成してよく、これに代えて、文字列表と同様に表を生成してもよい。
図7は、本実施形態において変換される表の具体例を示す。例えば、判別部112は、安全対策に関する図7に係る表を文字列表と判別する。図7の例では、判別部112は、表を文字列表と判別したことに応じて、「"表全体の見出し"において、"列n"の"行m"は、"セルn−m"とする」という文を生成する。具体的には、生成部114は当該表の「監査報告」に係るセル部分を変換する場合に、「安全を確保するための対策として、監督の結果は、監視報告とする」という文を生成する。
図8は、本実施形態における数量表及び数式表の一例を表す。判別部112は、図8(a)〜(c)に示すように数量を含む表を数量表と判別する。生成部114は、数量表と判別された表から数量の単位の記載を検出し、文字列表と同様にセルから文を生成した後に、単位を文中の数量の末尾に結合させた文を生成してよい。
例えば、図8(a)に示す表は、表全体の見出しに数量の単位「kg」の記載を含む。生成部114は、図8(a)に係る表から「kg」という記載を表の各セル内の数量の記載に結合させて、「行1は列1のとき、200kgである」及び「行1は列2のとき、180kgである」等の文を生成してよい。
同様に、図8(b)に示す表は、列の見出しに数量の単位「kg」という記載を含む。生成部114は、列の見出しから数量の単位「kg」及びこれに付随する記載を加えた「(kg)」という部分を削除し、数量の単位「kg」を表の各セル内の数量の記載に結合させて、「行1は列1のとき、200kgである」及び「行1は列2のとき、180kgである」等の文を生成してよい。
図8(c)に示す表は、図8(b)の表に加えて、表全体の見出しに「最大」という記載を含む。判別部112は、当該表から「最大」又は「最高」等の最上級を示す記載を判別し、これに応じて生成部114は数量、又は、数量の単位の記載に後続して「以下」という記載を結合した文を生成してよい。
例えば、生成部114は、図8(c)に係る表から「行1は列1のとき、200kg以下である」及び「行1は列2のとき、180kg以下である」等の文を生成してよい。判別部112は、同様に、表から「最小」又は「最低」等の最下級を示す記載を検出して、数量、又は、数量の単位の記載に後続して「以上」という記載を結合した文を生成してよい。
判別部112は、図8(d)に示すように範囲を表す数式を含む表を数式表と判別する。例えば、判別部112は、表のセル内容に「=」、「≒」、「≦」、「≧」、「<」、又は、「>」等を含む表を数式表と判別してよい。ここで、生成部114は、数式表の各セルにおいて、「"表全体の見出し"として、"行1"のときに"セル1−1"の場合は、"項目"は"列1"である」という文を生成してよい。例えば、生成部114は、図8(d)の表から「XXX条件として、行1のときに200≧a>110の場合、テーブルは列1である」という文を生成してよい。
また、生成部114は、数式表の各セルにおいて、「"表全体の見出し"として、"列1"のときに"セル1−1"の場合は、"項目"は"行1"である」という文を生成してもよい。これらに代えて、生成部114は、数量表と同様の方法で数式表から文を生成してもよい。
図9及び図10は、本実施形態における記号表の一例を表す。判別部112は、図9及び図10に示すようにマークを含む表を記号表と判別する。生成部114は、記号表に含まれるマークの種類に応じた文を生成してよい。ここで生成部114は、辞書データを用いてマークの種類に応じた文を生成してよい。
例えば、判別部112は、図9に示すようにセル内容に「○」(又は「X」)等のマークを含む表を記号表と判別して、当該マークに対応する文を辞書取得部118に問い合わせる。辞書取得部118は「○」に該当する「存在する」という文を辞書データから取得して生成部114に供給する。
これにより生成部114は、マーク「○」に対応して「存在する」という記載を含む文を生成する。一例として、生成部114は、図9の表の行1及び列1のセルから「行1は列1のときに存在する」、「列1は行1のときに存在する」、又は、「XXX構成は、行1かつ列1のときに存在する」等の文を生成してよい。生成部114は、「○」等のマークが存在しないセルに対しては文を生成しなくてもよい。
また、生成部114は、表のセルが程度を表すマークを含む場合に、当該マークに対応する程度を表す文を含む文を生成する。例えば、判別部112は、図10に示すようにセル内容に「+」、「++」、及び/又は「0」等程度表す記号を含む表を記号表と判別し、生成部114は「+」に対応して「推薦される」という記載を含み、「++」に対応して「強く推薦される」という記載を含み、「0」に対応して「推薦されないか、利用方法に反する」という記載を含む文を、辞書データ等を用いて生成する。
一例として、生成部114は、図10の表の行1及び列1のセルから「行1は、列1において強く推薦される」、「行1は、項目が列1のとき強く推薦される」、「列1は、行1において強く推薦される」、「列1は、項目が行1のとき強く推薦される」、「この方法は、行1かつ列1のときに強く推薦される」、「この方法は、項目が行1かつ列1のときに強く推薦される」、又は、「XXX構成は、行1かつ列1のときに強く推薦される」等の文を生成してよい。生成部114は、「+」、「++」及び「0」が存在しないセルに対しては文を生成しなくてもよい。
図11は、本実施形態における表形式の記載事項の別の一例を示す。生成部114は、セル内容が階層化された表から文を生成してよい。例えば、生成部114は、表の階層化された部分において下位階層に位置するセルに対応して、上位階層に位置するセルのセル内容を条件等として含む文を生成してよい。一例として、生成部114は、図11のセル3−1に係るセルに対応して、「XXX構成において、セル1−1のセル1−2においてセル3−1の場合、列1はセル4−1になる」という文を生成してよい。
図12は、本実施形態における表形式の記載事項の更に別の一例を示す。生成部114は、列の見出し及び/又は行の見出しが階層化された表から文を生成してよい。例えば、生成部114は、上位階層と下位階層とを含む列の見出し及び/又は行の見出しを含む表から、条件等として列の見出し及び/又は行の見出しの上位階層及び下位階層の内容を含む文を生成してよい。一例として、生成部114は、図12のセル1−1に係るセルに対応して、「XXX構成において、列Aで列A−1の場合、行1はセル1−1になる」又は「XXX構成において、列Aで列A−1かつ行1の場合、セル1−1になる」という文を生成してよい。
図13は、列の見出しが階層化され、程度を表すマークを含む表の具体例を示す。例えば、生成部114は、図13に係る表の「演算的分析」及び「D」に対応するセルから、「システム設計分析の手法として、ASILがDのとき、演繹的分析は、強く推薦される」という文を生成してよい。
図14は、辞書データにより定義されるキーワード間の類似度の一例を示す。図示するように、辞書データは互いに類似する複数のキーワード及び類似するキーワード間の類似度を含む。例えば、キーワード「ミリ波レーダー」は「雨」と類似度5で類似し、「接近」と類似度6で類似し、「速度」と類似度10で類似し、「衝突」と類似度8で類似する。
S170において、例えば、関連付処理部120は、図示する辞書データに基づき、第1文書の記載事項に含まれるキーワード「ミリ波レーダー」に対して、類似度5以上で類似する別のキーワード「雨」、「速度」、「衝突」、及び「接近」を抽出する。これにより、関連付処理部120は、第2文書の記載事項のうち、キーワード「ミリ波レーダー」に加えて、これに類似する「雨」、「速度」、「衝突」及び「接近」を含むものを第1文書の記載事項に対して関連付けされるべき候補として特定する。
ここで、関連付処理部120は、キーワード「ミリ波レーダー」に類似する別のキーワードをユーザーに選択させてもよい。例えば、関連付処理部120は、キーワード「雨」、「速度」、「衝突」及び「接近」を「ミリ波レーダー」に類似する候補として表示部124により表示画面に表示させ、第2文書の記載事項の抽出に用いるキーワードをユーザーに選択させてよい。
図15は、S170において関連付処理部120が表示部124により表示画面200に表示させる第2文書の記載事項の候補の一例を示す。図示するように関連付処理部120は、第1文書であるXシステム設計文書の記載事項「ミリ波レーダーを搭載すること。」と、当該記載事項に関連づけられる、第2文書である基本システム要件文書の記載事項の候補「衝突軽減機能を持つこと。」、「先行車との異常接近に警告音を出すこと。」、「雨天用の視界を確保すること。」、及び「最大速度をXXkm/hとすること。」とを表示する。
ここで、関連付処理部120は、表示画面に記載事項の候補に対応するチェックボックスを表示させ、ユーザーから当該チェックボックスによる選択を取得して、取得した候補を第1文書の記載事項と関連づける。例えば、関連付処理部120、第1文書の記載事項「ミリ波レーダーを搭載すること。」に対して、ユーザーに選択された第2文書の記載事項「先行車との異常接近に警告音を出すこと。」を関連付ける。
図16は、表示部124が表示する影響分析の一例を示す。関連付処理部120は、Xシステム設計文書を第1文書とし、基本システム要件文書を第2文書とする関連付けと、基本システム要件文書を第1文書とし、製品企画文書を第2文書とする関連付けを行っている。
例えば、関連付処理部120は、Xシステム設計文書の「ミリ波レーダーを搭載すること。」という記載事項を、Xシステム設計文書の上位階層に位置する基本システム要件文書の「先行車との異常接近に警告音を出すこと。」という記載事項に関連付け、基本システム要件文書の「先行車との異常接近に警告音を出すこと。」という記載事項を、基本システム要件文書の上位階層に位置する製品企画文書の「安全性を向上すること。」という記載事項に関連付ける。
例えば、表示部124は、関連付処理部120の関連付けの結果、複数の文書間の記載事項の関係を図16のように表示する。これにより、システム10は、ユーザーによる文書の編集等が他の文書のどの記載事項に影響を与えるかを分かり易く表示する事ができる。
図17は、システム10として機能するコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係るコンピュータ1900は、ホスト・コントローラ2082により相互に接続されるCPU2000、RAM2020、グラフィック・コントローラ2075、及び表示装置2080を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ2084によりホスト・コントローラ2082に接続される通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040、及びCD−ROMドライブ2060を有する入出力部と、入出力コントローラ2084に接続されるROM2010、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070を有するレガシー入出力部を備える。
ホスト・コントローラ2082は、RAM2020と、高い転送レートでRAM2020をアクセスするCPU2000及びグラフィック・コントローラ2075とを接続する。CPU2000は、ROM2010及びRAM2020に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。
グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等がRAM2020内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置2080上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ2084は、ホスト・コントローラ2082と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040、CD−ROMドライブ2060を接続する。通信インターフェイス2030は、有線又は無線によりネットワークを介して他の装置と通信する。
また、通信インターフェイスは、システム10における通信を行うハードウェアとして機能する。ハードディスクドライブ2040は、コンピュータ1900内のCPU2000が使用するプログラム及びデータを格納する。CD−ROMドライブ2060は、CD−ROM2095からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。
また、入出力コントローラ2084には、ROM2010と、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM2010は、コンピュータ1900が起動時に実行するブート・プログラム、及び/又は、コンピュータ1900のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
フレキシブルディスク・ドライブ2050は、フレキシブルディスク2090からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。入出力チップ2070は、フレキシブルディスク・ドライブ2050を入出力コントローラ2084へと接続するとともに、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を入出力コントローラ2084へと接続する。
RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク2090、CD−ROM2095、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM2020を介してコンピュータ1900内のハードディスクドライブ2040にインストールされ、CPU2000において実行される。
コンピュータ1900にインストールされ、コンピュータ1900をシステム10として機能させるプログラムは、文書取得モジュールと、モデル取得モジュールと、選択モジュールと、変換モジュールと、判別モジュールと、生成モジュールと、指定入力モジュールと、辞書取得モジュールと、関連付処理モジュールと、表示モジュールとを備える。これらのプログラム又はモジュールは、CPU2000等に働きかけて、コンピュータ1900を、文書取得部102、モデル取得部104、選択部106、変換部110、判別部112、生成部114、指定入力部116、辞書取得部118、関連付処理部120、及び、表示部124としてそれぞれ機能させてよい。
これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ1900に読込まれることにより、ソフトウェアと上述した各種のハードウェア資源とが協働した具体的手段である文書取得部102、モデル取得部104、選択部106、変換部110、判別部112、生成部114、指定入力部116、辞書取得部118、関連付処理部120、及び、表示部124として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ1900の使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有のシステム10が構築される。
一例として、コンピュータ1900と外部の装置等との間で通信を行う場合には、CPU2000は、RAM2020上にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理内容に基づいて、通信インターフェイス2030に対して通信処理を指示する。
通信インターフェイス2030は、CPU2000の制御を受けて、RAM2020、ハードディスクドライブ2040、フレキシブルディスク2090、又はCD−ROM2095等の記憶装置上に設けた送信バッファ領域等に記憶された送信データを読み出してネットワークへと送信し、もしくは、ネットワークから受信した受信データを記憶装置上 に設けた受信バッファ領域等へと書き込む。
このように、通信インターフェイス2030は、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)方式により記憶部122であってよい記憶装置との間で送受信データを転送してもよく、これに代えて、CPU2000が転送元の記憶装置又は通信インターフェイス2030からデータを読み出し、転送先の通信インターフェイス2030又は記憶装置へとデータを書き込むことにより送受信データを転送してもよい。
また、CPU2000は、記憶部122であってよいハードディスクドライブ2040、CD−ROMドライブ2060(CD−ROM2095)、フレキシブルディスク・ドライブ2050(フレキシブルディスク2090)等の外部記憶装置に格納されたファイルまたはデータベース等の中から、全部または必要な部分をDMA転送等によりRAM2020へと読み込ませ、RAM2020上のデータに対して各種の処理を行う。
そして、CPU2000は、処理を終えたデータを、DMA転送等により記憶部122であってよい外部記憶装置へと書き戻す。このような処理において、RAM2020は、外部記憶装置の内容を一時的に保持するものとみなせるから、本実施形態においてはRAM2020及び外部記憶装置等をメモリ、記憶部、または記憶装置等と総称する。
本実施形態における各種のプログラム、データ、テーブル、データベース等の各種の情報は、このような記憶装置上に格納されて、情報処理の対象となる。なお、CPU2000は、RAM2020の一部をキャッシュメモリに保持し、キャッシュメモリ上で読み書きを行うこともできる。このような形態においても、キャッシュメモリはRAM2020の機能の一部を担うから、本実施形態においては、区別して示す場合を除き、キャッシュメモリもRAM2020、メモリ、及び/又は記憶装置に含まれるものとする。
また、CPU2000は、RAM2020から読み出したデータに対して、プログラムの命令列により指定された、本実施形態中に記載した各種の演算、情報の加工、条件判断、情報の検索・置換等を含む各種の処理を行い、RAM2020へと書き戻す。例えば、CPU2000は、条件判断を行う場合においては、本実施形態において示した各種の変数が、他の変数または定数と比較して、大きい、小さい、以上、以下、等しい等の条件を満たすか否かを判断し、条件が成立した場合(又は不成立であった場合)に、異なる命令列へと分岐し、またはサブルーチンを呼び出す。
また、CPU2000は、記憶装置内のファイルまたはデータベース等に格納された情報を検索することができる。例えば、第1属性の属性値に対し第2属性の属性値がそれぞれ対応付けられた複数のエントリが記憶装置に格納されている場合において、CPU2000は、記憶装置に格納されている複数のエントリの中から第1属性の属性値が指定された条件と一致するエントリを検索し、そのエントリに格納されている第2属性の属性値を読み出すことにより、所定の条件を満たす第1属性に対応付けられた第2属性の属性値を得ることができる。
以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記録媒体に格納されてもよい。記録媒体としては、フレキシブルディスク2090、CD−ROM2095の他に、DVD又はCD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ1900に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 システム、102 文書取得部、104 モデル取得部、106 選択部、110 変換部、112 判別部、114 生成部、116 指定入力部、118 辞書取得部、120 関連付処理部、122 記憶部、124 表示部、200 表示画面、1900 コンピュータ、2000 CPU、2010 ROM、2020 RAM、2030 通信インターフェイス、2040 ハードディスクドライブ、2050 フレキシブルディスク・ドライブ、2060 CD−ROMドライブ、2070 入出力チップ、2075 グラフィック・コントローラ、2080 表示装置、2082 ホスト・コントローラ、2084 入出力コントローラ、2090 フレキシブルディスク、2095 CD−ROM

Claims (13)

  1. 2つの文書間で記載事項同士の関連付けを行うためのシステムであって、
    前記2つの文書に含まれる記載事項のうち、表形式で表された記載事項の少なくとも一部を、文形式の記載事項に変換する変換部と、
    少なくとも一方が文形式に変換された記載事項を含む前記2つの文書間で、記載事項同士の関連付けを行う関連付処理部と、
    を備え
    前記変換部は、表形式で表された記載事項に含まれる複数セルのそれぞれを、別個の文形式の記載事項に変換するシステム。
  2. 文書の種別同士の間で記載の関連付けを行うか否かを定義するモデルを取得するモデル取得部と、
    複数の文書のうちの第1文書に対して関連付け処理をすべき対象となる第2文書を、前記モデルにより定義された前記第1文書および前記第2文書の種別間の関係に基づき選択する選択部と、
    を備え、
    選択された前記第1文書および前記第2文書を前記2つの文書として記載事項同士の関連付けを行う請求項に記載のシステム。
  3. 前記選択部は、
    前記モデルから、前記第1文書の第1種別に対して関連付けを行うべき少なくとも1つの第2種別を取得し、
    前記第2種別が割り当てられた複数の前記第2文書のそれぞれを、前記第1文書の記載事項からの関連付けを行うべき対象文書として選択する
    請求項に記載のシステム。
  4. 前記変換部は、
    前記表形式で表された記載事項における表の種類を判別する判別部と、
    判別された表の種類に応じた文を生成する生成部と、
    を有する請求項からのいずれか一項に記載のシステム。
  5. 前記判別部は、表のセルの内容が、文章か否か、文字列か否か、および、数式か否かの少なくとも1つに基づいて、表の種類を判断する請求項に記載のシステム。
  6. 前記生成部は、表のセルが程度を表すマークを含む場合に、当該マークに対応する程度を表す文を生成する請求項またはに記載のシステム。
  7. 表形式で表された記載事項のうち、文形式に変換しない記載事項の指定を受け付ける指定入力部を更に備え、
    前記変換部は、文形式に変換しない旨が指定された表形式の記載事項については、文形式に変換しない請求項からのいずれか一項に記載のシステム。
  8. キーワード同士の類似度が定義された辞書データを取得する辞書取得部を更に備え、
    前記関連付処理部は、前記2つの文書間で、記載事項に含まれるキーワード同士における前記辞書データにより定義された類似度に基づいて、記載事項同士の関連付けを行うか否かを決定する
    請求項からの何れか一項に記載のシステム。
  9. 前記関連付処理部は、第1文書に含まれる記載事項と関連付けるべき第2文書の記載事項の候補を複数表示して、ユーザーにより少なくとも1つを選択させる請求項に記載のシステム。
  10. 前記関連付処理部は、前記第1文書に含まれる記載事項と関連付けるべき第2文書の記載事項の候補を、記載事項に含まれるキーワード同士の類似度に応じた優先度で表示する請求項に記載のシステム。
  11. 前記関連付処理部は、第2文書の記載事項の複数の候補のうちユーザーにより選択された候補と、第1文書の記載事項とに含まれるキーワードの間に定義された前記辞書データにおける類似度を増加させる請求項または10に記載のシステム。
  12. 2つの文書間で記載事項同士の関連付けを行うためのシステムにより、
    前記2つの文書に含まれる記載事項のうち、表形式で表された記載事項の少なくとも一部を、文形式の記載事項に変換する変換段階と、
    少なくとも一方が文形式に変換された記載事項を含む前記2つの文書間で、記載事項同士の関連付けを行う関連付処理段階と、
    を実行し、
    前記変換段階において、表形式で表された記載事項に含まれる複数セルのそれぞれを、別個の文形式の記載事項に変換する
    方法。
  13. コンピュータを2つの文書間で記載事項同士の関連付けを行う装置として機能させるプログラムであって、
    当該プログラムは、前記コンピュータを、
    前記2つの文書に含まれる記載事項のうち、表形式で表された記載事項の少なくとも一部を、文形式の記載事項に変換する変換部と、
    少なくとも一方が文形式に変換された記載事項を含む前記2つの文書間で、記載事項同士の関連付けを行う関連付処理部と、
    として機能させ
    前記変換部は、表形式で表された記載事項に含まれる複数セルのそれぞれを、別個の文形式の記載事項に変換する
    プログラム。
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