JP4962456B2 - ディーゼル機関の燃料判定装置、ディーゼル機関の制御装置 - Google Patents
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Description
ディーゼル機関の排気ガスに含まれるPMの量を検知するPM量検知手段と、
前記PM量検知手段が検知したPM量と所定の判定値との比較に基づいて、前記ディーゼル機関に供給された燃料の、アロマ成分の有無を判定するアロマ判定手段と、
PM発生量が相違するように定められた所定の複数の燃料噴射パターンで、前記ディーゼル機関に対して燃料を噴射する燃料噴射実行手段と、
前記所定の複数の燃料噴射パターンの間における前記ディーゼル機関のPM発生量の変化量に基づいて、前記ディーゼル機関に供給された燃料が所定の高セタン価の燃料か否かを判定するセタン価判定手段と、
前記アロマ判定手段の判定結果と前記セタン価判定手段の判定結果とに基づいて、前記ディーゼル機関に供給された燃料が、GTL(Gas To Liquid)燃料あるいはGTL相当の燃料であるか否かを判定する燃料判定手段と、
を備えることを特徴とする。
ディーゼル機関の排気通路に配置されたPM捕集用フィルタと、
前記ディーゼル機関の排気ガスに含まれるPMの量を検知するPM量検知手段と、
PM発生量が相違するように定められた所定の複数の燃料噴射パターンで、前記ディーゼル機関に対して燃料を噴射する燃料噴射実行手段と、
前記PM量検知手段が検知したPMの量が所定量以上であることを第1条件とし、前記所定の複数の燃料噴射パターンの間における前記ディーゼル機関のPM発生量の変化量が所定値以上であることを第2条件としたときに、該第1条件と該第2条件の少なくとも一方が不成立である場合には、該第1条件と該第2条件の両方が成立している場合に比して、PM発生量が抑制されるようにまたは/および前記PM捕集用フィルタの再生頻度が増加されるように、前記ディーゼル機関の運転条件を変更する運転条件変更手段と、
を備えることを特徴とする。
前記運転条件変更手段が、前記ディーゼル機関へのEGR率を低減する手段と、前記ディーゼル機関への燃料噴射時期を進角させる手段と、前記ディーゼル機関の吸入空気量を増加する手段と、前記ディーゼル機関の吸気温度を高める手段と、のうち少なくとも1つの手段を含むことを特徴とする。
[実施の形態1の構成]
図1は、本発明の実施の形態1にかかるディーゼル機関10の構成を示す。実施の形態1にかかるディーゼル機関10は、エンジン本体12を備えている。エンジン本体12は、直列に並んだ4つの気筒を有する。
以下、図2および図3を用いて、実施の形態1の動作を説明する。図2および図3は、実施の形態1にかかる燃料判別法の概要図である。
(i)高セタン価の燃料は、低セタン価の燃料に比して、燃料噴射量が変化したときのスモーク発生量(PM発生量)の変化率が小さい
(ii)アロマ成分が少ないほど、スモーク発生量(PM発生量)が少ない
・特性60:低セタン価かつ高アロマな燃料(例:軽油)
・特性62:高セタン価かつ高アロマな燃料(例:添加剤入り軽油)
・特性64:低セタン価かつアロマゼロな燃料(例:低セタン価なGTL燃料)
・特性66:高セタン価かつアロマゼロな燃料(例:検出対象となるGTL燃料)
なお、特性64を示す燃料の一例として低セタン価なGTL燃料を挙げたが、これは、合成燃料であることから低セタン価となるように性状を調整したGTL燃料も存在しうることを考慮したことによる。
実施の形態1では、先ず、相対的に少ない噴射量(図3のQpl1)でパイロット噴射を行った場合のスモーク発生量(図3のS1)と、相対的に多い噴射量(図3のQpl2)でパイロット噴射を行った場合のスモーク発生量(図3のS2)とを、それぞれ取得する。
ΔS = (S2−S1)/(Qpl2−Qpl1) ・・・ (1)
これにより、現在の燃料タンク27内の燃料について、ΔSが取得される。
また、実施の形態1では、Qpl2でのスモーク発生量S2を、所定の閾値Sabと比較する。Sabは、予め、想定したGTL燃料について、上記Qpl2でのスモーク発生量を取得しておくことにより求める。これを、所定の閾値Sabとして、ECU50に記憶させておく。
実施の形態1では、上述した高セタン価の条件(ΔS<ΔSGTL)と、上述したアロマゼロの条件(S2<Sab)の双方が満たされた場合に、現在の燃料がGTL燃料或いはGTL相当燃料であると判定される。これらの条件のうち少なくとも一方が不成立であれば、現在の燃料が、本実施形態で使用を想定している燃料(つまり、アロマゼロおよび高セタン価である、GTL燃料やGTL相当燃料)には該当しないと判定される。
以下、図4を用いて、実施の形態1においてECU50が実行する具体的処理を説明する。
(第1変形例)
実施の形態1では、ΔSを求めるにあたり、パイロット噴射量をQpl1とQpl2とに変更して、それらに応じたスモーク発生量であるS1とS2を取得した。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。下記に述べる様々な手法によって、適宜に、スモーク発生量が異なる複数の燃料噴射パターンを設定することができる。
実施の形態1では、S2を閾値Sabと比較することにより、アロマゼロの判定を行った。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。少なくともある1つの基準点での、スモーク発生量の多少を判定すればよい。例えば、GTL燃料を用いた場合にパイロット噴射量Qpl1で発生するスモーク量を予め計測しておく。この計測値を閾値S´abとして記憶しておいた上で、図4のルーチンのステップS112でS1がS´abよりも小さいか否かを判定してもよい。
実施の形態1では、スモーク発生量(PM発生量)を、光学式スモークメータ52を用いて計測している。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。光学式スモークメータ52に代えて、触媒36の上流下流の差圧を計測する差圧センサや、触媒36の床温を測る床温センサを用いても良い。差圧センサを用いる場合には、差圧の増加具合に基づいて、床温センサを用いる場合には、触媒36がPMを捕集する際に発熱することを利用して発熱量から遡ることにより、それぞれスモーク発生量つまりPM発生量を算出すればよい。
実施の形態1では、図4のルーチンのステップS110において高セタン価の条件が不成立であった場合には、EGR率を減少させかつ燃料噴射時期を進角させるように、運転条件が変更される。しかしながら、本発明は、これに限られるものではない。他にも、現在のスロットル26の開度が全開でないのであれば、吸入空気量を多くするようにスロットル26の開度を調節してもよい。また、吸気温度を高める措置を取っても良く、その方法の一例としてEGRクーラ40の冷却を休止してもよい。なお、これらの制御を行うことは、想定しているGTL燃料以外の燃料が供給された場合の対応措置として好ましいが、本発明が必ずしもこれらの制御を行うものに限られるということではない。例えば、ユーザへの警告のみを行っても良い。
12 エンジン本体
14 吸気マニホールド
16 排気マニホールド
18 管路
22 エアフローメータ
24 インタークーラ
26 スロットル
27 燃料タンク
28 コモンレールシステム
36 触媒
38 排気添加弁
40 EGRクーラ
42 EGRバルブ
52 光学式スモークメータ
Claims (3)
- ディーゼル機関の排気ガスに含まれるPMの量を検知するPM量検知手段と、
前記PM量検知手段が検知したPM量と所定の判定値との比較に基づいて、前記ディーゼル機関に供給された燃料の、アロマ成分の有無を判定するアロマ判定手段と、
PM発生量が相違するように定められた所定の複数の燃料噴射パターンで、前記ディーゼル機関に対して燃料を噴射する燃料噴射実行手段と、
前記所定の複数の燃料噴射パターンの間における前記ディーゼル機関のPM発生量の変化量に基づいて、前記ディーゼル機関に供給された燃料が所定の高セタン価の燃料か否かを判定するセタン価判定手段と、
前記アロマ判定手段の判定結果と前記セタン価判定手段の判定結果とに基づいて、前記ディーゼル機関に供給された燃料が、GTL(Gas To Liquid)燃料あるいはGTL相当の燃料であるか否かを判定する燃料判定手段と、
を備えることを特徴とするディーゼル機関の燃料判定装置。 - ディーゼル機関の排気通路に配置されたPM捕集用フィルタと、
前記ディーゼル機関の排気ガスに含まれるPMの量を検知するPM量検知手段と、
PM発生量が相違するように定められた所定の複数の燃料噴射パターンで、前記ディーゼル機関に対して燃料を噴射する燃料噴射実行手段と、
前記PM量検知手段が検知したPMの量が所定量以上であることを第1条件とし、前記所定の複数の燃料噴射パターンの間における前記ディーゼル機関のPM発生量の変化量が所定値以上であることを第2条件としたときに、該第1条件と該第2条件の少なくとも一方が不成立である場合には、該第1条件と該第2条件の両方が成立している場合に比して、PM発生量が抑制されるようにまたは/および前記PM捕集用フィルタの再生頻度が増加されるように、前記ディーゼル機関の運転条件を変更する運転条件変更手段と、
を備えることを特徴とするディーゼル機関の制御装置。 - 前記運転条件変更手段が、前記ディーゼル機関へのEGR率を低減する手段と、前記ディーゼル機関への燃料噴射時期を進角させる手段と、前記ディーゼル機関の吸入空気量を増加する手段と、前記ディーゼル機関の吸気温度を高める手段と、のうち少なくとも1つの手段を含むことを特徴とする請求項2に記載のディーゼル機関の制御装置。
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