JP4962381B2 - 情報処理装置、情報処理装置制御方法および情報処理装置制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置制御方法および情報処理装置制御プログラム Download PDF

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    • H04L1/0016Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff characterised by the adaptation strategy involving special memory structures, e.g. look-up tables

Description

本発明は、複数のメモリバンクによって構成される記憶部と、無線通信処理を行う無線通信部とを有する情報処理装置、情報処理装置制御方法および情報処理装置制御プログラムに関し、特に、無線通信の品質を向上させることができる情報処理装置、情報処理装置制御方法および情報処理装置制御プログラムに関する。
近年、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc)802.1Xに準拠した無線LAN(Local Area Network)通信機能や、第3世代移動体システムであるUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)による無線通信機能などを備える情報処理装置(パーソナルコンピュータや携帯端末など)が普及している。
このような情報処理装置においては、自装置内の各種機能部から発生する電磁ノイズ(以下、単に「ノイズ」という)が、自装置のアンテナにより送受信される信号(以下、「アンテナ送受信信号」と略記する)と干渉して、無線通信の品質を低下させることが問題となっている。特に、データをリードやライトする際に主記憶装置から発生するノイズは、無線通信の品質を低下させる大きな要因となっている。
そこで、主記憶装置から発生するノイズを抑制するための技術が提案されている。例えば、特許文献1には、主記憶装置にアクセスする場合に、所定の信号出力装置が、主記憶装置を構成するメモリバンク1に対しては、CPU(Central Processing Unit)から受信した信号である真アドレス信号および真データ信号を出力して、メモリバンク2に対しては、真信号を反転させた反転アドレス信号および反転データ信号を出力する技術が開示されている。これにより、メモリバンク1および2に流れる電流が逆対称になり、主記憶装置から発生するノイズの低減が実現可能になる。
特開平9−153281号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている技術は、信号出力装置と主記憶装置とを接続するバスから発生するノイズを低減する技術にすぎず、主記憶装置自体から発生するノイズが考慮されていないという問題があった。
例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)構造の主記憶装置には貫通電流が流れるが、上記特許文献1に開示されている技術では、この貫通電流が流れることにより発生するノイズが考慮されていなかった。
また、主記憶装置からデータをリードする場合には、信号出力装置が反転データ信号を出力できないため、上記特許文献1に開示されている技術は、信号出力装置と主記憶装置とを接続するバスから発生するノイズについても十分に低減することはできなかった。
このように、上記特許文献1に開示されている技術を用いても、主記憶装置自体から発生するノイズが、アンテナ送受信信号と干渉してしまい、無線通信の品質を向上させることは十分にはできなかった。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、主記憶装置自体から発生するノイズとアンテナ送受信信号との干渉を低減し、無線通信の品質を向上させることができる情報処理装置、情報処理装置制御方法および情報処理装置制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願に開示する情報処理装置は、複数のメモリバンクによって構成される記憶部と、無線通信処理を行う無線通信部とを有する情報処理装置であって、前記メモリバンクを識別するためのメモリバンク識別子に対応付けて、当該の情報処理装置が前記複数のメモリバンクの一つを用いた場合における前記無線通信部による通信の品質状態を示す通信品質情報を記憶させる通信品質情報記憶手段(実施例1および3における「BER情報記憶部151」および「BER情報記憶部351」、または、実施例2における「RSSI情報記憶部251」に相当する)と、前記無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記通信品質情報記憶手段により記憶されている通信品質情報に基づいて、前記無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択するメモリバンク選択手段と、当該の情報処理装置により用いられるメモリバンクを、前記メモリバンク選択手段によって選択されたメモリバンクに切り替えるメモリバンク切替手段(実施例1〜3における「バンクセレクタ141」に相当する)とを備える。このような構成によれば、通信品質が最も良くなるメモリバンクがアクティブにされるという働きによって、ユーザが意識することなく無線通信品質が自動的に改善される等の作用効果を得ることが期待できる。
なお、本願に開示する情報処理装置の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも、他の態様として有効である。
本願に開示した情報処理装置によれば、主記憶装置自体から発生するノイズとアンテナ送受信信号との干渉を低減し、無線通信の品質を向上させることができるという効果を奏する。
以下に、本発明に係る情報処理装置、情報処理装置制御方法および情報処理装置制御プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によっては、この発明は限定されない。
まず、図1を用いて、実施例1に係る情報処理装置の概要について説明する。図1は、実施例1に係る情報処理装置100の概要を説明するための図である。同図に示すように、実施例1に係る情報処理装置100は、基地局や他の情報処理装置との間で無線通信を行う装置であり、無線通信処理を行う無線通信部130と、メモリバンク1および2により構成される一次記憶部140と、BER(Bit Error Rate:ビット誤り率)情報記憶部151と、実施例1に係る情報処理装置100の特徴をなす処理を行う制御部160と、基地局等との間で信号の送受信を行うアンテナ190とを有する。
実施例1に係る情報処理装置100は、情報処理装置100がメモリバンク1または2のいずれか一方のみを用いた状態における無線通信時のBERの値(以下、BERの値を「BER値」と略記する)をBER情報記憶部151に記憶する。具体的に説明すると、情報処理装置100がメモリバンク1を用いると、メモリバンク1からノイズN1が発生する。情報処理装置100は、ノイズN1が発生している状態における無線通信時のBER値を測定して、かかるBER値をBER情報記憶部151に記憶する。同様に、情報処理装置100がメモリバンク2を用いると、メモリバンク2からノイズN2が発生し、情報処理装置100は、ノイズN2が発生している状態における無線通信時のBER値を測定して、かかるBER値をBER情報記憶部151に記憶する。
情報処理装置100がメモリバンク1または2のいずれを用いるかによって無線通信時のBER値は異なる。その理由の一つは、情報処理装置100内における各種装置の配置場所によって、メモリバンク1から発生するノイズN1によるアンテナ190への影響と、メモリバンク2から発生するノイズN2によるアンテナ190への影響とが異なるからである。
例えば、同図に示すように、アンテナ190の配置場所が、メモリバンク1の配置場所よりも、メモリバンク2の配置場所に近ければ、アンテナ190が送受信する信号は、配置場所の遠いメモリバンク1から発生するノイズN1よりも、配置場所の近いメモリバンク2から発生するノイズN2と干渉しやすいことが考えられる。すなわち、情報処理装置100は、メモリバンク2を用いる場合と比較して、メモリバンク1を用いると無線通信時のBER値が小さくなり、無線通信の品質がよくなる。
実施例1に係る情報処理装置100は、使用するメモリバンクによって無線通信のBER値が異なる点に着目して、制御部160が、BER情報記憶部151に記憶されているBER値に基づいて、メモリバンク1または2のいずれか一方を用いるように制御する。
かかる制御部160による制御について具体的に説明すると、制御部160は、無線通信部130が起動しているか否かを判定し、無線通信部130が起動している場合、すなわち、無線通信が行われている場合に、BER情報記憶部151に記憶されているBER値を取得する。そして、取得したBER値に基づいて、メモリバンク1とメモリバンク2のどちらを用いた場合に無線通信のBER値が小さくなるかを判定して、BER値が小さくなる方のメモリバンク1または2を用いるように一次記憶部140に指示する。かかる指示を受け付けた一次記憶部140は、制御部160の指示に従って、メモリバンク1または2のいずれか一方を用いるように制御する。
これにより、実施例1に係る情報処理装置100は、一次記憶部140自体から発生するノイズとアンテナ190が送受信する信号との干渉を低減し、無線通信の品質を向上させることができる。
次に、実施例1に係る情報処理装置100の構成について説明する。なお、以下では、情報処理装置100が無線LAN通信機能およびUMTS通信機能を備えるノート型のパーソナルコンピュータであることとする。また、以下では、情報処理装置100が、自装置の起動時に、使用するメモリバンクを選択する例について説明する。
図2は、実施例1に係る情報処理装置100の構成を示すブロック図である。同図に示すように、情報処理装置100は、入力部110と、出力部120と、無線通信部130と、一次記憶部140と、二次記憶部150と、制御部160とを有する。
入力部110は、各種情報や操作指示を入力するための入力デバイスであり、例えば、キーボードやマウスからなる。出力部120は、各種情報を表示する表示デバイスであり、例えば、液晶表示装置からなる。
無線通信部130は、無線通信処理を行う機能部であり、無線LANモジュール131と、UMTSモジュール132とを有する。無線LANモジュール131は、無線LAN通信に関する処理を行う処理部であり、例えば、IEEE802.1X等に準拠した無線LAN通信を実現する。この無線LANモジュール131は、図示しない無線LAN通信用アンテナと接続される。
UMTSモジュール132は、UMTS通信に関する処理を行う処理部であり、HSDPAおよびHSUPAによるUMTS通信を実現する。このUMTSモジュール132は、図示しないUMTS通信用アンテナと接続される。
上述した無線LANモジュール131およびUMTSモジュール132が起動して、無線LAN通信またはUMTS通信を行うタイミングは、情報処理装置100の仕様や設定によって異なる。例えば、情報処理装置100の起動時に、無線LANモジュール131とUMTSモジュール132との両方を起動する仕様や設定の場合、情報処理装置100は、自装置の起動時に無線LAN通信およびUMTS通信を開始する。
また、情報処理装置100の起動時に、無線LANモジュール131またはUMTSモジュール132のいずれか一方を起動する仕様や設定の場合、情報処理装置100は、自装置の起動時に無線LAN通信またはUMTS通信のいずれか一方の無線通信を開始する。
また、情報処理装置100の起動時に、無線LANモジュール131とUMTSモジュール132との両方を起動しない仕様や設定の場合、情報処理装置100は、利用者によって、無線LAN通信またはUMTS通信の開始操作がなされた場合に、無線LANモジュール131またはUMTSモジュール132を起動して、無線LAN通信またはUMTS通信の無線通信を開始する。
一次記憶部140は、主記憶装置であり、メモリバンク1および2と、バンクセレクタ141とを有する。メモリバンク1および2は、DIMM(Dual Inline Memory Module)などのメモリの集合体である。
バンクセレクタ141は、CPU等によって用いられるメモリバンクを切り替える処理部である。具体的には、バンクセレクタ141は、メモリバンク1または2に対して、メモリバンク1または2を使用する旨の信号(以下、「バンク指定信号」という)を送信することで、CPU等によって用いられるメモリバンク1または2を切り替える。かかるバンク指定信号を受け付けたメモリバンク1または2は、使用可能状態(アクティブ)になる。
二次記憶部150は、ハードディスク装置等の補助記憶装置であり、BER情報記憶部151と、重要度記憶部152とを有する。BER情報記憶部151は、情報処理装置100がメモリバンク1または2のいずれか一方のみを用いた場合における無線通信時の品質状態を記憶する。
BER情報記憶部151の一例を図3に示す。同図に示すように、BER情報記憶部151は、メモリバンク識別子に対応付けて、無線通信の品質状態を示すBER情報(無線LAN)と、BER情報(UMTS)とを有する。メモリバンク識別子は、一次記憶部140を構成するメモリバンクを識別するための識別情報を記憶する。なお、以下の説明では、メモリバンク1のメモリバンク識別子を「1」とし、メモリバンク2のメモリバンク識別子を「2」とする。
また、BER情報記憶部151のBER情報(無線LAN)は、情報処理装置100によってメモリバンク識別子が示すメモリバンクのみが用いられている場合における無線LAN通信時のBER値を記憶する。また、BER情報記憶部151のBER情報(UMTS)は、情報処理装置100によってメモリバンク識別子が示すメモリバンクのみが用いられている場合におけるUMTS通信時のBER値を記憶する。
すなわち、図3に示したBER情報記憶部151の1行目は、情報処理装置100がメモリバンク1のみを用いた場合、無線LAN通信時のBER値が「0.01%」であり、UMTS通信時のBER値が「0.20%」であることを示している。
また、図3に示したBER情報記憶部151の2行目は、情報処理装置100がメモリバンク2のみを用いた場合、無線LAN通信時のBER値が「0.22%」であり、UMTS通信時のBER値が「0.15%」であることを示している。
重要度記憶部152は、無線通信の規格ごとに、無線通信の重要度を記憶する。重要度記憶部152の一例を図4に示す。同図に示すように、重要度記憶部152は、通信規格に対応付けて重要度を有する。
通信規格は、情報処理装置100が実行可能な無線通信の規格を一意に識別するための識別情報を記憶する。なお、以下の説明では、無線LANモジュール131により実現される無線LAN通信の通信規格を「無線LAN」とし、UMTSモジュール132により実現されるUMTS通信の通信規格を「UMTS」とする。
また、重要度記憶部152の重要度は、通信規格が示す無線通信の重要度を記憶する。同図に示した重要度記憶部152の重要度は、数値が小さいほど重要度が高いものとする。すなわち、同図に示した例では、無線規格「無線LAN」が示す無線LAN通信の重要度が、無線規格「UMTS」が示すUMTS通信の重要度よりも高いことを示している。
制御部160は、実施例1に係る情報処理装置100の特徴をなす処理を行う制御部であり、通信品質情報更新部161と、メモリバンク選択部162とを有する。
通信品質情報更新部161は、情報処理装置100が起動した後に、無線LANモジュール131およびUMTSモジュール132が起動しているか否かを判定した後、起動中の通信規格のBER値が、BER情報記憶部151のBER情報(無線LAN)またはBER情報(UMTS)に記憶されているか否かを判定し、BER値が記憶されていない場合に、無線LANモジュール131またはUMTSモジュール132からBER値を取得して、取得したBER値を、BER情報記憶部151のBER情報(無線LAN)またはBER情報(UMTS)に記憶させる処理部である。
具体的には、通信品質情報更新部161は、無線LANモジュール131のみが起動していると判定した場合、BER情報記憶部151のBER情報(無線LAN)にBER値が記憶されているか否かを判定する。BER情報記憶部151のBER情報(無線LAN)にBER値が記憶されていない場合、通信品質情報更新部161は、後述するメモリバンク選択部162に対して、メモリバンク1のみがアクティブになるように指示する。その後、通信品質情報更新部161は、無線LANモジュール131から、メモリバンク1のみが使用されている状態における無線LAN通信時のBER値を取得する。そして、通信品質情報更新部161は、取得したBER値を、BER情報記憶部151のメモリバンク識別子「1」に対応するBER情報(無線LAN)に記憶させる。
続いて、通信品質情報更新部161は、メモリバンク選択部162に対して、メモリバンク2のみがアクティブになるように指示して、無線LANモジュール131から、メモリバンク2のみが使用されている状態における無線LAN通信時のBER値を取得する。そして、通信品質情報更新部161は、取得したBER値を、BER情報記憶部151のメモリバンク識別子「2」に対応するBER情報(無線LAN)に記憶させる。
また、通信品質情報更新部161は、UMTSモジュール132のみが起動していると判定した場合、BER情報記憶部151のBER情報(UMTS)にBER値が記憶されているか否かを判定する。BER情報記憶部151のBER情報(UMTS)にBER値が記憶されていない場合、通信品質情報更新部161は、メモリバンク選択部162に対して、メモリバンク1のみがアクティブになるように指示して、UMTSモジュール132から、メモリバンク1のみが使用されている状態におけるUMTS通信時のBER値を取得する。そして、通信品質情報更新部161は、取得したBER値を、BER情報記憶部151のメモリバンク識別子「1」に対応するBER情報(UMTS)に記憶させる。
続いて、通信品質情報更新部161は、メモリバンク選択部162に対して、メモリバンク2のみがアクティブになるように指示して、UMTSモジュール132から、メモリバンク2のみが使用されている状態におけるUMTS通信時のBER値を取得する。そして、通信品質情報更新部161は、取得したBER値を、BER情報記憶部151のメモリバンク識別子「2」に対応するBER情報(UMTS)に記憶させる。
また、通信品質情報更新部161は、無線LANモジュール131とUMTSモジュール132との両方が起動していると判定した場合、重要度記憶部152から重要度を取得する。そして、取得した重要度が高い通信規格のBER値が、BER情報記憶部151のBER情報に記憶されているか否かを判定する。そして、BER情報記憶部151のBER情報にBER値が記憶されていない場合、通信品質情報更新部161は、無線LANモジュール131またはUMTSモジュール132からBER値を取得して、取得したBER値を、BER情報記憶部151のBER情報に記憶させる。
図4に示した例を用いて説明すると、通信品質情報更新部161は、無線LANモジュール131とUMTSモジュール132との両方が起動していると判定した場合、重要度記憶部152から、通信規格「無線LAN」の重要度「1」と、通信規格「UMTS」の重要度「2」とを取得する。通信規格「無線LAN」の重要度「1」が、通信規格「UMTS」の重要度「2」よりも高いので、通信品質情報更新部161は、BER情報記憶部151のBER情報(無線LAN)にBER値が記憶されているか否かを判定する。
そして、BER情報記憶部151のBER情報(無線LAN)にBER値が記憶されていない場合、通信品質情報更新部161は、無線LANモジュール131から、メモリバンク1のみが使用されている状態における無線LAN通信時のBER値と、メモリバンク2のみが使用されている状態における無線LAN通信時のBER値とを取得する。そして、通信品質情報更新部161は、取得したBER値を、BER情報記憶部151のBER情報(無線LAN)に記憶させる。
メモリバンク選択部162は、BER情報記憶部151のBER情報(無線LAN)またはBER情報(UMTS)に記憶されているBER値に基づいて、無線通信の品質がよくなるメモリバンクを選択する処理部である。
具体的には、メモリバンク選択部162は、BER情報記憶部151から、通信品質情報更新部161によって判定された起動中の通信規格のBER値を取得する。そして、メモリバンク選択部162は、取得したBER値が小さいメモリバンク識別子を特定して、特定したメモリバンク識別子が示すメモリバンク1または2がアクティブになるように、バンクセレクタ141に対して指示する。
図3に示した例を用いて説明する。ここでは、通信品質情報更新部161によって、無線LANモジュール131が起動しており、UMTSモジュール132が起動していないと判定されたとする。かかる場合、メモリバンク選択部162は、BER情報記憶部151から、メモリバンク識別子「1」に対応するBER情報(無線LAN)に記憶されているBER値「0.01%」と、メモリバンク識別子「2」に対応するBER情報(無線LAN)に記憶されているBER値「0.22%」とを取得する。メモリバンク識別子「1」に対応するBER値「0.01%」が、メモリバンク識別子「2」に対応するBER値「0.22%」よりも小さいので、メモリバンク選択部162は、メモリバンク識別子「1」が示すメモリバンク1がアクティブになるように、バンクセレクタ141に対して指示する。
また、通信品質情報更新部161によって、無線LANモジュール131が起動しておらず、UMTSモジュール132が起動していると判定されたとすると、メモリバンク選択部162は、BER情報記憶部151から、メモリバンク識別子「1」に対応するBER情報(UMTS)に記憶されているBER値「0.20%」と、メモリバンク識別子「2」に対応するBER情報(UMTS)に記憶されているBER値「0.15%」とを取得する。メモリバンク識別子「2」に対応するBER値「0.15%」が、メモリバンク識別子「1」に対応するBER値「0.20%」よりも小さいので、メモリバンク選択部162は、メモリバンク識別子「2」に対応するメモリバンク2がアクティブになるように、バンクセレクタ141に対して指示する。
すなわち、BER情報記憶部151が図3に示した状態であるとすると、情報処理装置100の起動時に無線LANモジュール131が起動する仕様である場合、情報処理装置100はメモリバンク1を使用することになり、UMTSモジュール132が起動する仕様である場合、情報処理装置100はメモリバンク2を使用することとなる。
次に、実施例1に係る情報処理装置100によるメモリバンク選択処理について説明する。図5は、実施例1に係る情報処理装置100によるメモリバンク選択処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、情報処理装置100が起動されると(ステップS101肯定)、情報処理装置100の通信品質情報更新部161は、無線LANモジュール131およびUMTSモジュール132が起動しているか否かを判定する。
無線LANモジュール131が起動しており(ステップS102肯定)、かつ、UMTSモジュール132が起動している場合(ステップS103肯定)、通信品質情報更新部161は、重要度記憶部152から重要度を取得して、重要度が高い通信規格のBER情報を更新することを決定する(ステップS105)。例えば、重要度記憶部152が図4に示した状態である場合、通信品質情報更新部161は、BER情報記憶部151のBER情報(無線LAN)を更新することを決定する。
一方、無線LANモジュール131が起動しており(ステップS102肯定)、UMTSモジュール132が起動していない場合(ステップS103否定)、通信品質情報更新部161は、BER情報記憶部151のBER情報(無線LAN)を更新することを決定する(ステップS106)。
また、無線LANモジュール131が起動しておらず(ステップS102否定)、UMTSモジュール132が起動している場合(ステップS104肯定)、通信品質情報更新部161は、BER情報記憶部151のBER情報(UMTS)を更新することを決定する(ステップS107)。
そして、通信品質情報更新部161は、上記ステップS105〜S107において決定した通信規格のBER値が、BER情報記憶部151のBER情報に記憶されているか否かを判定する。
BER情報記憶部151のBER情報にBER値が記憶されていない場合(ステップS108否定)、通信品質情報更新部161は、BER情報記憶部151のBER情報を更新する通信品質情報更新処理を行う(ステップS109)。なお、通信品質情報更新部161による通信品質情報更新処理については、図6を用いて後に説明する。
BER情報記憶部151のBER情報にBER値が記憶されている場合(ステップS108肯定)、または、通信品質情報更新部161による通信品質情報更新処理(ステップS109)が完了した場合、メモリバンク選択部162は、BER情報記憶部151から、通信品質情報更新部161によって判定された起動中通信規格のBER値を取得する(ステップS110)。
そして、メモリバンク選択部162は、取得したBER値が小さいメモリバンク識別子が示すメモリバンク1または2がアクティブになるように、バンクセレクタ141に対して指示する(ステップS111)。
かかる指示を受け付けたバンクセレクタ141は、メモリバンク選択部162からの指示に従って、メモリバンク1または2に対して、バンク指定信号を送信する(ステップS112)。これにより、メモリバンク1または2のいずれか一方がアクティブとなり、CPU等によって、アクティブであるメモリバンク1または2が用いられることになる。
次に、図2に示した通信品質情報更新部161による通信品質情報更新処理について説明する。図6は、図2に示した通信品質情報更新部161による通信品質情報更新処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、通信品質情報更新部161は、メモリバンク選択部162に対して、メモリバンク1のみがアクティブになるように指示する(ステップS201)。その後、通信品質情報更新部161は、無線LANモジュール131またはUMTSモジュール132から、メモリバンク1のみが使用されている状態における無線通信(無線LAN通信またはUMTS通信)時のBER値を取得する(ステップS202)。
例えば、無線LANモジュール131が起動しており、UMTSモジュール132が起動していない場合、通信品質情報更新部161は、無線LANモジュール131からBER値を取得する。また、例えば、無線LANモジュール131が起動しておらず、UMTSモジュール132が起動している場合、通信品質情報更新部161は、UMTSモジュール132からBER値を取得する。
そして、通信品質情報更新部161は、取得したBER値を、BER情報記憶部151のメモリバンク識別子「1」に対応するBER情報(無線LAN)またはBER情報(UMTS)に記憶させる(ステップS203)。上述した例のように、無線LANモジュール131からBER値を取得した場合は、かかるBER値をBER情報(無線LAN)に記憶させ、一方、UMTSモジュール132からBER値を取得した場合は、かかるBER値をBER情報(UMTS)に記憶させる。
続いて、通信品質情報更新部161は、メモリバンク選択部162に対して、メモリバンク2のみがアクティブになるように指示して(ステップS204)、無線LANモジュール131またはUMTSモジュール132から、メモリバンク2のみが使用されている状態におけるBER値を取得する(ステップS205)。そして、通信品質情報更新部161は、取得したBER値を、BER情報記憶部151のメモリバンク識別子「2」に対応するBER情報(無線LAN)またはBER情報(UMTS)に記憶させる(ステップS206)。
上述してきたように、実施例1に係る情報処理装置100は、BER情報記憶部151が、情報処理装置100がメモリバンク1または2のいずれか一方のみを用いた場合における無線通信時のBER値を記憶し、メモリバンク選択部162が、BER情報記憶部151に記憶されているBER値に基づいて、無線通信時のBER値が小さくなるメモリバンク1または2のいずれかを用いるようにバンクセレクタ141に対して指示して、バンクセレクタ141が、メモリバンク選択部162からの指示に従ってメモリバンク1または2のいずれか一方がアクティブになるように、メモリバンク1または2に対してバンク指定信号を送信するように構成したので、一次記憶部140自体から発生するノイズとアンテナ190が送受信する信号との干渉を低減することができ、その結果、無線通信の品質を向上させることができる。
また、実施例1に係る情報処理装置100は、BER情報記憶部151にBER値が記憶されていない場合に、通信品質情報更新部161が、無線LANモジュール131またはUMTSモジュール132からBER値を取得して、BER情報記憶部151のBER情報に記憶させるように構成したので、手動でBER情報記憶部151にBER値を設定する必要がない。すなわち、BER情報記憶部151にBER値を設定する稼動をかけることなく、一次記憶部140自体から発生するノイズとアンテナ190が送受信する信号との干渉を低減することができ、無線通信の品質を向上させることができる。
また、実施例1に係る情報処理装置100は、重要度記憶部152が、情報処理装置100が実行可能な無線通信の規格ごとに重要度を記憶し、メモリバンク選択部162が、複数の無線LANモジュール131およびUMTSモジュール132が起動している場合に、BER情報記憶部151に記憶されている重要度の高い通信規格について、無線通信時のBER値が最も小さくなるメモリバンク1または2のいずれかを用いるようにバンクセレクタ141に対して指示するように構成したので、複数の通信規格を実装する場合であっても、重要度の高い通信規格について、無線通信の品質を向上させることができる。また、利用者は、例えば、入力部110を介して重要度記憶部152を編集することで、無線通信の品質を向上させたい通信規格を選ぶことができる。
なお、上記実施例1では、通信品質情報更新部161が、BER情報記憶部151のBER情報が記憶されていない場合に、無線LANモジュール131またはUMTSモジュール132からBER値を取得して、BER情報記憶部151に記憶させる例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、通信品質情報更新部161は、情報処理装置100が起動するたびに、起動している無線LANモジュール131またはUMTSモジュール132からBER値を取得して、BER情報記憶部151のBER情報を更新してもよい。また、通信品質情報更新部161は、定期的(例えば、1時間に1回)に、起動している無線LANモジュール131またはUMTSモジュール132からBER値を取得して、BER情報記憶部151のBER情報を更新してもよい。
ここで、情報処理装置100が起動するたびにBER情報記憶部151を更新する場合における情報処理装置100によるメモリバンク選択処理について説明する。図7は、情報処理装置100が起動するたびにBER情報記憶部151を更新する場合における情報処理装置100によるメモリバンク選択処理手順を示すフローチャートである。なお、以下では、図5に示した処理手順と同様の処理については、説明を省略する。
図7に示すように、通信品質情報更新部161は、ステップS305〜S307において決定した通信規格に対応するBER情報記憶部151のBER情報を更新するために、通信品質情報更新処理を行う(ステップS308)。なお、かかる通信品質情報更新処理手順は、図6に示した処理手順と同様の処理手順である。
これにより、情報処理装置100を起動する環境によってBER値が変わる場合であっても、かかる環境変化に対応したBER値をBER情報記憶部151に記憶させることができる。すなわち、環境変化に対応した無線通信の品質向上を実現できる。
ところで、上記実施例1では、情報処理装置100による無線通信の品質状態を示す指標として、BERを用いる例を示したが、RSSI(Received Signal Strength Indication:受信信号強度)を用いてもよい。そこで、実施例2では、無線通信の品質状態を示す指標として、RSSIを用いる場合について説明する。
図8は、実施例2に係る情報処理装置200の構成を示すブロック図である。同図に示すように、情報処理装置200は、入力部110と、出力部120と、無線通信部130と、一次記憶部140と、二次記憶部250と、制御部260とを有する。なお、以下では、図2に示した構成部位と同様の機能を有する部位には同一符号を付すこととして、その詳細な説明を省略する。
二次記憶部250は、図2に示した二次記憶部150と比較して、BER情報記憶部151に代えて、RSSI情報記憶部251を新たに有する。RSSI情報記憶部251は、情報処理装置200がメモリバンク1または2のいずれか一方のみを用いた場合における無線通信時のRSSIを記憶する。
RSSI情報記憶部251の一例を図9に示す。同図に示すように、RSSI情報記憶部251は、メモリバンク識別子に対応付けて、RSSI情報(無線LAN)とRSSI情報(UMTS)とを有する。RSSI情報(無線LAN)は、情報処理装置200によってメモリバンク識別子が示すメモリバンクのみが用いられた場合における無線LNA通信時のRSSIの値(以下、RSSIの値を「RSSI値」と略記する)を記憶する。また、RSSI情報(UMTS)は、情報処理装置200によってメモリバンク識別子が示すメモリバンクのみが用いられた場合におけるUMTS通信時のRSSIの値を記憶する。
すなわち、図9に示したRSSI情報記憶部251の1行目は、情報処理装置200がメモリバンク1のみを用いた場合、無線LAN通信時のRSSI値が「−90dBm」であり、UMTS通信時のRSSI値が「−85dBm」であることを示している。
また、図9に示したRSSI情報記憶部251の2行目は、情報処理装置200がメモリバンク2のみを用いた場合、無線LAN通信時のRSSI値が「−86dBm」であり、UMTS通信時のRSSI値が「−92dBm」であることを示している。
制御部260は、通信品質情報更新部261と、メモリバンク選択部262とを有する。通信品質情報更新部261は、情報処理装置200の起動後に、RSSI情報記憶部251のRSSI情報にRSSI値が記憶されていない場合に、無線LANモジュール131から無線LAN通信時のRSSI値、または、UMTSモジュール132からUMTS通信時のRSSI値を取得して、取得したRSSI値を、RSSI情報記憶部251のRSSI情報に記憶させる。
上記実施例1において説明した通信品質情報更新部161による処理と、通信品質情報更新部261による処理との異なる点は、通信品質情報更新部161は、BER情報記憶部151のBER情報にBER値を記憶させる処理を行うのに対して、通信品質情報更新部261は、RSSI情報記憶部251のRSSI情報にRSSI値を記憶させる処理を行う点である。他の処理については、通信品質情報更新部161による処理と、通信品質情報更新部261による処理とは同様である。
メモリバンク選択部262は、RSSI情報記憶部251に記憶されているRSSI情報(無線LAN)またはRSSI情報(UMTS)に記憶されているRSSI値に基づいて、無線通信の通信品質がよくなるメモリバンクを選択する処理部である。
具体的には、メモリバンク選択部262は、RSSI情報記憶部251から、通信品質情報更新部261によって判定された起動中の通信規格のRSSI値を取得する。そして、メモリバンク選択部262は、取得したRSSI値の絶対値が最も大きいメモリバンク識別子を特定して、特定したメモリバンク識別子に対応するメモリバンク1または2がアクティブになるように、バンクセレクタ141に対して指示する。
図9に示した例を用いて説明する。ここでは、通信品質情報更新部261によって、無線LANモジュール131が起動しており、UMTSモジュール132が起動していないと判定されたとする。かかる場合、メモリバンク選択部262は、RSSI情報記憶部251から、メモリバンク識別子「1」に対応するRSSI情報(無線LAN)に記憶されているRSSI値「−90dBm」と、メモリバンク識別子「2」に対応するRSSI情報(無線LAN)に記憶されているRSSI値「−86dBm」とを取得する。メモリバンク識別子「1」に対応するRSSI値の絶対値「90dBm」が、メモリバンク識別子「2」に対応するRSSI値の絶対値「86dBm」よりも大きいので、メモリバンク選択部262は、メモリバンク識別子「1」に対応するメモリバンク1がアクティブになるように、バンクセレクタ141に対して指示する。
次に、実施例2に係る情報処理装置200によるメモリバンク選択処理について説明する。図10は、実施例2に係る情報処理装置200によるメモリバンク選択処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、情報処理装置200が起動されると(ステップS401肯定)、情報処理装置200の通信品質情報更新部261は、無線LANモジュール131またはUMTSモジュール132が起動しているか否かを判定する。かかる判定処理手順(ステップS402〜S407)は、図5に示した処理手順(ステップS102〜S107)とほぼ同様の処理であるため、その説明を省略する。
そして、通信品質情報更新部261は、ステップS405〜S407において決定した通信規格に対応するRSSI値が、RSSI情報記憶部251のRSSI情報に記憶されているか否かを判定する。
RSSI情報記憶部251のRSSI情報にRSSI値が記憶されていない場合(ステップS408否定)、RSSI情報記憶部251のRSSI情報を更新する通信品質情報更新処理を行う(ステップS409)。
RSSI情報記憶部251のRSSI情報にRSSI値が記憶されている場合(ステップS408肯定)、または、通信品質情報更新部261による通信品質情報更新処理(ステップS409)が完了した場合、メモリバンク選択部262は、RSSI情報記憶部251から、通信品質情報更新部261によって判定された起動中通信規格のRSSI値を取得する(ステップS410)。
そして、メモリバンク選択部262は、取得したRSSI値の絶対値が最も大きいメモリバンク識別子を特定して、特定したメモリバンク識別子が示すメモリバンク1または2がアクティブになるように、バンクセレクタ141に対して指示する(ステップS411)。
上述してきたように、実施例2に係る情報処理装置200は、RSSI情報記憶部251が、無線通信の品質状態を示す指標としてRSSI値を記憶し、メモリバンク選択部262が、RSSI情報記憶部251のRSSI情報に記憶されているRSSI値に基づいて、無線通信時のRSSI値の絶対値が大きくなるメモリバンク1または2のいずれかを用いるようにバンクセレクタ141に対して指示して、バンクセレクタ141が、メモリバンク選択部262からの指示に従ってメモリバンク1または2のいずれか一方がアクティブになるようにバンク指定信号を送信するように構成したので、無線通信時のRSSI値に基づいて、一次記憶部140自体から発生するノイズとアンテナ190が送受信する信号との干渉を低減することができ、その結果、無線通信の品質を向上させることができる。実施例2に係る情報処理装置200は、受信信号強度に重きをおいて無線通信の品質を向上させるシステムに適用すると効果的である。
ところで、上記実施例1および2では、メモリバンク1または2から発生するノイズが、アンテナ送受信信号に与える影響を考慮して、情報処理装置がメモリバンク1または2のいずれか一方のみを用いた場合における無線通信時のBER値またはRSSI値に基づいて、メモリバンク1または2を切り替える例を示したが、メモリバンク1または2から発生するノイズに加えて、情報処理装置が備える各種機能部から発生するノイズについても考慮するようにしてもよい。そこで、実施例3では、メモリバンク1または2から発生するノイズに加えて、情報処理装置が備える各種機能部から発生するノイズについても考慮する場合について説明する。
図11は、実施例3に係る情報処理装置300の構成を示すブロック図である。同図に示すように、情報処理装置300は、入力部110と、出力部120と、無線通信部130と、一次記憶部140と、PCカードコントローラ170と、サウンドカード180と、二次記憶部350と、制御部360とを有する。
PCカードコントローラ170は、フラッシュメモリカードやLANカード等のPCカードを制御する。サウンドカード180は、入力部110を介して入力された音声の処理や、出力部120を介して音声を出力する処理を行う。
二次記憶部350は、図2に示した二次記憶部150と比較して、BER情報記憶部151に代えて、BER情報記憶部351を新たに有する。BER情報記憶部351は、メモリバンク識別子と、情報処理装置300に備えられている各種機能が動作中であるか否かを示す起動有無情報との組合せに対応付けて、無線通信時のBER値を記憶する。
BER情報記憶部351の一例を図12に示す。同図に示すように、BER情報記憶部351は、メモリバンク識別子と、起動有無情報(PCカード)と、起動有無情報(サウンドカード)との組合せに対応付けて、BER情報(無線LAN)とBER情報(UMTS)とを有する。
起動有無情報(PCカード)は、PCカードコントローラ170が起動中であるか否かを示す情報を記憶し、起動有無情報(サウンドカード)は、サウンドカード180が起動中であるか否かを示す情報を記憶する。なお、以下では、PCカードコントローラ170またはサウンドカード180が起動中である場合、起動有無情報に「ON」と記憶され、起動中でない場合、「OFF」と記憶されることとする。
すなわち、図12に示したBER情報記憶部351の1行目は、PCカードコントローラ170が起動中であり、かつ、サウンドカード180が起動中である状態において、情報処理装置300がメモリバンク1のみを用いた場合、無線LAN通信時のBER値が「0.32%」であり、UMTS通信時のBER値が「0.51%」であることを示している。
また、図12に示したBER情報記憶部351の4行目は、PCカードコントローラ170が起動中であり、かつ、サウンドカード180が停止中である状態において、情報処理装置300がメモリバンク2のみを用いた場合、無線LAN通信時のBER値が「0.23%」であり、UMTS通信時のBER値が「0.16%」であることを示している。
このように、PCカードコントローラ170が起動中の場合、PCカードコントローラ170からノイズが発生して、アンテナの送受信信号と干渉する。したがって、PCカードコントローラ170が起動中であるか否かによって、BER値は変化する。同様に、サウンドカード180が起動中であるか否かによって、BER値は変化する。
制御部360は、通信品質情報更新部361と、メモリバンク選択部362とを有する。通信品質情報更新部361は、情報処理装置300の起動後に、情報処理装置300が備える各種機能部が起動中であるか否かを判定して、BER情報記憶部351のBER情報にBER値が記憶されていない場合に、無線LANモジュール131またはUMTSモジュール132からBER値を取得して、取得したBER値を、BER情報記憶部351のBER情報に記憶させる。
この通信品質情報更新部361の処理についてより具体的に説明する。通信品質情報更新部361は、無線LANモジュール131が起動しており、UMTSモジュール132が起動していないと判定し、かつ、PCカードコントローラ170およびサウンドカード180が起動していると判定した場合、BER情報記憶部351を検索して、起動有無情報(PCカード)が「ON」であり、かつ、起動有無情報(サウンドカード)が「ON」であるレコードのBER情報(無線LAN)にBER値が記憶されているか否かを判定する。
そして、BER情報(無線LAN)にBER値が記憶されていない場合、通信品質情報更新部361は、メモリバンク選択部362に対して、メモリバンク1のみがアクティブになるように指示する。その後、通信品質情報更新部361は、無線LANモジュール131から、メモリバンク1のみが使用されている状態における無線LAN通信時のBER値を取得する。そして、通信品質情報更新部361は、取得したBER値を、メモリバンク識別子が「1」であり、かつ、起動有無情報(PCカード)が「ON」であり、かつ、起動有無情報(サウンドカード)が「ON」であるBER情報記憶部351のBER情報(無線LAN)に記憶させる。
続いて、通信品質情報更新部361は、メモリバンク選択部362に対して、メモリバンク2のみがアクティブになるように指示して、無線LANモジュール131から、メモリバンク2のみが使用されている状態における無線LAN通信時のBER値を取得する。そして、通信品質情報更新部361は、取得したBER値を、メモリバンク識別子が「2」であり、かつ、起動有無情報(PCカード)が「ON」であり、かつ、起動有無情報(サウンドカード)が「ON」であるBER情報記憶部351のBER情報(無線LAN)に記憶させる。
また、通信品質情報更新部361は、無線LANモジュール131が起動しており、UMTSモジュール132が起動していないと判定し、かつ、PCカードコントローラ170が起動しており、サウンドカード180が起動していないと判定した場合、BER情報記憶部351を検索して、起動有無情報(PCカード)が「ON」であり、かつ、起動有無情報(サウンドカード)が「OFF」であるレコードのBER情報(無線LAN)にBER値が記憶されているか否かを判定する。
そして、BER情報(無線LAN)にBER値が記憶されていない場合、通信品質情報更新部361は、上記処理と同様にして、無線LANモジュール131からBER値を取得して、取得したBER値を、起動有無情報(PCカード)が「ON」であり、かつ、起動有無情報(サウンドカード)が「OFF」であるBER情報(無線LAN)に記憶させる。
同様にして、通信品質情報更新部361は、無線LANモジュール131のみが起動していると判定し、かつ、PCカードコントローラ170が起動おらず、サウンドカード180が起動していると判定した場合、起動有無情報(PCカード)が「OFF」であり、かつ、起動有無情報(サウンドカード)が「ON」であるBER情報記憶部351のBER情報(無線LAN)を更新する。
同様にして、通信品質情報更新部361は、無線LANモジュール131のみが起動していると判定し、かつ、PCカードコントローラ170およびサウンドカード180が起動していないと判定した場合、起動有無情報(PCカード)が「OFF」であり、かつ、起動有無情報(サウンドカード)が「OFF」であるBER情報記憶部351のBER情報(無線LAN)を更新する。
また、通信品質情報更新部361は、無線LANモジュール131とUMTSモジュール132との両方が起動していると判定した場合、重要度記憶部152から重要度を取得する。そして、取得した重要度が高い通信規格について、上述した処理と同様のBER情報記憶部351を更新する処理を行う。
なお、上記では、通信品質情報更新部361が、PCカードコントローラ170およびサウンドカード180の起動有無を判定する場合について説明したが、通信品質情報更新部361は、他の機能部(例えば、LANチップ等)についても起動有無を判定してもよい。かかる場合、BER情報記憶部351は、他の機能部の起動有無情報を有する構造となる。
メモリバンク選択部362は、通信品質情報更新部361によって判定された起動中の各種機能部(PCカードコントローラ170およびサウンドカード180)の組合せと、起動有無情報に「ON」が記憶されている機能部との組合せが一致するBER情報記憶部351のBER情報に記憶されているBER値に基づいて、無線通信の品質がよくなるメモリバンクを選択する。
例えば、無線LANモジュール131が起動しており、UMTSモジュール132が起動おらず、かつ、PCカードコントローラ170およびサウンドカード180が起動している場合、メモリバンク選択部362は、起動有無情報(PCカード)が「ON」であり、かつ、起動有無情報(サウンドカード)が「ON」であるBER情報記憶部351のBER情報(無線LAN)からBER値を取得する。そして、メモリバンク選択部362は、取得したBER値が最も小さくなるメモリバンク識別子を特定して、特定したメモリバンク識別子に対応するメモリバンク1または2がアクティブになるように、バンクセレクタ141に対して指示する。
図12に示した例を用いて説明する。ここでは、無線LANモジュール131が起動しており、UMTSモジュール132が起動しておらず、PCカードコントローラ170およびサウンドカード180が起動しているとする。かかる場合、メモリバンク選択部362は、BER情報記憶部351から、メモリバンク識別子が「1」であり、かつ、起動有無情報(PCカード)が「ON」であり、かつ、起動有無情報(サウンドカード)が「ON」であるBER情報(無線LAN)に記憶されているBER値「0.32%」と、メモリバンク識別子が「2」であり、かつ、起動有無情報(PCカード)が「ON」であり、かつ、起動有無情報(サウンドカード)が「ON」であるBER情報(無線LAN)に記憶されているBER値「0.43%」とを取得する。メモリバンク識別子「1」に対応するBER値「0.32%」が、メモリバンク識別子「2」に対応するBER値「0.43%」よりも小さいので、メモリバンク選択部362は、メモリバンク識別子「1」に対応するメモリバンク1がアクティブになるように、バンクセレクタ141に対して指示する。
次に、実施例3に係る情報処理装置300によるメモリバンク選択処理について説明する。図13は、実施例3に係る情報処理装置300によるメモリバンク選択処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、情報処理装置300が起動されると(ステップS501肯定)、情報処理装置300の通信品質情報更新部361は、無線LANモジュール131またはUMTSモジュール132が起動しているか否かを判定する。かかる判定処理手順(ステップS502〜S507)は、図5に示した処理手順(ステップS102〜S107)と同様の処理であるため、その説明を省略する。
そして、通信品質情報更新部361は、PCカードコントローラ170およびサウンドカード180が起動しているか否かを判定する(ステップS508)。
そして、通信品質情報更新部361は、動作中であると判定した機能部の組合せと、起動有無情報に「ON」が記憶されている機能部の組合せとが一致するBER情報記憶部351のBER情報にBER値が記憶されていない場合(ステップS509否定)、BER情報記憶部351のBER情報を更新する通信品質情報更新処理を行う(ステップS510)。なお、通信品質情報更新部361による通信品質情報更新処理については、図14を用いて後に説明する。
BER情報記憶部351のBER情報にBER値が記憶されている場合(ステップS509肯定)、または、通信品質情報更新部361による通信品質情報更新処理(ステップS510)が完了した場合、メモリバンク選択部362は、BER情報記憶部351から、動作中の機能部の組合せと、起動有無情報に「ON」が記憶されている機能部の組合せとが一致するBER値を取得する(ステップS511)。
そして、メモリバンク選択部362は、取得したBER値が最も小さいメモリバンク識別子を特定して、特定したメモリバンク識別子が示すメモリバンク1または2がアクティブになるように、バンクセレクタ141に対して指示する(ステップS512)。
次に、図11に示した通信品質情報更新部361による通信品質情報更新処理について説明する。図14は、図11に示した通信品質情報更新部361による通信品質情報更新処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、通信品質情報更新部361は、メモリバンク選択部362に対して、メモリバンク1のみがアクティブになるように指示する(ステップS601)。その後、通信品質情報更新部361は、無線LANモジュール131またはUMTSモジュール132から、メモリバンク1のみが使用されている状態における無線通信(無線LAN通信またはUMTS通信)時のBER値を取得する(ステップS602)。
そして、通信品質情報更新部361は、取得したBER値を、起動中であると判定した各種機能部(PCカードコントローラ170およびサウンドカード180)の組合せと、起動有無情報に「ON」が記憶されている機能部との組合せが一致し、かつ、メモリバンク識別子が「1」であるBER情報記憶部351のBER情報に記憶させる(ステップS603)。
例えば、無線LANモジュール131が起動しており、UMTSモジュール132が起動しておらず、かつ、PCカードコントローラ170が起動しており、サウンドカード180が起動していない場合、通信品質情報更新部361は、取得したBER値を、メモリバンク識別子が「1」であり、かつ、起動有無情報(PCカード)が「ON」であり、かつ、起動有無情報(サウンドカード)が「OFF」であるBER情報記憶部351のBER情報(無線LAN)に記憶させる。
続いて、通信品質情報更新部361は、メモリバンク選択部362に対して、メモリバンク2のみがアクティブになるように指示して(ステップS604)、無線LANモジュール131またはUMTSモジュール132から、メモリバンク2のみが使用されている状態における無線通信時のBER値を取得する(ステップS605)。
そして、通信品質情報更新部361は、取得したBER値を、起動中であると判定した各種機能部の組合せと、起動有無情報に「ON」が記憶されている機能部との組合せが一致し、かつ、メモリバンク識別子が「2」であるBER情報記憶部351のBER情報に記憶させる(ステップS606)。
例えば、上記例と同様に、無線LANモジュール131が起動しており、UMTSモジュール132が起動しておらず、かつ、PCカードコントローラ170が起動しており、サウンドカード180が起動していない場合、通信品質情報更新部361は、取得したBER値を、メモリバンク識別子が「2」であり、かつ、起動有無情報(PCカード)が「ON」であり、かつ、起動有無情報(サウンドカード)が「OFF」であるBER情報記憶部351のBER情報(無線LAN)に記憶させる。
上述してきたように、実施例3に係る情報処理装置300は、BER情報記憶部351が、各種機能部が動作中であるか否かを示す起動有無情報に対応付けてBER値を記憶し、メモリバンク選択部362が、各種機能部の起動状況、および、BER情報記憶部351のBER情報に記憶されている各種情報に基づいて、無線通信時のBER値が小さくなるメモリバンク1または2のいずれかを用いるようにバンクセレクタ141に対して指示して、バンクセレクタ141が、メモリバンク選択部362からの指示に従ってメモリバンク1または2のいずれか一方がアクティブになるようにバンク指定信号を送信するように構成したので、情報処理装置300が備える各種機能部から発生するノイズとアンテナ190が送受信する信号との干渉を低減することができ、その結果、無線通信の品質を向上させることができる。
なお、上記実施例3では、無線通信の品質状態を示す指標として、BERを用いる例を示したが、実施例2において説明したように、RSSIを用いてもよい。
また、上記実施例1〜3では、通信品質情報更新部(161、261および361)がBER情報記憶部(151、251および351)を更新する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、情報処理装置(100、200および300)に通信品質情報更新部を備えずに、BER情報記憶部を更新する処理を行わないように構成してもよい。かかる場合には、BER情報記憶部に記憶される各種情報は、情報処理装置の製造時等に予め記憶される。また、かかる場合、通信品質情報更新部が行う無線LANモジュール131の起動有無の判定処理等は、メモリバンク選択部(162、262および362)が行うこととなる。
例えば、実施例1に係る情報処理装置100が通信品質情報更新部161を備えない場合、メモリバンク選択部162は、情報処理装置100が起動した後に、無線LANモジュール131およびUMTSモジュール132が起動しているか否かを判定する。そして、メモリバンク選択部162は、起動中であると判定した通信規格のBER値をBER情報記憶部151から取得する。そして、メモリバンク選択部162は、取得したBER値が小さいメモリバンク識別子を特定して、特定したメモリバンク識別子が示すメモリバンク1または2がアクティブになるように、バンクセレクタ141に対して指示する。また、メモリバンク選択部162は、無線LANモジュール131とUMTSモジュール132との両方が起動していると判定した場合、重要度記憶部152から重要度を取得して、重要度が最も高い通信規格について、メモリバンク選択処理を行う。
また、例えば、実施例3に係る情報処理装置300が通信品質情報更新部361を備えない場合、メモリバンク選択部362は、情報処理装置300が起動した後に、無線LANモジュール131およびUMTSモジュール132が起動しているか否かを判定するとともに、各種機能部(実施例3に示した例では、PCカードコントローラ170およびサウンドカード180)が起動しているか否かを判定して、メモリバンク選択処理を行う。
また、上記実施例1〜3では、情報処理装置の起動後に、情報処理装置がメモリバンク選択処理を行う例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、定期的(例えば、1時間1回)にメモリバンク選択処理を行ってもよいし、無線LANモジュール131またはUMTSモジュール132が起動された場合に、すなわち、無線LAN通信開始時またはUMTS通信開始時にメモリバンク選択処理を行ってもよい。例えば、BER情報記憶部151が図3に示した状態であるとすると、実施例1に係る情報処理装置100は、無線LAN通信時には、使用するメモリバンクをメモリバンク1に切り替え、UMTS通信時には、使用するメモリバンクをメモリバンク2に切り替えることとなる。このように、情報処理装置の動作中に、使用するメモリバンクを動的に切り替えてもよい。
また、上記実施例1〜3では、一次記憶部140が2つのメモリバンク1および2により構成される例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一次記憶部140が3つ以上のメモリバンクにより構成される場合についても適用可能である。例えば、一次記憶部140が6つのメモリバンク1〜6により構成される場合、BER情報記憶部151は、メモリバンク識別子「1」〜「6」に対応付けてBER値を記憶し、メモリバンク選択部162は、BER情報記憶部151のBER情報に記憶されているBER値が最も小さいメモリバンク識別子を特定して、特定したメモリバンク識別子に対応するメモリバンク1〜6のいずれか1つがアクティブになるように、バンクセレクタ141に対して指示する。
また、上記実施例1〜3では、本発明を、無線LAN通信機能とUMTS通信機能を備える情報処理装置に適用する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、無線LAN通信機能のみを備える情報処理装置や、UMTS通信機能のみを備える情報処理装置や、無線LAN通信およびUMTS通信機能以外の他の無線通信機能を備える情報処理装置などにも適用可能である。
また、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散または統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散または統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、上記実施例1〜3では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図2に示した情報処理装置100が有する制御部160と同様の機能を有する情報処理装置制御プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図15は、情報処理装置制御プログラム1051を実行するコンピュータ1000の構成を示すブロック図である。同図に示すように、コンピュータ1000は、入力部110と、出力部120と、各種演算処理を実行するCPU1010と、記録媒体からプログラム等を読み取る媒体読取り装置1020と、ネットワークを介して他の伝送装置との間でデータの授受を行うネットワークインターフェース1030と、各種情報を一時記憶するRAM(Random Access Memory)1040と、ハードディスク装置1050とをバス1060などで接続して構成される。
ハードディスク装置1050には、図2に示した制御部160と同様の機能を有する情報処理装置制御プログラム1051が記憶される。なお、この情報処理装置制御プログラム1051は、図2に示した制御部160の各構成要素と同様、適宜分離してもよい。例えば、情報処理装置制御プログラム1051を、通信品質情報更新部161に対応する通信品質情報更新プログラムと、メモリバンク選択部162に対応するメモリバンク選択プログラムとに分離してもよい。
そして、CPU1010が情報処理装置制御プログラム1051をハードディスク装置1050から読み出してRAM1040に展開することにより、情報処理装置制御プログラム1051は、情報処理装置制御プロセス1041として機能するようになる。そして、情報処理装置制御プロセス1041は、情報処理装置制御用データ1052から読み出した情報等を適宜RAM1040上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開したデータ等に基づいて各種データ処理を実行する。なお、情報処理装置制御用データ1052は、図2に示したBER情報記憶部151および重要度記憶部152に対応する。
なお、情報処理装置制御プログラム1051は、必ずしもハードディスク装置1050に格納されている必要はなく、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されたこのプログラムを、コンピュータ1000が読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WAN(Wide Area Network)等を介してコンピュータ1000に接続される他のコンピュータ(またはサーバ)等にこのプログラムを記憶させておき、コンピュータ1000がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
また、本願に開示する情報処理装置は、複数の無線通信部を識別するための無線通信識別子に対応付けて、無線通信処理の重要度を記憶させる重要度記憶手段を備え、通信品質情報記憶手段は、メモリバンク識別子に対応付けて、複数の無線通信部ごとに通信品質情報を記憶させ、メモリバンク選択手段は、二以上の無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、重要度記憶手段により記憶されている重要度に基づいて、二以上の無線通信部のうち重要度が最も高い無線通信部を決定した後、通信品質情報記憶手段により記憶されている通信品質情報に基づいて、重要度が最も高い無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する。このような構成によれば、重要度が最も高い無線通信部の通信品質が改善されるという働きにより、その時々の状況においてユーザが使用している、または使用したいと考えている無線通信の品質をユーザが意識的に(好みに応じて)改善できる等の作用効果を得ることが期待できる。
また、本願に開示する情報処理装置の通信品質情報記憶手段は、メモリバンク識別子と、当該の情報処理装置に備えられている各種機能部が動作中であるか否かを示す起動有無情報との組合せに対応付けて通信品質情報を記憶させ、メモリバンク選択手段は、前記無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、各種機能部が動作中であるか否かを判定し、動作中であると判定した機能部の組合せと、通信品質情報記憶手段の起動有無情報に動作中であることを示す情報が記憶されている機能部の組合せとが一致する通信品質情報に基づいて、処理中無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する。こうような構成によれば、メモリバンク以外の各種機能部の動作/非動作に応じた通信品質も改善可能となり、通信品質低減の主原因が(メモリバンクではなく)各種機能部であるような情報処理装置の場合においても通信品質を改善できる等の作用効果を得ることが期待できる。
また、本願に開示する情報処理装置は、無線通信処理が行われている無線通信部である処理中無線通信部の通信品質情報が通信品質情報記憶手段により記憶されていない場合に、通信品質情報を処理中無線通信部から取得して、取得した通信品質情報を通信品質情報記憶手段により記憶させる通信品質情報更新手段を備え、メモリバンク選択手段は、通信品質情報更新手段によって記憶された通信品質情報記憶手段の通信品質情報に基づいて、処理中無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する。このような構成によれば、一度も使われていない無線通信についての通信品質を監視する必要がなくなるため、メモリバンク選択までの(判断)処理時間を低減できる等の作用効果を得ることが期待できる。
また、本願に開示する情報処理装置の通信品質情報更新手段は、二以上の無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、重要度記憶手段により記憶されている重要度に基づいて、二以上の無線通信部のうち重要度が最も高い無線通信部を決定し、重要度が最も高い無線通信部から通信品質情報を取得して、取得した通信品質情報を通信品質情報記憶手段により記憶させる。このような構成によれば、重要度が最も高い無線通信部の通信品質情報が優先的に更新されるという働きにより、通信品質情報更新時間を低減できる上、その時々の状況においてユーザが使用している、または使用したいと考えている無線通信の品質をユーザが意識的に(好みに応じて)改善できる等の作用効果を得ることが期待できる。
以上の実施例1〜3を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)複数のメモリバンクによって構成される記憶部と、無線通信処理を行う無線通信部とを有する情報処理装置であって、
前記メモリバンクを識別するためのメモリバンク識別子に対応付けて、当該の情報処理装置が前記複数のメモリバンクの一つを用いた場合における前記無線通信部による通信の品質状態を示す通信品質情報を記憶させる通信品質情報記憶手段と、
前記無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記通信品質情報記憶手段により記憶されている通信品質情報に基づいて、前記無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択するメモリバンク選択手段と、
当該の情報処理装置により用いられるメモリバンクを、前記メモリバンク選択手段によって選択されたメモリバンクに切り替えるメモリバンク切替手段と
を備える情報処理装置。
(付記2)複数の無線通信部を識別するための無線通信識別子に対応付けて、無線通信処理の重要度を記憶させる重要度記憶手段をさらに備え、
前記通信品質情報記憶手段は、前記メモリバンク識別子に対応付けて、前記複数の無線通信部ごとに通信品質情報を記憶させ、
前記メモリバンク選択手段は、二以上の無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記重要度記憶手段により記憶されている重要度に基づいて、前記二以上の無線通信部のうち重要度が最も高い無線通信部を決定した後、前記通信品質情報記憶手段により記憶されている通信品質情報に基づいて、前記重要度が最も高い無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)前記通信品質情報記憶手段は、メモリバンク識別子と、当該の情報処理装置に備えられている各種機能部が動作中であるか否かを示す起動有無情報との組合せに対応付けて通信品質情報を記憶させ、
前記メモリバンク選択手段は、前記無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記各種機能部が動作中であるか否かを判定し、動作中であると判定した機能部の組合せと、前記通信品質情報記憶手段の起動有無情報に動作中であることを示す情報が記憶されている機能部の組合せとが一致する通信品質情報に基づいて、前記無線通信処理が行われている無線通信部である処理中無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する付記1または2に記載の情報処理装置。
(付記4)前記処理中無線通信部の通信品質情報が前記通信品質情報記憶手段により記憶されていない場合に、通信品質情報を前記処理中無線通信部から取得して、取得した通信品質情報を前記通信品質情報記憶手段により記憶させる通信品質情報更新手段をさらに備え、
前記メモリバンク選択手段は、前記通信品質情報更新手段によって記憶された通信品質情報記憶手段の通信品質情報に基づいて、前記処理中無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する付記2または3に記載の情報処理装置。
(付記5)前記通信品質情報更新手段は、二以上の無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記重要度記憶手段により記憶されている重要度に基づいて、前記二以上の無線通信部のうち重要度が最も高い無線通信部を決定し、前記重要度が最も高い無線通信部から通信品質情報を取得して、取得した通信品質情報を前記通信品質情報記憶手段により記憶させる付記4に記載の情報処理装置。
(付記6)前記通信品質情報記憶手段は、通信品質情報として、前記無線通信部による無線通信処理のエラー発生率を記憶させる付記1〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記7)前記通信品質情報記憶手段は、通信品質情報として、前記無線通信部における受信信号強度を記憶させる付記1〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記8)複数のメモリバンクによって構成される記憶部と、無線通信処理を行う無線通信部とを有する情報処理装置を制御する情報処理装置制御方法であって、
前記情報処理装置が、
前記無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記メモリバンクを識別するためのメモリバンク識別子に対応付けて、前記情報処理装置が前記複数のメモリバンクの一つを用いた場合における前記無線通信部による通信の品質状態を示す通信品質情報を記憶させる通信品質情報記憶手段により記憶されている通信品質情報に基づいて、前記無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択するメモリバンク選択工程と、
前記情報処理装置により用いられるメモリバンクを、前記メモリバンク選択工程によって選択されたメモリバンクに切り替えるメモリバンク切替工程と
を含む情報処理装置制御方法。
(付記9)前記通信品質情報記憶手段は、前記メモリバンク識別子に対応付けて、前記複数の無線通信部ごとに通信品質情報を記憶させ、
前記メモリバンク選択工程は、二以上の無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、複数の無線通信部を識別するための無線通信識別子に対応付けて、無線通信処理の重要度を記憶させる重要度記憶手段により記憶されている重要度に基づいて、前記二以上の無線通信部のうち重要度が最も高い無線通信部を決定した後、前記通信品質情報記憶手段により記憶されている通信品質情報に基づいて、前記重要度が最も高い無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する付記8に記載の情報処理装置制御方法。
(付記10)前記通信品質情報記憶手段は、メモリバンク識別子と、当該の情報処理装置に備えられている各種機能部が動作中であるか否かを示す起動有無情報との組合せに対応付けて通信品質情報を記憶させ、
前記メモリバンク選択工程は、前記無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記各種機能部が動作中であるか否かを判定し、動作中であると判定した機能部の組合せと、前記通信品質情報記憶手段の起動有無情報に動作中であることを示す情報が記憶されている機能部の組合せとが一致する通信品質情報に基づいて、前記無線通信処理が行われている無線通信部である処理中無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する付記8または9に記載の情報処理装置制御方法。
(付記11)前記情報処理装置は、
前記処理中無線通信部の通信品質情報が前記通信品質情報記憶手段により記憶されていない場合に、通信品質情報を前記処理中無線通信部から取得して、取得した通信品質情報を前記通信品質情報記憶手段により記憶させる通信品質情報更新工程をさらに含み、
前記メモリバンク選択工程は、前記通信品質情報更新工程によって記憶された通信品質情報記憶手段の通信品質情報に基づいて、前記処理中無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する付記9または10に記載の情報処理装置制御方法。
(付記12)前記通信品質情報更新工程は、二以上の無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記重要度記憶手段により記憶されている重要度に基づいて、前記二以上の無線通信部のうち重要度が最も高い無線通信部を決定し、前記重要度が最も高い無線通信部から通信品質情報を取得して、取得した通信品質情報を前記通信品質情報記憶手段により記憶させる付記11に記載の情報処理装置制御方法。
(付記13)複数のメモリバンクによって構成される記憶部と、無線通信処理を行う無線通信部とを有する情報処理装置を制御する情報処理装置制御プログラムであって、
前記無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記メモリバンクを識別するためのメモリバンク識別子に対応付けて、前記情報処理装置が前記複数のメモリバンクの一つを用いた場合における前記無線通信部による通信の品質状態を示す通信品質情報を記憶させる通信品質情報記憶手段により記憶されている通信品質情報に基づいて、前記無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択するメモリバンク選択手順と、
前記情報処理装置により用いられるメモリバンクを、前記メモリバンク選択手順によって選択されたメモリバンクに切り替えるメモリバンク切替手順と
をコンピュータに実行させる情報処理装置制御プログラム。
(付記14)前記通信品質情報記憶手段は、前記メモリバンク識別子に対応付けて、前記複数の無線通信部ごとに通信品質情報を記憶させ、
前記メモリバンク選択手順は、二以上の無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、複数の無線通信部を識別するための無線通信識別子に対応付けて、無線通信処理の重要度を記憶させる重要度記憶手段により記憶されている重要度に基づいて、前記二以上の無線通信部のうち重要度が最も高い無線通信部を決定した後、前記通信品質情報記憶手段により記憶されている通信品質情報に基づいて、前記重要度が最も高い無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する付記13に記載の情報処理装置制御プログラム。
(付記15)前記通信品質情報記憶手段は、メモリバンク識別子と、当該の情報処理装置に備えられている各種機能部が動作中であるか否かを示す起動有無情報との組合せに対応付けて通信品質情報を記憶させ、
前記メモリバンク選択手順は、前記無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記各種機能部が動作中であるか否かを判定し、動作中であると判定した機能部の組合せと、前記通信品質情報記憶手段の起動有無情報に動作中であることを示す情報が記憶されている機能部の組合せとが一致する通信品質情報に基づいて、前記無線通信処理が行われている無線通信部である処理中無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する付記13または14に記載の情報処理装置制御プログラム。
(付記16)前記処理中無線通信部の通信品質情報が前記通信品質情報記憶手段により記憶されていない場合に、通信品質情報を前記処理中無線通信部から取得して、取得した通信品質情報を前記通信品質情報記憶手段により記憶させる通信品質情報更新手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記メモリバンク選択手順は、前記通信品質情報更新手順によって記憶された通信品質情報記憶手段の通信品質情報に基づいて、前記処理中無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する付記14または15に記載の情報処理装置制御プログラム。
(付記17)前記通信品質情報更新手順は、二以上の無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記重要度記憶手段により記憶されている重要度に基づいて、前記二以上の無線通信部のうち重要度が最も高い無線通信部を決定し、前記重要度が最も高い無線通信部から通信品質情報を取得して、取得した通信品質情報を前記通信品質情報記憶手段により記憶させる付記16に記載の情報処理装置制御プログラム。
実施例1に係る情報処理装置の概要を説明するための図である。 実施例1に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 BER情報記憶部の一例を示す図である。 重要度記憶部の一例を示す図である。 実施例1に係る情報処理装置によるメモリバンク選択処理手順を示すフローチャートである。 図2に示した通信品質情報更新部による通信品質情報更新処理手順を示すフローチャートである。 情報処理装置が起動するたびにBER情報記憶部を更新する場合における情報処理装置によるメモリバンク選択処理手順を示すフローチャートである。 実施例2に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 RSSI情報記憶部の一例を示す図である。 実施例2に係る情報処理装置によるメモリバンク選択処理手順を示すフローチャートである。 実施例3に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 BER情報記憶部の一例を示す図である。 実施例3に係る情報処理装置によるメモリバンク選択処理手順を示すフローチャートである。 図11に示した通信品質情報更新部による通信品質情報更新処理手順を示すフローチャートである。 情報処理装置制御プログラムを実行するコンピュータの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、2 メモリバンク
100、200、300 情報処理装置
110 入力部
120 出力部
130 無線通信部
131 無線LANモジュール
132 UMTSモジュール
140 一次記憶部
141 バンクセレクタ
150、250、350 二次記憶部
151、351 BER情報記憶部
152 重要度記憶部
160、260、360 制御部
161、261、361 通信品質情報更新部
162、262、362 メモリバンク選択部
170 PCカードコントローラ
180 サウンドカード
190 アンテナ
251 RSSI情報記憶部
1000 コンピュータ
1010 CPU
1020 媒体読取り装置
1030 ネットワークインターフェース
1040 RAM
1041 情報処理装置制御プロセス
1050 ハードディスク装置
1051 情報処理装置制御プログラム
1052 情報処理装置制御用データ
1060 バス

Claims (10)

  1. 複数のメモリバンクによって構成される記憶部と、無線通信処理を行う無線通信部とを有する情報処理装置であって、
    前記メモリバンクを識別するためのメモリバンク識別子に対応付けて、当該の情報処理装置が前記複数のメモリバンクの一つを用いた場合における前記無線通信部による通信の品質状態を示す通信品質情報を記憶させる通信品質情報記憶手段と、
    前記無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記通信品質情報記憶手段により記憶されている通信品質情報に基づいて、前記無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択するメモリバンク選択手段と、
    当該の情報処理装置により用いられるメモリバンクを、前記メモリバンク選択手段によって選択されたメモリバンクに切り替えるメモリバンク切替手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 複数の無線通信部を識別するための無線通信識別子に対応付けて、無線通信処理の重要度を記憶させる重要度記憶手段をさらに備え、
    前記通信品質情報記憶手段は、前記メモリバンク識別子に対応付けて、前記複数の無線通信部ごとに通信品質情報を記憶させ、
    前記メモリバンク選択手段は、二以上の無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記重要度記憶手段により記憶されている重要度に基づいて、前記二以上の無線通信部のうち重要度が最も高い無線通信部を決定した後、前記通信品質情報記憶手段により記憶されている通信品質情報に基づいて、前記重要度が最も高い無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通信品質情報記憶手段は、メモリバンク識別子と、当該の情報処理装置に備えられている各種機能部が動作中であるか否かを示す起動有無情報との組合せに対応付けて通信品質情報を記憶させ、
    前記メモリバンク選択手段は、前記無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記各種機能部が動作中であるか否かを判定し、動作中であると判定した機能部の組合せと、前記通信品質情報記憶手段の起動有無情報に動作中であることを示す情報が記憶されている機能部の組合せとが一致する通信品質情報に基づいて、前記無線通信処理が行われている無線通信部である処理中無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記処理中無線通信部の通信品質情報が前記通信品質情報記憶手段により記憶されていない場合に、通信品質情報を前記処理中無線通信部から取得して、取得した通信品質情報を前記通信品質情報記憶手段により記憶させる通信品質情報更新手段をさらに備え、
    前記メモリバンク選択手段は、前記通信品質情報更新手段によって記憶された通信品質情報記憶手段の通信品質情報に基づいて、前記処理中無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記通信品質情報更新手段は、二以上の無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記重要度記憶手段により記憶されている重要度に基づいて、前記二以上の無線通信部のうち重要度が最も高い無線通信部を決定し、前記重要度が最も高い無線通信部から通信品質情報を取得して、取得した通信品質情報を前記通信品質情報記憶手段により記憶させる請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 複数のメモリバンクによって構成される記憶部と、無線通信処理を行う無線通信部とを有する情報処理装置を制御する情報処理装置制御方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記メモリバンクを識別するためのメモリバンク識別子に対応付けて、前記情報処理装置が前記複数のメモリバンクの一つを用いた場合における前記無線通信部による通信の品質状態を示す通信品質情報を記憶させる通信品質情報記憶手段により記憶されている通信品質情報に基づいて、前記無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択するメモリバンク選択工程と、
    前記情報処理装置により用いられるメモリバンクを、前記メモリバンク選択工程によって選択されたメモリバンクに切り替えるメモリバンク切替工程と
    を含む情報処理装置制御方法。
  7. 前記通信品質情報記憶手段は、前記メモリバンク識別子に対応付けて、前記複数の無線通信部ごとに通信品質情報を記憶させ、
    前記メモリバンク選択工程は、二以上の無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、複数の無線通信部を識別するための無線通信識別子に対応付けて、無線通信処理の重要度を記憶させる重要度記憶手段により記憶されている重要度に基づいて、前記二以上の無線通信部のうち重要度が最も高い無線通信部を決定した後、前記通信品質情報記憶手段により記憶されている通信品質情報に基づいて、前記重要度が最も高い無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する請求項6に記載の情報処理装置制御方法。
  8. 前記通信品質情報記憶手段は、メモリバンク識別子と、当該の情報処理装置に備えられている各種機能部が動作中であるか否かを示す起動有無情報との組合せに対応付けて通信品質情報を記憶させ、
    前記メモリバンク選択工程は、前記無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記各種機能部が動作中であるか否かを判定し、動作中であると判定した機能部の組合せと、前記通信品質情報記憶手段の起動有無情報に動作中であることを示す情報が記憶されている機能部の組合せとが一致する通信品質情報に基づいて、前記無線通信処理が行われている無線通信部である処理中無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する請求項6または7に記載の情報処理装置制御方法。
  9. 前記情報処理装置は、
    前記処理中無線通信部の通信品質情報が前記通信品質情報記憶手段により記憶されていない場合に、通信品質情報を前記処理中無線通信部から取得して、取得した通信品質情報を前記通信品質情報記憶手段により記憶させる通信品質情報更新工程をさらに含み、
    前記メモリバンク選択工程は、前記通信品質情報更新工程によって記憶された通信品質情報記憶手段の通信品質情報に基づいて、前記処理中無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択する請求項7または8に記載の情報処理装置制御方法。
  10. 複数のメモリバンクによって構成される記憶部と、無線通信処理を行う無線通信部とを有する情報処理装置を制御する情報処理装置制御プログラムであって、
    前記無線通信部により無線通信処理が行われている場合に、前記メモリバンクを識別するためのメモリバンク識別子に対応付けて、前記情報処理装置が前記複数のメモリバンクの一つを用いた場合における前記無線通信部による通信の品質状態を示す通信品質情報を記憶させる通信品質情報記憶手段により記憶されている通信品質情報に基づいて、前記無線通信部の通信品質が最も良くなるメモリバンクを選択するメモリバンク選択手順と、
    前記情報処理装置により用いられるメモリバンクを、前記メモリバンク選択手順によって選択されたメモリバンクに切り替えるメモリバンク切替手順と
    をコンピュータに実行させる情報処理装置制御プログラム。
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