JP4962274B2 - ソレノイド駆動システム - Google Patents

ソレノイド駆動システム Download PDF

Info

Publication number
JP4962274B2
JP4962274B2 JP2007288417A JP2007288417A JP4962274B2 JP 4962274 B2 JP4962274 B2 JP 4962274B2 JP 2007288417 A JP2007288417 A JP 2007288417A JP 2007288417 A JP2007288417 A JP 2007288417A JP 4962274 B2 JP4962274 B2 JP 4962274B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solenoid
relay
circuit
switching element
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007288417A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009118140A (ja
Inventor
博之 牛田
宏昭 瀧藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2007288417A priority Critical patent/JP4962274B2/ja
Publication of JP2009118140A publication Critical patent/JP2009118140A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4962274B2 publication Critical patent/JP4962274B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

本発明は、ソレノイドやそのソレノイドを駆動するためのスイッチング素子に発生する異常を判断する制御回路を備えるソレノイド駆動システムに関する。
図3は、従来のソレノイド駆動システムを示す図である。
図3に示すソレノイド駆動システム30は、直流電圧を出力する電源31と、電磁弁などに使用されるソレノイド32〜34と、ソレノイド32に並列接続されるダイオード35と、ソレノイド33に並列接続されるダイオード36と、ソレノイド34に並列接続されるダイオード37と、ソレノイド32に電源電圧を印加させるソレノイド駆動回路38と、ソレノイド33に電源電圧を印加させるソレノイド駆動回路39と、ソレノイド34に電源電圧を印加させるソレノイド駆動回路40と、ソレノイド32〜34やソレノイド駆動回路38〜40に発生する異常を検出する検出回路41と、電源31とソレノイド32〜34との間に設けられるリレー42と、リレー42をオン、オフさせるリレー駆動回路43と、ソレノイド駆動回路38〜40及びリレー駆動回路43のそれぞれの動作を制御するCPU44とを備えて構成されている。
図4は、ソレノイド駆動回路38を示す図である。なお、ソレノイド駆動回路39、40は、ソレノイド駆動回路38と同じ構成であるため説明を省略する。
図4に示すソレノイド駆動回路38は、ソレノイド32とグランドとの間に設けられ、オンすることによりソレノイド32に電源31の電圧を印加させるスイッチング素子としてのNチャネルのMOSFET45と、MOSFET45とグランド(GND)との間に設けられる抵抗46と、その抵抗46に並列接続され、自身に保持される電圧がCPU44に入力されるコンデンサ47と、抵抗46とコンデンサ47との間に設けられ、オンすることにより抵抗46に印加される電圧をコンデンサ47に保持させるNチャネルのMOSFET48と、CPU44から出力される信号に対して論理計算を行い、その計算結果によりMOSFET45、48をオン、オフさせるOR回路49及びAND回路50とを備えて構成されている。
図5は、CPU44から出力される信号やソレノイド駆動回路38を構成する各回路からそれぞれ出力される信号のタイミングチャートを示す図である。
図5に示す信号S1(周波数:100Hz)がCPU44からOR回路49の一方の入力端子に入力され、信号S2(周波数:10kHz)がCPU44からOR回路49の他方の入力端子に入力され、信号S3(周波数:10kHz)がCPU44からAND回路50の一方の入力端子に入力される。すると、OR回路49から信号S4が出力され、AND回路50の他方の入力端子に入力される。すると、AND回路50から信号S5が出力される。
この信号S5は、MOSFET45、48のそれぞれのゲート端子に入力され、MOSFET45、48がそれぞれ駆動する。CPU44は、コンデンサ47により保持される抵抗46の両端電圧に基づいてソレノイド32に流れる電流を算出し、その算出した電流に基づいて信号S1のデューティを変化させてソレノイド32に流れる最大電流を変える。また、CPU44は、上記算出した電流に基づいて信号S3のデューティを変化させてソレノイド32に流れる電流の増加率を変える。また、CPU44は、上記算出した電流に基づいて信号S2のデューティを変化させてソレノイド32に流れる電流の減衰率を変える。
このように、ソレノイド駆動回路38では、信号S1のオン期間において、MOSFET45をオン、オフさせているため、ソレノイド32の反応速度を速くすることができる。また、信号S1のオフ期間においても、MOSFET45をオン、オフさせているため、ソレノイド32に流れる電流に比例した電圧を常にコンデンサ47に保持させることができる。そのため、CPU44は、コンデンサ47に保持される電圧に基づいて正確にソレノイド32を駆動させることができる。
図6は、検出回路41を示す図である。
図6に示す検出回路41は、ツェナーダイオード51と、発光ダイオード52及びフォトトランジスタ53からなるフォトカプラ54と、抵抗55〜57と、コンデンサ58と、ダイオード59〜61とを備えて構成されている。
ソレノイド駆動回路38〜40の各MOSFET45のうち何れかのMOSFETのドレイン端子とグランドとがショートした場合、または、ソレノイド駆動回路38〜40の各MOSFET45のうち何れかのMOSFETのドレイン端子とソース端子とがショートした場合、コンデンサ58に保持される電圧が上昇していく。コンデンサ58に保持される電圧がツェナーダイオード51の降伏電圧を超えると、フォトカプラ54がオンし、CPU44に入力されるA点の電圧がグランド電位に下る。A点の電圧がグランド電位に下ると、CPU44は、ソレノイド駆動回路38〜40の各MOSFET45のうち何れかのMOSFETのドレイン端子とグランドとがショートした場合、または、ソレノイド駆動回路38〜40の各MOSFET45のうち何れかのMOSFETのドレイン端子とソース端子とがショートしたと判断して、リレー駆動回路43の動作を制御しリレー42をオフさせる。(例えば、特許文献1参照)
これにより、異常が発生したMOSFETに接続されるソレノイドに過電流が流れることがなくなるので、そのソレノイドが過電流により破損されることを防止することができる。
特開2005−136945号公報
しかしながら、上記ソレノイド駆動システム30のCPU44では、ソレノイド駆動回路38〜40の各MOSFET45のうち何れかのMOSFETのドレイン端子とグランドとがショートしたこと、または、ソレノイド駆動回路38〜40の各MOSFET45のうち何れかのMOSFETのドレイン端子とソース端子とがショートしたことを判断することができるが、ソレノイド32〜34のうち何れかのソレノイドの一方端がオープンするなどのソレノイドの異常を判断することができないという問題がある。ソレノイド毎に個別に異常を判断することができれば、その異常が発生したソレノイドを停止するだけで、リレー42をオフさせる必要がないため、異常が発生したソレノイド以外のソレノイドを継続して駆動させることができる。
そこで、本発明では、ソレノイドを駆動するためのスイッチング素子の異常を判断すると共に、ソレノイド毎に個別に異常を判断することも可能なソレノイド駆動システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明のソレノイド駆動システムは、第1のソレノイドと、前記第1のソレノイドとグランドとの間に設けられ、オンすることにより前記第1のソレノイドに電源の電圧を印加させる第1のスイッチング素子と、第2のソレノイドと、前記第2のソレノイドとグランドとの間に設けられ、オンすることにより前記第2のソレノイドに前記電源の電圧を印加させる第2のスイッチング素子と、前記電源と前記第1及び第2のソレノイドとの間に設けられるリレーと、前記リレーをオン、オフさせるリレー駆動回路と、前記リレーに並列接続される第1の抵抗と、前記第1のソレノイドと前記第1のスイッチング素子との接続点に印加される電圧を分圧して出力する第1の検出回路と、前記第2のソレノイドと前記第2のスイッチング素子との接続点に印加される電圧を分圧して出力する第2の検出回路と、前記リレーと前記第1及び第2のソレノイドとの接続点に印加される電圧を分圧して出力する第3の検出回路と、前記第1及び第2のスイッチング素子並びに前記リレー駆動回路のそれぞれの動作を制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記リレー駆動回路の動作を制御して前記リレーをオフさせているとき、前記第1〜第3の検出回路のそれぞれの出力電圧に基づいて、前記第1のソレノイド、前記第2のソレノイド、前記第1のスイッチング素子、または前記第2のスイッチング素子の異常を判断する。
これにより、リレーがオフしているとき、第1及び第2の検出回路の各出力電圧のうち少なくとも1つの出力電圧がゼロであり、第3の検出回路の出力電圧もゼロである場合、第1及び第2のスイッチング素子のうち何れかのスイッチング素子のドレイン端子とグランドとがショートした、または、第1及び第2のスイッチング素子のうち何れかのスイッチング素子のドレイン端子とソース端子とがショートしたことを判断することができる。また、リレーがオフしているとき、第1及び第2の検出回路の各出力電圧のうち少なくとも1つの出力電圧がゼロであり、かつ、第3の検出回路の出力電圧がゼロでない場合、第1及び第2の検出回路のうち出力電圧がゼロである検出回路に接続されるソレノイドの一方端がオープンであると判断することができる。このように、本発明のソレノイド駆動システムでは、スイッチング素子の異常を検出することができると共に、ソレノイド毎に個別に異常を検出することができる。
また、前記制御回路は、前記リレー駆動回路の動作を制御して前記リレーをオフさせているとき、前記第1及び第2の検出回路のそれぞれの出力電圧のうち少なくとも1つの出力電圧がゼロであり、かつ、前記第3の検出回路の出力電圧もゼロである場合、前記第1及び第2のスイッチング素子のうち少なくとも1つのスイッチング素子が異常であると判断し、前記リレー駆動回路の動作を制御して前記リレーをオフさせ続けるように構成してもよい。
これにより、異常が発生したスイッチング素子に接続されるソレノイドに勝手に電源電圧が印加されることを防止することができる。
また、前記制御回路は、前記リレー駆動回路の動作を制御して前記リレーをオフさせているとき、前記第1及び第2の検出回路のそれぞれの出力電圧のうち少なくとも1つの出力電圧がゼロであり、かつ、前記第3の検出回路の出力電圧がゼロでない場合、前記第1及び第2の検出回路のうち出力電圧がゼロである検出回路に接続されるソレノイドが異常であると判断し、前記リレー駆動回路の動作を制御して前記リレーをオンさせた後、前記第1及び第2の検出回路のうち出力電圧がゼロである検出回路に接続されるスイッチング素子を停止させ、それ以外のスイッチング素子を動作させるように構成してもよい。
これにより、異常が発生したソレノイド以外のソレノイドを継続して駆動させることができる。
また、上記ソレノイド駆動システムは、前記第1のスイッチング素子とグランドとの間に設けられる第2の抵抗と、前記第2のスイッチング素子とグランドとの間に設けられる第3の抵抗とを備え、前記制御回路は、前記リレー駆動回路の動作を制御して前記リレーをオフさせているとき、前記第1及び第2の検出回路のそれぞれの出力電圧のうち少なくとも1つの出力電圧がゼロでなく、かつ、前記第3の検出回路の出力電圧もゼロでない場合、前記リレー駆動回路の動作を制御して前記リレーをオンさせると共に前記第1及び第2のスイッチング素子を動作させ、前記第1のスイッチング素子と前記第2の抵抗との接続点に印加される電圧または前記第2のスイッチング素子と前記第3の抵抗との接続点に印加される電圧が閾値以上である場合、その閾値以上の電圧が印加される接続点にスイッチング素子を介して接続されるソレノイドが異常であると判断し、そのソレノイドに接続されるスイッチング素子の動作を停止させ、それ以外のスイッチング素子を動作させるように構成してもよい。
これにより、異常が発生したソレノイド以外のソレノイドを継続して駆動させることができる。
本発明によれば、ソレノイドやそのソレノイドを駆動するためのスイッチング素子に発生する異常を判断する制御回路を備えるソレノイド駆動システムにおいて、スイッチング素子の異常を判断することができると共に、ソレノイド毎に個別に異常を判断することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態のソレノイド駆動システムを示す図である。なお、図3に示す構成と同じ構成には同じ符号を付しその説明を省略する。
図1に示すソレノイド駆動システム1は、電源31と、ソレノイド32〜34と、ダイオード35〜37と、ソレノイド駆動回路38〜40と、リレー42と、リレー駆動回路43と、検出回路2〜5と、ソレノイド駆動回路38〜40の各コンデンサ47に保持される電圧に基づいてソレノイド駆動回路38〜40の各MOSFET45のそれぞれのデューティを制御すると共に、検出回路2〜5の出力電圧などに基づいてソレノイド駆動回路38〜40の各MOSFET45の異常やソレノイド32〜34の異常を判断するCPU6(制御回路)と、リレー42に並列接続される抵抗7(第1の抵抗)とを備えて構成されている。
例えば、ソレノイド32はフォークリフトのリフトを昇降させる装置の電磁弁を構成するために使用され、ソレノイド33はフォークリフトのマストを前後移動させる装置の電磁弁を構成するために使用され、ソレノイド34はフォークリフトのフォークの幅を調整する装置の電磁弁を構成するために使用されるものとする。
例えば、特許請求の範囲に記載される第1のソレノイドはソレノイド32に相当し、特許請求の範囲に記載される第2のソレノイドはソレノイド33に相当し、特許請求の範囲に記載される第1のスイッチング素子はソレノイド駆動回路38のMOSFET45に相当し、特許請求の範囲に記載される第2のスイッチング素子はソレノイド駆動回路39のMOSFET45に相当し、特許請求の範囲に記載される第1の検出回路は検出回路2に相当し、特許請求の範囲に記載される第2の検出回路は検出回路3に相当し、特許請求の範囲に記載される第3の検出回路は検出回路5に相当し、特許請求の範囲に記載される第2の抵抗はソレノイド駆動回路38の抵抗46に相当し、特許請求の範囲に記載される第3の抵抗はソレノイド駆動装置39の抵抗46に相当するものとする。
上記検出回路2は、互いに直列接続される抵抗8、9を備えて構成され、抵抗8がソレノイド32とソレノイド駆動回路38のMOSFET45との接続点に接続され、抵抗9がグランドに接続されている。そして、抵抗8、9の接続点に印加される電圧V1がCPU6に入力される。
上記検出回路3は、互いに直列接続される抵抗10、11を備えて構成され、抵抗10がソレノイド33とソレノイド駆動回路39のMOSFET45との接続点に接続され、抵抗11がグランドに接続されている。そして、抵抗10、11の接続点に印加される電圧V2がCPU6に入力される。
上記検出回路4は、互いに直列接続される抵抗12、13を備えて構成され、抵抗12がソレノイド34とソレノイド駆動回路40のMOSFET45との接続点に接続され、抵抗13がグランドに接続されている。そして、抵抗12、13の接続点に印加される電圧V3がCPU6に入力される。
上記検出回路5は、互いに直列接続される抵抗14、15を備えて構成され、抵抗14がリレー42とソレノイド32〜34との接続点に接続され、抵抗15がグランドに接続されている。そして、抵抗14、15の接続点に印加される電圧V4がCPU6に入力される。
また、ソレノイド駆動回路38においてMOSFET45と抵抗46との接続点に印加される電圧V5がCPU6に入力され、ソレノイド駆動回路39においてMOSFET45と抵抗46との接続点に印加される電圧V6がCPU6に入力され、ソレノイド駆動回路40においてMOSFET45と抵抗46との接続点に印加される電圧V7がCPU6に入力される。
なお、ソレノイド32〜34のそれぞれの抵抗成分が数十Ωである場合、抵抗7の抵抗値を数十kΩ、抵抗46の抵抗値を数Ω、抵抗8、10、12、14のそれぞれの抵抗値を数十kΩ、抵抗9、11、13、15のそれぞれの抵抗値を数kΩに設定するものとする。
図2は、ソレノイド32〜34をそれぞれ駆動させる前におけるCPU6の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、CPU6は、リレー駆動回路43の動作を制御してリレー42をオフさせる(ステップS1)。
次に、CPU6は、電圧V1〜V4を検出する(ステップS2)。
電圧V1〜V3のうち少なくとも1つの電圧が0[V]で、かつ、電圧V4が0[V]である場合(ステップS2がI)、CPU6は、ソレノイド駆動回路38〜40のうち何れかのソレノイド駆動回路のMOSFET45のドレイン端子とグランドとがショートしている、または、ソレノイド駆動回路38〜40のうち何れかのソレノイド駆動回路のMOSFET45のドレイン端子とソース端子とがショートしていると判断し、リレー駆動回路43の動作を制御してリレー42をオフさせ続けてソレノイド32〜34を駆動させない(ステップS3)。これにより、ソレノイド駆動回路38〜40のうち何れかのソレノイド駆動回路のMOSFET45のドレイン端子とグランドとがショートしたときに、または、ソレノイド駆動回路38〜40のうち何れかのソレノイド駆動回路のMOSFET45のドレイン端子とソース端子とがショートしたときに、リレー42をオフさせて、その異常が発生したMOSFETに接続されるソレノイドに電源31の電圧が勝手に印加されることを防止することができる。そのため、異常が発生したMOSFETに接続されるソレノイドやCPU6などに過電流が流れないようにすることができ、そのソレノイドやCPU6などが過電流により破損されることを防止することができる。
また、電圧V1〜V3のうち何れかの電圧がa(a>0、例えば、aは数V(ボルト))であり、かつ、電圧V4がゼロである場合(ステップS2がII)、CPU6は、aを出力した検出回路に接続されるソレノイドの一方端がオープンになっていると判断し、リレー駆動回路43の動作を制御してリレー42をオンさせた後、aを出力した検出回路に接続されるMOSFET45を停止させ、それ以外のMOSFET45を通常動作させる(ステップS4)。これにより、aを出力する検出回路に接続されるソレノイドの一方端がオープンになっているとき、その異常が発生したソレノイドのみ駆動されないようにして、それ以外のソレノイドを通常駆動させることができる。
また、電圧V1〜V3のうち何れかの電圧がaであり、かつ、電圧V4もaである場合(ステップS2がIII)、CPU6は、リレー42をオンさせた後(ステップS5)、ソレノイド駆動回路38〜40の各MOSFET45をオン、オフさせて(ステップS6)、電圧V1〜V7を検出する(ステップS7)。
電圧V1〜V4がそれぞれb(b>a、例えば、bは数V)、ソレノイド駆動回路38〜40の各MOSFET45がオンのとき電圧V5〜V7のうち何れかの電圧がc(閾値)(a>c>0、例えば、cはソレノイドに異常が発生していないときにMOSFET45に印加される電圧)、ソレノイド駆動回路38〜40の各MOSFET45がオフのとき電圧V5〜V7がそれぞれゼロである場合(ステップS7がIV)、CPU6は、ソレノイド32〜34やソレノイド駆動回路38〜40の各MOSFET45に異常が生じていないと判断し、ソレノイド駆動回路38〜40の各MOSFET45を通常動作させて、ソレノイド32〜34を通常駆動させる(ステップS8)。
また、電圧V1〜V4がそれぞれb、ソレノイド駆動回路38〜40の各MOSFET45がオンのとき電圧V5〜V7のうち何れかの電圧がd(d>>c、例えば、dはソレノイドに異常が発生したときにそのソレノイドに接続されるMOSFETに印加される電圧)、ソレノイド駆動回路38〜40の各MOSFET45がオフのとき電圧V5〜V7がそれぞれゼロである場合(ステップS7がV)、CPU6は、dを出力した検出回路に接続されるMOSFET45を停止し、それ以外のMOSFET45を通常動作させる(ステップS9)。これにより、dを出力した検出回路に接続されるソレノイドの両端がショートしているとき、その異常が発生したソレノイドのみを駆動させないようにし、それ以外のソレノイドを通常動作させることができる。
このように、本実施形態のソレノイド駆動システム1では、ソレノイド駆動回路38〜40のうち何れかのソレノイド駆動回路のMOSFET45の異常を判断することができると共に、ソレノイド32〜34の異常をソレノイド毎に個別に判断することができる。
また、本実施形態のソレノイド駆動システム1では、異常が発生したソレノイドのみを停止させ、それ以外のソレノイドを通常駆動させることができる。
また、本実施形態のソレノイド駆動システム1では、ソレノイドとMOSFETとの接続点に印加される電圧に基づいて、MOSFETのドレイン端子とグランドとのショート、または、MOSFETのドレイン端子とソース端子とのショートを判断しているため、図6に示すように検出回路41に流れる電流に基づいて、MOSFETのドレイン端子とグランドとのショート、または、MOSFETのドレイン端子とソース端子とのショートを判断する構成に比べて、異常判断のための検出値のばらつきを小さくすることができる。
また、本実施形態のソレノイド駆動システム1では、検出回路2〜5を抵抗で構成しているため、図6に示す検出回路41のようにフォトカプラ54を備える構成に比べて、コストを抑えることができる。
なお、検出回路2〜5を構成する抵抗をトリマーなどの可変抵抗器に替えたり、ソレノイド32〜34にそれぞれ基準電流を流したりして、CPU6内で設定される異常判断用の閾値(例えば、上記dなど)の調整を行うことにより、ソレノイド駆動回路38〜40の各MOSFET45の異常やソレノイド32〜34の異常をより高い精度で判断することができる。
また、上記ソレノイド駆動システム1において、CPU6は、「MOSFETのドレイン端子とグランドとのショート、または、MOSFETのドレイン端子とソース端子とのショート」、「ソレノイドの一方端のオープン」、「ソレノイドの両端のショート」の判断をそれぞれ単独で行ってもよい。
また、上記実施形態では、ソレノイド32〜34に流れる電流が調整されることによりソレノイド32〜34が駆動される構成であるが、ソレノイド32〜34に電流が流れるか否かを制御することによりソレノイド32〜34をオン、オフ駆動してもよい。
本発明の実施形態のソレノイド駆動システムを示す図である。 本実施形態のソレノイド駆動システムにおけるCPUの動作を説明するためのフローチャートである。 従来のソレノイド駆動システムを示す図である。 従来のソレノイド駆動回路を示す図である。 従来のソレノイド駆動回路を構成する各回路の出力信号のタイミングチャートを示す図である。 従来の検出回路を示す図である。
符号の説明
1 ソレノイド駆動システム
2〜5 検出回路
6 CPU
7〜15 抵抗
30 ソレノイド駆動システム
31 電源
32〜34 ソレノイド
35〜37 ダイオード
38〜40 駆動回路
41 検出回路
42 リレー
43 リレー駆動回路
44 CPU
45 MOSFET
46 抵抗
47 コンデンサ
48 MOSFET
49 OR回路
50 AND回路

Claims (4)

  1. 第1のソレノイドと、
    前記第1のソレノイドとグランドとの間に設けられ、オンすることにより前記第1のソレノイドに電源の電圧を印加させる第1のスイッチング素子と、
    第2のソレノイドと、
    前記第2のソレノイドとグランドとの間に設けられ、オンすることにより前記第2のソレノイドに前記電源の電圧を印加させる第2のスイッチング素子と、
    前記電源と前記第1及び第2のソレノイドとの間に設けられるリレーと、
    前記リレーをオン、オフさせるリレー駆動回路と、
    前記リレーに並列接続される第1の抵抗と、
    前記第1のソレノイドと前記第1のスイッチング素子との接続点に印加される電圧を分圧して出力する第1の検出回路と、
    前記第2のソレノイドと前記第2のスイッチング素子との接続点に印加される電圧を分圧して出力する第2の検出回路と、
    前記リレーと前記第1及び第2のソレノイドとの接続点に印加される電圧を分圧して出力する第3の検出回路と、
    前記第1及び第2のスイッチング素子並びに前記リレー駆動回路のそれぞれの動作を制御する制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、前記リレー駆動回路の動作を制御して前記リレーをオフさせているとき、前記第1〜第3の検出回路のそれぞれの出力電圧に基づいて、前記第1のソレノイド、前記第2のソレノイド、前記第1のスイッチング素子、または前記第2のスイッチング素子の異常を判断する、
    ことを特徴とするソレノイド駆動システム。
  2. 請求項1に記載のソレノイド駆動システムであって、
    前記制御回路は、前記リレー駆動回路の動作を制御して前記リレーをオフさせているとき、前記第1及び第2の検出回路のそれぞれの出力電圧のうち少なくとも1つの出力電圧がゼロであり、かつ、前記第3の検出回路の出力電圧もゼロである場合、前記第1及び第2のスイッチング素子のうち少なくとも1つのスイッチング素子が異常であると判断し、前記リレー駆動回路の動作を制御して前記リレーをオフさせ続ける、
    ことを特徴とするソレノイド駆動システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のソレノイド駆動システムであって、
    前記制御回路は、前記リレー駆動回路の動作を制御して前記リレーをオフさせているとき、前記第1及び第2の検出回路のそれぞれの出力電圧のうち少なくとも1つの出力電圧がゼロであり、かつ、前記第3の検出回路の出力電圧がゼロでない場合、前記第1及び第2の検出回路のうち出力電圧がゼロである検出回路に接続されるソレノイドが異常であると判断し、前記リレー駆動回路の動作を制御して前記リレーをオンさせた後、前記第1及び第2の検出回路のうち出力電圧がゼロである検出回路に接続されるスイッチング素子を停止させ、それ以外のスイッチング素子を動作させる、
    ことを特徴とするソレノイド駆動システム。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のソレノイド駆動システムであって、
    前記第1のスイッチング素子とグランドとの間に設けられる第2の抵抗と、
    前記第2のスイッチング素子とグランドとの間に設けられる第3の抵抗と、
    を備え、
    前記制御回路は、前記リレー駆動回路の動作を制御して前記リレーをオフさせているとき、前記第1及び第2の検出回路のそれぞれの出力電圧のうち少なくとも1つの出力電圧がゼロでなく、かつ、前記第3の検出回路の出力電圧もゼロでない場合、前記リレー駆動回路の動作を制御して前記リレーをオンさせると共に前記第1及び第2のスイッチング素子を動作させ、前記第1のスイッチング素子と前記第2の抵抗との接続点に印加される電圧または前記第2のスイッチング素子と前記第3の抵抗との接続点に印加される電圧が閾値以上である場合、その閾値以上の電圧が印加される接続点に接続されるソレノイドが異常であると判断し、そのソレノイドに接続されるスイッチング素子の動作を停止させ、それ以外のスイッチング素子を動作させる、
    ことを特徴とするソレノイド駆動システム。
JP2007288417A 2007-11-06 2007-11-06 ソレノイド駆動システム Active JP4962274B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007288417A JP4962274B2 (ja) 2007-11-06 2007-11-06 ソレノイド駆動システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007288417A JP4962274B2 (ja) 2007-11-06 2007-11-06 ソレノイド駆動システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009118140A JP2009118140A (ja) 2009-05-28
JP4962274B2 true JP4962274B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=40784776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007288417A Active JP4962274B2 (ja) 2007-11-06 2007-11-06 ソレノイド駆動システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4962274B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4214948B2 (ja) * 2003-10-08 2009-01-28 株式会社豊田自動織機 負荷駆動回路
JP4303716B2 (ja) * 2005-11-08 2009-07-29 株式会社日立製作所 負荷駆動回路およびその異常検出方法
JP2007214905A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Nissan Motor Co Ltd A/d変換用電圧入力回路およびa/d変換用電圧入力方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009118140A (ja) 2009-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5776607B2 (ja) 誘導性負荷駆動装置
JP5046791B2 (ja) Led駆動回路
US9543857B2 (en) Load driving device with failure detection
WO2011019038A1 (ja) 負荷駆動制御装置及び負荷駆動制御方法
JP4158754B2 (ja) 過電流検知方法および検知回路
JP6051909B2 (ja) 電力供給装置
JP4229656B2 (ja) 電流制限回路およびそれを備えた出力回路
US20160308483A1 (en) Motor controller and electric power steering device
JP2018536353A (ja) 消費装置の安全制御
CN112074749B (zh) 负载驱动装置
JP2008164519A (ja) スイッチングトランジスタの故障検出方法、及び、故障検出回路
JP4962274B2 (ja) ソレノイド駆動システム
JP7205388B2 (ja) 誘導性負荷制御装置
JP2012155923A (ja) 発光素子の電圧検出回路
KR101753476B1 (ko) 모터 구동장치 및 구동방법
KR100836789B1 (ko) 솔레노이드 밸브 구동 장치
JP4543888B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4148243B2 (ja) 異常検出回路
JP2012049664A (ja) 過電流検出装置
JP4214948B2 (ja) 負荷駆動回路
JP2016538639A (ja) 車両内の誘導性負荷のための電流レギュレータ
JP2009100541A (ja) 過電流保護回路
JP4385640B2 (ja) 異常検出装置及び異常検出方法
KR101122662B1 (ko) 릴레이 구동장치 및 구동방법
WO2020213316A1 (ja) 負荷駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120312

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4962274

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3