JP4961265B2 - 鉄筋の自動結束方法及び装置 - Google Patents

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本発明は、鉄筋コンクリート構造物で、特に、大径のアロンパイルや基礎用または擁壁用の内部に配筋される太い鉄筋を太い番線または結束線で結束するものであって、例えば平面状態において所要間隔をもって配設した複数本の主筋に対し、直行する方向に複数本の補助筋(帯筋)を所要間隔をもって配設し、これら鉄筋の交点部分を自動的に結束する方法および自動的に結束する装置に関するものである。
この種の鉄筋篭を製造する場合に、主筋と補助筋の交点部分をスポット溶接手段により溶接させるか、または、熟練の作業者が番線または結束線を鉄筋の交差部に巻き付け、鈎状の結束用ハッカー治具を用いて番線または結束線の端部を引っ掛けてねじることにより結束していた。
しかしながら、前者のスポット溶接手段による鉄筋の溶接は、加熱によって溶接部分が弱くなっており、強い外力が加わった時に溶接部分が簡単に剥がれてしまうという問題点を有している。
また、後者の結束用ハッカー治具を用いた手作業による鉄筋の結束は、作業者の熟練を要するばかりでなく作業性が悪いという問題点を有している。また、一般的に手作業による結束で使用される鉄筋の径は略10〜20mm程度であり、建造物の支柱や床スラブ、壁部などのコンクリート内部に配設されるものであり、これを結束するために使用される番線または結束線の直径は精々0.6mm程度のものであるが、例えば、基礎用や擁壁用または橋脚に使用される大径のアロンパイルのような強度が必要な構造物においては略25〜35mm程度の鉄筋が使用され、これを結束する番線または結束線の径は概ね2.5〜3mm程度になるのであり、このように太くなると結束用ハッカー治具ではねじることができないのが実情である。
ところで、この種の鉄筋結束装置として複数の構成のものが公知になっている。第1の公知例としては、自走可能な一対の走行装置、該走行装置に連結された支持ビーム及び支持ビームに保持された複数の結束機を有し、該支持ビームは該一対の走行装置の互いの相対的位置をずらすことによって進行方向に対し斜めに配置可能であり、且つ該結束機は上下動により縦筋と横筋とを結束しうるものであり、該結束機はカートリッジ式の結束線を装着しており、押圧することによって結束作業を行う方式のものである(特許文献1)。
そして、施工両外側を移動する走行装置と走行装置間にわたされた支持ビームからなる装置を、あらかじめ配置された鉄筋をまた供養にして配置させ、支持ビームに取り付けた結束機で横方向鉄筋1列毎に結束を行うというものである。
また、第2の公知例に係る自動鉄筋結束機は、本体架台と操作ハンドルを主軸として、両先端をフック状に形成した逆U字型結束線を内設した結束線セットボックスを設け、前記逆U字型結束線を打撃するための打撃装置とタッカー兼用結束線ガイドレールと、回転結束ハッカーとを設けた構成である(特許文献2)。
そして、ユニット化した逆U字型結束線をセットし、その頭部を、タッカーが瞬間的に打ち込むことにより、ガイドレールに沿って鉄筋の下部を回って溝から上方に飛び出た結束線の両端下部フックを、回転結束ハッカーが連動して引っ掛け、回転して捻ることで鉄筋を拘束するので、作業が迅速で品質が均一され、能率向上に繋がり大きく改善できるというものである。
更に、第3の公知例に係る鉄筋結束機としては、往復運動する送り込みアームと引き込みアームとからなる一対のアームで、その先端部がアーム先端部の軌跡の様に、其々弧を描くように下方向へ鉄筋を抱え込み、上方向への復帰移動時、送り込みアームの先端部から引き込みアームによって結束線を引き出し、更に鉄筋の外周に結束線を廻し付ける構成である(特許文献3)。
そして、一対のアームの動きで結束線の送り出し作業と引き込み作業を、また、結束部に切断部を設けることにより切断作業と結束作業を其々一連の作業の中で行う事ができ、従来より簡単な構造で、軽量、小型の為、手動で行うことができるというものである。
特開2002−121895号公報 特開2002−205705号公報 特開2003−82857号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の鉄筋結束装置においては、結束機の具体的な構成が示されていないし説明もされていないのである。特に、結束機については、カートリッジ式の結束線を装着し、押圧することによって鉄筋に結束線を巻き込み、持ち上げるときに捻り上げる方式のものが好ましいとし、この場合の捻り上げは、押圧力によってカートリッジ式の特殊結束線が飛び出し、交差した鉄筋の下で結束線端部同士が結合し、持ち上げるとフックが結束線の上部を引っかけた状態で自動的に5〜6回転して行われると説明しているが、その結束線の構成とカートリッジ式結束線の構成とが全く不明である。
また、前記特許文献2に記載の自動鉄筋結束機においては、ユニット化した逆U字型結束線について、その線の太さが不明確であり、タッカー兼用結束線ガイドレールに瞬間的に打ち込んだ時に、ガイドレールに沿って鉄筋の下部を回る程度に曲がって溝から上方に飛び出る程度の太さ(0.6mm程度)と剛性の弱い結束線であることが要件であり、3mmを越えるような太さと強い剛性とを有する結束線であると実質的に使用できないという問題点を有している。
さらに、前記特許文献3に記載の鉄筋結束機も、送り込みアームの先端から結束線の先端を下方に曲げて突出させ、円弧を描くように下方に移動して鉄筋を抱え込み、引き込みアームの先端で結束線の折れ曲がった先端を引っ掛けて上方向へ移動することによって送り込みアームから結束線を引き出して、鉄筋の外周に結束線を廻し付けるというものであるが、両アームが上方向へ移動することで引き出される程度の太さ(1mm以下)と剛性の弱い結束線であることが要件であり、2.5〜3mmを越えるような太さと強い剛性とを有する結束線であると実質的に使用できないという問題点を有している。
従って、前記公知技術に係る鉄筋結束装置または鉄筋拘束機においては、いずれも従来から一般的に使用されている程度の太さと剛性を有する拘束線(番線)が使用されることを前提とした構造を有するものであって、更に太さと強度を増大させた鉄筋の結束には、数倍の太さと強い剛性とを有する拘束線が使用されることになるが、そのような結束線は結束用ハッカー治具が使用できず、手作業でしかも腕力を要する非能率的な結束しかできなかったのを、機械によって自動的に且つ効率よく結束できるようにすることに解決課題を有している。
本発明の一つは、上部にハンドル部を下部に巻締機構を備えた本体部と、該本体部の前面側に設けた結束線の供給部と、背面側に設けた正方向と逆方向とに選択的に回転できるモータを装備する駆動部と、該駆動部で駆動される第1乃至第3の駆動伝達手段とからなり、前記第1の駆動伝達手段は、正方向の回転時に第2の駆動伝達手段を駆動し、逆方向の回転時に第3の駆動伝達手段を駆動するように連結され、前記第2の駆動伝達手段は、前記結束線の供給部における押し出し手段を駆動し、前記第3の駆動伝達手段は、前記巻締機構における巻締用部材を駆動し、前記結束線の供給部と巻締機構との間に結束すべき鉄筋の交差部を介在させ前記押し出し手段により押し出した1本の結束線で鉄筋の交差部を抱え込ませ、その抱え込ませた結束線の先端部を前記巻締機構の巻締用部材に係合させて複数回捩ることを特徴とする鉄筋の自動結束方法を提供するものである。
また、本発明のもう一つは、上部にハンドル部を下部に巻締機構を備えた本体部と、該本体部の前面側に設けた結束線の供給部と、背面側に設けた正方向と逆方向とに選択的に回転できるモータを装備する駆動部と、該駆動部で駆動される第1乃至第3の駆動伝達手段とからなり、前記結束線の供給部には、少なくとも結束線ユニットの収納部と該結束線ユニットから1本づつ結束線を切り離して結束しようとする鉄筋の交差部を抱えるように押し出す押し出し手段とが設けられ、前記巻締機構には、少なくとも押し出された結束線の先端部が係合する巻締用部材と該巻締用部材を上下動させる昇降部材とが設けられ、前記第1の駆動伝達手段は、少なくとも軸に連結された回動プーリーと、軸に挿通した牽引プーリーとベベルギヤとを有すると共に、回動プーリーと牽引プーリーとは正方向の回転時に係合し、回動プーリーとベベルギアとは逆方向の回転時に係合するように構成され、正方向の回転時に前記牽引プーリーを介して前記第2の駆動伝達手段を駆動するように連結し、逆方向の回転時に前記ベベルギアを介して第3の駆動伝達手段を駆動するように連結し、前記第2の駆動伝達手段には、前記結束線の供給部における押し出し手段を上下に移動させて結束線を押し出させるように駆動し、前記第3の駆動伝達手段は、前記押し出された結束線の先端部と係合させて巻締用部材を回転駆動させるように構成したことを特徴とする鉄筋の自動結束装置を提供するものである。
前記自動結束方法に係る発明においては、前記押し出し手段は、結束線で鉄筋の交差部を抱え込ませる際に、結束線の先端部側の間隔を狭めるようにすること;前記巻締用部材は、結束線の先端部と係合するときに上方に移動すること;および前記結束線の先端部との係合は、前記巻締用部材に設けた一対の穴またはスリット状の溝穴であること;を付加的な要件として含むものである。
また、前記自動結束装置に係る発明においては、前記押し出し手段には、結束線押し出し後に結束線の先端部側の間隔を狭めるようにする縮径板を設けたこと;および前記巻締用部材には、前記結束線の先端部との係合保持のために一対の穴またはスリット状の溝穴を設けたこと;を付加的な要件として含むものである。
本発明に係る鉄筋の自動結束方法は、結束線の押し出し手段と、結束線の巻締工程とを所要の駆動機構を介して自動的に行えるようにしたことによって、太い鉄筋を使用するコンクリート構造物の建築において、鉄筋を結束するために使用される番線または結束線の太さを2.5〜3mmを越えるような強い剛性を有するものであっても、効率よくしかも安全に作業及び施工することができるという優れた効果を奏する。
また、本発明に係る鉄筋の自動結束装置は、携帯して使用できるものであり、施工現場においても電源さえあれば何処でも使用できるのであり、しかも、動力によって番線または結束線を巻締することができるので、太い鉄筋を結束する場合に、2.5〜3mmを越えるような強い剛性を有する番線または結束線を使用しても、押し出し手段と巻締用部材とで簡単に且つ安全に効率よく巻締作業ができるという優れた効果を奏する。
次に本発明を図示の具体的な実施の形態に基づいて詳しく説明する。図1は本発明に係る鉄筋の結束装置を示す斜視図であり、図2は同結束装置の主要部を略示的に示した側断面で有る。図1および図2において、結束装置1は、上下方向に伸びる本体部2の胴部の前面側には結束線供給部3が設けられると共に、その結束線供給部3に対向する背面側にモータなどを収納した駆動部4が突出形成され、本体部2の下部には結束線の巻締機構5が設けられている。
また、本体部2の上端部にはハンドルまたは把持部6が設けられ、駆動部4の自由端部側の上面にも把持部7が設けられ、これら両方の把持部6、7を両手で持って結束装置1を操作するのであり、特に右手で持つ把持部7側には操作ボタン8が設けられている。なお、本体部2、結束線供給部3および駆動部4は、周囲をカバー板で囲繞してあって、該カバー板を開閉可能に取り付けることにより内部を点検できるように構成される。
前記駆動部4の内部には、図2に示したように、例えば、リバーシブルモータ等のACまたはDCモータ10が配設されており、該モータ10によって結束装置1の全てが駆動されるようになっている。
前記モータ10の駆動輪10aと巻締機構5に隣接して設けた第1の駆動伝達手段Aのプーリー11との間にタイミングベルト12が懸架され、該プーリー11が取り付けられた第1の駆動伝達手段Aの軸13に設けられている複数のギヤ等によって、所要の駆動力が伝達されるようになっている。
第1の駆動伝達手段Aは、図3に示したように、軸受け部14と、該軸受け部内に挿入するベアリング部材15と、スペーサ16と、牽引プーリー17と、回動プーリー18とベベルギア19とストッパー20とから構成されている。
この第1の駆動伝達手段Aにおいては、プーリー11と軸13とが固定され、且つ軸13と回動プーリー18とが固定されており、モータ10の駆動が常に回動プーリー18に伝達される。この回動プーリー18と牽引プーリー17とは、両者の対向面に設けられた回動プーリー18側に埋没可能にバネ付勢されたボス部材63と、回転方向に沿って深さ方向に斜めに形成した傾斜溝17aとを介して係合されており、軸13と回動プーリー18とが正方向(時計方向)に回転した時にのみ牽引プーリー17が回転するように構成されている。
また、回動プーリー18とベベルギア19とは、両者の対向面に設けられた回動プーリー18側に埋没可能にバネ付勢されたボス部材64と、前記牽引プーリー17とは反対の回転方向に沿って深さ方向に斜めに形成した傾斜溝19aとを介して係合されており、軸13が逆方向(反時計方向)に回転した時にのみベベルギア19が回転するように構成されている。
牽引プーリー17の周面には、紐状またはベルト状の牽引部材21の一端が取り付けられ、他端は第2の駆動伝達手段Bとなる結束線供給部3における結束線を押し出すための押し出し手段22のベースブロック22aに取り付けられている。
この第2の駆動伝達手段Bにおいて、押し出し手段22は、図4に示したように、仕切壁23の背面側においてベースブロック22aに牽引部材21が連結されると共に、背面側に設けられた略L字状のガイドアーム24と、押し出し手段22のベースブロック22aを引き戻す方向に付勢するコイルスプリング等の引き戻し部材26と、仕切壁23のスリット部23aを介して前面側に設けられたスライド板27と、該スライド板に取り付けられた押し出し板28および縮径板29とから概ね構成されている。
なお、仕切板23と押し出し手段22との関係は、図4と図5に示したとおりであり、仕切板23のスリット部23aは、上方部分の略1/5程度を残して、縦方向の中央部において下端部まで形成したものであり、そのスリット部23aに押し出し手段22のベースブロック22aを臨ませて、押し出し手段22を上下動可能に配設したものである。
そして、そのスリット部23aの一部は下端側で少し広く形成し、その広く形成した側のスリット部23aの縁部に沿ってガイドプレート30が上下方向に位置調整できる状態で取り付けられ、該ガイドプレートにはシーソ運動可能に作用アーム31が設けられており、該作用アーム31には後述する巻締機構5に作用する連結桿32の一端が取り付けられている。
押し出し手段22において、仕切壁に23の前面側に設けられる結束線を押し出すためのスライド板27と、押し出し板28および縮径板29については、図5に示したとおりである。要するに、仕切壁23の両側に設けられた立ち上がり壁23bの内側にスライド板27がスライド自在に嵌め込まれ、そのスライド板27の縦方向略中央部から下方に切欠部27aが設けられると共に、両側に立ち上がり壁27bが設けられており、その立ち上がり壁27bの内側に押し出し板28と縮径板29とが取り付けられ、これら押し出し板28と縮径板29が分離しないように立ち上がり壁27bに対してそれぞれ押さえ板27cが取り付けられる。なお、縮径板29は、2分割されていてその下端部分が開く方向に付勢するためのスプリング29a、29bがそれぞれ設けられている。
ボックス状に形成した結束線供給部3については、図6と図7に示したように、その内部には上面を山形に形成したケース33が設けられ、その山形に沿ってガイドレール部材34が装着して設けられて、そのガイドレール部材34に沿って装着される押圧部材35と押圧用のスプリング36とストッパー部材(蓋)37とが設けられている。
そして、ケース33の前面側の開口部からガイドレール部材34に嵌め込むようにして結束線ユニット38と押圧部材35およびスプリング36とが装着され、ストッパー部材37で定着させる。この結束線ユニット38は、例えば、直径または幅が2.5〜3.5mm程度の複数本(30〜50本)の線材を人形またはこけしの上半身外形状に形成すると共に隣接状態に並べ、ホチキス(商標登録)の針のように接着剤の皮膜により複数箇所に渡って分離しないように固めたユニットであって、ケース33内にセットまたは定着した時に、一番先端に位置する1本がガイドレール部材34よりも先に突出し、その結束線ユニット38の上部の彎曲部が縮径板29の2分割されている彎曲部の内側に位置するようになり、前記押し出し手段22の押し出し板28と縮径板29とによる押圧力を加えることによって1本1本に分離できるようにしたものである。
前記巻締機構5の具体的な構造としては、概ね図8に示したとおりであるが、この巻締機構5では、前記第1の駆動伝達手段Aのベベルギア19と前記第2の駆動伝達手段Bにおける押し出し手段22、即ちスライド板27と、押し出し板28および縮径板29とに関連して駆動が伝達されて作動するものであり、第3の駆動伝達手段Cということができる。
この第3の駆動伝達手段Cは、ベース部材40と、該ベース部材40の上部に棒状バネ41によって連結状態に載置されるベベルギヤ42と、該ベベルギヤ42の中心部に取り付けるベアリング部材43と、前記ベベルギア42の上部で全体を支持する筒状支持部44と、該筒状支持部44内に装着されるベアリング部材45と、これらベアリング部材45および前記ベアリング部材43とベベルギア42とを貫通して前記ベース部材40に達する支持棒46を円盤47の下部に有すると共に上部にも一対の支持棒48を有する回動部材49と、胴部中央の周方向に溝部50を有すると共に前記一対の支持棒48が嵌り込む孔51を有する昇降部材52と、該昇降部材52の孔51に装着される一対のスライドベアリング部材53と、前記昇降部材52の上部に取り付けられ、前記一対の支持棒48が嵌る一対の孔54および位置検出センサー55を周面に有すると共に結束線38の脚部が嵌る一対の穴56を有する巻締用部材57と、前記昇降部材52の溝部50に係合する一対の脚部58を備え、枢軸運動する軸部59を有すると共に前記押し出し手段22で作動する作用アーム31に接続した連結桿32の他端が連結される連結部60を有する梃子作用部材61とから構成されている。なお、梃子作用部材61は本体部2の壁面に取付部材62を介して取り付けられるものである。
この巻締機構5では、要するに、押し出し手段22による押し出し作用が梃子作用部材61を介して上下動運動として伝達される昇降部材52と、ベベルギア42および回動部材49を介して回転が伝達される巻締用部材57が、主要構成部をなすものであり、また締結用部材57に設けられる一対の穴56の代わりにスリット状の溝穴を設けても良いのである。
このような構成を有する本発明の鉄筋の結束装置1について、その動作を説明すると、まず、結束線供給部3の蓋部材3aを開けて内部のケース33に結束線ユニット38をセットし、次に、ハンドル6、7を持って結束しようとする鉄筋、例えば、図1と図9に示したように、径が35mmの主筋70と20mmの幅筋または補助筋71との交差部を、結束線供給部3と巻締機構5とで上下から挟むようにして結束装置1を位置させ、操作ボタン8を押すことによってリバーシブルモータ10が駆動し、第1の駆動伝達手段Aを作動させる。
この場合に、スイッチオンによる最初の第1の駆動伝達手段Aにおける回転は、正方向の回転であって、回動プーリー18と牽引プーリー17とがボス部材63と傾斜溝17aとで係合し、ベベルギヤ19は回転せず牽引プーリー17しか回転しないのである。
そして、牽引プーリー17の直径を例えば5cmの大きさのものを使用すると、該牽引プーリー17の外周は略15cm以上であるから、1回転で牽引部材21を15cm以上牽引または引き寄せることができるのであり、例えば、第2の伝達手段Bの押し出し手段22を10cm程度移動させたい場合には、略0.7回転させれば良いのである。
従って、図10に示したように、最初に操作ボタン8を押すとモータ10によって回転プーリー18が正方向に回転させられ、それに伴って牽引プーリー17が回転して牽引部材21を牽引し、押し出し手段22が略10cm程度下降し、スライド板27と押し出し板28および縮径板29とが一緒に下降することになり、その下降に伴ってケース33内にセットしてある結束線ユニット38の先端の1本だけが縮径板29によって押し出される。
この押し出されて分離した1本の結束線38は、その脚部、即ち先端部(下端部)38aが少し開いた状態にあるため、主筋70と幅筋または補助筋71との交差部を余裕をもって跨いだ状態で下降し、最終的な下降状態の時に幅筋または補助筋71が縮径板29の中央分割位置を押し上げる作用をし、それによって縮径板29の下端部が結束線38の先端部38a側を開いている状態から内側に狭めるように作用し、押し出し板28下端部に縮径板29の分割端部が当接した時に、1本の結束線38の先端部38aが略平行位置になって鉄筋の交差部を抱え込む状態になる。
また、押し出し手段22の下降によって、仕切板23の背面側においては、ベースブロック22aと一緒にガイドアーム24が下降することになり、そのガイドアーム24がガイドプレート30を越えて下降すると、ガイドアーム24のローラ取付端部24a側が仕切板23の下方の拡径したスリット部23aに落ち込み、他端側が作用アーム31にぶつかり、さらに下降すると作用アーム31の先端部側を押し下げるようになり、該作用アーム31に連結してある連結桿32を強制的に押し下げることになる。
この連結桿32の押し下げによって梃子作用部材61の連結部60側が押し下げられ、それに伴って軸部59を中心に枢軸運動して脚部58側が上方に持ち上げられ、その脚部58の先端部が係合している昇降部材52と共に巻締用部材57を上方に持ち上げるようになる。
持ち上げられた巻締用部材57は、図10に示したように、1本の結束線38の脚部、即ち先端部38aがそれぞれ穴56に入り込む位置まで速やかに持ち上げられるのであり、その位置で一旦停止する。この場合に、穴56に入り込む脚部、即ち先端部38aの長さは少なくとも1cm以上の長さがあることが好ましい。
この停止状態からモータ10は逆方向(反時計方向)に回転する。この回転は、直ちに回動プーリー18を介してベベルギア19を回転させるのであり、その回転が第3の駆動伝達手段Cにおけるベベルギヤ42を回転させるのであり、それによって回動部材49から昇降部材52および巻締用部材57を一緒に且つ同時に回転させるのである。
この逆方向の回転によって牽引プーリー17も一緒に逆方向に回転し、牽引部材21の牽引を徐々に緩めるようになり、引き戻し部材26によって押し出し手段22が徐々に上方に引き上げられるようになる。但し、ガイドアーム24のローラ取付端部24a側が仕切板23の下方の拡径したスリット部23aに落ち込んだ状態にあるため、第3の駆動伝達手段Cのベベルギヤ42が逆方向に回転しても直ちに押し出し手段22が上方に引き上げられることはないのであり、少し遅れて引き上げられるのである。
そして、1本の結束線38の脚部である先端部38aが穴56に入り込んだ状態で巻締用部材57が少しでも回転すると、先端部38aと穴56との摩擦係合によって、先端部38aが穴56から簡単には抜け出さないのである。この状態で、少なくとも巻締用部材57が2.5〜3回転することによって、1本の結束線38の脚部に仮想線で示したように2.5〜3回の撚りを形成し、結束線を下方に引き締めて主筋70と補助筋71を強固に巻締めるのである。
なお、巻締工程において上部の彎曲状になっている結束線38は巻締の撚りの形成によって下方に引き締められるが、撚りの形成回数によっては先端部38aが穴56から少しづつ引き出されることもある。また、押し出し手段22が上方に引き戻され、ガイドアーム24と作用アーム31とによる連結桿32の押し下げが、逆に引き上げられることによって、梃子作用部材61の連結部60側が引き上げられ、それに伴って脚部58側が下方に引き下げられるので、昇降部材52が強制的に押し下げられ、巻締用部材57は押し上げの作用を受けなくなる。
モータ10の逆方向の回転が一回転しない内に、牽引プーリー17による牽引部材21の牽引が完全に解消され、押し出し手段22が元の位置まで引き戻され、同様にスライド板27と押し出し板28および縮径板29とが一緒に元の位置まで戻され、縮径板29は次の1本の結束線38をキチント捕捉する位置に戻る。なお、巻締工程が終了後に、モータ10は僅かに正方向に回転し、巻締用部材57をフリーの状態にして先端部38aとの摩擦係合を解消させて自然落下させ、結束の1工程が終了する。
また、結束工程が終了した後に、巻締用部材57が元の位置に戻るが、巻締用部材57は自己の位置検出センサー55を周面に有しているので、穴56が常に1本の結束線38の脚部である先端部38aを受け入れられる位置に正確に位置付けされるのである。そして、次の結束工程が問題なく行えるようになるのである。
この結束工程において、モータ10の正方向の回転、逆方向の回転および僅かな正方向の回転などモータ10の駆動については、予めプログラムされていて、スタートの操作ボタン8を押すだけで結束の1工程が自動的に行われる。なお、モータ10に掛かる負荷を常に検出しており、1工程における負荷の掛かり方をプログラミングしておき、負荷が掛からない状態であったり、または異常に負荷掛かった場合には、直ちに駆動を停止して異常を報知するようにしてある。
いずれにしても本発明に係る鉄筋の自動結束方法は、特に、基礎用または擁壁用の太い鉄筋を結束するに当たって、番線または結束線を人形またはこけしの上半身形状に形成し接着剤でユニット化したものを1本づつ繰り出す工程と、繰り出した番線または結束線を鉄筋の交差位置に装着する工程と、装着した番線または結束線の脚部を穴または溝で支持して捻る工程とからなるものであり、番線または結束線を人形またはこけしの上半身形状に形成して接着剤被膜により固めてユニット化したことにより、太い線でも1本づつ繰り出すことができ、効率よくしかも安定した結束状態を維持させることができるようにしたものであって、建造物の建築現場においても利用可能であり、この種の鉄筋の結束において広く利用できるのである。
また、本発明に係る自動結束装置については、第1の駆動伝達手段と、第2の駆動伝達手段と、第3の駆動伝達手段とを有し、第1の駆動伝達手段は、正方向の回転と逆方向の回転とが行われるものであり、正方向の回転時においては第2の駆動伝達手段を駆動して番線または結束線を鉄筋の交差部に1本づつ繰り出すようにし、第1の駆動伝達手段が逆方向の回転時においては、第2の駆動伝達手段をフリーにすると共に第3の駆動伝達手段を駆動させて、交差部に繰り出した結束線の脚部を捕らえて複数回捻じ合わせるようにしたものであり、工場または建築現場において広く利用できるのである。
本発明の実施の形態に係る自動結束装置を略示的に示した斜視図である。 同自動結束装置の要部を略示的に示した側断面図である。 同自動結束装置における第1の駆動伝達手段の構成部品を分離して示した斜視図である。 同自動結束装置における第2の駆動伝達手段を略示的に示した要部のみの背面図である。 同第2の駆動伝達手段における前面側の構成部品を分離して略示的に示した斜視図である。 同自動結束装置における結束線供給部の内部に形成される結束線収納ケースを分離して示した斜視図である。 同結束線収納ケースに結束線を収納する状況を説明するための説明図である。 同自動結束装置における第3の駆動伝達手段の構成部品を分離して示した斜視図である。 同自動結束装置における使用状態の結束線供給部の状況を略示的に示した説明図である。 同自動結束装置における使用状態の結束線の供給と巻締用部材による巻締の状況を略示的に示した説明図である。
符号の説明
1 結束装置
2 本体部
3 結束線供給部
4 駆動部
5 巻締機構
6、7 把持部
8 操作ボタン
10 モータ
11 プーリー
12 タイミングベルト
13 軸
14 軸受け部
15、43、45、 ベアリング部材
16 スペーサ
17 牽引プーリー
17a、19a
18 回動プーリー
19、42 ベベルギア
20 ストッパー
21 牽引部材
22 押し出し手段
22a ベースブロック
23 仕切壁
23a スリット部
23b 立ち上がり壁
24 ガイドアーム
24a ローラ取付端部
26 引き戻し部材
27 スライド板
28 押し出し板
29 縮径板
29a、29b、36 スプリング
30 ガイドプレート
31 作用アーム
32 連結桿
33 ケース
34 ガイドレール部材
35 押圧部材
37 ストッパー部材(蓋)
38 結束線ユニット
40 ベース部材
41 棒状バネ
44 筒状支持部
46、48 支持棒
47 円盤
49 回動部材
50 溝部
51、54 孔
52 昇降部材
53 スライドベアリング部材
55 位置検出センサー
56 穴
57 巻締用部材
58 脚部
59 軸部
60 連結部
61 梃子作用部材
A 第1の駆動伝達手段
B 第2の駆動伝達手段
C 第3の駆動伝達手段

Claims (7)

  1. 上部にハンドル部を下部に巻締機構を備えた本体部と、該本体部の前面側に設けた結束線の供給部と、背面側に設けた正方向と逆方向とに選択的に回転できるモータを装備する駆動部と、該駆動部で駆動される第1乃至第3の駆動伝達手段とからなり、
    前記第1の駆動伝達手段は、正方向の回転時に第2の駆動伝達手段を駆動し、逆方向の回転時に第3の駆動伝達手段を駆動するように連結され、
    前記第2の駆動伝達手段は、前記結束線の供給部における押し出し手段を駆動し、
    前記第3の駆動伝達手段は、前記巻締機構における巻締用部材を駆動し、
    前記結束線の供給部と巻締機構との間に結束すべき鉄筋の交差部を介在させ前記押し出し手段により押し出した1本の結束線で鉄筋の交差部を抱え込ませ、
    その抱え込ませた結束線の先端部を前記巻締機構の巻締用部材に係合させて複数回捩ること
    を特徴とする鉄筋の自動結束方法。
  2. 前記押し出し手段は、結束線で鉄筋の交差部を抱え込ませる際に、結束線の先端部側の間隔を狭めるようにすること
    を特徴とする請求項1に記載の自動結束方法。
  3. 前記巻締用部材は、結束線の先端部と係合するときに上方に移動すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の自動結束方法。
  4. 前記結束線の先端部との係合は、前記巻締用部材に設けた一対の穴またはスリット状の溝穴であること
    を特徴とする請求項1乃至3に記載の自動結束方法。
  5. 上部にハンドル部を下部に巻締機構を備えた本体部と、該本体部の前面側に設けた結束線の供給部と、背面側に設けた正方向と逆方向とに選択的に回転できるモータを装備する駆動部と、該駆動部で駆動される第1乃至第3の駆動伝達手段とからなり、
    前記結束線の供給部には、少なくとも結束線ユニットの収納部と該結束線ユニットから1本づつ結束線を切り離して結束しようとする鉄筋の交差部を抱えるように押し出す押し出し手段とが設けられ、
    前記巻締機構には、少なくとも押し出された結束線の先端部が係合する巻締用部材と該巻締用部材を上下動させる昇降部材とが設けられ、
    前記第1の駆動伝達手段は、少なくとも軸に連結された回動プーリーと、軸に挿通した牽引プーリーとベベルギヤとを有すると共に、回動プーリーと牽引プーリーとは正方向の回転時に係合し、回動プーリーとベベルギアとは逆方向の回転時に係合するように構成され、正方向の回転時に前記牽引プーリーを介して前記第2の駆動伝達手段を駆動するように連結し、逆方向の回転時に前記ベベルギアを介して第3の駆動伝達手段を駆動するように連結し、
    前記第2の駆動伝達手段には、前記結束線の供給部における押し出し手段を上下に移動させて結束線を押し出させるように駆動し、
    前記第3の駆動伝達手段は、前記押し出された結束線の先端部と係合させて巻締用部材を回転駆動させるように構成したこと
    を特徴とする鉄筋の自動結束装置。
  6. 前記押し出し手段には、結束線押し出し後に結束線の先端部側の間隔を狭めるようにする縮径板を設けたこと
    を特徴とする請求項5に記載の自動結束装置。
  7. 前記巻締用部材には、前記結束線の先端部との係合保持のために一対の穴またはスリット状の溝穴を設けたこと
    を特徴とする請求項5乃至6に記載の自動結束装置。
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