JPH053494U - 結束機の針金案内装置 - Google Patents

結束機の針金案内装置

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JPH053494U
JPH053494U JP5132891U JP5132891U JPH053494U JP H053494 U JPH053494 U JP H053494U JP 5132891 U JP5132891 U JP 5132891U JP 5132891 U JP5132891 U JP 5132891U JP H053494 U JPH053494 U JP H053494U
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一郎 草刈
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Max Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄筋コンクリート建築物の鉄筋結束工事に使
用する結束機の針金送出動作を安定させて結束の失敗を
なくし、作業能率の低下を防止する。 【構成】 結束機に設けた針金の案内管40の湾曲部5
4に案内溝65を設ける。案内管40の前端部近傍の管
路を案内溝65の導入部位に向けて傾斜させる。案内管
40の管路から送出される針金は傾斜案内孔58によっ
て側方の案内溝65方向へ送られ、案内溝65へ導入さ
れる。針金は案内溝65に沿って複数回周回し、鉄筋等
へ巻回される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、結束機の針金案内装置に関するものであり、特に、鉄筋コンクリ ート構造物の鉄筋結束作業に使用する結束機の針金案内装置に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄筋コンクリート構造物を構築する際の鉄筋結束作業は、作業者が針金 を使用して手作業で結束しているが、構造物の規模によっては作業量が膨大なも のになる。そこで、労力の軽減及び作業効率の向上等の要望に応えて、結束すべ き鉄筋への針金の巻回及び針金を捩って緊締するまでの一連の結束作業を自動的 に行う結束機が提案されている。
【0003】 此種の結束機は、携帯用に形成され、結束用針金の案内管を本体の前方へ突出 させている。案内管の前部はフック状に湾曲されており、この湾曲部を結束すべ き鉄筋に掛け、手動スイッチをオンすれば、リールに巻回した長巻の針金が送り 機構によって案内管の前端部から送出される。針金は、前記湾曲部により湾曲さ れて連続的に送出され、鉄筋の周囲を複数回周回する。
【0004】 続いて、結束機本体の前面に突出する捩り機構に設けたチャック或いはフック 等の把持部が、巻回された針金を収束して把握し、把持部が回転して針金を捩り 鉄筋を緊締する。又、案内管の前端部位に設けた切断機が、案内管の出口で針金 を切断して結束作業を終了し、上記各機構の動作を逐次制御して1サイクルの作 業を自動的に遂行するものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来の結束機は、案内管の前部を円弧状に形成し、送出される針金を 湾曲させて、目標とする鉄筋の周囲に複数回巻きつけるようにしている。しかし 、巻回された針金が結束機の姿勢や振動等の影響によって捩り機構の把持部の動 作範囲から外れる場合がある。この場合は、前記把持部が巻回された針金を把握 できず、結束に失敗して作業をやり直さなければならない。これによって、作業 能率が低下するとともに、繰出された針金は再度使用することができないため資 材の無駄を生ずることになる。
【0006】 そこで、案内管から送出された針金の整列性を向上して一束に収束させ、且つ 捩り機構の把持部の把持可能範囲に位置させて結束作業の失敗の虞れを解消し、 作業能率の低下及び資材の無駄を防止するために解決すべき技術的課題が生じて くるのであり、本考案は該課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記目的を達成するために提案するものであり、針金送り機構に よって、針金Wを案内管40へ送り込み、前記案内管40の前部を円弧状に湾曲 させて鉄筋等に針金Wを複数回巻回し、切断機構にて前記針金Wを所定の長さで 切断し、巻回された針金Wを捩り機構70によって捩り、上記各機構部を逐次制 御して一連の結束作業を行うように構成した結束機1に於て、前記案内管40の 前方円弧部の側面に、円弧状で内周面が開放された案内溝65を並設し、案内管 40の針金案内路52から送出された針金Wを前記案内溝65へ導入して周回さ せるように形成するとともに、前記針金案内路52の先端部位を側方の案内溝6 5方向へ傾斜させて、針金Wの送出方向を前記案内溝65の導入部位66に一致 させたことを特徴とする結束機の針金案内装置を提供するものである。
【0008】
【作用】
結束用の針金の案内路を有する案内管の前部は、円弧状に湾曲されており案内 路内を送出される針金を湾曲させる。案内路の湾曲部の側面には内周面が開放さ れた案内溝が並設され、案内路から送出された針金を溝内へ導入して周回させ、 結束すべき鉄筋の周囲にコイル状に巻回する。案内路の管路の先端部位は、隣接 する案内溝の導入部位方向へ傾斜しており、案内路から送出された針金は案内溝 へ確実に導かれる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に従って説明する。尚、説明の都合上、従来 公知に属する技術事項も同時に説明する。図1は結束機の側面カバーを取外した 状態の側面図、図2はハウジング部分の拡大側面図、図3はハウジング部分の横 断平面図、図4乃至図10は夫々図1のA−A線、B−B線、C−C線、D−D 線、E−E線、F−F線、G−G線矢視図である。
【0010】 図1に示す結束機1は、ダイカスト製のハウジング2の下面にグリップ3を設 け、ハウジング2の側面に収納するNi-cd バッテリ(図示せず)によってモータ 4を駆動する。モータ4は、ハウジング2後方下部の、同図中紙面の奥手に配設 され、図2及び図9に示すようにギヤ5,6を介して第1の中間軸7を駆動し、 前方で図7に示すようにギヤ8,9によって第1の中間軸7から第2の中間軸1 0に動力を伝達し、更にその前方で、図6に示すように主軸11へギヤ12,1 3によって減速された動力を伝達する。
【0011】 図2に示すように主軸11の後部にはウォームギヤ14が嵌着され、図10に 示すように、該ウォームギヤ14の上部に左右方向へ配設されたカム軸15のウ ォームホイール16へウォームギヤ14が噛合し、カム軸15を回転させる。カ ム軸15には動作説明の際に詳述する4つのカム17,18,19,20が嵌着 されている。図10中、右端のカムはモータ制御カム17であり、図2に示すよ うに駆動電源入切用の常開形マイクロスイッチ21の押しボタン22をカム面に 当接させており、カム面の凹部に押しボタン22が嵌入したときに電源が切断さ れる。前述したバッテリーによる電源には、マイクロスイッチ21とグリップ3 に設けたノンロック形の手動スイッチ23とを並列に接続して自己保持回路を形 成している。従って、手動スイッチ23を一回押してモータ4を起動すれば、モ ータ制御カム17が回転し、マイクロスイッチ21の押しボタン22がカム17 の凹部から脱出してオンし、手動スイッチ23の押圧を解除しても、電源は切断 されない。そして、モータ4の回転に伴なって、モータ制御カム17が1回転し 、前記押しボタン22がカム17の凹部へ嵌入して電源が切断される。当該結束 機1は、このモータ制御カム17の1回転中に、他の3個のカム18,19,2 0によって針金の送りから結束までの一連の作業をシーケンス制御するように形 成している。
【0012】 前記主軸11の中間部位には、前後両面に爪を設けた爪クラッチ24をフェザ ーキー25によって主軸11上を移動できるように遊嵌し、該爪クラッチ24へ 噛合できる爪つきベベルギヤ26と爪つきスパーギヤ27とを爪クラッチ24の 前後に遊転自在に挿入している。爪つきベベルギヤ26は、その上方に配置され たベベルギヤ28に噛合し、図8に示すように、ベベルギヤ28と同軸に形成し たスパーギヤ29を対向するスパーギヤ30へ噛合させている。該スパーギヤ3 0の軸はハウジング2の上部隔壁31を貫通し、その上端部に針金送り用の主動 ローラ32を嵌着している。この主動ローラ32は、スパーギヤの外周中央部に 周方向のV溝33を刻設して形成し、図3に示すように同一形状の従動ローラ3 4と噛合し、前記V溝33,33内に針金を挟持して送出すものである。
【0013】 従動ローラ34は、上部隔壁31に枢着した開放レバー35の一端部に軸着さ れている。図3に示すように開放レバー35にはコイルばね36を介装して、同 図中反時計方向へ付勢し、従動ローラ34を主動ローラ32に圧接して噛合させ ている。開放レバー35の他端部はハウジング2の外側へ突出しており、この突 出部位をハウジング2側へ押圧して開放レバー35を時計方向へ回動させれば、 従動ローラ34は主動ローラ32から離反する。当該結束機1を使用する際には 、針金を二つのローラ32,34の間に挿通することが必要であるが、開放レバ ー35の操作によって二つのローラ32,34の間隔を広げれば針金の先端部を 容易に挿入することができる。
【0014】 二つのローラ32,34の前方には案内管40が配設され、その管路の後端を 前記二つのローラ32,34の噛合部位に向けている。案内管40はハウジング 2内を一定範囲で前後に摺動でき、図2に示すようにハウジング2との間にコイ ルばね41を介装して常時前方へ付勢されているが、同図に示す停止状態では、 ハウジング2に設けたストッパピン42が案内管40の係合部43に係合して前 方への移動を規制されている。
【0015】 案内管40の後部にはケーブルワイヤ44の一端部が固定され、該ケーブルワ イヤ44の他端部はハウジング2の後部に枢着した案内管復帰レバー45の先端 部に固定されている。案内管復帰レバー45は、前述したカム軸15の案内管復 帰カム20の回転によって同図中反時計方向へ回動されたときに、ケーブルワイ ヤ44を介して連結された案内管40を後方へ引き戻す。
【0016】 一方、図2及び図3に示す案内管40の中間部上面へ水平方向に枢着したプー リ46の上部端板47には、側方へ突出する突部48を形成し、この突部48へ 調節ねじ49をプーリ46の回転方向へ向けて螺着している。プーリ46が後述 するカム機構によって図3中時計方向へ回動すると、調節ねじ49の頭がストッ パピン42を押圧して押込み、案内管40は移動規制を解除される。このときは 、案内管復帰レバー45は案内管復帰カム20によって押圧されておらず、案内 管40は前方へ突出する。そして、図2に示す案内管40の中間部位から側方へ 突設した突部50が、該突部50の前方のハウジング2内に設けたストッパ51 に衝突して移動を規制される。
【0017】 続いて、結束作業の終了段階で案内管復帰レバー45が案内管復帰カム20に よって回動され、案内管40がケーブルワイヤ44に引かれて後退し、ストッパ ピン42が係合部43に係合して案内管40は図2および図3に示す所定の位置 に復帰する。 図11は、案内管40の要部縦断面図であり、平行な2本の案内路52,53 が示されている。下側の案内路は針金案内路52であり、上側は切断機構のケー ブルワイヤ案内路53である。案内管40の湾曲部54の先端近傍には、案内路 52,53を横断する平坦なカッター室55が設けられ、カッター室55内の針 金経路にガイドピン56が立設されている。ガイドピン56には針金の通路であ る案内孔57が設けられ、後述する案内管40先端部の傾斜案内孔58への中継 路を形成している。
【0018】 又、ガイドピン56には、該ガイドピン56と略同径の孔を開穿したカッター プレート59を遊嵌し、該カッタープレート59の端部にケーブルワイヤ60の 一端部が係止され、その他端部は前記プーリ46に係止されている。カッタープ レート59は、ガイドピン56の案内孔57の入口近傍に対応する部位に開口部 61を設けるとともに、ガイドピン56の案内孔57の出口と、前記傾斜案内孔 58とを連結する孔62を設けている。従って、同図に示す状態では針金案内路 52内を送られる針金は、ガイドピン56の案内孔57、カッタープレート59 の孔62、傾斜案内孔58を夫々通過して先端部から送出される。
【0019】 一方、前記プーリ46を図3中時計方向へ回動させれば、図11に示すケーブ ルワイヤ60によりカッタープレート59が引かれて同図中、反時計方向へ回動 し、孔62によって針金を剪断する。尚、図4に示すように、プーリ46にばね 63を介装して図3中反時計方向への回転力を与え、後述するカム18の動作に よってプーリ46の下部に固設したレバー64が押圧されていないときは、前記 カッタープレート59を図11に示す位置に復帰させるように形成している。
【0020】 案内管40の湾曲部54には、図12及び図13に示すように、針金案内路5 2と平行に案内溝65が並設されている。案内溝65は、前記針金案内路52と 略同一半径で内周面が開放された周回溝であり、針金案内路52から送出された 針金を溝に沿って周回させて目標とする鉄筋に巻回するものである。案内溝65 の導入部位66には左右に拡開した案内片67,67を設け、針金案内路52か ら送出された針金の先端部を前記案内片67,67に当接させて案内溝65へ確 実に導入できるようにしている。しかし、針金案内路52と案内溝65とは平行 に配列されているので、実験の結果、針金のくせや結束機1の保持角度或いは外 部からの振動等によって針金が案内片67,67に衝突した後に、側方へ跳出て 案内溝65への導入に失敗する場合があることが判明した。そこで、本考案に於 ては針金案内路52の先端部位を案内溝65の導入部位66の方向へ変位させて 傾斜案内孔58を形成している。これにより、送出された針金の左右のブレの中 心を導入部位66の巾方向の中心と略一致させることができ、針金が案内片67 ,67に衝突して、その反動により外側へ跳出すことがなく、結束作業の失敗が 解消された。
【0021】 次に、巻回された針金を捩って緊締する捩り機構を説明する。図2に示すよう に、捩り機構70は案内管40の下方に配設されている。前記捩り機構70は、 後部軸71と前部軸72とに二分割した軸をコイルばね73,73…とボール7 4,74…によるボールクラッチ75にて連結し、後部軸71の後端部に嵌着し たスパーギヤ76を、前述した主軸11に遊嵌した爪つきスパーギヤ27に噛合 させている。前部軸72には外筒77が摺動自在に外嵌され、図14に示すよう に外筒77に設けたすり割り78にフック79を挿入して該フック79の中間部 をコッターピン80にて枢着し、フック79の後端部に形成したフォーク部81 を、前部軸72先端部のすり割り82に挿入して止ピン83にて係止している。 従って、前部軸72に対して外筒77を後方へ摺動させれば、同図に示すように フック79は外側へ跳上げられる。又、外筒77を前方へ摺動させるとフック7 9は反対方向へ回動し、外筒77の先端に当接する。この当接部位84のみを前 方へ突出させて、フック79と外筒77の先端部間に針金を挟持できるように形 成されている。
【0022】 続いて、前述した各機構部の作動を制御するカム機構を説明する。図15は図 10に示した三つのカム17,18,19を示し、クラッチカム19に係合する クラッチシフト軸90は、先端部に軸支したローラ91をクラッチカム19のカ ム面に当接している。このクラッチシフト軸90は、図2に示すように、カム軸 15の下方を通り前方へ延設され、同図及び図7に示すように、軸の先端部へ嵌 着したクラッチシフタ92を爪クラッチ24の中間部に設けた溝部93へ嵌合さ せている。又、図15に示す切断/把握カム18には、シフト軸100の先端部 に軸支したローラ101が当接しており、該シフト軸100は針金切断機構のプ ーリ46と、捩り機構70のフック79とを作動させる。図3及び図4に示すよ うに、シフト軸100の先端部に固着したシフタ102は、捩り機構70の外筒 77に設けた溝部85に嵌合されている。又、シフト軸100の中間部から上方 へピン103を突設して、該ピン103を、前述したプーリ46下部のレバー6 4の後面に対向させている。図15に示すモータ制御カム17は、前述したよう にマイクロスイッチ21をオン/オフするものである。
【0023】 図15に示す停止状態から、カム軸15が時計方向に1回転して1サイクルの 工程を行うのであるが、図16のカム線図を参照して各機構部の動作を説明する 。先ず、図1に示すように、針金Wを巻装したリールRをハウジング2後部のリ ール取付部37に装着し、針金Wの先端部をハウジング2後面に開口を有する挿 入管38へ挿入する。次に、図3に示す開放レバー35を押圧して二つのローラ 32,34間に針金Wを挿通し、開放レバー35の押圧を解除すれば、針金Wは 二つのローラ32,34に挟持され作業準備が終了する。
【0024】 結束作業を行うには、図1に示す案内管40の湾曲部54を結束すべき鉄筋( 図示せず)に掛け、グリップ3の手動スイッチ23を押す(時点A)。これによ りモータ4が起動し、主軸11が連動してモータ制御カム17を回転し、マイク ロスイッチ21をオンして、手動スイッチ23のオン/オフに係わらず1サイク ルの動作を行う。モータ4の起動とともに、クラッチシフト軸90は中立位置( 図16中N)から後退して,爪クラッチ24が主軸11に遊嵌した爪つきベベル ギヤ26に噛合し、ローラ32,34を駆動する。針金案内路52内を送られた 針金Wは、前述した傾斜案内孔58を通過して案内溝65に導入され、更に案内 溝65に沿って鉄筋へ所定のターン数巻回される。
【0025】 次に、時点Bで爪クラッチ24が中立位置へ戻り、ローラ32,34が停止す るとともに、切断/把握カム18に係合するシフト軸100が前進し、巻回され た針金Wをフック79にて把持する。同時に、中間部に設けたピン103でプー リ46の下部のレバー64を押圧し、案内管40先端部位のカッタープレート5 9によって針金Wを剪断する。又、プーリ46の上部に設けた調節ねじ49がス トッパピン42を押圧して案内管40の係止が解除され、案内管40はコイルば ね41の付勢によって前方へ突出する。案内管40が、鉄筋に巻回した針金より 前方へ移動したため、結束機1を後方へ引けば、鉄筋に巻回された針金Wはフッ ク79によって緊張される。これにより、複数回巻回された針金を捩った場合の 各ターンの緊締力を均一にすることができる。
【0026】 次に、時点Cで爪クラッチ24が爪つきスパーギヤ27に噛合して捩り機構7 0が回転し、フック79に把持された針金Wが捩られて鉄筋が結束される。そし て、爪クラッチ24が中立位置に復帰し、捩り機構70の回転が停止されるとと もに、シフト軸100が後退してフック79が跳上げられ、緊締された針金Wか ら離脱する(時点D)。
【0027】 続いて、図2に示した案内管復帰カム20が案内管復帰レバー45を押圧して 回動し、案内管40が後退する(時点E)。案内管40が図2に示す位置まで後 退したときに、ハウジング2側に設けたストッパピン42が突出して案内管40 の係合部43に係合する。その後に案内管復帰カム20が案内管復帰レバー45 の押圧を解除してケーブルワイヤ44の緊張を解除するとともに、モータ制御カ ム17がマイクロスイッチ21をオフし、電源を切断して1サイクルの結束作業 を終了する(時点F)。このように、針金を鉄筋へ巻回し、捩って結束するまで の作業を自動的に行うものである。
【0028】 尚、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことがで き、この考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0029】
【考案の効果】
この考案は、上記一実施例に於て詳述したように、案内管の湾曲部の案内路の 側部に案内溝を並設しているので、案内路から送出された針金は案内溝によって 周回される。従って、鉄筋等へ複数回巻回された針金の各ターンが収束されて、 捩り機構の針金収束可能範囲から針金が逸脱することがなく、確実に結束できる 。又、案内路の出口を案内溝の導入部へ向けた傾斜案内孔を設けているので、針 金をより正確に案内溝へ導入でき、巻回の失敗の虞れが解消されて作業能率の低 下並びに結束資材である針金の浪費を防止できる実用的価値ある考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】側板を取外した結束機の側面図。
【図2】図1のハウジング部分の拡大図。
【図3】ハウジングの天板を切欠した平面図。
【図4】図1のA−A線矢視断面図。
【図5】同B−B線矢視断面図。
【図6】同C−C線矢視断面図。
【図7】同D−D線矢視断面図。
【図8】同E−E線矢視断面図。
【図9】同F−F線矢視断面図。
【図10】同G−G線矢視断面図。
【図11】案内管の一部切欠左側面図。
【図12】案内管の要部底面図。
【図13】案内管の右側面図。
【図14】捩り機構の要部を示す一部切欠平面図。
【図15】モータ制御カム、切断/把握カム、クラッチ
カムの側面図。
【図16】各カムの動作タイミングを示すカム線図。
【符号の説明】
1 結束機 40 案内管 52 針金案内路 58 傾斜案内孔 65 案内溝 66 導入部位 70 捩り機構 W 針金
【手続補正書】
【提出日】平成3年7月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 針金送り機構によって、針金Wを案内管
    40へ送り込み、前記案内管40の前部を円弧状に湾曲
    させて鉄筋等に針金Wを複数回巻回し、切断機構にて前
    記針金Wを所定の長さで切断し、巻回された針金Wを捩
    り機構70によって捩り、上記各機構部を逐次制御して
    一連の結束作業を行うように構成した結束機1に於て、
    前記案内管40の前方円弧部の側面に、円弧状で内周面
    が開放された案内溝65を並設し、案内管40の針金案
    内路52から送出された針金Wを前記案内溝65へ導入
    して周回させるように形成するとともに、前記針金案内
    路52の先端部位を側方の案内溝65方向へ傾斜させ
    て、針金Wの送出方向を前記案内溝65の導入部位66
    に一致させたことを特徴とする結束機の針金案内装置。
JP5132891U 1991-07-03 1991-07-03 結束機の針金案内装置 Pending JPH053494U (ja)

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