JPH057606U - 結束機に用いる結束線材 - Google Patents

結束機に用いる結束線材

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JPH057606U
JPH057606U JP053921U JP5392191U JPH057606U JP H057606 U JPH057606 U JP H057606U JP 053921 U JP053921 U JP 053921U JP 5392191 U JP5392191 U JP 5392191U JP H057606 U JPH057606 U JP H057606U
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wire
binding
guide tube
rollers
binding wire
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JP053921U
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一郎 草刈
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Max Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G21/00Preparing, conveying, or working-up building materials or building elements in situ; Other devices or measures for constructional work
    • E04G21/12Mounting of reinforcing inserts; Prestressing
    • E04G21/122Machines for joining reinforcing bars
    • E04G21/123Wire twisting tools

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄筋等を結束する携帯用結束機の前部の案内
管と送り機構との間に、結束線材の終端の残余部分が残
留して、この終端部を除去できなくなる事故を防止す
る。 【構成】 結束線材110の終端Eの前方に小径部11
1を形成する。小径部111の径は、送り機構の二つの
ローラ32,34の間隙より細くする。小径部111の
前端Fから結束線材110の終端Eまでの距離L1 は、
結束機1の針金挿入口39から二つのローラ32,34
までの距離L2 よりも長くする。小径部111が二つの
ローラ32,34へ達したときに結束線材110はスリ
ップして送りが自動的に停止され、終端Eが結束機1内
へ送込まれることはない。停止した結束線材110の後
端部を把んで、案内管40内に残留した残余部分を取出
すことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は鉄筋結束作業等に使用する結束機の結束線材に関するものであり、 特に、結束機内の詰まりを防止した結束線材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄筋コンクリート構造物を構築する際の鉄筋結束作業は、作業者が針金 を使用して手作業で結束しているが、構造物の規模によっては作業量が膨大なも のになる。そこで、労力の軽減及び作業効率の向上等の要望に応えて、結束すべ き鉄筋への針金の巻回及び針金を捩って緊締するまでの一連の結束作業を自動的 に行う結束機が提案されている。
【0003】 此種の結束機は、携帯用に形成され、結束線材である針金の案内管を本体の前 方へ突出させている。案内管の前部はフック状に湾曲されており、この湾曲部を 結束すべき鉄筋に掛け、手動スイッチをオンすれば、リールに巻回した長巻の針 金が送り機構によって案内管の前端部から送出される。針金は、前記湾曲部によ り湾曲されて連続的に送出され、鉄筋の周囲を複数回周回する。
【0004】 続いて、結束機本体の前面に突出する捩り機構に設けたチャック或いはフック 等の把持部が、巻回された針金を収束して把握し、把持部が回転して針金を捩り 鉄筋を緊締する。又、案内管の前端部位に設けた切断機が、案内管の出口で針金 を切断して結束作業を終了し、上記各機構の動作を逐次制御して1サイクルの作 業を自動的に遂行する。
【0005】 結束線材である針金はリールに巻装されており、このリールは結束機の後部に 設けたブラケットに装着するか、作業者が携帯して作業する。使用開始時には、 針金を結束機の後部の針金挿入口へ挿入し、送り機構の二つのローラで針金を挟 み、ローラを駆動して前方の案内管内へ送出すように構成されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従来の結束機は、送り機構の二つのローラを結束線材の終端が通過した後に、 案内管前端部の切断機が作動して送出された結束線材が切断された場合は、案内 管内に結束線材の後端部分が残留して排除することができなくなる。このような 場合には、結束機を分解して結束線材の終端部を把んで案内管後部から引抜くか 、案内管自体を分解して結束線材の残余部分を排除しなければならず、労力と時 間を要し、結束作業に著しい支障をきたすことになる。
【0007】 そこで、このような事態の発生による作業能率の低下を防止して、結束機の実 用性を向上するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案はこ の課題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記目的を達成するために提案するものであり、結束機1の針金 挿入口39を通じて外部から供給される結束線材110を二つのローラ32,3 4にて挟持し、前記ローラ32,34を駆動して結束線材110を前部の案内管 40へ送り込み、該案内管40の先端から送出される結束線材110を鉄筋等へ 巻回して結束作業を行うようにした結束機1に使用する結束線材110に於て、 該結束線材110に前記二つのローラ32,34の間隙Cより細い小径部111 を設け、該小径部111と結束線材110の終端Eとの距離L1 を、前記二つの ローラ32,34と前記針金挿入口39との距離L2 よりも大に形成したことを 特徴とする結束機に用いる結束線材を提供するものである。
【0009】
【作用】
リールに巻回した結束線材は、結束機の針金挿入口へ挿入されて、結束機内の 送り機構の二つのローラに挟圧され、ローラの回転により案内管内へ送られる。 結束線材の残量が減り、終端近くまで針金挿入口へ引込まれると、結束線材に設 けた小径部が二つのローラ間に到達する。小径部は、二つのローラの間隙よりも 細く形成されているので、二つのローラは小径部を挟圧することができず、結束 線材の送りは自動的に停止される。このとき、停止した結束線材の後端部は、針 金挿入口の中へ引込まれていないので、後端部を持って残余の結束線材を案内管 から容易に引抜くことができる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に従って説明する。尚、説明の都合上、結束 機全体の構成を先に説明する。図1は結束機の側面カバーを取外した状態の側面 図、図2はハウジング部分の拡大側面図、図3はハウジング部分の横断平面図、 図4乃至図10は夫々図1のA−A線、B−B線、C−C線、D−D線、E−E 線、F−F線、G−G線矢視図である。
【0011】 図1に示す結束機1は、ダイカスト製のハウジング2の下面にグリップ3を設 け、ハウジング2の側面に収納するNi-cd バッテリ(図示せず)によってモータ 4を駆動する。モータ4は、ハウジング2後方下部の、同図中紙面の奥手に配設 され、図2及び図9に示すようにギヤ5,6を介して第1の中間軸7を駆動し、 前方で図7に示すようにギヤ8,9によって第1の中間軸7から第2の中間軸1 0に動力を伝達し、更にその前方で、図6に示すように主軸11へギヤ12,1 3によって減速された動力を伝達する。
【0012】 図2に示すように主軸11の後部にはウォームギヤ14が嵌着され、図10に 示すように、該ウォームギヤ14の上部に左右方向へ配設されたカム軸15のウ ォームホイール16へウォームギヤ14が噛合し、カム軸15を回転させる。カ ム軸15には動作説明の際に詳述する4つのカム17,18,19,20が嵌着 されている。図10中、右端のカムはモータ制御カム17であり、図2に示すよ うに駆動電源入切用の常開形マイクロスイッチ21の押しボタン22をカム面に 当接させており、カム面の凹部に押しボタン22が嵌入したときに電源が切断さ れる。前述したバッテリーによる電源には、マイクロスイッチ21とグリップ3 に設けたノンロック形の手動スイッチ23とを並列に接続して自己保持回路を形 成している。従って、手動スイッチ23を一回押してモータ4を起動すれば、モ ータ制御カム17が回転し、マイクロスイッチ21の押しボタン22がカム17 の凹部から脱出してオンし、手動スイッチ23の押圧を解除しても、電源は切断 されない。そして、モータ4の回転に伴なって、モータ制御カム17が1回転し 、前記押しボタン22がカム17の凹部へ嵌入して電源が切断される。当該結束 機1は、このモータ制御カム17の1回転中に、他の3個のカム18,19,2 0によって結束線材の送りから結束までの一連の作業をシーケンス制御するよう に形成している。
【0013】 前記主軸11の中間部位には、前後両面に爪を設けた爪クラッチ24をフェザ ーキー25によって主軸11上を移動できるように遊嵌し、該爪クラッチ24へ 噛合できる爪つきベベルギヤ26と爪つきスパーギヤ27とを爪クラッチ24の 前後に遊転自在に挿入している。爪つきベベルギヤ26は、その上方に配置され たベベルギヤ28に噛合し、図8に示すように、ベベルギヤ28と同軸に形成し たスパーギヤ29を対向するスパーギヤ30へ噛合させている。該スパーギヤ3 0の軸はハウジング2の上部隔壁31を貫通し、その上端部に主動ローラ32を 嵌着している。この主動ローラ32は、スパーギヤの外周中央部に周方向のV溝 33を刻設して形成し、図3に示すように同一形状の従動ローラ34と噛合し、 前記V溝33,33内に結束線材を挟持して送出すものである。
【0014】 従動ローラ34は、上部隔壁31に枢着した開放レバー35の一端部に軸着さ れている。図3に示すように開放レバー35にはコイルばね36を介装して、同 図中反時計方向へ付勢し、従動ローラ34を主動ローラ32に圧接して噛合させ ている。開放レバー35の他端部はハウジング2の外側へ突出しており、この突 出部位をハウジング2側へ押圧して開放レバー35を時計方向へ回動させれば、 従動ローラ34は主動ローラ32から離反する。当該結束機1を使用する際には 、結束線材を二つのローラ32,34の間に挿通することが必要であるが、開放 レバー35の操作によって二つのローラ32,34の間隔を広げれば結束線材の 先端部を容易に挿入することができる。
【0015】 二つのローラ32,34の前方には案内管40が配設され、その管路の後端を 前記二つのローラ32,34の噛合部位に向けている。案内管40はハウジング 2内を一定範囲で前後に摺動でき、図2に示すようにハウジング2との間にコイ ルばね41を介装して常時前方へ付勢されているが、同図に示す停止状態では、 ハウジング2に設けたストッパピン42が案内管40の係合部43に係合して前 方への移動を規制されている。
【0016】 案内管40の後部にはケーブルワイヤ44の一端部が固定され、該ケーブルワ イヤ44の他端部はハウジング2の後部に枢着した案内管復帰レバー45の先端 部に固定されている。案内管復帰レバー45は、前述したカム軸15の案内管復 帰カム20の回転によって同図中反時計方向へ回動されたときに、ケーブルワイ ヤ44を介して連結された案内管40を後方へ引き戻す。
【0017】 一方、図2及び図3に示す案内管40の中間部上面へ水平方向に枢着したプー リ46の上部端板47には、側方へ突出する突部48を形成し、この突部48へ 調節ねじ49をプーリ46の回転方向へ向けて螺着している。プーリ46が後述 するカム機構によって図3中時計方向へ回動すると、調節ねじ49の頭がストッ パピン42を押圧して押込み、案内管40は移動規制を解除される。このときは 、案内管復帰レバー45は案内管復帰カム20によって押圧されておらず、案内 管40は前方へ突出する。そして、図2に示す案内管40の中間部位から側方へ 突設した突部50が、該突部50の前方のハウジング2内に設けたストッパ51 に衝突して移動を規制される。
【0018】 続いて、結束作業の終了段階で案内管復帰レバー45が案内管復帰カム20に よって回動され、案内管40がケーブルワイヤ44に引かれて後退し、ストッパ ピン42が係合部43に係合して案内管40は図2および図3に示す所定の位置 に復帰する。 図11は、案内管40の要部縦断面図であり、平行な2本の案内路52,53 が示されている。下側の案内路は針金案内路52であり、上側は切断機構のケー ブルワイヤ案内路53である。案内管40の湾曲部54の先端近傍には、案内路 52,53を横断する平坦なカッター室55が設けられ、カッター室55内の針 金経路にガイドピン56が立設されている。ガイドピン56には針金の通路であ る案内孔57が設けられ、後述する案内管40先端部の傾斜案内孔58への中継 路を形成している。
【0019】 又、ガイドピン56には、該ガイドピン56と略同径の孔を開穿したカッター プレート59を遊嵌し、該カッタープレート59の端部にケーブルワイヤ60の 一端部が係止され、その他端部は前記プーリ46に係止されている。カッタープ レート59は、ガイドピン56の案内孔57の入口近傍に対応する部位に開口部 61を設けるとともに、ガイドピン56の案内孔57の出口と、前記傾斜案内孔 58とを連結する孔62を設けている。従って、同図に示す状態では針金案内路 52内を送られる結束線材は、ガイドピン56の案内孔57、カッタープレート 59の孔62、傾斜案内孔58を夫々通過して先端部から送出される。
【0020】 一方、前記プーリ46を図3中時計方向へ回動させれば、図11に示すケーブ ルワイヤ60によりカッタープレート59が引かれて同図中、反時計方向へ回動 し、孔62によって結束線材を剪断する。尚、図4に示すように、プーリ46に ばね63を介装して図3中反時計方向への回転力を与え、後述するカム18の動 作によってプーリ46の下部に固設したレバー64が押圧されていないときは、 前記カッタープレート59を図11に示す位置に復帰させるように形成している 。
【0021】 案内管40の湾曲部54には、図12及び図13に示すように、針金案内路5 2と平行に案内溝65が並設されている。案内溝65は、前記針金案内路52と 略同一半径で内周面が開放された周回溝であり、針金案内路52から送出された 結束線材を溝に沿って周回させて目標とする鉄筋に巻回するものである。案内溝 65の導入部位66には左右に拡開した案内片67,67を設け、針金案内路5 2から送出された結束線材の先端部を前記案内片67,67に当接させて案内溝 65へ確実に導入できるようにしている。又、針金案内路52の先端部位を案内 溝65の導入部位66の方向へ変位させて傾斜案内孔58を形成している。これ により、送出された結束線材の左右のブレの中心を導入部位66の巾方向の中心 と略一致させることができ、結束線材が案内片67,67に衝突してその反動に より外側へ跳出すことがなく、結束作業の巻回段階における失敗が解消される。
【0022】 次に、巻回された結束線材を捩って緊締する捩り機構を説明する。図2に示す ように、捩り機構70は案内管40の下方に配設されている。前記捩り機構70 は、後部軸71と前部軸72とに二分割した軸をコイルばね73,73…とボー ル74,74…によるボールクラッチ75にて連結し、後部軸71の後端部に嵌 着したスパーギヤ76を、前述した主軸11に遊嵌した爪つきスパーギヤ27に 噛合させている。前部軸72には外筒77が摺動自在に外嵌され、図14に示す ように外筒77に設けたすり割り78にフック79を挿入して該フック79の中 間部をコッターピン80にて枢着し、フック79の後端部に形成したフォーク部 81を、前部軸72先端部のすり割り82に挿入して止ピン83にて係止してい る。従って、前部軸72に対して外筒77を後方へ摺動させれば、同図に示すよ うにフック79は外側へ跳上げられる。又、外筒77を前方へ摺動させるとフッ ク79は反対方向へ回動し、外筒77の先端に当接する。この当接部位84のみ を前方へ突出させて、フック79と外筒77の先端部間に結束線材を挟持できる ように形成されている。
【0023】 続いて、前述した各機構部の作動を制御するカム機構を説明する。図15は図 10に示した三つのカム17,18,19を示し、クラッチカム19に係合する クラッチシフト軸90は、先端部に軸支したローラ91をクラッチカム19のカ ム面に当接している。このクラッチシフト軸90は、図2に示すように、カム軸 15の下方を通り前方へ延設され、同図及び図7に示すように、軸の先端部へ嵌 着したクラッチシフタ92を爪クラッチ24の中間部に設けた溝部93へ嵌合さ せている。又、図15に示す切断/把握カム18には、シフト軸100の先端部 に軸支したローラ101が当接しており、該シフト軸100は針金切断機構のプ ーリ46と、捩り機構70のフック79とを作動させる。図3及び図4に示すよ うに、シフト軸100の先端部に固着したシフタ102は、捩り機構70の外筒 77に設けた溝部85に嵌合されている。又、シフト軸100の中間部から上方 へピン103を突設して、該ピン103を、前述したプーリ46下部のレバー6 4の後面に対向させている。図15に示すモータ制御カム17は、前述したよう にマイクロスイッチ21をオン/オフするものである。
【0024】 結束機1は、図15に示す停止状態からカム軸15が時計方向に1回転して1 サイクルの工程を遂行するのであるが、図16のカム線図を参照して各機構部の 動作を説明する。先ず、図1に示すように、結束線材110を巻装したリールR をハウジング2後部のリール取付部37に装着し、結束線材110の先端部をハ ウジング2後面に開口を有する挿入管38へ挿入する。次に、図3に示す開放レ バー35を押圧して二つのローラ32,34間に結束線材110を挿通し、開放 レバー35の押圧を解除すれば、結束線材110は二つのローラ32,34に挟 持され作業準備が終了する。
【0025】 結束作業を行うには、図1に示す案内管40の湾曲部54を結束すべき鉄筋( 図示せず)に掛け、グリップ3の手動スイッチ23を押す(時点A)。これによ りモータ4が起動し、主軸11が連動してモータ制御カム17を回転し、マイク ロスイッチ21をオンして、手動スイッチ23のオン/オフに係わらず1サイク ルの動作を行う。モータ4の起動とともに、クラッチシフト軸90は中立位置( 図16中N)から後退して,爪クラッチ24が主軸11に遊嵌した爪つきベベル ギヤ26に噛合し、主動ローラ32を駆動する。針金案内路52内を送られた結 束線材110は、前述した傾斜案内孔58を通過して案内溝65に導入され、更 に案内溝65に沿って鉄筋へ所定のターン数巻回される。
【0026】 次に、時点Bで爪クラッチ24が中立位置へ戻り、ローラ32,34が停止す るとともに、切断/把握カム18に係合するシフト軸100が前進し、巻回され た結束線材110をフック79にて把持する。同時に、中間部に設けたピン10 3でプーリ46の下部のレバー64を押圧し、案内管40先端部位のカッタープ レート59によって結束線材110を剪断する。又、プーリ46の上部に設けた 調節ねじ49がストッパピン42を押圧して案内管40の係止が解除され、案内 管40はコイルばね41の付勢によって前方へ突出する。案内管40が、鉄筋に 巻回した結束線材より前方へ移動したため、結束機1を後方へ引けば、鉄筋に巻 回された結束線材110はフック79によって緊張される。これにより、複数回 巻回された結束線材を捩った場合の各ターンの緊締力を均一にすることができる 。
【0027】 次に、時点Cで爪クラッチ24が爪つきスパーギヤ27に噛合して捩り機構7 0が回転し、フック79に把持された結束線材110が捩られて鉄筋が結束され る。そして、爪クラッチ24が中立位置に復帰し、捩り機構70の回転が停止さ れるとともに、シフト軸100が後退してフック79が跳上げられ、緊締された 結束線材110から離脱する(時点D)。
【0028】 続いて、図2に示した案内管復帰カム20が案内管復帰レバー45を押圧して 回動し、案内管40が後退する(時点E)。案内管40が図2に示す位置まで後 退したときに、ハウジング2側に設けたストッパピン42が突出して案内管40 の係合部43に係合する。その後に案内管復帰カム20が案内管復帰レバー45 の押圧を解除してケーブルワイヤ44の緊張を解除するとともに、モータ制御カ ム17がマイクロスイッチ21をオフし、電源を切断して1サイクルの結束作業 を終了する(時点F)。このように、結束線材を鉄筋へ巻回し、捩って結束する までの作業を自動的に行うものである。
【0029】 図17は本考案の結束線材110である針金の後端部分を示し、終端Eを起点 としてリールRに巻回される。終端Eの前方には引抜き加工等の手段によって小 径部111を形成し、該小径部111の直径Dは、前述した二つのローラ32, 34の針金挟持空間の内径Cよりも小に設定している。従って、ローラ32,3 4によって結束線材110が順次送られて消費され、前記小径部111が二つの ローラ32,34間に到達したときは、二つのローラ32,34は小径部111 を挟圧することができないので、ローラ32,34の回転の如何に係わらず結束 線材110の送りは停止される。
【0030】 又、図18に示すように、小径部111の前端Fから結束線材110の終端E までの距離L1 を、二つのローラ32,34の接点と結束機1の背面の針金挿入 口39との距離L2 より長く設定している。依って、小径部111がローラ32 ,34の位置に達して送りが停止されたときに、前記終端Eが針金挿入口39内 へ引込まれることはない。
【0031】 結束作業時に、小径部111が送り機構に達して結束線材110が停止したと きは、前述したカム機構の作用によって結束機1は1サイクルの工程を続行し、 案内管40の先端部のカッタープレート59によって結束線材110は切断され る。このときは、前述した開放レバー35を押圧し、二つのローラ32,34を 離反させて結束線材110の後端部を引けば、案内管40内に残留した結束線材 110を容易に取除くことができる。
【0032】 尚、小径部111の長さは特に限定されず、図19に示すように終端Eまで延 長してもよい。 そして、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すこと ができ、この考案がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0033】
【考案の効果】
この考案は、上記一実施例に於て詳述したように構成したので、結束線材の終 端が結束機の内部へ送込まれる以前に結束線材が自動的に停止する。従って、結 束線材の後端の残余部分を除去するために、結束機や案内管等を分解する必要は なく、容易に取除くことができる。又、従来の結束線材に於ては、終端が結束機 内に引込まれないようにリールに巻回された結束線材の残量を確認しつつ結束作 業を行う必要があるが、本考案の結束線材を使用すれば、残量確認は不要となり 、詰まり事故の虞れも解消されて、操作性及び作業能率が著しく向上する実用的 価値ある考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】側板を取外した結束機の側面図。
【図2】図1のハウジング部分の拡大図。
【図3】ハウジングの天板を切欠した平面図。
【図4】図1のA−A線矢視断面図。
【図5】同B−B線矢視断面図。
【図6】同C−C線矢視断面図。
【図7】同D−D線矢視断面図。
【図8】同E−E線矢視断面図。
【図9】同F−F線矢視断面図。
【図10】同G−G線矢視断面図。
【図11】案内管の一部切欠左側面図。
【図12】案内管の要部底面図。
【図13】案内管の右側面図。
【図14】捩り機構の要部を示す一部切欠平面図。
【図15】モータ制御カム、切断/把握カム、クラッチ
カムの側面図。
【図16】各カムの動作タイミングを示すカム線図。
【図17】結束線材とローラとの関係を表す平面図。
【図18】結束線材の作用を説明する結束機の一部切欠
平面図。
【図19】他の実施例の結束線材を示す平面図。
【符号の説明】
1 結束機 32 主動ローラ 34 従動ローラ 39 針金挿入口 40 案内管 110 結束線材 111 小径部 C 間隙 E 終端 L1 ,L2 距離

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 結束機1の針金挿入口39を通じて外部
    から供給される結束線材110を、二つのローラ32,
    34にて挟持し、前記ローラ32,34を駆動して結束
    線材110を前部の案内管40へ送り込み、該案内管4
    0の先端から送出される前記結束線材110を鉄筋等へ
    巻回して結束作業を行うようにした結束機1に使用する
    結束線材110に於て、該結束線材110に前記二つの
    ローラ32,34の間隙Cより細い小径部111を設
    け、該小径部111と結束線材110の終端Eとの距離
    1 を、前記二つのローラ32,34と前記針金挿入口
    39との距離L2 よりも大に形成したことを特徴とする
    結束機に用いる結束線材。
JP053921U 1991-07-11 1991-07-11 結束機に用いる結束線材 Pending JPH057606U (ja)

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JP053921U JPH057606U (ja) 1991-07-11 1991-07-11 結束機に用いる結束線材

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JP053921U JPH057606U (ja) 1991-07-11 1991-07-11 結束機に用いる結束線材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2311736A1 (en) * 2008-07-17 2011-04-20 Xiaojie Yi An electric hand-held binding apparatus

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EP2311736A1 (en) * 2008-07-17 2011-04-20 Xiaojie Yi An electric hand-held binding apparatus
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