JPS5939027B2 - 金属線材を使用した結束機 - Google Patents

金属線材を使用した結束機

Info

Publication number
JPS5939027B2
JPS5939027B2 JP54161210A JP16121079A JPS5939027B2 JP S5939027 B2 JPS5939027 B2 JP S5939027B2 JP 54161210 A JP54161210 A JP 54161210A JP 16121079 A JP16121079 A JP 16121079A JP S5939027 B2 JPS5939027 B2 JP S5939027B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
binding
binding wire
wire
clutch
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54161210A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5684214A (en
Inventor
勉 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP54161210A priority Critical patent/JPS5939027B2/ja
Publication of JPS5684214A publication Critical patent/JPS5684214A/ja
Publication of JPS5939027B2 publication Critical patent/JPS5939027B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G21/00Preparing, conveying, or working-up building materials or building elements in situ; Other devices or measures for constructional work
    • E04G21/12Mounting of reinforcing inserts; Prestressing
    • E04G21/122Machines for joining reinforcing bars
    • E04G21/123Wire twisting tools

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属線材を使用した結束機に関するものである
従来、鉄筋コンクリート構造物の築造工事における鉄筋
結束作業あるいは建築現場等における作業足場用の丸太
組作業等においては全て作業者が手作業で鉄筋あるいは
丸太等を斜金等の金属線材を用いて結束していたのでそ
の作業能率ははなはだ低劣であり鉄筋組立工事等の遅延
により他の工事全体が遅れるということがあつた。
又、これらの作業はそのほとんどが手先を使いしかも不
自然な姿勢での作業であるため特に鉄筋の結束作業にお
いてはその作業量の膨大さと相俟つて作業者が苦痛を感
じるということがあつた。本発明は上記の如き問題点に
鑑みてなされたものであり鉄筋あるいは丸太等の棒材へ
の結束線材の捲回作業から結束線材を捩つて締めつける
までの一連の結束作業を全てモータ駆動により自動的に
行なわしめるようにするとともに使用時に結束機全体が
持ち易くなりしかも組立が簡単となるようにしたポータ
ブル形の結束機を提供することを目的とするものである
以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づいて説明す
ると、図示実施例の結束機1は第1図ないし第3図に示
すように適宜線径の針金5を用いて鉄筋等の棒材12T
を結束するものであり、そ1の外形はピストル形をして
おり本体ケーシング2の下部に設けた把持部3を作業者
が把持し、該把持部3に設けられた起動スイッチ4を押
圧操作することによりー連の結束作業を自動的に行うよ
うにしている。
そして、その全体構成は先端部116aを半円弧状に彎
曲せしめてなる結束線案内部材116(以下、単に案内
管という)内に前記結束線5を挿通せしめることにより
結束線5を円弧状に巻回せしめる結束線巻回装置F、案
内管116の入口部116bにあつて一対のローラ82
,83により結束線5を挟持し案内管116内に結束線
5を送り込む結束線送り込み装置C、半円弧状に彎曲せ
しめられた案内管116の背面取りつけられた切刃11
9により結束線5をその円弧部5aの終端部で切断する
作用をする結束線切断装置E、開閉爪70により結束線
円弧部5aを把持しさらに該開閉爪70を回転せしめる
ことにより結束線円弧部5aを捩る作用をする結束線捩
り装置B1大径のコントロールギア88及び3枚のカム
板91,92,93を有し各装置の動作を制御するカム
装置D1更に前記結束線送り込み装置C1結束線捩り装
置B及びカム装置Dにギアを介してモータ10の回転力
を伝達せしめる駆動装置Aより構成されている。
以下、上記した各装置を順次説明すると、駆動装置Aは
小形の交流モータ10を動力源とし、その回転力を結束
線送り込み装置C及び結束線捩り装置Bにクラツチを介
して択一的に伝達せしめるとともに、カム装置Dにはモ
ータ回転中終始その回転力を伝達しカム作用をなさしめ
るものであり、その具体的構成を第4図に示す。
即ち、モータ10の回転力は互いに噛合する2組の平歯
車11,12、13,14により減速されると同時にト
ルクが増大されて出力軸16に伝達される。出力軸16
はその両端部18,22を2個の軸受部材2d,2eに
より回転自在に支承されておりそのモータ側端部18寄
りにウオームギア17を該出力軸16と一体的に形成し
ている。このウオームギア17は該ウオームギア17と
噛合するウオームホイール85にモータ10の回転力を
常時伝達し後述するカム軸98(第3図)を低速で回転
せしめる作用をする。
一方、出力軸16の前記ウオームギア17に近接する位
置にはベベルギア24と凹凸係合面26を有するクラツ
チ胴25とを一体的に形成してなるクラツチ兼用ベベル
ギア23を、他の軸端22側には平歯車33と凹凸係合
面38を有するクラツチ胴34とを一体的に形成してな
るクラツチ兼用平歯車32を前記両凹凸係合面26,3
8が相互に対向する如くして嵌挿しており、更にそれら
の中間部には前記凹凸係合面26,38と係合せしめら
れる凹凸係合面29,29をその両端面に設けた駆動切
替用クラツチ28が嵌挿されている。
クラッチ兼用ベベルギア23は後述の結束線送り込み装
置駆動ベベルギア80と噛合して結束線送り込み装置C
を駆動せしめるためのものであり出力軸16に対しては
回動自在に遊嵌される一方、軸方向に対しては出力軸1
6に設けたスナツプリング36によつてその移動が規制
されている。一方、クラツチ兼用平歯車32は後述の結
束線捩り装置駆動用平歯車40と噛合して結束線捩り装
置Bを駆動せしめるためのものであり、出力軸16に対
しては回転自在に遊嵌されαちが軸力句の移動はスナツ
プリング36によつて規制されている。又、,駆動切替
用クラツチ28は出力軸16と常時連動するとともに軸
方向に移動してクラツチ切替作用を行うことができるよ
うにその軸穴30をスプライン軸穴とし、出力軸16の
スプライン軸部20に嵌挿されている。更に1駆動切替
クラツチ28はその胴部27中央に環状の凹溝31を設
け、該凹溝31内に後述のカム装置Dによつて軸方向に
移動せしめられる抱持部材107を嵌装しており、該抱
持部材107が軸方向に移動せしめられるとき、該駆動
切替クラツチ28がクラツチ兼用ベベルギア23あるい
はクラツチ兼用平歯車32と択一的に係合せしめられる
ようにされている。即ち駆動切替クラツチ28は常時出
力軸16と連動しておりクラツチ兼用ベベルギア23と
係合したときは結束線送り込み装置Cを駆動せしめ、ク
ラツチ兼用平歯車32と係合したときは結束線捩り装置
Bを駆動せしめる一方、両者のどちらとも係合しないと
きにはフリー回転を行うものである。尚、図中符号37
は出力軸16の一端22を支承する軸支部材を示す。結
束線送り込み装置Cは結束線5を案内管116内に送り
込むためのものでありその具体的構成を第7図及び第8
図に示している。
即ち適宜間隔Xをもつて対設された一対のローラ82,
83の間に結束線5を挟持してローラ82,83を回転
せしめることにより結束線5を前方に向つて送り込むよ
うにしている。この各ローラ82,83は本体ケーシン
グ2の上面より上側に突出するようにして設置されてお
り、又結束線案内管116は該本体ケーシング2の上面
に固定されている。ローラ82は軸受部材兼用外部カバ
ー2aを貫通して配設された駆動軸78の一端78aに
固着されており、駆動軸′8の他の一端78bには結束
線送り込み装置駆動ベベルギア80が固着されている。
従つて、ローラ82は結束線送り込み装置駆動ベベルギ
ア80と噛合するクラツチ兼用ベベルギア23を介して
モータ10により回転せしめられる。一方、ローラ83
は従動軸81の一方の軸端81aに回転自在に軸着され
ており、ローラ82との間に結束線5を挟むことにより
ローラ82によつて回転せしめられる。
従動軸81はローラ83を軸着した軸端部81aの軸心
と軸受部材兼用外部カバー2aに設けた貫通穴68内に
嵌挿される他方の軸端部81bの軸心との間を寸法bだ
けずらせたエキセントリツク軸とするとともに、両軸端
部81a,81bの間において取付フランジ84を一体
的に形成しておリビス79,79で軸受部材兼用外部カ
バー2a上に取り付けられている。
従つて、ローラ82,83の間においてはフランジ84
を第8図に示す実線の位置から鎖線で示すようにして1
80示回動させることにより両ローラ間の距離はXから
yまで変化せしめられ、線径の異る結束線5の使用を可
能にするとともにローラ82,83間の挟着力を適宜に
変化させて結束線5の送り込み力を調整することができ
る。尚、ローラ82,83の側周面82a,83aにロ
ーレツト加工を施せば結束線5とローラ側周面82a,
83aとの間の滑りを防止することができる。本体ケー
シング2、前記モータ10、各種の動力伝達部材(平歯
車11,12,13,14,32,33,40、出力軸
16、ウオームギヤ17、ウオームホイール85、ベベ
ルギア23,24,80、クラツチ28、駆動軸78、
ローラ82,83等)、カム装置D等の比較的大重量を
もつ部材は把持部3の直上方位置に集約させて設置して
いる。
このようにすると把持部3を握つて結束機1を持ち上げ
たときにその長さ方向の重量バランスが良好となる。結
束線捩り装置Bは、第5図及び第6図に示す如く開閉爪
70を開閉及び進退させて後述の結束線巻回装置Fによ
つて円弧状に巻回された結束線5の円弧部5aを把持す
る把持部B2と前記開閉爪70を回転させることにより
結束線円弧部5aを捩つて締めつける捩り部B1より構
成されている。
捩り部B1は前記クラツチ兼用平歯車32と噛合する結
束線捩り装置駆動平歯車40によつて回転せしめられる
ものであり、軸受部材2dに設けられた貫通穴46内に
その一方から大径の胴部43と小径の歯車軸47とを一
体的に形成してなる軸支承部材42を回転自在に嵌装せ
しめ、更に軸受部材2dの他方側に突出せしめられた前
記歯車軸47上には結束線捩り装置駆動平歯車40を固
着している。
又、軸支承部材42の胴部43の一端面には適宜深さの
スプライン軸穴44を設け、該スプライン軸穴44内に
その一端に凹凸係合面52を有する胴部51とスプライ
ン軸56とで構成される移動側クラツチ50のスプライ
ン軸56が軸方向に摺動自在に嵌挿されている。一方、
前記軸受部材2dに対して適宜離隔して対設された軸受
部材2cに設けられた貫通穴39内にはその一端に凹凸
係合面59を有するクラツチ胴58と小径のスプライン
軸61とで構成される固定側クラツチ57のスプライン
軸61が回転自在に嵌挿されている。この軸受部材2c
の反対面に突出せしめられたスプライン軸61には後述
のチヤツク部材62が嵌挿される。また固定側クラツチ
57と前記移動側クラツチ50とは前記軸支承部材42
に設けた鍔部45と移動側クラツチ50のタラツチ胴5
1端部に設けた鍔部54との間に配設された適宜強さを
有する圧縮バネ48により互いに凹凸係合する如く付勢
されている。更に、前記両クラツチ50,57間の係合
面52,59の芯出しは固定側クラツチ50のクラツチ
胴51に設けた軸穴53と固定側クラツチ57のクラツ
チ胴58の一端に突設された軸60とを摺動自在に嵌挿
せしめることにより行うようにしている。このようにし
て構成された捩り装置B1は結束線捩り装置駆動平歯車
40に伝達された回転力を固定側タラツチ57に伝達し
該固定側クラツチ57のスプライン軸61とスプライン
係合される後述のチヤツク部材62を回転せしめて結束
線5を捩る如く作用する。更に、捩り装置B1は固定側
クラツチ57と移動側クラツチ50との係合を圧縮バネ
48によつて付勢せしめたいわゆるすべりクラツチ構造
としているため前記スプライン軸61に加わる捩りトル
クが一定値以上になると移動側クラツチ50が鎖線50
′で示す如く後退して両者間の係合が外れてチヤツク部
材62の回転が停止する。即ち結束線の捩りトルクを適
正値に制限して結束線5の捩じ切れを防止するいわゆる
トルクリミツタ一の作用も併せて行うものである。尚、
この捩りトルクは前記圧縮バネ48及びクラツチ係合面
の形状を適宜に変化させることにより設定される。一方
、把持部B2は内周面をスプライン軸穴75とした筒体
72よりなるチヤツク押え71と先端部に一対の開閉爪
70を有する直筒状のチヤツク部材62より構成されて
いる。
該チヤツク部材62の直筒部63の外周面はスプライン
軸64として前記チヤツク押え71を軸方向に摺動自在
に嵌挿せしめ、又、内周面はスプライン軸穴67とし前
記固定側クラツチ57のスプライン軸61をその内部に
軸方向に摺動自在に嵌入せしめている。又、開閉爪70
は直筒部63と一体的にしかも外方に向けて拡開する如
く形成されておりチヤツク押え71を軸方向に移動させ
てチヤツク部材62とチヤツク押え71との相対位置を
変化させることにより開閉爪70の開閉動作を行なうよ
うにしている。また、チヤツク部材62及びチヤツク押
え71をその軸方向へ移動させるためにチヤツク部材6
2及びチヤツク押え71の後端部に一対の鍔73,73
、65,65で形成された環状の凹溝74及び66を設
け該凹溝66,74内にそれぞれ後述のカム装置Dによ
つて軸方向に移動せしめられる係合部材96,96を嵌
装している。即ち、把持部B2は前記係合部材96,9
6の軸方向変位に伴つてまずチヤツク部材62が鎖線6
2″で示す位置まで前記固定側クラツチ57のスプライ
ン軸61に沿つて前進せしめられその開放された開閉爪
70の内部に結束線円弧部5aを進入せしめる。次にチ
ヤツク押え71が鎖線7「で示す位置までチヤツク部材
62のスプライン軸64に沿つて前進せしめられると開
閉爪70はチヤツク押え71の内周面によつてその閉鎖
方向に傾動せしめられ結束線5aを把持する如く作用す
る。尚、チヤツク押え71の先端周壁部には開閉爪70
,70を案内するための爪案内溝76,76が付設され
ている。結束線巻回装置Fは第14図に示す如く先端部
116aを半円弧状に彎曲せしめた案内管116よりな
る該案内管116の後端入口部116bより結束線5を
前記結束線送り込み装置Cによつて強制的に送り込み、
更に該結束線5を案内管116の先端部116aの半円
弧状面に沿つて通過せしめることにより円弧状巻回せし
めるものである。
尚、結束線案内部材は図示実施例の如く管体に限られる
ものでなく例えば溝形レール材等を使用することもでき
る。尚、図中符号117は結束線5を送り込みロール8
2,83に案内するための後端結束線案内管を示してい
る。結束線切断装置Eは先端部118cに結束線5を切
断する切刃119を有する切断レバー118と該切断レ
バー118を揺動せしめる如く作用する押し棒124よ
り構成されている。
切断レバー118は弓形に形成されておりその先端部1
18cには切刃119が内方に向けてカギ形に形成され
ている。また切断レバー118はその中央部118aを
前記案内管116の先端部背面116cの中央部付近に
外方に向けて突設された一対の支承部材123に枢支ピ
ン122によつて回動自在に枢着されている。一方、切
断レバー118の後端部118bは枢支ピン121によ
つて後述する押し棒124の一端124aに設けた挟持
部126に連結されている。押し棒124は適宜長さの
棒材で形成されその一端124aを前記挟持部126と
し、他の一端124bを平坦部125とし後述のカム装
置Dによつて駆動せしめられる押し棒押圧杆101に枢
支ピン102で連結している。押し棒124は押し棒押
圧杆101の傾動によつて図示矢印M,N方向に移動せ
しめられ、その先端部124aに連結された切断レバー
118を図示矢印R,L方向に弧回動せしめる如く作用
する。一方、切断レバー118の先端部に設けられた切
刃119は切断レバー118のL方向の弧回動によつて
第15図に示す鎖線119/の位置から実線119の位
置まで移動せしめられる。この時、案内管先端116d
を切刃先端119gの軌跡に沿う如く形成しているので
該切刃先端119aと案内管先端116dの間に挟まれ
た結束線5はせん断作用により切断される。切断終了後
切断レバー118は押し棒押圧杆101に設けられた後
述のスプリング104により再び鎖線119′の位置ま
でR方向に弧回動せしめられる。カム装置Dは第9図な
いし第13図に示す如くウオームギア17と噛合するウ
オームホイール85により平歯単87を介して大径のコ
ントロールギア88を回転させ、該コントロールギア8
8が一回転する間に一連のカム操作、即ち駆動切替クラ
ツチ28の切替操作、結束線捩り装置Bにおけるチヤツ
ク部材62及びチヤツク押え71の摺動操作、結束線切
断装置Eにおける押し棒124の押圧操作及びモータ1
0のスイツチ操作を行うようにしている。
上記各操作を行なわしめるために一対の軸受部材2b,
2f間に回動自在に配設されたカム軸98にコントロー
ルギア88及びカム板91,92,93を適宜間隔で取
付けるとともに前記コントロールギア88の一側面88
aには適宜長さの彎曲板90を、他の側面88bには突
起89を配設し前記カム板91,92,93及び彎曲板
90、突起89によつて上記各操作を行なわしめるよう
にしている。カム板91は第13図に示す如く略扇形の
平板体でありその側周面91aには前記チヤツク押え7
1を軸方向に摺動せしめる押し棒94(第9図)かその
一端に設けられたカムローラ97を圧接せしめる如くし
て係合せしめられている。
押し棒94はL形の棒材で形成されており結束線捩り装
置部軸心に平行な直線部94aに適宜形状のガイド部材
99を取付けて押し棒94の軸心方向以外の動きを規制
する一方、他の直線部94bには押し棒94をカム軸9
8の方向に引張るようにして適宜強さの引張バネ100
を取付けている。又、先端部94cには半円弧状の係合
部材96を押し棒94と一体的に形成しており、該係合
部材96を前記クラツチ押え71の環状凹溝74内に嵌
入せしめることによりクラツチ押え71をその回転運動
に関係なく軸方向に摺動せしめることができるようにし
ている。このようにして構成されたカム板91及び押し
棒94は前記カムローラ97がカム板91の小径側周部
91b上にあるときには引張バネ100によりクラツチ
押え71を図示矢印K方向に移動させ、反対に大径側周
部91c上にあるときは引張バネ100の付勢力に抗し
てクラツチ押え71を図示矢印J方向に移動せしめる如
く作用する。カム板92及びカム板92と係合せしめら
れる押し棒95は全てカム板91及び押し俸94と同様
の構成をもつものであり前記チヤツク部材62を図示矢
印J−K方向に移動せしめる如く作用する。
カム板93は第13図に示す如く小径側周部93d1中
間径側周部93c及び大径側周部93bよりなる側周面
93aを有する略扇形の平板体であり、側周面93aに
は第10図に示す逆L形のクラツチ切替用のレバー10
9がその先端円弧面109aを引張バネ110によつて
圧接せしめる如くして係合せしめられている。
レバー109はその適宜位置に長穴111を設け該長穴
111内に前記駆動切替クラツチ28を把持するクラツ
チ把持部材105の一端を上下動可能なるようにして取
付けるとともに他の一端109bを枢支ピン113によ
つて枢支部材115に枢着せしめている。クラツチ把持
部材105は直棒体106(第2図)の一端に前記切替
クラツチ28の環状凹溝31内に回転自在に嵌装される
2分割形の抱持部材107を取付けてなるものであり前
記レバー109の傾動により水平方向(第9図、矢印P
,Q方向)に移動せしめられる。又、直棒体106の中
間部にはクラツチ把持部材105の上下動を規制せしめ
る案内部材112が設けられている。
このカム板93及びタラツチ把持部材105は次のよう
に作用する。即ち、レバー109の先端円弧面109a
がカム板93の小径側周部93d上にあるときはクラツ
チ把持部材105は引張りバネ110の付勢力により駆
動切替クラツチ28を図示矢印Q方向に移動せしめ結束
線送り込み装置Cを駆動させ、大径側周部93b上にあ
るときは図示矢印P方向に移動せしめて結束線捩り装置
Bを駆動させる。又、中間径側周部93c土にあるとき
は,駆動切替クラツチ?は結束線送り装置C1結束線捩
り装置Bのいずれとも係合せずフリー回転を行う。彎曲
板90はコントロールギア88の一側面88aの適宜位
置(半径方向において最大径のカム板91の側周部91
aとほぼ同一距離の位置)から回転遅れ側外方に向つて
斜めに取付けられている。
この彎曲板90の外方側面90aには前記結束線切断装
置Eの結束線切断レバー118を傾動せしめる押し棒押
圧杆101の一端が摺動自在に係合可能とされている。
押し棒押圧杆101は棒状体130の一端を適宜長さの
平坦部131とし該平坦部131の外方端部131aを
枢支ピン103によつて枢支部材133に枢着し、平坦
部131の棒状体130側の端部131bを枢支ピン1
02により前記押し棒124の一端124aの平坦部1
25と連結している。また棒状体130の他の一端13
0aを前記彎曲板90に対する摺動部とする一方、棒状
体130の中間部130bには押し棒押圧杆101をカ
ム軸98の方向に付勢せしめる引張りバネ104を取付
けている。この押し棒押圧杆101及び彎曲板90は次
のように作用する。即ち、コントロールギア88の回転
に伴つて押し棒押圧杆101の一端130aは彎曲板9
0の外方側面90aによつて第3図矢印1方向に鎖線1
30a″の位置まで移動せしめられる。すると押し棒押
圧杆101は第9図鎖線10Vの位置まで弧回動せしめ
られ押し棒124を距離gだけその軸方向に移動させ、
更に前記結束線切断レバー118を傾動させて結束線5
を切断する如く作用する。又、切断が終ると押し棒押圧
杆101と彎曲板90との係合が外れて押し棒押圧杆1
01は再び引張バネ104によつて所定位置(第9図実
線図示位置)まで引き戻される。突起89はコントa−
ルギア88の一側面88bの側縁部に設けられており、
コントロールギア羽に近接して設けられたモータ用スイ
ツチ114と係合してその接点を開くように作用する。
図示実施例の結束機は第18図に示す如き操作回路を有
しているので、起動スイツチ4(第1図)を押圧操作す
るとその押釦式常開接点140が閉じ自己保持回路が形
成されて起動スイツチ4の押圧力を解除してもモータ1
0は回転しつづける。
そして上記したように突起89によつてスイツチ114
の接点を開くことによりその押釦式常閉接点141が開
かれ自己保持回路が解かれてモータ10は運転を停止し
、以後、再び起動スイツチ4を押圧操作しない限りモー
タ10は起動しないようにされている。従つてコントロ
ールギア88は一回転ごとに(即ち、一回の結束作業ご
とに)自動的に停止することになる。尚、これらカム板
91,92,93及び突起99、彎曲板90は各装置が
第17図に示す動作図に従つて順次作動するように相互
の位置関係が第13図に示す如く決定されている。
続いて図示実施例の結束機の使用方法及びその作用を第
17図に示す各装置の動作図及び第16図を参照しなが
ら説明すると、第16図1ないし第16図は図示実施例
の結束機を用いて鉄筋を結束する場合を示しておりまず
結束しようとする鉄筋127,127が結束機の案内管
116の半円弧状先端部116aで形成される内面空間
120内におかれるように結束機をセツトして起動スイ
ツチ4を押圧操作する(第16図1)。
この状態ではすでに駆動切替クラツチ28はクラツチ兼
用ベベルギア23と係合しておりモータ10の起動と同
時に結束線送り込み装置Cにより結束線5が案内管11
6内に送り込まれる(第17図参照)。このとき案内管
116の先端部116aより円弧状に巻回されて送り出
される結束線円弧部5aは鉄筋127,127の外方を
遠巻きに囲繞する(第16図1)。この囲繞作業が終期
近くになるとまずチヤツク部材62が前進せしめられそ
の先端部の開放された開閉爪70,70内に巻回された
結束線円弧部5aの一側を進入せしめ更にチヤツク押え
71が前進し開閉爪70,70はその内部に結束線円弧
部5aを把持した状態で閉鎖される(第16図)。結束
線円弧部5aが把持されると次に駆動切替タラツチ28
が前方に移動してクラツチ兼用平歯車32と係合し開閉
爪70,70が回転して結束線5を捩つて締めつける。
捩り作業が終了すると同時にチヤツク押え71が後退し
て開閉爪70,70が開放され、それと同時に1駆動切
替タラツチ28が中立位置に切替り更にチヤツク部材6
2が後退する。チヤツク部材62が後退すると次にコン
トロールギア88に設けた彎曲板90と結束線切断用の
押し棒押圧杆101とが係合して結束線5を切断し、そ
れと同時に再び駆動切替クラツチ28がクラツチ兼用ベ
ベルギアnと係合して結束線5が送り込まれる。結束線
5が適量送り込まれるとコントロールギア88に設けた
突起89とスイツチ114が係合しモータ10が停止せ
しめられ全作業が完了する(第16図)。尚、第16図
に図示する如く鉄筋127,127を平行に結束する場
合だけでなく第16図に図示する如く互いに直交せしめ
られた鉄筋127,127をタスキ掛け状態に結束せし
めることもできる。図示の結束機1では、比較的大重量
をもつ本体ケーシング2、モータ10、各種の動力伝達
部材等の部材を把持部3の直上方位置に集約させて設置
しているので、結束機1の長さ方向の重量バランスが良
好になり(結束機1の長さ方向の回転モ−メントが小さ
くな,り)、作業者の手が疲れ難くなるという作用があ
る。
又図示の結束機1では、結束線案内管116を本体ケー
シング2の上部に設置しているので、該結束線案内管1
16を組付ける際の組付作業が簡単となるという作用が
ある。
尚、図示の実施例では開閉爪70によつて結束線円弧部
5aを捩つた後に切断装置Eによつて結束線5を切断す
るようにしているが、本発明の他の実施例では、開閉爪
70によつて結束線円弧部5aを把持した直後に結束線
5の切断を行い、その後に結束線円弧部5aの捩り操作
を行うようにしてもよい。
続いて本発明の効果を説明すると、本発明の結束機は次
のような効果がある。
(1)結束線送り送み装置C、結束線切断装置E及び結
束線捩り装置Bは、それぞれモータ10で作動せしめら
れしかもそれらの各装置C.E,Bの各作動時期がそれ
ぞれ駆動切換装置によつて自動的に切換えられる如く組
付けているので、鉄筋等の被結束物への結束線の巻回作
業から巻回された結束線を捩つて締め付けるまでの一連
の結束作業を連続して自動的に行うことができ、結束作
業の能率アツプを図り得るとともに作業の疲労感を大幅
に軽減せしめることができる。
(2)比較的大重量を有するモータ10、カム装置D及
び動力伝達部材等の部材を把持部3の直上方位置に集約
させて設置しているので、結束機の長さ方向の重量バラ
ンスが良好となり、従つて結束機の長さ方向の回転モー
メントが小さくなつて把持部3を握つて結束機を支持し
たときに疲れ難くなる。(3)結束線案内部材116を
本体ケーシング2の上部に設置しているので、該結束線
案内部材116を組付ける際に他の部材が邪魔にならず
、その組付作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る結束機の正面図、第2図
は第1図に示す−矢視図、第3図は第1図に示す結束機
の全体機構説明図、第4図は第1図に示す結束機の駆動
装置の一部断面説明図、第5図は第1図に示す結束機の
結束線捩り装置の一部断面説明図、第6図は第5図に示
す結束線捩り装置の分解斜視図、第7図は第1図に示す
結束機の結束線送り込み装置の一部断面説明図、第8図
は第7図の−矢視図、第9図は第1図に示す結束機のカ
ム装置の説明図、第10図は第9図のX−X矢視図、第
11図は第9図のM−M矢視図、第12図は第9図の−
矢視図、第13図は第9図のx−X矢視図、第14図は
第1図に示す結束機の結束線切断装置及び結束線巻回装
置の説明図、第15図は第14図のXV部拡大断面図、
第16図1ないし第16図は第1図に示す結束機による
結束作業の説明図、第17図は第1図に示す結束機にお
ける各装置の動作説明図、第18図は第1図に示す結束
機の操作回路図を示す。 2・・・・・・本体ケーシング、3・・・・・・把持部
、5・・・・・・結束機、5a・・・・・・結束線円弧
部、10・・・・・・モータ、70・・・・・・開閉爪
、116・・・・・・結束線案内部材、116a・・・
・・・結束線案内部材の先端部、116b・・・・・・
結束線案内部材入口部、B・・・・・・結束線捩り装置
、C・・・・・・結束線送り込み装置、D・・・・・・
カム装置、E・・・・・・結束線切断装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 把持部3つきの本体ケーシング2に、先端部116
    aを半円弧状に彎曲せしめてなる結束線案内部材116
    と、結束線案内部材入口部116bを通して前記結束線
    案内部材116内に結束線5を送り込む結束線送り込み
    装置Cと、前記結束線案内部材116を通つて円弧状に
    巻回せしめられた結束線円弧部5aを切り離すための結
    束線切断装置Eと、開閉爪70により前記結束線円弧部
    5aを把持し、さらに該開閉爪70を回転せしめること
    により、前記結束線円弧部5aを捩る作用をする結束線
    捩り装置Bとを備える一方、前記結束線送り込み装置C
    、結束線切断装置E及び結束線捩り装置Bはそれぞれモ
    ータ10で作動せしめられしかも該結束線送り込み装置
    C、結束線切断装置E及び結束線捩り装置Bの各作動が
    それぞれカム装置D又はクラッチ装置25、28、34
    、5O、57等の駆動切換装置によつて順次自動的に切
    換えられる如く組付けるとともに、比較的大重量を有す
    る前記モータ10、カム装置D、動力伝達部材を前記把
    持部3の直上方位置に集約させて設置し、さらに前記結
    束線案内部材116を前記本体ケーシング2の上部に設
    置したことを特徴とする金属線材を使用した結束機。
JP54161210A 1979-12-11 1979-12-11 金属線材を使用した結束機 Expired JPS5939027B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54161210A JPS5939027B2 (ja) 1979-12-11 1979-12-11 金属線材を使用した結束機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54161210A JPS5939027B2 (ja) 1979-12-11 1979-12-11 金属線材を使用した結束機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5684214A JPS5684214A (en) 1981-07-09
JPS5939027B2 true JPS5939027B2 (ja) 1984-09-20

Family

ID=15730690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54161210A Expired JPS5939027B2 (ja) 1979-12-11 1979-12-11 金属線材を使用した結束機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5939027B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0598807A (ja) * 1991-10-04 1993-04-20 Yahiro Kosan Kk 鉄筋メツシユ用結束機
FR2712254A1 (fr) * 1993-11-08 1995-05-19 Max Co Ltd Mécanisme de guidage d'un fil d'attache destiné à une machine à lier.

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61191764A (ja) * 1985-02-18 1986-08-26 湯口 貞雄 鉄筋の結束装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0598807A (ja) * 1991-10-04 1993-04-20 Yahiro Kosan Kk 鉄筋メツシユ用結束機
FR2712254A1 (fr) * 1993-11-08 1995-05-19 Max Co Ltd Mécanisme de guidage d'un fil d'attache destiné à une machine à lier.
DE4439927B4 (de) * 1993-11-08 2005-08-18 Max Co. Ltd. Drahtführungsvorrichtung für eine Bindemaschine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5684214A (en) 1981-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7201036B2 (ja) 結束機
EP0714830B1 (en) Method and apparatus for binding articles together
EP1418124B1 (en) Reinforcing steel bar tying machine
EP0751269A1 (en) Twisting and tightening mechanism in reinforcement binding machine
JP2018109299A (ja) 結束機
JPH0229409B2 (ja)
CN111483639B (zh) 捆扎机
KR20110028657A (ko) 휴대용 전동 결속 장치
JPS63191719A (ja) 結束機
JP2018109298A (ja) 結束機
JP2731812B2 (ja) 鉄筋メッシュ用結束機
JPS5939027B2 (ja) 金属線材を使用した結束機
JP2659149B2 (ja) 撚線結束機
JP2561279B2 (ja) 結束機
JPH05330507A (ja) 結束機のワンサイクル制御装置
JP2018108850A (ja) 結束機
JPH0360989B2 (ja)
JPH0734110Y2 (ja) 結束機の針金送り装置
JPH053494U (ja) 結束機の針金案内装置
JPH072201U (ja) 結束機の捩りフックの作動機構
JPH0592106U (ja) 結束機の捩り用フック制御装置
JPH0834405A (ja) 物品の結束装置及び該結束装置の結束ヘッドユニット並びに駆動・送線ユニット
US20240140635A1 (en) Binding machine
JP2503907Y2 (ja) ベルトクランプ自動結束装置
US20240140636A1 (en) Binding machine