JP4960451B2 - 走査プローブ顕微鏡及びその動作方法 - Google Patents

走査プローブ顕微鏡及びその動作方法 Download PDF

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Description

本発明は走査プローブ顕微鏡及びこのような走査プローブ顕微鏡の動作方法に関する。
走査プローブ顕微鏡は高い空間的解像度でサンプルの表面の電気特性を測定するために使用されることができる。例えば局部的な負荷、接触電位差、電位、誘電定数、分極率が関係している。高い空間的解像度だけではなく測定される量の高い分解能も所望される。
通常、用語「ケルビンプローブ顕微鏡」(KPM)は局部的な接触電位が測定されるときに使用される。用語「ケルビンプローブフォース顕微鏡」(KPFM)または「ケルビンフォースプローブ顕微鏡」はケルビンの原理が2つの振動キャパシタ電極間の力を検出することにより作用することをこれらが示しているので、より明確である。
T. Fukuma等はRev. Sci. Instrum.、第75巻、No.11、4589−4594頁で、カンチレバー上にプローブと、マスター信号を発生する発振器と、マスター信号により駆動され、カンチレバーに機械力を与えるアクチュエイタとを有する走査顕微鏡を記載している。これに加えて、DC電圧源とAC電圧源はプローブとサンプルとの間にDC電圧とAC電圧を与えるために設けられている。動作において、DC電圧がプローブとサンプルとの間の接触電位に設定されるならば、AC電圧により発生される力は最小である。これは接触電位の決定を可能にする。
本発明の目的は、表面の電気的特性を迅速及び正確に測定することを可能にする顕微鏡とその動作方法を提供することである。この目的は独立請求項の装置及び方法により実現される。
全てのその特徴では、本発明は機械的共振器の静電的および機械的励起の組合せに基づいている。
したがって、本発明の第1の特徴では、顕微鏡はアクチュエイタを制御し、機械的共振器の偏向の位相および/または振幅を一定に維持するように適合されている駆動装置を具備している。駆動装置は例えばカンチレバーとフィードバック増幅器を具備する「自励」ループにより形成されることができ、または機械的共振器の偏向の位相および/または振幅をアクチブに安定化する一次制御ループにより形成されることができる。
顕微鏡はさらにマスター信号の周波数または振幅の設定点を有し、マスター信号の周波数または振幅をそれぞれ設定点に維持するためにDC電圧を制御するように構成されている二次制御ループを具備する。DC電圧はその後、表面の電気特定の尺度として使用されることができる。
駆動装置が一定値に偏向の(振幅ではなく)位相を維持するように設計されるならば、二次制御ループは周波数を所定の設定点に維持しようとする。他方で、駆動装置が偏向の位相ではなく振幅を一定に維持する場合には、二次制御ループはマスター信号の振幅を所定の設定点に維持しようとする。最後に、駆動装置が偏向の振幅と位相の両者を一定に維持するならば、二次制御ループはマスター信号の振幅または周波数を一定に維持しようとすることができる。この設計は二次制御ループが駆動装置によりアクチブに制御される量(振幅または位相)を一定に維持しようとすることを確実にし、これはDC電圧に対する高速度の応答時間を実現することを可能にする。
第2の特徴では、本発明は一定または可変であることができる周波数fを有するマスター信号を発生する発振器を備えた走査プローブ顕微鏡に関する。マスター信号により駆動されるアクチュエイタは周波数fで機械力を機械的共振器に与える。さらに、DC電圧源とAC電圧源がDCとAC電圧をプローブに与えるために設けられ、AC電圧はまた周波数fにある。装置にはさらに機械的共振器の偏向の位相に応じた信号の設定点を有し、前記信号をこの設定点に維持するようにDC電圧を制御するための制御装置が設けられる。
この設計は周波数fにプローブ偏向の周波数または振幅のアクチブな調整を必要としないが、例えば流体中での測定の場合のように、これは機械的共振器が十分に制動される限り(低いQ係数)十分に高速度である。さらに、これは本発明の第2の特徴と同様に第1の特徴にも適用され、位相シフトは通常正確に決定されることができるので、機械的共振器の偏向の位相にしたがって信号の設定点を使用することは比較的正確な測定を可能にする。
本発明はまたこれらのタイプの走査プローブの動作方法にも関する。このような方法はプローブとサンプル間に与えられるDC電圧から接触電位差、電位、誘電定数、分極率のようなサンプルの電気特性を決定するステップを含んでいる。
さらに、本発明の有効な実施形態は従属請求項および以下の説明に記載されている。
固定された周波数発振器を有する走査プローブ顕微鏡の第1の実施形態を示す図。 可変周波数発振器と振幅から導出したバイアス電圧を有する走査プローブ顕微鏡の第2の実施形態を示す図。 可変の周波数発振器と周波数から導出したバイアス電圧を有する走査プローブ顕微鏡の第3の実施形態を示す図。 自励設計を有する走査プローブ顕微鏡の第4の実施形態を示す図。
本発明は良好に理解され、前述された以外の目的はその以下の詳細な説明を考慮するとき明白になるであろう。その説明は添付図面を参照している。
[定義]
特定の実施形態の説明を行う前に、この明細書と請求項で使用されている以下の用語について明確に規定する。
用語「偏向の位相」はマスター信号に関する機械的共振器の周波数fにおける振動偏向運動の位相を示している。
用語、機械的共振器(カンチレバー)の「自由共振」はこれをサンプルから大きな遠距離、即ちプローブとサンプル間の静電気の相互作用が無視できる程度の距離で動作するときの機械的共振器(カンチレバー)の共振を示している。
用語「静電気力」または「静電的相互作用」は供給されたDCおよびAC電圧によりプローブとサンプル間で発生される力を示している。この力または相互作用はAC成分を有することができる。
図1はフレキシブルなカンチレバー1と、サンプル3の表面に沿って移動される微細な先端を備えたプローブ2を有する走査プローブ顕微鏡を示している。カンチレバー1は顕微鏡の機械的共振器である。
走査プローブ顕微鏡にはサンプル3に関してプローブ2のx、y、z位置を調節するための適切な手段が設けられている。いずれの図面にも示されていないこれらの手段は当業者に知られている種々の方法で構成されることができる。
図面に示されているコンポーネントはプローブ2とサンプル3との間の接触電位差にしたがってサンプル3の電気特性の測定を可能にする顕微鏡の部品を表している。これらは周波数fでマスター信号Sを発生する発振器4を具備している。マスター信号Sは機械力をカンチレバー1に供給するアクチュエイタとして作用するディザーピエゾ5を駆動する。周波数fは振動周波数であるならば、カンチレバー1が1またはほぼ1で励起されるように有効に選択される。
カンチレバー1の振動偏向は偏向検出器6およびロックイン増幅器7により測定される。偏向検出器6により測定される原(raw)信号Dはここで示されている実施形態では、カンチレバーの現在の偏向位置に比例し、それと同位相であると予測される。原信号Dがこの偏向に関して位相シフトされるならば、当業者に知られているように、適切な位相補正が信号の他の部分で必要とされる。原信号Dは位相シフタ及び利得制御装置8に与えられ、ここで与えられた位相シフトにより位相シフトされ、利得により増幅されて、固定した振幅を有するAC電圧Uacを発生する。位相シフタ8は偏向(即ち原信号D)と電圧Uacとの間で90゜でも270゜でもない位相シフトΔψを誘起するように設定される。有効な、位相シフトΔψは0゜または180゜であり、その場合電圧Uacによりプローブ2に与えられる静電気力はプローブの振動と同位相であり、それ故保守的であり、即ち静電気力は一次近似では振動の振幅を直接変化しないで位相シフトを誘起する。
ロックイン増幅器7はマスター信号Sに関して原信号Dの位相シフトψおよびその振幅Aを測定する。これは測定された信号m(ψ)を発生し、これは位相シフトψおよび随意選択的に原信号Dの振幅Aにしたがい、例えばm(ψ)=ψまたはm(ψ)=sin(ψ)・Aである。
測定された信号mはPI制御装置9へ与えられ、これは測定された信号mを設定点m0に維持しようとするフィードバックループの一部である。PI制御装置9はDC電圧Udcを発生し、それはAC電圧Uacに付加されてプローブ2に与えられる。サンプル3はプローブ2とサンプル3との間の電圧がUac+Udcに等しいように接地される。
図1の装置の動作を以下に説明する。
第1のステップでは、PI制御装置8の適切な設定点m0が決定される。これは例えば次の2つの方法のうちの1つを使用して行われることができる。
a)プローブ2とサンプル3との間に大きな静電気の相互作用が生じないようにプローブ2はサンプル3から引っ込められる。この位置では、カンチレバー1はマスター信号fの周波数で自由に振動することができる。測定された信号m(ψ)はこれらの状態下で設定点m0として使用される。それに続いてプローブ2は静電気の相互作用が生じるように、サンプル3に近づいた測定位置へ移動される。
b)プローブ2はプローブ2とサンプル3の間で静電気の相互作用が生じるようにサンプル3に近い測定位置へ位置される。プローブ2とサンプル3との間の接触電位差は通常の手段により測定され、プローブ2とサンプル3との間の静電気の相互作用を除去するようにDC電圧Udcとしてプローブ2に与えられる。測定された信号m(ψ)はこれらの状態下で、設定点m0として使用される。「通常の手段による」接触電位の測定は例えばUdcをゆっくりと変化し周波数シフトを記録するステップを含んでおり、最大の周波数シフトの点は接触電位の補償に対応する。
次のステップでは、PI制御装置9が付勢され、プローブ2はサンプル3に沿って動かされる。PI制御装置9は設定点値m0にm(ψ)を維持しようとし、この値はプローブ2とサンプル3との間の周波数fの静電気力が最小である(或いは換言すると、Udcがプローブ2とサンプル3との間の接触電位差に等しい)値である。m(ψ)=m0である限り、AC電圧Uacは周波数fで何等の力も発生しない。接触電位差が変化するとき、AC電圧Uacはプローブ2とサンプル3との間に力及び周波数fを発生し、これは偏向振動において位相シフトを誘起する。この位相シフトはしたがってm(ψ)を変化し、m(ψ)が再度m0になるまで、即ちDC電圧Udcが新しい接触電位差に等しくなるまで、PI制御装置9にDC電圧Udcを補償させる。
したがって、DC電圧Udcの監視はプローブ2のxおよびy位置の関数としての接触電位差の追跡を可能にする。
第1の実施形態と対照的に、図2に示されている実施形態はマスター信号Sを発生するために固定された周波数発振器の代わりに可変の周波数発振器4を使用する。さらに、(以下「一次制御ループ」と呼ばれる)2つの制御ループがマスター信号Sの周波数fと振幅Kを制御するために使用される。
第1の一次制御ループはロックイン増幅器7からの位相ψと位相設定点ψ0を比較し、位相ψを位相設定点ψ0に等しく維持するように発振器4の周波数fを制御する第1のPI制御装置11を具備している。
第2の一次制御ループはロックイン増幅器7からの振幅Aと振幅設定点A0を比較し、振幅Aを振幅設定点A0に等しく維持するようにマスター信号Sの振幅を制御する第2のPI制御装置12を具備している。この目的で、PI制御装置12の出力信号Kは乗算器13に与えられ、ここでマスター信号Sを発生するために発振器4の出力と乗算される。
図2の実施形態はさらにPI制御装置9に基づいた二次制御ループを具備しており、これは入力としてPI制御装置12の出力信号Kを受信し、その信号を電圧Udcを調節することによって設定点K0に等しくしようとする。
(PI制御装置11と12により形成される)一次制御ループは(PI制御装置9により形成される)二次制御ループよりも高速度であることに注意しなければならない。換言すると、プローブ2における状態の変化は最初にPI制御装置11と12にマスター信号Sの周波数及び振幅を調節させ、それにおいてPI制御装置9が、DC電圧Udcを調節することによりマスター信号Sの振幅を設定点K0に戻すように作用し、DC電圧Udcの調節プロセスは非常に遅いので、両者の一次制御ループが追従することができる。
図2の実施形態では、位相シフタ及び利得制御装置8はUacと信号Dとの間で0゜または180゜に等しくない位相シフトΔψを導入するように設定される。これは90゜または270゜に等しく、それによってAC電圧Uacにより発生される静電気力は散逸性であり、即ち位相の変化ではなくカンチレバー偏向振動の振幅の変化をもたらす利点がある。
図1の装置の動作を以下説明する。
第1のステップで、PI制御装置11と12の適切な設定点ψ0とA0が決定される。位相設定点ψ0は自由共振で、即ち静電気力のない共振でカンチレバー2を動作するときに偏向振動の位相シフトに設定される利点がある。設定点ψ0は例えばサンプル3からプローブ2を離すか、または接触電位差に対応する電圧をそれに与え、振幅Aが最大値になるまで周波数を調節することにより求められることができ、この場合位相ψは所望の設定点ψ0に等しい。A0は所望の最大振幅Aに設定される。
その後、設定点K0は以下の2つの方法の1つにより求められる。
a)プローブ2はプローブ2とサンプル3との間で顕著な静電的相互作用が存在しないようにサンプル3から引っ込められる。この位置では、カンチレバー1はマスター信号fの周波数で自由に振動することができる。これらの状態下で測定された信号Kは設定点K0として使用される。したがってプローブ2は静電気の相互作用が生じるように、サンプル3に近づくように測定位置へ位置される。
b)プローブ2はプローブ2とサンプル3の間で静電気の相互作用が生じるようにサンプル3に近づくように測定位置へ位置される。プローブ2とサンプル3との間の接触電位差は通常の手段により測定され、プローブ2とサンプル3との間の静電気の相互作用を消去するようにDC電圧Udcとしてプローブ2に与えられる。測定された信号Kはこれらの状態下で、設定点K0として使用される。
最後に、プローブ2はDC電圧Udcを記録しながらサンプル3に沿って動かされる。プローブ2とサンプル3との間の接触電位が変化するとき、AC電圧Uacは原信号Dの振幅Aを増加または減少する周波数fの力になり、これは次に偏向振動の振幅を一定に維持するためにPI制御装置12の出力信号Kの変化を生じる。出力信号Kの変化はDC電圧Udcが再度接触電位差に等しくなるまで、PI制御装置9にDC電圧Udcを変化させ、それによってプローブ2上の静電気力におけるAC電圧Uacの影響はゼロになり、出力信号KはK0に戻る。
図1の第1の実施形態のロックイン増幅器7の出力における位相及び振幅についての信号の帯域幅は共振のQ係数により限定される。真空では、このQ係数は100’000と数百万との間であることができ、したがって帯域幅は1ヘルツ未満まで減少されることができる。(以下の実施形態と同様に)図2の実施形態では、振幅および/または位相のアクチブ制御は帯域幅が非常に高くなること(1−2kHzまで)を可能にし、それによってUdcの調節の応答時間を改良する。
図3に示されている実施形態3は図2の実施形態2と等しいが、以下の例外を有する。
−位相シフタ及び利得制御装置8はUacと信号Dとの間に90゜または270゜に等しくない位相シフトΔψを誘起するように設定される。それはAC電圧Uacにより発生された静電気力が保守的であるように、即ちその適用は一次近似では(カンチレバーの共振に関して周波数fを動かすことにより生じる振幅変化とは別に)振動の振幅の変化を起こさないが、カンチレバー偏向振動の位相シフトを生じるように0゜または180゜に等しい。
−PI制御装置9はDC電圧Udcを調節することにより所定の設定点f0に(振幅Kではなく)周波数fを維持しようとする。
図3の実施形態の動作は基本的に図2の実施形態のものと同じであるが、設定点f0が静電気力が存在しないカンチレバーの共振周波数であるように選択される点で異なっている。
動作において、プローブ2は電圧Udcを監視しながらサンプル3に沿って動かされる。プローブ2とサンプル3との間の接触電位が変化するとき、AC電圧Uacは原信号Dの位相ψを変化する周波数fの力を起こし、これによって位相ψを一定に維持するためのPI制御装置11の出力信号fの変化が生成される。周波数fの変化はDC電圧Udcが再度接触電位差に等しくなるまで、PI制御装置9にDC電圧Udcを変化させ、それによってプローブ2上の静電気力におけるUacの効果はゼロになり、周波数fはf0に戻る。
図4の実施形態は2つの一次制御ループが、原信号Dの利得制御され位相シフトされたバージョンを直接ディザーピエゾ5へ戻す位相シフタおよび利得制御装置20を具備する自励設計により置換されている点で図3の実施形態とは異なる。位相シフタおよび利得制御装置20により誘起される位相シフトは、カンチレバーが共振周波数fで励起されるようにされている。したがって、この実施形態では一次信号Sを発生する発振器は偏向検出器6、位相シフタ及び利得制御装置20、ディザーピエゾ5、カンチレバー1の閉ループにより形成される。
周波数カウンタまたは復調器21は一次信号Sの周波数fをPI制御装置9へ供給する。PI制御装置9は周波数を設定点f0に等しく維持しようとする。設定点f0は第3の実施形態でのように周波数fの静電気力が存在しないカンチレバーの共振周波数であるように選択される。
この第4の実施形態の動作は、DC電圧Udcが局部接触電位差に等しくないならば、周波数fは設定点f0から逸脱し、DC電圧Udcが再度局部的な接触電位差に等しくなるまでPI制御装置9がDC電圧Udcを再調節する点で第3の実施形態のものに類似している。
[さらに別の実施形態・注釈]
前述の説明から、本発明は種々の異なる実施形態で実行されることができ、その幾つかが図1乃至図4に示されていることが明白である。さらに別の設計が可能であることにも注意しなければならない。
例えば図2の実施形態では、PI制御装置11により制御される位相シフトψに対するフィードバックループはDC電圧Udcを接触電位差に等しく維持するために厳密に必要ではない。しかしながら、アクチブに位相シフトψをそれが位相設定点ψ0に等しくなるように調節する利点は以下の事実に存在する。
−共振器の高いQ係数では、応答時間は良好であり、
−共振器は共振周波数のシフトにしたがい、それにより振幅の不所望な変化を避ける。
同様に、図3の実施形態では、PI制御装置12により制御される振幅AのフィードバックループはDC電圧Udcを接触電位差に等しく維持するために厳密に必要ではない。しかしながらPI制御装置12の使用は以下の利点を有する。
−共振器の高いQ係数では、応答時間は良好であり、
−振幅が一定であるならば、信号の解釈はさらに容易である。
PI制御装置は示されている実施形態の種々のフィードバックループで使用されているが、当業者はこれらがPID制御装置のような他の特性を有する制御装置により置換されることができることを認識するであろう。また、種々のフィードバックループとシステムの他のコンポーネントは少なくともハードまたはソフトウェアで、またはハード及びソフトウェアの組合せで構成されることができる。
アクチュエイタ5はピエゾ効果を使用する代わりに力をカンチレバー2へ与えるための磁気の相互作用を使用してもよく、または機械力をカンチレバー2へ与えるための任意の他の適当な手段が使用されることができる。
位相シフタ及び利得制御装置8は位相シフトが適切に補正されるならば原信号Dを使用する代わりにその入力としてマスター信号Sを使用することができる。位相シフタ及び利得制御装置8はまたマスター信号SからUacを直接発生しながら、マスター信号Sとアクチュエイタ5との間に挿入されることもできる。
前述したように、走査プローブ顕微鏡にはサンプル3に関してプローブ2のx、y、z位置を調節するための適切な手段が取付けられている。プローブのz位置は例えば前述の測定で使用される共振とは別の共振でカンチレバー1を励起することにより制御されることができる。典型的に、高い共振が前述の実施形態により使用される周波数fで使用されながら、カンチレバー1の第1の共振(最低の固有振動数)はz位置制御のために使用される。z位置の制御は例えば(第2の発振器を使用して)その最低の固有振動数でカンチレバー1を励起し、プローブ2をサンプル3に近づけながらカンチレバー偏向の振幅を監視することにより実現されることができる。プローブ2がサンプル3との相互作用を開始するとき、振幅は減少される。自由振動の約80%までの振幅の減少は先端サンプル変位を制御するための設定点として使用される。この方法は「タッピングモード」、「AM制御」または「勾配検出」の名称で当業者に知られている。多くの他の方式がプローブサンプル制御に使用される。例えば「nc−afm」モードでは、振動の周波数シフトはプローブサンプル制御で使用される。
前述の実施形態では、機械的共振器はカンチレバーにより形成された。当業者は隔膜またはその他の弾性的に偏向可能な構造のようなカンチレバーに対する種々の代替を知っているであろう。
本発明の好ましい実施形態をここで示し説明したが、本発明はそれに限定されない。その他の方法で以下の特許請求の範囲の技術的範囲内で種々の実施され実行されることができることが明白に理解されよう。

Claims (10)

  1. サンプルの特性を測定するための走査プローブ顕微鏡において、
    機械的共振器(1)上のプローブ(2)と、
    周波数fでマスター信号(S)を発生する発振器(4)と、
    前記マスター信号(S)により駆動され、機械力を前記周波数fで前記機械的共振器(1)へ与えるアクチュエイタ(5)と、
    DC電圧(Udc)を前記プローブ(2)へ供給するDC電圧源と、
    前記周波数fのAC電圧(Uac)を前記プローブ(2)へ供給するAC電圧源と、
    前記機械的共振器(1)の偏向の位相および/または振幅を測定する検出器(6)とを具備し、前記走査プローブ顕微鏡はさらに、
    前記アクチュエイタ(5)を制御し、前記偏向の位相および、または振幅を一定に維持するように構成されている駆動装置(11、12;20)と、
    前記マスター信号(S)のそれぞれ周波数または振幅の設定点を有し、前記マスター信号(S)の前記周波数または振幅をそれぞれ前記設定点に維持するために前記DC電圧(Udc)を制御する二次制御ループ(9)を具備し、ここで、
    駆動装置(11、12;20)が偏向の振幅ではなく位相を一定に維持するならば、前記二次制御ループ(9)は前記設定点における周波数を維持し、
    駆動装置(11、12;20)が偏向の位相ではなく振幅を一定に維持するならば、前記二次制御ループ(9)は前記マスター信号(S)の振幅を前記設定点の値に維持し、または、
    駆動装置(11、12;20)が偏向の振幅および位相を一定に維持するならば、前記二次制御ループ(9)はマスター信号の振幅または周波数を前記設定点に維持するように構成されている走査プローブ顕微鏡。
  2. 前記駆動装置(11、12;20)は、前記偏向の位相および/または振幅のそれぞれ位相設定点(ψ0)および/または振幅設定点(A0)を有し、前記偏向の位相および/または振幅のそれぞれを前記位相設定点(ψ0)および/または振幅設定点(A0)に維持するために前記マスター信号(S)のそれぞれ周波数または振幅を制御する一次制御ループ(11、12)を具備している請求項1記載の走査プローブ顕微鏡。
  3. 前記一次制御ループ(11、12)は前記二次制御ループ(9)よりも高速度である請求項2記載の走査プローブ顕微鏡。
  4. 前記偏向の位相の位相設定点(ψ0)を有し、前記偏向の位相を位相設定点(ψ0)に維持するために前記マスター信号(S)の周波数を制御する第1の一次制御ループ(11)と、
    前記偏向の振幅の振幅設定点(A0)を有し、前記偏向の振幅を前記振幅設定点(A0)に維持するために前記マスター信号(S)の振幅を制御する第2の一次制御ループ(12)を有する請求項2または3記載の走査プローブ顕微鏡。
  5. 前記位相設定点(ψ0)は前記機械的共振器(1)を自由共振で動作するときの偏向の位相に設定される請求項2乃至4のいずれか1項記載の走査プローブ顕微鏡。
  6. 前記二次制御ループ(9)が前記マスター信号(S)の周波数を一定に維持する場合には、前記偏向に関する前記AC電圧(Uac)の位相シフトは、前記プローブ(2)上で前記AC電圧(Uac)により発生される静電気力が一次近似で前記偏向の振幅の直接変化ではなく位相シフトを誘起するようにされ、または、
    前記二次制御ループ(9)が前記マスター信号(S)の振幅を一定に維持する場合には、前記偏向に関する前記AC電圧(Uac)の位相シフトは、前記プローブ(2)上で前記AC電圧(Uac)により発生される静電気力が一次近似で前記偏向の振幅の直接位相シフトではなく振幅の変化を誘起するようにされている請求項1乃至5のいずれか1項記載の走査プローブ顕微鏡。
  7. サンプルの特性を測定するための走査プローブ顕微鏡において、
    機械的共振器(1)上のプローブ(2)と、
    周波数fでマスター信号を発生する発振器(4)と、
    前記マスター信号により駆動され、機械力を前記周波数fで前記機械的共振器(1)へ与えるアクチュエイタ(5)と、
    DC電圧(Udc)を前記プローブ(2)へ与えるDC電圧源と、
    前記周波数fのAC電圧(Uac)を前記プローブ(2)へ与えるAC電圧源と、
    前記機械的共振器(1)の偏向の位相および/または振幅を測定する検出器(6)とを具備し、
    前記走査プローブ顕微鏡はさらに、
    前記偏向の位相に基づいた信号の設定点(m0)を有し、前記信号を前記設定点に維持するために前記DC電圧(Udc)を制御する制御装置(9)と、
    前記周波数fで前記AC電圧(Uac)により前記プローブ(2)へ発生された力が前記偏向の位相シフトを生じるように、前記AC電圧(Uac)と前記偏向との間に位相を設定する位相シフタ(8)とを具備している走査プローブ顕微鏡。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1項記載の走査プローブ顕微鏡の動作方法において、
    前記DC電圧(Udc)から前記サンプルの電気特性を決定するステップを含んでいる走査プローブ顕微鏡の動作方法。
  9. 前記機械的共振器(1)を動作することにより前記位相設定点(ψ0)または振幅設定点(A0)を共振に設定するステップを含んでおり、一方で、
    前記プローブ(2)は前記サンプルから、プローブ(2)とサンプル間の静電気の相互作用が無視できる程度である距離にあり、
    接触電位差に一致するDC電圧がプローブ(2)とサンプルとの間の静電気の相互作用を除去するため前記プローブ(2)に与えられている請求項記載の方法。
  10. 請求項7記載の走査プローブ顕微鏡の動作方法において、
    前記DC電圧(Udc)から前記サンプルの電気特性を決定するステップを含んでいる走査プローブ顕微鏡の動作方法。
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