JP4960436B2 - パケット誤配信対処方法及びサーバ装置 - Google Patents
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Description
(1)パケット誤配信により無駄な処理が発生するため、送受信側共に処理能力への負荷が増大し、システム内の機器に処理能力が低いCPUを使用している場合は、配信側または受信側は機能が提供できなくなる。
(第1の実施形態)
この発明の第1の実施形態は、パケットの誤受信に対して、通知元のIP電話端末の呼接続状態に応じたアラーム通知処理を実行するようにしたものである。
このシステムは、パケット通信用の通信ネットワークとしてLAN(Local Area Network)やインターネット等を含むIP網1を有する。IP網1には、複数のIP電話端末T11〜T1i(iは自然数)が接続されている。なお、IP電話端末T11〜T1iは、通話処理機能とメディア情報処理機能とを備えている。また、IP網1には、複数のメディアチャネルとこのメディアチャネルを決定するために必要な制御信号を伝送する制御チャネルを有している。
制御部13Aは、CPU、ROM、RAMを有して構成され、ソフトウェア処理により交換サーバBTAの各部の制御を行う。
記憶部14は、制御部13Aの接続制御に必要なルーティング情報等を格納している。さらに、記憶部14には、IP端末呼状態データテーブル141と、IP端末設定テーブル142とが設けられる。
図6は、不要パケットの誤検出を行うIP電話端末T11〜T1iの制御処理手順を示すフローチャートである。
IP電話端末T12においてユーザが、IP電話端末T18のユーザと通話を行なうべく「401」のダイヤル操作を行なったとする。そうするとIP電話端末T12からその通信確立要求信号が交換サーバBTAに送られる。この通信確立要求信号を受け取ると交換サーバBTAは、着信先のIP電話端末T18を呼び出す。そして、これに対しIP電話端末T18が応答すると、IP電話端末T12とIP電話端末T18との間に通信リンクを形成する。
この発明の第2の実施形態は、パケットの誤受信に対して、通知元のIP電話端末の呼接続状態に応じた復旧処理を実行するようにしたものである。
図9は、上記交換サーバBTの制御処理手順を示すフローチャートである。
この発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、通話終了時のタイミングでパケットの誤受信の検出を開始する例について説明したが、待機状態でパケットの誤受信の検出を開始するようにしてもよい。誤受信の検出を開始するタイミングとしては、「予め検出開始時刻を設定しておく」、「交換システムが接続されているネットワークを定期的に診断する際に、ネットワーク異常と判断された場合に、自動的に検出を開始する」、「交換サーバ側で各IP電話端末の使用時間をカウントしておき、一定時間に達したIP電話端末に対して検出開始要求を送信する」などが考えられる。
Claims (14)
- パケット通信用の通信ネットワークに接続される複数の端末間の通信接続を実行するサーバ装置において、
前記端末により使用していないポートからの予期しない不要なパケットの受信を検出した旨のメッセージが通知された場合に、通知元の端末の呼状態を判定する判定手段と、
この判定手段により判定された呼状態に応じた不要なパケット受信の防止処理または不要なパケット受信に対する復旧処理を自動的に実行する制御手段とを具備するサーバ装置。 - 前記複数の端末間の通信接続が確立されるとき、通信接続が行なわれる複数の端末を特定する端末ID及び接続IDと、前記複数の端末間の呼状態を示す状態情報とを対応付けた管理テーブルを記憶する記憶手段をさらに備え、
前記判定手段は、前記端末により不要なパケットの受信を検出した旨のメッセージが通知された場合に、このメッセージに含まれる端末IDに基づいて、前記管理テーブルを参照し、この参照結果に基づいて通知元の端末の呼状態を判定する請求項1記載のサーバ装置。 - 前記制御手段は、不要なパケット受信の防止処理として前記判定手段により判定された呼状態に応じたアラームメッセージを、不要なパケット受信の通知元または前記通信ネットワーク上の保守端末に通知する請求項1記載のサーバ装置。
- 前記制御手段は、前記判定手段により不要なパケット受信の通知元の端末が着信中であると判定されたとき、通知元の端末に対し接続要求を送信する請求項1記載のサーバ装置。
- 前記制御手段は、前記判定手段により不要なパケット受信の通知元の端末が通信中であると判定されたとき、通知元の端末に対しパケット送信元の端末への再接続要求を送信する請求項1記載のサーバ装置。
- 前記制御手段は、前記判定手段により不要なパケット受信の通知元の端末が空きであると判定されたとき、通知元の端末に割り当てた接続IDと異なる接続IDを取得して、当該通知元の端末に割り当てる請求項1記載のサーバ装置。
- 前記制御手段は、前記通信接続に係わる処理負荷を監視し、処理負荷が所定の値以下の場合のみ前記呼状態に応じた復旧処理を実行する請求項1記載のサーバ装置。
- パケット通信用の通信ネットワークに接続される複数の端末と、前記通信ネットワークに接続される複数の端末間の通信接続を実行するサーバ装置とを備えた通信システムで使用されるパケット誤配信対処方法において、
前記複数の端末それぞれにて、使用していないポートからの予期しない不要なパケットの受信を検出し、
前記不要なパケット受信を検出した場合に、前記不要なパケット受信を検出した旨のメッセージを前記サーバ装置に通知し、
前記サーバ装置にて、前記端末から前記不要なパケット受信を検出した旨のメッセージが通知されたとき、通知元の端末の呼状態を判定し、
判定された呼状態に応じた不要なパケット受信の防止処理または不要なパケット受信に対する復旧処理を自動的に実行するパケット誤配信対処方法。 - 前記複数の端末間の通信接続が確立されるとき、通信接続が行なわれる複数の端末を特定する端末ID及び接続IDと、前記複数の端末間の呼状態を示す状態情報とを対応付けた管理テーブルをメモリに記憶し、
前記判定することは、前記端末により不要なパケットの受信を検出した旨のメッセージが通知された場合に、このメッセージに含まれる端末IDに基づいて、前記管理テーブルを参照し、この参照結果に基づいて通知元の端末の呼状態を判定する請求項8記載のパケット誤配信対処方法。 - 前記不要なパケット受信の防止処理を実行することは、前記判定された呼状態に応じたアラームメッセージを、不要なパケット受信の通知元または前記通信ネットワーク上の保守端末に通知する請求項8記載のパケット誤配信対処方法。
- 前記不要なパケット受信に対する復旧処理を実行することは、前記不要なパケット受信の通知元の端末が着信中であると判定されたとき、通知元の端末に対し接続要求を送信する請求項8記載のパケット誤配信対処方法。
- 前記不要なパケット受信に対する復旧処理を実行することは、前記不要なパケット受信の通知元の端末が通信中であると判定されたとき、通知元の端末に対しパケット送信元の端末への再接続要求を送信する請求項8記載のパケット誤配信対処方法。
- 前記不要なパケット受信に対する復旧処理を実行することは、前記不要なパケット受信の通知元の端末が空きであると判定されたとき、通知元の端末に割り当てた接続IDと異なる接続IDを取得して、当該通知元の端末に割り当てる請求項8記載のパケット誤配信対処方法。
- 前記不要なパケット受信に対する復旧処理を実行することは、前記通信接続に係わる処理負荷を監視し、処理負荷が所定の値以下の場合のみ前記呼状態に応じた復旧処理を実行する請求項8記載のパケット誤配信対処方法。
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