JP4959984B2 - 発酵ガス生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は有機物の再資源化技術に関し、特に有機物のメタン発酵によりメタンガスを主成分とする発酵ガスを生成する技術に関する。
おから、紙、生ごみ、糞尿等の有機物、有機性廃棄物(以下、総称して単に有機物という。)を再資源化すべく、そのような有機物をメタン発酵させてメタンガスを主成分とする発酵ガスを生成・回収する技術が提案されている(特許文献1乃至5)。回収されたメタンガスを主成分とする発酵ガスは例えば発電等に用いられる。一方、有機物を発酵させる発酵槽として有機物の導入口と発酵した有機物の残渣の排出口とを共通にしたコンテナ形式のものがある。しかし、この形式では発酵した有機物は悪臭を放つため、新たな有機物と発酵後の残渣との入れ替えの際に周囲に悪臭が漂うことになり、設備周辺に民家が存在する環境下では採用することが困難である。また、新たな有機物と発酵後の残渣との入れ替えが必要となり、新たな有機物の連続導入ができず、作業効率が劣る。
これに対して、発酵槽の上部等を有機物の導入口とし、下部等を残渣の排出口としたタンク形式のものがあり、バッチタイプと連続タイプとがある。このタンク形式で連続タイプのものは新たな有機物と発酵後の残渣との入れ替えは不要であり、悪臭の問題を解消できる他、新たな有機物の連続導入が可能である。なお、タンク内において発生したメタンガスを主成分とする発酵ガスはタンクの上部から回収されることになる。
また、メタン発酵の含水状態による方式として、乾式メタン発酵と湿式メタン発酵とが提案されている。乾式メタン発酵と称されている有機物に事実上加水しないで発酵させる方式では、発酵槽内の有機物は比較的高い粘性を有するため、メタン発酵により発生したメタンガスを主成分とする発酵ガスは発酵中の有機物の中に細かい気泡として分散された状態のままとなり易く、分離しにくく、発酵中の有機物が見かけ上膨張し、有機物の上面がタンクの上方へ上昇し続け、オーバーフロー状態となってメタンガスを主成分とする発酵ガスを回収するパイプ等を詰まらせることがある。さらに、このオーバーフローを防止する観点から、強く撹拌しようとすると動力費が嵩むことになる。また、後述する発酵阻害物質を発酵中の有機物から取り除くことが困難であることから、紙などタンパク質を含まない有機物を多く配合して発酵させる必要性が指摘されている。
上記乾式メタン発酵の欠点の解決が困難であることから、通常は有機物を粉砕、加水して使用する湿式メタン発酵と称される方式が多く採用されている。しかし、湿式メタン発酵方式では、発酵阻害物質の除去を含め、運転管理しやすいが、有機物の含有量が少なくなるために、同一のメタンガスを主成分とする発酵ガスを生成させるためには、大きな容量のタンクと多量の排水が発生するという短所がある。一方、乾式メタン発酵では、湿式メタン発酵より、小さな容量のタンクと少ない量の排水ですむという長所を有する。
特開平11−309493号公報 特開2003−24998号公報 特開2001−276880号公報 特開2005−74323号公報 特開昭63−185499号公報
ここで、メタン発酵ではメタンガス以外にも様々な物質が発生し、アンモニア、硫化水素等のメタン発酵を阻害する物質も発生する。メタン発酵に伴ってアンモニア等が発生し、ある一定の濃度に達すると、メタン発酵が抑制され始め、さらに濃度が高まるとメタン発酵が継続できなくなる。メタン発酵を阻害する物質の発生量は、発酵させる有機物中のタンパク質の量が多いほど多く発生するのでは、タンパク質を多く含む生ゴミは、乾式メタン発酵を継続させることは困難であるとされている。
このメタン発酵阻害物質対策として、湿式メタン発酵では、発酵槽内で発生したメタンガスを主成分とする発酵ガスの一部からアンモニア或いは硫化水素等を除去した精製ガスで発酵槽から分離した消化液を曝気した後に発酵槽に戻すことや、前記精製ガスで直接発酵槽内の底部から単に曝気することが提案されている(特許文献3乃至5)。なお、特許文献3乃至5のものは、いずれも湿式メタン発酵の設備に関する開示である。
しかし、上述した通り、乾式メタン発酵では、基本的には加水しないので、発酵原料の粘度が高い。このため、発酵槽内の下部において脱アンモニアガスを曝気しただけでは、単に泡が同じ部位を上昇するだけで脱アンモニアガスが発酵槽内全体に行き渡らず、発酵槽内全体のアンモニア濃度を低減できない。また、消化液を分離して脱アンモニア処理しようとしても、消化液を分離することは事実上不可能な状態にある。
上記問題を鑑み、本発明の目的は、乾式メタン発酵と称されるような事実上有機物に加水しないでメタン発酵させる場合でも、有機物のタンパク質含有量に左右されず、メタン発酵を良好な状態に維持させることにある。
第1の本発明によれば、上部から有機物が導入され、下部から発酵後の前記有機物の残渣が排出されるメタン発酵槽を備えた発酵ガス生成装置において、前記メタン発酵槽内において上下方向に延びる回転軸と、前記回転軸の径方向に延び、上下方向に離間して前記回転軸に多段に設けられ、前記回転軸の回転により前記メタン発酵槽内の前記有機物を撹拌する撹拌部材と、少なくとも一つの前記撹拌部材に設けられ、前記メタン発酵槽内で発生したガスの一部であって、脱アンモニア処理が行なわれた脱アンモニアガスを噴出する噴出部と、を備え、前記噴出部が、各段の前記撹拌部材にそれぞれ設けられ、前記噴出部の噴出圧が、当該噴出部の上下方向の配設位置に応じて異なり、前記回転軸と前記撹拌部材とは、その内部に前記噴出部から噴出する前記脱アンモニアガスの気道が形成され、前記噴出部は、前記撹拌部材の一部に形成された開口部であり、前記回転軸内部の気道と前記撹拌部材内部の気道との間に、前記噴出部から噴出される前記脱アンモニアガスの噴出圧を調整するバルブが設けられたことを特徴とする発酵ガス生成装置が提供される。
第2の本発明によれば、上部から有機物が導入され、下部から発酵後の前記有機物の残渣が排出されるメタン発酵槽を備えた発酵ガス生成装置において、前記メタン発酵槽内において上下方向に延びる回転軸と、前記回転軸の径方向に延び、上下方向に離間して前記回転軸に多段に設けられ、前記回転軸の回転により前記メタン発酵槽内の前記有機物を撹拌する撹拌部材と、少なくとも一つの前記撹拌部材に設けられ、前記メタン発酵槽内で発生したガスの一部であって、脱アンモニア処理が行なわれた脱アンモニアガスを噴出する噴出部と、を備え、各段の前記撹拌部材の上下方向の配設間隔が、前記有機物の1回の導入により増加する前記メタン発酵槽内の前記有機物の高さに基づき設定され、各々の前記撹拌部材の上下方向の幅が、前記配設間隔の2/3以下であることを特徴とする発酵ガス生成装置が提供される。
の本発明によれば、上部から有機物が導入され、下部から発酵後の前記有機物の残渣が排出されるメタン発酵槽を備えた発酵ガス生成装置において、前記メタン発酵槽内において上下方向に延びる回転軸と、前記回転軸の径方向に延び、上下方向に離間して前記回転軸に多段に設けられ、前記回転軸の回転により前記メタン発酵槽内の前記有機物を撹拌する撹拌部材と、少なくとも一つの前記撹拌部材に設けられ、前記メタン発酵槽内で発生したガスの一部であって、脱アンモニア処理が行なわれた脱アンモニアガスを噴出する噴出部と、を備え、前記撹拌部材は、各段に1又は複数設けられ、前記回転軸の回転数が、1日に1/(1段の前記撹拌部材の最低数)以上1時間に1/(1段の前記撹拌部材の最低数)以下であることを特徴とする発酵ガス生成装置が提供される。
本発明の発酵ガス生成装置では、前記噴出部を前記撹拌部材に設けたことにより、前記有機物を撹拌しながら脱アンモニアガスを供給できる。このため、前記メタン発酵槽内において、より広範囲に脱アンモニアガスが行き渡り、乾式メタン発酵と称されるような事実上有機物に加水しないでメタン発酵させる場合でかつ、生ゴミのようにタンパク質を多く含む有機物を発酵原料とした場合でも、メタン発酵を良好な状態で継続させることができる。また、前記撹拌部材による撹拌により、前記有機物の混合を促進すると共に、前記有機物に分散して発生したメタンガスを主成分とする発酵ガス(以下、単に発酵ガスと称する)が前記有機物から脱泡・脱気されることが促進される。更に、前記撹拌部材が上下方向に離間して多段に設けられることで、前記有機物の導入・排出により、上方から下方へ移動する前記有機物を満遍なく発酵することができる。
また、上記第1の本発明によれば、深さが異なる部位に存在する前記有機物の圧に応じた噴出圧にて脱アンモニアガスを噴出でき、前記有機物に対して脱アンモニアガスを効果的に供給できる。
更に、前記回転軸を脱アンモニアガスの気道とすることで、前記メタン発酵槽内の各部位に効果的に脱アンモニアガスを供給できると共に、前記バルブにより前記脱アンモニアガスの噴出圧を個別に調整できる。
また、上記第の本発明によれば、前記メタン発酵槽内において前記有機物が導入単位の層を形成し、かつ、層単位で前記撹拌部材による撹拌及び脱アンモニアガスの供給ができる。また、各層間における前記撹拌部材の撹拌による混合を低減し、各層毎により均一化されたメタン発酵を促進できる。
また、上記第の本発明によれば、前記回転軸の回転動力のエネルギー消費を節約すると共に前記メタン発酵を継続できる。
以上述べた通り、本発明によれば、乾式メタン発酵と称されるような事実上有機物に加水しないでメタン発酵させる場合でも、生ゴミのように高タンパクの有機物を用いてもメタン発酵を良好な状態に継続させることができる。
<装置の構成>
図1は本発明の一実施形態に係る発酵ガス生成装置Aの構成図、図2は図1の線XXに沿う断面図である。発酵ガス生成装置Aは乾式メタン発酵によって有機物をメタン発酵させ、メタンガスを主成分とする発酵ガスを生成する装置であって、メタン発酵槽10を備える。メタン発酵槽10はその上部に有機物の投入部11を有し、また、その下部に発酵後の有機物の残渣が排出される排出部12を有する。メタン発酵槽10は本体部10aと天板10bとを有する。本体部10aはその内部空間の断面が円形である略円筒状をなし、また、その下部はテーパ状に先細りとなって排出部12に続いている。
排出部12内には不図示の駆動手段により回転駆動可能なスクリューコンベア12aが配設されており、スクリューコンベア12aによりメタン発酵槽10内に堆積した発酵後の有機物の残渣がメタン発酵槽10外へ排出される。なお、排出部12の周囲は通常時には不図示の密閉手段により密閉されて悪臭が漂わないようにされる。
天板10bにはメタン発酵槽10の内部空間に連通した配管13が設けられており、メタン発酵槽10内で発生した発酵ガスは配管13を通してチャンバ1内に貯留される。チャンバ1には発酵ガスが収容される袋体等が設けられる。配管13の途中には配管13内の発酵ガスの通過を遮断・許容するバルブ13aが配設されている。
天板10bには、また、配管13とは別に、メタン発酵槽10の内部空間に連通した配管14が設けられている。メタン発酵槽10内で発生した発酵ガスは配管14を通過してチャンバ1内に貯留することもできる。配管14の途中には配管14内の発酵ガスの通過を遮断・許容するバルブ14a、減圧タンク14b、及び、メタン発酵槽10内を減圧する減圧手段であるポンプ14cが配設されている。配管13からの発酵ガスの回収は発酵ガスの発酵圧による自然回収であるが、配管14からの発酵ガスの回収はポンプ14cの吸引によるいわば強制的な回収となる。
配管13からチャンバ1内へ流れる発酵ガスの一部は配管15を通って、ガス精製器15a、15bへ供給される。ガス精製器15aはメタン発酵槽10内で発生した発酵ガスの脱アンモニア処理を行なう装置である。脱アンモニア処理は既存の方法が適用でき、例えば、希硫酸を用いたガス精製が挙げられる。ガス精製器15bは硫化水素等、アンモニア以外のメタン発酵阻害物質を除去するためのガス精製器であり、必要に応じて設置される。脱硫化水素処理も既存の方法が適用でき、例えば、酸化鉄及びおがくず等の通気性を確保する材料を充填したカラムを用いることが挙げられる。ガス精製器15a及び15bを通過した精製ガス(脱アンモニア・脱硫化水素)はポンプ15cによりメタン発酵槽10へ還流される。詳細は後述する。
メタン発酵槽10は、その深さに応じて、酸生成発酵ゾーンS1と、本発酵ゾーンS2と、排出ゾーンS3と、に仮想的に区別されている。本実施形態ではメタン発酵槽10内で有機物の酸生成発酵を行なう場合を想定するが、メタン発酵槽10の外部で酸生成発酵させた有機物をメタン発酵槽10内へ投入する方式も採用可能である。この場合、酸生成発酵ゾーンS1は有機物を酸発酵状態からメタン発酵状態へ切り換えるゾーンとなる。本体部10aの外側には、ジャケットヒータを配設することが望ましい。ジャケットヒータを設けることでメタン発酵槽10内の有機物を摂氏35度〜38度に保持するよう必要に応じて加温し、メタン発酵を促進することができる。
メタン発酵槽10内にはその中心に上下方向に延びる回転軸20が設けられている。回転軸20は、その上部が天板10bに設けられた軸受21aに、下端部が本体部10a内部に設けられた軸受21bに、回転自在に支持されている。回転軸20は中空の円筒状をなしており、その上端部は開放され、下端部は閉鎖されている。
回転軸20の上端には回転軸20の内部空間と配管15とを連通させる接続部30が設けられている。接続部30は筒状をなし、回転軸20の上端がその内部に回転自在に差し込まれている。接続部30内において回転軸20の周囲にはガスケット31が配設されており、配管15からの精製ガスは接続部30において漏れることなく回転軸20内へ導入される。天板10b上には回転軸20を回転駆動する駆動ユニット40が設けられている。駆動ユニット40は、例えば、モータとチェーン伝動機構、或いは、モータと歯車機構等の駆動機構を内蔵し、回転軸20を回転させる。
回転軸20には、その径方向に延び、上下方向に離間して多段に設けられた撹拌部材22、23が配設されている。撹拌部材22は回転軸20の回転によりメタン発酵槽10内の本発酵ゾーンS2において有機物Bを撹拌するための部材である。撹拌部材23は排出ゾーン23を撹拌するための部材である。以下、特に撹拌部材22について説明する。
本実施形態では1段につき、3つの撹拌部材22が配設されている。なお、「段」とは回転軸20に対する配設部位(上下方向の位置)を意味し、1段につき、3つの撹拌部材22が配設されているとは、回転軸20の上下方向の同じ位置に3つの撹拌部材22が配設されていることを意味する。
本実施形態では1段につき3つの撹拌部材22を設けたがこれに限られず、1つでもよいし複数でもよい。本実施形態では、各撹拌部材22が、回転軸20からメタン発酵槽10の内部空間の周縁(本体部10aの内壁面近傍)まで延びており、撹拌部材22による撹拌領域を広領域化している。また、図2に示すように、本実施形態では、1段につき、複数(3つ)の撹拌部材22が、周回りに等ピッチで設けられ、かつ、隣接する各段の撹拌部材22は、平面視で重ならないように配設されている。図2において符号22’は符号22の撹拌部材のすぐ下の段の撹拌部材を示している。
図3(a)は図2の線Y−Yに沿う断面図、(b)は図3(a)の線Z−Zに沿う断面図である。本実施形態では、配管15から回転軸20内へ導入された精製ガスを噴出する噴出口(噴出部)22aが各撹拌部材22に設けられている。本実施形態の場合、撹拌部材22は中空体をなし、その内部空間はバルブ22bを介して回転軸20の内部空間と連通している。噴出口22aは撹拌部材22の壁体に形成された開口部(孔)である。配管15から回転軸20内へ導入された精製ガスはバルブ22bで圧力が調整されて撹拌部材22の内部空間へ導入され、噴出口22aからメタン発酵槽10内へ噴出する。回転軸20の内部空間及び撹拌部材22の内部空間は精製ガスの気道を構成することになる。バルブ22bは噴出口22aから噴出される精製ガスの噴出圧を調整するために設けられており、撹拌部材22を回転部材20へ固定する際に噴出圧が設定される。
図2において矢印d1は噴出口22aから噴出される精製ガスの噴出方向を示しており、また、矢印d2は回転軸20及び撹拌部材22の回転方向を示している。噴出口22aは撹拌部材22の回転方向後方側の面に形成されており、精製ガスは撹拌部材22の回転方向後方へ噴出される。なお、本実施形態では全ての撹拌部材22に噴出口22aを設けたが、必ずしもその必要はなく、各段毎の1つの撹拌部材22に設けたり、或いは、1又は複数段飛ばして設ける等、メタン発酵槽10内の略全域に渡って精製ガスが行き渡る範囲で設ければよい。また、本実施形態では精製ガスの噴出部を噴出口22aにより形成したが、撹拌部材22から精製ガスが噴出できれば、他の構成でもよい。
また、精製ガスを微細な泡として、閉塞せずに長期間噴出できればより好ましい。さらに、噴出口22aの目詰まりを防ぐ目的で、ポンプ15cと噴出口22aとの経路にフィルターを設置することが好ましい。
次に、本実施形態において、撹拌部材22は、回転軸20の回転による撹拌部材22の回転に伴ってメタン発酵槽10内の有機物Bを上方へ移動させるよう、図3(b)に示すように回転方向から見て斜め上方へ傾斜する形状とされている。有機物Bを上方へ移動させるための撹拌部材22の形状はこれに限られず、種々の形状が採用できる。
<装置の動作>
本実施形態の発酵ガス生成装置Aでは、メタン発酵槽10内の有機物Bがメタン発酵により発酵し、メタンガスを主成分とした発酵ガスが発生する。発酵期間は例えば30日である。発生した発酵ガスは配管13からチャンバ1へと導かれ貯留される。配管13から発酵ガスを回収する場合、バルブ13aは開け、バルブ14aは閉じられる。
ここで、発酵期間の経過に伴ってメタン発酵槽10内にはアンモニア等発酵を阻害する物質が発生し、蓄積し始める。この発酵阻害物質を除去しないと、次第にメタン発酵が抑制され始め、最終的にはメタン発酵が事実上継続できなくなる。発酵ガス生成装置Aでは、噴出口22aを撹拌部材22に設けたことにより、有機物Bを撹拌しながら精製ガスを供給できる。このため、メタン発酵槽10内において、より広範囲に精製ガスが行き渡り、事実上有機物に加水しないでメタン発酵させる乾式メタン発酵場合でも、メタン発酵を良好な状態で継続させることができる。また、撹拌部材22による撹拌により、有機物Bの混合を促進すると共に、有機物B中に細かく分散して発生した発酵ガスが有機物Bから脱泡・脱気されることが促進される。
本実施形態では撹拌部材22を上下方向に多段に配設し、各撹拌部材22から精製ガスを噴出するので、様々な位置で発酵ガスの泡が上昇し、固定的な気道が形成されないため、槽全体から発酵ガスの脱気・脱泡が促進される。また、また、特定の箇所に上下方向の対流を生じることなく、全体を均一に曝気することができるので、発酵に有害なアンモニア等を効率よく除去することができ、メタン発酵を良好な状態で継続的に行うことができる。
また、撹拌部材22が上下に離間して多段に形成されているので、撹拌部材22が通過する範囲は層状には比較的よく撹拌されるが、層間の撹拌は抑制される。このため、排出部12から残渣が排出される毎に、大部分の有機物Bは層を形成したまま下方に移動することができ、排出される残渣の中に未発酵の有機物が混入される割合を少なくすることができる。つまり、有機物Bの導入・排出により、上方から下方へ移動する有機物Bを満遍なく発酵することができる。
メタン発酵が阻害されるアンモニアの濃度は、発酵温度が摂氏36度で6000mg/L程度と一応の目安はあるもものの、様々な条件で変化する。メタン発酵が持続可能なようにする精製ガスの噴出量は、発酵させる有機物のタンパク質含有量にほぼ依存することから、時間当たり有機物の総量と同一体積から、その体積の100倍程度まで適宜変化させられることが好ましい。
精製ガスの噴出量の指標は、有機物B中のアンモニア濃度の測定値とすることもできるが、回収される発酵ガスの発生速度、及び当該発酵ガス中のアンモニア性窒素濃度とすることの方がより簡便である。
本実施形態では、メタン発酵槽10の内部空間の断面が円形であり、回転軸20がこの内部空間の中心に配設され、撹拌部材22は回転軸20から内部空間の周縁まで延びている。このため、より広範囲に渡って前記有機物の撹拌・精製ガスの供給が行なえる。
また、バルブ22bを設けたことにより、各段の撹拌部材22の噴出口22aの噴出圧を、噴出部22aの上下方向の配設位置(メタン発酵槽10内の深さ)に応じて異なるようにすることができる。つまり、メタン発酵槽10内の有機物Bは深さに応じて圧が異なる。バルブ22bの開度を調整して、各撹拌部材22単位で噴出口22aの噴出圧を個別に調整することで、深さが異なる部位に存在する有機物Bの圧に応じた噴出圧にて精製ガスを噴出でき、有機物Bに対して精製ガスを効果的に供給できる。
例えば、メタン発酵槽10内の有機物Bの上面から深さが50cmに噴出口22aがあるとし、有機物Bの見掛け比重が0.9、大気圧が1.000kgf/cm2とすると、噴出口22aでの圧力は1.045kgf/cm2となり、バルブ22bの設定を1.145kgf/cm2に設定すれば、実際の噴出口22aの差圧は0.10kgf/cm2となる。
有機物Bの上面から5mの深さにある噴出口22aでの圧力は、1.45kgf/cm2となり、バルブ22bの設定を1.55kgf/cm2に設定すれば、実際の噴出口22aの差圧は0.10kgf/cm2となるので、各深さで同一体積の精製ガスが噴出され易くなる。仮に同一体積の精製ガスが噴出された場合には、大気圧に戻ると深い方からより膨張し、深いほど精製ガスの噴出量が多くなる。そこで、深い部分の差圧を若干小さくし、各深さにある撹拌部材22から噴出する精製ガスの量を大気圧に戻した場合に全て略同一とすることもできる。また、メタン発酵槽10内において深さに応じてアンモニアの発生量が異なるようであれば、発生量の多い領域に存在する撹拌部材22からより多くの精製ガスを噴出させるようバルブ22bの開度を設定することもできる。このようにすることにより、メタン発酵槽10内をより効率的にアンモニアを一定レベル以下に止めることができる。
また、本実施形態では回転軸20を精製ガスの気道として用いたので、メタン発酵槽10内の各部位に効果的に精製ガスを供給できる。
また、本実施形態では撹拌部材22は、回転軸20の回転による撹拌部材20の回転に伴ってメタン発酵槽10内の有機物Bを上方へ移動させる形状を有するので、有機物Bが撹拌部材22の回転により上方に持ち上げられる一方、撹拌部材22の下方が負圧になるので、この部分に存在した発酵ガスの細かな気泡が膨張し互いに接合して大きな気泡に成長しやすく、発酵ガスが前記有機物から脱泡・脱気されることが促進され、オーバーフローも防止される。
また、発酵ガスの比較的大きな気泡の上昇が様々な位置で起こることから、各撹拌部材22の直接的な影響を受けない、撹拌部材22の回転範囲外に存在する有機物Bも弱いながらも撹拌される。
仮に、撹拌部材22の回転方向の幅を10cm、厚みを2cmとし、傾斜を30度とし、各段の離間距離(図1のd)を50cmとすると、撹拌部材22の上下方向の見掛け上の高さは6cm程度となる。この撹拌部材を回転させることにより、撹拌部材の上下2cm程度を含め、10cm程度はよく撹拌される。撹拌部材による撹拌の直接的な影響が到達しない範囲は、各撹拌部材の離間部分に40cm存在することになるが、この部分は発酵ガスの気泡のランダムな位置からの上昇によって全ての方向に対し弱く撹拌されることになる。
このことにより、発酵ガスの脱泡効果を発揮すると共に、メタン発酵槽10内を水平な層状に確実に撹拌すると同時に各層間もわずかながら上下方向に混じり合うように撹拌されるので、発酵しながら大部分の有機物Bは下方に移動し、一部が隣り合う上側の層に移動し混合されるので、十分にメタン発酵している有機物Bを種菌として別のルートでメタン発酵開始段階の層に戻す必要がない。
撹拌部材22の回転は定速回転でも間欠回転でもよく、また、ラチェット機構とクランク機構を組合せること等により脈動回転させてももよい。この場合の方が、撹拌部材22の下側に発生する負圧が大きくなりより、発酵ガスからなる気泡がより大きな気泡に成長しやすくなる。なお、残渣を排出する場合には、回転軸20を逆方向に回転させ、残渣の排出を促すこともできる。
次に、各段の撹拌部材22の上下方向の配設間隔(図1のd)は、有機物Bの1回の導入により増加するメタン発酵槽10内の有機物Bの高さに基づき設定することが望ましい。例えば、メタン発酵槽20の内部空間の断面積をSとすると、(配設間隔:図1のd)=(1回の導入量)/Sである。また、各々の撹拌部材22の上下方向の幅(図3(b)のD)が、前記配設間隔(図1のd)の2/3以下であることが望ましい。こうすることで、メタン発酵槽10内において有機物Bが導入単位(例えば日単位)の層を形成し、かつ、層単位で撹拌部材22による撹拌及び精製ガスの供給ができる。また、各層間における撹拌部材22の撹拌による混合を低減し、各層毎に、より均一化されたメタン発酵を促進できる。
次に、本実施形態では各段の撹拌部材22の数を一律に3つとしたが、特定の段の撹拌部材22の数を多くすることもできる。この構成によれば、メタン発酵槽10内の特定の領域での有機物Bの混合を促進できる。特定の段とは、例えば、酸生成発酵ゾーンS1又は本発酵ゾーンS2の上部に位置する段である。酸生成発酵をほぼ終了させ、pH調整した有機物をメタン発酵槽10に投入する場合には、既にメタン発酵している有機物Bと比較的速やかに混合した方が全体を速やかにメタン発酵へ移行させることができる。このためには、酸生成発酵ゾーンS1又は本発酵ゾーンS2の上部に位置する撹拌部材22の数を増やして、混合効率を高めることが望ましい。
また、有機物に炭酸カルシウムを添加して酸生成発酵させる場合には、酸生成発酵によってpHが余り低下しないので、酸生成発酵が終了する次の段での混合効率を高める必要がある。一方、pH調整や炭酸カルシウム等を添加せずに酸生成発酵させた場合には、発酵がほぼ終了した段階に達すると弱酸性となり、そのままメタン発酵している有機物Bと急速に混ぜるとメタン菌が活発に活動するpH領域から外れてしまう可能性がある。このような場合には酸生成発酵済み有機物とメタン発酵中の有機物を互いが鍬込まれるようにゆっくり混合させることが望ましい。したがって、撹拌部材22をクシ状の形状にする等、撹拌部材22の形状等を変えることも効果的である。
回転軸20の回転数は、1日に1/(1段の撹拌部材22の最低数)以上1時間に1/(1段の前記撹拌部材22の最低数)以下であることが望ましい。例えば、本実施形態のように1段の撹拌部材22を3つとした場合、1日に1/3回転以上、1時間に1/3回転以下である。仮に、一部の段の撹拌部材22が1つの場合は、他に3つ以上設けた段があっても、1日に1回転以上、1時間に1回転以下である。つまり、各層が撹拌される回数は最低1日1回で足り、また、1日に24回以下である。こうすることで、回転軸の回転動力のエネルギー消費(電力)を節約すると共にメタン発酵を継続できる。また、撹拌部材22のアスペクト比(長さ/幅)は10以上の方が、広範囲を低トルクで回転させられることから、より好ましい。
図4(a)の試験結果が示すようにメタン発酵は無撹拌でも初期は継続されるが、数日間経過すると発酵する速度が著しく低下する。図4(a)の試験は、円筒形の発酵槽(直径:15cm、高さ50cm)に、牛糞をメタン発酵させている既存の施設より採取し、この発酵中の発酵原料を遠心分離機にかけ、含水率85%になるようにたものを上記発酵槽内に投入して、撹拌(1日1回3分間槽内全体を十分に撹拌することで発酵ガスを発酵中の有機物から脱気した)した場合と、しない場合とで発酵ガスの生成量を測定したものである。
発酵ガスの発生量が増加する4日目以降は撹拌の有無による発酵ガスの発生量の差は大きくなり、無撹拌のものは、6日を経過した時点で発酵速度がピークに達し、7日目には発生量が大幅に低下している。この試験結果から、1日1回十分な撹拌が行われれば、良好なメタン発酵条件が維持されることが分かる。なお、撹拌の程度は、撹拌部材22の形状、撹拌部材の取付間隔、有機物の性質等に依存するので、回転軸20の回転数は、上述したように適宜選択される。
次に、本実施形態では、撹拌部材22が、各段において等ピッチで複数設けられ、かつ、隣接する各段の撹拌部材22は、平面視で重ならないように配設されている(図2)。この構成によれば、有機物Bの撹拌を促進できる。つまり、平面視で、各段の撹拌部材22が偏在しないので、より均一に精製ガスを行き渡らせることができ、より対流を生じにくくすることができる。
次に、乾式メタン発酵の場合、発酵した有機物Bは比較的高い粘性を有するビンガム流体であるため、発酵ガスが発生してもこれが有機物Bの内部に細かな気泡として分散された状態となり易く、発酵ガスが脱泡・脱気され難い。特に、メタン発酵槽10の下部側で発生した発酵ガスは配管13に至るまでに距離があるので、より脱泡・脱気されにくい。発酵ガスの脱気がうまく行かないと有機物Bの全体が上方へ膨張し、配管13を詰まらせることになる(オーバーフロー)。
このため、本実施形態では、メタン発酵槽10内を減圧して発酵ガスの脱気をより促進することもできる。メタン発酵槽10内を減圧すると、発酵によって生成した発酵ガスを含む微細な気泡が膨張し、微細な気泡が互いに集合してしだいに大きくなり、上昇力が増加することから有機物Bから、脱泡・脱気し易くなる。この場合、発酵ガスは配管14から回収される。バルブ13aを閉じ、バルブ14aは開けると、メタン発酵槽10内の発酵ガスは、減圧タンク14bに吸引されると同時にポンプ14cが稼働し、チャンバ1へ導かれ始める。減圧タンク14bの作用によりメタン発酵槽10内が急激に減圧され、有機物Bも見かけ上急激に膨張撹拌撹拌することになるが、減圧による有機物Bの見かけ上の膨張量は支障のない範囲で制御される。また、減圧を間欠的に行うと、有機物B膨張、収縮を繰り返すので、微細な気泡が大きくなりやすくなり、よりオーバーフローしにくくなる。
本発明の一実施形態に係る発酵ガス生成装置Aの構成図である。 図1の線X−Xに沿う断面図である。 (a)は図2の線Y−Yに沿う断面図、(b)は図3(a)の線Z−Zに沿う断面図である。 試験結果を示すグラフである。
符号の説明
A 発酵ガス生成装置
10 メタン発酵槽
20 回転軸
22 撹拌部材
22a 噴出口

Claims (3)

  1. 上部から有機物が導入され、下部から発酵後の前記有機物の残渣が排出されるメタン発酵槽を備えた発酵ガス生成装置において、
    前記メタン発酵槽内において上下方向に延びる回転軸と、
    前記回転軸の径方向に延び、上下方向に離間して前記回転軸に多段に設けられ、前記回転軸の回転により前記メタン発酵槽内の前記有機物を撹拌する撹拌部材と、
    少なくとも一つの前記撹拌部材に設けられ、前記メタン発酵槽内で発生したガスの一部であって、脱アンモニア処理が行なわれた脱アンモニアガスを噴出する噴出部と、を備え、
    前記噴出部が、各段の前記撹拌部材にそれぞれ設けられ、
    前記噴出部の噴出圧が、当該噴出部の上下方向の配設位置に応じて異なり、
    前記回転軸と前記撹拌部材とは、その内部に前記噴出部から噴出する前記脱アンモニアガスの気道が形成され、
    前記噴出部は、前記撹拌部材の一部に形成された開口部であり、
    前記回転軸内部の気道と前記撹拌部材内部の気道との間に、前記噴出部から噴出される前記脱アンモニアガスの噴出圧を調整するバルブが設けられたことを特徴とする発酵ガス生成装置。
  2. 上部から有機物が導入され、下部から発酵後の前記有機物の残渣が排出されるメタン発酵槽を備えた発酵ガス生成装置において、
    前記メタン発酵槽内において上下方向に延びる回転軸と、
    前記回転軸の径方向に延び、上下方向に離間して前記回転軸に多段に設けられ、前記回転軸の回転により前記メタン発酵槽内の前記有機物を撹拌する撹拌部材と、
    少なくとも一つの前記撹拌部材に設けられ、前記メタン発酵槽内で発生したガスの一部であって、脱アンモニア処理が行なわれた脱アンモニアガスを噴出する噴出部と、を備え、
    各段の前記撹拌部材の上下方向の配設間隔が、前記有機物の1回の導入により増加する前記メタン発酵槽内の前記有機物の高さに基づき設定され、
    各々の前記撹拌部材の上下方向の幅が、前記配設間隔の2/3以下であることを特徴とする発酵ガス生成装置。
  3. 上部から有機物が導入され、下部から発酵後の前記有機物の残渣が排出されるメタン発酵槽を備えた発酵ガス生成装置において、
    前記メタン発酵槽内において上下方向に延びる回転軸と、
    前記回転軸の径方向に延び、上下方向に離間して前記回転軸に多段に設けられ、前記回転軸の回転により前記メタン発酵槽内の前記有機物を撹拌する撹拌部材と、
    少なくとも一つの前記撹拌部材に設けられ、前記メタン発酵槽内で発生したガスの一部であって、脱アンモニア処理が行なわれた脱アンモニアガスを噴出する噴出部と、を備え、
    前記撹拌部材は、各段に1又は複数設けられ、
    前記回転軸の回転数が、
    1日に1/(1段の前記撹拌部材の最低数)以上1時間に1/(1段の前記撹拌部材の最低数)以下であることを特徴とする発酵ガス生成装置。
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