JP4957804B2 - アンテナ結合相関除去方法およびアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置 - Google Patents

アンテナ結合相関除去方法およびアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置 Download PDF

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Description

本発明は、放送電波の受信装置に関するものであり、特に、ポータブル機器に適する小型の受信装置であって、かつダイバーシティを用いて高感度かつ安定に受信するアンテナ結合相関除去方法およびアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置に関するものである。
従来、移動時に安定受信をするために、ダイバーシティ受信装置が存在する。また、受信機において、自己ノイズによる感度抑圧を軽減する方法が開示されている。すなわち、まず、当該ノイズを加工して逆位相かつ適度な振幅を有するノイズを生成する。そして、加工したノイズを受信回路の途中に注入することで、ノイズを相殺するノイズキャンセル技術が開示されている(特許文献1参照)。
図10〜図12に、特許文献1に開示されている無線送受信機の構成を示す。この無線送受信機に関して、図10では、2本のアンテナを搭載した無線通信端末700の例を示す。受信アンテナ601、602で受信した受信信号を、受信機701、702がそれぞれ復調する。そして、それらの復調信号を干渉除去器703が入力する。干渉除去器703は、放射雑音成分を除去する。そして、干渉除去器703が、放射雑音の除去された受信信号を、情報処理系704に出力する。
図11は、図10に示した干渉除去器703の第1の具体例を示す。この具体例では、2つの受信アンテナ601、602に受信される干渉信号の相関が高い場合に有効となる。受信機701は、受信アンテナ601で受信した信号を復調し、希望信号と干渉信号との和の信号704を出力する。一方、受信機702は、受信アンテナ602で受信した信号を復調し、希望信号と干渉信号との和の信号706を出力する。この信号706を振幅位相調整器802は入力する。そして、振幅位相調整器802は、この入力した信号706に含まれる干渉信号の振幅位相を、信号704に含まれる干渉信号の振幅位相と等しくするように調整する。振幅位相調整器802は、調整した信号708を出力する。加算器803は、信号704と信号708とを加算し、信号710を出力する。
この際、初期設定では、例えば、データを伝送しない状況下で、加算器803から出力される信号710に含まれる干渉信号をモニタする。この状況では、信号710には、データは含まれない。そこで、振幅位相調整器802において、加算後の干渉信号の電力が、実質的にゼロになるように設定する。この初期設定により、干渉除去器703は、安定に動作できる。その結果、干渉除去器703は、受信アンテナ601、602で受信した干渉信号の相関が高いほど、放射雑音をより小さくなるように減衰させることができる。
図12は、図10に示した干渉除去器703の他の具体例を示す。この具体例では、干渉除去器703は、電子機器PC(Personal Computer)から、ケーブル912を通じて放射雑音を直接取得している。そして、この取得した放射雑音情報を、振幅位相調整器904、905に入力して各受信系の擬似干渉信号728、730を生成している。振幅位相調整器904、905の出力を、放射雑音予測器903の出力信号となる擬似干渉信号730と擬似干渉信号728として、第一加算器901と第二加算器902に入力する。そして、これら第一加算器901と第二加算器902で各受信信号からそれぞれ擬似干渉信号728、730を差し引く。この加算により第1の加算器901と第2の加算器902から放射雑音が除去されたデータ732とデータ734が出力される。そして、これらのデータ732、734は、ダイバーシティ受信機910でダイバーシティ受信される。
しかし、従来実施されてきたこれらのダイバーシティおよびノイズキャンセラによる装置は、本来、車載型などに好適な比較的大型の装置向けである。したがって、ポータブル型、すなわち持ち運んで使用するような小型機器には、必ずしも好適とは言えない。なぜなら、これらの装置は、小型化することによりダイバーシティアンテナ相互の結合劣化、およびダイバーシティ相関によるゲイン劣化を引き起こすからである。したがって、これらの装置では、狙い通りの高感度受信が出来なくなる問題がある。
また、ノイズ源が機器内部で複数ある場合、例えば、信号処理回路、クロック部、液晶ディスプレイ駆動部、各種メモリーのバスライン、DC−DCコンバータなどの場合、チャンネル毎に要因を特定することが困難である。そのため劣化原因となるノイズ成分をキャンセルするためには、関連するノイズ成分を総合的にピックアップする必要があった。
上記したように、特許文献1に開示されている技術では、ノイズ源である電子機器PCからケーブル912等を通じて放射雑音を直接取得している。そして、この取得した放射雑音情報を用いて、振幅位相調整器904、905で各受信系の擬似干渉信号を生成している。各振幅位相調整器904、905の出力を放射雑音予測器903の出力信号となる擬似干渉信号730と擬似干渉信号728として第一加算器901と第二加算器902に入力し、これら第一加算器901と第二加算器902で、各受信信号からそれぞれ擬似干渉信号730、728を差し引く構成である。
そのため、特許文献1に開示されている技術は、電子機器PCのノイズ成分には、効果を奏するが、他の内部のノイズ源に対して作用しない。したがって、特許文献1に開示されている技術は、それらのノイズによる感度抑圧を改善する効果を発揮できない。
また、小型筐体の機器に適用した場合、ダイバーシティアンテナ相互の結合劣化およびダイバーシティ相関によるゲイン劣化を引き起こす。その結果、高感度受信が出来なくなる課題は、解決できなかった。
特開2004−236171号公報
本発明のアンテナ結合相関除去方法は、第一アンテナの一部または給電点と、第二アンテナの一部または給電点との、相互距離が受信電波の波長の1/2以内に近接して配置されるダイバーシティ受信におけるアンテナ結合相関除去方法である。
第一配置ステップは、第二アンテナの給電点の地盤付近に第一センサーと、第一センサーの出力する第一ピックアップ信号の振幅位相を制御する第一振幅位相調整部と、第一アンテナからの出力信号と、第一振幅位相調整部の出力信号とを入力し、入力した2つの出力信号を加算して出力する第一加算部と、第一アンテナからの出力信号を、第一加算部を介して入力する第一チューナと、第二アンテナからの出力信号を、入力する第二チューナと、を配置する。
第二配置ステップは、第一チューナの出力信号と、第二チューナの出力信号とを入力するダイバーシティ受信部と、ダイバーシティ受信部の出力する受信品質信号を入力する制御部を配置する。
振幅位相調整ステップは、第一振幅位相調整部において、第一センサーの出力するピックアップ信号の振幅位相を制御する。
第一入力ステップは、2つの出力信号を入力する第一加算部において、2つの出力信号である第一アンテナの出力信号と、第一振幅位相調整部の出力信号とを入力し、加算して出力する。そして、第一チューナにおいて、第一アンテナからの出力信号を、第一加算部を介して入力する。
第二入力ステップは、第二チューナにおいて、第二アンテナからの出力信号を入力する。
第三入力ステップは、第一チューナの出力信号と、第二チューナの出力信号とをダイバーシティ受信部に入力する。
合成ステップは、ダイバーシティ受信部において、第一チューナの出力信号と第二チューナの出力信号とを合成する。
復調ステップは、ダイバーシティ受信部において、第一アンテナからの出力信号と第二アンテナの出力信号とからダイバーシティ方式の復調を行う。
制御ステップは、制御部において、ダイバーシティ受信部の出力する受信品質信号に応じて、第一ピックアップ信号の振幅位相を、受信品質信号が最良の値となるように第一振幅位相調整部を制御する。
また、本発明のアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置は、第一アンテナの一部または給電点と、第二アンテナの一部または給電点との、相互距離が受信電波の波長の1/2以内に近接して配置されるダイバーシティ受信を行う無線装置である。無線装置は、第一センサーと、第一振幅位相調整部と、第一加算部と、第一チューナと、第二チューナと、ダイバーシティ受信部と、制御部と、を備えている。
第一センサーは、第二アンテナの給電点の地盤付近に配置する。第一振幅位相調整部は、第一センサーの出力する第一ピックアップ信号の振幅位相を制御する。第一加算部は、第一アンテナからの出力信号と、第一振幅位相調整部の出力信号とを入力し、入力した2つの出力信号を加算して出力する。第一チューナは、第一アンテナからの出力信号を、第一加算部を介して入力する。第二チューナは、第二アンテナからの出力信号を、入力する。ダイバーシティ受信部は、第一チューナの出力信号と、第二チューナの出力信号とを入力する。制御部は、ダイバーシティ受信部の出力する受信品質信号を入力する。
ダイバーシティ受信部は、第一チューナの出力信号と第二チューナの出力信号とを合成し、かつ、第一アンテナからの出力信号と第二アンテナの出力信号とからダイバーシティ方式の復調を行う。また、制御部は、ダイバーシティ受信部の出力する受信品質信号に応じて、第一ピックアップ信号の振幅位相を、受信品質信号が最良の値となるように第一振幅位相調整部を制御する。
このような構成により、第二アンテナに誘起する第一アンテナの結合成分をキャンセルし、併せてノイズ成分もキャンセルすることができ、感度抑圧の最大要因であるものを主にキャンセルできる。したがって、受信感度を最大にできる。
本発明の実施の形態1におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置に対する電波到来方向のイメージ図 本発明の実施の形態1におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置のブロック図 本発明の実施の形態1におけるアンテナ結合相関除去方法を説明するフローチャート 本発明の実施の形態1におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置が、結合成分をキャンセルする動作を、ベクトル合成を用いて説明する図 本発明の実施の形態2におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置のブロック図 本発明の実施の形態3におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置のブロック図 本発明の実施の形態3におけるアンテナ結合相関除去方法を説明するフローチャート 本発明の実施の形態4におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置のブロック図 本発明の実施の形態5におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置のブロック図 従来例における無線通信端末の構成を示すブロック図 従来例における無線通信端末の干渉除去器の構成を示すブロック図 従来例における無線通信端末の干渉除去器の構成を示すブロック図
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10aを使用する一般的な環境について説明するための電波到来方向のイメージ図である。なお、本実施の形態における無線装置10aは、第一アンテナ19と第二アンテナ29を備えている。そして、これらのアンテナの偏波面が、同一な場合を想定している。
固定機器では、一般に屋上に設置された強指向性アンテナから、信号を屋内に引き込んで受信する。しかし、本実施の形態における無線装置10aのように、ポータブル機器では、移動中の場所・方向が定まらないために、通常、アンテナの指向性を全指向性とし、アンテナの偏波指向性も一義に規定しない。このようにする理由は、電波環境が直接波73だけでなく、建造物70、72や山71に反射して到来する間接波74を有効に受信するためには、偏波面も多様に変化しているためである。したがって、ポータブル機器では、ダイバーシティを行う場合、空間的なスプリット効果を狙うスペースダイバーシティと、偏波面のちがいを利用する偏波ダイバーシティとを、組み合わせることが通常行われる。
図2は、本発明の実施の形態1におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10aのブロック図である。本実施の形態におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10aは、第一アンテナ19と、第二アンテナ29と、第一センサー28と、第一振幅位相調整部12と、第一加算部13と、第一チューナ14と、第二チューナ24と、ダイバーシティ受信部30と、制御部40とを備えている。
本実施の形態におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10aは、周波数帯域として、470[MHz]〜770[MHz]のUHF帯域の地上デジタル放送を受信するシステムに適用して好適である。なお、電波の波長λは、周波数が470[MHz]の場合は、約0.64m、周波数が770[MHz]の場合は、約0.39mである。しかし、本実施の形態におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10aのようなポータブル機器の場合、機器の持ち運びの利便性を損なわないようにするために、機器のサイズには、制約がある。したがって、第一アンテナ19と第二アンテナ29との相互距離dは、高々0.3mに制限される。相互距離dが0.3mであると、相互距離dは、電波の周波数によっては、1/2波長にも満たない距離である。このようにアンテナ相互の空間距離が小さい場合、第一アンテナ19と第二アンテナ29とにおいて、アンテナ結合が起こり、互いに干渉して受信感度の劣化が生じやすい。
すなわち、本実施の形態におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10aは、ダイバーシティ受信を行う機器であって、第一アンテナ19の一部または給電点と、第二アンテナ29の一部または給電点との、相互距離dが、受信電波の波長の少なくとも1/2以内に近接して配置されることを想定している。
第一アンテナ19は、整合回路11により、その後段の第一加算部13とのインピーダンスマッチングを行う。このようにするのは、第一アンテナ19において、信号の受信感度を最も向上させるようにするためである。第一加算部13は、第一入力端子及び第二入力端子を有する。そして、第一アンテナ19からの出力信号を、整合回路11を介して、第一加算部13の第一入力端子に入力する。また、第一振幅位相調整部12の出力を第一加算部13の第二入力端子に入力する。そして、第一加算部13は、第一入力端子及び第二入力端子に入力された信号を加算して出力する。すなわち、第一加算部13は、第一アンテナ19からの出力信号と、第一振幅位相調整部12の出力信号とを入力し、入力したこれら2つの出力信号を加算して出力する。
第一チューナ14は、第一加算部13の出力信号を入力する。すなわち、第一チューナ14は、第一アンテナ19からの出力信号を、整合回路11と第一加算部13とを介して入力する。第一チューナ14ではRF増幅、周波数変換などを行う。
第二アンテナ29は、第一チューナ14と同様に整合回路21により、その後段の第二チューナ24とのインピーダンスマッチングを行う。このようにするのは、第二アンテナ29において、信号の受信感度を最も向上させるようにするためである。すなわち、第二チューナ24は、第二アンテナ29からの出力信号を、整合回路21を介して入力する。第二チューナ24ではRF増幅、周波数変換などを行う。なお、本実施の形態では、図2の矢印44に示すように、第一アンテナ19と第二アンテナ29とは、実質的に同方向に配置している。
ダイバーシティ受信部30は、第一入力端子と第二入力端子とを有する。また、ダイバーシティ受信部30は、その第一入力端子に、第一チューナ14の出力信号を入力する。そして、ダイバーシティ受信部30は、その第二入力端子に、第二チューナ24の出力信号を入力する。このように、ダイバーシティ受信部30は、第一チューナ14の出力信号と第二チューナ24の出力信号とを入力して、合成する。この合成は、例えば、キャリア最大比合成を行いダイバーシティ方式の復調をしてもよい。
制御部40は、ダイバーシティ受信部30の出力する受信品質信号31を入力する。そして、制御部40は、受信品質信号31に応じて、第一振幅位相調整部12を制御する。
図2の矢印44aに示すように、第一センサー28と第一アンテナ19とは、互いに実質的に同方向に配置する。また、第一センサー28は、第二アンテナ29の整合回路21の地盤に流れる第二アンテナ29の電磁結合電流成分(図2には、矢印27で示す)をピックアップするように、第二アンテナ29の給電点の地盤付近に配置する。第二アンテナ29の給電点すなわち整合回路21のグランド部において、電磁結合電流成分の存在する範囲である1/4λ以内であって、0.15m以内に近接して、第一センサー28を配置する。すなわち、第二アンテナ29の給電点と、第一センサー28の中央部との距離は、受信電波の波長に対して少なくとも1/4以内とする。
このように近接して配置したので、第一センサー28には、第二アンテナ29の受信信号成分が誘起される。また、第一センサー28は、第二アンテナ29の受信信号成分とともに機器内部の各種ノイズ源から放出されるノイズ成分を併せてピックアップする。第一振幅位相調整部12は、第一センサー28の出力する第一ピックアップ信号の振幅位相を制御する。
制御部40は、ダイバーシティ受信部30の出力する受信品質信号31に応じて、第一センサー28の出力する第一ピックアップ信号の振幅位相を、受信品質信号31が最良の値となるように第一振幅位相調整部12を制御する。このような制御により、本実施の形態における無線装置10aは、アンテナ結合相関除去機能を備えている。なお、2つのアンテナの結合成分をキャンセルする動作の詳細については、後述する。
受信品質信号31は、最終的な受信品質を表す受信信号強度パラメータ(AGC;Automatic Gain Contorol signal parameter),ビットエラーレート(BER;Bit Error Ratio),CN比(C/N;Carrier to Noise Ratio)の少なくともいずれか1つを用いる。ダイバーシティ受信部30は受信品質信号31を出力し、受信品質信号31を制御部40へ入力する。制御部40は、受信品質信号31に基づいて、制御パラメータを第一振幅位相調整部12へ、フィードバックする。
ここで、受信品質信号31が最良の値となるとは、例えば、受信信号強度パラメータでは、第一アンテナ19および第二アンテナ29で受信する信号の電界強度が最も高くなったときの受信品質信号31の値である。また、ビットエラーレートでは、最もビットエラーレートが小さくなったときの受信品質信号31の値である。そして、CN比では、最もCN比が高くなったときの受信品質信号31の値である。すなわち、ダイバーシティ受信部30は、上記した受信信号強度パラメータ、ビットエラーレート、CN比を検出する機能を有する。
次に、本実施の形態におけるアンテナ結合相関除去方法の具体的な手順について述べる。図3は、本発明の実施の形態1におけるアンテナ結合相関除去方法を説明するフローチャートである。本実施の形態におけるアンテナ結合相関除去方法は、第一アンテナ19の一部または給電点と、第二アンテナ29の一部または給電点との、相互距離dが受信電波の波長の1/2以内に近接して配置されるダイバーシティ受信に関する。
第一配置ステップは、第二アンテナ29の給電点の地盤付近に第一センサー28を配置する。そして、まず、アンテナ結合相関除去の合成ノイズ源である第一センサー28の出力する第一ピックアップ信号のレベルの小さいチャンネルに、受信周波数を調整する。このチャンネルは、システムに使用する各部のクロック周波数などから予め求めて、プリセットしておくことができる。
また、第一センサー28の出力する第一ピックアップ信号を入力する第一振幅位相調整部12を配置する。第一センサー28には、第二アンテナ29の受信信号成分が誘起される。また、第一センサー28は、第二アンテナ29の受信信号成分とともに機器内部の各種ノイズ源から放出されるノイズ成分を併せてピックアップする。さらに、第一アンテナ19からの出力信号と、第一振幅位相調整部12の出力信号とを入力し、入力したこれらの2つの出力信号を加算して出力する第一加算部13を配置する。
また、第一アンテナ19からの出力信号を、第一加算部13を介して入力する第一チューナ14と、第二アンテナ29からの出力信号を、入力する第二チューナ24とを配置する(ステップS11)。
第二配置ステップは、第一チューナ14の出力信号と、第二チューナ24の出力信号とを入力するダイバーシティ受信部30と、ダイバーシティ受信部30の出力する受信品質信号31を入力する制御部40を配置する(ステップS12)。まず、制御部40は、初期値としての制御パラメータを、第一振幅位相調整部12に供給する。そして、制御部40は、第一センサー28の信号の振幅位相を、その制御パラメータで制御する。
すなわち、第一振幅位相調整ステップは、第一振幅位相調整部12において、第一センサー28の出力するピックアップ信号の振幅位相を制御する(ステップS13)。
その後、第一振幅位相調整部12の出力信号が、第一加算部13の第二入力端子に印加される。一方、第一アンテナ19から整合回路11を介して受信した信号は、第一加算部13の第一入力端子に印加される。すなわち、第一入力ステップは、2つの出力信号を入力する第一加算部13において、これらの2つの出力信号である第一アンテナ19の出力信号と、第一振幅位相調整部12の出力信号とを入力し、加算して出力する。また、第一チューナ14において、第一アンテナ19からの出力信号を、第一加算部13を介して入力する(ステップS14)。
第二入力ステップは、第二チューナ24において、第二アンテナ29からの出力信号を入力する(ステップS15)。
第三入力ステップは、第一チューナ14の出力信号と、第二チューナ24の出力信号とをダイバーシティ受信部30に入力する(ステップS16)。
合成ステップは、ダイバーシティ受信部30において、第一チューナ14の出力信号と第二チューナ24の出力信号とを合成する(ステップS17)。そして、ダイバーシティ受信部30は、受信品質信号31を出力する。制御部40は、この受信品質信号31を入力する。
そして、復調ステップは、ダイバーシティ受信部30において、第一アンテナ19からの出力信号と第二アンテナ29の出力信号とからダイバーシティ方式の復調を行う(ステップS18)。
制御ステップは、制御部40において、ダイバーシティ受信部30の出力する受信品質信号31に応じて、第一ピックアップ信号の振幅位相を、受信品質信号31が最良の値となるように、さらに制御する(ステップS19)。すなわち、制御部40は、この時の受信品質を表す受信信号強度パラメータ(AGC),ビットエラーレート(BER),CN比(CN)をリファレンスとして、制御パラメータのいくつかを変化させる。
制御パラメータを変化させた結果、受信品質信号31が増減する場合は、制御部40は、その中で最も良くなるポイントをメモリーに格納する。そして、制御部40は、受信品質信号31は最良の値か、どうかを確認する(ステップS20)。最良の値であれば(Yes)、一連の処理を終了する。そうでなければ(No)、ステップS13に戻って、一連の処理を繰り返す。この際に、制御部40が、制御パラメータの変化ステップを順次、粗から密に移行させることで、より精確な制御が可能となる。したがって、受信品質信号31が最良の値となるように、制御部40が、第一振幅位相調整部12を制御できる。
図4は、本発明の実施の形態1におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10aが、結合成分をキャンセルする動作を、ベクトル合成を用いて説明する図である。結合成分は、2つのアンテナが近接して配置されているために、それらのアンテナの相互作用により生じる。特に、本実施の形態では、第一アンテナ19に誘起される第二アンテナ29からの結合成分をキャンセルし、第一アンテナ19における受信感度の抑圧が結合成分によって生じないように工夫している。
図4には、5つのベクトル表示60、62、64、66、68を示している。ベクトル表示62は、第一センサー28に誘起する信号成分をベクトル54で示している。第一センサー28に誘起する信号成分は、第二アンテナ29の地盤へ向かう電磁結合電流成分により、主に誘起する。したがって、第二アンテナ29で受信する信号成分と同相となる。ここで、第二アンテナ29で受信する信号成分のキャリアを、ベクトル表示62の表示系における基準として、R軸上にあるものとしている。そして、90度遅れた軸をI軸で表示し、ベクトル表示系を構成している。他のベクトル表示60、64、66、68も同様にして、表示している。
ベクトル表示64は、第一振幅位相調整部12に入力した第一センサー28に誘起する信号成分の振幅と位相を、第一振幅位相調整部12において制御した結果をベクトル55で示している。
ベクトル表示60は、第一アンテナ19に誘起する2つの信号成分を2つのベクトル51、52で示している。さらに、それらのベクトルの合成したベクトル53も示している。放送局50からの受信信号は、ベクトル51である。受信信号のベクトル51の他に、アンテナ結合により第二アンテナ29からの結合成分のベクトル52も同時に存在する。これらの合成信号はベクトル合成したベクトル53となる。この合成信号が、実際には、第一アンテナ19から出力される。すなわち、受信信号のベクトル51よりも振幅が減少する。この原因は、第一アンテナ19に近接して配置された第二アンテナ29による結合成分による。以下では、この結合成分であるベクトル52をキャンセルする方法について説明する。
ベクトル表示66は、第一加算部13の入力信号をベクトル51、52、55で示している。すなわち、ベクトル表示60のベクトル51、52とベクトル表示64のベクトル55と、それらを合成したベクトル51を表示している。第一アンテナ19における第二アンテナ29の結合成分であるベクトル52は、第一振幅位相調整部12において制御した結果のベクトル55によりキャンセルすることができる。結果として、第一加算部13の出力信号として、ベクトル表示68に示すように、ベクトル59で示す合成受信信号を得ることができる。このベクトル59は、ベクトル51と同等である。このようにして、2つのアンテナが近接されて配置されたことに伴う、受信感度に対する結合劣化の影響をなくすことができる。したがって、第一アンテナ19の受信感度を最大化できる。
また、本実施の形態におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10aにおいては、第一センサー28と第一アンテナ19とは実質的に同一方向となるように配置している。すなわち、第一センサー28の出力する第一ピックアップ信号は、第一アンテナ19に飛び込む偏波面の信号を、より多く捉えるように配置されている。その結果、本実施の形態においては、アンテナ結合劣化成分をキャンセルする作用と効果を増大させることが可能となる。
したがって、本実施の形態におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置によれば、小型の筐体でポータブル受信機を構成してダイバーシティとノイズキャンセラとによって高感度・高安定度を有する受信機を安価に提供することが可能となる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10bのブロック図である。本実施の形態1においては、図2に示すように、第一アンテナ19と第二アンテナ29とは、実質的に同方向に配置していた。しかし、本実施の形態2におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10bでは、図5の矢印42に示すように、第一アンテナ19と第二アンテナ29bとは、互いに実質的に直交するように配置している。すなわち、第一アンテナ19は垂直偏波面を主に、第二アンテナ29bは水平偏波面を主に、受信するものである。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同等な構成・機能には同じ符号を付け、説明は省略する。
また、実施の形態1と同様に、図5の矢印44に示すように、第一センサー28は第一アンテナ19と同じ方向の偏波面を主に受信する。また、第一アンテナ19と第二アンテナ29とは互いに相互距離d[m]だけ離して配置する。すなわち、本実施の形態におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10bも、実施の形態1と同様に、第一アンテナ19の一部または給電点と、第二アンテナ29bの一部または給電点との、相互距離dが、受信電波の波長の1/2以内に近接して配置されている。
他の構成は実施の形態1と同様である。したがって、本実施の形態においても、アンテナ結合に伴って、第一アンテナ19に誘起される第二アンテナ29bからの結合成分をキャンセルし、第一アンテナ19における受信感度の抑圧が結合成分によって生じないようにできる。その結果、本実施の形態におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10bも、アンテナ結合相関除去の効果を奏する。
また、本実施の形態では、矢印42に示すように、第一アンテナ19と第二アンテナ29bとを互いに実質的に直交させている。また、矢印44に示すように、第一センサー28と第一アンテナ19とは実質的に同一方向となるように配置している。このような配置より、第一アンテナ19と第二アンテナ29bとは、実質的に同方向である実施の形態1と比べて、格段に疎結合とすることができる。したがって、第一アンテナ19と第二アンテナ29bとの偏波面をお互いに異ならせることにより、感度抑圧の原因になる第一アンテナ19と第二アンテナ29bとの間の電磁結合による信号を抑えることができる。加えて、第一センサー28が出力する第一ピックアップ信号は、第一アンテナ19に飛び込む偏波面の信号をより多く捉えるように配置されている。その結果、本実施の形態においても、アンテナ結合劣化成分をキャンセルする作用と効果を増大させることが可能となる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10cのブロック図である。実施の形態1においては、第二アンテナ29からの出力信号は、回路構成を簡単にするため、整合回路21から直接、第二チューナ24を介して、ダイバーシティ受信部30へ入力している。しかし、図6に示すように、実施の形態3においては、第二アンテナ29の系統にも、第一アンテナ19の系統と同様の構成を取って相互にアンテナ結合をキャンセルするようにしている。
図6に示すように、本実施の形態におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10cは、図2に示した実施の形態1の構成に加えて、第二センサー18と、第二振幅位相調整部22と第二加算部23とをさらに備えている。他の構成と機能は、同等であるので、これらの詳細な説明は略する。
第二アンテナ29は、第一アンテナ19と同様に整合回路21でインピーダンスマッチングを取り、信号の受信感度を最も向上させるように設定する。第二加算部23は、第一入力端子及び第二入力端子を有する。また、第二アンテナ29からの出力信号を、整合回路21を介して、第二加算部23の第一入力端子に入力する。第二振幅位相調整部22の出力を第二加算部23の第二入力端子に入力する。そして、第二加算部23は、第一入力端子及び第二入力端子に入力された信号を加算して出力する。すなわち、第二加算部23は、第二アンテナ29からの出力信号と、第二振幅位相調整部22の出力信号とを入力し、入力したこれら2つの出力信号を加算して出力する。
第二チューナ24は、第二加算部23の出力信号を入力する。すなわち、第二チューナ24は、第二アンテナ29からの出力信号を、整合回路21と第二加算部23とを介して入力する。第二チューナ24でも、RF増幅、周波数変換などを行う。
ダイバーシティ受信部30は、第一チューナ14の出力信号と第二チューナ24の出力信号とを入力して、合成する。この合成は、例えば、キャリア最大比合成を行いダイバーシティ方式の復調をしてもよい。
制御部40は、ダイバーシティ受信部30の出力する受信品質信号31を入力する。そして、制御部40は、受信品質信号31に応じて、第一振幅位相調整部12と第二振幅位相調整部22とを制御する。
図6に示すように、第二センサー18は、第一アンテナ19の整合回路11の地盤に流れる第一アンテナ19の電磁結合電流成分(図6には、矢印17で示す)をピックアップするように、第一アンテナ19の給電点の地盤付近に配置する。第一アンテナ19の給電点すなわち整合回路11のグランド部において、電磁結合電流成分の存在する範囲である1/4λ以内であって、0.15m以内に近接して、第二センサー18を配置する。すなわち、第一アンテナ19の給電点と、第二センサー18の中央部との距離は、受信電波の波長に対して1/4以内とする。また、図6の矢印42に示すように、第二センサー18は、第一センサー28とは、互いに直交するように配置している。
このように近接して配置したので、第二センサー18には、第一アンテナ19の受信信号成分が誘起される。また、第二センサー18は、第一アンテナ19の受信信号成分とともに機器内部の各種ノイズ源から放出されるノイズ成分を併せてピックアップする。第二振幅位相調整部22は、第二センサー18の出力する第一ピックアップ信号の振幅位相を制御する。
制御部40は、ダイバーシティ受信部30の出力する受信品質信号31に応じて、第一センサー28の出力する第一ピックアップ信号の振幅位相を、受信品質信号31が最良の値となるように、第一振幅位相調整部12を制御する。さらに、制御部40は、第二センサー18の出力する第2ピックアップ信号の振幅位相を、受信品質信号31が最良の値となるように、第二振幅位相調整部22を制御する。このような制御により、本実施の形態における無線装置10cは、アンテナ結合相関除去機能を備えている。なお、第一アンテナ19と第二アンテナ29との結合成分をキャンセルする動作の詳細については、実施の形態1で説明したのと同等であるので省略する。
次に、本実施の形態におけるアンテナ結合相関除去方法の具体的な手順について述べる。図7は、本発明の実施の形態3におけるアンテナ結合相関除去方法を説明するフローチャートである。実施の形態1のアンテナ結合相関除去方法におけるステップに加えて、本実施の形態におけるアンテナ結合相関除去方法は、第二センサー配置ステップと、第二振幅位相調整部配置ステップと、第二加算部配置ステップとを、さらに有している。なお、これらの配置ステップは、図7に示したフローチャートの順とする必要はない。また、第一及び第二振幅位相調整部配置ステップは、第一振幅位相調整部12に加えて、第二振幅位相調整部22をさらに配置している。そして、制御ステップは、第一振幅位相調整部12に加えて、制御部40は、第二振幅位相調整部22をさらに制御する。
以下では、本実施の形態のアンテナ結合相関除去方法の詳細について説明する。ただし、実施の形態1と同等なステップについては、同等な符号を付け、説明を省略する。
第二センサー配置ステップは、第一アンテナ19の給電点の地盤付近に第二センサー18を配置する(ステップS21)。そして、まず、アンテナ結合相関除去の合成ノイズ源である第一センサー28の出力する第一ピックアップ信号、及び第二センサー18の出力する第二ピックアップ信号のレベルの小さいチャンネルに、受信周波数を調整する。このチャンネルは、システムに使用する各部のクロック周波数などから予め求めて、プリセットしておくことができる。
また、第二振幅位相調整部配置ステップは、第二センサー18の出力する第二ピックアップ信号を入力する第二振幅位相調整部22を配置する(ステップS22)。第二センサー18には、第一アンテナ19の受信信号成分が誘起される。また、第二センサー18は、第一アンテナ19の受信信号成分とともに機器内部の各種ノイズ源から放出されるノイズ成分を併せてピックアップする。
第二加算部配置ステップは、第二アンテナ29からの出力信号と、第二振幅位相調整部22の出力信号とを入力し、入力したこれらの2つの出力信号を入力する第二加算部23を配置する(ステップS23)。
第二配置ステップは、第一チューナ14の出力信号と、第二チューナ24の出力信号とを入力するダイバーシティ受信部30と、ダイバーシティ受信部30の出力する受信品質信号31を入力する制御部40を配置する(ステップS12)。次に、まず、制御部40は、初期値としての制御パラメータを、第一振幅位相調整部12、及び第二振幅位相調整部22に供給する。そして、制御部40は、第一センサー28、及び第二センサー18の信号の振幅位相を、その制御パラメータで制御する。
すなわち、第一及び第二振幅位相調整ステップは、第一振幅位相調整部12において、第一センサー28の出力するピックアップ信号の振幅位相を制御する。さらに、第二振幅位相調整部22において、第二センサー18の第二ピックアップ信号の振幅位相を、制御する(ステップS24)。
第二入力ステップは、第二チューナ24において、第二アンテナ29からの出力信号を入力する際に、まず、第二加算部23において、2つの出力信号である第二アンテナ29からの出力信号と、第二振幅位相調整部22の出力信号とを入力し、加算して出力する。そして、第二チューナ24において、第二アンテナ29からの出力信号を、第二加算部23を介して入力する(ステップS25)。
制御ステップは、制御部40において、実施の形態1と同様に第一振幅位相調整部12を制御するとともに、ダイバーシティ受信部30の出力する受信品質信号31に応じて、第二センサー18の第二ピックアップ信号の振幅位相を、受信品質信号31が最良の値となるように、さらに第二振幅位相調整部22を制御する(ステップS26)。すなわち、制御部40は、この時の受信品質を表す受信信号強度パラメータ(AGC),ビットエラーレート(BER),CN比(CN)をリファレンスとして、制御パラメータのいくつかを変化させる。
制御パラメータを変化させた結果、受信品質信号31が増減する場合は、制御部40は、その中で最も良くなるポイントをメモリーに格納する。そして、制御部40は、受信品質信号31は最良の値か、どうかを確認する(ステップS20)。最良の値であれば(Yes)、一連の処理を終了する。そうでなければ(No)、ステップS24に戻って、一連の処理を繰り返す。この際に、制御部40が、制御パラメータの変化ステップを順次、粗から密に移行させることで、より精確な制御が可能となる。したがって、受信品質信号31が最良の値となるように、制御部40が、第一振幅位相調整部12および第二振幅位相調整部22を制御できる。
なお、第一センサー28と第二センサー18とは、それぞれ第一アンテナ19と第二アンテナ29との電磁結合電流成分をピックアップできればよい。したがって、第一センサー28と第二センサー18とは、第一アンテナ19と第二アンテナ29とよりも、アンテナとしての利得は小さくてもよい。また、第一センサー28と第二アンテナ29とは、疎結合であってもよい。そして、第二センサー18と第一アンテナ19とも、疎結合であってもよい。また、第一センサー28と第二センサー18とは、互いに実質的に直交するように配置している。
したがって、第一センサー28と第二センサー18との間のアンテナ結合は、第一アンテナ19と第二アンテナ29とのアンテナ結合よりも、遥かに小さいものである。その結果、第一センサー28と第二センサー18とのアンテナ結合を原因とする、受信感度の対する結合劣化の影響は殆ど生じない。したがって、第一アンテナ19と第二アンテナ29の受信感度を最大化できる。
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10dのブロック図である。実施の形態3においては、図6に示すように、第二アンテナ29系統にも、第一アンテナ19の系統と同様の構成を取って相互にアンテナ結合をキャンセルするようにしている。そして、第一アンテナ19と第二アンテナ29とは、実質的に同方向に配置していた。しかし、本実施の形態4におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10dでは、図8の矢印42に示すように、第一アンテナ19と第二アンテナ29bとは、互いに実質的に直交するように配置している。すなわち、第一アンテナ19は垂直偏波面を主に、第二アンテナ29bは水平偏波面を主に、受信するものである。
したがって、本実施形態でも、実施の形態2と同様の配置により、第一アンテナ19と第二アンテナ29bとは、実質的に同方向である実施の形態1と比べて、格段に疎結合とすることができる。したがって、第一アンテナ19と第二アンテナ29bとの偏波面をお互いに異ならせることにより、感度抑圧の原因になる第一アンテナ19と第二アンテナ29bとの間の電磁結合による信号を捉えることが可能となる。
なお、第一センサー28は、図8の矢印44に示すように、第一アンテナ19と同じ方向の偏波面を主に受信する。第二センサー18は、図8の矢印44aに示すように、第二アンテナ29bと同じ方向の偏波面を主に受信する。他の構成は、実施の形態3と同様であり、同等な構成・機能には同じ符号を付け、説明は省略する。
本実施の形態では、第一アンテナ19と第二アンテナ29bを互いに実質的に直交させ、第一センサー28と第一アンテナ19とは実質的に同方向とするように配置している。これにより、第一センサー28が出力する第一ピックアップ信号は、第一アンテナ19に飛び込む偏波面の信号をより多く捉えることが可能となる。したがって、アンテナ結合劣化成分をキャンセルする作用と効果をさらに増大させることが可能となる。また、第二センサー18と第二アンテナ29bとは実質的に同方向とすることにより、第二センサー18が出力する第二ピックアップ信号は、第二アンテナ29bに飛び込む偏波面の信号をより多く捉えることが可能となる。したがって、アンテナ結合劣化成分をキャンセルする作用と効果をさらに増大させることが相乗的に可能となる。
これらにより、アンテナ同士が近接することで生じるアンテナ結合劣化を軽減してアンテナ性能を最大に発揮できるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10dを実現可能とする。
なお、第一センサー28は、機器内部の各種ノイズ源からのノイズ成分を併せてピックアップするようにしてもよい。この場合は受信チャンネル、帯域に応じて最も感度劣化に影響する要因に対して、それがアンテナ結合劣化であればアンテナ結合成分を主に、ノイズ成分であればそのノイズ成分を主にキャンセルするよう全体を制御部40によって制御し、通常のノイズキャンセラの機能を合わせ取り込むことができる。
(実施の形態5)
図9は、本発明の実施の形態5におけるアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置10eのブロック図である。図6に示すように、実施の形態3においては、第二アンテナ29の系統にも、第一アンテナ19の系統と同様の構成を取って相互にアンテナ結合をキャンセルするようにしている。本実施の形態では、図9の矢印42に示すように、第一アンテナ19bと第二アンテナ29とを、互いに実質的に直交するように配置している。すなわち、第一アンテナ19bは水平偏波面を主に、第二アンテナ29bは垂直偏波面を主に、受信するものである。また、矢印42aに示すように、第一センサー28と第二センサー18とは、互いに実質的に直交するように配置している。そして、第一アンテナ19bと第一センサー28とは、矢印42bに示すように、互いに実質的に直交するように配置している。かつ、矢印42dに示すように、第二アンテナ29と第二センサー18と互いに実質的に直交するように配置している。本実施の形態では、他の実施の形態と同等な構成・機能には同じ符号を付け、説明は省略する。
このように構成することにより、第一アンテナ19bと第二アンテナ29とは、実質的に同方向である実施の形態1と比べて、格段に疎結合とすることができる。したがって、第一アンテナ19bと第二アンテナ29との偏波面をお互いに異ならせることにより、感度抑圧の原因になる第一アンテナ19bと第二アンテナ29との間の電磁結合による信号を抑えることが可能となる。
また、第一センサー28と第二センサー18とは、互いに実質的に直交するように配置しているので、第一センサー28と第二センサー18との間の電磁結合による信号を抑えることが可能となる。なお、第一センサー28と第二センサー18は、それぞれのセンサーに誘起する信号成分を用いて、アンテナの相互作用により生じる結合成分を、キャンセルする役割を果たす。したがって、必要以上に大きな誘起する信号成分を捉える必要はない。そのためには、本実施の形態のように、第一センサー28と第二センサー18とは、互いに実質的に直交するように配置している。その結果、第一センサー28と第二センサー18との間に結合成分を生じないことが望ましい。
本発明に係るアンテナ結合相関除去方法およびアンテナ結合相関除去機能は、小型の機器におけるダイバーシティアンテナの結合劣化を防止できる。そのため、ポータブル機器に適する小型の受信装置であって、かつダイバーシティを用いて高感度かつ安定に受信するアンテナ結合相関除去方法およびアンテナ結合相関除去機能を備えた各種の無線装置に有用である。
10a,10b,10c,10d,10e 無線装置
11,21 整合回路
12 第一振幅位相調整部
13 第一加算部
14 第一チューナ
17,27 矢印
18 第二センサー
19,19b 第一アンテナ
22 第二振幅位相調整部
23 第二加算部
28 第一センサー
29,29b 第二アンテナ
24 第二チューナ
30 ダイバーシティ受信部
31 受信品質信号
40 制御部
42,42a,42b,42d,44,44a 矢印
50 放送局
60,62,64,66,68 ベクトル表示
70,72 建造物
71 山
73 直接波
74 間接波
d 相互距離
λ 電波の波長

Claims (16)

  1. 第一アンテナの一部または給電点と、第二アンテナの一部または給電点との、相互距離が受信電波の波長の1/2以内に近接して配置されるダイバーシティ受信におけるアンテナ結合相関除去方法であって、
    第一配置ステップは、
    前記第二アンテナの給電点の地盤付近に第一センサーと、
    前記第一センサーの出力する第一ピックアップ信号の振幅位相を制御する第一振幅位相調整部と、
    前記第一アンテナからの出力信号と、前記第一振幅位相調整部の出力信号とを入力し、入力した前記2つの出力信号を加算して出力する第一加算部と、
    前記第一アンテナからの出力信号を、前記第一加算部を介して入力する第一チューナと、
    前記第二アンテナからの出力信号を、入力する第二チューナと、を配置し、
    第二配置ステップは、
    前記第一チューナの出力信号と、前記第二チューナの出力信号とを入力するダイバーシティ受信部と、
    ダイバーシティ受信部の出力する受信品質信号を入力する制御部を配置し、
    振幅位相調整ステップは、第一振幅位相調整部において、前記第一センサーの出力するピックアップ信号の振幅位相を制御し、
    第一入力ステップは、
    2つの出力信号を入力する第一加算部において、
    前記2つの出力信号である前記第一アンテナの出力信号と、前記第一振幅位相調整部の出力信号とを入力し、加算して出力し、
    第一チューナにおいて、
    前記第一アンテナからの出力信号を、前記第一加算部を介して入力し、
    第二入力ステップは、
    第二チューナにおいて、
    前記第二アンテナからの出力信号を入力し、
    第三入力ステップは、前記第一チューナの出力信号と、前記第二チューナの出力信号とを前記ダイバーシティ受信部に入力し、
    合成ステップは、前記ダイバーシティ受信部において、前記第一チューナの前記出力信号と前記第二チューナの前記出力信号とを合成し、
    復調ステップは、前記ダイバーシティ受信部において、前記第一アンテナからの前記出力信号と前記第二アンテナの前記出力信号とからダイバーシティ方式の復調を行い、
    制御ステップは、制御部において、前記ダイバーシティ受信部の出力する受信品質信号に応じて、前記第一ピックアップ信号の振幅位相を、受信品質信号が最良の値となるように前記第一振幅位相調整部を制御するアンテナ結合相関除去方法。
  2. 前記第二アンテナの前記給電点と、前記第一センサーの中央部との距離は、受信電波の波長の1/4以内とする請求項1に記載のアンテナ結合相関除去方法。
  3. 前記第一アンテナと前記第二アンテナとは、互いに実質的に直交する請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のアンテナ結合相関除去方法。
  4. 前記第一センサーと前記第一アンテナとは、互いに実質的に同方向とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアンテナ結合相関除去方法。
  5. 前記受信品質信号は、受信信号強度パラメータ、ビットエラーレート、CN比の少なくともいずれか1つである請求項1に記載のアンテナ結合相関除去方法。
  6. 前記配置ステップは、第二センサー配置ステップと、第二振幅位相調整部配置ステップと、第二加算部配置ステップとを、さらに有し、
    前記第二センサー配置ステップは、前記第一アンテナの給電点の地盤付近に第二センサーを配置し、
    前記第二振幅位相調整部配置ステップは、前記第二センサーの出力する第二ピックアップ信号を入力する第二振幅位相調整部を配置し、
    前記第二加算部配置ステップは、2つの出力信号を入力する第二加算部を配置し、
    前記第二入力ステップは、さらに
    前記第二加算部において、
    前記2つの出力信号である前記第二アンテナからの出力信号と、前記第二振幅位相調整部の出力信号とを入力し、加算して出力し、
    第二チューナにおいて、
    前記第二アンテナからの出力信号を、前記第二加算部を介して入力し、
    前記振幅位相調整ステップは、さらに、前記第二振幅位相調整部において、前記第二センサーの前記第二ピックアップ信号の振幅位相を、制御し、
    前記制御ステップは、前記制御部において、前記ダイバーシティ受信部の出力する前記受信品質信号に応じて、前記第二センサーの前記第二ピックアップ信号の振幅位相を、前記受信品質信号が最良の値となるように、さらに第二振幅位相調整部を制御する請求項1に記載のアンテナ結合相関除去方法。
  7. 前記第一アンテナと前記第二アンテナとは、互いに実質的に直交する請求項6に記載のアンテナ結合相関除去方法。
  8. 前記第一センサーと前記第2センサーとは、互いに実質的に直交する請求項6に記載のアンテナ結合相関除去方法。
  9. 第一アンテナの一部または給電点と、第二アンテナの一部または給電点との、相互距離が受信電波の波長の1/2以内に近接して配置されるダイバーシティ受信を行う無線装置であって、
    前記第二アンテナの給電点の地盤付近に配置する第一センサーと、
    前記第一センサーの出力する第一ピックアップ信号の振幅位相を制御する第一振幅位相調整部と、
    前記第一アンテナからの出力信号と、前記第一振幅位相調整部の出力信号とを入力し、入力した前記2つの出力信号を加算して出力する第一加算部と、
    前記第一アンテナからの出力信号を、前記第一加算部を介して入力する第一チューナと、
    前記第二アンテナからの出力信号を、入力する第二チューナと、
    前記第一チューナの出力信号と、前記第二チューナの出力信号とを入力するダイバーシティ受信部と、
    前記ダイバーシティ受信部の出力する受信品質信号を入力する制御部と、
    を備え、
    前記ダイバーシティ受信部は、
    前記第一チューナの前記出力信号と前記第二チューナの前記出力信号とを合成し、
    かつ、前記第一アンテナからの前記出力信号と前記第二アンテナの前記出力信号とからダイバーシティ方式の復調を行い、
    前記制御部は、前記ダイバーシティ受信部の出力する受信品質信号に応じて、前記第一ピックアップ信号の振幅位相を、受信品質信号が最良の値となるように前記第一振幅位相調整部を制御するアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置。
  10. 前記第二アンテナの前記給電点と、前記第一センサーの中央部との距離は、受信電波の波長の1/4以内とする請求項9に記載のアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置。
  11. 前記第一アンテナと前記第二アンテナとは、互いに実質的に直交する請求項9または請求項10のいずれか1項に記載のアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置。
  12. 前記第一センサーと前記第一アンテナとは、互いに実質的に同方向とする請求項9から請求項11のいずれか1項に記載のアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置。
  13. 前記受信品質信号は、受信信号強度パラメータ、ビットエラーレート、CN比の少なくともいずれか1つである請求項9に記載のアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置。
  14. 前記第一アンテナの給電点の地盤付近に配置する第二センサーと、
    前記ダイバーシティ受信部が出力する前記受信品質信号に応じて、前記第二センサーの出力する第二ピックアップ信号の振幅位相を、制御する第二振幅位相調整部と、
    前記第二アンテナからの出力信号と、前記第二振幅位相調整部の出力信号とを入力し、入力した前記2つの出力信号を加算して出力する第二加算部と、をさらに備え、
    前記第二チューナは、前記第二アンテナの出力信号を、前記第二加算部を介して入力し、
    前記制御部は、前記ダイバーシティ受信部の出力する前記受信品質信号に応じて、前記第二ピックアップ信号の振幅位相を、前記受信品質信号が最良の値となるように、さらに第二振幅位相調整部を制御する請求項9に記載のアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置。
  15. 前記第一アンテナと前記第二アンテナとは、互いに実質的に直交する請求項14に記載のアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置。
  16. 前記第一センサーと前記第2センサーとは、互いに実質的に直交する請求項14に記載のアンテナ結合相関除去機能を備えた無線装置。
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