JP2010118880A - 受信装置 - Google Patents

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Junichi Kawamura
純一 川村
Kazuaki Suzuki
一章 鈴木
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Abstract

【課題】従来のノイズ除去技術では、2以上の無線信号受信器(マイクまたはアンテナ)が必要であり装置自らが放射するノイズは除去できないという課題があった。
【解決手段】本発明の受信装置は、放送波を受信するアンテナと、外部から有線で信号を入力する入力端子と、アンテナからの受信信号を変換してフーリエ変換信号を出力する第1の信号変換部と、入力端子からの入力信号を変換してフーリエ変換信号を出力する第2の信号変換部と、第1の変換信号と第2の変換信号の差分を検出する信号比較部と、信号比較部で検出された差分の情報を記録するメモリ部とを備えている。そして、第1の信号変換部からの出力信号を、メモリ部に記憶された差分の情報に基づいて、信号補正部にて補正することにより、1組の無線受信器と入力端子とを用いて装置自らが放射する電磁ノイズの記憶、除去を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電波信号を受信する際のノイズを除去する受信装置に関するものである。
地上デジタル放送受信装置が近年急速に普及している。地上デジタル放送は従来のアナログ放送と比較し、受信に必要な電界強度が低く有利である。しかし、その一方で受信に必要とする電界強度が十分に得られない場合、アナログ放送ではノイズを含んだ映像で僅かにでも受信できるのと異なり、全く受信できなくなる。このようなことから、地上デジタル放送受信装置においては受信特性を改善することがとりわけ重要である。受信特性は受信の基本性能を高めれば高めるほど自分自身が発生する自己ノイズの影響を受けることになる。特に受信装置にアンテナを搭載して直接受信を行うように構成したものであれば、自己ノイズの放射は直ぐに搭載アンテナへ飛び込み受信信号のCN比を悪化させる。受信信号のCN比悪化は受信特性の低下を引き起こす。したがってノイズ対策などの受信特性改善の技術が非常に重要となる。ノイズ対策の一つとして、あるノイズに対して逆位相の信号を重ね合わせノイズを相殺させるノイズ除去の技術がある。
特許文献1には音波ノイズを除去するために考えられた方法が示されている。図11において、発声者1の近くに位置する第1の信号受信器10と、この第1の信号受信器に近接して位置する第2の信号受信器20との2組の信号受信器であるマイクを用い、それぞれのマイクの受信信号に対しパワースペクトルを求める演算部30、40を備える。最初の準備として、周囲ノイズのない場合に発声者1によって音声が発声されたときの2つのマイクが受信するパワースペクトルの比率を比率演算部50で演算し、比率記憶部60に記憶する。そして、周囲ノイズのある場合に発声され、2つのマイクが受信するパワースペクトル比率を比率演算部50で求め、この比率と先に比率記憶部60に記憶しておいた比率とを比較し、周囲ノイズがある場合とない場合とでのパワースペクトルの比率の差分を求める。そして、この差分をもとにパワースペクトル中の周囲ノイズ成分をノイズ推定部70で推定し、ノイズ除去部80にて、発声者1の近くに位置する信号受信器10で受信したパワースペクトルからノイズ推定部70で推定されたノイズ成分を除去する。つまり、発声者1の位置が固定で、周囲ノイズが複数の信号受信器に対してほぼ同一に受信される場合、2組の信号受信器のうち、発声者1に最も近い信号受信器10に対する他の信号受信器20のパワースペクトルの比率は、周囲ノイズが多く存在する場合とあまり存在しない場合とでは異なる。そして、周囲ノイズが存在しない場合の比率と存在する場合の比率とを比較して受信信号中のノイズ成分を推定し、この推定ノイズ成分を発声者1に最も近い信号受信器10のパワースペクトルから除去することによりノイズ除去を行う。
この発明では、2組の受信器によってノイズの混在する音声を受信することにより、音声に重畳するノイズ成分と同一の時間変化をするノイズ成分を推定することができる。また、1組の受信器のみ使用した従来のノイズ除去方式よりもノイズの時間変動に対して追従性が良くなり、音声パワースペクトルの成分を誤って除去するなどの不適切なノイズ除去を防ぐことができる効果を有する。
特開平4−184400号公報
しかしながら特許文献1に開示されたノイズ除去技術を無線技術に応用した場合では、2組の無線信号受信器(アンテナ)が必要であり、周囲ノイズは除去できても、装置自らが放射し受信アンテナから入るノイズを識別できないという課題があった。
そこで本発明は上記課題を解決すべく、1組の無線受信器であるアンテナと入力端子とを用いて、装置自らが放射しアンテナから入るノイズを識別・判別することを目的とする。
本発明の受信装置は、電波信号を受信するアンテナと、有線で外部から信号を入力する入力端子と、前記アンテナからの信号を変換してフーリエ変換信号を出力する第1の信号変換部と、前記入力端子からの信号を変換してフーリエ変換信号を出力する第2の信号変換部と、前記第1の信号変換部からの出力信号と第2の信号変換部からの出力信号との差分を検出する信号比較部と、前記信号比較部で検出された差分の情報を記憶するメモリ部と、を備えることを特徴とするものである。
これにより、自装置が放射しアンテナから入るノイズを識別することが可能となる。
さらに上記の発明において、信号変換部からの出力信号を前記メモリ部に記憶された差分の情報に基づいて補正する信号補正部を備えることを特徴とするものであってもよい。
この場合には、識別したノイズを用いてアンテナで受信する無線信号に含まれるノイズを相殺し、該装置の受信状況を改善することも可能となる。
また本発明の受信装置は、電波信号を受信する第1及び第2のアンテナと、有線で外部からの信号を入力する入力端子と、前記第1及び第2のアンテナからの受信信号をそれぞれ変換し、フーリエ変換信号を出力する信号変換部群と、前記入力端子からの信号を変換してフーリエ変換信号を出力する前記第3の信号変換部と、前記信号変換部群からの出力信号と前記第3の信号変換部からの出力信号との差分を検出する信号比較部と、前記信号比較部で検出された差分の情報を記憶するメモリ部と、を備えることを特徴とするものである。
この場合にも、自装置が放射しアンテナから入るノイズを識別することが可能となる。
さらに、前記信号変換部群からの出力信号の少なくとも一部を前記メモリ部に記憶された差分の情報に基づいて補正する信号補正部を備えることを特徴とするものであってもよい。
これにより同様に、識別したノイズを用いてアンテナで受信する無線信号に含まれるノイズを相殺し、該装置の受信状況を改善することが可能となる。
また前記信号補正部が補正した信号をダイバーシティ合成に用いてもよい。
この場合には、さらに受信装置の受信状態を改善することが可能となる。
以上のように構成した本発明の受信装置によれば、あらかじめ自装置が発生するノイズ成分を識別・判別することが可能となる。また、受信した電波に含まれるノイズを該メモリに記録したノイズ情報で相殺し自己ノイズの影響を除去することができるようになる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における受信装置100の構成を示すブロック図である。送信局や放送局等から送信された放送波の受信手段としてアンテナ110と外部からの信号を有線で入力する入力端子160を有する。この入力端子160に入力される信号は、アンテナ110で受信する受信信号と同一の信号内容(コンテンツ)である。この信号は、当該受信装置が放射するノイズの影響を受けていない信号であることが望ましい。例えば、当該受信装置から放射ノイズの影響を受けない程度に距離を置いた場所に設置された外部アンテナにより受信された信号が有線経由で入力端子160に入力される等である。また、他の例としてアンテナは放送局からの送信波をアンテナで受信し、入力端子160は放送局から優先(例えばケーブルなどで)送られてくる信号を受信するというような構成である。
周波数変換部120および170は、それぞれアンテナ110、入力端子160にて受信した高周波(RF)信号を中間周波(IF)帯に変換し、これらの信号をさらにベースバンド信号に周波数変換する。周波数変換された信号はデジタル変換部130および180にて所定のサンプリング周波数でアナログ信号からデジタル信号に変換され、その後フーリエ変換部140および190にて周波数領域のサブバンド信号に変換される。アンテナ110から受信された信号を変換する周波数変換部120、デジタル変換部130、フーリエ変換部140をまとめて第1の信号変換部150、入力端子から入力された信号を変換する周波数変換部170、デジタル変換部180、フーリエ変換部190をまとめて第2の信号変換部200と呼ぶ。
信号比較部210では第1の信号変換部150および第2の信号変換部200の出力信号のレベル調整を行い、これらの信号の差分をとることによりノイズ成分を検出する。装置自身から放射されるノイズ成分は周期性を有しているため、差分信号の中から周期性を有する信号をノイズ成分として同定する。このようにしてアンテナ110が希望信号と共に受信してしまうノイズ成分を検出し、検出したノイズ成分を周波数に対する強度データの形でメモリ部220に記憶する。
信号補正部230では第1の信号変換部150から出力される信号からメモリ部220に記憶されたノイズ成分を減算する。信号補正部230の内部構成を示す図が図2である。信号補正部230は第1の信号変換部150のAGC回路からのレベル情報をもとにして、相殺のために用いるノイズ信号レベルを乗算手段にて調整するノイズレベル調整部280と、第1の信号変換部150の出力信号からノイズレベル調整部280の出力信号を減算するノイズ減算部290とを有する。ノイズレベル調整を行うのは入力信号のレベルに応じてAGCが作用すると出力信号レベルを一定に保つためにノイズレベルが相対的に圧縮、または拡張されるためである。ノイズ成分検出時の信号レベル情報をメモリ部220に記憶し、実動作時の信号レベル情報と記憶した情報とを比較、演算することによりレベル調整を行い、相殺に適するノイズレベルを決定してノイズ減算部290で第1の信号変換部150の出力信号からノイズレベル調整部280の出力信号を減算する。そして、復調部240にて第1の信号変換部150および第2の信号変換部200のAGC回路からの出力信号レベル情報の比較を行い、信号レベルがより高い信号に対して復調処理を行う。信号処理部250では復調部240にて復調された信号のデコード処理、映像信号のサイズ調整、画質調整、音声信号のアナログ信号変換等の信号処理を行い、映像表示部260にて映像表示、音声出力部270にて音声出力を行う。
上記のように構成された本発明の受信装置100が行う処理の流れについて、図を参照しながら説明する。
ステップS1において、最初の準備として図3に示すようにノイズ成分のメモリ部220への記憶を行う。アンテナ110、入力端子160から同一の放送波を受信する。このとき、図4に示すように放送波の混信が発生しない電波暗箱300などの環境に本発明の受信装置100を設置し、ノイズ検出を行うことが望ましい。これは、アンテナ110で受信する受信波に一般放送などの外部信号が混信しないようにして、入力端子160からの入力信号との差分検出を行いやすくするためである。地上デジタル放送の変調信号を出力する信号発生器310から出力する信号を信号分配器320にて分配し、一方を同軸ケーブルにてこの環境内に設置された放射用アンテナ330に接続し、この放射用アンテナから放射される信号をアンテナ110で受信する。そして、信号分配器320と受信装置100の入力端子160とを同軸ケーブルで接続し、分配された信号のもう一方を入力端子160から入力する。
ステップS2において、それぞれ受信した高周波(RF)信号を周波数変換部120および170にて中間周波(IF)帯に変換し、さらにベースバンド信号に周波数変換する。周波数変換された信号はデジタル変換部130および180にて所定のサンプリング周波数でアナログ信号からデジタル信号に変換され、その後フーリエ変換部140および190にて周波数領域のサブバンド信号に変換され出力さする。
続いてステップS3において、これらフーリエ変換された第1の信号変換部150および第2の信号変換部200からの出力信号を信号比較部210にて比較し、アンテナ110で受信した信号に含まれるノイズ成分を検出する。
ステップS4で、信号比較部210にて検出したノイズ成分をメモリ部220へ記憶する。ノイズ成分検出時の第1の信号変換部150から出力されるAGC回路での信号レベル情報G(f)も同時にメモリ部220に記憶する。
ここで、図5を用いてノイズ成分の検出方法を示す。アンテナ110で受信し第1の信号変換部150から出力される信号P1(f)は放送波とノイズ成分を含む周波数に対する信号強度のデータであり(図5(a))、入力端子160で入力し第2の信号変換部200から出力される信号P2(f)は放送波のみを含む周波数に対する強度のデータである(図5(b))。このとき、P1(f)−P2(f)の演算を行うことにより、図5(c)に示すノイズ成分Pn(f)が算出される。このPn(f)を所定の時間区間内で平均化するなどして周期成分を抽出し、周波数対ノイズ強度の形でメモリ部220へ記憶する。また、第1の信号変換部150のAGC回路からの信号レベル情報G(f)も併せてメモリ部220へ記憶する。このノイズ成分、および信号レベルの検出をテレビ放送の物理チャンネルごとに行い、メモリ部220に各物理チャンネルのノイズ成分、および信号レベル情報を記憶させる。最初の準備はこれで完了である。
次に実際に放送波をアンテナ110にて受信し、映像表示部260にて映像出力、音声出力部270にて音声出力を行う場合の動作を図6を参照して説明する。
ステップS10で、アンテナ110から放送波を受信する。
次にステップS11において、受信した高周波(RF)信号は周波数変換部120にて中間周波(IF)帯に変換され、さらにベースバンド信号に周波数変換される。周波数変換された信号はデジタル変換部130にて所定のサンプリング周波数でアナログ信号からデジタル信号に変換され、その後フーリエ変換部140にて周波数領域のサブバンド信号に変換され出力される。
ステップS12で、第1の信号変換部150から出力される信号に対して信号補正部230にてノイズ成分の除去が行われ、復調部240に信号が出力される。
信号補正部230でのノイズ除去について図7を参照して説明する。アンテナ110で受信し第1の信号変換部150から出力される信号P1´(f)は放送波とノイズ成分を含む周波数に対する信号強度のデータである(図7(a))。選局されているチャンネルのノイズ成分のデータPn(f)、およびノイズ成分が検出された際の第1の信号変換部150のAGC回路からの信号レベル情報G(f)をメモリ部220から読み出す。そしてノイズレベル調整部280にて、メモリ部220から読み出した信号レベル情報G(f)と第1の信号変換部150のAGC回路から出力される現在の信号レベル情報G´(f)から、以下の演算を行うことにより、ノイズ減算部290にて減算するノイズ成分Pn´(f)を求める。このときの演算式は、Pn´(f)=(G´(f)/G(f))×Pn(f)である(図7(b))。このノイズレベルの調整により、アンテナ110からの入力信号レベルが変動した際にも、正しいレベルを有するノイズ成分を求めることができ、放送波を間違って除去することがなくなる。そしてP1´(f)−Pn´(f)の演算を行うことにより、アンテナ110で受信し第1の信号変換部150から出力される信号からノイズ成分が除去された信号P(f)が求まる(図7(c))。
ステップS13で、復調部240ではこの信号P(f)の復調処理を行い、次の信号処理部250へ信号を出力する。
ステップS14で、信号処理部250にて信号のデコード処理、映像信号のリサイズ処理、画質調整、音声信号のアナログ信号変換等の信号処理を行い、映像表示部260にて映像表示、音声出力部270にて音声出力を行う。
以上のように本実施の形態によれば、受信装置100はアンテナ110と入力端子160とこれら2つの受信器で受信した信号を比較する信号比較部210によりアンテナから入る自装置が放射するノイズを識別・判別する
さらに信号比較部210で検出されたノイズ成分をメモリ部220に記憶し、該記録情報に基づいて信号補正部230にてノイズの除去を行う。これにより受信状態を改善することが可能となる。
またこの構成では、アンテナ110と装置に予め備わっている入力端子160とが受信する信号を比較しノイズ成分を検出するため、ノイズを検出するためのノイズピックアンテナ等の第2の無線受信器が不要となり、ノイズ除去システムをシンプルな構成で実現することができる。
また、従来のノイズ除去技術では、周囲ノイズは除去できても、装置自らが放射するノイズは除去できないという課題があった。これは、周囲ノイズがある場合と、ない場合との2組の受信機器からの受信信号の強度比率を比較し、その比較データをもとにノイズ成分の推定を行っていたため、装置自らが強いノイズを放射する場合はその比較データに有意な差が生じないためである。しかし、本発明の受信装置によれば、1組の無線受信器(アンテナ)と入力端子とを用いて、装置自らが放射する電磁ノイズをメモリ部に記憶するため、装置自らが放射する電磁ノイズを除去することができる。
また、ノイズデータは予め記憶されているため、実動作時のリアルタイムでのノイズ成分の検出、または推定が必要なく、ノイズ除去の処理時間を短縮することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態にかかる受信装置は、2組以上のアンテナを有するダイバーシティ受信装置において、全てのアンテナ受信信号に対してノイズ成分の除去を行い、ノイズ除去を行った信号に対してダイバーシティ合成処理を行うことができる。このため、受信特性のさらなる改善を実現することができる。
図8は本発明の実施の形態2における受信装置500の構成を示すブロック図である。なお、第1の実施の形態と同様の構成を有するものについては同一符号を付し、その説明を省略する。
図8において第1の実施の形態と相違する構成について説明する。本実施の形態の受信装置500は放送波を受信する第2のアンテナ510と、第2のアンテナ510にて受信した高周波(RF)信号を中間周波(IF)帯に変換し、さらにベースバンド信号に周波数変換する周波数変換部520とを有する。周波数変換された信号はデジタル変換部530にて所定のサンプリング周波数でアナログ信号からデジタル信号に変換され、その後フーリエ変換部540にて周波数領域のサブバンド信号に変換される。第2のアンテナ510から受信された信号を変換する周波数変換部520、デジタル変換部530、フーリエ変換部540をまとめて第3の信号変換部550と呼ぶ。また、信号補正部560は第1の信号変換部150および第3の信号変換部550の両方が出力する信号に対して補正(ノイズ成分の除去)が行えるような構成になっている。また、信号補正部560の出力信号が入力される復調・ダイバーシティ合成部570は復調処理に加えて、入力される2つのアンテナ受信信号に対してダイバーシティ合成処理を行う。
上記のように構成された本発明の放送受信器の動作について説明する。ノイズ成分の検出は、第1の実施の形態と同様にアンテナ110受信信号と入力端子160入力信号とを比較することにより、ノイズ検出およびノイズ成分の記憶を行う。
次に、2組のアンテナ110および510にて信号を受信し、映像表示部260にて映像出力、音声出力部270にて音声出力を行う場合の動作を図9を参照しながら説明する。
ステップS20で、アンテナ110およびアンテナ510から放送波を受信する。
ステップS21で、受信した高周波(RF)信号を周波数変換部120および520にて中間周波(IF)帯に変換し、さらにベースバンド信号に周波数変換する。周波数変換された信号はデジタル変換部130および530にて所定のサンプリング周波数でアナログ信号からデジタル信号に変換され、その後フーリエ変換部140および540にて周波数領域のサブバンド信号に変換され出力する。
ステップS22で、第1の信号変換部150および第3の信号変換部550から出力される両信号に対して信号補正部560にてノイズ成分の除去が行われ、復調・ダイバーシティ合成部570に信号を出力する。この場合のノイズ成分の除去方法は第1の実施の形態と同様である。
ステップS23では、第1の信号変換部150および第3の信号変換部550から出力され、信号補正部560にてノイズ成分の除去がされた2つの信号に対して復調・ダイバーシティ合成部570が復調処理および最大比合成等のダイバーシティ合成処理を行う。。このダイバーシティ合成処理により、受信特性の優れた部分を最大限に活用すると共にマルチパスやフェージングの影響を抑えた良好な合成受信信号を得ることができる。
ステップS24で、信号処理部250が信号のデコード処理、映像信号のリサイズ処理、画質調整、音声信号のアナログ信号変換等の信号処理を行い、次に映像表示部260が映像表示、音声出力部270にて音声出力を行う。
以上のように本実施の形態によれば、受信装置500は第1のアンテナ110と第2のアンテナ510から入る自装置が放射するノイズを識別・判別する
また、2組以上のアンテナを有するダイバーシティ受信の際に全てのアンテナ受信信号に対してノイズ成分の除去を行い、ノイズ除去を行った信号に対してダイバーシティ合成処理を行うことができる。このため、ノイズ除去された信号の受信特性が優れた部分を最大限に活用すると共にマルチパスやフェージングの影響の抑制を行うことにより、受信特性のさらなる改善を実現することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の実施の形態3にかかる受信装置は、2組以上のアンテナを有するダイバーシティ受信装置において、第2のアンテナにて受信された信号の信号変換と入力端子にて受信された信号の信号変換とが同一の信号変換部にて行われる。これにより、必要な信号変換部の数を減少させることができ、装置の簡略化を行うことができる。
図10は本発明の実施の形態3における受信装置600の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態2と同様の構成を有するものについては同一符号を付し、その説明を省略する。
図10において実施の形態2と相違する構成について説明する。本実施の形態の受信装置600は、第2のアンテナ510と入力端子160との信号切り替え用にRFスイッチ610を備える。信号補正部560は第1の信号変換部150および第2の信号変換部200の両方が出力する信号に対して補正(ノイズ成分の除去)が行えるような構成になっている。また、信号補正部560の出力信号が入力される復調・ダイバーシティ合成部570は復調処理に加えて、入力される2つのアンテナ受信信号に対してダイバーシティ合成処理を行う。
上記のように構成された本発明の放送受信器の動作について説明する。ノイズ成分の検出の際はRFスイッチ610を入力端子160にて入力した信号が選択的に通過するように設定する。そして、実施の形態2と同様にアンテナ110受信信号と入力端子160入力信号とを比較することにより、ノイズ検出およびノイズ成分の記憶を行う。
また、反対に第1及び第2のアンテナで信号を受信する際は、RFスイッチ610をアンテナ510で受信した信号を選択的に通過するように設定する。以降の処理は第2の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
以上のように本実施の形態によれば、第2の実施の形態と同じような効果が得られることはいうまでも無く、さらに第2のアンテナ510と入力端子160との入力をRFスイッチ610で切り替えることができるので、1組以上のアンテナを有するダイバーシティ受信の際に、必要な信号変換部の数を減少させることができ、装置の簡略化を行うことができる。
上記第1乃至第3の実施の形態では、テレビ放送波をアンテナにて受信し、その放送波に重畳するノイズ成分を記憶、および除去する方法について説明した。しかし、本発明はこれには限定されない。例えば、無線LAN信号や、携帯電話信号などの他の高周波信号を受信する装置に関しても本発明の実施の形態1および実施の形態2と同様の方法を用いることにより、ノイズ成分の記憶、および除去を行うことが可能である。
本発明の受信装置によれば、1組の無線受信器であるアンテナと入力端子とを用いて、装置自らが放射する電磁ノイズを記憶、除去することができるので、持ち運び可能な受信装置等において有用である。
第1の実施の形態で示す受信装置の構成を示すブロック図 信号補正部230の内部ブロック図 第1の実施の形態におけるノイズ検出の動作を示すフローチャート ノイズ検出の一例を示す模式図 第1の実施の形態において出力信号の差分からノイズ成分を検出する図 第1の実施の形態においてノイズ除去の動作を示すフローチャート 第1の実施の形態においてメモリ部に記憶したノイズ成分によりノイズ除去する図 第2の実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図 第2の実施の形態のノイズ除去の動作を示すフローチャート 第3の実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図 従来のノイズ除去技術の構成を示すブロック図
符号の説明
1 発声者
10 第1の信号受信器
20 第2の信号受信器
30、40 パワースペクトル演算部
50 比率演算部
60 比率記憶部
70 ノイズ推定部
80 ノイズ除去部
100、500、600 受信装置
110、510 アンテナ
120、170、520 周波数変換部
130、180、530 デジタル変換部
140、190、540 フーリエ変換部
150、200、550 信号変換部
160 入力端子
210 信号比較部
220 メモリ部
230、560 信号補正部
240 復調部
250 信号処理部
260 映像表示部
270 音声出力部
280 ノイズレベル調整部
290 ノイズ減算部
300 電波暗箱
310 信号発生器
320 信号分配器
330 放射用アンテナ
570 復調・ダイバーシティ合成部
610 RFスイッチ

Claims (5)

  1. 電波信号を受信するアンテナと、
    有線で外部から信号を入力する入力端子と、
    前記アンテナからの信号を変換してフーリエ変換信号を出力する第1の信号変換部と、
    前記入力端子からの信号を変換してフーリエ変換信号を出力する第2の信号変換部と、
    前記第1の信号変換部からの出力信号と第2の信号変換部からの出力信号との差分を検出する信号比較部と、
    前記信号比較部で検出された差分の情報を記憶するメモリ部と、を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置であって、
    前記第1の信号変換部からの出力信号を、前記メモリ部に記憶された差分の情報に基づいて補正する信号補正部、を備えることを特徴とする受信装置。
  3. 電波信号を受信する第1及び第2のアンテナと、
    有線で外部からの信号を入力する入力端子と、
    前記第1及び第2のアンテナからの受信信号をそれぞれ変換し、フーリエ変換信号を出力する信号変換部群と、
    前記入力端子からの信号を変換してフーリエ変換信号を出力する前記第3の信号変換部と、
    前記信号変換部群からの出力信号と前記第3の信号変換部からの出力信号との差分を検出する信号比較部と、
    前記信号比較部で検出された差分の情報を記憶するメモリ部と、を備えることを特徴とする受信装置。
  4. 請求項3に記載の受信装置であって、
    前記信号変換部群からの出力信号の少なくとも一部を、前記メモリ部に記憶された差分の情報に基づいて補正する信号補正部、を備えることを特徴とする受信装置。
  5. 請求項4に記載の受信装置であって、
    前記信号補正部が補正した信号をダイバーシティ合成に用いることを特徴とする受信装置。
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