JP4957269B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、加熱コイルの電磁誘導により、トッププレート上の非導電性材料により形成された容器を加熱する誘導加熱調理器に関するものである。
従来、誘導加熱調理器としては、被加熱物である容器底温度と容器を載置したトッププレート温度との誤差を少なくするために、加熱コイルの中央部および加熱コイルの巻線間の間隔にセンサーを設け、より広い範囲の温度を検知するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、土鍋などの非導電性材料により形成された容器において、その外底面に設けた発熱層の発熱量を部分的に変えることにより、発熱層全体の発熱量を均一化しているものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−78902号公報 特開2006−116295号公報
ところで、被加熱物が金属製鍋などの容器のように全体が熱伝導性の良い材料で構成されているものは、局所的な温度上昇が発生しても、その熱が容器全体に容易に拡散するため、最も温度の高い部分とセンサーが感知する部分との加熱の偏りが起こりにくい。しかし、土鍋などの非導電性材料により形成された容器で外底部にのみ発熱層が設けられて容器では、発熱層の最も温度の高い部分とセンサーが感知する部分との加熱の偏り問題が顕著となる。このため、前記従来の構成の誘導加熱調理器と発熱量の均一化をはかった土鍋などの容器とを組み合わせて用いても、温度制御の精度を上げることができない。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、土鍋などの非導電性材料により形成された容器を誘導加熱する場合において精度の高い温度制御が可能な誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、トッププレートと、このトッププレートの下方に配設され巻線間に間隔を有した円盤状の加熱コイルと、加熱コイルの中央部および巻線間の間隔にそれぞれ設けた中央センサーおよびコイル間センサーと、外底面に発熱層を設けトッププレート上に載置される非導電性材料により形成された容器とを備え、容器の外底面に設けた発熱層は、コイル間センサーと対向する部分の厚みを他の部分よりも厚くすることで前記コイル間センサーと対向する部分が最も温度が高くなるように構成したものである。
これによって、容器の発熱層のコイル間センサーと対向する部分が最も温度が高くなり、これをコイル間センサーで制御することで、精度の高い温度制御が可能なものである。すなわち、加熱コイルの巻線間の間隔部分は、巻線部分に比べて温度が低くなるが、容器の発熱層のコイル間センサーと対向する部分の厚みを他の部分よりも厚くしたことにより、最も高い温度をコイル間センサーで制御できるものであり、検知感度が良好なものである。
本発明の誘導加熱調理器は、土鍋などの非導電性材料により形成された容器を誘導加熱する場合でも精度の高い温度制御が可能である。
第1の発明は、トッププレートと、このトッププレートの下方に配設され巻線間に間隔を有した円盤状の加熱コイルと、加熱コイルの中央部および巻線間の間隔にそれぞれ設けた中央センサーおよびコイル間センサーと、外底面に発熱層を設けトッププレート上に載置される非導電性材料により形成された容器とを備え、容器の外底面に設けた発熱層は、コイル間センサーと対向する部分の厚みを他の部分よりも厚くすることで前記コイル間センサーと対向する部分が最も温度が高くなるように構成した誘導加熱調理器とするものである。これによって、容器の発熱層のコイル間センサーと対向する部分が最も温度が高くなり、これをコイル間センサーで制御することで、精度の高い温度制御が可能なものである。すなわち、加熱コイルの巻線間の間隔部分は、巻線部分に比べて温度が低くなるが、容器の発熱層のコイル間センサーと対向する部分の厚みを他の部分よりも厚くしたことにより、最も高い温度をコイル間センサーで制御できるものであり、検知感度が良好なものである。
第2の発明は、特に、第1の発明において、非導電性材料により形成された容器の発熱層は、コイル間センサーと対向する部分に加えて、中央センサーと対向する部分の厚みも厚くするとともに、コイル間センサーと対向する部分の厚みを中央センサーと対向する部分の厚みより大としたことにより、この非導電性材料により形成された容器を、所定の誘導加熱調理器を使用した場合は精度の高い温度制御が可能であることはもちろんのことではあるが、他の誘導加熱調理器と組み合わせて使用しても発熱層の温度がセンサーで検知できる。例えば、容器は、卓上で使用する100V誘導加熱調理器で使用される場合、あるいはキッチンにビルトインされた200V誘導加熱調理器で使用される場合もある。このような際、加熱コイルに設けたセンサーは中央部の中央センサー1つだけであったり、コイル間センサーがあっても、加熱コイルの中央からコイル間センサーまでの位置が異なった位置にあったりする場合、容器の厚みの厚い発熱層部分の温度を検知するこができない。しかし、中央センサーでは確実に高い温度を制御できるものである。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、非導電性材料により形成された容器のコイル間センサーとの対向部分を下方向に凸形状にしたことにより、発熱層がトッププレートに与える輻射熱はコイル間センサーの部分を最も多くすることができ、容器が空焼き状態で高温になり容器の底面に熱により歪がおこり反りが発生してもコイル間センサーが発熱層の最も温度が高い部分をトッププレートに与える構成が維持でき、熱による危険や故障を防止することができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、非導電性材料により形成された容器のコイル間センサーとの対向部分を下方向に凸形状にし、トッププレートの上面と凸形状の隙間を、容器が熱変形しても発熱層がトッププレートに接することのない隙間寸法としたことにより、容器は使用時間が経過すると熱による変形で下側に変形していくが、隙間寸法(実際は0.7〜1.5mm)の存在により、変形しても発熱層がトッププレートに接することがなく、発熱層の磨耗による損傷をなくし、誘導加熱性能を安定して維持することができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明において、非導電性材料により形成された容器のコイル間センサーとの対向部分に加えて、中央センサーと対向する部分を下方向に凸形状にしたことにより、この非導電性材料により形成された容器を、所定の誘導加熱調理器を使用せずに他の誘導加熱調理器を使用した場合、容器が空焼き状態で高温になり容器の底面が熱により歪がおこり反りが発生しても、中央センサーが発熱層の温度が高い部分を検知でき、熱による危険や故障を防止することができる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明において、非導電性材料により形成された容器の凸形状以外の容器底面とトッププレートの上面との隙間を、凸形状以外の容器底面の発熱層からのトッププレートへの輻射熱を規制する隙間寸法とすることにより、凸形状以外の容器底面の発熱層からのトッププレートへの輻射熱が隙間寸法(実際は2〜4mm)の存在により制限され、熱による危険や故障を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図6は、本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器を示すものである。
図1に示すように、誘導加熱調理器は、ケース上2とケース下3が上下に合わさって外郭を構成していて、ケース上2の上には耐熱強化ガラス製のトッププレート1が接着されている。図中のトッププレート1は四角形の平面であるが、これは丸型のものや、溝つきのものであっても特に支障はない。また、ケース上2の前方にはトッププレート1から低い面に液晶の表示窓を備えた操作部4が設けられている。
図2は、ケース上2を取り外した状態を上から見ており、ケース下3のほぼ中央に加熱コイル5が設けられている。加熱コイル5は、巻線間に間隔7を有した円盤状であって、内コイル6とその外側の外コイル9を形成するように巻き、連結部8から外コイル9まで一体に巻き上げて構成している。加熱コイル5はコイルベース10に載置して上からコイルホルダー11で挟み込んで取り付けている。コイルベース10には内コイル6の内側で加熱コイル5の中央部に中央センサー12を設けている。中央センサー12はサーミスタ13をサーミスタホルダー14に内蔵した構成にしている。また、巻線間の間隔7にはコイル間センサー15を設けている。コイル間センサー15はサーミスタ16をサーミスタホルダー17に内蔵した構成にしている。
ケース下3の加熱コイル5の下には誘導加熱制御部18が置かれ、前方には操作制御部20が置かれ、両者は信号線21でつながっている。また、ケース下3の右後方には電源制御部22が置かれている。電源部制御部22には、着脱可能な電源コード23が接続されている。前記した加熱コイル5および誘導加熱制御部18などの温度上昇部はファン19により冷却されるようになっている。
図3に示すように、中央センサー12を構成するサーミスタ13と、コイル間センサー15を構成するサーミスタ16はトッププレート1の裏面に接触する構成にしている。
図4、図5に示すように、外底面の全面に発熱層35を設けトッププレート1上に載置される非導電性材料により形成された土鍋などの容器30は、底面31とその外周に側面壁32が構成され、側面壁32には持ち手33が備えられている。底面31には載置する際に載置面と接する脚34が円周形状に設けてある。ただし、脚34は円周形状でなく、例えば、3点の凸部形状であっても良い。脚34の内側には発熱層35が備えられており、発熱層35は、コイル間センサー15と対向する部分の厚みを他の部分よりも厚くした発熱層36としている。また、容器30は蓋37を備えている。
そして、図6に示すように、容器30をトッププレート1上に載置すると、コイル間センサー15のサーミスタ16の上方に発熱層36が配置されるようになっている。
以上のように構成された誘導加熱調理器において、以下その動作、作用を説明する。
電源コード23を接続して、操作制御部20に誘導加熱の動作を始める指示を行うと、信号線21で信号を伝達して誘導加熱制御部18が加熱コイル5に誘導電流を流す。これにより、内コイル6および外コイル9に磁界が発生し、容器30に設けた発熱層35および発熱層36が発熱する。
この際、発熱層35、36は加熱コイル5に近いほど磁界が強く、間隔7の上部よりも内コイル6および外コイル9の上方の磁界が強く、底が平坦である容器では、間隔7の上方よりも内コイル6および外コイル9の上方の温度が高くなる。ここで容器が金属材料でできていると熱伝導性に優れているので、間隔7の上方と内コイル6および外コイル9の上方間での温度差が少なく、容器底からの輻射熱で温度上昇したトッププレート1の温度も差が少なく、間隔7に設けたコイル間センサー15で容器の温度上昇を推定できた。
しかし、加熱調理器には載置する容器の材料を選別するキー選択がないので、ホーローや磁性のステンレスでできている容器と、土鍋などの裏面に銀の薄膜を設けた容器と判別が難しい。土鍋などの裏面に薄膜を設けた容器では間隔7の上方と内コイル6および外コイル9の上方とでは温度差が大きく、内コイル6および外コイル9上方の容器底の温度が高くなってもコイル間センサー15の上方は温度がまだ高くなっていないので、さらに誘導加熱されて、内コイル6および外コイル9上方の容器底の温度が高くなるが、本実施の形態では、間隔7の上方の発熱層36は発熱層35よりも温度が上がり易いので、コイル間センサー15が土鍋などの裏面の温度が上がった際に検知し易くなり、さらに加熱するという異常状態を防止することができる。
(実施の形態2)
図7、図8は、本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器を示している。基本構成については実施の形態1と同様であるので同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態における誘導加熱調理器の容器40は、土鍋など非導電性材料により形成され、底面41には載置する際に接する脚42が設けてある。脚42の内側には発熱層43が備えられており、コイル間センサー15と対向する部分に加えて、中央センサー12と対向する部分の厚みも厚くした発熱層44、45を有している。そして、コイル間センサー15と対向する部分の発熱層44厚みを中央センサー12と対向する部分の発熱層45厚みより大としているものである。
図8に示すように、容器40をトッププレート1上に載置すると、コイル間センサー15のサーミスタ16の上方に発熱層44が配置され、中央センサー12のサーミスタ13の上方に発熱層45が配置されるものである。
以上のように構成された誘導加熱調理器において、以下その動作、作用を説明する。
この非導電性材料により形成された容器40を、所定の誘導加熱調理器を使用した場合はコイル間センサー15と発熱層44とにより精度の高い温度制御が可能であることはもちろんのことではあるが、他の誘導加熱調理器と組み合わせて使用しても発熱層の温度がセンサーで検知できる。例えば、容器40は、卓上で使用する100V誘導加熱調理器で使用される場合、あるいはキッチンにビルトインされた200V誘導加熱調理器で使用される場合もある。このような際、加熱コイルに設けたセンサーは中央部の中央センサー1つだけであったり、コイル間センサーがあっても、加熱コイルの中央からコイル間センサーまでの位置が異なった位置にあったりする場合、容器40の厚みの厚い発熱層44部分の温度を検知することができない。しかし、一般的にどの誘導加熱調理器にも設けてある中央センサーの上方に厚みの厚い発熱層45を設けることで、感度はコイル間センサー15より劣るが中央センサー12でも空焼きなどの異常状態になった際に、確実に温度を制御することができるものである。
(実施の形態3)
図9、図10は、本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器を示している。基本構成については実施の形態1と同様であるので同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態における誘導加熱調理器の容器50は、土鍋など非導電性材料により形成され、底面51には載置する際に接する脚52が設けてある。脚52の内側には発熱層55が備えられており、コイル間センサー15との対向部分を下方向に凸形状54にし、ここには他よりも厚みを厚くした発熱層56を設けている。
図10に示すように、容器50をトッププレート1上に載置すると、脚52がトッププレート1に当接して、発熱層55および発熱層56はトッププレート1から浮いている。ここで、発熱層56とトッププレート1の隙間の距離をAとし、発熱層55とトッププレート1の距離をBとすると、Aは0.7〜1.5mmとして、Bは2〜4mmの範囲の構成としている。
以上のように構成された加熱調理器において、以下その動作、作用を説明する。
容器50の裏面の発熱層がトッププレート1に与える輻射熱は、コイル間センサー15の上方の発熱層56が最も大きい。また、容器50を空焼きにすると、容器50の底面が熱により歪がおこり反りが発生するが、それでも発熱層56が最も温度が高いことを維持でき、コイル間センサー15で容器50の異常温度導上昇した場合を検知できて、熱による危険や故障を防止することができる。
ここで、Aの隙間を0.7〜1.5mmとすると、底面51が容器50は使用時間が経過することに熱による変形で下側に変形していくが(使用回数とともに変形する寸法は小さくなる)、変形しても発熱層56がトッププレート1に接することを防止する。すなわち、Aの隙間寸法の存在により、変形しても発熱層56がトッププレート1に接することがなく、発熱層56の磨耗による損傷をなくし、誘導加熱性能を安定して維持することができる。
また、Bの隙間を2〜4mmの範囲の構成としたもので、加熱コイル5からの誘導加熱で加熱することができるとともに、発熱層55と発熱層56との発熱層自体の温度差も大きくなることを防止でき、発熱層の容器50からの剥離を防止して、発熱層の熱は容器50に伝導させることで、発熱層自体の異常温度上昇を抑えることができる。すなわち、Bの隙間寸法の存在により、凸形状部以外の容器底面の発熱層からのトッププレート1への輻射熱が制限(軽減)され、熱による危険や故障を防止することができる。
(実施の形態4)
図11は、本発明の実施の形態4における誘導加熱調理器を示している。基本構成については実施の形態1と同様であるので同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態における誘導加熱調理器の容器60は、土鍋など非導電性材料により形成され、底面61に載置する際に載置面に接する脚62が設けてある。
底面61は、コイル間センサー15の上方の部分を下方向に向いた凸形状63と、中央センサー12の上方の部分を下方向に向いた凸形状64とを設けており、それ以外の底面65よりも厚みを厚くしている。また底面65には発熱層66を設け、凸形状63には発熱層66より厚い発熱層67が設けられ、凸形状64には発熱層66より厚い発熱層68が設けてある。
このように、非導電性材料により形成された容器60のコイル間センサー15との対向部分に加えて、中央センサー12と対向する部分を下方向に凸形状64にしたことにより、この非導電性材料により形成された容器60を、所定の誘導加熱調理器を使用せずに他の誘導加熱調理器を使用した場合、容器60が空焼き状態で高温になり容器60の底面が熱により歪がおこり反りが発生しても、中央センサー12が発熱層68の温度が高い部分を検知でき、熱による危険や故障を防止することができる。すなわち、発熱層67および発熱層68は発熱層66よりも厚くて、また加熱コイル5に近いので、温度上昇が起こり、この部分の温度検知を行うことで容器60の裏面の温度管理を行うことができる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、土鍋などの非導電性材料により形成された容器を誘導加熱する場合でも精度の高い温度制御が可能であるので、卓上型、キッチン組み込み型あるいは家庭用、業務用にかかわらず誘導加熱調理器全般に適用できる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の斜視図 同誘導加熱調理器の内部構成を示す平面図 同誘導加熱調理器の一部を示す側断面図 同誘導加熱調理器における容器を底面側から見た斜視図 同誘導加熱調理器における容器の側断面図 同誘導加熱調理器の全体を示す側断面図 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の容器を底面側から見た斜視図 同誘導加熱調理器の全体を示す側断面図 本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器の容器の側断面図 同誘導加熱調理器の全体を示す側断面図 本発明の実施の形態4における誘導加熱調理器の全体を示す側断面図
符号の説明
1 トッププレート
5 加熱コイル
7 間隔
12 中央センサー
15 コイル間センサー
18 誘導加熱制御部
30、40、50、60 容器
35、36、43〜45、55、56、66〜68 発熱層
54、63、64 凸形状

Claims (6)

  1. トッププレートと、このトッププレートの下方に配設され巻線間に間隔を有した円盤状の加熱コイルと、前記加熱コイルの中央部および巻線間の間隔にそれぞれ設けた中央センサーおよびコイル間センサーと、外底面に発熱層を設け前記トッププレート上に載置される非導電性材料により形成された容器とを備え、前記容器の外底面に設けた発熱層は、前記コイル間センサーと対向する部分の厚みを他の部分よりも厚くすることで前記コイル間センサーと対向する部分が最も温度が高くなるように構成した誘導加熱調理器。
  2. 非導電性材料により形成された前記容器の発熱層は、前記コイル間センサーと対向する部分に加えて、前記中央センサーと対向する部分の厚みも厚くするとともに、前記コイル間センサーと対向する部分の厚みを前記中央センサーと対向する部分の厚みより大とした請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 非導電性材料により形成された前記容器の前記コイル間センサーとの対向部分を下方向に凸形状にした請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 非導電性材料により形成された前記容器の前記コイル間センサーとの対向部分を下方向に凸形状にし、前記トッププレートの上面と凸形状の隙間を、前記容器が熱変形しても前記発熱層が前記トッププレートに接することのない隙間寸法とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  5. 非導電性材料により形成された前記容器の前記コイル間センサーとの対向部分に加えて、前記中央センサーと対向する部分を下方向に凸形状にした請求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  6. 非導電性材料により形成された前記容器の凸形状以外の容器底面と前記トッププレートの上面との隙間を、凸形状以外の容器底面の前記発熱層からの前記トッププレートへの輻射熱を規制する隙間寸法とした請求項1〜5のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
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