JP4956662B2 - 表示装置および電子機器 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、表示装置および電子機器に関する。
従来、表示画面を有した表示部が、台座部に、支柱部分を介して、上下方向に沿った回動軸回りに回動可能に支持された所謂スイベル機構を備えた表示装置が、知られている。
この種の表示装置や電子機器で、支柱部分の中心軸とスイベル機構の回動軸とが一致した構成では、例えば、部品レイアウトや、剛性、強度、美観等の観点から設定された支柱部分のレイアウトによって、回動軸の位置が定まることになるため、支持機能およびスイベル機能をより高いレベルで両立させるのが難しい場合があった。
そこで、本発明の実施形態は、表示部の支持機能あるいはスイベル機能をより高いレベルで両立させやすい構成を備えた表示装置および電子機器を得ることを、目的の一つとする。
本発明の実施形態にかかる表示装置にあっては、第一の貫通孔が設けられた第一の部材と、第一の貫通孔と重なった第二の貫通孔が設けられ第一の部材の上側に位置された第二の部材と、を有した基部と、起立した表示画面を有した表示部と、上下方向に沿った回動軸回りに回動可能に第一の部材と第二の部材とに挟持され第一および第二の貫通孔と重なった第三の貫通孔が設けられ回動軸を中心とする環状の被挟持部と、当該被挟持部に接続され第二の貫通孔を貫通して基部上に突出した突出部と、を有した接続部と、を備え、回動軸が、突出部の上下方向に沿った中心軸よりも表示画面側に位置されたことを、特徴の一つとする。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について詳細に説明する。なお、以下では、説明の便宜上、方向が規定されている。ここでは、一例として、表示装置1の表示部2が可動範囲の中央にある状態で、当該表示部2の前面視(正面視)で右方向(後面視(背面視)では左方向)をX方向、上方向をY方向、奥行き方向(前方向)をZ方向とする。各図には、表示装置1に組み付けられた状態での方向を示す矢印が記載される。
図1〜3に示すように、本実施形態にかかる表示装置1は、机上等に載置される台座部3と、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイユニット4を内蔵した表示部2と、表示部2に接続されて台座部3に回動軸Ax回りに回動可能に支持された接続部5と、を備えている。
台座部(基部)3は、図1,5に示すように、平面視では矩形状(長方形状)で上下方向に比較的薄い扁平な形状を有している。台座部3の上面3aには、少なくとも一部が円弧形状を有した開口部をなす貫通孔3bが設けられている。貫通孔3bは、本実施形態では円形に形成されている。この貫通孔3b(開口部)から、接続部5の突出部6が、台座部3上に突出し、露出している。すなわち、突出部6は露出部に相当する。
表示部2は、図1,2に示すように、前面2aと、その反対側に位置する後面2bとを有し、前後方向に薄く前面視では横長の長方形状の外観を呈する扁平な直方体状に構成されている。ディスプレイユニット4の前面4aを覆う筐体2cの一部としてのフロントマスク2dには、矩形状の開口部2eが設けられている。この開口部2eからは、ディスプレイユニット4の前面4aが露出している。本実施形態では、ディスプレイユニット4の前面4aのうち、開口部2eから露出した部分が、表示画面4bである。図1,2から明らかとなるように、表示画面4bは起立している。
表示部2の筐体2c内には、ディスプレイユニット4の他、CPU(Central Processing Unit)等の電子部品が実装された基板や、その他の電子部品等(いずれも図示せず)が内蔵されている。ディスプレイユニット4は、基板に実装された電子部品等で構成された制御回路に含まれる映像信号処理回路(いずれも図示せず)から映像信号を受け取り、表示画面4bに、静止画や動画等の映像を表示させる。表示装置1がテレビジョン装置として構成される場合、表示装置1の制御回路は、例えば、映像信号処理回路の他、いずれも図示しないチューナ部や、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)信号処理部、AV(Audio Video)入力端子、リモコン信号受信部、制御部、セレクタ、オンスクリーンディスプレイインタフェース、記憶部(例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等)、音声信号処理回路等を有する。基板は、筐体2c内のディスプレイユニット4の後方(背面側)に収容される。また、表示装置1がコンピュータとして構成される場合、表示装置1の制御回路は、例えば、制御部(例えば、CPU等)や、記憶部(例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等)、ディスプレイドライバ、通信インタフェース等を有する。また、表示装置1は、音声出力用のアンプやスピーカ等(図示せず)も備えている。
接続部5の一部である突出部6は、図3に示すように、表示部2の後面2bの下部に、ブラケット7等を介して、ねじ留め等によって接続されている。また、接続部5は、台座部3の上側部材3cおよび下側部材3d(図6,8,9等参照)の間に挟持された円盤状または円環状(本実施形態では一例として円環状)の被挟持部8を有している。被挟持部8(すなわち接続部5)は、台座部3に、上下方向に延びた回動軸Ax回りに回動可能に支持されている。貫通孔3bの縁は、回動軸Axを中心とする円形である。また、被挟持部8の内周面8aは、回動軸Axを中心とする円筒の内周面である。貫通孔3bの直径と内周面8aの直径はほぼ同じである。突出部6は、被挟持部8の内周側の一部に接続されている。図3〜5に示すように、突出部6は、回動軸Axを含む異なる二つの平面のそれぞれの一部である二つの前面6aと、回動軸Axを中心とする円筒の外周面である後面6bと、を有している。本実施形態では、一例として、二つの前面6aは直交している。よって、突出部6の外周の横断面は、中心角が90°の扇形である。そして、前面6aは、可視光線を反射する鏡面として構成されている。このような構成では、図4に示すように、鏡面として構成される前面6aには、貫通孔3bや、上面3a、内周面8a等の鏡像Imが映し出され、しかもその鏡像Imは、視覚的に、貫通孔3bや内周面8aの実像に連続し、その実像とともに、一連の円や円筒等の回転体を形成する。すなわち、本実施形態によれば、視覚的に、突出部6(接続部5)が存在せず表示部2が浮いているか、あるいは突出部6が透明な部材で構成されているかのような、錯覚が生じる。このような鏡像Imは、前面6aが回動軸Axを含む平面の一部となる鏡面(反射面)として構成されるとともに、貫通孔3bや内周面8aが当該回動軸Axを中心とする回転体として構成されることで、得ることができる。すなわち、内周面8aは、円筒の内周面であることは必須ではなく、回動軸Axを中心とする回転体の一部であればよい。また、二つの前面(鏡面)6aは、相互に直交することは必須ではないし、回動軸Axを含む平面状の前面(鏡面)6aが一つだけの場合にも、同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施形態では、鏡面としての前面6aが、貫通孔3bから下方へ延びることで、その前面6aに、台座部3の上部のみならず下部も映し出されて鏡像Imの範囲が下方へ拡大し、当該鏡像Imに入る物体の輪郭線などが増えるため、錯覚がより生じやすくなる。
また、本実施形態では、突出部6(接続部5)が、台座部(基部)3に、移動可能に連結されている。具体的には、突出部6は、開口部をなす貫通孔3bの円弧形状の内周側に位置するとともに、貫通孔3bの円弧形状をなす縁に沿って、回動軸Ax回りに回動する。このような構成により、表示部2の表示画面4bの角度が変化することができる。また、突出部6(接続部5)の回動位置によらず、上述した視覚的効果(錯覚)を得ることができる。
図6に示すように、台座部3は、比較的剛性の高い材料(例えば金属材料等)で構成される本体部としての上側部材3cおよび下側部材3dと、主として側方を覆うサイドカバー3eと、主として上方を覆うトップカバー3fと、を有している。
下側部材3dは、図6,7に示すように、矩形板状の底板部3gと、底板部3gから上方に向けて畝状に突出したフレーム3h,3iと、を有している。また、下側部材3dの中央には、回動軸Axを中心として上側部材3cに設けられた貫通孔3bと上下に重なり合う円形の貫通孔3jが設けられている。台座部3には、被挟持部8の筒内部も含めて上下方向に延びる貫通孔3k(図4,5参照)が設けられる。すなわち、貫通孔3kの上縁は、貫通孔(上側の開口部)3bであり、下縁は貫通孔(下側の開口部)3jであり、中間部は被挟持部8の筒内部であり、中心軸は回動軸Axである。また、貫通孔3jの周囲には、円環状の天板部3mが設けられている。天板部3mからは放射状に複数のフレーム3hが延び、矩形状のフレーム3iに接続されている。
また、この下側部材3dでは、天板部3mの内側に、図8,9にも示すように、下方に向けて縮径する筒状の縦壁部3nと、縦壁部3nの下端から内側に延出した一定幅で環状かつ板状のフランジ部3oと、が設けられている。図8,9に示すように、接続部5の被挟持部8は、フランジ部3oの上に配置される。なお、下側部材3dは、プレス成形等で構成することができる。
上側部材3cは、図6,7に示すように、円環状かつ板状に構成される。上側部材3cにも回動軸Axを中心とする貫通孔3pが設けられている。この貫通孔3pの周囲は、一定幅で比較的低い高さで上側に膨出している。この部分に、内側に延出した一定幅で環状かつ板状のフランジ部3qが設けられている。図8,9に示すように、接続部5の被挟持部8は、フランジ部3qの下に配置される。なお、上側部材3cも、プレス成形等で構成することができる。
接続部5の被挟持部8は、図8,9に示すように、上側部材3cのフランジ部3qと、下側部材3dのフランジ部3oとによって、上下方向(Y方向)に挟まれる。ただし、被挟持部8と上側部材3cおよび下側部材3dとの間には、それぞれ、環状かつ板状の摺接プレート9が介在している。このように、本実施形態によれば、表示部2を回動可能に支持する回動支持機構を、比較的薄く構成することができる。
また、図8,9に示すように、被挟持部8の外周面8bは、下方に向かうにつれて縮径し、縦壁部3nと隙間をあけて対向している。縦壁部3nは、被挟持部8(接続部5)が横方向にずれるのを抑制するとともに、表示部2の質量等によって上方から下方へ作用する荷重の受け部としても機能する。
摺接プレート9(9A)の摺接面9aには、図10に示すような周方向に沿った溝9bまたはリブ9c(本実施形態では両方)が設けられている。溝9bは、グリスが塗布された際のグリス保持部として機能し、潤滑性を維持しやすくなる効果をもたらす。摺接プレート9は、摺動性の比較的高い合成樹脂材料等で形成されている。なお、図10には、下側の摺接プレート9Aのみが示されるが、溝9bおよびリブ9cに関しては、上側の摺接プレート9Bも同じ構造である。上側の摺接プレート9Bでは、その下面に、溝9bおよびリブ9cが設けられている。
また、図10に示す下側の摺接プレート9Aには、貫通孔9dが設けられている。この貫通孔9dを、図9に示すように、下側部材3dに設けられた突起3rが貫通することで、摺接プレート9Aが、下側部材3dに係合される。
一方、上側の摺接プレート9Bには、図6,7,9に示すように、上方に向けて突出する突起9eが設けられている。この突起9eが、上側部材3cに設けられた切欠3sに挿入されることで、摺接プレート9Bが、上側部材3cに係合される。
また、本実施形態では、フランジ部3qの下面とフランジ部3oの上面との間の寸法が、被挟持部8と二つの摺接プレート9との合計の厚さの寸法より小さく設定されている。このため、締結具15(図8,9参照)等を締め付けるなどして、上側部材3cと下側部材3dとが結合されると、摺接プレート9のリブ9cの先端が押し潰される。すなわち、リブ9cが設けられたことによって、摺接プレート9の上面あるいは下面が平坦面である場合に比べて、摺接プレート9が潰れやすくなり、製造ばらつき(誤差)をより吸収しやすくなる。
また、図5,6に示すサイドカバー3eおよびトップカバー3fは、いずれも、比較的軽量な材料(例えば合成樹脂材料等)で構成される。サイドカバー3eには、所要の剛性および強度を得るため、適宜に凹凸形状が設けられている。サイドカバー3eの側面3tおよびトップカバー3fの上面3aは、台座部3の露出面(外面、意匠面)である。
接続部5は、図6に示すように、本体部10と、この本体部10を覆うカバー11とを有する。本体部10は、比較的剛性の高い金属材料等(例えばアルミニウム合金等)で構成される。また、カバー11は、比較的軽量な合成樹脂材料等で構成される。そして、カバー11の外面11aの一部が露出面(外面、意匠面)である。鏡面として構成される突出部6の前面6aも、カバー11の外面11aの一部である。なお、本実施形態では、被挟持部8の内周面8aとしての内周面11bも、鏡面として構成される。これら前面6aや内周面11bの鏡面は、例えば、蒸着や、金属材料等の薄膜やフィルム等の貼付等によって、形成することができる。また、カバー11は、使用者等がカバー11を把持したときに本体部10から外れないよう、本体部10に、ねじ留め等で固定されるのが好適である。
図11に示すように、本体部10(接続部5)の被挟持部8には、回動軸Axを中心とした一定幅で円弧状のスリット10aが設けられている。図9に示すように、スリット10aには、下側の摺接プレート9Aの係合に用いられる下側部材3dの突起3rが挿入されている。接続部5の回動軸Ax回りの回動について、突起3rはスライダ、スリット10aはレールとして、機能する。すなわち、本実施形態では、突起3rおよびスリット10aによって、接続部5を回動軸Ax回りに案内するとともに接続部5の回動範囲を定める案内機構が構成されている。
これにより、図12に示すように、接続部5は、台座部3に対して、回動軸Ax回りに回動する。図12の(a)は、接続部5が回動範囲の中央に位置した状態、(b)は、接続部5が回動範囲の時計回り方向の端部に位置した状態、(c)は、接続部5が回動範囲の反時計回り方向の端部に位置した状態を示す図である。突起3rがスリット10aの端部に周方向に係止されることで、接続部5の回動範囲が規制される。
本実施形態では、上述したような構成によって、図2に示すように、回動軸Axと、突出部6の中心軸Cとを、ずらすことができる。回動軸Axと中心軸Cとがずれたことにより、デザインの自由度が高まって美観を向上させやすくなる。また、表示画面4bの回動中心の位置や回動した際の姿勢等を、突出部6の位置によらずに設定することができる。一例としては、表示画面4bの中心を回動軸Axとして設定することもできる。
また、従来のように、突出部6の上下方向に沿った中心軸C(突出部6の重心を通る軸)と回動軸とが一致していると、突出部6は、表示画面4bの背面側で表示部2に接続されるため、回動軸が後方側に配置されやすい。しかしながら、図13に示すように、表示部2が後方側の回動軸Axbを中心として回動する構成では、後方に例えば壁W等の障害物が存在した場合には、二点鎖線で示すように、回動範囲(−α〜+α)が比較的小さくなる(マイナス側は図示省略)。これに対し、表示部2が前方側の回動軸Axfを中心として回動する構成では、一点鎖線で示すように、回動範囲(−β〜+β,β>α)が比較的大きくなる(マイナス側は図示省略)。よって、本実施形態では、図2に示すように回動軸Axが突出部6の中心軸Cより前方に配置されたことで、回動軸が突出部6の中心に存在した場合に比べて、回動範囲を大きくしやすくなる。なお、このような構成は、回動軸Axが突出部6の前部(表示画面4b側、前面6a上を含む)または突出部6の前方(表示画面4bが指向する方向、法線方向、Z方向)に位置した構成と言うこともできる。
また、突出部6に、表示部2を回動支持する機構が内蔵された場合には、突出部6が大きくなりやすく、美観が損なわれやすい。しかし、本実施形態では、台座部3内に、挟持部としてのフランジ部3o,3qや、摺接プレート9、被挟持部8等が収容された接続部5の回動支持機構が設けられ、突出部(露出部)6が表示部2とともに回動する構成である。よって、突出部6は、表示部2を支持するのに必要な剛性や強度が得られる範囲で、より小型に構成しやすい。
また、図8,11等から明らかとなるように、本実施形態では、突出部6が、被挟持部8に径外側を片持ち支持された状態で、径内側に向けて張り出している。したがって、被挟持部8と突出部6との境界部分Bの応力が、表示部2に作用する重力によって高くなりやすい。
そこで、本実施形態では、図8,14等に示すように、突出部6の下面6cに、突出部6が支持される被支持部12が設けられている。被支持部12は、突出部6の下部にねじ留め等によって取り付けられるベース部12aと、ベース部12aから少なくとも下方に露出した状態でベース部12aに転動可能に支持されたローラ12bと、を有する。ローラ12bは、例えばボールやニードル等として構成することができる。本実施形態では、突出部6が被支持部12でテーブル16(図3参照)等に支持されるため、境界部分Bに生じる応力が小さくなりやすい。また、被支持部12がローラ12bを有するため、接続部5が回動する際に、被支持部12による抵抗を低減することができる。なお、被支持部12と突出部6(接続部5)との間には、緩衝部材あるいは寸法誤差を吸収する部材として、エラストマ等の弾性部材(図示せず)を介在させることができる。
また、本実施形態では、図8,14等に示すように、一端側が被挟持部8に接続されるとともに他端側が突出部6に接続されて境界部分Bを跨ぐ架設部材13が設けられている。架設部材13は、例えば金属材料の板材として構成されている。架設部材13は、被挟持部8の下面8c、ならびに突出部6に設けられた下方へ開口する凹部6dの底面6eに、それぞれねじ14等によって固定されている。架設部材13は、図8に示すように、被挟持部8側から突出部6側へ向けて前方(Z方向)かつ上方(Y方向)に延びている。この架設部材13は、所定の剛性および強度を有しており、補強部材として機能することができる。また、架設部材13は、万一、接続部5が境界部分Bで折損し、突出部6と被挟持部8とが分離した場合にあっても、突出部6が倒れるのを抑制する傾倒抑制部材(フェイルセーフ部材)としても機能することができる。すなわち、表示部2の重心が境界部分Bより前方に位置する構成で接続部5が境界部分Bで折損した場合に、突出部6ひいては表示部2が前方へ向けて傾倒するのを抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、回動軸は突出部の中心軸に対して前方へずれていたが、他の方向へずれた構成とすることもできる。また、被支持部は、ローラを有さない構成とすることもできる。また、台座部の上面の開口部は、円形であることは必須ではなく、少なくとも一部に円弧形状を有した形状であればよい。
また、本発明は、表示画面を有した電子機器として実施することができ、例えば、テレビジョン装置以外の表示装置や、電子機器用の表示装置、パーソナルコンピュータとして構成された表示装置として実施することができる。
また、電子機器や、表示装置、台座部、基部、開口部、貫通孔、表示部、突出部、露出部、接続部、二つの部材(上側部材および下側部材)、被挟持部、貫通孔、架設部材、被支持部、ローラ、摺接プレート、溝、リブ、鏡面等のスペック(構造や、形状、材質、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置等)は、適宜変更して実施することができる。
本発明の実施形態によれば、表示部の支持機能あるいはスイベル機能をより高いレベルで両立させやすい構成を備えた表示装置および電子機器を得ることができる。
1…表示装置(電子機器)、2…表示部、3…台座部(基部)、3b…貫通孔(開口部)、3o…フランジ部(二つの部材のうち一つ)、3q…フランジ部(二つの部材のうちもう一つ)、4b…表示画面、5…接続部、6…突出部(露出部)、6a…前面(鏡面)、8…被挟持部、8a…内周面(内面)、9,9A,9B…摺接プレート、9a…摺接面、9b…溝、9c…リブ、12…被支持部、12b…ローラ、13…架設部材、Ax…回動軸、C…中心軸。
Claims (9)
- 第一の貫通孔が設けられた第一の部材と、前記第一の貫通孔と重なった第二の貫通孔が設けられ前記第一の部材の上側に位置された第二の部材と、を有した基部と、
起立した表示画面を有した表示部と、
上下方向に沿った回動軸回りに回動可能に前記第一の部材と前記第二の部材とに挟持され前記第一および第二の貫通孔と重なった第三の貫通孔が設けられ前記回動軸を中心とする環状の被挟持部と、当該被挟持部に接続され前記第二の貫通孔を貫通して前記基部上に突出した突出部と、を有した接続部と、
を備え、
前記回動軸が、前記突出部の上下方向に沿った中心軸よりも前記表示画面側に位置された表示装置。 - 一端側が前記被挟持部に接続され他端側が前記突出部に接続された架設部材を備えた請求項1に記載の表示装置。
- 前記突出部の下面に被支持部が設けられた請求項1または2に記載の表示装置。
- 前記被支持部が、下方に露出した転動可能なローラを有した請求項3に記載の表示装置。
- 前記第一および第二の部材のうち少なくとも一方と前記被挟持部との間に挟まれて前記部材および前記被挟持部のうち少なくとも一方と摺接するプレートを備えた請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の表示装置。
- 前記プレートの摺接面に、周方向に沿った溝またはリブが設けられた請求項5に記載の表示装置。
- 前記被挟持部の径内側の内面が、前記回動軸を中心とする回転体の一部として構成されるとともに、前記第二の貫通孔を介して露出し、
前記突出部が、前記回動軸を含む平面の一部となる鏡面を有した請求項1〜6のうちいずれか一つに記載の表示装置。 - 第一の貫通孔が設けられた第一の部材と、前記第一の貫通孔と重なった第二の貫通孔が設けられ前記第一の部材の上側に位置された第二の部材と、を有した基部と、
起立した表示画面を有した表示部と、
上下方向に沿った回動軸回りに回動可能に前記第一の部材と前記第二の部材とに挟持され前記第一および第二の貫通孔と重なった第三の貫通孔が設けられ前記回動軸を中心とする環状の被挟持部と、当該被挟持部に接続され前記第二の貫通孔を貫通して前記基部上に露出した露出部と、を有した接続部と、
を備え、
前記露出部が、前記回動軸に対して当該回動軸の径方向の一方側に偏った状態で前記基部上に露出した表示装置。 - 第一の貫通孔が設けられた第一の部材と、前記第一の貫通孔と重なった第二の貫通孔が設けられ前記第一の部材の上側に位置された第二の部材と、を有した基部と、
起立した表示画面を有した表示部と、
上下方向に沿った回動軸回りに回動可能に前記第一の部材と前記第二の部材とに挟持され前記第一および第二の貫通孔と重なった第三の貫通孔が設けられ前記回動軸を中心とする環状の被挟持部と、当該被挟持部に接続され前記第二の貫通孔を貫通して前記基部上に突出した突出部と、を有した接続部と、
を備え、
前記回動軸が、前記突出部の上下方向に沿った中心軸よりも前記表示画面側に位置された電子機器。
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