JPH08261392A - 支持装置を備えたディスプレイ装置 - Google Patents

支持装置を備えたディスプレイ装置

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JPH08261392A
JPH08261392A JP6321395A JP6321395A JPH08261392A JP H08261392 A JPH08261392 A JP H08261392A JP 6321395 A JP6321395 A JP 6321395A JP 6321395 A JP6321395 A JP 6321395A JP H08261392 A JPH08261392 A JP H08261392A
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JP
Japan
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display unit
display
force
shaft member
support
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Application number
JP6321395A
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English (en)
Inventor
Yasushi Shiotani
泰史 塩谷
Toshiaki Itazawa
敏明 板澤
Osamu Hoshino
脩 星野
Hiroshi Takabayashi
広 高林
Takashi Yamamoto
高司 山本
Toyohide Miyazaki
豊秀 宮崎
Akio Yoshida
明雄 吉田
Takao Miyamoto
隆夫 宮本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブル部材を支持台の下に挟んでしまった
り、ディスプレイ部の左右方向の角度調整の際に、ケー
ブル部材によって周囲のものを転倒させたり、落下させ
たりしないようにする。 【構成】 ディスプレイ部2に接続されるケーブル31
を支持台6に対して左右方向に角度調整可能なスタンド
支柱5のクランプ32に係止させて、ディスプレイ部2
を左右方向に角度調整する際に、ディスプレイ部2とス
タンド支柱5とを一緒に回動させるようにした。これに
よりケーブル31によって周囲のものを転倒させたり、
落下させたりしないようにするとともに、ディスプレイ
装置を例えば机上に設置する際に、支持台6の下にケー
ブル31を挟み込んだりさせないことになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディスプレイ部に接
続されるケーブル部材を、左右方向に角度調整可能に回
動する支柱にクランプする支持装置を備えたディスプレ
イ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のディスプレイ装置には、例えば、
支持台にスタンド支柱を立設させ、このスタンド支柱に
対して左右方向に角度調整できるようにしたディスプレ
イ部を支持させた構造のものがある。
【0003】また、パーソナルコンピュータやワードプ
ロセッサなどの電子機器の記録部として使用されるディ
スプレイ部には、制御信号や駆動信号などを入力させる
ために接続ケーブルや電源ケーブルなどのケーブルがキ
ーボードや電源装置などとの間に電気的に接続されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のディ
スプレイ装置は、ディスプレイ部とスタンド支柱との間
にケーブルが接続されているために、ディスプレイ部を
左右方向に角度調整させる際に、ディスプレイ装置が設
置されている例えば机などの周りにあるものを転倒させ
たり、落下させたり、またディスプレイ装置を机上に設
置させる際に、支持台の下にケーブルを挟んでしまった
りして、上記ディスプレイ部に接続されるケーブルが支
持装置の安定性を損なわせて、最悪の場合は、ディスプ
レイ装置を転倒させてしまう恐れがある。
【0005】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、ケーブル部材を支持台の下に挟
んでしまったり、ディスプレイ部の左右方向の角度調整
の際に、ケーブル部材によって設置場所の周囲のものを
転倒させたり、落下させたりしないようにした支持装置
を備えたディスプレイ部装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するため、この発明に係るディスプレイ装置は、支持装
置と、該支持装置によって少なくとも左右方向に角度調
整可能に支持されたディスプレイ部とを備えたものであ
って、前記支持装置は、設置面に載置される支持台と、
該支持台によって、鉛直軸を基準に回転可能に支持され
た回転台と、該回転台上にこれと一体的に構成されると
ともに、前記ディスプレイ部を支持する支柱と、前記デ
ィスプレイ部に接続されるケーブル部材と、前記支柱に
設けられると共に、前記ケーブル部材の中間部を把持す
るクランプとを有する、ことを特徴とする。
【0007】
【作用】以上の構成に基づき、ディスプレイ部に接続さ
れるケーブル部材を支持台に対して左右方向に角度調整
可能な支柱のクランプに係止させてディスプレイ部を左
右方向に角度調整する際に、前記ディスプレイ部と前記
支柱とを一緒に回転させるようにした。これにより、ケ
ーブル部材によって周囲のものを転倒させたり、落下さ
せたりしないようにするとともに、ディスプレイ部を設
置場所に設置する際に支持台の下に挟み込んだりしない
ようにした。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。 〈実施例1〉図1(a)(b)(c)はこの発明に係る
ディスプレイ装置の実施例1を示す正面図、平面図およ
び側面図である。図1(a)(b)(c)において、1
は、平面型ディスプレイ装置であり、この平面型ディス
プレイ装置1はプラズマディスプレイ、エレクトロルミ
ネッセンス、強誘電性液晶などの液晶ディスプレイなど
の平面型の表示パネルを有する被支持体である平面型デ
ィスプレイ部(以下、「ディスプレイ部」と略記する)
2と、このディスプレイ部2をその背面から保持するス
タンド型の支持装置3とを備えている。 〈支持装置〉本実施例1の支持装置について説明する。
【0009】支持装置3は、図27および図28に示す
ように背面からみてほぼ横H字形状に形成されており、
ディスプレイ部2を装着した場合に、その重心位置より
後方に回転中心が位置している。また、支持装置3は、
上下方向および左右方向の所定角度内の任意の位置にデ
ィスプレイ部2を角度調整可能に支持するものである。
【0010】また、支持装置3は、スタンド支柱5を所
定角度内の任意の角度だけ左右方向に回動可能となるよ
うに支持台6に立設させ、このスタンド支柱5の上端に
ディスプレイ部2を背面から支持する被支持体取付部材
であるディスプレイ取付部材4を横架させたもので、上
記支持装置3は、図45に示すようにディスプレイ部2
が装着されていない状態では重心位置33が回転中心3
4より水平方向の後方にずれて設定され、ディスプレイ
部2が装着された状態では重心位置33が回転中心34
より水平方向の前方にずれて設定されるようになってい
る。しかも、支持装置3は後述するようにディスプレイ
部2からの不要な電磁波の影響を避けるように構成して
いる。 〈ディスプレイ取付部材〉まず、ディスプレイ取付部材
4について説明する。
【0011】ディスプレイ取付部材4は、図2ないし図
5に示すように平面視コ字状のチルト部材(ディスプレ
イホルダ)7と、このディスプレイホルダ7の外側に並
設される支持装置本体と、この支持装置本体に対してデ
ィスプレイホルダ7をチルト操作させる抗力調整機構
(チルト機構)10r,10lとを備えたものである。
そして、ディスプレイ取付部材4の横幅B2 はディスプ
レイ部2の横幅B1 より小さく(図19(a)参照)、
ディスプレイ取付部材4の縦の長さもディスプレイ部2
の縦の長さより小さく形成し(図19(b)参照)、こ
れらより図18(a)(b)に示すように表示画面をデ
ィスプレイ部2の正面から見る場合、ディスプレイ取付
部材4が左右の両側からも上下の両端からも見えない大
きさに形成されている。すなわち、ディスプレイ取付部
材4はディスプレイ部2の全面投影面積内に配置されて
いる。
【0012】ディスプレイホルダ7はディスプレイ部2
(図1(a)(b)(c)参照)の背面を支持するステ
ンレスなどの金属製で形成されている。また、ディスプ
レイホルダ7は図3に示すようにディスプレイ部2の背
面に沿って配設される中間部7aの左右両端の軸装着部
7r,7lがディスプレイ部2の側面に対向するように
折曲されたものである。そして、上記中間部7aの上縁
には、上記ディスプレイ部2の背面から突出している被
係合部であるボス2a(図27参照)が係合する係合部
(凹部)7b,7bが形成され、また中間部7aの下部
には、上記ディスプレイ部2の背面にディスプレイホル
ダ7をねじ止めする孔7c,7cが穿設されている。
【0013】また、上記支持装置本体は、支持アーム8
と、この支持アーム8を上下両面より覆う上側アームカ
バー9aおよび下側アームカバー9bとで構成されてい
る。上側アームカバー9aおよび下側アームカバー9b
はアクリロニトリルブタジェンスチレン共重合体(AB
S)などの合成樹脂材料により形成されている。支持ア
ーム8は、図5に示すように連結部8aの長さがディス
プレイホルダ7の中間部7aの長さより長く形成され、
その左右両端には軸装着部7r,7lと対向してブラケ
ット8r,8lが一体に連設されている。
【0014】そして、図3に示すように左右のディスプ
レイホルダ7の軸装着部7r,7lと支持アーム8のブ
ラケット8r,8lとの間には、チルト機構10r,1
0lがそれぞれ装着されている。
【0015】この左右のチルト機構10r,10lは、
図26(a)に示すように横方向に配設された軸部材1
2と、この軸部材12に中間部が相対回転可能に外挿さ
れるロックばね13と、このロックばね13の一端を掛
止する回り止め兼用軸受14とを備え、左右のロックば
ね13は巻き方向が一致するように配設されている。そ
して、軸部材12の回転中心は、図10ないし図17に
示すようにディスプレイ部2を装着させた状態では重心
位置から水平方向に後方にずれて設定されている。な
お、ホームポジション(所定姿勢)の位置は、ディスプ
レイ部2を所定角度内の任意の角度傾斜させた状態であ
っても垂直の状態であってもよい。
【0016】また、ロックばね13は内径が軸部材12
の外径よりも小径に形成され、かつ一端は回り止め兼用
軸受14を貫通してブラケット8r,8lに掛止されて
いる。そして、ロックばね13の他端は軸部材12を嵌
挿させたバネ抑え15によってロックばね13の伸張が
抑えられているものの自由状態となっている。軸部材1
2は、その内側端がワッシャ16を介して軸装着部7
r,7lと一体的にねじ止めされており、かつ外側端が
回り止め兼用軸受14およびブラケット8r,8lに回
動自在に支承されている。軸部材12に対するロックば
ね13は、ディスプレイホルダ7を上方向(図26
(b)に示す矢印A方向)に回動させるときにロックば
ね13の内径が拡径し、ディスプレイホルダ7を下方向
(図26(b)に示す矢印B方向)に回動させるときに
ロックばね13の内径が縮径するように巻回されてい
る。
【0017】したがって、チルト機構10r,10l
は、ディスプレイ部2の自重Wと回転中心から重心が水
平方向にずれた偏倚量Xとに基づいて軸部材12周りに
発生するディスプレイ部2の自重WによるトルクWXと
同じ向きを上方向とし、またこれと反対方向を下方向と
したときに、ディスプレイ部2を所定角度内の任意の角
度だけ上方向に傾動させる動作に抗してチルト機構10
r,10lからディスプレイ部2に作用する下向きの発
生トルクTr1の大きさを、ディスプレイ部2を所定角度
内の任意の角度だけ下方向に傾動させる動作に抗して上
記チルト機構10r,10lからディスプレイ部2に作
用する上向きの発生トルクTr2の大きさよりも小さく設
定する。しかも、この上向きトルクTr2と下向きトルク
r1との差ΔT(=Tr2−Tr1)はディスプレイ部2の
自重によるトルクWXの大きさに応じて設定されてい
る。これにより上向きおよび下向きの操作力の差を小さ
くすることができる。また、チルト機構10r,10l
は左右に設けられているので、左右のチルト機構10
r,10lによる上記トルク差ΔTがディスプレイ部2
の自重によるトルクWXを相殺するように設定されてい
る。これにより上向きおよび下向きの操作力をほぼ同じ
にすることができる。
【0018】また、ディスプレイ部2は上方向に所定の
傾斜角度β(図20(a)参照)だけ、また下方向に所
定の傾斜角度γ(図20(b)参照)だけ、回動できる
ように構成されている。このようにディスプレイ部2を
角度βだけ上方向に、また角度γだけ下方向にそれぞれ
回動させるために、軸部材12に対する連結部8aの配
設位置を(1)式および(2)式によって規定してい
る。
【0019】すなわち、図20(c)のA−A線断面で
ある図21に示すように軸部材12の位置を原点として
垂直方向をY軸、前後方向をZ軸とする直交座標Y−Z
を設定し、ディスプレイ部2の表示画面の上下方向のチ
ルト操作角をそれぞれβ,γとし、ディスプレイ部2の
背面から軸部材12までの水平距離をtとした場合に、
上方向のチルト操作角βは、
【0020】
【数1】 Z≦{(Y−tcos β)/ tanβ}−tsin β (1) 下方向のチルト操作角γは、
【0021】
【数2】 Z≧{(tcos γ−Y)/tan γ}+tsin γ (2) で規定され、具体的には、上方向のチルト操作角βは2
0°、下方向のチルト操作角γは5°にする。そして、
上記(1),(2)式に基づいて、支持アーム8および
チルト機構10r,10lを収納する上側アームカバー
9aおよび下側アームカバー9bの大きさおよび強度の
可能最大限を規定することができる。
【0022】また、チルト機構10r,10lは、ディ
スプレイ部2を回動させるための操作力が作用せず、デ
ィスプレイ部2がホームポジションに位置する状態で
は、重心位置の前方へのずれに基づく軸部材12周りの
ディスプレイ部2の自重Wによる発生トルクがロックば
ね13の巻締め方向に加わり、ロックばね13の内径を
縮径して軸部材12が締め付けられるように構成されて
いる。
【0023】また、チルト機構10r,10lは、例え
ば図6に示すように垂直状態のホームポジションに位置
するディスプレイ部2の上端の作用点U1 を所定以上の
操作力F1 によって押圧してディスプレイ部2を上方向
に傾動させる場合に、軸部材12が作用点U1 に加えら
れる操作力F1 によってディスプレイホルダ7を介して
ロックばね13の巻き方向に対して相対回動するように
構成されている。これによりロックばね13の内径が拡
径して軸部材12への圧接力が減少する。このため、デ
ィスプレイ部2を上方向に傾動させるときに、下向きに
発生するトルクTr1は小さくなり、下向きの発生トルク
r1およびディスプレイ部2の自重Wに基づくトルクW
Xよりも上方向回動時の操作力F1 が大きくなり、ディ
スプレイホルダ7を上方向に回動させることができる
(図10参照)。
【0024】同様に、例えば図7に示すように垂直状態
のホームポジションに位置するディスプレイ部2の下端
の作用点D1 を所定以上の操作力F1 によって押圧して
ディスプレイ部2を上方向に傾動させる場合に、軸部材
12が作用点D1 に加えられる操作力F1 によってディ
スプレイホルダ7を介してロックばね13の巻き方向に
対して相対回動するように構成されている。これにより
ロックばね13の内径が拡径して軸部材12への圧接力
が減少する。このため、ディスプレイ部2を上方向に傾
動するときに、下向きに発生するトルクTr1は小さくな
り、下向きの発生トルクTr1およびディスプレイ部2の
自重Wに基づくトルクWXよりも上方向回動時の操作力
1 が大きくなり、ディスプレイホルダ7を上方向に回
動させることができる(図11参照)。
【0025】この場合、図46に示すように加える操作
力F1 の値が大き過ぎると、人間の力ではディスプレイ
部2を上方向に回動させることはできないため、人間の
力で操作できる操作力F1 の上限を40(N:ニュート
ン)に設定する。また、操作力F1 の値が小さ過ぎる
と、わずかな外力によりディスプレイ部2が不要に回動
してしまうので、不要な外力により回動しないように操
作力F1 の下限を10(N)に設定する。
【0026】一方、ロックばね13の内径を拡径させる
ときの下方向に発生するトルクTr1、軸部材12の位置
から作用点U1 (D1 )までの垂直距離l1 は決まった
値であり、操作力F1 も所定の値に設定されるので、軸
部材12の位置からディスプレイ部2の重心までの偏倚
量X1 が(3)式のように定義される。
【0027】
【数3】 X1 =(F11 −Tr1)/W (3) また、一般的にはディスプレイ部2は垂直状態にあると
は限らないので、ディスプレイ部2がどのような傾き状
態にあっても、軸部材12の位置がディスプレイ部2の
重心の後方にある場合は、一般式は(4)式によって与
えられる。
【0028】
【数4】 F1 ={Tr1+W(Xcos α+l2 sin α)}/(l1 cos α+X3 sin α) (4) ただし、 l2 :軸部材12の位置とディスプレイ部2
の重心との垂直距離 X3 :軸部材12の位置と操作力を加える作用点U1
(D1 )との偏倚量 α:ディスプレイ部2の上下方向回動時の回転角(上方
向の回転を正にとる) この場合、ディスプレイ部2を上方向に傾動させる時の
操作力F1 の範囲は、10≦F1 ≦40にある。
【0029】さらに、チルト機構10r,10lは、例
えば図8に示すように垂直状態のホームポジションに位
置するディスプレイ部2の上端の作用点U2 を所定以上
の操作力F2 によって押圧してディスプレイ部2を下方
向に傾動させる場合に、軸部材12が作用点U2 に加え
られる操作力F2 によってディスプレイホルダ7を介し
てロックばね13の巻き方向と反対方向に相対回動する
ように構成されている。これによりロックばね13の内
径が縮径して軸部材12への圧接力および摩擦力が増加
する。しかし、ディスプレイ部2の自重Wに基づくトル
クWXが操作力F2 に加わって上向きの発生トルクTr2
より大きくなるので、操作力F2 によってディスプレイ
部2を下方向に回動させることができる(図12参
照)。
【0030】同様に、例えば図9に示すように垂直状態
のホームポジションに位置するディスプレイ部2の下端
の作用点D2 を所定以上の操作力F2 によって押圧して
ディスプレイ部2を下方向に傾動させる場合に、軸部材
12が作用点D2 に加えられる操作力F2 によってディ
スプレイホルダ7を介してロックばね13の巻き方向と
反対方向に相対回動するように構成されている。これに
よりロックばね13の内径が縮径して軸部材12への圧
接力および摩擦力が増加する。しかし、ディスプレイ部
2の自重Wに基づくトルクWXが操作力F2 に加わって
上向きの発生トルクTr2に対向するので、操作力F2
よってディスプレイ部2を下方向に回動させることがで
きる(図13参照)。
【0031】この場合、図46に示すように加える操作
力F2 の値が大き過ぎると、人間の力ではディスプレイ
部2を下方向に回動させることはできないため、人間の
力で操作できる操作力F2 の上限を40(N)に設定す
る。また、操作力F2 の値が小さ過ぎると、わずかな外
力によりディスプレイ部2が不要に回動してしまうの
で、不要な外力により回動しないように操作力F2 の下
限を10(N)に設定する。
【0032】一方、ロックばね13の内径を縮径させる
ときの上方向に発生するトルクTr2、軸部材12の位置
から作用点U2 (D2 )までの垂直距離l1 は決まった
値であり、操作力F2 も所定の値に設定されるので、軸
部材12の位置からディスプレイ部2の重心までの偏倚
量X2 が(5)式のように定義される。
【0033】
【数5】 X2 =(Tr2−F21 )/W (5) これにより、偏倚量XをX1 ,X2 のうちの小さい方に
よって設定することにより、偏倚量が大きくなることに
基づいて自重によるトルクWXが不要に大きくなること
を防止する。
【0034】同様に、一般的にはディスプレイ部2は垂
直状態にあるとは限らないので、ディスプレイ部2がど
のような傾き状態にあっても、軸部材12の位置がディ
スプレイ部2の重心の後方にある場合は、一般式は
(6)式によって与えられる。
【0035】
【数6】 F2 ={Tr1−W(Xcos α+l2 sin α)}/(l1 cos α+X3 sin α) (6) この場合、ディスプレイ部2を上方向に傾動させる時の
操作力F2 の範囲は、10≦F2 ≦40にある。
【0036】そして、操作力F1 ,F2 のように設定す
ることによって、ディスプレイ部2が傾斜配置されてい
る場合でも軽快なチルト操作が実現できる。 〈スタンド支柱〉次に、スタンド支柱5について説明す
る。
【0037】スタンド支柱5は、図2ないし図5に示す
ように底面に回動台部17aを有する支柱部17を前面
支柱カバー18fと後面支柱カバー18bとにより覆っ
たもので、支柱部17はバルクモールドコンパウンド系
の不飽和ポリエステル材料を成型加工して形成され、前
面支柱カバー18fと後面支柱カバー18bとはアクリ
ルニトリロブタジェンスチレン共重合体(ABS)材料
により形成されている。
【0038】また、支柱部17の上端には、これを上記
支持アーム8の連結部8aに固定するアーム支持板19
が取り付けられ、かつ前面支柱カバー18fの下部には
ディスプレイ部2を下方向に傾動させるときに、その下
端が当接するストッパー20が取り付けられている。
【0039】上記回動台部17aの下面中央には、図3
0ないし図32に示すように円形状の軸部17bが突設
されており、回動台部17aの下面周囲には、ステンレ
スなどの金属製の固定リング21およびポリアセタール
製の水平回動リング22がこの順に配設され、これらに
は軸部17bが嵌挿している。そして、回動台部17a
の下面周囲には、上記固定リング21が止着されてい
る。また、回動台部17aの下面中央には、図30ない
し図32に示すように外径が水平回動リング22の内径
より若干大きい図29に示す支柱部抜け止板23が取り
付けられ、この支柱部抜け止板23と固定リング21と
の間に水平回動リング22が介挿されている。上記水平
回動リング22は、図31に示すように回動リング支持
板24と固定され、さらに水平回動リング22および回
動リング支持板24は、図30に示すようにスタンドベ
ース25に固定されている。
【0040】さらに、水平回動リング22の下面には、
図32に示すように水平回動リング22とスタンドベー
ス25との組立を容易とするために、ボス22aが複数
突設されており、このボス22aが上記スタンドベース
25に穿設された嵌合孔25bに回動リング支持板24
を貫通して嵌合するようになっている。さらに、上記支
柱部抜け止板23には、図29に示すように半月型の孔
23aが穿設されている。
【0041】上述のスタンド支柱5において、支柱部1
7、固定リング21および支柱部抜け止板23の各部材
よりなる円盤部と、水平回動リング22、回動リング支
持板24およびスタンドベース25の各部材とはそれぞ
れの組合せが一体となって回動するので、固定リング2
1と水平回動リング22との間が摺動面となる。そのた
め、水平回動リング22の材料をポリアセタールとする
ことで、自己潤滑性により固定リング21との良好な摺
動が期待できる。
【0042】ところで、支持装置3は、上述したように
支持台6に対して左右方向に角度調整可能にスタンド支
柱5を立設させ、このスタンド支柱5に対して上下方向
にチルト操作するディスプレイ取付部材4を介してディ
スプレイ部2を支持している。また、ディスプレイ部2
はこれに電力を供給したり、キーボードで入力した情報
を電子機器本体を介してディスプレイ部2に表示させた
りするなどの場合に、ディスプレイ部2に電源ケーブル
やインターフェイスケーブルなどのケーブル31を接続
する必要がある。
【0043】そのため、本実施例の支持装置3を備えた
ディスプレイ装置1には、図25に示すようにケーブル
31によってディスプレイ装置1が載置されている場所
(例えば机上)の周りにあるコップあるいは花瓶などの
ものを転倒させたり、落下させたりしないようにするた
め、またディスプレイ装置1を机上に載置する際にケー
ブル31が支持台6の下に挟まれないようにするため
に、スタンド支柱5の後面支柱カバー18bの下側にケ
ーブル把持部材であるC字状のクランプ32を一体に突
設させる。
【0044】このように構成することにより、例えば図
25に示すようにケーブル31のコネクタ31aをディ
スプレイ部2の背面に設けられる接続口に接続させ、さ
らにケーブル31の中間部分を湾曲させてループを形成
させるとともに、ケーブル31の中間部分より他機器接
続側をクランプ32に係止させるようにする。これによ
りケーブル31をスタンド支柱5に沿ってディスプレイ
部2の接続口まで配設させることができ、支持台6に対
してスタンド支柱5を左右方向に角度調整させる場合
も、ディスプレイ部2はスタンド支柱6と一体に左右方
向に回動するので、ケーブル31によってディスプレイ
装置1が載置されている場所の周りにあるものを転倒さ
せたり、落下させたりすることがなくなる。しかも、ケ
ーブル31はその中間部分を湾曲させてループが形成さ
れているので、ディスプレイ部2のチルト操作によって
ケーブル31が引っ張られ、支持装置3の安定が損なわ
れるようなことがなくなる。さらに、ケーブル31は、
スタンド支柱5に沿ってクランプされているので、支持
装置3を例えば机上に載置する際に、支持台6の下にケ
ーブル31を挟んでしまったり、スタンド支柱5に纏わ
り付かせたりすることがなくなり、支持装置3を設置面
に設置する際の作業も行い易くなる。 〈支持台〉次に、支持台6について説明する。
【0045】支持台6は、水平回動リング22および回
動リング支持板24が固定されている図33に示すスタ
ンドベース25をベースカバー26によって覆ったもの
で、スタンドベース25には図29に示す上記支柱部抜
け止板23の孔23aが係合する突起25aが突設され
ている(図34参照)。そして、この突起25aと孔2
3aとによってスタンド支柱5の左右方向の回動範囲を
規制している。
【0046】また、ベースカバー26には、回動台部1
7aが嵌挿する回動台部貫通孔26aが穿設されるとと
もに、この回動台部貫通孔26aには、これを閉蓋する
回動部カバー27が設けられている。
【0047】さらに、スタンドベース25には、スタン
ド支柱5の左右方向回動時にスタンドベース25が移動
しないようにしたゴム、スポンジなどの摩擦力の大きい
滑り止め座28が4隅に止着されている。
【0048】ところで、本実施例の支持装置3には、比
較的重量物であるディスプレイ部2が取り付けられてい
るので、許容限度内の傾斜面に載置されているディスプ
レイ装置1のディスプレイ部2を前後方向に回動させた
場合でも、ディスプレイ装置1の安定が失われないよう
にする必要がある。
【0049】そのため、平面上の設置面に直接接触する
複数の滑り止め座(接触部)28を順次に仮想連結して
形成される領域を有効支持領域とし、また設置面が傾斜
面である場合のディスプレイ装置1が許容する前後方向
のそれぞれの許容最大傾斜角度θとしたときに、この許
容最大傾斜角度θの傾斜面に載置したディスプレイ装置
1の重心から垂らした垂線が上記有効支持領域内を通る
ように上記滑り止め座28は、スタンドベース25に配
設されている。
【0050】この関係は(7)式によって定義されてい
る。すなわち、ディスプレイ装置1の重心の位置が前後
方向および上下方向に変化する場合に、上記重心が最前
端に位置したときの設置面から重心までの高さをh1
重心が最後端に位置したときの設置面から重心までの高
さをh2 、最前端と最後端との水平距離をX4 とし、上
記重心から垂らした垂線と有効支持領域との交点をHと
したときに、この交点Hを通る前後方向の有効支持領域
の幅、すなわち前後方向の滑り止め座28の幅Dは、
(7)式によって示される。
【0051】
【数7】 D=X4 +(h1 +h2 )tan θ (7) そして、この幅Dを(7)式から求められる値以上に設
定することにより、ディスプレイ装置1の安定性が失わ
れないことになる。
【0052】すなわち、支持装置3は、支持台6に対し
て垂直方向の軸を基準に回転可能なスタンド支柱5を有
するとともに、このスタンド支柱5は外周縁が上記支持
台6に対して回転運動する円盤部を有し、この円盤部の
直径をdとしたときに、この直径dを有効支持領域の幅
Dよりも僅かに小さく設定している。
【0053】また同様に、本実施例の支持装置3には、
比較的重量物であるディスプレイ部2が取り付けられて
いるので、許容限度内の傾斜面に載置されているディス
プレイ装置1のディスプレイ部2を左右方向に回動させ
た場合でも、ディスプレイ装置1の安定性が失われない
ようにする必要がある。
【0054】そのため、平面上の設置面に直接接触する
複数の滑り止め座(接触部)28を順次に仮想連結して
形成される領域を有効支持領域とし、また設置面が傾斜
面である場合のディスプレイ装置1が許容する左右方向
のそれぞれの許容最大傾斜角度θとしたときに、この許
容最大傾斜角度θの傾斜面に載置したディスプレイ装置
1の重心から垂らした垂線が上記有効支持領域内を通る
ように上記滑り止め座28は、スタンドベース25に配
設されている。
【0055】この関係は(8)式によって定義されてい
る。すなわち、スタンドベース25の設置面からディス
プレイ装置1の重心までの高さをhとし(図23の場合
は、支持台6のスタンドベース25全面が設置面である
と仮定してある)、ディスプレイ装置1の重心の位置が
左右方向に変化する場合に、2つの重心位置の水平距離
をX5 とし、上記重心から垂らした垂線と有効支持領域
との交点をHとしたときに、この交点Hを通る左右方向
の有効支持領域の幅、すなわち左右方向の滑り止め座2
8の幅Bは、(8)式によって示される。
【0056】
【数8】 B=2htan θ+X5 (8) そして、この幅Bを(8)式から求められる値以上に設
定することにより、ディスプレイ装置1の安定性が失わ
れないことになる。 〈電波対策〉次に、電波対策について説明する。
【0057】ところで、近年携帯電話など電磁波を応用
した電子機器が多く普及している。電子機器から放射さ
れる電磁波(放射妨害波)によって周辺装置が電磁障害
や電波障害を起こすことが問題となっている。これにと
もない、装置またはシステムが電磁気的周囲環境に影響
されず、かつまた、他に影響を与えず、性能劣化、誤動
作などを起こさないようにする電磁環境両立性(Electr
o-magnetic Compaitibility )(EMC)を環境問題と
して取り組むようになってきた。
【0058】このEMC対策には、不要の電磁気信号、
または電磁雑音によって電子装置の機能劣化、誤動作あ
るいは故障として現れるような悪影響を及ぼす電磁気的
妨害である放射妨害(Electromagnetic Interference)
(EMI)の低減と、他の機器が発生する電磁気的妨害
を電子機器が受けても、悪影響なく動作するイミュニテ
ィ(Eectromagnetic Susceptibility )(EMS)(妨
害排除能力)とがある。
【0059】そして、日本においては、VCCI規格に
よって電子機器から放射される放射妨害波のレベルを規
定した値以下に抑えるように義務づけている。同様に、
米国および欧州においては、それぞれ法的拘束力を持つ
FCC規格およびEN規格によって規定して規格値以下
に抑えるように義務づけている。
【0060】通常、この規格値を越える放射妨害波は、
クロック周波数の高い電子回路が発する高調波成分であ
る。しかも、その高調波成分は周波数域の一部のみが規
格値を超過するため、規格値を越えた周波数をある程度
のレベル以下に制限する妨害対策を講じれば、経済的か
つ有効に放射妨害波を抑制することができる。
【0061】一方、液晶表示素子のような平面型ディス
プレイが急速に普及してきており、その大きさも徐々に
大型化しつつあるが、大型の平面型ディスプレイ装置を
支持するスタンド部材は、デザイン上の制約や機械構造
上の制約があるため、およびコストを安価にするため、
一般に金属材料を横H型や逆T型に形成したものを使用
する傾向がある。
【0062】ところが、通常のディスプレイ部2を支持
するスタンド部材は、放射妨害波となる特定の周波数に
対して共振し、ノイズ成分が増幅されてしまう。
【0063】そこで、本発明では、本実施例のような支
持装置3を考えた。この支持装置3は、図27および図
28に示すように支持台6にスタンド支柱5を立設し、
このスタンド支柱5の上端にディスプレイ取付部材4を
取り付けたもので、スタンド支柱5を絶縁性材料によっ
て形成している。
【0064】このように放射妨害波に対する共振対策を
施した支持装置3と、何ら放射妨害波に対する共振対策
を施していない支持装置とにそれぞれ最高20MHzの
クロックで駆動されるカラーの強誘電性液晶ディスプレ
イ部2を装着し、このディスプレイ部2をオープンサイ
トにて通常に動作させて、ここより10m離れた場所に
アンテナを立てて放射妨害波のレベルを測定する。
【0065】この場合の測定装置には、図49に示すよ
うな構成の測定装置を用いる。この測定装置は、ディス
プレイ部2より放射される放射妨害波を受信するアンテ
ナ41と、このアンテナ41により受信した受信信号を
増幅する増幅器42と、電気信号の周波数成分を分解し
て、各周波数の振幅を一覧表示するようにした高調波ひ
ずみの観測に有効なスペクトラムアナライザー43と、
アンテナ41およびスペクトラムアナライザー43によ
り全周波数を掃引した放射妨害波の全体状況を記録する
レコーダ44と、スペクトラムアナライザー43および
レコーダ44に並列に設けられ、掃引した放射妨害波の
特定の周波数について放射妨害波のレベルを測定するレ
シーバ45とを備えたものである。
【0066】アンテナ41としては、30MHz〜30
0MHzの領域は、Biconical Antenn
aを用い、それ以上の周波数をLogperiodic
Antennaを使用する。
【0067】測定装置は次のように動作する。すなわ
ち、アンテナ41とスペクトラムアナライザー42とに
より測定すべき全周波数の領域を掃引し、放射妨害波の
全体状況をレコーダ43に記録する。その後、放射妨害
波の特定の周波数成分については、再度レシーバ44に
より正確に放射妨害波のレベルを測定し、規格値内であ
るかどうかを判断するようにしている。
【0068】その結果、何ら放射妨害波に対する共振対
策を施していない場合の垂直偏向波の電磁界強度の測定
値は、図47に示すようになり、本実施例のような放射
妨害波に対する共振対策を施した場合の垂直偏向波の電
磁界強度の測定値は、図48に示すようになる。
【0069】これによると、何ら放射妨害波に対する共
振対策の施されていない支持装置では、図47に示すよ
うに1、2の特定の周波数の付近において、VCCI規
格値のレベルを超えた放射妨害波が発生することが判明
した。
【0070】一方、放射妨害波に対する共振対策が施さ
れた支持装置3では、図48に示すようにVCCI規格
値のレベルを超えた放射妨害波が発生しないことが判明
した。
【0071】測定例1は強誘電性ディスプレイを図3に
示す支持装置3に装着させて放射妨害波の測定を行っ
た。この支持装置3は図3に示すように支持台6に植立
された絶縁性のスタンド支柱5の上端に、ディスプレイ
部2が装着されるディスプレイ取付部材4を横架させた
構成で、このように構成することにより機械的強度やコ
ストの点で満足することができ、しかもVCCI規格値
のレベルを下回る結果が得られた。
【0072】測定例2は支持装置の支持アームを合成樹
脂などの絶縁性材料によって構成したもので、上述した
測定例1と同様の方法により試験を行った。その結果は
全周波数領域でVCCI規格値を下回った。しかし、こ
の支持装置は支持アームの機械的強度が不足するため
に、実用的には不満足なものである。
【0073】測定例3はディスプレイ取付部材4とスタ
ンド支柱5とを電気的絶縁部材を介して接続したもの
で、上述の例と同様の方法により試験を行った。その結
果は測定例1および測定例2より若干、VCCI規格値
のレベルが高くなるものの、全周波数領域でVCCI規
格値のレベルを下回った。
【0074】これに対して、比較例1は強誘電性ディス
プレイを支持装置により支持させて測定を行った。その
結果を図47に示す。すなわち、支持装置は支持台に植
立された金属製のスタンド支柱の上端に、ディスプレイ
部が装着されるディスプレイ取付部材を横架させた構成
で、このように構成することにより機械的強度やコスト
の点ではほぼ満足できるものの、VCCI規格値のレベ
ルを超えて放射妨害波が発生する結果が得られた。
【0075】なお、上記結果は強誘電性ディスプレイの
駆動条件や表示パターンによっても変化するが、この実
験の場合は、外気温23℃、駆動電圧20v、フレーム
周波数15Hz程度であり、表示パターンは放射妨害波
の測定の際に標準的に用いているH字の繰り返しパター
ンである。
【0076】この結果から、本実施例のように支持装置
3を形成することによってディスプレイ部2に内蔵され
ている液晶ディスプレイの駆動回路などからの放射妨害
波または駆動回路に対して外部から侵入する特定周波数
の電磁波が支持装置3によって共振しないことが判明し
た。一般に金属材料により形成した支持装置は、放射妨
害波によって誘導放射が起こり、また支持装置がアンテ
ナ構造になっているために、支持装置からの放射妨害波
または支持装置への特定周波数の電磁波が増幅されると
考えられる。
【0077】そのため、測定例1ないし測定例3のよう
に支持装置3を構成することにより、上記放射妨害波ま
たは特定周波数の電磁波の測定値が増幅されずにVCC
I規格値のレベルを下回ることになる。
【0078】次に、作用について説明する。
【0079】ディスプレイ部2をディスプレイホルダ7
に装着するには、ボス2aをディスプレイホルダ7の凹
部7b,7bに係合させ(図27参照)、次いでディス
プレイ部2とディスプレイホルダ7とをねじ止めする
(図28参照)。
【0080】ディスプレイ部2を上下方向の任意の位置
に回動させる動作を説明する。
【0081】まず、ディスプレイ部2を回動させるため
の操作力Fが作用せず、ディスプレイ部2が任意のホー
ムポジションに位置する状態では、前方への重心位置の
ずれに基づく軸部材12周りのディスプレイ部2の自重
Wによる発生トルクがロックばね13の巻締め方向に加
わり、ロックばね13の内径が縮径して軸部材12が締
め付けられることになる。このため、ディスプレイ部2
は、軸部材12に対するロックばね13の摩擦力によっ
て停止状態にある。
【0082】次いで、例えば図14に示すホームポジシ
ョンに位置するディスプレイ部2を上方向に回動させる
には、ディスプレイ部2の上端の作用点U1 を所定以上
の操作力F1 によって押圧する。これにより作用点U1
に加えられる操作力F1 は、ディスプレイホルダ7を介
してロックばね13の内径を拡径する方向に軸部材12
を回動させる。このため、軸部材12への圧接力が減少
し、ディスプレイ部2を上方向に傾動させるときに、発
生する下向きの発生トルクTr1が小さくなり、下向きの
発生トルクTr1およびディスプレイ部2の自重Wに対し
て上方向回動時の操作力F1 が大きくなり、ディスプレ
イ部2の上方向への傾動を可能とする。そして、ディス
プレイ部2を所定以上の操作力F1 によって押圧してい
る間、ディスプレイ部2は上方向に回動させられる。そ
の後、ディスプレイ部2に対する所定以上の操作力F1
を解除すると、ロックばね13の内径が縮径して軸部材
12の圧接力が元の状態に戻り、ディスプレイ部2は操
作力F1 を解除した位置で停止することになる。
【0083】また、例えば図15に示すようにホームポ
ジションに位置するディスプレイ部2を上方向に回動さ
せるには、ディスプレイ部2の下端の作用点D1 に所定
以上の操作力F1 を加える。これにより作用点D1 に加
えられる操作力F1 は、ディスプレイホルダ7を介して
ロックばね13の内径を拡径する方向に軸部材12を回
動させる。このため、軸部材12への圧接力が減少し、
ディスプレイ部2を上方向に傾動させるときに、発生す
る下向きの発生トルクTr1が小さくなり、下向きの発生
トルクTr1およびディスプレイ部2の自重Wに対して上
方向回動時の操作力F1 が大きくなり、ディスプレイホ
ルダ7を上方向への傾動を可能とする。そして、ディス
プレイ部2に所定以上の操作力F1 が加えられている
間、ディスプレイ部2は上方向に回動させられる。その
後、ディスプレイ部2に対する所定以上の操作力F1
解除すると、ロックばね13の内径が縮径して軸部材1
2の圧接力が元の状態に戻り、ディスプレイ部2は操作
力F1 を解除した位置で停止することになる。
【0084】このようにして、ディスプレイ部2は、下
向きの発生トルクTr1に抗した所定以上の操作力F1
よって上方向の任意の位置に回動させることができる。
また、ディスプレイ部2の背面が支持アーム8の連結部
8aに当接することによりディスプレイ部2は上方向へ
のそれ以上の回動が規制される。
【0085】次に、例えば図16に示すようにホームポ
ジションに位置するディスプレイ部2を下方向に回動さ
せるには、ディスプレイ部2の上端の作用点U2 に所定
以上の操作力F2 を加える。これにより作用点U2 に加
えられる操作力F2 は、ディスプレイホルダ7を介して
ロックばね13の内径が縮径する方向に軸部材12を回
動させる。このため、軸部材12への圧接力および摩擦
力が増加するが、ディスプレイ部2の自重Wに基づくト
ルクWXが操作力F2 に加わって上向きの発生トルクT
r2より大きくなるので、操作力F2 によってディスプレ
イ部2を下方向への傾動を可能とする。そして、ディス
プレイ部2に所定以上の操作力F2 が加えられている
間、ディスプレイ部2は下方向に回動させられる。その
後、ディスプレイ部2に対する所定以上の操作力F2
解除すると、ロックばね13の内径が元の軸部材12の
圧接状態に戻り、ディスプレイ部2は操作力F2 を解除
した位置で停止することになる。
【0086】また、例えば図17に示すようにホームポ
ジションに位置するディスプレイ部2を下方向に回動さ
せるには、ディスプレイ部2の下端の作用点D2 を所定
以上の操作力F2 によって押圧する、これにより作用点
2 に加えられる操作力F2は、ディスプレイホルダ7
を介してロックばね13の内径が縮径する方向に軸部材
12を回動させる。このため、軸部材12への圧接力お
よび摩擦力が増加するが、ディスプレイ部2の自重Wに
基づくトルクWXが操作力F2 に加わって上向きの発生
トルクTr2より大きくなるので、操作力F2 によってデ
ィスプレイ部2を下方向に回動させることができる。
【0087】このようにして、ディスプレイ部2は、上
向きの発生トルクTr2に抗した所定以上の操作力F2
よって下方向の任意の位置に回動させることができる。
また、ディスプレイ部2の下端がスタンド支柱5のスト
ッパー20に当接することによりディスプレイ部2は下
方向へのそれ以上の回動が規制される。
【0088】これらより、ディスプレイ部2は、上方向
に操作するときと下方向に操作するときとでほぼ同じ操
作力で操作することができ、違和感なく、かつ所定角度
内の任意の位置にディスプレイ部2を傾動させることが
できる。
【0089】一方、ディスプレイ部2を左右方向に回動
させるには、ディスプレイ部2の側面の作用点に操作力
を加えて支持装置3に対してディスプレイ部2を回動さ
せればよい。この場合、支柱部17に固着されている固
定リング21と支柱部抜け止め部23との間に水平回動
リング22を介挿し、この水平回動リング22および回
動リング支持板24をスタンドベース25に固着し、か
つ支柱部抜け止め部23の孔23aがスタンドベース2
5の突起25aに嵌挿しているので、図35に示すよう
にディスプレイ部2の表示画面を例えば左方向に回動さ
せる場合は、半月状の孔23aのほぼ中央に位置する突
起25aに沿って孔23aを摺動させるように支持部抜
け止め部23を回動させることにより、ディスプレイ部
2を時計回り方向にほぼ90°だけ回動させる。同様
に、図36に示すようにディスプレイ部2の表示画面を
例えば右方向に回動させる場合は、孔23aのほぼ中央
に位置する突起25aに沿って孔23aを摺動させるよ
うに支持部抜け止め部23を回動させることにより、デ
ィスプレイ部2を反時計回り方向にほぼ90°だけ回動
させることができる。
【0090】このように、支持台6の奥行きDを(7)
式により規定し、横幅Bを(8)式により規定している
ので、支持台6が許容最大傾斜角内で設置されるのであ
れば、ディスプレイ部2を左右いずれの方向に90°回
動させても、重心位置は支持台6の平面上にあり、安定
してディスプレイ部2を左右方向に回動させることがで
きる。 〈実施例2〉次に、この発明に係る実施例2を図面に基
づいて説明する。
【0091】実施例2は、図37ないし図44に示すよ
うに軸部材の位置がディスプレイ部2の重心の前方にあ
る場合を示したものである。そして、実施例2の構成
は、スタンド支柱30の上端を軸受とし、この軸受とデ
ィスプレイ部2の左右側面との間に実施例1と同一構成
のチルト機構10を装着したものである。このチルト機
構10はディスプレイ部2の筐体側面に装着され、チル
ト機構10の左右のロックばねは、左右の軸部材に巻き
方向が一致するように巻回されている。また、ディスプ
レイ部2は、その背面側に駆動回路および制御回路など
の比較的重量のある部分が配置されて軸部材より背面側
に突出しているので、ディスプレイ部2の重心は軸部材
の位置より後方となることになる。
【0092】そして、チルト機構1は、ディスプレイ部
2を回動させるための操作力が作用せず、ディスプレイ
部2がホームポジションに位置する状態では、後方への
重心位置のずれに基づく軸部材周りのディスプレイ部2
の自重Wによる発生トルクがロックばねの巻き締め方向
に加わり、ロックばねの内径が縮径して軸部材が締め付
けられるように構成されている。したがって、ディスプ
レイ部2は、ホームポジションの状態では、軸部材に対
するロックばねの摩擦力によって停止状態にある。
【0093】また、チルト機構10は、例えば図37に
示すようにホームポジションに位置するディスプレイ部
2の上端の作用点U1 を所定以上の操作力F1 によって
押圧してディスプレイ部2を下向きに傾動させる場合
に、軸部材が作用点U1 に加えられる操作力F1 によっ
てロックばねの巻き方向に対して相対回動するように構
成されている。これによりロックばねの内径が拡径して
軸部材への圧接力が減少する。このため、ディスプレイ
部2を下向きに傾動させるときの上向き発生トルクTr1
は小さくなり、上向き発生トルクTr1およびディスプレ
イ部2の自重Wに基づくトルクWXよりも下向き回動時
の操作力F1 が大きくなるので、操作力F1 によってデ
ィスプレイ部2を下向きに回動させることができる。
【0094】同様に、チルト機構10は、例えば図38
に示すようにホームポジションに位置するディスプレイ
部2の下端の作用点D1 を所定以上の操作力F1 によっ
て押圧してディスプレイ部2を下向きに傾動させる場合
に、軸部材が作用点D1 に加えられる操作力F1 によっ
てロックばねの巻き方向に対して相対回動するように構
成されている。これによりロックばねの内径が拡径して
軸部材への圧接力が減少する。このため、ディスプレイ
部2を下向きに傾動させるときの上向き発生トルクTr1
は小さくなり、上向き発生トルクTr1およびディスプレ
イ部2の自重に基づくトルクWXよりも下方向回動時の
操作力F1 が大きくなるので、操作力F1 によってディ
スプレイ部2を上方向に回動させることができる。
【0095】さらに、チルト機構10は、例えば図39
に示すようにホームポジションに位置するディスプレイ
部2の上端の作用点U2 を所定以上の操作力F2 によっ
て押圧してディスプレイ部2を上向きに傾動させる場合
に、軸部材が作用点U2 に加えられる操作力F2 によっ
てロックばねの巻き方向と反対方向に相対回動するよう
に構成されている。これによりロックばねの内径が縮径
して軸部材への圧接力および摩擦力が増加する。しか
し、ディスプレイ部2の自重Wに基づくトルクWXが操
作力F2 に加わって下向きの発生トルクTr2に大きくな
るので、操作力F2 によってディスプレイ部2を上方向
に回動させることができる。
【0096】同様に、チルト機構10は、例えば図40
に示すようにホームポジションに位置するディスプレイ
部2の下端の作用点D2 を所定以上の操作力F2 によっ
て押圧してディスプレイ部2を上向きに傾動させる場合
に、軸部材が作用点D2 に加えられる操作力F2 によっ
てロックばねの巻き方向と反対方向に相対回動するよう
に構成されている。これによりロックばねの内径が縮径
して軸部材への圧接力および摩擦力が増加する。しか
し、ディスプレイ部2の自重Wに基づくトルクWXが操
作力F2 に加わって下向きの発生トルクTr2より大きく
なるので、操作力F2 によってディスプレイ部2を上方
向に回動させることができる。
【0097】この実施例2の場合におけるケーブルのク
ランプ(不図示)は、スタンド支柱30の側面に突設さ
せるようにする。さらに、上記クランプは、スタンド支
柱30の長手方向に沿って複数突設されてもよい。
【0098】なお、図中、同一ないし均等な構成部分に
は、同一符号を付して重複説明を省略する。
【0099】次に、作用について説明する。
【0100】ディスプレイ部2を所定の姿勢からそれぞ
れ上向きおよび下向きに任意の角度回動させる動作を説
明する。
【0101】まず、ディスプレイ部2を回動させるため
の操作力Fが作用せず、ディスプレイ部2が任意のホー
ムポジションに位置する状態では、後方への重心位置の
ずれに基づく軸部材周りのディスプレイ部2の自重Wに
よる発生トルクがロックばねの巻締め方向に加わり、ロ
ックばねの内径が収縮して軸部材が締め付けられること
になる。このため、ディスプレイ部2は、軸部材に対す
るロックばねの摩擦力によって停止状態にある。
【0102】次いで、例えば図41に示すホームポジシ
ョンに位置するディスプレイ部2を下方向に回動させる
には、ディスプレイ部2の上端の作用点U1 を所定以上
の操作力F1 によって押圧する。これにより作用点U1
に加えられる操作力F1 は、ロックばねの内径を拡開す
る方向に軸部材を回動させる。このため、軸部材への圧
接力が減少し、ディスプレイ部2を下向きに傾動させる
ときに、発生する上向きの発生トルクTr1が小さくな
り、上向きの発生トルクTr1およびディスプレイ部2の
自重Wに基づくトルクWXよりも下向き回動時の操作力
1 が大きくなので、操作力F1 によってディスプレイ
部2の下方向への傾動を可能とする。そして、ディスプ
レイ部2を所定以上の操作力F1 によって押圧している
間、ディスプレイ部2は下向きに回動させられる。その
後、ディスプレイ部2に対する所定以上の操作力F1
解除すると、ロックばねの内径が収縮して軸部材の圧接
力が元の状態に戻り、ディスプレイ部2は操作力F1
解除した位置で停止することになる。
【0103】また、例えば図42に示すようにホームポ
ジションに位置するディスプレイ部2を下向きに回動さ
せるには、ディスプレイ部2の下端の作用点D1 に所定
以上の操作力F1 を加える。これにより作用点D1 に加
えられる操作力F1 は、ロックばねの内径を拡開する方
向に軸部材を回動させる。このため、軸部材への圧接力
が減少し、ディスプレイ部2を下向きに傾動させるとき
に、発生する上向きの発生トルクTr1が小さくなり、上
向きの発生トルクTr1およびディスプレイ部2の自重W
に基づくトルクWXよりも下向き回動時の操作力F1
大きくなので、操作力F1 によってディスプレイ部2の
下方向への傾動を可能とする。そして、ディスプレイ部
2に所定以上の操作力F1 が加えられている間、ディス
プレイ部2は下向きに回動させられる。その後、ディス
プレイ部2に対する所定以上の操作力F1 が解除される
と、ロックばねの内径が収縮して軸部材の圧接力が元の
状態に戻り、ディスプレイ部2は操作力F1 を解除した
位置で停止することになる。
【0104】次に、例えば図43に示すようにホームポ
ジションに位置するディスプレイ部2を上向きに回動さ
せるには、ディスプレイ部2の上端の作用点U2 に所定
以上の操作力F2 を加える。これにより作用点U2 に加
えられる操作力F2 は、ロックばねの内径が収縮する方
向に軸部材を回動させる。このため、軸部材への圧接力
および摩擦力が増加するが、ディスプレイ部2の自重W
に基づくトルクWXが操作力F2 に加わって下向きの発
生トルクTr2 より大きくなるので、操作力F2 によっ
てディスプレイ部2を上方向への傾動を可能とする。そ
して、ディスプレイ部2に所定以上の操作力F2 が加え
られている間、ディスプレイ部2は上向きに回動させら
れる。その後、ディスプレイ部2に対する所定以上の操
作力F2が解除されると、ロックばねの内径が元の軸部
材の圧接状態に戻り、ディスプレイ部2は操作力F2
解除した位置で停止することになる。
【0105】また、例えば図44に示すようにホームポ
ジションに位置するディスプレイ部2を上向きに回動さ
せるには、ディスプレイ部2の下端の作用点D2 を所定
以上の操作力F2 によって押圧する、これにより作用点
2 に加えられる操作力F2は、ロックばねの内径が収
縮する方向に軸部材を回動させる。このため、軸部材へ
の圧接力および摩擦力が増加するが、ディスプレイ部2
の自重Wに基づくトルクWXが操作力F2 に加わって下
向きの発生トルクTr2 より大きくなるので、操作力F
2 によってディスプレイ部2を上向きに回動させること
ができる。
【0106】なお、上記実施例の支持装置として、支持
装置本体をスタンド支柱5および支持台6によって立設
する構造のものを説明したが、この発明の支持装置はこ
れに限定されるものでなく、例えばチルト機構を有する
壁掛け型の支持装置本体あるいは吊り下げ型の支持装置
本体であっても、上記実施例と同様の効果を奏すること
ができる。
【0107】
【発明の効果】以上の説明から明らかなようにこの発明
は、以下に述べるような効果が得られる。
【0108】左右方向に角度調整可能の支柱の中間部に
クランプを突設させ、このクランプにケーブル部材を把
持させるようにしたので、ディスプレイ部に接続される
ケーブル部材が支柱の左右方向角度調整時に一緒になっ
て回動し、よって設置場所の周囲にあるものを転倒させ
たり、落下させたりすることがなくなる。また、設置面
に載置される支持台の下にケーブル部材を挟んでしまう
恐れがなくなるので、ディスプレイ装置を設置面に載置
させる際の作業も容易に行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る支持装置を用いたディスプレイ
装置の実施例1を示し、(a)はその正面図、(b)は
その平面図、(c)はその側面図である。
【図2】同上の支持装置を示す分解斜視図である。
【図3】同上の支持装置を示す正面図である。
【図4】同上の支持装置を示す側面図である。
【図5】同上の支持装置を示す平面図である。
【図6】実施例1の支持装置に装着されたディスプレイ
部の上端の作用点を示す図である。
【図7】実施例1の支持装置に装着されたディスプレイ
部の下端の作用点を示す図である。
【図8】実施例1の支持装置に装着されたディスプレイ
部の上端の作用点を示す図である。
【図9】実施例1の支持装置に装着されたディスプレイ
部の下端の作用点を示す図である。
【図10】図6における作用点に操作力を加えて上方向
操作時の動作説明図である。
【図11】図7における作用点に操作力を加えて上方向
操作時の動作説明図である。
【図12】図8における作用点に操作力を加えて上方向
操作時の動作説明図である。
【図13】図9における作用点に操作力を加えて上方向
操作時の動作説明図である。
【図14】図6における操作力、軸部材に発生するトル
クおよび自重に基づくモーメントなどの発生を説明する
動作説明図である。
【図15】図7における操作力、軸部材に発生するトル
クおよび自重に基づくモーメントなどの発生を説明する
動作説明図である。
【図16】図8における操作力、軸部材に発生するトル
クおよび自重に基づくモーメントなどの発生を説明する
動作説明図である。
【図17】図9における操作力、軸部材に発生するトル
クおよび自重に基づくモーメントなどの発生を説明する
動作説明図である。
【図18】支持装置とディスプレイ部との位置関係を示
し、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。
【図19】ディスプレイ部と支持装置との幅の大きさを
示し、(a)はその平面図、(b)は側面図である。
【図20】ディスプレイ部の上下方向操作時の状態を示
し、(a)は上方向の傾動可能範囲を説明する側面図、
(b)は下方向の傾動可能範囲を説明する側面図、
(c)はディスプレイ部がホームポジションにある場合
の平面図ある。
【図21】図20(c)のA−A線断面の傾動可能範囲
を示す図である。
【図22】支持台の奥行きDを定義する説明図である。
【図23】支持台の幅Bを定義する説明図である。
【図24】回転台の直径と支持台の奥行きとを示す説明
図である。
【図25】ディスプレイ装置を背面から見た斜視図であ
る。
【図26】チルト機構の部分を示し、(a)はその平面
図、(b)は(a)のb−b線断面図である。
【図27】支持装置のチルト部材にディスプレイ部を係
脱させる場合を説明する斜視図である。
【図28】チルト部材にディスプレイ部を装着する場合
を説明する斜視図である。
【図29】支持部抜け止板を示す平面図である。
【図30】図29のA−A線断面図である。
【図31】図29のB−B線断面図である。
【図32】図29のC−C線断面図である。
【図33】支持台のスタンドベースを示す底面図であ
る。
【図34】図33のD−D線断面図である。
【図35】スタンドベースに対して支持部抜け止板を時
計周り方向に回動させた状態を示す説明図である。
【図36】スタンドベースに対して支持部抜け止板を反
時計周り方向に回動させた状態を示す説明図である。
【図37】この発明に係る支持装置を用いたディスプレ
イ装置の実施例2を示し、ディスプレイ部の上端の作用
点に操作力を加えて下向きに操作するときの動作説明図
である。
【図38】同上のディスプレイ部の下端の作用点に操作
力を加えて下向きに操作するときの動作説明図である。
【図39】同上のディスプレイ部の上端の作用点に操作
力を加えて上向きに操作するときの動作説明図である。
【図40】同上のディスプレイ部の下端の作用点に操作
力を加えて上向きに操作するときの動作説明図である。
【図41】図37における操作力、軸部材に発生するト
ルクおよび自重に基づくモーメントなどの発生を説明す
る動作説明図である。
【図42】図38における操作力、軸部材に発生するト
ルクおよび自重に基づくモーメントなどの発生を説明す
る動作説明図である。
【図43】図39における操作力、軸部材に発生するト
ルクおよび自重に基づくモーメントなどの発生を説明す
る動作説明図である。
【図44】図40における操作力、軸部材に発生するト
ルクおよび自重に基づくモーメントなどの発生を説明す
る動作説明図である。
【図45】支持装置単独で立設している状態を示す側面
図である。
【図46】操作力の設定範囲の根拠を示す図である。
【図47】放射妨害波に対する共振対策を施していない
場合の垂直偏向波の電磁界強度の測定値を示す分布図で
ある。
【図48】放射妨害波に対する共振対策を施した場合の
垂直偏向波の電磁界強度の測定値を示す分布図である。
【図49】電磁界強度の測定を行うためのブロック図で
ある。
【符号の説明】
2 ディスプレイ部 3 支持装置 5 支柱(スタンド支柱) 6 支持台 8 支持アーム 10 チルト機構(抗力調整機構) 10r チルト機構(抗力調整機構) 10l チルト機構(抗力調整機構) 12 軸部材(チルト軸) 13 ロックばね 17 回転台(支持部) 17a 回転台部 21 回転台(固定リング) 23 回転台(抜け止板) 31 ケーブル部材(ケーブル) 32 クランプ W ディスプレイ部の自重 X 偏倚量 X1 偏倚量 X2 偏倚量 Tr1 下向きトルク Tr2 上向きトルク ΔT トルク差 F1 操作力 F2 操作力 l1 回転中心から操作力の作用点までの垂直距離 l2 回転中心から重心までの垂直距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高林 広 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山本 高司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 宮崎 豊秀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉田 明雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 宮本 隆夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持装置と、該支持装置によって少なく
    とも左右方向角度調整可能に支持されたディスプレイ部
    とを備えたディスプレイ装置において、 前記支持装置は、 設置面に載置される支持台と、 該支持台によって、鉛直軸を基準に回転可能に支持され
    た回転台と、 該回転台上にこれと一体的に構成されるとともに、前記
    ディスプレイ部を支持する支柱と、 前記ディスプレイ部に接続されるケーブル部材と、 前記支柱に設けられるとともに、前記ケーブル部材の中
    間部を把持するクランプとを有する、 ことを特徴とするディスプレイ装置。
JP6321395A 1995-03-22 1995-03-22 支持装置を備えたディスプレイ装置 Pending JPH08261392A (ja)

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