JP4954842B2 - ロール紙保持機構及びプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、ロール紙を軸支するロール紙保持機構、該ロール紙保持機構を有するプリンタに関するものである。
熱を加えると変色する特殊な記録紙に熱したサーマルヘッドを押し付けることで印刷を行うサーマルプリンタは、現在様々な種類のものが数多く提供されている。特に、トナーやインク等を使用せずに、滑らかな文字の印刷や多彩なグラフィック印字ができるため、各種ラベル、レシートやチケットの印刷等に好適に使用されている。
ところで、このサーマルプリンタを代表とする各種のプリンタで使用される記録紙は、円筒形状の芯管に巻回されたロール紙となった状態で通常使用されている。このロール紙は、収納空間に落とし込まれるドロップイン式、或いは、芯管にシャフトを挿通させることで軸支(回転自在に支持)する軸支式(例えば、特許文献1参照)の2通りの方法によって装着されるのが一般的である。
また、軸支式の1つとして、ロール紙を回転可能に支持するとともに、ロール紙の交換作業を容易に行うことができるロール紙の支持構造が知られている。このロール紙の支持構造は、ロール紙が収容されるロール紙収容部内に向けて、コイルバネ等の付勢部材により付勢された一対の保持部材を備えている。この一対の保持部材は、ロール紙の中空孔内に嵌め込まれる挿入部をそれぞれ先端に有している。つまり、一対の保持部材は、この先端部を両側から中空孔内に嵌め込むことでロール紙を両側から挟み込んだ状態で支持することができるようになっている。すなわち、挿入部の外表面が、ロール紙の中空孔の内縁に当接することで、該ロール紙を両側から押圧して保持できるようになっている。またこの際、ロール紙を回転可能とするように、付勢部材の付勢力が調整されている。
また、保持部材は、単に付勢部材によって付勢されているだけであるので、付勢方向に対して逆方向に力を受けるとその向きに移動するようになっている。これにより、ロール紙を容易に脱着できるようになっている。
特開2003−146513号公報
ところで、上述したロール紙は記録紙の厚さ等によって、記録紙が巻回される芯管の径、つまりロール紙の内径が異なるものである。
しかしながら、上述のロール紙の保持構造にあっては、内径の異なるロール紙を保持する場合、収容部内に設けられた保持部材により保持できるロール紙の内径が既定されてしまうため、保持部材の径より小さな内径のロール紙を保持することができないという問題がある。
これに対して、収容部内に着脱可能な保持部材を設け、この保持部材をロール紙の内径に合わせて交換したり、保持部材に別体のアタッチメントを装着したりする構成も知られているが、この場合、保持部材の交換・切替作業に時間を要するという問題がある。その結果、プリンタを再始動させるために時間を要し、スピーディーな印刷を行うことができなかった。また、保持部材やアタッチメントを取り外した際に、これらを紛失してしまう場合が多々あった。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するため、内径の異なる様々なロール紙を確実に保持することができるとともに、他のロール紙への付け替えを簡単に行うことができ、メンテナンス性の向上、スピーディーな再始動を実現することができるロール紙保持機構、該ロール紙保持機構を有するプリンタを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明に係るロール紙保持機構は、記録紙が中空孔を有するように巻回されたロール紙が収容される収容部を備えたケーシングと、該ケーシングに対して開閉可能に連結されたカバーと、前記収容部に収容された前記ロール紙を間に挟むように前記ケーシングの両側に設けられ、収容されたロール紙の中空孔に対向する位置に形成されたホルダ孔を有する一対のプレートと、前記一対のプレートと前記ケーシングとの間にそれぞれ同じ数だけ複数個配置され、収容された前記ロール紙の中空孔内に一部分が挿入される挿入部を有する保持部材と、前記挿入部を前記プレートに向けて所定の弾性力で付勢する付勢部と、指先で操作可能とされ、前記複数の保持部材のうち選択した保持部材を前記ホルダ孔に対向配置させると同時に該保持部材の前記挿入部をホルダ孔から前記収容部内に突出させて前記ロール紙を軸支させるように、ホルダ孔に対する複数の保持部材の相対的な位置を切り替える切替機構と、を備え、前記複数の保持部材がそれぞれ有する前記挿入部は、それぞれ異なる外径とされていることを特徴とするものである。
本発明に係るロール紙保持機構においては、内径の異なる(中空孔の径)が異なる様々なロール紙を確実に保持することができるとともに、迅速に付け替えを行うことができる。
まず、切替機構を指先で操作すると、プレートに形成されたホルダ孔に対する複数の保持部材の相対的な位置を切り替えることができる。この際、各保持部材の挿入部は、付勢部によってプレート側に向けて所定の弾性力で付勢されているので、切替機構の操作によってホルダ孔に対向配置された挿入部のみをホルダ孔を通して収容部内に突出させることができる。このように、切替機構を操作することで、外径の異なる挿入部を順次収容部内に突出させることができる。そして、セットするロール紙の中空孔の径に応じて、最適な大きさ(外径)の挿入部を選択し、該選択した挿入部を収容部内に突出させる。
そのため、使用者は、ホルダ孔から突出させた挿入部をロール紙の両側から中空孔内に嵌め込むことで、ロール紙を軸支した状態で保持することができる。特に、挿入部の外径は、ロール紙の中空孔の内径にあった最適な径であるので、ロール紙を安定且つ確実に保持することができる。また、挿入部は、単に付勢部によって付勢されているだけであるので、付勢方向に対して逆方向に力を受けるとその向きに移動するようになっている。したがって、ロール紙を押し込む或いは引き抜くだけで、容易に交換作業を行うことができる。
また、中空孔の内径が異なるロール紙をセットする場合には、上述した場合と同様に切替機構を操作して、最適な大きさの挿入部を収容部内に突出させた後にセットする。特に、従来のように、ロール紙の大きさに応じて保持部材を交換したり、別体のアタッチメントを装着したりする必要がないので、様々な大きさのロール紙の交換作業を迅速に行うことができる。また、部品を紛失する虞もない。したがって、メンテナンス性を向上することができるうえ、ロール紙の交換作業に費やす時間の短縮化を図ることができる。
本発明に係るロール紙保持機構は、上記ロール紙保持機構において、前記切替機構は、外周面の一部が前記ケーシングから露出した状態で該ケーシングの内部に回転可能に固定され、前記複数の保持部材を支持する回転プレートを有し、該回転プレートの回転により前記複数の保持部材を前記ホルダ孔に対向する位置に順次移動させることを特徴とするものである。
本発明に係るロール紙保持機構においては、ケーシングから露出している回転プレートの外周面を指先で触れて該回転プレートを回転させることで、複数の部材部材の切り替えを行うことができ、外径の異なる挿入部を順次ホルダ孔から突出させることができる。特に、指先で直接回転プレートを回転させるだけで、選択した保持部材をホルダ孔に対向させ、該保持部材の挿入部をホルダ孔から収容部内に突出させることができる。よって、保持部材の切替作業を容易に行うことができる。
本発明に係るロール紙保持機構は、上記ロール紙保持機構において、前記回転プレートが、前記外周面が凹凸状に形成されていることを特徴とするものである。
本発明に係るロール紙保持機構においては、回転プレートの外周面が凹凸状に形成されているので、指先で回転プレートを回転させる際に、滑り等をなくし確実に回転操作することができる。したがって、操作性を向上することができる。
本発明に係るロール紙保持機構は、上記ロール紙保持機構において、前記切替機構が、前記ケーシングの内部に回転可能に固定され、前記複数の保持部材を支持する回転プレートと、少なくとも一部が前記ケーシングから露出した状態で該ケーシングに対して可動自在に固定された操作部と、前記操作部の可動に伴って前記回転プレートを回転させるように両者を機械的に連結するとともに、前記操作部のポジションに応じて前記複数の保持部材を前記ホルダ孔に対向する位置に順次移動させる連結機構と、を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係るロール紙保持機構においては、ケーシングから露出している操作部を指先で可動させると、連結機構を介して機械的に連結されている回転プレートが回転する。これにより、複数の部材部材の切り替えを行うことができ、外径の異なる挿入部を順次ホルダ孔から突出させることができる。特に、操作部のポジションに応じて複数の保持部材が順次ホルダ孔に対向するので、操作部を所望のポジションに位置させることで、選択した保持部材の挿入部をホルダ孔から収容部内に確実に突出させることができる。よって、保持部材の切替作業を容易に行うことができる。
本発明に係るロール紙保持機構は、上記ロール紙保持機構において、前記連結機構が、前記操作部に固定されたラック部材と、該ラック部材に噛合した状態で前記回転プレートに固定されたピニオンギアと、を備え、前記操作部をスライド操作することで前記複数の保持部材の切り替えを行うことを特徴とするものである。
本発明に係るロール紙保持機構においては、操作部を水平にスライド操作すると、ラック部材が操作部につられてスライドする。すると、ラック部材に噛合したピニオンギアが回転するので、回転プレートが同方向に回転する。このように、直線運動を円運動に変換するラック・ピニオン機構を利用するので、操作部をスライド操作するだけで、保持部材の切替作業を行うことができる。
本発明に係るロール紙保持機構は、上記ロール紙保持機構において、前記切替機構が、前記切り替えを行う際に、一方の前記プレートと前記ケーシングとの間に配置された複数の前記保持部材と、他方のプレートと前記ケーシングとの間に配置された前記複数の保持部材とを、互いに連動させた状態で切り替えることを特徴とするものである。
本発明に係るロール紙保持機構においては、収容部の両側に配置された複数の保持部材を連動させた状態で切り替えることができるので、異なる外径の挿入部が収容部の両側から突出するといった不具合をなくすことができる。よって、新たなロール紙を確実にセットすることができるとともに、収容部の両側の挿入部の外径を一致させるといった手間を省くことができる。
本発明に係るロール紙保持機構は、上記ロール紙保持機構において、前記回転プレートには、表面が単なる平坦面とされたブランク領域が形成されており、該ブランク領域が前記ホルダ孔に対向する位置に移動可能とされていることを特徴とするものである。
本発明に係るロール紙保持機構においては、ブランク領域をホルダ孔に対向させるように回転プレートを回転させることで、ホルダ孔からの挿入部の突出をなくすことができる。したがって、ロール紙をセットする際に中空孔を軸支する方式ではなく、投げ込み方式(ドロップイン方式)でロール紙を収容部内に収容することができる。このように、状況に応じて、ロール紙のセット方法を変更できるので、利便性を向上することができる。
本発明に係るプリンタは、上記ロール紙保持機構を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係るプリンタにおいては、上述したロール紙保持機構を備えているので、径の異なるロール紙へ付け替える際、その径に合わせた保持部材への切替作業が容易になり、作業効率を向上させることができるため、メンテナンス性を向上させた上で、様々な径を有するロール紙を確実に保持することができる。
本発明に係るサーマルプリンタは、上記プリンタが、多数の発熱素子を有し、前記記録紙の幅方向に延びたサーマルヘッドと、前記ロール紙から引き出された前記記録紙を間に挟んだ状態で前記サーマルヘッドに対して周面が接触可能とされ、回転することで記録紙を送り出すプラテンローラと、前記サーマルヘッドを通過した前記記録紙を切断する切断部とを備えていることを特徴とするものである。
本発明に係るサーマルプリンタにおいては、プラテンローラを回転させると、保持部材に軸支されたロール紙が回転するとともに、ロール紙から引き出された記録紙がプラテンローラの周面とサーマルヘッドとの間に挟まれた状態で一方向に送り出される。
これと同時に、多数の発熱素子が適宜熱を発したサーマルヘッドによって、送り出された記録紙に対して各種の文字や図形等を明瞭に印刷することができる。その後、印刷された記録紙は、切断部によって適宜切断される。その結果、ロール紙に巻回された記録紙を、レシートやチケット等として使用することができる。
特に、上述したロール紙保持機構を備えているので、径の異なるロール紙へ付け替える際、その径に合わせた保持部材への切替作業が容易になり、作業効率を向上させることができるため、様々な径を有するロール紙を確実に保持した上で、メンテナンス性を向上させることができる。
本発明に係るロール紙保持機構によれば、径の異なるロール紙へ付け替える際、その径に合わせた保持部材への切替作業が容易になり、作業効率を向上させることができるため、様々な径を有するロール紙を確実に保持した上で、メンテナンス性を向上させることができる。
また、本発明に係るサーマルプリンタによれば、上述したロール紙保持機構を備えているので、プリンタとしての信頼性の向上化を図ることができるとともに、使い易くメンテナンス性の向上化を図ることができる。また、ロール紙を迅速に付け替えることができるので、スピーディーな再始動を実現することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明に係るロール紙保持機構及びプリンタの第1実施形態を、図1〜5を参照して説明する。なお、本実施形態では、プリンタの一例としてサーマルプリンタを例に挙げて説明する。また、図1,2において、FRは前方を、LHは左方を、UPは上方をそれぞれ示す。また、図3〜図5においては、発明を理解し易くするため、後述するロール紙保持機構のみを示している。
図1はサーマルプリンタの閉位置における斜視図であり、図2は開位置における斜視図である。
図1,2に示すように、サーマルプリンタ1は、中空孔6の芯管2に記録紙P1が巻回されたロール紙Pを収容する収容部21を備えたケーシング3と、ケーシング3に対して開閉可能なペーパーカバー(カバー)20とを備えている。なお、記録紙P1は、熱を加えると変色するものであり、各種ラベル、レシートやチケットの印刷等に好適に使用されている。
ケーシング3は、ポリカーボネート等のプラスチックや金属材料からなり、内壁(プレート)7と外壁8とからなる2重構造を有するとともに、上面10を有し、その一部分が上方に向けて開口する箱型形状に形成されているものである。外壁8の側面12には電源スイッチ13が配置されている。またサーマルプリンタ1の上面10には、サーマルプリンタ1の各種操作を行う操作部が配置されている。この操作部は、CHARGEスイッチ、FEEDスイッチ等の各種機能スイッチ15が配置されている。
ケーシング3の上面10後部には、その周縁に沿って図示しない固定刃が設けられている。固定刃の近傍には、サーマルプリンタ1の幅方向に沿ってサーマルヘッド17が設けられている。このサーマルヘッド17は、図示しない多数の発熱素子を有し、コイルバネ等によって後述するプラテンローラ22側(ペーパーカバー20側)に付勢された状態となっている。
ケーシング3の上面10と側面12との間には、ペーパーカバーオープンボタン(以下、オープンボタンという)18が設けられている。
ペーパーカバー20は、ポリカーボネート等のプラスチックからなる半透明の部材であり、サーマルプリンタ1の閉位置において、ケーシング3の収容部21内を視認可能に構成されている。ペーパーカバー20は、その後端で図示しないヒンジ部によりケーシング3に対して回転可能に連結されるとともに、前端で係止部19(図2参照)によりケーシング3に係止可能に構成されている。つまり、上述したケーシング3のオープンボタン18を押圧することにより、ケーシング3とペーパーカバー20との係止が解除され、ペーパーカバー20が閉位置(図1参照)から開位置(図2参照)へ開閉可能に構成されている。
ペーパーカバー20の前部には、プラテンローラ22(図2参照)が設けられている。このプラテンローラ22は、サーマルプリンタ1の閉位置において、ロール紙Pから引き出された記録紙P1を間に挟んだ状態で、サーマルヘッド17に対してその周面が接触するように設けられている。また、プラテンローラ22の一端側には、図示しない従動ギアが固定されており、モータによって回転する図示しない歯車伝達機構に噛合するようになっている。これにより、プラテンローラ22は、モータからの回転駆動力によって回転するとともに、記録紙P1をケーシング3の前方に送り出すことができるようになっている。
また、ペーパーカバー20の前部周縁には、切断部(不図示)が形成されている。この切断部は、鋸歯状に形成されており、サーマルヘッド17を通過した記録紙P1、すなわち、印刷された記録紙P1を切断部側に傾けて引張ることで、記録紙Pが切断されるようになっている。
なお、ケーシング3内には、各種の電子機器が搭載された図示しない制御基板が設けられている。この制御基板は、サーマルヘッド17に電気信号や制御信号を出力したり、プラテンローラ22を駆動するモータに制御信号を出力したりして、各構成品の総合的な制御を行っている。
図3はロール紙保持機構の斜視図であり、図4は図3のA−A’線に沿う断面図、図5は図3のB−B’線に沿う断面図である。
図2〜5に示すように、収容部21の両側の内壁7には、後述する保持部材50a,50b,50cの挿入部53が突出する円形のホルダ孔52が形成されている。また、収容部21の両側であって、ケーシング3の上面10には、矩形の貫通孔54が形成されている。
ここで、本実施形態のロール紙保持機構は、内壁7と外壁8との間にそれぞれ同じ数だけ複数個配置され、収容部21に収容されたロール紙Pの中空孔6内に一部分が挿入される挿入部53を有する保持部材50a,50b,50cと、指先で操作可能とされ、複数の保持部材50a,50b,50cのうち選択した保持部材50a,50b,50cをホルダ孔52に対向配置させると同時に保持部材50a,50b,50cの挿入部53をホルダ孔52から収容部21内に突出させてロール紙Pを軸支させるように、ホルダ孔52に対する複数の保持部材50a,50b,50cの相対的な位置を切り替える回転プレート(切替機構)51と、を備えている。
回転プレート51は、外周面の一部がケーシング3から露出した状態で、その中心部分でケーシング3の内部に回転可能に固定されている。回転プレート51は、複数の保持部材50a,50b,50cを支持する平面視扇状のものであり、回転プレート51の回転により複数の保持部材50a,50b,50cをホルダ孔52に対向する位置に順次移動させるものである(図4矢印参照)。回転プレート51には、その外周面に径方向外側に向かって凹凸部55が切り込み形成されており、この凹凸部55が上述した貫通孔54から露出するようになっている。
回転プレート51の回転中心の同心円上には、その周方向に等間隔で複数の保持部材50a,50b,50cが設けられている。
複数の保持部材50a,50b,50c(挿入部53)は、各々径が異なっており、例えば回転プレート51の周方向に順次、大径の保持部材50a、中径の保持部材50b、小径の保持部材50cとして設けられている。なお、以下の説明では、各保持部材50a,50b,50cを特に区別する必要がない場合は、まとめて保持部材50とする。また、複数の保持部材50は、径が異なる以外は同様の構成であるため、主として中径の保持部材50bについて説明し、その他(大径及び小径)の保持部材50a,50bの説明は省略する。
保持部材50bは、回転プレート51に形成されたガイド壁56と、ホルダ孔52から突出してロール紙Pの芯管2の中空孔6内に一部分が挿入される挿入部53と、挿入部53と回転プレート51との間で挿入部53を内壁7に向けて所定の弾性力で付勢する付勢部材(付勢部)57とを備えている。
ガイド壁56は、円筒形状のものであり、回転プレート51の表面58から垂直に立ち上がるように形成されている。
挿入部53は、その先端が球面形状に形成されたものであり、上述したホルダ孔52から突出するように構成されている。挿入部53は、その一部分がロール紙Pにおける芯管2の内面に当接してロール紙Pを軸支するものである。挿入部53には、基端部から先端部に向かってざぐり穴67が形成されており、このざぐり穴67内に回転プレート51のガイド壁56が遊嵌されている。挿入部53の基端部の周縁には、径方向外側に張り出すフランジ部68が形成されている。このフランジ部68が、ケーシング3における内壁7側からホルダ孔63の周縁に当接することで、挿入部53がホルダ孔63から抜けることを防止することができる。
挿入部53と回転プレート51との間には、コイルバネ等の付勢部材57が設けられている。この付勢部材57は、一端が挿入部53のざぐり穴67の先端に当接するとともに、他端がガイド壁56内の表面58に当接することで、挿入部53を回転プレート51から離間させる方向に付勢力を作用させている。
したがって、複数の保持部材50a,50b,50cのうち、1つの保持部材50bは、ホルダ孔52を介して挿入部53から突出しており、他の保持部材50a,50bは、付勢部材57が萎縮された状態、つまり保持部材50a,50cが縮んだ状態で内壁7の内面に挿入部53の先端が当接した状態で収納されている。
また、回転プレート51の小径の保持部材50cに隣接した位置には、回転プレート51の表面58が単なる平坦面とされたブランク領域61が設けられている。これにより、回転プレート51を回転させて、ブランク領域61に移動させることで、ホルダ孔52から全ての保持部材50が突出しないようになっている。つまり、収容部21の両側は面一の状態となる。
次に、図3,4に基づいて作用を説明する。なお、以下の説明では、回転プレート51の初期位置として、ホルダ孔52から大径の保持部材50aが突出しているものとする。
内径の大きいロール紙を収容する場合について説明する。
まず、オープンボタン18を押圧してペーパーカバー20を開けた後、ロール紙をセットする。具体的には、収容部21内にロール紙を押し込むと、保持部材50aの挿入部53がロール紙の外周に接触することとなる。すると、挿入部53には、付勢部材57の付勢力に抗する力が作用し、ロール紙Pにより挿入部53が回転プレート51側に押し込まれる。また、挿入部53は、付勢部材57によって付勢されているので、ロール紙Pが押し込まれた後は、挿入部53の先端はロール紙Pの側面に常に接触している状態となっている。
引き続きロール紙Pを押し込んだ結果、挿入部53がロール紙Pの芯管2の中空孔6の位置に達すると、付勢されていた挿入部53の一部分が中空孔6内に嵌り込むように挿入される。このように、ホルダ孔52から突出させた挿入部53をロール紙Pの両側から中空孔6内に嵌め込むことで、ロール紙Pを押圧した状態で支持することができる。すなわち、挿入部53の外表面が、ロール紙Pの中空孔6の内縁に当接することで、ロール紙Pを両側から挟み込むように保持できる。
この際、保持部材50aは、挿入部21bの一部分を中空孔6内に挿入した状態で押し付けているだけであるので、芯管2及びロール紙Pは回転可能な状態になっている。その結果、ロール紙Pを軸支することができる。そして、ペーパーカバー20を閉じることで、ロール紙Pのセットが完了する。
次に、内径が中径のロール紙Pを収容する場合について説明する。
ところで、内径の異なるロール紙を保持する場合、従来では収容部内に設けられた保持部材により保持できるロール紙の内径が既定されてしまうため、保持部材の径より小さな内径のロール紙を保持することができないという問題がある。これに対して、収容部内に着脱可能な保持部材を設け、この保持部材をロール紙の内径に合わせて交換したり、保持部材に別体のアタッチメントを装着したりする構成も知られているが、この場合、保持部材の交換・切替作業に時間を要し、スピーディーな印刷を行うことができなかった。また、保持部材やアタッチメントを取り外した際に、これらを紛失してしまう場合が多々あった。
ここで、本実施形態では、まず回転プレート51により、大径の保持部材50aから中径の保持部材50bへの切り替えを行う。具体的には、ケーシング3の貫通孔54から露出している凹凸部55を指先で操作することにより、回転プレート51を回転させる。すると、ホルダ孔52から突出していた保持部材50aの挿入部53はホルダ孔52の周縁に接触することで、付勢部材57の付勢力に抗する力が作用し、挿入部53が回転プレート51側に押し込まれる。これにより、付勢部材57が萎縮して保持部材50aが縮んだ状態となり、保持部材50aがケーシング3の内壁7の内面に摺接しながら、回転プレート51が回転する。
これと同時に、ケーシング3の内壁7と外壁8との間で縮んだ状態にある保持部材50bは、ケーシング3の内壁7の内面を摺接しながら、回転プレート51の回転方向に沿って移動する。そして、中径の保持部材50bがホルダ孔52の位置まで達すると、付勢部材57が伸長し、挿入部53がホルダ孔52から突出することとなる。この時、挿入部53のフランジ部68が、内壁7側からホルダ孔63の周縁に当接することで、挿入部53がホルダ孔63から抜けることを防止することができるようになっている。これにより、大径の保持部材50aから中径の保持部材50bへの切り替えが完了する。
その後、上述したロール紙Pのセット方法と同様に、ロール紙Pをセットする。そして、収容部21内にロール紙Pを押し込み、挿入部53がロール紙Pの芯管2の中空孔6の位置に達すると、付勢されていた挿入部53の一部分が中空孔6内に嵌り込むように挿入される。
このように、ロール紙Pの内径に対応して回転プレート51により、保持部材50の径を適切な径に変更することで、ロール紙Pより小さい内径のロール紙Pも確実に保持することができる。そして、ペーパーカバー20を閉じることで、ロール紙Pのセットが完了する。
次に、内径が小径のロール紙Pを収容する場合について説明する。
まず、回転プレート51により中径の保持部材50bから小径の保持部材50cへの切り替えを行う。具体的には、上述した保持部材50bへの切替方法と同様に、回転プレート51を回転させる。これにより、保持部材50bが縮小してケーシング3の内壁7と外壁8との間に収納されるとともに、保持部材50cがホルダ孔52から突出し、保持部材50の切り替えが完了する。
その後、上述したロール紙Pのセット方法と同様に、ロール紙Pをセットする。そして、収容部21内にロール紙Pを押し込み、挿入部53がロール紙Pの芯管2の中空孔6の位置に達すると、付勢されていた挿入部53の一部分が、中空孔6内に嵌り込むように挿入される。そして、ペーパーカバー20を閉じることで、ロール紙Pのセットが完了する。
ここで、回転プレート51をブランク領域61に切り替えた場合について説明する。
まず、回転プレート51により小径の保持部材50cからブランク領域61への切り替えを行う。具体的には、上述した切替方法と同様に回転プレート51を回転させる。これにより、保持部材50cが縮小してケーシング3の内壁7と外壁8との間に収納されるとともに、ブランク領域61に切り替わる。この時、ホルダ孔52からは全ての保持部材50が突出せず、内壁7は面一の状態となる。
その後、ロール紙Pをセットする。この場合、ロール紙Pを保持する保持部材50はホルダ孔52から突出していないため、ロール紙Pを収容部21内に向けて投げ込むように載置することができる。そして、ペーパーカバー20を閉じることで、ロール紙Pのセットが完了する。
そして、サーマルプリンタ1の作動後、プラテンローラ22を回転させると、保持部材50に軸支されたロール紙Pが回転するとともに、ロール紙Pから引き出された記録紙P1がプラテンローラ22の周面とサーマルヘッド17との間に挟まれた状態で一方向に送り出される。
これと同時に、多数の発熱素子が適宜熱を発したサーマルヘッド17によって、送り出された記録紙P1に対して各種の文字や図形等を明瞭に印刷することができる。その後、印刷された記録紙P1を、切断部側に傾けて引張ることで、記録紙P1は切断される。その結果、ロール紙Pに巻回された記録紙P1を、レシートやチケット等として使用することができる。
したがって、上述の実施の形態によれば、中空孔6の径が異なる様々なロール紙Pを確実に保持することができるとともに、迅速にロール紙Pの付け替えを行うことができる。
まず、回転プレート51を指先で操作すると、内壁7に形成されたホルダ孔52に対する複数の保持部材50の相対的な位置を切り替えることができる。この際、各保持部材50の挿入部53は、付勢部材57によって内壁7側に向けて所定の弾性力で付勢されているので、回転プレート51の操作によってホルダ孔52に対向配置された挿入部53のみをホルダ孔52を通して収容部21内に突出させることができる。このように、回転プレート51を操作することで、外径の異なる挿入部53を順次収容部21内に突出させることができる。そして、セットするロール紙Pの中空孔6の径に応じて、最適な大きさ(外径)の挿入部53を選択し、該選択した挿入部53を収容部21内に突出させる。
そのため、使用者は、ホルダ孔52から突出させた挿入部53をロール紙Pの両側から中空孔6内に嵌め込むことで、ロール紙Pを軸支した状態で保持することができる。特に、挿入部53の外径は、ロール紙Pの中空孔6の内径にあった最適な径であるので、ロール紙Pを安定、かつ確実に保持することができる。また、挿入部53は、単に付勢部材57によって付勢されているだけであるので、付勢方向に対して逆方向に力を受けるとその向きに移動するようになっている。したがって、ロール紙Pを押し込む或いは引き抜くだけで、容易に交換作業を行うことができる。
また、中空孔6の内径が異なるロール紙Pをセットする場合には、上述した場合と同様に回転プレート51を操作して、最適な大きさの挿入部53を収容部21内に突出させた後にセットする。特に、従来のように、ロール紙Pの大きさに応じて保持部材を交換したり、別体のアタッチメントを装着したりする必要がないので、様々な大きさのロール紙Pの交換作業を迅速に行うことができる。また、部品を紛失する虞もない。したがって、メンテナンス性を向上することができるうえ、ロール紙Pの交換作業に費やす時間の短縮化を図ることができる。
さらに、回転プレート51を保持部材50がホルダ孔52から突出しないブランク領域61に調整することで、ホルダ孔52からの挿入部53の突出をなくすことができる。したがって、ロール紙Pをセットする際に中空孔6を軸支する方式ではなく、投げ込み方式(ドロップイン方式)でロール紙Pを収容部21内に収容することができる。このように、状況に応じて、ロール紙Pのセット方法を変更できるので、利便性を向上することができる。
また、複数の保持部材50及びホルダ孔52を回転プレート51の回転中心の同心円上に配置することで、保持部材50の切り替えを行う場合、切替機構51を回転させることで、別の保持部材50がホルダ孔52から突出することとなる。したがって、保持部材50の切替作業を容易に行うことができる。
このように、内径の異なるロール紙Pへ付け替える際、その径に合わせた保持部材50への切替作業が容易になり、作業効率を向上させることができるため、様々な径を有するロール紙Pを確実に保持した上で、メンテナンス性を向上させることができる。また、ロール紙Pを迅速に付け替えることができるので、スピーディーな再始動を実現することができる。
したがって、サーマルプリンタ1としての信頼性の向上化を図ることができるとともに、使い易くメンテナンス性の向上化を図ることができる。その結果、ロール紙Pに巻回された記録紙P1を、レシートやチケット等として使用することができる。
(第2実施形態)
次に、図6,7に基づいて本発明の第2実施形態について説明する。図6は第2実施形態に係るロール紙保持機構における図3のA−A’線に沿う断面図であり、図7は分解斜視図である。なお、本実施形態は、ロール紙保持機構の構成について上記第1実施形態と相違しているため、その他第1実施形態と同様の構成については同一符号を付し説明は省略する。
図6,7に示すように、本実施形態の切替機構は、回転プレート71と、少なくとも一部がケーシング3から露出した状態でケーシング3に対して可動自在に固定されたノブ(操作部)79と、ノブ79の可動に伴って回転プレート71を回転させるように両者を機械的に連結するとともに、ノブ79のポジションに応じて複数の保持部材50をホルダ孔52に対向する位置に順次移動させる連結機構70と、を備えている。
この連結機構70は、ラック部材73とラック部材73に噛合した状態で回転プレート71に固定されたピニオンギア74とを備えた、いわゆるラック・ピニオン機構を採用している。
ピニオンギア74は円板状の部材であり、その外周部分に径方向外側に向けて歯部75が形成されている。ピニオンギア74の中心部には、軸方向に突出するボス部76が形成されており、このボス部76が回転プレート71の貫通孔77に挿入される。
ラック部材73は2枚の平板から構成された部材であり、底板部78と、ノブ79からなる平面視T状の部材である。底板部78には、下面の長手方向に沿って歯部80が形成されており、この歯部80が上述したピニオンギア74の歯部80と噛合することで、ラック部材73がピニオンギア74に対してスライド可能に構成されている。ノブ79は、底板部78の中央部から垂直に立ち上がって形成されており、その先端が上述した貫通孔54から突出するように形成されている。
この場合、ノブ79を水平にスライド操作すると(図6矢印参照)、ラック部材73がノブ79につられてスライドする。すると、ラック部材73の底板部78に噛合したピニオンギア74が回転するので、回転プレート71が同方向に回転して各保持部材50またはブランク領域61に切り替わることとなる。このように、直線運動を円運動に変換するラック・ピニオン機構を利用するので、ノブ79をスライド操作するだけで、保持部材50の切替作業を行うことができる。
したがって、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、ケーシング3から露出しているノブ79を指先で可動させると、連結機構70を介して機械的に連結されている回転プレート71が回転する。これにより、複数の部材部材50の切り替えを行うことができ、外径の異なる挿入部53を順次ホルダ孔52から突出させることができる。特に、ノブ79のポジションに応じて複数の保持部材50が順次ホルダ孔52に対向するので、ノブ79を所望のポジションに位置させることで、選択した保持部材50の挿入部53をホルダ孔52から収容部21内に確実に突出させることができる。よって、保持部材50の切替作業を容易に行うことができる。
(第3実施形態)
次に、図8に基づいて本発明の第3実施形態について説明する。図8は第3実施形態に係るロール紙保持機構の概略構成図である。なお、本実施形態は、ロール紙保持機構の構成について上記第1実施形態と相違しているため、その他第1実施形態と同様の構成については同一符号を付し説明は省略する。また、図8においては説明を分かり易くするため、内壁を省略する。
図8に示すように、本実施形態の切替機構は、保持部材50の切り替えを行う際に、一方の内壁7と外壁8との間に配置された複数の前記保持部材50と、他方の内壁7と外壁8との間に配置された複数の保持部材50とを、互いに連動させた状態で切り替えるように構成するものである。
回転プレート91は、ケーシング3の両側に一対で設けられた円板状のものであり、その上側半周部分に上述した複数の保持部材50が周方向に等間隔で設けられている。回転プレート91には、ケーシング3の外壁8側からノブ93が連結されている。このノブ93は、回転プレート91と同様に円板状のものであり、その直径部分と外周部分が軸方向に張り出しているとともに、その他の領域が切り込み形成されているものである。この場合、ノブ93を回転させることで、それに同期して回転プレート91が回転するようになっている。
一対の回転プレート91には、それらを連結する連結板94が設けられている。この連結板94は、回転プレート91の下側に外周に沿って設けられたものである。回転プレート91は、なお、本実施形態では、内壁に連結板94の移動を規制するスリットを形成する等、連結板94の移動が妨げられない構成にする。
したがって、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、一対の回転プレート91を連動可能に構成することで、各回転プレート91を別々に操作する必要がない。つまり、収容部21の両側に配置された複数の保持部材50を連動させた状態で切り替えることができるので、異なる外径の挿入部53が収容部21の両側から突出するといった不具合をなくすことができる。よって、新たなロール紙Pを確実にセットすることができるとともに、収容部21の両側の挿入部53の外径を一致させるといった手間を省くことができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の第1または2実施形態と第3実施形態とを適宜組み合わせてもよい。つまり第1実施形態の回転プレートを円板状に形成し、その下側半周部分で互いの回転プレートを連結板で連結させるような構成としてもよい。
また、本実施形態では芯管に記録紙が巻回されたロール紙を用いて説明したが、ロール紙を軸支する中空孔を有していれば、芯管を有していなくてもよい。
さらに、本実施形態では回転プレートを回転可能に構成したが、スライド可能にするような構成としてもよい。
また、本実施形態では、本発明に係るロール紙保持機構をサーマルプリンタに適用した場合について説明したが、サーマルプリンタ以外にインクジェットプリンタ等に適用することも可能である。
本発明の実施形態におけるサーマルプリンタの閉状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるサーマルプリンタの開状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるロール紙保持機構の斜視図である。 図3のA−A’線に沿う断面図である。 図3のB−B’線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態における図3のA−A’線に相当する断面図である。 本発明の第2実施形態におけるロール紙保持機構の分解斜視図である。 本発明の第3実施形態におけるロール紙保持機構の概略構成図である。
符号の説明
1サーマルプリンタ 3ケーシング 4ペーパーカバー(カバー) 6中空孔 17サーマルヘッド 21収容部 22プラテンローラ 50,50a,50b,50c保持部材 51,71,91回転プレート(切替機構) 52ホルダ孔 53挿入部 57付勢手段(付勢部) 61ブランク領域 70連結機構 73ラック部材 74ピニオン Pロール紙 P1記録紙

Claims (9)

  1. 記録紙が中空孔を有するように巻回されたロール紙が収容される収容部を備えたケーシングと、
    該ケーシングに対して開閉可能に連結されたカバーと、
    前記収容部に収容された前記ロール紙を間に挟むように前記ケーシングの両側に設けられ、収容されたロール紙の中空孔に対向する位置に形成されたホルダ孔を有する一対のプレートと、
    前記一対のプレートと前記ケーシングとの間にそれぞれ同じ数だけ複数個配置され、収容された前記ロール紙の中空孔内に一部分が挿入される挿入部を有する保持部材と、
    前記挿入部を前記プレートに向けて所定の弾性力で付勢する付勢部と、
    指先で操作可能とされ、前記複数の保持部材のうち選択した保持部材を前記ホルダ孔に対向配置させると同時に該保持部材の前記挿入部を前記ホルダ孔から前記収容部内に突出させて前記ロール紙を軸支させるように、前記ホルダ孔に対する前記複数の保持部材の相対的な位置を切り替える切替機構と、を備え、
    前記複数の保持部材がそれぞれ有する前記挿入部は、それぞれ異なる外径とされていることを特徴とするロール紙保持機構。
  2. 請求項1に記載のロール紙保持機構において、
    前記切替機構は、外周面の一部が前記ケーシングから露出した状態で該ケーシングの内部に回転可能に固定され、前記複数の保持部材を支持する回転プレートを有し、該回転プレートの回転により前記複数の保持部材を前記ホルダ孔に対向する位置に順次移動させることを特徴とするロール紙保持機構。
  3. 請求項2に記載のロール紙保持機構において、
    前記回転プレートは、前記外周面が凹凸状に形成されていることを特徴とするロール紙保持機構。
  4. 請求項1に記載のロール紙保持機構において、
    前記切替機構は、前記ケーシングの内部に回転可能に固定され、前記複数の保持部材を支持する回転プレートと、
    少なくとも一部が前記ケーシングから露出した状態で該ケーシングに対して可動自在に固定された操作部と、
    前記操作部の可動に伴って前記回転プレートを回転させるように両者を機械的に連結するとともに、前記操作部のポジションに応じて前記複数の保持部材を前記ホルダ孔に対向する位置に順次移動させる連結機構と、を備えていることを特徴とするロール紙保持機構。
  5. 請求項4に記載のロール紙保持機構において、
    前記連結機構は、前記操作部に固定されたラック部材と、該ラック部材に噛合した状態で前記回転プレートに固定されたピニオンギアと、を備え、
    前記操作部をスライド操作することで前記複数の保持部材の切り替えを行うことを特徴とするロール紙保持機構。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のロール紙保持機構において、
    前記切替機構は、前記切り替えを行う際に、一方の前記プレートと前記ケーシングとの間に配置された複数の前記保持部材と、他方のプレートと前記ケーシングとの間に配置された前記複数の保持部材とを、互いに連動させた状態で切り替えることを特徴とするロール紙保持機構。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のロール紙保持機構において、
    前記回転プレートには、表面が単なる平坦面とされたブランク領域が形成されており、該ブランク領域が前記ホルダ孔に対向する位置に移動可能とされていることを特徴とするロール紙保持機構。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載のロール紙保持機構を備えていることを特徴とするプリンタ。
  9. 請求項8に記載のプリンタは、
    多数の発熱素子を有し、前記記録紙の幅方向に延びたサーマルヘッドと、
    前記ロール紙から引き出された前記記録紙を間に挟んだ状態で前記サーマルヘッドに対して周面が接触可能とされ、回転することで記録紙を送り出すプラテンローラと、
    前記サーマルヘッドを通過した前記記録紙を切断する切断部と、を備えたサーマルプリンタであることを特徴とするプリンタ。
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