JP4954811B2 - 海苔製造における前処理工程をユニット化したシステム - Google Patents

海苔製造における前処理工程をユニット化したシステム Download PDF

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Description

本発明は、海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムに関する。
従来の乾海苔製造を大別すると、採取した原藻を、洗浄・切断処理した生海苔を、生成し、この生海苔を、順次、洗浄・切断・濃度調整等を行う海水処理工程及び/又は真水処理工程と、調合された生海苔混合液を、抄き脱水乾燥する全自動乾燥機とに分けられる。
この種の前処理工程は、周知の如く、各工程に、それぞれの各機器(処理機械)が、必要とされることと、この各機器が平面的に配置され、連続的に自動運転がされるようになっている。例えば、各工程のそれぞれの処理槽に設けた上下限のフロートセンサーを設け、このフロートセンサーを始動制御し、各工程の処理済み生海苔を、自動搬送及び/又は供給する海苔製造における前処理工程である。
ここで、問題点(改良点)となるのが、近年海苔製造の増産と品質向上の時代の要請を受け、各工程が複雑、かつ大型化しており、これに伴って、広い平面的な据付面積を必要とすること、またこの設置される各機器は、それぞれの製造メーカによるものを、バラバラに設置するか、又は前後の機器の能力・性能を、それほど考慮せず設置されているのが現況である。
このような、無秩序で、かつ前後の機器の能力・性能を、それほど考慮せず設置することは、製造メーカの機器は、その能力・性能が、十分に発揮されていないこと、又は製造される海苔の品質の向上に有効に機能していないことが考えられる。
そして、本発明が意図する中で、その一部において、海水の再利用を図るために、濾過装置を使用するが、この考え方に、関する先行文献として、文献(1)は、特開2003−219843の「海苔加工用水の再利用装置」(海水の濾過装置)であり、その概要は、複数の装置を一体化して利用するものであって、海水を、回転する網目状の円筒・網目から夾雑物を除去するための噴霧装置と、噴霧装置に付設した除去された夾雑物を一定の箇所に集積させるための羽根状の物体及び円筒内に原水を撒布する原水管とを一体化した濾過装置で、海苔の細かい破片、海苔のカス等の夾雑物を除いて再利用することを意図する。また文献(2)は、特開2001−145806の「海水から製塩するための海水ろ過装置」(海水の濾過装置)であり、その概要は、ろ過材層の平面空間に、上下段の間隔をおいて傾斜させた上下部ろ過材層とし、この上下部ろ過材層は、異なるメッシュとし、微細ゴミを分離し、またこの上下部ろ過材層の直下に、海水流下スペースと、ゴミ等排出口を備えた他のゴミ流下スペースとを区分する仕切体を立設し、上部ろ過材層の上方に海水及び/又は流下口を、海水流下スペースに貯水槽へ通じる取水口を設けた構造であり、ろ過効率を高め、かつ分離したゴミ等の排出を自然に行える海水ろ過装置を提供する。
尚、海苔製造における抄き機乾燥工程の前処理工程を、海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門とに区画する構造と、これらを一体化する構造の先行文献は、調査した範囲内では、見当たらなかった。
特開2003−219843 特開2001−145806
前述した如く、従来の乾海苔製造は、海水処理工程と、真水処理工程、並びに全自動乾燥機とに大別される。そして、この海水処理工程と、真水処理工程とは、区分され、かつこの各工程の装置(機器)を平面的に設置し、また各装置をバラバラに分解及び/又は搬送し、その現地で組立てる構造であるために、手間及び/又は経験、並びに段取りを必要とすること、又はこれらの組付け一体化においても、同様であり、その改良が望まれている。そして、またこの各工程の各装置を平面的に設置することは、工場のスペースの有効利用(設置の効率化)が図れず、極めて、非能率・効率であり、経済的にもロスが多く、問題である。
前記文献(1)、(2)は、海水を、濾過して再利用を図る発明である。しかし、海水の濾過を意図した、単体の構造であり、本発明が意図する前述した、「海苔製造における抄き機乾燥工程の前処理工程を、海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門を構成する各処理機を、少なくとも、上下段に配置可能とし、小スペース化を図る構成」とは、基本的な着想が異なると考えられる。
請求項1の発明は、各工程の装置を平面的に設置すること、また各装置をバラバラに分解及び/又は搬送し、設置現場で組立しなければならないこと等の弊害を解消するために、これらの機器を、上下段に装置すること(階層型)、またこれらを組付け一体化し、工場のスペースを有効利用(設置効率を効率化)すること等を意図する。また請求項1の発明は、搬送組付けを容易にすること、又は自動化の促進と、海苔品質の向上を図ること等を意図する。そして、請求項1の発明は、海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門として区分、一体化することで、各機器の材質の選択が可能となり、軽量化、低コスト化、大量生産化等に道を拓き、実用性・有効性・利便性の確保を図ることを意図する。さらに請求項1の発明は、各海苔機器を組付け、かつ一体化する構造であるので、既設及び/又は新設のものとの組合せにも、道を拓くことが可能となり、海苔機器・資材の有効利用と、低コスト化、廃材の発生の回避等に役立たせることを意図する。
請求項1は、海苔製造における抄き機乾燥工程の前処理工程を、海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門を構成する各処理機を、上下段に配置可能とし、小スペース化を図る構成であって、
この第一部門は、大粗異物除去機と、異物除去機と、ブラシ洗浄機、または混成機とを配備するとともに、生海苔処理用の第一処理装置を上段に、また海水槽の海水戻しタンクを下段に設置し、さらに、前記混成機に、前記第二部門の真水タンクの真水を供給し、
そして、前記大粗異物除去機と、洗浄機と、異物除去機、並びにブラシ洗浄機と、混成機と、前記海水槽に繋がる前記海水戻しタンクとは、各排水管を介して連通し、この混成機の排水を、この海水戻しタンクに導く構成とし、
またこの第一部門には、この海水戻しタンクと、この海水槽との間には、配管を設け、この海水戻しタンクより排水された海水を、濾過及び/又は回収する濾過装置を設置し、
さらにこの第一部門に設けた、前記濾過装置で回収した処理済み海水を、前記第一部門に戻し、前記大粗異物除去機の洗浄と濃度調整に、また、前記異物除去機と、前記ブラシ洗浄機用の洗浄に再利用し、
前記第二部門は、熟成機及び/又は調合機を配備するとともに、生海苔処理用の第二処理装置を上段に、また前記真水タンクを下段に設置し、前記調合機の第一混合槽と第二混合槽を上下段に配備する構成の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムである。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するに最適な、遠心分離濾過機を提供することを意図する。
請求項2は、請求項1に記載の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムであって、
この濾過装置を、遠心分離濾過機とし、この遠心分離濾過機に設けた分離筒の内面に、略150〜略200メッシュのステンレス金網を繞設し、当該遠心分離濾過機において、異物を分離濾過し、この濾過した海水を、循環再利用可能とした構成の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムである。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するに最適な、前処理工程をユニット化したシステムの制御部の構造を提供することを意図する。
請求項3は、請求項1に記載の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムであって、
前記海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門とし、この第一・第二部門を構成する各処理機を、制御部を介して、連繋的に、制御可能とした構成の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムである。
請求項4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するに最適な、前処理工程をユニット化したシステムの制御部と、この制御部のコントロールの構造を提供することを意図する。
請求項4は、請求項1に記載の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムであって、
前記海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門とし、この第一・第二部門を構成する各処理機を、制御部を介して、連繋的に、制御可能とするとともに、各処理機の停止及び/又は始動を、前記制御部を介して、順次、制御可能とした構成の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムである。
請求項1の発明は、海苔製造における抄き機乾燥工程の前処理工程を、海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門を構成する各処理機を、上下段に配置可能とし、小スペース化を図る構成であって、
第一部門は、大粗異物除去機と、異物除去機と、ブラシ洗浄機、または混成機とを配備するとともに、生海苔処理用の第一処理装置を上段に、また海水槽の海水戻しタンクを下段に設置し、さらに、混成機に、第二部門の真水タンクの真水を供給し、混成機の排水を、海水戻しタンクに導く構成とし、
そして、大粗異物除去機と、洗浄機と、異物除去機、並びにブラシ洗浄機と、混成機と、海水槽に繋がる海水戻しタンクとは、各排水管を介して連通し、
また第一部門には、海水戻しタンクと、海水槽との間には、配管を設け、海水戻しタンクより排水された海水を、濾過及び/又は回収する濾過装置を設置し、
さらに第一部門に設けた、濾過装置で回収した処理済み海水を、第一部門に戻し、大粗異物除去機の洗浄と濃度調整に、また、異物除去機と、ブラシ洗浄機用の洗浄に再利用し、
第二部門は、熟成機及び/又は調合機を配備するとともに、生海苔処理用の第二処理装置を上段に、また真水タンクを下段に設置し、調合機の第一混合槽と第二混合槽を上下段に配備する構成の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムである。
従って、請求項1は、各工程の装置を平面的に設置すること、また各装置をバラバラに分解及び/又は搬送し、設置現場で組立しなければならないこと等の弊害を解消するために、これらの機器を、上下段に装置できること(階層型)、またこれらを組付け一体化し、工場のスペースの有効利用(設置効率を効率化)が図れること等の特徴がある。また請求項1の発明は、搬送組付けを容易にすること、又は自動化の促進と、海苔品質の向上が図れること等の実益がある。そして、請求項1は、海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門として区分、一体化することで、各機器の材質の選択が可能となり、軽量化、低コスト化、大量生産化等に道を拓き、実用性・有効性・利便性の確保が図れる。さらに請求項1は、各海苔機器を組付け、かつ一体化する構造であるので、既設及び/又は新設のものとの組合せにも、道を拓くことが可能となり、海苔機器・資材の有効利用と、低コスト化、廃材の発生の回避等に役立つこと等の特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムであって、
濾過装置を、遠心分離濾過機とし、遠心分離濾過機に設けた分離筒の内面に、略150〜略200メッシュのステンレス金網を繞設し、遠心分離濾過機において、異物を分離濾過し、濾過した海水を、循環再利用可能とした構成の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムである。
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するに最適な、遠心分離濾過機を提供できること等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムであって、
海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門とし、第一・第二部門を構成する各処理機を、制御部を介して、連繋的に、制御可能とした構成の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムである。
従って、請求項3は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するに最適な、前処理工程をユニット化したシステムの制御部の構造を提供できること等の特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1に記載の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムであって、
海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門とし、第一・第二部門を構成する各処理機を、制御部を介して、連繋的に、制御可能とするとともに、各処理機の停止及び/又は始動を、前記制御部を介して、順次、制御可能とした構成の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムである。
従って、請求項4は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するに最適な、前処理工程をユニット化したシステムの制御部と、この制御部のコントロールの構造を提供できること等の特徴を有する。
本発明の一例を説明する。
図面は、図1−1は海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門とを示した上段の平面模式図、図1−2は海水処理工程を主体とした第一部門を示した下段の平面模式図、図1−3は熟成機と真水処理工程を集合した他の第二部門を示した上段の平面模式図、図1−4は異物除去機とブラシ洗浄機とを示した上段の平面模式図、図2−1は海水処理工程を主体とした第一部門の側面模式図、図2−2は真水処理工程を集合した他の第二部門の側面模式図、図3は海水処理工程を主体とした第一部門の制御過程を示した工程図、図4は海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門を制御する自動化した工程図を示している。
この図1−1〜図2−2において、海水処理工程を集合した個別のテーブル、又は一体のテーブルに設置した第一部門Aと、真水処理工程を集合した個別のテーブル、又は一体のテーブルに設置した第二部門Bとを示しており、1は大粗異物除去機で、この大粗異物除去機1の主要構成は、生海苔供給管及び/又は異物排出管と、回転板、並びに分離隙間等を備えている。2は洗浄機で、この洗浄機2の主要構成は、パンチング壁と、このパンチング壁に臨む生海苔供給管及び/又は排水管と、モータを備えた撹拌翼2000(以下、撹拌翼とする)、並びに分離隙間と、水位センサー(以下、省略)等を備えている。3は異物除去機で、この異物除去機3の主要構成は、混合液槽に臨んだ生海苔供給管及び/又は異物排出管と、回転板、下段の撹拌翼を備えた良品タンク3000、及び後述する海水槽10(海水タンク)、並びに分離隙間等を備えている。4はブラシ洗浄機(小ごみ洗浄機)で、この上段のブラシ洗浄機4は、処理済生海苔供給口及び/又は排水口と、ブラシ、並びに分離隙間等を備えている。図中5は混成機で、この混成機5の主要構成は、生海苔供給管及び/又は異物排出管と、ミンチ、下段の真水タンク50、並びに撹拌翼51と、必要によりミンチ52等を備えている。そして、この大粗異物除去機1と、洗浄機2と、異物除去機3、並びにブラシ洗浄機4と、混成機5と、海水戻しタンク7等とは、各排水管8bを介して連通されている。図中9は生海苔供給管で、この生海苔供給管9は、例えば、大粗異物除去機1と異物除去機3間等を連通する生海苔供給管を示している。また10は海水槽を示している。尚、海水戻しタンク7は原則として、前記大粗異物除去機1と、洗浄機2と、異物除去機3、並びにブラシ洗浄機4と、混成機5の下方に設置し、落差で海水を集めるものであり、所謂、二階方式とする。図中100は撹拌翼、101は次工程への排水口を示す。
11は遠心分離濾過機(濾過機、濾過装置)用のポンプ、12は濾過機を示す。そして、この濾過機12に設けた分離筒の内面に、略150〜略200メッシュのステンレス金網を繞設することで、この濾過機12において、異物を分離濾過する。そして、この濾過した海水を、海水槽10(濾過タンク)にポンプで送り、循環再利用することで、前述した特徴を発揮できる。
尚、前記大粗異物除去機1のパンチング壁1000のパンチング穴(図示せず)を、略Ф1〜略Ф3とすることで、異物の除去率、作業の能率の向上等を達成し、かつ前述した特徴を発揮できる。
そして、図1−3に示した、例えば、前記第一部門Aと、他の第二部門B’との間に、生海苔を柔らかくする熟成機15を設ける。この熟成機15の主要構成は、生海苔供給管及び/又は異物排出管と、撹拌翼150、並びにポンプ151と、水位センサー152等を備えている。図中16は供給管8aと、排水管8bを備えた上段の脱水機を示す。
20は調合機で、この調合機20の主要構成は、生海苔供給管及び/又は異物排出管と、撹拌翼200及び/又は押込み部201と、調合枡202、並びに第一混合槽203aと、第二混合槽203b等を備えている。そして、この調合機20で生海苔の濃度の調整を行い、この濃度調整を正確に行うために、第一混合槽203aと、第二混合槽203bを二段に配置し、フロートバルブ204を介して、例えば、ポンプを使用せず、落下方式で送る構造であり、今までにない、簡易かつ省資源、合理的な調合手段である。この調合を介して、乾海苔の厚みの均一化と、量産化、又は良質の乾海苔の製造等に役立てる。
図中30は制御盤で、この制御盤30を介して、前述した大粗異物除去機1と、洗浄機2と、異物除去機3、並びにブラシ洗浄機4と、混成機5と、また熟成機15、並びに調合機20等の停止及び/又は始動制御の信号と、安全性の確保(非常信号の指令)、並びに制御部の自動化、省人化、簡略化等を図る。尚、図中300は分離した制御盤を示すが、必要により、個別制御も可能とする。
そして、以上で説明した、第一部門Aのグループ分け及び/又は機器は一例であり、必要と、要望、或は更なる効率化等を考慮し、他のグループ分け及び/又は機器も、採用可能である。また機器の上下段への配置及び/又はその順序等は一例であり、機器の種類、能力、又は当業者の慣習、スペース、工場のレイアウト等を考慮し、適宜変更される。そして、また、本発明の特徴とする処は、異物除去機3、ブラシ洗浄機4と、良品タンク3000及び/又は海水戻しタンク7を二階方式とし、省スペース化、かつ配管・配線等の簡略化、落下方式を採用した実益が、主たる特徴である(他の構造でも同じ)。
図3に示した、本発明の第一部門Aの動作及び/又は制御の好ましい一例を説明すると、原藻を、図示しない撹拌タンクに収容する(ST−1)。この原藻を配管で大粗異物除去機1に送る(ST−2)。そして、この大粗異物除去機1で処理された原藻(生海苔)は、配管で洗浄機2に送られる(ST−3)。尚、この洗浄機2には配管で海水が供給される(ST−3a)。その排水(海水)は、再利用のために、排水管8bで海水戻しタンク7に送られる(ST−3b)。この洗浄機2で処理された生海苔は、配管で、上段の異物除去機3に送られる(ST−4)。尚、この異物除去機3には配管で海水が供給される(ST−4a)。その排水は、再利用のために、排水管8bで海水戻しタンク7に集合され、ポンプ11により濾過機12に送られる(ST−4b)。続いて、この異物除去機3で異物処理された生海苔は、配管で、上段のブラシ洗浄機4に送られる(ST−5)。尚、このブラシ洗浄機4には配管で海水が供給される(ST−5a)。その排水は、再利用のために、排水管8bで海水戻しタンク7に送られる(ST−5b)。そして、最終段階として、このブラシ洗浄機4で洗浄処理された生海苔は、配管で混成機5に送られる(ST−6)。尚、この混成機5には配管で真水が供給される(ST−6a)。その排水は、再利用のために、排水管8bで海水戻しタンク7に送られる(ST−6b)。
尚、前記排水管8bで海水戻しタンク7に送られた海水は、ポンプ11及び/又は配管を介して濾過機12に送られる(ST−7)、(ST−8)。そして、この濾過機12で濾過された海水は、下段の海水槽10に貯留され、海水供給ポンプ121を介してリターンされる(ST−9)〜(ST−11)。そして、前記海水供給ルートに至る(ST−3a)。
図4に示した、本発明の第一部門Aと、第二部門Bの動作及び/又は制御の好ましい一例を説明すると、原藻を、図示しない撹拌タンクに収容する(ST−20)。この原藻を配管で大粗異物除去機1に送る(ST−21)。また、この大粗異物除去機1で原藻(生海苔)の処理が始まり、制御盤30よりの指令でセンサーがON(ST−21a)となり、スタートする、(ST−21b)。そして、各工程において、処理が終了した段階で、終了センサー(レベルセンサー、電流センサー等のセンサー)を利用し、自動的に終了するか、必要により洗浄をする。従って、従来の目視による手間と、誤操作を回避する(しかし、場合により、目視操作が要望されるときは、それを採用する)(ST−21c)。尚、緊急時は、異常警報の利用と、駆動源の停止等を図り、機械の保守管理と、生海苔及び/又は海水等の資源有効利用と、廃材の発生を回避する。そして、各例とも、このセンサーのON及び/又はOFF(ST−21a)は、同じであり、符号のみ示す。その後、洗浄機2に送られる(ST−22)。この処理後に、自動的に、洗浄終了停止する(ST−22c)。また異物除去機3に送られる(ST−23)。自動的に、分離除去終了停止する(ST−23c)。続いて、ブラシ洗浄機4に送られる(ST−24)。この処理後に、自動的に、終了停止する(ST−24c)。このブラシ洗浄機4の処理済海水は、下段の海水槽10に貯留される(ST−24−1)。そして、最終段階として、このブラシ洗浄機4で洗浄処理された生海苔は、良品タンク3000を介して、混成機5に送られる(ST−25)。この処理後に、自動的に、終了停止する(ST−25c)。尚、ブラシ洗浄機4で洗浄処理された海水は、排水管8bで海水戻しタンク7に送られる。そして、他の例の如く、洗浄済の生海苔は、熟成機15に送られて、熟成処理(揉み処理)される(ST−26)。この処理後に、自動的に、終了停止する(ST−26c)。この熟成処理された生海苔は、調合機20に送られて、真水と濃度調合される(ST−27)。この処理後に、自動的に、終了停止する(ST−27c)。さらにこの濃度調合処理された生海苔混合液は、第一混合槽203aにおいて、精緻で、最終的な濃度調整がされる(ST−28)。また制御盤30よりの指令で全ての機器の稼動が停止する(ST−28b)。この処理後に、自動的に、終了停止する(ST−28c)。この第一混合槽23aで、濃度調整が済んだ生海苔混合液は、第二混合槽203bで、さらに濃度調整が行われ、次工程の海苔抄き機:海苔乾燥機(図示せず)に送られる(ST−29)。尚、各機器には、個別及び/又はグループ分けで、安全装置が具備されており、故障の際には、各機器の個別及び/又はグループ分けに基づいて、原藻、生海苔等の原料の搬送及び/又は供給と、海水、真水等の処理材料、電力、又は各機器の停止と、警報が発信される構造である。これにより、安全性と、経済性、作業の効率化、職場環境の効率化等が図れる。尚、前述した各工程の終了後の洗浄は、従来の慣習と、海水を個別に利用し、効率化を図ること等よりして、各工程での洗浄を基本とするが、工程を一括し、総合的に洗浄処理することもあり得る。
図1−1は海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門とを示した上段の平面模式図 図1−2は海水処理工程を主体とした第一部門を示した下段の平面模式図 図1−3は熟成機と真水処理工程を集合した他の第二部門を示した上段の平面模式図 図1−4は異物除去機とブラシ洗浄機とを示した上段の平面模式図 図2−1は海水処理工程を主体とした第一部門の側面模式図 図2−2は真水処理工程を集合した他の第二部門の側面模式図 図3は海水処理工程を主体とした第一部門の制御過程を示した工程図 図4は海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門を制御する自動化した工程図
1 大粗異物除去機
1000 パンチング壁
2 洗浄機
2000 撹拌翼
3 異物除去機
3000 良品タンク
4 ブラシ洗浄機
5 混成機
50 真水タンク
51 撹拌翼
52 ミンチ
7 海水戻しタンク
8a 供給管
8b 排水管
9 生海苔供給管
10 海水槽
100 撹拌翼
101 排水口
11 ポンプ
12 濾過機
121 海水供給ポンプ
15 熟成機
150 撹拌翼
151 ポンプ
152 水位センサー
16 脱水機
20 調合機
200 撹拌翼
201 押込み部
202 調合枡
203a 第一混合槽
203b 第二混合槽
204 フロートバルブ
30 制御盤
300 制御盤
A 第一部門
B 第二部門
B’ 他の第二部門

Claims (4)

  1. 海苔製造における抄き機乾燥工程の前処理工程を、海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門を構成する各処理機を、上下段に配置可能とし、小スペース化を図る構成であって、
    この第一部門は、大粗異物除去機と、異物除去機と、ブラシ洗浄機、または混成機とを配備するとともに、生海苔処理用の第一処理装置を上段に、また海水槽の海水戻しタンクを下段に設置し、さらに、前記混成機に、前記第二部門の真水タンクの真水を供給し、
    そして、前記大粗異物除去機と、洗浄機と、異物除去機、並びにブラシ洗浄機と、混成機と、前記海水槽に繋がる前記海水戻しタンクとは、各排水管を介して連通し、この混成機の排水を、この海水戻しタンクに導く構成とし、
    またこの第一部門には、この海水戻しタンクと、この海水槽との間には、配管を設け、この海水戻しタンクより排水された海水を、濾過及び/又は回収する濾過装置を設置し、
    さらにこの第一部門に設けた、前記濾過装置で回収した処理済み海水を、前記第一部門に戻し、前記大粗異物除去機の洗浄と濃度調整に、また、前記異物除去機と、前記ブラシ洗浄機用の洗浄に再利用し、
    前記第二部門は、熟成機及び/又は調合機を配備するとともに、生海苔処理用の第二処理装置を上段に、また前記真水タンクを下段に設置し、前記調合機の第一混合槽と第二混合槽を上下段に配備する構成の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステム。
  2. 請求項1に記載の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムであって、
    この濾過装置を、遠心分離濾過機とし、この遠心分離濾過機に設けた分離筒の内面に、略150〜略200メッシュのステンレス金網を繞設し、当該遠心分離濾過機において、異物を分離濾過し、この濾過した海水を、循環再利用可能とした構成の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステム。
  3. 請求項1に記載の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムであって、
    前記海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門とし、この第一・第二部門を構成する各処理機を、制御部を介して、連繋的に、制御可能とした構成の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステム。
  4. 請求項1に記載の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステムであって、
    前記海水処理工程を主体とした第一部門と、真水処理工程を主体とした第二部門とし、この第一・第二部門を構成する各処理機を、制御部を介して、連繋的に、制御可能とするとともに、各処理機の停止及び/又は始動を、前記制御部を介して、順次、制御可能とした構成の海苔製造における前処理工程をユニット化したシステム。
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