JP4953779B2 - 磨き器 - Google Patents

磨き器 Download PDF

Info

Publication number
JP4953779B2
JP4953779B2 JP2006308313A JP2006308313A JP4953779B2 JP 4953779 B2 JP4953779 B2 JP 4953779B2 JP 2006308313 A JP2006308313 A JP 2006308313A JP 2006308313 A JP2006308313 A JP 2006308313A JP 4953779 B2 JP4953779 B2 JP 4953779B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
attached
tip
polishing
mounting portion
polisher
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006308313A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008125294A (ja
Inventor
弘士 山須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2006308313A priority Critical patent/JP4953779B2/ja
Publication of JP2008125294A publication Critical patent/JP2008125294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4953779B2 publication Critical patent/JP4953779B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Description

本発明は、磨き器に関し、詳しくは、遠隔位置の対象物を簡易に磨くことを実現するものに関する。
従来、断線した電線を接続などする場合には、その電線の被覆を剥がすとともに、その電線の心線を磨いた後に、その心線に接続スリーブを外装させて圧縮接続することにより導通接続する作業を行っている。
この電線が電柱に架線などされている場合には、遠隔位置にある状態で作業する必要があり、また、停電させることができない場合には、絶縁操作棒などにより作業をする必要がある。
この種の絶縁操作棒による電線の接続作業用の道具としては、電線を一端側開口から差し込むことにより、その電線の被覆剥がしやその心線磨きを同時に行い得るように工夫されている電線の皮剥ぎ磨き装置がある(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平8−163730号公報 特開平10−14046号公報 特開平11−332048号公報
このような従来の電線の皮剥ぎ磨き装置にあっては、電線の差込口が円筒形状に開口しており、電力線などのように硬質の材料の場合には曲がった状態になることが少なく、その差込口から差し込んでその電線の被覆剥がしやその心線磨きを問題なく行うことができる。
しかしながら、その電力線に接続する引下げ線などのように曲がり易い電線の場合には、皮剥ぎ磨き装置の差込口に問題なく差し込むことができない程度に曲がっているときもある。
このような場合には、電線の被覆をカッターやニッパなどにより切断して剥がした後に、図9に示すような電線ブラシ201を絶縁操作棒202の先端に取り付けることにより、ヤットコ203により把持する電線Dの心線dを磨く作業を行う必要がある。
しかるに、この電線ブラシ201は、電線Dの心線dの周面を側方から押し当てつつ摺接させて磨くことから、図10(a)に示すように、その電線Dの心線dが曲がってしまって接続スリーブ内に差し込む(電線Dの心線dに外装させる)ことできなくなってしまう可能性がある。その電線Dの心線dが曲がってしまった場合には、図10(b)に示すように、真直になるように修正する作業が必要になって、電線Dの接続作業を効率よく進めることができない。
また、このような電線Dの心線dに限らずに、遠隔位置の対象物を、例えば、板状部材や小片電極などを変形させることなく、磨く作業の伴う各種作業を行う必要がある場合もある。
そこで、本発明は、遠隔作業道具を利用可能にすることにより、遠隔位置の対象物を変形させることなく、磨くことができるようにして、特に、電線の心線を変形させることなく磨くことができるようにして、電線の接続作業などを容易化することのできる磨き器を提供することを目的とする。
上記課題を解決する磨き器の第1の発明は、一対の回動部材が回動軸を中心に相対的に回動して先端部が接離することにより目的物を挟むように把持する把持部、該把持部の回動部材を回動させるように操作する操作部、および、該操作部から離隔する位置に把持部を連結して当該操作部に加えられる操作力を把持部に伝達する伝達部を具備する、遠隔作業道具の回動部材の先端部にそれぞれ装着する2つ一組の装着具からなる磨き器であって、装着具は、遠隔作業道具の回動部材の先端部に着脱可能に取り付ける取付部と、回動部材の先端部に取り付けられて接離可能な取付部の対向面に設けられている磨き部材と、を有することを特徴とするものである。
この発明では、遠隔作業道具が、作業対象から離隔する遠隔位置の操作部から伝達部を介して操作力を伝達することにより把持部の回動部材を相対回動させてその対象物を挟むように先端部を接近させることができ、その先端部のそれぞれに装着具の取付部を取り付けて装着するだけで、その先端部(取付部)の対向面の磨き部材により対象物を挟むように圧接させることができる。したがって、遠隔作業道具を利用することにより、対象物に一方向から力を加えて曲げてしまうことなく、その対象物を挟む状態で磨き部材を摺接させて磨くことができる。
上記課題を解決する磨き器の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記装着具の磨き部材は、互いの取付部の対向面に線材が密に植えられているブラシにより構成されていることを特徴とするものである。
この発明では、遠隔作業道具の先端に取り付けた取付部の対向面のブラシ(磨き部材)により対象物を挟んで磨くことができる。したがって、対象物の表面に残留するカスなどをブラシの線材により効果的に剥ぎ取って磨くことができる。
上記課題を解決する磨き器の第3の発明は、上記第2の発明の特定事項に加え、前記装着具の磨き部材の線材は、「く」の字に屈折しており、該線材の「く」の字の屈折方向が反対向きになるように互いの取付部の対向面に植えられていることを特徴とするものである。
この発明では、遠隔作業道具の先端に取り付けた取付部の対向面に「く」の字に屈折する線材が植えられたブラシ(磨き部材)により対象物を挟んで磨くことができる。したがって、そのブラシの「く」の字に屈折する線材が倒れたままになってしまうことなく復帰することができるとともに、その「く」の字が反対向きに設定されていることにより互いに圧接するとしても同じ向きに倒れることなく噛み合って相手を倒してしまうことが少なく、そのブラシの線材の先端により対象物の磨き面に残留するカスなどを効果的に引っ掛けて剥ぎ取ることができる。
上記課題を解決する磨き器の第4の発明は、上記第1から第3のいずれかの発明の特定事項に加え、前記装着具の取付部は、磨き部材との間に、該磨き部材を傾斜可能にする弾性部材が介装されていることを特徴とするものである。
この発明では、遠隔作業道具の先端に取り付けられている取付部の磨き部材により対象物を挟む際に、その対象物の表面に平行な状態で対面するように磨き部材が弾性部材の弾性力により傾斜することができる。したがって、対象物の表面に磨き部材を均等な圧力で摺接させることができ、対象物の表面全体を磨き部材の全面により効果的に磨くことができる。
上記課題を解決する磨き器の第5の発明は、上記第1から第4のいずれかの発明の特定事項に加え、前記装着具の磨き部材は、取付部を取り付ける回動部材の先端部よりも該回動部材の回動軸側に延在しており、該磨き部材を固定する部材の延在端部には、互いに接近する際に当接して当該磨き部材の回動を開始させる回動支点が設けられていることを特徴とするものである。
この発明では、遠隔作業道具の先端に取り付けられている取付部の磨き部材により対象物を挟む際に、その磨き部材の手前側(遠隔作業道具の回動部材の回動軸側)の延長端部の回動支点同士が当接することにより、磨き部材が互いに平行な状態で対面するようにその回動支点を中心にして回動する。したがって、対象物が薄物や線材である場合に、磨き部材の全面を対面させた状態にして均等な圧力で摺接させることができ、対象物を磨き部材の全面により効果的に磨くことができる。
このように本発明によれば、遠隔作業道具の把持部の回動部材先端に装着具を取り付けることにより、その先端部の磨き部材により対象物を挟んで圧接させることができ、対象物に一方向から力を加えて曲げてしまうことなく、その対象物を挟む状態で磨き部材を摺接させて磨くことができる。したがって、例えば、電線の心線の場合には、その心線を挟む状態の磨き部材を周囲で回転させることにより変形させることなく摺接させて磨くことができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6は本発明に係る磨き器の第1実施形態を示す図である。
図1および図2において、磨き器10、20は、図4に示すヤットコ(遠隔作業道具)100の先端側に位置する把持部110に取付可能な構造に設計されており、そのヤットコ100に取り付けた状態で遠隔位置の対象物を磨く作業を行い得るようにすることができる。
まず、ヤットコ100は、図4に示すように、各種の部品や材料などの目的物を掴む把持部110と、この把持部110の操作(力)を入力する操作部120と、これら把持部110および操作部120を離隔させる位置に支持棒131により連結するとともにその操作部120に入力された作業者による操作を伝達棒132により把持部110に伝達する支持伝達部130と、を備えており、このヤットコ100は、概略全体をプラスチックやゴム材料などの絶縁材料で作製されて絶縁性が確保されている。
把持部110は、円弧形状に形成されて支持伝達部130の支持棒131の一端側に固設された不動部材111と、同様に円弧形状に形成されて支持伝達部130の伝達棒132の一端側に連結されるとともに不動部材111(支持棒131)側に配設された回動軸113を中心に回動自在に軸支されている可動部材112と、により構成されている。この把持部110は、不動部材111および可動部材112が回動軸113を中心に相対的に回動して互いの先端部111a、112aを接離させることにより回動軸113との間に画成される空間内やその先端部111a、112aの間に目的物を把持して掴むことができるように構築されている。すなわち、ヤットコ100の把持部110の不動部材111および可動部材112が相対回動する回動部材を構成している。
操作部120は、支持伝達部130の支持棒131の他端側に取り付ける取付具121と、この取付具121に配設された回動軸121aに一端側が回動自在に軸支されているレバーハンドル122と、このレバーハンドル122と同軸となるように取付具121の回動軸121aに一端側が回動自在に軸支されているとともに他端側が回動軸123aを介して相対回動可能に支持伝達部130の伝達棒132に連結されている連結レバー123と、この連結レバー123を介してレバーハンドル122の回動を支持伝達部130の伝達棒132に伝達するとともにその伝達棒132を図4の上方に(不動部材111および可動部材112の先端部111a、112a同士を離隔させる方向に)付勢するように取付具121の回動軸121aに配設されている不図示のバネ材料と、により構成されている。
これにより、ヤットコ100は、作業者が支持伝達部130の支持棒131を掴んで支持しつつ、操作部120のレバーハンドル122をその支持棒131に接近させる方向に回動させると、その支持伝達部130の伝達棒132が図4の下方に引かれて把持部110の可動部材112が不動部材111に接近する方向に向かって回動されることにより先端部111a、112a同士を接近させることができ、目的物を把持して掴むことができる。一方、このヤットコ100は、レバーハンドル122が放されて伝達棒132を介する操作力から解放されると、前記バネ材料の弾性力により伝達棒132が図4上方に押されて可動部材112が不動部材111から離隔する方向に向かって回動されることにより先端部111a、112a同士を離隔させた自然状態に戻る。
ここで、支持伝達部130の伝達棒132には、連結レバー123との連結部の近傍にスプリング133が介装されており、レバーハンドル122を回動させて伝達棒132を引くことにより可動部材112と不動部材111を接近させて目的物を把持する際には、その操作力に応じてスプリング133が弾性伸長することにより信頼性高く目的物を把持して掴む状態を維持することができ、後述する磨き器10、20のブラシ43の圧接力を調整することができる。また、このヤットコ100は、把持部110側からの水分を滴下させる傘カバー134と、作業対象の電線などからの絶縁性を考慮して安全に作業を行い得る限界位置を示す傘カバー135とが支持伝達部130の支持棒131および伝達棒132に設けられている。
そして、図1および図2に戻って、磨き器10、20は、ヤットコ100の把持部110の不動部材111および可動部材112の先端部111a、112aに取り付けて装着する取付部30を備えており、ヤットコ100の把持部110が不動部材111と可動部材112を相対回動させることによりその先端部111a、112aの内側に位置する取付部30の底面側を互いに接離させることができる。すなわち、磨き器10、20は、ヤットコ100の把持部110の不動部材111および可動部材112の先端部111a、112aに取り付けて装着する装着具として作製されて、磨き器として機能するように設計されている。ここで、ヤットコ100の把持部110の不動部材111および可動部材112の先端部111a、112aという文言を繰り返すのは、冗長すぎることから、以下では、ヤットコ100の先端部111a、112aなどと略す場合もある。
この取付部30は、図3に詳細な構造を示すように、ヤットコ100の先端部111a、112aを差し込んで覆う箱型筐体部32と、この箱型筐体部32をその先端部111a、112aに着脱可能に固定して取り付け状態を維持する着脱部33と、により構成されている。
箱型筐体部32は、ヤットコ100の先端部111a、112aを差し込んで内装状態にするように開口する差込口35が形成されているとともに、その差込口35の上面側(図3(a)の上方)にはその先端部111a、112aの両側面に形成されている不図示のリブを収装するスリット36が形成されており、そのスリット36の間に着脱部33が配設されている。
着脱部33は、箱型筐体部32の上面に一体形成された円柱形状内を上下方向に貫通する貫通孔37が穿孔されており、この貫通孔37内に、箱型筐体部32の内部に先端38aを突出させる係合ピン38と、この係合ピン38および貫通孔37内面に両端部をそれぞれ固設されてその係合ピン38の先端38aを箱型筐体部32内に突出させるように付勢するスプリング39と、が収装されている。
これにより、取付部30は、着脱部33の係合ピン38が後端側の大径部38bを摘まむなどされてスプリング39の弾性力に抗して引き上げられることにより、ヤットコ100の先端部111a、112aを箱型筐体部32の差込口35から差し込むことができ、その係合ピン38の大径部38bを離したときには、係合ピン38の先端38aをヤットコ100の先端部111a、112aの外面に形成されている不図示の窪みに進入(係合)させることにより、箱型筐体部32内から離脱してしまうことを制限して固定することができる。
また、着脱部33は、係合ピン38の軸部側面に係止ピン38cが立設される一方、貫通孔37には、その係止ピン38cを上下方向に移動可能に収装するスリット37aが形成されている。
これにより、この取付部30は、係合ピン38が大径部38bを摘ままれてスリット37aから係止ピン38cが外れるほど引き上げられた後に回転されることにより、その係止ピン38cを着脱部33(円柱形状)の上面(スリット37aの脇)に係止させることができ、作業者が手を離しても箱型筐体部32内にその先端38aが突出しない状態に保持することができる。この状態で、ヤットコ100の先端部111a、112aを箱型筐体部32の差込口35から容易に差し込むことができ、この後にその大径部38bを逆方向に回転させて係合ピン38の係止ピン38cをスリット37a内に進入させることによりその係合ピン38の先端38aをヤットコ100の先端部111a、112aの外面の窪みに係合させて固定することができる。
そして、再度、図1および図2に戻って、磨き器10、20は、取付部30の箱型筐体部32の底面部42が差込口35の差込方向とは逆の反対方向に延長されており、ヤットコ100の先端部111a、112aの内側に位置することにより互いに接離するその底面部42の対向面42aにはブラシ43が固設されている。
このブラシ43は、「く」の字に屈折するワイヤー(線材)44a、44bが密に植えられることにより作製されており、磨き器10のワイヤー44aはその「く」の字の凸側が前方に揃うように、また、磨き器20のワイヤー44bはその「く」の字の凹側が前方に揃うように植えられていて、それぞれのワイヤー44a、44bの屈折方向が反対向きになるように設定されている。
これにより、磨き器10、20は、図5に示すように、ヤットコ100の先端部111a、112aに取付部30により取付・装着された状態では、そのヤットコ100の把持部110で対象物を掴むように操作することにより、その取付部30の底面部42側で対向するブラシ43を接近させることができ、磨きたい対象物をそのブラシ43間で掴むように圧接させることができる。
このため、ヤットコ100の先端部111a、112aに装着した磨き器10、20では、例えば、図6に示すように、電線Dの心線dをそのブラシ43間で掴むように圧接させつつ回転させたり引いたりすることができ、図10(a)に示すように、その電線Dの心線dに一方向から力を加えて変形させてしまうことなく、図10(b)に示すように、真直な状態のままの心線dの表面にブラシ43のワイヤー44a、44bの先端などを摺接させて磨くことができる。また、反対に、この磨き器10、20では、ブラシ43間で掴むように摺接させて磨くことができるので、図10(a)に示すように、曲がっている電線Dの心線dでも磨くことができる。
このとき、磨き器10、20のブラシ43は、ワイヤー44a、44bが電線Dの心線dの表面に突き当たるように摺接することから、その心線dの表面に残留する電線Dの被覆材が残っていたとしても剥ぎ取るようにして磨くことができ、また、その表面の酸化膜が形成されていたとしても効果的に磨くことができる。さらに、この磨き器10、20のブラシ43は、ワイヤー44a、44bが反対向きの「く」の字に屈折することにより、互いに接近する際には、相手を押し曲げてしまうことなく(倒してしまうことなく)噛み合うように組み合うことができ、その間で電線Dの心線dを挟み込んでワイヤー44a、44bの先端などを突き当てるようにして摺接してその心線dの表面を効果的に磨くことができる。
さらに、この磨き器10、20は、取付部30の底面部42の延長部42b端部に、互いに対向してヤットコ100の先端部111a、112aの回動方向に対して直交する方向に並列する一対の突起45が設けられており、この突起45は、ヤットコ100を把持部110で対象物を掴むように操作して、取付部30の底面部42側で対向するブラシ43を接近させる際に、互いに頭部同士を当接させて回動支点として機能するように設計されている。
これにより、磨き器10、20は、ヤットコ100の先端部111a、112aに多少の緩みがあることを利用して、対向する取付部30の底面部42側のブラシ43が接近するときに突起45の頭部同士が突き当たることにより、そのブラシ43が互いに平行の姿勢になるように回動してブラシ43の全面で電線Dの心線dなどの磨きたい対象物を掴むように圧接させることができ、効果的にその表面を磨くことができる。
このように本実施形態においては、ヤットコ100の先端部111a、112aに磨き器10、20を取り付けて装着するだけで、その磨き器10、20の底面部42側のブラシ43を両側から接近させて磨きたい対象物を掴むように挟んで磨くことができる。したがって、例えば、電線Dの心線dなどを磨き器10、20のブラシ43で挟むようにして圧接させつつ回転などさせることにより、曲げてしまうことなく、その心線dの表面を効果的に磨くことができ、接続スリーブなどによる電線Dの接続作業などを容易化することができる。
次に、図7および図8は本発明に係る磨き器の第2実施形態を示す図である。ここで、本実施形態は、上述実施形態と略同様に構成されていることから、同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する。
図7および図8において、磨き器50、60は、上述実施形態の磨き器10、20と同様に、図4に示すヤットコ100の先端部111a、112aに取付部30を取り付けることにより装着することができるようになっており、「く」の字に反対向きに屈折するワイヤー44a、44bが密に植えられているブラシ43は、板部材72にそのワイヤー44a、44bが植えられて、それぞれの取付部30の箱型筐体部32の底面部42に配設されている。
この板部材72は、取付部30の底面部42に複数のスプリング73を介して固設されており、このスプリング73は、取付部30の底面部42に板部材72を均一の弾性力で支持するように全面に均等に配置されている。
これにより、磨き器50、60は、ブラシ43が磨きたい対象物に圧接すると、その圧接力に応じて取付部30の底面部42に対して板部材72がスプリング73の弾性力により傾斜することができ、上述実施形態の磨き器10、20のように、底面部42に突起45を設けることなく、電線Dの心線dなどの対象物の全面にブラシ43のワイヤー44a、44bを摺接させて磨くことができる。
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果を同様に得ることができ、これに加えて、取付部30の底面部42の全面に均等配置したスプリング73の弾性力により板部材72のブラシ43を自由に傾斜させることができる。したがって、磨きたい対象物の形状に応じてブラシ43を傾斜させることができ、そのワイヤー44a、44bをより均等に電線Dの心線dなどの対象物に摺接させて効果的に磨くことができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。例えば、上述実施形態では、ブラシの磨き部材を備える場合を一例に説明するが、これに限るものではなく、サンドペーパや金タワシなどを備えさせてもよいことは言うまでもない。
本発明に係る磨き器の第1実施形態の一方の構成部品を示す図であり、(a)はその概略構成を示す側面図、(b)はその概略構成を示す底面図である。 その他方の構成部品を示す図であり、(a)はその概略構成を示す側面図、(b)はその概略構成を示す底面図である。 その取付部の要部構成を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はその縦断面図、(c)はその一部の横断面図である。 その磨き器を装着するヤットコの概略構成を示す平面図である。 そのヤットコへの取付状態を示す一部拡大平面図である。 その使用状態を示す一部拡大平面図である。 本発明に係る磨き器の第2実施形態の一方の構成部品を示す図であり、その概略構成を示す側面図である。 その他方の構成部品の概略構成を示す側面図である。 その従来技術を示す図であり、その使用状態を示す斜視図である。 その従来技術の課題を説明する図であり、(a)はその磨き対象物の正常時の状態を示す一部拡大平面図、(b)はその磨き対象物の変形されたときの状態を示す一部拡大平面図である。
符号の説明
10、20、50、60……磨き器 30……取付部 32……箱型筐体部 33……着脱部 35……差込口 36……スリット 38……係合ピン 39……スプリング 42……底面部 42a……対向面 42b……延長部 43……ブラシ 44a、44b……ワイヤー 45……突起 72……板部材 73……スプリング 100……ヤットコ 110……把持部 111……不動部材 111a、112a……先端部 112……可動部材 113……回動軸 120……操作部 122……レバーハンドル 130……支持伝達部 131……支持棒 132……伝達棒 D……電線 d……心線

Claims (3)

  1. 一対の回動部材が回動軸を中心に相対的に回動して先端部が接離することにより目的物を挟むように把持する把持部、該把持部の回動部材を回動させるように操作する操作部、および、該操作部から離隔する位置に把持部を連結して当該操作部に加えられる操作力を把持部に伝達する伝達部を具備する、遠隔作業道具の回動部材の先端部にそれぞれ装着する2つ一組の装着具からなる磨き器であって、
    装着具は、遠隔作業道具の回動部材の先端部に着脱可能に取り付ける取付部と、回動部材の先端部に取り付けられて接離可能な取付部の対向面に設けられている磨き部材と、を有しており、
    該磨き部材は、取付部の対向面上で「く」の字に屈折する線材が密に植えられたブラシにより構成されているとともに、当該線材は、遠隔作業道具の回動部材の先端部に取り付けたそれぞれの取付部の対向面上で「く」の字の屈折方向が反対向きになるように植えられていることを特徴とする磨き器。
  2. 前記装着具の取付部は、磨き部材との間に、当該取付部に対する該磨き部材の傾斜角度を変更自在にする弾性部材が介装されていることを特徴とする請求項1に記載の磨き器。
  3. 前記装着具の磨き部材は、取付部を取り付ける回動部材の先端部よりも該回動部材の回動軸側に延在しており、
    該磨き部材を固定する部材の延在端部には、互いに接近する際に当接して当該磨き部材の回動を開始させる回動支点が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の磨き器。
JP2006308313A 2006-11-14 2006-11-14 磨き器 Expired - Fee Related JP4953779B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006308313A JP4953779B2 (ja) 2006-11-14 2006-11-14 磨き器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006308313A JP4953779B2 (ja) 2006-11-14 2006-11-14 磨き器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008125294A JP2008125294A (ja) 2008-05-29
JP4953779B2 true JP4953779B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=39509478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006308313A Expired - Fee Related JP4953779B2 (ja) 2006-11-14 2006-11-14 磨き器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4953779B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107482561A (zh) * 2017-08-28 2017-12-15 西安聚投未来网络科技有限公司 一种电力维护用线路清理设备
KR102061341B1 (ko) * 2018-03-08 2019-12-31 박태철 스풀 흠집 제거장치

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5808588B2 (ja) * 2011-06-27 2015-11-10 中国電力株式会社 間接活線工法用仮圧縮工具
JP5475097B1 (ja) * 2012-12-14 2014-04-16 中国電力株式会社 電線クリップ
JP5461673B1 (ja) * 2012-12-14 2014-04-02 中国電力株式会社 電線クリップ
JP5792235B2 (ja) * 2013-07-25 2015-10-07 中国電力株式会社 架線磨き用先端工具
JP6519375B2 (ja) * 2015-07-23 2019-05-29 中国電力株式会社 電線表面の磨き工具、及び電線表面の研磨方法
CN105449578B (zh) * 2015-11-30 2018-02-13 合保电气(芜湖)有限公司 导体清洁刷
CN105345636B (zh) * 2015-12-04 2017-07-18 广西大学 一种液压式高空导线除锈装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5593459U (ja) * 1978-12-22 1980-06-28
JPS61226257A (ja) * 1985-04-01 1986-10-08 Toshin Denki Kk 電線表面の研磨機
JPH0445372Y2 (ja) * 1988-02-13 1992-10-26
JPH066650Y2 (ja) * 1989-12-22 1994-02-16 株式会社三英社製作所 電線用ブラシ工具
JP2756229B2 (ja) * 1993-12-20 1998-05-25 九州電力株式会社 絶縁電線の被覆剥ぎ取り装置
JP4409801B2 (ja) * 2001-12-04 2010-02-03 株式会社永木精機 遠隔操作用ヤットコに用いるアダプタ
JP4301407B2 (ja) * 2004-03-26 2009-07-22 中国電力株式会社 線材・円筒状部材用自動走行ロボット
JP2005287116A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Chugoku Electric Power Co Inc:The 押込補助具
JP4693383B2 (ja) * 2004-09-10 2011-06-01 中国電力株式会社 連結アダプタおよびその使用方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107482561A (zh) * 2017-08-28 2017-12-15 西安聚投未来网络科技有限公司 一种电力维护用线路清理设备
CN107482561B (zh) * 2017-08-28 2019-07-16 国网甘肃省电力公司检修公司 一种电力维护用线路清理设备
KR102061341B1 (ko) * 2018-03-08 2019-12-31 박태철 스풀 흠집 제거장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008125294A (ja) 2008-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4953779B2 (ja) 磨き器
JP5552497B2 (ja) 光ファイバ研磨装置及び方法
CN102328294A (zh) 手持的液压致动工具
US8069521B2 (en) Hand-held electrical conductor cleaning apparatus
CN215688268U (zh) 超声手术刀
US7930831B2 (en) Scraper blade assembly structure
JP2009050704A (ja) 外科用の手術装置
JP2009261912A (ja) 外科手術装置
KR102235044B1 (ko) 간접 활선작업용 전동식 절연 회전 그립 올 클램프 스틱 및 이를 이용한 간접 활선공구의 조작과 회전 권취 인발식 특고압 배전선로 바인드선 제거 및 전선의 피막을 포함한 이물질 제거를 위한 간접 활선시공법
JP4953776B2 (ja) スリーブ圧縮装置および連結アダプタ
FR2946273A3 (fr) Outil electrique
JP4953777B2 (ja) スリーブ保持アダプタ
US20050066528A1 (en) Cable armor stripper
JP4953778B2 (ja) 電線被覆剥ぎ器
CN210961805U (zh) 省力装置及清洁工具
KR101117659B1 (ko) 핸드피스의 공구 척킹장치
KR100757385B1 (ko) 진공청소기 파워코드 정리장치
JP2012157121A (ja) 遠隔把持道具用先端具
CN220713955U (zh) 一种手指接口组件
CN220713954U (zh) 一种用于内窥镜手术器械的手动操作装置
CN220778377U (zh) 一种用于微创手术器械的执行末端
CN220358957U (zh) 一种球副制动机构
CN220358958U (zh) 一种能够使钢丝软轴自转和伸缩的驱动装置
JP5051413B2 (ja) 手動工具
KR100753548B1 (ko) 수동식 연마공구

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4953779

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees