JP4953747B2 - 電動ベッドの操作スイッチ部材 - Google Patents

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Description

本発明は、寝床部の背ボトムを揺動させる機能を有する電動ベッドの操作スイッチ部材に関する。
介護ベッドとして、少なくとも背ボトム及び足ボトムを備え、これらのボトム上にマットレスを設置し、背ボトムをアクチュエータにより起き上がらせたり水平状態に戻したりすることにより、マットレス上に仰臥したベッド使用者の上半身を起こしたり、寝かせたりする電動ベッドがある。
そして、ベッド使用者が、介護を必要とするものの、比較的その程度が軽く、ある程度、自力でベッドから立ち上がって歩行したり、自力でベッドから車椅子に移って車椅子で移動したりできる場合、又はそのようにできるように訓練した方が良い場合には、ベッド使用者が自分で電動ベッドを操作することが好ましい。即ち、ベッド使用者が自分で電動ベッドを操作し、背ボトムをアクチュエータにより起き上がらせて上半身を起こし、ベッドの端座に身体を動かしてベッドから降りたり、逆に、端座に座った後、ベッド使用者がベッド上の所定の位置に移動し、その後、背ボトムをアクチュエータにより下げて、ベッドを水平にすることによりマットレス上に仰臥したりすることが好ましい。
通常、電動ベッドは、手元スイッチという有線のリモートコントロールスイッチを操作することにより各ボトムを動作させる。図23(a)及び図23(b)は特許文献1に開示された電動ベッドを示す模式図である。特許文献1に開示された技術においては、ベッド使用者が電動ベッド上にいる状態で、電動ベッドのサイドレール上方に手を載せたときに親指で操作し易い箇所に背ボトム上下・足ボトム上下を操作する手元スイッチが設けられている。
USP US6185767B1「Control For A Bed」
しかしながら、上述の従来技術には以下のような問題点がある。特許文献1に開示された技術においては、手元スイッチを指で操作する必要があるため、ベッド使用者の手先の巧緻性が低下している場合、操作することが難しいという問題点がある。
そこで、本出願人は、電動ベッドの側面に把持可能な部材(操作棒)を固定し、この操作棒の把持部に背ボトム上下を操作する手元スイッチを設けた動作支援ベッドの発明を既に特許出願した(特願2005−231379号)。図24(a)及び図24(b)はこの動作支援ベッドの構造を示す模式図、図25は操作棒500を詳細に示す模式図である。
この動作支援ベッドは、ベッド使用者がベッド上に横たわっている状態から起きあがるときに、操作棒500に設けられた受付スイッチ504を押すと、受付スイッチ504に設けられたLEDが赤く発光する。この状態が、動作支援ベッドが背上げ動作を行える状態である。受付スイッチ504が押されるまでは、背上げスイッチ502の操作を行っても動作支援ベッドは動作しない(操作不可)。ベッド使用者が、受付スイッチ504を押した後に、把持部501を把持するか又は把持部501に手を掛け、手前側(使用者側)に引くことで、アクチュエータ502がオンする。そして、アクチュエータ502によって背ボトム503が立ち上がるように駆動される。ベッド使用者は上半身が起き上がった後、この操作棒500を支えとして、ベッドの端座位置まで自分の身体を動かす。
また、ベッド使用者がベッド上に横たわるときは、ベッド上の端座位置に座り、操作棒500に設けられた受付スイッチ504を2回押すと、受付スイッチ504に設けられたLEDが緑色に発光する。この状態が、動作支援ベッドが背下げ動作を行える状態である。ベッド使用者が、受付スイッチ504を2回押した後に、把持部501を把持するか又は把持部501に手を掛け、手前側(使用者側)に引くことで、アクチュエータ502がオンする。そして、アクチュエータ502によって背ボトム503が降下するように駆動され、水平状態になる。受付スイッチ504に設けられたLEDは、動作支援ベッドが背上げ動作を行える状態のときは赤、背下げ動作を行える状態のときは緑、操作不可であるときは無灯火とすることで、動作支援ベッドの状態を示すようになっている。
上述の動作支援ベッドは、従来技術に開示された技術のように手元スイッチを指で操作する必要はなく、手先の巧緻性が低下しているベッド使用者でも操作することが可能である。しかしながら、電動ベッドの操作を行う手元スイッチが設けられた操作棒が電動ベッド本体の側面に固定されているため、ベッド使用者がベッド上に横たわっている状態から起きあがるときに背上角度が大きくなると、背ボトムとベッド使用者が把持する部分との距離dが短くなり、腕が窮屈な状態(手詰まり)になり、ベッド使用者が痛みを感じ、これにより起き上がり支援に必要な角度まで背ボトムの揺動を行うことが困難になることがあるという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、ベッド使用者が把持部を把持した状態で電動ベッドの背ボトムの揺動を行ってもベッド使用者の身体を圧迫しない電動ベッドの操作スイッチ部材を提供することを目的とする。
本発明に係る電動ベッドの操作スイッチ部材は、複数本のリンク部材が水平軸により相互に連結されこのリンク部材を駆動することにより少なくとも1本の前記リンク部材に連結された背ボトムを前記水平軸に直交する面内で揺動させる電動ベッドの操作スイッチ部材において、操作スイッチが設けられベッド使用者が把持する把持部と、この把持部を前記背ボトムの動作と連動させて前記水平軸に直交する面内で移動させる駆動部とを有し、前記駆動部は、前記把持部の基準点が前記背ボトムの揺動に基づいて移動するときの基準軌跡を中心として、前記ベッド使用者が前記把持部を操作することにより前記背ボトムを起こして上半身を起こした後、前記把持部を支えにして端座位に移るか、又はベッドから起き上がる動作を行うことができ、前記把持部がベッド使用者の動作の妨げにならない位置の上限値による上限軌跡と、同じく前記位置の下限値による下限軌跡との間の領域に前記把持部が入るように、前記把持部を移動させ、前記把持部を押すか又は引くことによって前記背ボトムの揺動のON/OFFを行うことを特徴とする。
前記操作スイッチによって前記背ボトムの揺動方向を切り替えると共に前記背ボトムを揺動準備段階にすることが好ましい。
前記把持部は起立部によって支持され、前記起立部は前記電動ベッドに対し2個の固定点及び2個の自由点によって回転可能に連結された連結部を有し、前記駆動部から前記2個の自由点のうち1個の自由点を回転中心として前記連結部が回転するように動力を与えることによって前記領域に前記把持部が入るように、前記把持部を移動させることが好ましい。
また、前記把持部は起立部によって支持され、前記起立部は前記電動ベッドに対しX字リンク機構によって回転可能に連結された連結部を有し、前記駆動部から前記連結部が回転するように動力を与えることによって前記領域に前記把持部が入るように、前記把持部を移動させても良い。
また、前記把持部は起立部によって支持され、前記電動ベッドの側面に柵が設けられ、前記起立部を前記柵に固定することによって前記領域に前記把持部が入るように、前記把持部を移動させても良い。
本発明によれば、電動ベッドの操作スイッチ部材の把持部が、駆動部により、把持部の基準点が背ボトムの揺動に基づいて移動するときの基準軌跡を中心として、ベッド使用者が把持部を操作することにより背ボトムを起こして上半身を起こした後、把持部を支えにして端座位に移るか、又はベッドから起き上がる動作を行うことができ、把持部がベッド使用者の動作の妨げにならない位置の上限値による上限軌跡と、同じく前記位置の下限値による下限軌跡との間の領域に入るように移動するよう制御されることによって、ベッド使用者が把持部を把持した状態で電動ベッドの背ボトムの揺動を行ってもベッド使用者の身体を圧迫しない。
また、把持部を押すか又は引くことによって背ボトムを揺動させる電動ベッドの操作スイッチのON/OFFを行うことができるようにすることによって、手先の巧緻性が低下している使用者であっても操作が可能である。
また、把持部に電動ベッドの背ボトムの揺動方向を切り替えると共に背ボトムを揺動準備段階にするための受付スイッチを設ければ、誤った操作を行う可能性が低下し、安全性が向上する。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図示においては、電動ベッド及び電動ベッドの操作スイッチ部材の駆動を行うリンク機構等を説明するために、実際にはフレーム等の部品の背面に存在しているために見えない部分についても示している。図1(a)及び図1(b)は本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材10の外観を示す模式図、図2(a)乃至図2(c)は電動ベッド20を示す模式図、図3(a)及び図3(b)は電動ベッド20の背ボトム23をアクチュエータ40によって駆動する構成を示す模式図、図4は高齢者(60歳以上)の男女の肩の位置、前腕及び腕の長さと関節可動域から求めた電動ベッドの背ボトムを起こしたときに把持が行える範囲を示す模式図、図5は図4に示す把持位置にある把持部2を握った状態で電動ベッド20の背ボトム23を揺動させたときにその把持部2を握った位置が描く軌跡を示す模式図、図6は把持位置にある把持部2を握った状態で電動ベッド20の背ボトム23を揺動させたときにその把持部2を握った位置が描く軌跡の男女平均、上限軌跡及び下限軌跡を示す模式図、図7は本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材10を電動ベッド20に設置した状態を示す模式図、図8(a)及び図8(b)は操作スイッチ部材10を駆動する構成を示す模式図、図9(a)乃至図9(f)は背ボトム23の各背上げ角度における把持部2の位置を示す模式図、図10は電動ベッド20を駆動したときの把持部2の軌跡を示す模式図である。
本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材10は、図1(a)及び図1(b)に示すように、円筒形状を有する棒状の起立部1の上部にベッド使用者が把持するための把持部2が設けられ、この把持部2の先端面には操作スイッチとして受付スイッチ3が設けられている。また、起立部1の下部は図7に示すようにリンク部30に接続され、このリンク部30は、把持部2を移動させるための駆動部(図示せず)に接続されている。起立部1はベッド使用者が把持部2を把持し易く、また電動ベッド使用時にベッド使用者及び周囲の人等の動作等を妨げない形状を有していることが好ましい。
操作スイッチ部材10は電動ベッドの背ボトムを揺動させるアクチュエータと接続され、このアクチュエータの動作をON/OFFさせる機能を有している。
ベッド使用者は、電動ベッド上に横たわっている状態から起きあがるときは、先ず受け付けスイッチ3を押す。そうすると、受付スイッチ3に設けられたLEDが赤く発光する。この状態が、動作支援ベッドが背上げ動作を行える状態である。受付スイッチ3が押されるまでは、把持部2の操作を行っても動作支援ベッドは動作しない(操作不可)。ベッド使用者が、受付スイッチ3を押した後に、把持部2を把持するか又は把持部2に手を掛け、手前側(図1において矢印5で示す方向)に引くことで、アクチュエータの動作がONする。そして、アクチュエータによって背ボトムが立ち上がるように駆動される。
また、ベッド使用者がベッド上に横たわるときは、ベッド上の端座位置に座った状態で、先ず受け付けスイッチ3を2回押すと、受付スイッチ3に設けられたLEDが緑色に発光し、また、アクチュエータの動作方向が切り替えられる。この状態が、動作支援ベッドが背下げ動作を行える状態である。ベッド使用者が、受付スイッチ3を2回押した後に、把持部2を把持するか又は把持部2に手を掛け、ベッド使用者から遠ざかる側(図1において矢印4で示す方向)に押し出すことで、アクチュエータの動作がONする。そして、アクチュエータによって背ボトムが倒れるように駆動され、水平状態になる。受付スイッチ3に設けられたLEDは、動作支援ベッドが背上げ動作を行える状態のときは赤、背下げ動作を行える状態のときは緑、操作不可であるときは無灯火とすることで、動作支援ベッドの状態を示すようになっている。
上述のように構成されていることにより、本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材10は、手先の巧緻性が低下している使用者であっても操作が可能であり、また、ベッド使用者がベッド上に寝ている状態から起きあがるときには把持部2を手前側に引き、ベッド使用者がベッド上に横たわりたいときは把持部2を押し出すように操作するため、ベッド使用者の腕の動作方向と把持部の操作方向とが一致し、操作性が良い。
図2(a)乃至図2(c)に示すように、電動ベッド20は、ベッド長手方向に伸びる1対の縦バーと、この縦バーを相互に連結する少なくとも1対の横バーとからなるフレーム21に第1リンク22aの一端が固定され、この第1リンク22aの他端には第2リンク22bの一端が回転支点22cにより回転可能に連結されている。第2リンク22bは半円形状を有しており、この第2リンク22bの他方の端部にはベッドの背ボトム23の腰側の端部が回転支点22dにより回転可能に連結され、背ボトム23の上には背ボトム支持板24が載置されている。また、背ボトム23の裏面は凹状の溝を有している。
また、フレーム21の頭側の端部には第1ステイ25aが固定されており、この第1ステイ25aの一端には第2ステイ25bの一端が回転支点25cにより回転可能に連結され、第2ステイ25bの他端は背ボトム23の裏面の腰側の端部に回転支点25dにより回転可能に連結されている。回転支点25dは回転支点22dよりも背ボトム23の中央寄りに位置している。
また、フレーム21にはリンク26aの一端が回転支点26cにより回転可能に連結され、リンク26aにはリンク26bの一端が回転支点26dにより回転可能に連結されている。リンク26bの他端にはローラ26eが設けられており、このローラ26eは背ボトム23の裏面の溝に接している。
回転支点22c及び回転支点25cは位置が固定されて固定点になっており、回転支点22d及び回転支点25dは位置が固定されておらず、自由点になっている。また、回転支点26cも位置が固定されて固定点になっている。
また、フレーム21の足側にはリンク部27が設けられ、このリンク部27によって足ボトム28が回転可能に連結され、この足ボトム28の上に足ボトム支持板29が載置されている。
背ボトム23が水平になっている状態で、図3(a)及び(b)に示すようにアクチュエータ40によって動力を与え、回転支点26cを支点にしてリンク26aを回転させると、リンク26bの一端に設けられたローラ26eが背ボトム23の裏面の溝を転動しながら背ボトム23を押し上げ、また、第2リンク22b及び第2ステイ25bによって背ボトム23の背上げ角度が変更される。このとき、背ボトム23の頭側の端面の軌道は図3(b)に示すように楕円軌道を描く。これにより、電動ベッド20が構成されている。
図4は電動ベッド20の背ボトム23を起こした状態で把持が行える範囲を示す模式図であり、男性の把持が行える範囲を実線、女性の把持が行える範囲を破線、男女共通の範囲を斜線部で示している。ここで、男女共に把持でき、ベッド使用者が把持部2を操作することによって背ボトムを起こして上半身を起こした後、把持部2を支えにして端座位状態に移ったりベッドから起きあがったりする動作を行うことができ、その動作時に妨げにならない位置、即ち、図4の斜線部で示す範囲において最も背ボトム23に近い部位を把持位置とした。具体的には、把持位置は、足ボトム29の中央部側の端面から50mm背ボトム23側、足ボトム29から高さ600mmの高さの位置とした。この把持位置においては、図4において斜線部で示す上限位置よりも118mm下であり、また、斜線部の下限位置よりも63mm上にある。
図5は背ボトム支持板24及び足ボトム支持板29の上に80mmの厚さを有するマットレス50を載置し、このマットレス50上のベッド使用者が図4に示す把持位置にある把持部2を握った状態で、電動ベッド20の背ボトム23を揺動させたときに、その把持部2を握った位置が描く軌跡を示す模式図であり、男性が把持部2を握った位置が描く軌跡を実線、女性が把持部2を握った位置が描く軌跡を破線、男女平均を一点鎖線で示している。ベッド使用者の回転支点である腰の中心位置は背ボトム23の回転支点よりも上方に位置しているため、背ボトム23が揺動すると、ベッド使用者の上半身が移動し、ベッド使用者が把持部2を握った位置が描く軌跡は、楕円曲線に最も近くなる。背ボトム23の揺動によって生じるベッド使用者の姿勢変化による腕の窮屈感及び痛み等を緩和するためには、背上げ角度に応じた適切な位置に把持部を動かす必要がある。
よって、背ボトム23の揺動に連動させて、図6に示す男女平均6を中心としてこの男女平均6よりも118mm(=α)だけ高い上限値による上限軌跡と男女平均6よりも63mm(=β)だけ低い下限値による下限軌跡との間の領域に把持部2が入るように把持部2を移動させる。ここで、α及びβは、図4に示される範囲であり、α=118mm、β=63mmであるが、この値はマットレス50の厚さによって変わるものである。
本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材10は、図7に示すように、電動ベッド20のフレーム21にリンク部30の回転支点30hにより回転可能に連結されている。図8(a)及び図8(b)に示すように、電動ベッド20のフレーム21に固定され下方に立設された支持部30aの端部に半円状に湾曲した第1リンク30bの一端が回転支点30cにより回転可能に連結され、第1リンク30bの他端には第2リンク30dの一端が回転支点30eにより回転可能に連結され、この第2リンク30dの他方の一端には操作スイッチ部材10が回転支点30hによって回転可能に連結されている。また、フレーム21には第3リンク30fの一端が回転支点30gによって回転可能に連結され、第3リンク30fの他端は第2リンクの回転支点30hによって回転可能に連結されている。リンク部30は、背ボトム23が揺動したときに、図6に示す領域に把持部2が入り、図9(a)乃至図9(f)に示すように各背上げ角度に応じた適切な位置に把持部2を動かすように、即ち、図10に示すように把持部2の軌跡が上述の楕円曲線を描くように構成されており、アクチュエータ40によってリンク26aが図2で示す左方向に押されることで、回転支点26cに回転動力が発生する。この回転支点26cに発生した回転動力をリンク又は歯車等によって回転支点30cに伝達することで、回転支点30cを支点にして第1リンク30bが回転する。これにより、回転支点26cを支点にしてリンク26aが回転するときにこれと連動してこの回転支点30cを支点にして第1リンク30bが回転し、操作スイッチ部材10の把持部2の軌跡が図10に示す楕円曲線を描く。
また、操作スイッチ部材10は、把持部2が内側を向くように設置されることが好ましい。これにより、ベッド使用者が把持部2を握ったり操作したりし易くなり、また、把持部2を握ったまま長座位から端座位に移行し易くなる。また、操作スイッチ部材10の起立部1が直立している場合、背上げ角度が75°近辺ではこの起立部1がベッド使用者の端座位への移行時の妨げになるため、起立部1をベッド使用時にベッド使用者及び周囲の人等の動作等を妨げない形状に作成することが好ましい。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材の動作について説明する。
ベッド使用者が電動ベッド20に横たわった状態から起き上がるときは、操作スイッチ部材10の先端面に設けられている受付スイッチ3を押す。そうすると、受付スイッチ3に設けられたLEDが赤く発光する。これにより電動ベッド20の背ボトム23を揺動させるアクチュエータ40が背ボトム23を起こす方向に揺動準備状態になる。次に、ベッド使用者は、把持部2を握るか又は把持部2に手を掛ける等の動作によって把持部2をベッド使用者側に倒す。これによりアクチュエータ40の動作がONになり、回転支点26cを中心にして回転動力が発生し、これによりリンク26aが回転する。そして、リンク26bの一端に設けられたローラ26eが背ボトム23の溝を滑りながら背ボトム23を押し上げ、また、第2リンク22b及び第2ステイ25bによって背ボトム23の背上げ角度が変更される。このとき、背ボトム23の頭側の端面の軌道は図3(b)に示すように楕円軌道を描く。
また、アクチュエータ40が回転支点26cを支点にしてリンク26aを回転させるように動力を与えるときに、これと連動して回転支点30cを支点にして第1リンク30bを回転させるように駆動部(図示せず)からも動力を与え、これにより背ボトム23の背上げ角度に応じた適切な位置、即ち図6に示す領域に把持部2が入る。
また、ベッド使用者がベッド上に横たわるときは、ベッド上の端座位置に座った状態で、先ず受け付けスイッチ3を2回押す。これにより電動ベッド20の背ボトム23を揺動させるアクチュエータ40の揺動方向が切り替えられ、背ボトム23を倒す方向に揺動準備状態になる。次に、ベッド使用者は、把持部2を握るか又は把持部2に手を掛け、把持部2をベッド使用者から遠ざかる側に押し出す。これによりアクチュエータ40の動作がONになり、回転支点26cを中心にして回転動力が発生し、これによりリンク26aが逆側に回転する。これにより、リンク26bの一端に設けられたローラ26eが背ボトム23の裏面を滑りながら下降し、また、第2リンク22b及び第2ステイ25bによって背ボトム23の背上げ角度が変更される。このとき、背ボトム23の頭側の端面の軌道は図3(b)に示すように楕円軌道を描く。
また、アクチュエータ40が回転支点26cを支点にしてリンク26aを回転させるように動力を与えるときに、これと連動して回転支点30cを支点にして第1リンク30bを回転させるように駆動部(図示せず)からも動力を与え、これにより背ボトム23の背上げ角度に応じた適切な位置、即ち図6に示す領域に把持部2が入る。
本実施形態によれば、電動ベッドの操作スイッチ部材に受付スイッチが設けられ、これを押すことで電動ベッドの背ボトムの揺動を行うアクチュエータが動作準備状態になることにより、誤った操作を行う可能性が低下し、安全性が向上する。
また、電動ベッドの背ボトムが揺動するときの電動ベッド上のベッド使用者の姿勢に合わせて電動ベッドの操作スイッチ部材の把持部の位置が移動し、ベッド使用者の身体を圧迫しないため、ベッド使用者の腕の窮屈感及び痛み等を緩和することができる。
また、ベッド使用者がベッド上に寝ている状態から起きあがるときには把持部を手前側に引き、ベッド使用者がベッド上に横たわりたいときは把持部を押し出すように操作するため、手先の巧緻性が低下しているベッド使用者であっても操作が可能であり、また、ベッド使用者の腕の動作方向と把持部の操作方向とが一致し、操作性が良い。
また、操作スイッチ部材の把持部が内側を向くように設置すれば、ベッド使用者が把持部を握ったり操作したりし易くなり、また、把持部を握ったまま長座位から端座位に移行し易くなる。また、操作スイッチ部材の起立部の形状を工夫することにより、ベッド使用者が端座位に移行するときに操作スイッチ部材が動作の妨げになることを防ぎ、また、ベッド使用時にベッド使用者及び周囲の人等の動作等を妨げないようにすることができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上述の第1実施形態では、把持部2の位置を電動ベッドの操作スイッチ部材10のリンク部30によって移動させていたのに対し、本実施形態においてはXパンタによって操作スイッチ部材100の把持部2の位置を移動させる点が異なり、それ以外は第1実施形態と同様の構造を有している。図11は本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材100を電動ベッド20に設置した状態を示す模式図、図12(a)乃至図12(f)は背ボトム23の各背上げ角度における把持部2の位置を示す模式図、図13は電動ベッド20を駆動したときの把持部2の軌跡を示す模式図である。図11乃至図13において、図1乃至図10と同一構成物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図11に示すように、本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材100は、第1リンク101a及び第2リンク101bがその中間で回転支点101eにより連結されたX字リンク機構を有し、第1リンク101aの一端には起立部101fの下端が回転支点101gにより回転可能に連結されている。また、起立部101fの上部にはベッド使用者が把持するための把持部2が設けられ、この把持部2の先端面には受付スイッチ3が設けられている。また、第2リンク101bの一端には第3リンク101hの一端が回転支点101iによって回転可能に連結されており、第2リンク101bの他端は起立部101fの中間部に回転支点101jによって回転可能に連結されている。また、第1リンク101aの他端は電動ベッド20のフレーム21に回転支点101cにより回転可能に連結されるようになっており、第2リンク101bの他端にはローラ102が回転支点101dによって回転可能に連結されており、ローラ102は電動ベッド20のフレーム21等に固定された支持板201上を移動するようになっている。また、操作スイッチ部材100はベッド使用者が把持部2を把持し易く、また電動ベッド使用時にベッド使用者及び周囲の人等の動作等を妨げない形状を有していることが好ましい。これにより、本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材100が構成されている。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材100の動作について説明する。
電動ベッド20の動作は上述の第1実施形態と同様である。アクチュエータ40によってリンク26aが図2で示す左方向に押されることで、回転支点26cに回転動力が発生する。この回転支点26cに発生した回転動力をリンク又は歯車等によって回転支点101cに伝達することで、電動ベッド20のフレーム21等に連結された操作スイッチ部材100の第1リンク101aが回転する。これによりX字リンク機構が動作し、背ボトム23が揺動したときに、図6に示す領域に把持部2が入り、図12(a)乃至図12(f)に示すように背ボトム23の背上げ角度に応じた適切な位置に把持部2が移動する。このとき、把持部2の軌跡は図13に示すように上述の楕円曲線を描く。
本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材100のこれ以外の動作及び作用は上述の第1実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材10と同様である。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上述の第1実施形態では、把持部2の位置を電動ベッドの操作スイッチ部材10のリンク部30によって移動させていたのに対し、本実施形態においては操作スイッチ部材200がその起立部に回転軸を有し、この回転軸を中心に回転することによって操作スイッチ部材200の把持部2の位置を移動させる点が異なり、それ以外は第1実施形態と同様の構造を有している。図14は本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材200を電動ベッド20に設置した状態を示す模式図、図15(a)及び図15(b)並びに図16は操作スイッチ部材200を駆動する構成を示す模式図、図17(a)乃至図17(d)は背ボトム23の各背上げ角度における把持部2の位置を示す模式図、図18(a)乃至図18(d)は図17(a)乃至図17(d)において操作スイッチ部材200を駆動する構成を示す模式図、図19は電動ベッド20を駆動したときの把持部2の軌跡を示す模式図である。図14乃至図19において、図1乃至図13と同一構成物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図14乃至図16に示すように、本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材200は、起立部の下端部が支持部202によって支持され、この支持部202がフレーム21に設置された支持部203に回転支点201cによって回転可能に連結されている。また、支持部203にリンク部201bの一端が回転支点201aによって回転可能に連結され、リンク部201bの他方の一端はリンク部201dの一端に回転支点201eによって回転可能に連結されている。また、リンク201dの他端はフレーム21に回転支点26cによって回転可能に連結されている。そして、操作スイッチ部材200の支持部202に動力が与えられたときに操作スイッチ部材200の把持部2が上述の楕円軌道を描くように寸法等が調整されている。
リンク26bとリンク部201dは連結されており、リンク26b及びリンク部201dが、回転支点201cを中心に75°回転する。この75°の回転角を支持部202に伝達すると、操作部スイッチ部材200の把持部2がベッド使用者の身体を圧迫し、ベッド使用者が手及び背中等に痛みを生じる虞があるため、この回転をリンク部201d、リンク部201b及び支持部202によって構成された4節リンクで減速し、回転支点201cを回転中心として回転する支持部202の回転角度を30°に減じ、これによって操作スイッチ部材200の把持部2が上述の楕円軌道を描くように調整されている。これにより、本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材200が構成されている。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材200の動作について説明する。
電動ベッド20の動作は上述の第1実施形態と同様である。アクチュエータ40によってリンク26aが図2で示す左方向に押されることで、回転支点26cに回転動力が発生する。この回転支点26cに発生した回転動力をリンク又は歯車等によって回転支点201aに伝達することで、回転支点201aを支点にしてリンク部201dが回転する。これにより、回転支点26cを支点にしてリンク26aが回転するときにこれと連動してこの回転支点201aを支点にしてリンク部201dが回転する。このとき、回転支点201a及び回転支点26cが固定点、回転支点201c及び回転支店201eが自由点であり、リンク26bが支持部202に動力を伝達する際に回転角を30°に減少されていることにより、操作スイッチ部材200の把持部2の軌跡が図19に示す楕円曲線を描く。
本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材200のこれ以外の動作及び作用は上述の第1実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材10と同様である。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。上述の第1乃至第3実施形態では、把持部2の位置を移動させる駆動部を電動ベッド20のアクチュエータ40とは別に設けていたのに対し、本実施形態においては電動ベッドの背ボトムに追従して動作する柵を設け、この柵に操作スイッチ部材を設置することによって把持部2を移動させる。図20及び図21は本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材300を電動ベッド20に設置した状態を示す模式図、図22は電動ベッド20の背ボトム23を揺動させたときに本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材300の把持部2が描く軌跡を示す模式図である。図20乃至図22において、図1乃至図19と同一構成物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材300は、円筒形状を有する棒状の起立部301の上部にベッド使用者が把持するための把持部2が設けられ、この把持部2の先端面には受付スイッチ3が設けられている。また、起立部1の下部は図20及び図21に示すように、電動ベッドの背ボトム23の上に載置された背ボトム支持板24に取り付けられた柵31の上部に固定されている。また、操作スイッチ部材300はベッド使用者が把持部2を把持し易く、また電動ベッド使用時にベッド使用者及び周囲の人等の動作等を妨げない形状を有していることが好ましい。また、ベッド使用者が把持部2を握った状態で電動ベッドから起き上がり動作を行うときに動作の妨げにならないよう、柵31は、背ボトム23が上昇したときにはベッド使用者の下肢が入るスペースが空くように設置されている。
上述したように、電動ベッド20の背ボトム23を揺動させたときに固定された把持部の軌跡は楕円軌道に近似した軌跡を描くため、把持部2がこの把持部の軌跡に近い軌道を描いて移動することが好ましいが、図4に示す把持位置は、図4において斜線部で示す上限位置よりも118mm下であり、また、斜線部の下限位置よりも63mm上にある。即ち、図22において把持部2の移動範囲が上限軌跡7と下限軌跡8との間の領域に入っていれば、背ボトム23の揺動によって生じるベッド使用者の姿勢変化による腕の窮屈感及び痛み等を緩和することができる。これにより、本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材300が構成されている。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材300の動作について説明する。
電動ベッド20の動作は上述の第1実施形態と同様である。この電動ベッド20の背ボトム23の揺動に伴い、背ボトム23の上に載置された背ボトム支持板24に取り付けられた柵31の上部に固定された操作スイッチ部材300の把持部2が移動する。このとき、把持部の軌跡9が図22に示す上限軌跡7と下限軌跡8との間の領域に入っているため、背ボトム23の揺動によって生じるベッド使用者の姿勢変化による腕の窮屈感及び痛み等を緩和される。
本実施形態においては、電動ベッドに柵を設置し、この柵に電動ベッドの操作スイッチ部材を設けて柵及び操作スイッチ部材を背ボトムと連動させている。背ボトムの揺動を行うときに、操作スイッチ部材の把持部が移動する軌跡が把持部を把持するベッド使用者の身体を圧迫しないよう設定されていることにより、背ボトムの揺動によって生じるベッド使用者の姿勢変化による腕の窮屈感及び痛み等を緩和することができる。また、電動ベッドに柵が漏れていることで安全性が向上し、また、別のリンク機構を設けずに操作スイッチ部材の把持部を移動させることができるため、コストを削減することができる。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。上述の第1乃至第4実施形態では、ベッド使用者がベッド上に寝ている状態から起きあがるときには把持部2を手前側に引き、ベッド使用者がベッド上に横たわりたいときは把持部2を押し出すように操作するよう構成されていたのに対し、本実施形態においてはベッド使用者がベッド上に横たわりたいときにおいても把持部2を手前側に引く(図1において矢印5で示す方向)点が異なり、それ以外は上述の第1乃至第4実施形態と同様の構造を有している。
本実施形態においては、ベッド使用者が電動ベッド上に横たわっている状態から起きあがるときは上述の第1乃至第4実施形態と同様の動作を行う。また、ベッド使用者がベッド上に横たわるときは、ベッド上の端座位置に座った状態で、先ず受け付けスイッチ3を2回押すと、受付スイッチ3に設けられたLEDが緑色に発光し、また、アクチュエータの動作方向が切り替えられる。この状態が、動作支援ベッドが背下げ動作を行える状態である。ベッド使用者が、受付スイッチ3を2回押した後に、把持部2を把持するか又は把持部2に手を掛け、手前側(図1において矢印5で示す方向)に引くことで、ことで、アクチュエータの動作がONする。そして、アクチュエータによって背ボトムが倒れるように駆動され、水平状態になる。
上述のように構成されていることにより、本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材10は、手先の巧緻性が低下している使用者であっても操作が可能であり、また、ベッド使用者がベッド上に寝ている状態から起きあがるとき及びベッド上に横たわりたいときに把持部2を把持することで、ベッド使用者の筋肉の負荷を低減させることができる。
次に、本発明の第6実施形態について説明する。上述の第1乃至第4実施形態では、ベッド使用者がベッド上に寝ている状態から起きあがるときには把持部2を手前側に引き、ベッド使用者がベッド上に横たわりたいときは把持部2を押し出すように操作するよう構成されていたのに対し、本実施形態においては把持部2に押しボタン(図示せず)を設け、ベッド使用者がこの押しボタンを押すことによって電動ベッドの操作を行う点が異なり、それ以外は上述の第1乃至第4実施形態と同様の構造を有している。
本実施形態においては、ベッド使用者が電動ベッド上に横たわっている状態から起きあがるときは、先ず受け付けスイッチ3を押す。すると、受付スイッチ3に設けられたLEDが赤く発光する。この状態が、動作支援ベッドが背上げ動作を行える状態である。受付スイッチ3が押されるまでは、把持部2に設けられた押しボタン(図示せず)を押下しても動作支援ベッドは動作しない(操作不可)。ベッド使用者が、受付スイッチ3を押した後に、押しボタン(図示せず)を押下することで、アクチュエータの動作がONする。そして、アクチュエータによって背ボトムが立ち上がるように駆動される。
また、ベッド使用者がベッド上に横たわるときは、ベッド上の端座位置に座った状態で、先ず受け付けスイッチ3を2回押すと、受付スイッチ3に設けられたLEDが緑色に発光し、また、アクチュエータの動作方向が切り替えられる。この状態が、動作支援ベッドが背下げ動作を行える状態である。ベッド使用者が、受付スイッチ3を2回押した後に、押しボタン(図示せず)を押下することで、アクチュエータの動作がONする。そして、アクチュエータによって背ボトムが倒れるように駆動され、水平状態になる。
上述のように構成されていることにより、本実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材10は、手先に麻痺を有していない使用者であれば容易に操作することが可能であり、また、操作スイッチ部材10のコストを低減させることができる。
(a)及び(b)は本発明の第1実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材10の外観を示す模式図である。 (a)乃至(c)は電動ベッド20を示す模式図である。 (a)及び(b)は電動ベッド20の背ボトム23をアクチュエータ40によって駆動する構成を示す模式図である。 高齢者(60歳以上)の男女の肩の位置、前腕及び腕の長さと関節可動域から求めた電動ベッドの背ボトムを起こしたときに把持が行える範囲を示す模式図である。 図4に示す把持位置にある把持部2を握った状態で電動ベッド20の背ボトム23を揺動させたときにその把持部2を握った位置が描く軌跡を示す模式図である。 把持位置にある把持部2を握った状態で電動ベッド20の背ボトム23を揺動させたときにその把持部2を握った位置が描く軌跡の男女平均、上限軌跡及び下限軌跡を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材10を電動ベッド20に設置した状態を示す模式図である。 (a)及び(b)は操作スイッチ部材10を駆動する構成を示す模式図である。 (a)乃至(f)は背ボトム23の各背上げ角度における把持部2の位置を示す模式図である。 電動ベッド20を駆動したときの把持部2の軌跡を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材100を電動ベッド20に設置した状態を示す模式図である。 (a)乃至(f)は背ボトム23の各背上げ角度における把持部2の位置を示す模式図である。 電動ベッド20を駆動したときの把持部2の軌跡を示す模式図である。 本発明の第3実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材200を電動ベッド20に設置した状態を示す模式図である。 (a)及び(b)は操作スイッチ部材200を駆動する構成を示す模式図である。 操作スイッチ部材200を駆動する構成を示す模式図である。 (a)乃至(d)は背ボトム23の各背上げ角度における把持部2の位置を示す模式図である。 (a)乃至(d)は図17(a)乃至(d)において操作スイッチ部材200を駆動する構成を示す模式図である。 電動ベッド20を駆動したときの把持部2の軌跡を示す模式図である。 本発明の第4実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材300を電動ベッド20に設置した状態を示す模式図である。 本発明の第4実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材300を電動ベッド20に設置した状態を示す模式図である。 電動ベッド20の背ボトム23を揺動させたときに本発明の第4実施形態に係る電動ベッドの操作スイッチ部材300の把持部2が描く軌跡を示す模式図である。 (a)及び(b)は従来技術の電動ベッドを示す模式図である。 (a)及び(b)は特願2005−231379号に示した動作支援ベッドの構造を示す模式図である。 操作棒500を詳細に示す模式図である。
符号の説明
1、101f、301;起立部
2;把持部
3;受付スイッチ
4;矢印
5;矢印
6;男女平均
7;上限軌跡
8;下限軌跡
9;把持部の軌跡
10、100、200、300;操作スイッチ部材
20;電動ベッド
21;フレーム
22a、30b、101a;第1リンク
22b、30d、101b;第2リンク
22c、22d、25c、25d、26c、26d、26f、30c、30e、30g、30h、101c、101d、101e、101g、101i、101j、201a、201c、201e;回転支点
23、503;背ボトム
24;背ボトム支持板
25a;第1ステイ
25b;第2ステイ
26a、26b;リンク
26e;ローラ
27、30、201b、201d;リンク部
28;足ボトム
29;足ボトム支持板
30a、202、203;支持部
30f、101h;第3リンク
31;柵
40、502;アクチュエータ
201;支持板
400;手元スイッチ
500;操作棒
501;把持部
502;背上げスイッチ
504;受付スイッチ

Claims (5)

  1. 複数本のリンク部材が水平軸により相互に連結されこのリンク部材を駆動することにより少なくとも1本の前記リンク部材に連結された背ボトムを前記水平軸に直交する面内で揺動させる電動ベッドの操作スイッチ部材において、操作スイッチが設けられベッド使用者が把持する把持部と、この把持部を前記背ボトムの動作と連動させて前記水平軸に直交する面内で移動させる駆動部とを有し、前記駆動部は、前記把持部の基準点が前記背ボトムの揺動に基づいて移動するときの基準軌跡を中心として、前記ベッド使用者が前記把持部を操作することにより前記背ボトムを起こして上半身を起こした後、前記把持部を支えにして端座位に移るか、又はベッドから起き上がる動作を行うことができ、前記把持部がベッド使用者の動作の妨げにならない位置の上限値による上限軌跡と、同じく前記位置の下限値による下限軌跡との間の領域に前記把持部が入るように、前記把持部を移動させ
    前記把持部を押すか又は引くことによって前記背ボトムの揺動のON/OFFを行うことを特徴とする電動ベッドの操作スイッチ部材。
  2. 前記操作スイッチによって前記背ボトムの揺動方向を切り替えると共に前記背ボトムを揺動準備段階にすることを特徴とする請求項に記載の電動ベッドの操作スイッチ部材。
  3. 前記把持部は起立部によって支持され、前記起立部は前記電動ベッドに対し2個の固定点及び2個の自由点によって回転可能に連結された連結部を有し、前記駆動部から前記2個の自由点のうち1個の自由点を回転中心として前記連結部が回転するように動力を与えることによって前記領域に前記把持部が入るように、前記把持部を移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動ベッドの操作スイッチ部材。
  4. 前記把持部は起立部によって支持され、前記起立部は前記電動ベッドに対しX字リンク機構によって回転可能に連結された連結部を有し、前記駆動部から前記連結部が回転するように動力を与えることによって前記領域に前記把持部が入るように、前記把持部を移動させることを特徴とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動ベッドの操作スイッチ部材。
  5. 前記把持部は起立部によって支持され、前記電動ベッドの側面に柵が設けられ、前記起立部を前記柵に固定することによって前記領域に前記把持部が入るように、前記把持部を移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動ベッドの操作スイッチ部材。
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