JP4953345B2 - 芝刈機 - Google Patents

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本願発明は、地面に植立した芝草を刈り取るためのモア装置を備えた芝刈機に関するものである。
一般に、芝刈機は、走行機体に装着されたモア装置と、当該モア装置にて刈り取った芝草が搬送される排出ダクトと、この排出ダクトに連通した芝草収容用の集草ボックスとを備えている。
この種の芝刈機の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の芝刈機では、四輪式走行機体の下面のうち左右両前輪と左右両後輪との間に、モア装置がリンク機構を介して昇降動可能に装着されている。排出ダクトは、走行機体の下面のうち左右両後輪の間から後方に延びるように設けられている。集草ボックスは走行機体の後端部に取り付けられている。
モア装置には後ろ向きに延びるダクト部が設けられており、このダクト部は上方及び後方に向けて開口している。ダクト部における上向きの開口は断面下向きコ字状の上カバー体にて覆われている。上カバー体の前端部は、ヒンジを介してモア装置に上下回動可能に枢着されている。上カバー体の後端部及びダクト部の後端部は、排出ダクトの前面開口内に挿入されている。従って、モア装置のダクト部が排出ダクトを介して集草ボックスに連通している。また、上カバー体は、モア装置の上面に配置されたばね部材の弾性復元力にて、排出ダクト内の上方に向けて持ち上げられるように付勢されている。
この場合、モア装置を地面に這わせた状態でモア装置内のロータリ刈刃を回転させることにより、地面に植立した芝草は適宜高さに刈り取られる。刈り取られた芝草は、ロータリ刈刃の回転で生じた搬送風に乗って、モア装置から排出ダクトを経由して集草ボックスに収容される。
特開2004−329115号公報
ところで、前記従来の芝刈機では、モア装置のダクト部に断面下向きコ字状の上カバー体を上方から被せ、この上カバー体の前端部をモア装置にヒンジを介して上下回動可能に連結するという構成を採用しているため、ダクト部における左右側板の外面と上カバー体における左右側板の内面との間には、外部に通ずる隙間が必然的に形成される。
この場合、刈取作業時には、搬送風の一部が前述した隙間から漏れ出して、集草ボックスに向かう分の風量を減らしてしまうため、前記従来の芝刈機では、排出ダクト内に芝草が溜まって詰り易い傾向にあるという問題があった。
また、これに併せて、ロータリ刈刃にて刈り取られた芝草が搬送風の一部と共に前述した隙間から漏れ出して周囲に撒き散らされるという問題もあった。
そこで、本願発明は、以上の問題を解消した芝刈機を提供することを技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するため、請求項1の発明は、走行機体(1)の下面に昇降動可能に装着されたモア装置(20)と、前記モア装置(20)を昇降動させる昇降機構(60)と、前記モア装置(20)から後方に延びる排出ダクト(28)とを備え、前記モア装置(20)は、前記排出ダクト(28)に連通するダクト部(26)と、前記ダクト部(26)に形成された上向きの開口(26a)を覆う断面下向きコ字状の上カバー体(27)とを備えている芝刈機において、前記ダクト部(26)の左右側部と前記上カバー体(27)の左右側部との間に、隙間を塞ぐモア用シール部材(100)を配置する構造であって、前記ダクト部(26)における前記上向き開口(26a)の左右開口縁に、補強用のパイプ部材(99)をそれぞれ設け、前記上カバー体(27)における左右側板(27a)の内面にそれぞれ当接させる断面く字状の前記モア用シール部材(100)を前記左右のパイプ部材(99)にそれぞれ固着したものである。
請求項1のように構成すると、モア装置におけるダクト部の左右側部と、前記ダクト部に形成された上向きの開口を覆う断面下向きコ字状の上カバー体の左右側部との間に、これらの間の隙間を塞ぐためのモア用シール部材が前後方向に延びるように配置されているので、前記ダクト部の左右側部と前記上カバー体の左右側部との間に必然的に形成される隙間を前記モア用シール部材にて確実に塞ぐことができる。このため、刈取作業時に、前述した隙間から搬送風が漏れ出すことはなくなるから、当該搬送風による芝草の搬送効率を高い状態に維持でき、排出ダクト内に芝草が溜まるおそれを低減できるという効果を奏する。その上、前述した隙間から刈取後の芝草を周囲に撒き散らすおそれもなくなるという効果も奏する。
以下、本願発明を具体化した実施形態を図面(図1〜図13)に基づいて説明する。図1は芝刈機の側面図、図2は芝刈機の平面図、図3は動力伝達系統の一部を示す走行機体前部の側面図、図4は動力伝達系統の一部を示す走行機体後部の側面図、図5はモア装置の側面図、図6はモア装置の平面図、図7は後ろリンク杆と昇降機構とモア昇降レバーとモア装置との関係を示す概略斜視図、図8は後ろリンク杆と昇降機構とモア装置との連結構造を示す概略斜視図、図9は上カバー体の概略斜視図、図10はモア昇降レバーを前方に回動操作した状態での上カバー体及び底カバー体の連動関係を示す側面図、図11はモア昇降レバーを後方に回動操作した状態での上カバー体及び底カバー体の連動関係を示す側面図、図12は図10のXII−XII視断面図、図13はモアケースの正面図である。
(1).芝刈機の概要
まず、主として図1及び図2を参照しながら、芝刈機の概要について説明する。
図1及び図2に示すように、実施形態における芝刈機の走行機体1は、平面視略門型の機体フレーム2を備えている。機体フレーム2は、その左右両側の前後に配置された左右の前輪3及び左右の後輪4にて支持されている。
走行機体1の上面前部を覆うフロントカウル5上に設けられたボンネット6には、動力源としてのエンジン7が内蔵されている。ボンネット6の上面後部には、操向丸ハンドル9を有する操縦コラム部8が搭載されている。この場合、操向丸ハンドル9を回動操作することにより、その操作量(回動量)に応じて左右両前輪3のかじ取り角(操向角度)が変わるように構成されている。操縦コラム部8の裏面(後面)側には、走行機体1の車速を適宜調節するための変速ペダル10と、走行機体1を制動操作するためのブレーキペダル11とが設けられている。
走行機体1の上面後部を覆うリヤカウル12上には運転座席13が設けられている。運転座席13の左側には、後述するモア装置20を昇降操作するためのモア昇降レバー14が前後回動可能に設けられている。運転座席13の右側には、後述するPTO軸46からモア装置20への動力伝達を継断操作するためのPTOクラッチレバー15が前後回動可能に設けられている。PTOクラッチレバー15の後方には、後述する集草ボックス29の姿勢を切り替え操作するための姿勢切り替えレバー16が前後回動可能に設けられている。
リヤカウル12内には、静油圧式無段変速機等を有するミッションケース17が配置されている。ミッションケース17は、エンジン7からの動力を適宜変速して左右両後輪4に伝達するためのものである。ミッションケース17の後方には燃料タンク18が搭載されている。
機体フレーム2の下面のうち左右両前輪3と左右両後輪4との間には、モア装置20が前後一対のリンク杆21,22を介して昇降動可能に装着されている。モア装置20は、下向き開口椀状のモアケース23内に、水平回転可能な左右一対のロータリ刈刃24を備えている(図5及び図6参照)。また、モアケース23における左右両側の前後には、下降時にモア装置20の刈高さを微調節するためのゲージ車輪25が取り付けられている(計4つ)。
モアケース23の上面には、後ろ向きに延びていて上方及び後方に向けて開口したダクト部26が一体的に設けられている。ダクト部26における上向きの開口26aは、断面下向きコ字状に形成された上カバー体27にて覆われている。ダクト部26の後端部及び上カバー体27の後端部は、機体フレーム2の下面のうち左右両後輪4の間に配置された排出ダクト28の前面開口内に差し込まれており、当該ダクト部26における後ろ向きの開口26bを排出ダクト28の内部に臨ませている。従って、モア装置20のダクト部26は、排出ダクト28を介して走行機体1の後部に配置された集草ボックス29に連通している。
モア装置20を地面に這わせた状態でロータリ刈刃24を後述のように回転させた場合は、地面に植立した芝草が適宜高さに刈り取られる。刈り取られた芝草は、ロータリ刈刃24の回転で生じた搬送風に乗って、モア装置20から排出ダクト28を経由して集草ボックス29に収容される。
なお、図13に示すように、実施形態におけるモアケース23の前面下縁部には、上向きに凹んだ左右横長の切り欠き23aが形成されている。この切り欠き23aの存在により、刈取作業に際して、地面に植立した芝草をモアケース23の前面下縁部にて押し倒すのを抑制して、できるだけ芝草を起立した状態でロータリ刈刃24にて切断するように構成されている。
排出ダクト28は断面下向きコ字状に形成されており、当該排出ダクト28内の底部には、断面上向きコ字状の底カバー体70が取り付けられている。底カバー体70の後端部は排出ダクト28の左右側板28aに対して枢着ピン71にて上下回動可能に枢着されている。底カバー体70の前端部は、モア装置20の昇降動に連動して底カバー体70が枢着ピン71回りに上下回動するように、左右一対の連杆72を介してモアケース23上に立設された支持ブラケット57(詳細は後述する)に連結されている。底カバー体70の左右巾寸法は、上カバー体27の左右巾寸法よりも大きく、且つ排出ダクト28の左右巾寸法よりも小さくなるように設定されている。
なお、排出ダクト28の底部のうち底カバー体70の後方には、当該箇所を塞ぐための固定板73が設けられている(図1、図10及び図11参照)。従って、排出ダクト28の後半部はほぼ筒状の形態になっている。
集草ボックス29は前面を開口した略箱型のものであり、前面の受け入れ口を除く周囲は網又は布製の袋体30で覆われている。集草ボックス29の上面には、袋体30の網目を通り抜ける塵埃が走行機体1側へ回り込むのを防ぐための防塵カバー体31が取り付けられている。
集草ボックス29の上面のうち受け入れ口寄りの部位は、機体フレーム2の後端部に回動可能に軸支された左右長手の回動支軸32に固着されている。集草ボックス29は、姿勢切り替えレバー16の前後回動操作にて油圧シリンダ(図示せず)を伸縮駆動させることにより、受け入れ口が排出ダクト28の後端口に対面する集草姿勢(図1の実線状態参照)と、受け入れ口が地面に対面する放出姿勢(図1の二点鎖線状態参照)とに切り替わるように、回動支軸32回りに上下回動する構成となっている。
(2).動力伝達系統
次に、図1〜図6を参照しながら、芝刈機の動力伝達系統について説明する。実施形態の芝刈機では、エンジン7の回転動力の一部を左右両後輪4に配分する二輪駆動方式が採用されている。
すなわち、エンジン7の回転動力の一部は、このエンジン7に前後外向きに突設された出力軸34の後端部から、前後両端に自在継手を有する推進軸35、ミッションケース17の前方に配置された走行用ギヤケース36、無端入力ベルト37及び伝動プーリ38,39を介して、ミッションケース17に伝達される。そして、ミッションケース17に左右外向きに突設された後輪駆動軸40から、無端チェーン41及びスプロケット42,43を介して、走行機体1の後部に設けられた左右長手の後車軸44に伝達される。その結果、後車軸44の左右両端に取り付けられた後輪4が回転駆動する。
他方、エンジン7の他の回転動力は、出力軸34の前端部から、PTO用無端ベルト45を介して、機体フレーム2の下面前部に軸支されたPTO軸46に伝達される。次いで、このPTO軸46から、前後両端に自在継手を有していて伸縮可能な中間軸47、モアケース23の上面のうち機体フレーム2より右側の箇所に配置されたモア用ギヤボックス48及びモア用無端ベルト49を介して、モアケース23のうち平面視でダクト部26を挟んだ左右両側に回転可能に軸支された縦長のロータリ軸50に動力伝達される。その結果、左ロータリ刈刃24は平面視で時計方向に回転駆動し、右ロータリ刈刃24は平面視で反時計方向に回転駆動する。
左右両ロータリ刈刃24の回転により、モアケース23から集草ボックス29に向けて後ろ向きに流れる搬送風が形成される。この搬送風がロータリ刈刃24にて刈り取られた芝草を集草ボックス29にまでスムーズに搬送する。
なお、モアケース23の上面に位置したモア用ギヤボックス48やモア用無端ベルト49等はモア用カバー体51にて覆われている(図5及び図6参照)。このモア用カバー体51は、圃場にこぼれ落ちた刈り取り後の芝草やほこり等がモア用ギヤボックス48等に付着(堆積)することを防止するためのものである。
(3).モア装置と機体フレームとの連結構造
次に、主として図7、図8、図10及び図11を参照しながら、機体フレーム2と集草ボックス29との連結構造について説明する。
モア装置20の前部を吊支する左右2本の前リンク杆21の一端部は、モアケース23の前端部に固着された前ブラケット53に枢支ピン54を介して上下回動可能に枢着されている(図1及び図6参照)。詳細は図示していないが、前リンク杆21の他端部は、当該他端部を中心として上下回動可能な状態で、機体フレーム2の下面前部に固着されたブラケット55(図3参照)に着脱可能に連結されている。
一方、モア装置20の後部を吊支する左右2本の後ろリンク杆22の一端部は、機体フレーム2の前後中途部に枢着ピン56にて上下回動可能に枢着されている。後ろリンク杆22の他端部は、モアケース23の上面後部に立設された支持ブラケット57(実施形態では左右に計2つ)に対して、略h字状の連結レバー58を介して上下回動可能で且つ着脱可能に連結されている。
図7に示すように、左右両後ろリンク杆22とモア昇降レバー14とを関連させるための昇降機構60は、機体フレーム2の前後中途部に回動可能に軸支された左右長手の昇降操作軸61、モア昇降レバー14の長手中途部と昇降操作軸61の一端部に固着された第1アーム62とをつなぐ中間ロッド63、及び、昇降操作軸61の左右両端部に固着された一対の第2アーム64に回動可能に枢着された昇降ロッド65を備えている。
図8に詳細に示すように、左右の後ろリンク杆22の他端部と、左右の昇降ロッド65の下端部と、左右の連杆72の前端部とは、これらを貫通する略筒状のボス部材66を介して回動可能に枢支されている。一方、モアケース23上にある支持ブラケット57は、左右方向に適宜間隔を空けて立設した一対のブラケット片67にて構成されたものである。実施形態では、両ブラケット片67の間に、後ろリンク杆22と昇降ロッド65と連杆72との枢支部(ボス部材66の箇所)を介挿した状態で、連結レバー58の支軸部58aを、左右外側のブラケット片67からボス部材66を介して左右内側のブラケット片67にまで抜き差し可能に貫通させている。
連結レバー58は、前述した支軸部58aと、この支軸部58aに対して略平行状に延びる把手部58bと、支軸部58aの基端と把手部58bの長手中途部とをつなぐアーム部58cとにより略h字状に形成されている。
機体フレーム2の前後中途部にあるブラケットから横向きに突出した固定軸68と連結レバーの把手部58bとの間には、引張りばね69が装架されている。この引張りばね69の弾性付勢力により、連結レバー58のアーム部58cは、支軸部58aが左右両ブラケット片67及びボス部材66を貫通した状態で、左右外側のブラケット片67に形成された下向き開放状の係止部67aに係止する(引っ掛かる)ように付勢されている。
(4).上カバー体と機体フレーム及びモア装置との連結構造
次に、主として図7及び図9〜図12を参照しながら、上カバー体27と機体フレーム2及びモア装置20との連結構造について説明する。
上カバー体27の前端部とモア装置20とは、上カバー体27をモア装置20から脱落不能に保持する引っ掛け式の係止手段80を介して着脱可能に連結されている。実施形態の係止手段80は、モアケース23のダクト部26のうち左右両側の前端部に左右外向きに突設された係止軸81と、当該係止軸81に後方から引っ掛かるように、上カバー体27における左右側板27aの前端部に形成された前向き開口状のフック部82(係合溝)とにより構成されている。
上カバー体27の前端部は、前向き開口状のフック部82をダクト部26側の係止軸81に後方から引っ掛けることにより、係止軸81を介してモアケース23に支持されている。このため、上カバー体27は、モア装置20の昇降動に連動して係止軸81回りに上下回動する構成となっている。
実施形態では、フック部82における下顎部82aの突出長さは、モア装置20を最も下降させた状態でも、当該下顎部82aが係止軸81の下端に引っ掛かる程度の寸法に設定されている(図10参照)。
上カバー体27の後端部は、排出ダクト28における左右側板28aの内面に対して、左右一対の案内支持手段83を介して、モア装置20の昇降動に伴う上カバー体27の前後ずれ移動を許容した状態で支持されている。
案内支持手段83は、上カバー体27の左右側板27aに固着された前後長手で断面略L字状の案内レール84と、排出ダクト28における左右側板28aの内面に対して左右内向きに突設された転動コロ85とにより構成されている。案内レール84のうち左右外向きに張り出した当接板部84aが排出ダクト28側の転動コロ85上を摺動することにより、上カバー体27の後端部は、前後ずれ移動可能な状態で排出ダクト28(ひいては機体フレーム2)に支持されている。
従って、走行機体1の下面にモア装置20を取り付けた状態では、上カバー体27はモア装置20側の係止軸81と排出ダクト28側の転動コロ85との左右2箇所ずつ(計4箇所)で吊支される。そして、上カバー体27は、モア装置20の昇降動に連動して係止軸81回りに上下回動することにより、前方斜め下向きの傾斜が大きい姿勢になったり小さい姿勢になったりするのである。
なお、上カバー体27における前端部の中央箇所には、前向きに突出した規制板86が取り付けられている。この規制板86は、モア装置20の取り付け時に、上カバー体27の前端部がモアケース23におけるダクト部26の上向き開口縁に引っ掛かるのを防止するためのものである。
(5).吊支手段の構造
次に、図7及び図9〜図11を参照しながら、上カバー体27に対する吊支手段90の構造について説明する。
上カバー体27と後ろリンク杆22とは、モア装置20を走行機体1から取り外したときにモア装置20に代わって上カバー体27の前寄り部位を支持する吊支手段90を介して連結されている。実施形態の吊支手段90は、後ろリンク杆22の長手中途部に設けられた固定ブラケット91と、上カバー体27の左右側板27aから左右外向きに突出した吊支軸92とを備えており、後ろリンク杆22側の固定ブラケット91に形成された側面視略長穴状の遊嵌穴93に対して、上カバー体27側の吊支軸92を遊嵌させた構成になっている。
この場合、吊支軸92と遊嵌穴93との間では、少なくとも後ろリンク杆22における一端部の枢着ピン56を中心とした回動方向に沿って遊び隙間を開けるように、吊支軸92の外径と遊嵌穴93の穴径との寸法関係が設定されている。そして、走行機体1の下面にモア装置20を取り付けた状態では、モア装置20の昇降動の有無に拘らず、吊支軸92が遊嵌穴93内で遊んだ状態となるように設定されている。
このため、モア装置20の昇降動時に、吊支軸92が遊嵌穴93に引っ掛かってることはない。換言すると、モア装置20の昇降動に伴う上カバー体27の傾斜姿勢の変更が吊支軸92の存在にて妨げられることはない。
なお、実施形態では、モア装置20を走行機体1から取り外したときに、上カバー体27の前端部が自重で吊支軸92回りに下向き回動するのを防止するため、吊支軸92同士を結ぶ軸線が上カバー体27の重心位置より前方に位置するように、上カバー体27の左右側板27aに対する吊支軸92の取り付け位置が設定されている。
(6).モア装置及び排出ダクトのシール構造
次に、図6、図7及び図10〜図12を参照しながら、モア装置20及び排出ダクト28のシール構造について説明する。
モア装置20のダクト部26のうち上向き開口26aの左右両開口縁(左右側板26cの上端縁)には、補強用のパイプ部材99が設けられている。このパイプ部材99は、ダクト部26の左右側板26cを補強するためのものであり、ダクト部26における上向き開口26aの左右開口縁のほぼ全長にわたって長く延びた形態になっている。パイプ部材99の左右外側には、上カバー体27の左右側板27aとの間の隙間を塞ぐための断面く字状のモア用シール部材100が前後方向に延びるように溶接等にて固着されている。実施形態のモア用シール部材100は、例えばゴムのような合成樹脂やばね鋼等の弾性材製であり、モア装置20の昇降位置に拘らず、上カバー体27における左右側板27aの内面に常時当接している。
以上のように構成すると、上カバー体27の係止軸81回りの上下回動を許容した状態で、ダクト部26における左右側板26cの外面と上カバー体27における左右側板27aの内面との間に必然的に形成される隙間をモア用シール部材100にて確実に塞げるので、刈取作業時に、前述した隙間から搬送風が漏れ出すことはなくなる。このため、当該搬送風による芝草の搬送効率を高い状態に維持でき、排出ダクト28内に芝草が溜まるおそれを低減できる。しかも、前記した隙間から刈取後の芝草を周囲に撒き散らすおそれもなくなるのである。
排出ダクト28における左右側板28aの前端部には、上カバー体27の左右側板27aとの間の隙間を塞ぐための上仕切り板101が上下方向に延びるように設けられている。底カバー体70における左右側板70aの前端部には、モア装置20におけるダクト部26の左右側板26cとの間の隙間を塞ぐための下仕切り板102が上下に延びるように設けられている。
下仕切り板102の前面には、ばね鋼等の弾性材からなる上下長手のシール板103がボルト締結されている。当該シール板103は、その上部がモア装置20を最も下降させた状態でも上仕切り板101の下部に対して正面視でオーバーラップする程度の長さに設定されている。
上仕切り板101の前面には上下に長いゴム垂れ104が固着されている。当該ゴム垂れ104は、その下部がモア装置20を最も下降させた状態でもシール板103の上部に対して正面視でオーバーラップする程度の長さに設定されている。従って、上下の仕切り板101,102の間に存在する隙間は、モア装置20の昇降位置に拘らず、常時シール板103及びゴム垂れ104にて覆われている。
実施形態の上仕切り板101とゴム垂れ104とは、特許請求の範囲に記載した上シール部材に相当する。底カバー体70側のシール板103は、特許請求の範囲に記載した下シール部材に相当する。
以上のように構成すると、底カバー体70の枢着ピン71回りの上下回動を許容した状態で、上下の仕切り板101,102の間に存在する隙間をシール板103及びゴム垂れ104にて塞げるので、刈取作業時に、搬送風や刈取後の芝草が前述した隙間から漏れ出すことを防止できる。このため、搬送風による芝草の搬送効率をより一層向上できる。
(7).モア装置の昇降態様
以上の構成において、モア昇降レバー14を前傾するように回動操作した場合は、中間ロッド63が第1アーム62を前方に押して、当該第1アーム62を昇降操作軸61回りに矢印D方向(図10では時計方向)に回動させることにより、昇降操作軸61と左右両第2アーム64とが一体的に矢印D方向に回動する。そうすると、これら第2アーム64が左右両昇降ロッド65を押し下げ、その結果、モア装置20が下降動する(図10参照)。
このとき、排出ダクト28の底カバー体70は、モア装置20の下降動に連動して枢着ピン71回りに下向き回動し、排出ダクト28の前端口(入口)がモア装置20におけるダクト部26の出口(後ろ向きの開口26b)と共に大きく開口する。
また、上カバー体27の前端部とモア装置20とは引っ掛け式の係止手段80を介して連結されているため(上カバー体27側のフック部82がモア装置20側の係止軸81に引っ掛けられているため)、上カバー体27は前方斜め下向きの傾斜姿勢を大きくしながらやや前方に引き出される。
モア昇降レバー14を後傾するように回動操作した場合は、中間ロッド63が第1アーム62を後方に引っ張って、当該第1アーム62を昇降操作軸61回りに矢印U方向(図11では反時計方向)に回動させることにより、昇降操作軸61と左右両第2アーム64とが一体的に矢印U方向に回動する。そうすると、これら第2アーム64が左右両昇降ロッド65を引き上げ、その結果、モア装置20が上昇動する(図11参照)。
このとき、排出ダクト28の底カバー体70は、モア装置20の上昇動に連動して枢着ピン71回りに上向き回動し、排出ダクト28における前端口(入口)の大きさ(開口断面積)が狭まる。また、上カバー体27は前方斜め下向きの傾斜姿勢を小さくしながらやや後方に押し込まれる。
すなわち、上カバー体27は、モア装置20の昇降動に連動して前方斜め下向きの傾斜姿勢を変更する際に、前後方向に若干ずれ移動する。これに対して、上カバー体27の後端部は、左右一対の案内支持手段83にて、モア装置20の昇降動に伴う上カバー体27の前後ずれ移動を許容した状態で、排出ダクト28における左右側板28aの内面に支持されている。このため、上カバー体27は、モア装置20の昇降動に連動して前方斜め下向きの傾斜が大きい姿勢になったり小さい姿勢になったりするというように、スムーズに姿勢変更できる。
走行機体1からモア装置20を取り外すに際しては、まず、モア昇降レバー14を前向きに回動操作して、モア装置20を地面に這うように下降させ、前後4つのゲージ車輪25を地面に接地させる。
次いで、中間軸47とモア用ギヤボックス48との連結を解除して、エンジン7からモア装置20へ向かう動力伝達系統を切り離す。また、これに併せて、モアケース23の前ブラケット53と前リンク杆21とをつなぐ枢支ピン54を抜き取り、前リンク杆21とモア装置20との連結を解除する。
次いで、連結レバー58の把手部58bと固定軸68との間に装架された引張りばね69の付勢力に抗して、モアケース23上にある支持ブラケット57の係止部67aと連結レバー58のアーム部58cとの係合を解除したのち、支持ブラケット57から連結レバー58の支軸部58aを左右外向きに引き抜いて、後ろリンク杆22、昇降ロッド65及び連杆72の枢支部であるボス部材66と、支持ブラケット57との連結を解除する。
その後、例えばモア装置20を少し前方にずらす等により、上カバー体27側のフック部82とモア装置20側の係止軸81との引っ掛かり係合を外したのち、走行機体1の下方からモア装置20を横方向に引き出すのである。
そうすると、係止軸81との引っ掛かり係合が解除された上カバー体27は更に前方斜め下向きに傾こうとするが、上カバー体27側の吊支軸92が後ろリンク杆22側の遊嵌穴93にそれぞれ突き当たる(引っ掛かる)。
このため、従前までモア装置20側の係止軸81にて支持されていた上カバー体27の前端部は、左右両吊支手段90を介して左右両後ろリンク杆22にて支持される。換言すると、走行機体1の下方からモア装置20を取り外した状態では、上カバー体27は後ろリンク杆22と排出ダクト28側の転動コロ85との左右2箇所ずつ(計4箇所)で吊支されるのである。
従って、本願発明の芝刈機によると、走行機体1側に上カバー体27を残した状態でモア装置20を簡単に取り外せるから、モア装置20のメンテナンス(点検・整備)作業をスムーズ且つ安全に行える。また、上カバー体27がない分だけモア装置20の重量が軽くなるので、モア装置20単体を移動させるに際して、作業者の負担も軽減される。
更に、上カバー体27の前端部とモア装置20とが引っ掛け式の係止手段80を介して着脱可能に連結されているから、抜け止め用のピンやナットを使わなくても、上カバー体27とモア装置20との着脱を簡単に行える。このため、モア装置20の取り付け・取り外しに際して、上カバー体27とモア装置20とを着脱する手間を軽減でき、作業者の負担が少なくて取り扱いがし易いという効果を奏する。
特に実施形態では、係止手段80として、上カバー体27側のフック部82をモア装置20側の係止軸81に後方から引っ掛けるという構成を採用しているので、フック部82と係止軸81とを係脱するだけで、モア装置20に対する上カバー体27の取り付け・取り外しをワンタッチで行える。このため、上カバー体27とモア装置20とを着脱する手間の軽減に対して高い効果を発揮するのである。
上カバー体27と後ろリンク杆22とは、モア装置20を走行機体1から取り外したときにモア装置20に代わって上カバー体27の前端部を支持する吊支手段90を介して連結されているから、モア装置20を取り外したときも、上カバー体27を走行機体1側に吊り下げた状態に保持できる。このため、モア装置20の取り付け・取り外し作業を一人でも簡単に実行でき、作業コスト(人的コスト)の低減に寄与できる。
なお、モア昇降レバー14の後方への回動操作にて上カバー体27を上昇位置に保持しておけば、モア装置20を取り外していても、上カバー体27が走行機体1から垂れ下がらないので、走行機体1は安全に走行できる。また、走行機体1の下方にモア装置20を配置するスペースを大きく確保できるから、モア装置20の取り付け時に上カバー体27の存在が邪魔になることはない。
実施形態で採用した吊支手段90は、後ろリンク杆22側の遊嵌穴93に、上カバー体27側の吊支軸92を遊嵌するという簡単な構成である。後ろリンク杆22自体はモア装置20を吊支するためのものであり、実施形態では、後ろリンク杆22に、上カバー体27用の支持部材としての役割を兼用させている。このため、吊支手段90の構成部品点数を抑制でき、製造コストの低減に寄与できる。
(8).その他
本願発明は、前述の実施形態に限らず、様々な態様に具体化できる。例えば前述したモア装置20及び排出ダクト28のシール構造において、シール板103をなくし、下仕切り板102自体を上仕切り板101の下部にオーバーラップする程度の長さに設定したり、逆に上仕切り板101を下仕切り板102の上部にオーバーラップする程度の長さに設定したりしてもよい。この場合、上下の仕切り板101,102がそれぞれ特許請求の範囲に記載した上下のシール部材に相当することになる。ゴム垂れ104は必ずしもなくてよい。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
芝刈機の側面図である。 芝刈機の平面図である。 動力伝達系統の一部を示す走行機体前部の側面図である。 動力伝達系統の一部を示す走行機体後部の側面図である。 モア装置の側面図である。 モア装置の平面図である。 後ろリンク杆と昇降機構とモア昇降レバーとモア装置との関係を示す概略斜視図である。 後ろリンク杆と昇降機構とモア装置との連結構造を示す概略斜視図である。 上カバー体の概略斜視図である。 モア昇降レバーを前方に回動操作した状態での上カバー体及び底カバー体の連動関係を示す側面図である。 モア昇降レバーを後方に回動操作した状態での上カバー体及び底カバー体の連動関係を示す側面図である。 図10のXII−XII視断面図である。 モアケースの正面図である。
1 走行機体
2 機体フレーム
7 エンジン
14 モア昇降レバー
20 モア装置
21 前リンク杆
22 後ろリンク杆
23 モアケース
26 ダクト部
27 上カバー体
28 排出ダクト
60 昇降機構
80 係止手段
81 係止軸
82 フック部
82a 下顎部
83 案内支持手段
84 案内レール
84a 当接板部
85 転動コロ
90 吊支手段
91 固定ブラケット
92 吊支軸
93 遊嵌穴
100 モア用シール部材
101 上仕切り板
102 下仕切り板
103 シール板
104 ゴム垂れ

Claims (1)

  1. 走行機体(1)の下面に昇降動可能に装着されたモア装置(20)と、前記モア装置(20)を昇降動させる昇降機構(60)と、前記モア装置(20)から後方に延びる排出ダクト(28)とを備え、前記モア装置(20)は、前記排出ダクト(28)に連通するダクト部(26)と、前記ダクト部(26)に形成された上向きの開口(26a)を覆う断面下向きコ字状の上カバー体(27)とを備えている芝刈機において、
    前記ダクト部(26)の左右側部と前記上カバー体(27)の左右側部との間に、隙間を塞ぐモア用シール部材(100)を配置する構造であって、
    記ダクト部(26)における前記上向き開口(26a)の左右開口縁に、補強用のパイプ部材(99)をそれぞれ設け、前記上カバー体(27)における左右側板(27a)の内面にそれぞれ当接させる断面く字状の前記モア用シール部材(100)を前記左右のパイプ部材(99)にそれぞれ固着したことを特徴とする芝刈機。
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