JP4953249B2 - 携帯機器 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池に関し、特にリチウムイオン二次電池を内蔵した保護機能付きの電池パック、電池パック内蔵用保護動作制御ICおよびこれらを利用する携帯機器に関する。
現在、携帯電話端末などの携帯機器には充電可能な電池である二次電池として、電圧が高い、エネルギー密度が高い、メモリー効果がない、サイクル寿命が長い、急速充電が可能、等の種々の利点から、リチウムイオン二次電池が広く利用されている。
リチウムイオンニ次電池は、危険性の高い素電池(電池セル)を使用しているため、保護回路を内蔵した電池パックの形態で提供されることが一般的である。この保護回路には、過充電保護、過電流保護、過放電保護の各機能が搭載されている。その他、ショート保護や正規充電器検出を行っているものもある。このような電池パックでは、温度情報を充電器へ出力し、充電回路において推奨している充電許可温度を外れた場合は充電を停止するようにしている。
一方、電池パックに充電機能を内蔵している電池パックも存在している。この場合、電池の温度が推奨の充電許可温度から外れた場合は自ら充電を停止するか、もしくは一時的に充電を保留し温度が正常範囲へ入ると再び充電を行うものとなっている。
図1に、従来の携帯機器用の電池パック140に対する充電回路120を内蔵した携帯電話端末としての携帯機器100の構成を示す。
電池パック140は、正極端子141と負極端子143との間に直列接続された素電池(電池セル)148、PTC(Positive Temperature Coefficient)サーミスタ149、過放電/過電流保護用トランジスタ147、および過充電保護用トランジスタ146を有する。電池パック140は、さらに、過放電/過電流保護用トランジスタ147および過充電保護用トランジスタ146(のゲート電位)を制御する保護回路(保護動作制御IC)145、および電池パック140ひいては素電池148の温度を検出する温度検出回路144を有する。この温度検出回路144の出力は温度検出端子142に接続される。
電池パック140の正極端子141と負極端子143とに対して、ACアダプタ110から充電回路120を介して充電用電圧が印加される。ACアダプタ110は交流を所定の直流電圧に変換する。
充電回路120は、温度依存充電制御回路130、電圧検出用抵抗122、電流検出部131、およびトランジスタ(FET)121を備えている。温度依存充電制御回路130は、充電電流が流れる電流検出用の抵抗122の両端電圧から充電電流を検出する電流検出部131、抵抗123を介して電圧を検出する定電圧制御部132、温度検出端子142からの信号を受ける温度検出部134、およびこれらの各部131〜132に基づく充電制御を行う充電制御部135を含む。
保護回路145を内蔵したニ次電池パック140の保護動作について簡単に説明する。
リチウムイオン電池セルは、過充電、過放電に弱い電池であり、また大電流で放電が行われると危険である。このため、過充電保護、過放電保護、過電流保護、の各種保護が行われている。また、充電中に温度が規定の温度を超えると電池の劣化や膨張などの不具合が生じうるので、電池パック140内に温度検出回路144を備え、充電回路120の温度依存充電制御回路130に対して温度情報を送り、充電システムー体として保護をかけることが行われている。すなわち、電池温度が規定の温度以上、または規定の温度以下の場合は充電を開始しない、充電中に電池温度が規定の温度以上となった場合は充電を禁止する、という保護をかけるものである。
その他、リチウムイオン二次電池を満充電と判定する設定電圧を切り替えることにより、長寿命モードと高容量モードのいずれかを選択可能とする技術も提案されている(特許文献1参照)。
このように、リチウムイオン二次電池の電池パックは、充電中の温度が推奨の充電許可温度より少しでも高い場合、充電をしないことにより安全性の確保や劣化することを防ぐことができる。
特開2002−78222号号公報
上述のように、従来の携帯機器用のリチウムイオン電池パックの充電システムは、保護回路を内蔵した電池パックと充電回路とで構成され、その保護回路では、電池の安全および電池の劣化防止のため充電開始時点の電池温度が規定の温度以上となった場合は充電を行わない、充電中であれば充電を一時中断する/終了するなどの動作を行っている。
したがって、そのような従来の電池パックでは、発熱を伴う使用条件で充電しながら使用を継続するということができなかった。
しかしながら近年では、消費電流の大きいアプリケーションの使用の頻度が高くなっている。このような場合、電池パックに蓄えられた電池容量は短い時間で消費されることとなる。そのためアプリケーションを使用しながら充電を行いたい需要が増えてきている。一方、携帯機器用で消費電流の大きいアプリケーションを使用するとその消費電流に比例して携帯機器自体の発熱が大きくなっていく。
このため、従来のシステムでは上記消費電流の大きいアプリケーションでは使用しながら充電を行うことができないという不都合があった。
また、リチウムイオンニ次電池を使用するシステムにおいて、システムの都合上、電池の推奨充電許可温度を上回る温度へ頻繁に達してしまう場合は、敢えて推奨の充電許可温度を超えて使用することを充電システム側で許容し(充電を許可する温度範囲を高い温度側に広げ)、充電を継続することも考えられる。しかし、その場合、電池の劣化が早く進み、電池が膨れるなどの外見上の問題も生じうる。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、電池温度が上昇しても電池の劣化や膨張などの不具合を軽減しつつ充電を継続することができるようにするものである。
本発明による携帯機器は、電池パックに充電を行う充電回路を内蔵し、アプリケーションを使用しながら充電を行うことができる携帯機器であって、前記電池パックは、素電池と、過充電保護用トランジスタと、過充電状態を検出し、前記過充電保護用トランジスタのオンオフ制御を行う保護動作制御部と、電池パックの温度を検出する温度検出部と、充電時に前記温度検出部の出力に基づいて電池パックの温度が基準温度以上となったことが検出された場合、前記過充電保護用トランジスタのON抵抗値を制御するON抵抗制御部とを備え、前記ON抵抗制御部は、充電時に前記温度検出部の出力に基づいて電池パックの温度が前記基準温度以上となったことが検出された場合、前記過充電保護用トランジスタのON抵抗値を制御することにより前記素電池に対する充電動作を継続し、前記充電回路は、前記基準温度より高い所定の温度が検出されたとき、充電を停止させる充電制御部を有する
従来の二次電池の保護回路における過充電保護用トランジスタは、ON(抵抗値≒0)またはオフ(抵抗値≒∞)でしか使用をしていなかったのに対し、本発明では、充電を行っている状態で、かつ電池温度が基準温度より高い場合、過放電保護用トランジスタの制御を行い、ON時の抵抗値を上げることにより素電池にかかる充電電圧および電流を下げることにより、電池温度が上昇しても電池の劣化や膨張などの不具合を軽減しつつ充電を継続することができる。
また、充電回路に安全性を高める機能がある場合は、電池パック内での保護機能と併用することができ、更なる安全性向上の実現が可能となる。
以下、本発明の好適な実施の形態について他の図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は、本実施の形態における電池パック240の内部構造および、この電池パック240に対する充電回路120を内蔵した携帯電話端末としての携帯機器200の構成例を示している。
電池パック240は、正(+)極端子241と負(−)極端子243との間に直列接続された素電池(電池セル)248、この素電池に直接に接続されたPTCサーミスタ249、過放電/過電流保護用トランジスタ247、および過充電保護用トランジスタ246を有する。ここでは、過放電/過電流保護用トランジスタ247および過充電保護用トランジスタ246としてはFETを用いている。電池パック240は、さらに、過放電/過電流保護用トランジスタ247および過充電保護用トランジスタ246(のゲート電位)を制御する保護回路(保護動作制御IC)245、温度検出回路244、基準温度判定器252、充電/放電判定器253、AND回路254、高温充電制御スイッチ(トランジスタ)255、抵抗256,257を有する。
電池パック240内にある温度検出回路244は、実際の一般的な回路では、NTC(Negative Temperature Coefficient)サーミスタ(静特性サーミスタ)のみで構成することができ、その一端が電池パックの−極端子243に接続され他端が電池パック240の温度検出端子242に接続され、電池パック単体ではオープンの状態になっている。NTCサーミスタは温度上昇とともに抵抗値が減少する素子であり、その結果、温度の変化に呼応して分圧された電圧も変化する。すなわち温度検出回路244は現在の電池パック240の温度に応じて変化する信号を出力する。これを充電回路220の温度検出部234で読み取って電池温度として検出する。充電制御部235は、この温度が基準温度(設定値)以上になれば、素電池248が高温であると判断して、トランジスタ221を制御して充電を停止する。温度検出回路244の出力は温度検出端子242および基準温度判定器252の一方の入力端子に接続される。
なお、温度検出回路244には、NTCサーミスタに限るものではなく、他の素子(温度検出IC、別の受動素子)などでも同様の機能を達成することができる。
基準温度判定器252は、温度検出回路244の出力と基準電圧251とを比較して、検出された温度が基準温度以上となったかどうかを判定する回路である。
充電/放電判定器253は、直列に接続された両トランジスタ246,247のチャンネルの一端の電位と他端の電位とを比較して素電池248に流れる電流の向きを検出することにより、現在の動作が充電か放電かを判定する回路である。
基準温度判定器252と充電/放電判定器253の両出力を受けるAND回路254は、充電状態において検出温度が基準温度以上となった場合に出力を発生する。
これらの部品252,253,254,255が本発明における「ON抵抗制御部」を構成している。
高温充電制御スイッチ(トランジスタ)255は、通常OFF状態にあり、AND回路254からの出力を受けてON状態となり、Cout出力電圧を抵抗256,257で分圧した電圧で過充電保護用トランジスタ246を駆動する。この分圧電圧は過充電保護用トランジスタ246を、そのON時の抵抗値(ほぼ0)よりも大きい所定のON抵抗値をもって導通させるような、抵抗256,257について分圧比を選定する。
電池パック240の正極端子241と負極端子243とに対しては、ACアダプタ210から充電回路220を介して充電用電圧が印加される。ACアダプタは交流を所定の直流電圧に変換する。
携帯機器200内の充電回路220は、温度依存充電制御回路230、電圧検出用抵抗223、電流検出部222、トランジスタ(FET)221を備えている。温度依存充電制御回路230は、充電電流が流れる電流検出用の抵抗222の両端電圧から充電電流を検出する電流検出部231、抵抗223を介して電圧を検出する定電圧制御部232、温度検出端子242からの信号を受ける温度検出部234、およびこれらの各部231〜232に基づく充電制御を行う充電制御部235を含む。
保護回路として保護動作制御IC245を内蔵したリチウムイオンニ次電池パック240の保護動作について簡単に説明する。図4に、保護動作制御IC245の概略の内部構成を示す。
保護動作制御IC245は電源端子Vdd401,Vss409,V−420と、信号出力端子Dout418,Cout419を有する。
VssとVddとの差分電圧は、直列接続された抵抗402,403で分圧され、過充電用電圧検出器406で基準電圧408と比較される。過充電用電圧検出器406はその出力をレベルシフト回路411を介してCout端子419に出力する。
同様に、Vssに対するVddの差分電圧は、直列接続された抵抗404,405で分圧され、過放電用電圧検出器407で基準電圧408と比較される。過放電用電圧検出器407はその出力をNOR回路413に入力する。NOR回路413の他方の入力端子には、放電過電流用電圧検出器414の出力が入力される。放電過電流用電圧検出器414は、Vssをベースとした基準電圧415とV−電圧とを比較する。
NOR回路413の出力は遅延回路412を介してAND回路416の一方の入力端子に入力される。AND回路416の他方の入力端子には、V−に接続された短絡検出部417の出力が入力される。AND回路416の出力はDout418に出力される。
保護動作制御IC245の具体的な機能は次の4つである。
(1)過充電保護:リチウムイオン電池セルは、過充電に弱い電池である。このため、電池セル248の電圧が規定電圧以上に上がった場合、過充電保護用トランジスタ246をOFFすることにより充電ができないよう保護をかけるものである。具体的には、素電池248の電圧を保護動作制御IC245のVddとVss間で監視し、設定電圧以上になると、通常時はHighを出力しているCout端子をLowにして過充電保護用トランジスタ246をOFFにする。すなわち、保護動作制御IC245内の過充電用電圧検出器406が設定電圧以上の電圧を検出をすると、Cout端子にに接続されたトランジスタ246をOFFすることによって過充電を保護をする。実際には過充電用電圧検出器406に、ヒステリシスを持たせてあり、動作を解除する設定電圧は動作電圧より低い電圧で解除を行う。
(2)過放電保護:リチウムイオン電池セルは、過放電に弱い電池である。このため、電池セル248の電圧が規定電圧以下に下がった場合、放電ができないよう過放電/過電流保護用トランジスタ247をOFFすることにより保護をかけるものである。具体的には、素電池248の電圧を保護動作制御IC245のVddとVss間で監視し、設定電圧以下になると、通常時はHighを出力しているDout端子をLowにして過放電/過電流保護用トランジスタ247をOFFにする。
すなわち、保護動作制御IC245内では、過放電用電圧検出器407が設定電圧以下の電圧を検出をすると、Dout端子に接続されたトランジスタ247をOFFすることによって過充電を保護をする。過放電用電圧検出器407についても実際にはヒステリシスを持たせてあり、動作を解除する設定電圧は動作電圧より高い電圧で解除を行う。
(3)過電流保護:大電流で放電が行われると危険であるため、専用機器で使用する電流以上の電流が流れた場合、過放電/過電流保護用トランジスタ247をOFFすることにより、電流を遮断し、保護をかけるものである。具体的には、2つの保護用トランジスタの両端の電位をVss−とV−間で監視しており、設定された電位差以上になると、通常時はHighを出力しているDout端子をLowにして過放電/過電流保護用トランジスタ247をOFFにする。
すなわち、保護動作制御IC245内では、放電過電流用電圧検出器414がVSSとV−との間の電位差が予め設定された電圧以上となったことを検出したとき、Dout端子に接続されたトランジスタ247をOFFすることによって放電過電流状態から電池セルを切り離すことにより保護を行う。
(4)短絡検出:回路の短絡が発生すると危険であるため、短絡を検出したときトランジスタ247をOFFすることにより、電流を遮断し、保護をかけるものである。具体的には、保護動作制御IC245内でV−の電位が急激に変動した場合、短絡検出部417がこれを検出し、Dout端子にLowを出力し、この端子に接続されたトランジスタ247をOFFすることによって短絡状態から電池セルを切り離す。
さらに電池パック内には次の機能が備えられる。
(5)温度検出機能(充電回路が電池パック240の外側に存在する場合):専用の充電回路220の温度依存充電制御回路230に対して、電池パック240内の温度検出回路244から温度情報を送り、充電システムー体として保護をかけるものである。電池温度が規定の温度以上、または規定の温度以下の場合は充電を開始しない、充電中に電池温度が規定の温度以上となった場合は充電を禁止する、という保護をかけるものである。具体的には、温度検出端子242と−極端子243と間に接続された温度検出回路(基準温度検出素子)244に充電回路側から基準電圧236でプルアップを行い、温度検出回路244と充電回路内のプルアップ抵抗237で分圧された電圧を温度検出部234で利用する温度情報としている。
次に図3に、本実施の形態における他の構成の電池パック340を内蔵した携帯機器300の構成例を示す。図2に示した要素と同様の要素には同じ参照番号を付して、重複した説明は省略する。
図2の構成では、電池パック内での制御で利用する基準温度は単一の温度としたが、図3の例では基準温度を複数とする。図の例では、第1および第2の基準温度の二つの基準温度を用いている。ここでは、第2の基準温度は、第1の基準温度より高く設定されているとする。また、第2の基準温度は温度依存充電制御回路230において充電回路220のトランジスタ221をOFFさせる温度よりは低いものとする。逆に言えば、トランジスタ221をOFFさせる温度は従来よりも高く設定することができる。
図3の構成では、基準電圧251a,251bを設け、温度検出回路244の出力をそれぞれ別個の基準電圧251a,251bと比較するため、基準温度判定器252に加えて基準温度判定器341を設けている。これに伴い、基準温度判定器341と充電/放電判定器253の両出力を受けるAND回路342と、このAND回路342の出力によりON/OFF駆動されるもう一つの高温充電制御スイッチ(トランジスタ)343を設けている。高温充電制御スイッチ(トランジスタ)343は抵抗257と−端子243との間に接続され、電池パック340の検出温度が、基準電圧251bに対応する第2の基準温度に達するまではOFF状態にあり、それ以上となったときにON状態となる。温度が第1の基準温度より低い値から上昇していく際、第1の基準温度以上となったとき、まず、高温充電制御スイッチ(トランジスタ)255がOFFからONとなる。このとき、抵抗257に対して抵抗256が接続された状態となる。したがって、過充電保護用トランジスタ246のゲート電位が低下する(ただし、同トランジスタの導通状態は維持される)。さらに温度が上昇して第2の基準温度以上となったとき高温充電制御スイッチ(トランジスタ)343がOFFからONとなる。このとき、抵抗256に対して抵抗344が並列に接続された状態となる。抵抗256と抵抗344の並列合成抵抗値は抵抗256の抵抗値より低下するので、過充電保護用トランジスタ246のゲート電位がさらに低下する(ただし、同トランジスタの導通状態はなお維持される)。
このように図3の構成によれば、電池温度に応じて過充電保護用トランジスタ246の導通状態に複数段階で切替制御することができる。すなわち、図2の構成では過充電保護用トランジスタ246の導通状態は高導通状態(抵抗値ほぼゼロ)、中導通状態(ほぼゼロとほぼ無限大との中間のON抵抗値)、遮断状態の3状態であったが、図3の構成では高導通状態、中導通状態(第1のON抵抗値)、低導通状態(第2のON抵抗値)、遮断状態(抵抗値ほぼ無限大)の4状態となる。これにより、充電時に電池が基準温度以上となった場合、過充電保護用トランジスタのON抵抗値を制御することにより素電池にかかる電流・電圧を多段階的に押さえ充電を継続する。すなわち、電池温度に応じてよりきめ細かに充電制御を行うことが可能となる。
次に、図5に図2の携帯機器200の変形例としての携帯機器400の構成例を示す。この回路構成は図2に示したものと同様であるが、基準温度判定器252と、充電/放電判定器253と、AND回路254とを保護動作制御IC545の内部に取り込んでいる。保護動作制御IC545は、さらに、高温充電制御スイッチ(トランジスタ)255および抵抗256を元の保護動作制御IC245内に取り込んだ形式の過充電保護用トランジスタ制御部546を内蔵している。電池パック540の動作は基本的には図2に示した電池パック240と同じであるが、素電池248の電圧から過充電保護用トランジスタ制御部546に対してフィードバックをかけることにより、過充電保護用トランジスタ制御部546のトランジスタ制御にレギュレータの特性を持たせることができる。すなわち、電池温度を検出した際に充電の電圧を一定に抑える機能をあわせ持たせた保護動作制御を行うことができる。
図6は、図5の携帯機器400の構成と類似しているが、電池パック640内に、既存の温度検出回路644に加えて、別個の温度検出回路244と、その出力端子を第2の基準電圧643にプルアップする抵抗646を別個に設けた携帯機器600の構成例を示している。これにより、充電回路220へ温度情報を送るための温度検出回路644とは別に、電池パック内で利用される温度情報を得るための温度検出回路244を独自に持つことができる。これにより、電池パック内で検出させる温度の設定を容易にすることができる。すなわち、携帯機器用の温度検出回路共有化による自由度の低下を回避することができる。
図7に、上記の実施の形態による各種構成において実現できる電池温度と素電池の充電電圧の関係を表したグラフを示す。この充電電圧は+極端子241とトランジスタ247のPCTサーミスタ側の端子との間の電圧である。
図7(a)〜(e)の設定例1〜5は基準温度判定器と充電/放電判定器と高温充電制御SWが各1ヶの場合もしくは同等の機能を保護動作制御ICで実現した場合の関係を示している。各グラフの破線は、充電回路側で充電停止とする電池温度を検出したとき充電が停止されたことを示している。
グラフの縦軸は充電池の充電電圧(V)を示し、横軸は電池温度(℃)を示している。充電電圧がある温度で急激にドロップする形状のグラフの設定例では、そのドロップの程度は抵抗257,256等の分圧比に応じて定まる。グラフの縦軸の値(充電電圧)の温度と共に低下する形状はFETトランジスタの温度特性や部品の特性によって決まる。例えば、抵抗257にNTCサーミスタを用いた場合、温度上昇とともに抵抗257の抵抗値が低下するため、高温充電制御スイッチ(トランジスタ)255がONした後はトランジスタ246のゲート電位は温度上昇とともに上がる。
図8(a)〜(e)に、上記の実施の形態による各種構成において実現できる電池温度と素電池の充電電圧の関係を表した設定例6〜10のグラフを示す。これらは温度の検出を多段で行う構成例に対応している。他の要素については図7の場合と同様である。
図9(a)に、温度検出を多段とし、かつレギュレータ機能に移る温度を別に設定した設定例11のグラフを示す。さらに、図9(b)(c)は低温側でも温度検出を行って過充電保護用トランジスタ246の制御を行う場合の設定例12,13を示している。図9(b)(c)の差はFETトランジスタの温度特性や部品の特性の差によるものである。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。
例えば、携帯機器として、主に携帯電話端末について説明したが、その他、ノート型PC、PDA、ゲーム機、音楽プレーヤ等、二次電池を使用する任意の携帯機器に本発明は適用可能である。
二次電池としてはリチウムイオン電池についてのみ説明したが、他の種類の二次電池に対して適用してもよい。
従来の携帯機器用の電池パックに対する充電回路を内蔵した携帯電話端末の構成を示した図である。 本発明の実施の形態における電池パックの内部構造および、この電池パックに対する充電回路を内蔵した携帯機器の構成例を示した図である。 本発明の実施の形態における他の構成の電池パックを内蔵した携帯機器の構成例を示た図である。 図2、図3内の保護動作制御ICの概略の内部構成を示した図である。 図2の回路構成の変形例を示した図である。 図5の回路構成において電池パック内に、別個の温度検出回路を別個に設けたものの図である。 上記の実施の形態による各種構成において実現できる電池温度と素電池の充電電圧の関係を表したグラフである。 上記の実施の形態による各種構成において実現できる電池温度と素電池の充電電圧の関係を表した他のグラフである。 上記の実施の形態による各種構成において実現できる電池温度と素電池の充電電圧の関係を表したさらに他のグラフである。
符号の説明
200…携帯機器、210…アダプタ、220…充電回路、221…トランジスタ、222…電流検出用抵抗、223…電圧検出用抵抗、230…温度依存充電制御回路、231…電流検出部、232…定電圧制御部、234…温度検出部、235…充電制御部、236…基準電圧、237…プルアップ抵抗、240…リチウムイオンニ次電池パック、241…正極端子、242…温度検出端子、243…負極端子、244…温度検出回路、245…保護動作制御IC、246…過充電保護用トランジスタ、247…過放電/過電流保護用トランジスタ、248…素電池(電池セル)、249…PTCサーミスタ、251,251a,251b…基準電圧、252…基準温度判定器、253…充電/放電判定器、254…AND回路、255…高温充電制御スイッチ(トランジスタ)、256,257…抵抗、300…携帯機器、340…電池パック、341…基準温度判定器、342…AND回路、343…高温充電制御スイッチ(トランジスタ)、344…抵抗、400…携帯機器、402,403…抵抗、404,405…抵抗、406…過充電用電圧検出器、407…過放電用電圧検出器、408…基準電圧、411…レベルシフト回路、412…遅延回路、413…NOR回路、414…放電過電流用電圧検出器、415…基準電圧、416…AND回路、417…短絡検出部、418…Dout、419…Cout端子、540…電池パック、545…保護動作制御IC、546…過充電保護用トランジスタ制御部、600…携帯機器、640…電池パック、643…基準電圧、644…温度検出回路

Claims (4)

  1. 電池パックに充電を行う充電回路を内蔵し、アプリケーションを使用しながら充電を行うことができる携帯機器であって、
    前記電池パックは、
    素電池と、
    過充電保護用トランジスタと、
    過充電状態を検出し、前記過充電保護用トランジスタのオンオフ制御を行う保護動作制御部と、
    電池パックの温度を検出する温度検出部と、
    充電時に前記温度検出部の出力に基づいて電池パックの温度が基準温度以上となったことが検出された場合、前記過充電保護用トランジスタのON抵抗値を制御するON抵抗制御部とを備え、
    前記ON抵抗制御部は、充電時に前記温度検出部の出力に基づいて電池パックの温度が前記基準温度以上となったことが検出された場合、前記過充電保護用トランジスタのON抵抗値を制御することにより充電電流を低下させて前記素電池に対する充電動作を継続し、
    前記充電回路は、前記基準温度より高い所定の温度が検出されたとき、充電を停止させる充電制御部を有する
    ことを特徴とする携帯機器。
  2. 前記電池パックは、前記素電池に流れる電流の向きを検出することにより現在の動作が充電か放電かを判定する充電/放電判定器をさらに備え、前記ON抵抗制御部は、前記温度判定部と前記充電/放電判定部により、電池温度が基準温度以上となった状態で充電が行われようとしたとき、前記過充電保護用トランジスタを所定のON抵抗値で制御する信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の携帯機器。
  3. 前記温度検出部は温度を複数段階で検出し、前記ON抵抗制御部は温度の複数段階の検出出力に応じて前記過充電保護用トランジスタのON抵抗値を複数段階に制御することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯機器。
  4. 前記温度検出部として、前記充電回路へ温度情報を出力するための第1の温度検出部と、前記電池パックの内部で利用するための温度情報を出力する第2の温度検出部とを備えたことを特徴とする請求項1、2または3に記載の携帯機器。
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