JP5458647B2 - 保護回路 - Google Patents

保護回路 Download PDF

Info

Publication number
JP5458647B2
JP5458647B2 JP2009107318A JP2009107318A JP5458647B2 JP 5458647 B2 JP5458647 B2 JP 5458647B2 JP 2009107318 A JP2009107318 A JP 2009107318A JP 2009107318 A JP2009107318 A JP 2009107318A JP 5458647 B2 JP5458647 B2 JP 5458647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
temperature
secondary battery
circuit
overcharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009107318A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010259240A (ja
Inventor
順司 竹下
巌 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2009107318A priority Critical patent/JP5458647B2/ja
Publication of JP2010259240A publication Critical patent/JP2010259240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5458647B2 publication Critical patent/JP5458647B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、二次電池を二重保護するための二重保護回路が設けられた保護回路に関する。
近年では、リチウムイオン電池等の二次電池で駆動するデジタルカメラや携帯電話等の携帯機器が普及している。リチウムイオン電池等の二次電池は、使用上の安全性を確保するために保護回路が備えられた電池パックの形態で使用される。
従来の電池パックでは、充放電を制御して二次電池を過充電及び過放電から保護する保護回とは別に、二次電池を二重保護するための二重保護回路が設けられたものがある。従来の電池パックでは、二次電池の電池温度等に基づき保護回路が二次電池の保護動作を行っても、二次電池を保護できない場合に、二重保護回路による保護動作を行う。例えば特許文献1には、二次電池の充放電を制御する制御ICと、二次電池を二重に保護するための二重保護ICとが設けられた電池パックが開示されている。
ところで近年の携帯機器は多機能化が進んでおり、機器本体の温度が高くなる傾向にある。携帯機器に電池パックを搭載した状態で機器本体の温度が高くなると、電池パックの温度も上昇する。このとき電池パックは、二次電池の温度が上昇したものと判断し、保護回路を動作させる場合がある。
そこで従来の携帯機器は、機器本体の温度上昇による電池パックの温度上昇で保護回路が動作しないように、電池パック内の温度検出素子により検出された電池温度を実際の温度よりも低い温度として認識させる等の工夫が行われている。
特開2007−141572号公報
上記従来の技術では、温度検出素子により検出された二次電池の温度を電池パック外から実際よりも低く認識させることができるため、二次電池の温度異常を正しく検出することができず使用上の安全性に問題がある。
本発明は、上記事情を鑑みてこれを解決するためになされたものであり、二次電池の温度異常を正しく検出することができ、使用上の安全性を向上させることが可能な保護回路を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の如き構成を採用した。
本発明は、二次電池(110)と負荷(120)との間に接続され、前記二次電池(110)を保護する保護回路(110)であって、
前記二次電池(110)の温度を検出する温度検出素子(Rs)と、
前記二次電池(110)の負極と前記負荷(120)の負極とを接続する配線に設けられたスイッチ手段(M10、M20)と、
前記温度検出素子(Rs)により検出された前記二次電池(110)の温度が第一の温度範囲内であるか否かに応じて決まる第一の過充電検出電圧と、前記二次電池(110)の電池電圧とに基づき前記スイッチ手段(M10、M20)のオン/オフを制御する第一の保護回路(200)と、
前記二次電池(110)の正極と前記負荷(120)の正極とを接続する配線に設けられたヒューズ(400)と、
前記温度検出素子(Rs)により検出された前記二次電池(110)の温度が前記第一の温度範囲よりも広い第二の温度範囲内であるか否かに応じて決まる前記第一の過充電検出電圧より高い第二の過充電検出電圧と、前記二次電池(110)の電池電圧に基づき前記二次電池(110)の過充電を検出して前記ヒューズ(400)の溶断を制御する第二の保護回路(300)と、を有する構成とした。
また本発明の保護回路において、前記第二の保護回路(300)は、
前記第二の過充電検出電圧を生成する電圧源(314)と、
前記二次電池(110)の電池電圧と、前記第二の過充電検出電圧とを比較するコンパレータ(311)と、を有する過充電検出回路(310)と、
前記温度検出素子(Rs)により検出された温度に基づき前記電圧源(314)に前記第二の過充電検出電圧を変更させるための制御信号を出力する電圧調整回路(320)と、を有する構成とした。
また本発明の保護回路において、前記電圧調整回路(320)は、
前記温度検出素子(Rs)により検出された温度が前記第二の温度範囲外であることを検出したとき、前記電圧源(314)の前記第二の過充電検出電圧を変更させるための制御信号を出力する構成とした。
また本発明の保護回路において、前記過充電検出回路(310)は、
前記電圧調整回路(320)から前記制御信号が出力されたとき、前記電圧源(314)で生成される前記第二の過充電検出電圧を、前記温度検出素子(Rs)により検出された温度が前記第二の温度範囲内であるときの過充電検出電圧よりも低くする構成とした。
また本発明の保護回路において、前記電圧調整回路(320)は、
前記温度検出素子(Rs)と接続された温度検出用端子(TH端子)の電圧が非反転入力端子に供給され、反転入力端子に第一の所定電圧(Vz1)が供給される第一のコンパレータ(321)と、
前記温度検出素子(Rs)と接続された温度検出用端子(TH端子)の電圧が反転入力端子に供給され、非反転入力端子に第二の所定電圧(Vz2)が供給される第二のコンパレータ(322)と、
前記第一のコンパレータ(321)の出力信号と、前記第二のコンパレータ(322)の出力信号とが入力されるOR回路(325)と、
前記OR回路(325)の出力信号を所定時間遅延させる遅延回路(326)と、を有する構成とした。
また本発明の保護回路において、前記二次電池(110)は、複数の電池セル(111〜114)が直列に接続されて構成されており、
前記過充電検出回路(310A)は、
前記複数の電池セル(111〜114)と同数の複数のコンパレータ(311A〜311D)を有し、
前記複数のコンパレータ(311A〜311D)の反転入力端子に前記電池セル同士の接続点の電圧が供給され、前記複数のコンパレータ(311A〜311D)の非反転入力端子に前記過充電検出電圧が供給され、
前記電池セル(111〜114)毎の過充電を検出する構成としても良い。
本発明は、二次電池(110)と負荷(120)との間に接続され、前記二次電池(110)を保護する保護回路(300)であって、
前記二次電池(110)の過充電を検出するための閾値電圧である過充電検出電圧を生成する電圧源(314)と、
前記二次電池(110)の電池電圧と、前記過充電検出電圧とを比較するコンパレータ(311)と、を有する過充電検出回路(310)と、
前記二次電池(110)の温度を検出する温度検出素子(Rs)により検出された温度に基づき前記電圧源(314)に前記過充電検出電圧を変更させるための制御信号を出力する電圧調整回路(320)と、を有し、
前記電圧調整回路(320)は、
前記温度検出素子(Rs)により検出された温度が、前記温度検出素子と接続された他の保護回路が過充電を検出する他の過充電検出電圧を決める第一の温度範囲よりも広い第二の温度範囲外であるとき、前記他の過充電検出電圧より高い前記過充電検出電圧を、前記温度が前記第一の温度範囲内であるときの前記他の過充電検出電圧より低くする構成とした。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、二次電池の温度異常を正しく検出することができ、使用上の安全性を向上させることができる。
本実施形態の保護回路を説明するための図である。 第一の実施形態の二重保護ICを説明する図である。 第一の実施形態の保護回路における二次電池の温度と過充電検出電圧との関係の一例を示す図である。 第二の実施形態の二重保護ICを説明する図である。
本発明は、二重保護ICに二次電池の温度を検出するための温度検出用端子と、過充電検出回路と、電圧調整回路とを設け、二次電池の温度が所定範囲外となったとき、電圧調整回路により過充電検出回路における過充電検出電圧を調整することで、二重保護ICにおいても二次電池の温度保護を行う。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態の保護回路を説明するための図である。
本実施形態の保護回路100は、二次電池110と負荷120との間に接続されて、二次電池110の保護を行う。
本実施形態の保護回路100は、保護IC200、二重保護IC300、ヒューズ400を有する。また保護回路100は、トランジスタM10、M20、M30、温度検出素子であるサーミスタRsを有する。
本実施形態の保護回路100は、保護IC200においてサーミスタRsを用いて二次電池110の温度保護を行い、保護IC200による保護でも二次電池110を保護できない場合には、二重保護IC300とヒューズ400とにより二次電池110の保護を行う。本実施形態の二重保護IC300では、サーミスタRsと接続された後述するTH端の電圧を監視して、二次電池110の温度に基づき保護を行う。
保護IC200は、VDD端子、VTH端子、VSSTH端子、VSS端子、DOUT端子、COUT端子、V−端子を有する。VDD端子は、抵抗R10を介して二次電池110の正極側に接続され、VSS端子は二次電池110の負極側へ接続される。またVDD端子は、コンデンサC10を介して二次電池110の負極側と接続されている。VTH端子は、サーミスタRsの一端及び二重保護IC300の有するTH端子と接続されている。VSSTH端子は、抵抗R20を介してサーミスタRsの一端と接続されている。サーミスタRsの他端は、二次電池110の正極と接続されている。
DOUT端子はトランジスタM10のゲートに接続されており、COUT端子はトランジスタM20のゲートと接続されている。V−端子は、抵抗R30を介して負荷の負極側へ接続されている。
二重保護IC300は、VDD端子、VSS端子、V1端子、V2端子、V3端子、OV端子、TH端子を有する。VDD端子は、二次電池110の正極と負極との間に直列に接続された抵抗R40とコンデンサC20との接続点に接続されている。VSS端子、V1端子、V2端子、V3端子は二次電池110の負極側に接地されている。OV端子は、トランジスタM30のゲートに接続されており、TH端子はサーミスタRsの一端及びVTH端子と接続されている。
ヒューズ400は、直列に接続されたヒューズ410、420、抵抗R50、R60を有する。ヒューズ410、420は、二次電池110の正極と負荷120の負極との間で直列に接続されている。ヒューズ410とヒューズ420との接続点と、トランジスタM30のドレインとの間に、抵抗R50と抵抗R60とが並列に接続されている。トランジスタM30のソースは、二次電池110の負極に接続されている。
トランジスタM10とトランジスタM20とは、負荷120の負極側と二次電池110の負極側との間に接続されており、保護IC200のCOUT端子とDOUT端子とから出力される信号によりオン/オフが制御される。保護回路100では、トランジスタM10をオフさせると二次電池110に対する放電が禁止され、トランジスタM20がオフされると二次電池110からの充電が停止される。
本実施形態の保護IC200は、温度異常検出回路210、過充電検出回路220、過放電検出回路230、充電過電流検出回路240、放電過電流検出回路250、発振器260、カウンタ270、論理回路280、論理回路290、レベルシフト291、遅延回路292、短絡検出回路293を有する。
温度異常検出回路210は、サーミスタRsと接続されたVTH端子の電圧を監視して温度異常を検出する。温度検出回路210は、温度異常を検出すると温度異常検出信号を発振器260と論理回路280へ出力する。温度異常検出信号が論理回路280へ出力されてからカウンタ270により所定の遅延時間がカウントされると、論理回路280はレベルシフト291を介してCOUT端子から制御信号を出力し、トランジスタM20をオフさせて充電を禁止する。
過充電検出回路220は、VDD端子の電圧を監視して過充電を検出する。過充電検出回路220が過充電を検出すると過充電検出信号を発振器260と論理回路280へ出力する。過充電検出信号が論理回路280へ出力されてからカウンタ270により所定の遅延時間がカウントされると、論理回路280はレベルシフト291を介してCOUT端子から制御信号を出力し、トランジスタM20をオフさせて充電を禁止する。
過放電検出回路230は、VDD端子を監視して過放電を検出する。過放電検出回路230は、過放電を検出すると過放電検出信号を発振器260と論理回路290へ出力する。過放電検出信号が論理回路290へ出力されてからカウンタ270により所定の遅延時間がカウントされると、論理回路290はDOUT端子から制御信号を出力し、トランジスタM10をオフさせて放電を禁止する。
短絡検出回路293は、V−端子の電圧を監視して、二次電池110と負荷120との短絡を検出し、短絡検出信号を遅延回路292へ出力する。短絡検出信号が遅延回路292において所定の遅延時間が経過すると、短絡検出信号は論理回路290へ供給される。論理回路290は、短絡検出信号を受けてDOUT端子から制御信号を出力し、トランジスタM10をオフさせて放電を禁止する。
本実施形態の二重保護IC300は、サーミスタRsと接続されたTH端子を有し、TH端子の電圧Vthを監視することで二次電池110の温度保護を行う。本実施形態の二重保護IC300では、サーミスタRsにより検出される温度に対応して過充電を検出する閾値となる過充電検出電圧を変更する。
図2は、第一の実施形態の二重保護ICを説明する図である。本実施形態の二重保護IC300は、過充電検出回路310、電圧調整回路320を有する。二重保護IC300では、サーミスタRsにより検出される二次電池110の温度に応じて過充電検出回路310で過充電を検出する際の過充電検出電圧を電圧調整回路320により調整する。
過充電検出回路310は、コンパレータ311、遅延回路312、インバータ313、基準電圧源314、抵抗R31、R32を有する。
抵抗R31と抵抗R32とは、VDD端子と接地との間に直列に接続されている。コンパレータ311の反転入力端子には、抵抗R31と抵抗R32との接続点Aの電圧Vaが供給される。コンパレータ311の非反転入力端子には、基準電圧源314により生成される基準電圧Vrefが供給される。本実施形態では、基準電圧源314により生成される基準電圧Vrefが過充電を検出する際の閾値電圧となる。尚本実施形態の基準電圧源314は、電圧調整回路320の出力信号に基づき、生成する基準電圧Vrefの値を変更することが可能な構成である。
コンパレータ311の出力は、遅延回路312へ供給される。遅延回路312の出力は、インバータ313を介してOV端子から出力される。OV端子はトランジスタM30のゲートと接続されており、OV端子から出力される信号がトランジスタM30のオン/オフを制御する。
本実施形態の過充電検出回路310において、コンパレータ311は、接続点Aの電圧Vaが基準電圧Vrefよりも高くなったとき、過充電を検出したものとして出力をハイレベル(以下、Hレベル)からローレベル(以下、Lレベル)へ反転させる。Lレベルの信号は、遅延回路312で所定時間遅延された後、インバータ313によりHレベルの信号に反転されてOV端子から出力される。
OV端子から出力されたHレベルの信号は、トランジスタM30をオンさせる。トランジスタM30がオンされると、ヒューズ400のヒューズ410とヒューズ420が溶断され、二次電池110に対する充電が禁止される。
電圧調整回路320は、コンパレータ321、322、定電圧源323、324、OR回路325、遅延回路326を有する。
コンパレータ321の非反転入力端子とコンパレータ322の反転入力端子とは接続されており、TH端子と接続されている。TH端子は、サーミスタRsの一端と接続されている。コンパレータ321の反転入力端子には、定電圧源323で生成される電圧Vz1が供給される。コンパレータ322の非反転入力端子には、定電圧源324で生成される電圧Vz2が供給される。
コンパレータ321の出力は、OR回路325の一方の入力へ供給され、コンパレータ322の出力はOR回路325の他方の入力へ供給される。OR回路325から出力される信号は遅延回路326により所定時間遅延された後に、電圧調整回路320の出力信号として過充電検出回路310の基準電圧源314へ供給される。基準電圧源314では、電圧調整回路320の出力信号に基づき、基準電圧源314で生成される電圧の値を調整する。本実施形態の基準電圧源314は、例えば電圧調整回路320の出力信号がLレベルのときに生成する基準電圧をVref1とした場合に、電圧調整回路320の出力信号がHレベルとなったとき、基準電圧Vref1より低い電圧であるVref2を生成する構成であっても良い。
例えば本実施形態の電圧調整回路320において、TH端子の電圧Vthが定電圧源323の電圧Vz1と定電圧源324の電圧Vz2との間である場合(Vz1<Vth<Vz2)、コンパレータ321及びコンパレータ322の出力はLレベルであるからOR回路325の出力はLレベルである。よって電圧調整回路320の出力信号はLレベルとなり、基準電圧源314は、基準電圧Vref1を生成する。
電圧Vthが電圧Vz1より低くなった場合(Vth<Vz1<Vz2)又は電圧Vthが電圧Vz2より高くなった場合(Vz1<Vz2<Vth)、OR回路325の出力はHレベルとなる。よって電圧調整回路320の出力信号はHレベルとなる。基準電圧源314は、電圧調整回路320からHレベルの信号を受けると、基準電圧Vref1よりも低い電圧である基準電圧Vref2を生成する。
二重保護IC300のTH端子の電圧Vthの変化は、サーミスタRsの抵抗値の変化によるものである。よって本実施形態の二重保護IC300では、二次電池110の温度変化に応じて過充電検出電圧を変更することができる。
図3は、第一の実施形態の保護回路における二次電池の温度と過充電検出電圧との関係の一例を示す図である。
図3には、保護IC200における二次電池110の温度と過充電検出電圧V200との関係と、二重保護IC300における二次電池110の温度と過充電検出電圧V300との関係とが示されている。
図3の例では、保護IC200は、二次電池110の温度が10℃より大きく45℃未満の場合は過充電検出電圧V200=4.3Vとし、二次電池110の温度が10℃以下45℃以上の場合は過充電検出電圧V200=4.0Vとする。このように保護IC200では、二次電池110の温度が10℃以下45℃以上の場合には早い段階で過充電と検出することで、二次電池110の使用上の安全性を確保している。
また図3の例では、二重保護IC300は、二次電池110の温度が0℃より大きく60℃未満の場合は過充電検出電圧V300=Vref1とし、二次電池110の温度が0℃以下60℃以上の場合は過充電検出電圧V300=Vref2とする。尚Vref1は4.3Vより高い電圧とし、Vref2は4.0Vより高い電圧とした。
本実施形態の二重保護IC300では、例えば定電圧源323の電圧Vz1と定電圧源324の電圧Vz2とを、過充電検出電圧を切り替える温度に対応した値に設定する。例えば電圧Vz1は、二次電池110の温度が0℃となったときのTH端子の電圧Vthとし、電圧Vz2は二次電池110の温度が60℃となったときのTH端子の電圧Vthとする。このように電圧Vz1と電圧Vz2とを設定すれば、電圧調整回路320は、二次電池110の温度が0℃以下60℃以上となったときに過充電検出回路310の過充電検出電圧V300を変更することができる。
このように本実施形態の保護回路100では保護IC200で二次電池110の温度保護を行った後も二次電池110の状態が回復しない場合等に、二重保護IC300にて再度二次電池110の温度保護を行うことができる。したがって本実施形態の保護回路100によれば、二次電池110の温度異常を正しく検出することができ、使用上の安全性を向上させることができる。
さらに本実施形態の保護回路100では、サーミスタRsを保護IC200と二重保護IC300との間に配置した。
従来の保護回路では、サーミスタは保護ICと負荷との間に配置されることが多い。このため従来の保護回路では、サーミスタが検出した二次電池の温度を負荷側で操作し、二次電池の温度を実際の温度よりも低い温度と認識させることができた。
本実施形態の保護回路100では、サーミスタRsを保護IC200と二重保護IC300との間、すなわち二次電池110の近傍に配置しているため、従来の保護回路のように、負荷120側で検出された二次電池110の温度を操作することはできない。
よって本実施形態では、二次電池110の温度を正確に検出することができ、使用上の安全性を向上させることができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。本発明の第二の実施形態は、二重保護ICが二次電池の多直列接続に対応している点のみ第一の実施形態と相違する。よって以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、説明を省略する。
図4は、第二の実施形態の二重保護ICを説明する図である。
本実施形態では、二次電池110Aは、4つの電池セル111〜114が直列に接続されて構成されている。
本実施形態の二重保護IC300Aは、過充電検出回路310A、電圧調整回路320、VDD端子、VSS端子、OV端子、TH端子、V1端子、V2端子、V3端子を有する。
二重保護IC300のVDD端子は、二次電池110Aの正極と負極との間に直列に接続された抵抗R40とコンデンサC20との接続点と接続されている。VSS端子は、二次電池110Aの負極に接続されている。V1端子は、電池セル111と電池セル112との接続点Nと接続されている。V2端子は、電池セル112と電池セル113との接続点Mと接続されている。V3端子は、電池セル113と電池セル114との接続点Lと接続されている。
本実施形態の過充電検出回路310Aは、コンパレータ311A、311B、311C、311D、抵抗R31〜38、遅延回路312、インバータ313、基準電圧源314、OR回路315を有する。
抵抗R31〜抵抗R37は、VDD端子とVSS端子との間で直列に接続されている。
本実施形態の過充電検出回路310Aは、コンパレータ311A、311B、311C、311D、抵抗R31〜38、遅延回路312、インバータ313、基準電圧源314、OR回路315を有する。
コンパレータ311Aの反転入力端子は、抵抗R31と抵抗R32との接続点Oと接続されており、コンパレータ311Aの非反転入力端子は基準電圧源314と接続されている。コンパレータ311Bの反転入力端子は、抵抗R32と抵抗R33との接続点P及びV3端子と接続されており、コンパレータ311Bの非反転入力端子は基準電圧源314と接続されている。
コンパレータ311Cの反転入力端子は、抵抗R34と抵抗R35との接続点Q及びV2端子と接続されており、コンパレータ311Cの非反転入力端子は基準電圧源314と接続されている。コンパレータ311Dの反転入力端子は、抵抗R36と抵抗R37との接続点R及びV1端子と接続されており、コンパレータ311Dの非反転入力端子は基準電圧314と接続されている。
コンパレータ311A〜311Dの出力は、OR回路315に入力されている。OR回路314の出力は遅延回路312へ供給される。遅延回路312の出力は、インバータ313により反転されて、過充電検出回路310Aの出力信号としてOV端子から出力される。
本実施形態では、各電池セル同士の接続点をコンパレータの反転入力端子と接続することで、電池セル毎に過充電を検出することができる。具体的には、本実施形態では、コンパレータ311Aは電池セル114の過充電を検出し、コンパレータ311Bは電池セル113の過充電を検出し、コンパレータCは電池セル112の過充電を検出し、コンパレータDは電池セル111の過充電を検出する。
本実施形態では、二次電池110Aを構成する電池セル111〜114のうち何れかの電池セルで過充電が検出された場合、過充電検出信号がOV端子から出力されてヒューズ410、420を溶断する。
よって本実施形態では、電池セルが多直列に接続された二次電池110Aにおいても、使用上の安全性を向上させることができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 保護回路
200 保護IC
210 温度異常検出回路
220、310、310A 充電検出回路
230 過放電検出回路
240 充電過電流検出回路
250 放電過電流検出回路
260 発振器
270 カウンタ
280、290 論理回路
300、300A 二重保護IC
320 電圧調整回路

Claims (7)

  1. 二次電池と負荷との間に接続され、前記二次電池を保護する保護回路であって、
    前記二次電池の温度を検出する温度検出素子と、
    前記二次電池の負極と前記負荷の負極とを接続する配線に設けられたスイッチ手段と、

    前記温度検出素子により検出された前記二次電池の温度が第一の温度範囲内であるか否かに応じて決まる第一の過充電検出電圧と、前記二次電池の電池電圧とに基づき前記スイッチ手段のオン/オフを制御する第一の保護回路と、
    前記二次電池の正極と前記負荷の正極とを接続する配線に設けられたヒューズと、
    前記温度検出素子により検出された前記二次電池の温度が前記第一の温度範囲よりも広い第二の温度範囲内であるか否かに応じて決まる前記第一の過充電検出電圧より高い第二の過充電検出電圧と、前記二次電池の電池電圧とに基づき前記二次電池の過充電を検出して前記ヒューズの溶断を制御する第二の保護回路と、を有する保護回路。
  2. 前記第二の保護回路は、
    前記第二の過充電検出電圧を生成する電圧源と、
    前記二次電池の電池電圧と、前記第二の過充電検出電圧とを比較するコンパレータと、を有する過充電検出回路と、
    前記温度検出素子により検出された温度に基づき前記電圧源に前記第二の過充電検出電圧を変更させるための制御信号を出力する電圧調整回路と、を有する請求項1記載の保護回路。
  3. 前記電圧調整回路は、
    前記温度検出素子により検出された温度が前記第二の温度範囲外であることを検出したとき、前記電圧源の前記第二の過充電検出電圧を変更させるための制御信号を出力する請求項2記載の保護回路。
  4. 前記過充電検出回路は、
    前記電圧調整回路から前記制御信号が出力されたとき、前記電圧源で生成される前記第二の過充電検出電圧を、前記温度検出素子により検出された温度が前記第二の温度範囲内であるときの第二の過充電検出電圧よりも低くする請求項3記載の保護回路。
  5. 前記電圧調整回路は、
    前記温度検出素子と接続された温度検出用端子の電圧が非反転入力端子に供給され、反転入力端子に第一の所定電圧が供給される第一のコンパレータと、
    前記温度検出素子と接続された温度検出用端子の電圧が反転入力端子に供給され、非反転入力端子に第二の所定電圧が供給される第二のコンパレータと、
    前記第一のコンパレータの出力信号と、前記第二のコンパレータの出力信号とが入力されるOR回路と、
    前記OR回路の出力信号を所定時間遅延させる遅延回路と、を有する請求項2ないし4の何れか一項に記載の保護回路。
  6. 前記二次電池は、複数の電池セルが直列に接続されて構成されており、
    前記過充電検出回路は、
    前記複数の電池セルと同数の複数のコンパレータを有し、
    前記複数のコンパレータの反転入力端子に前記電池セル同士の接続点の電圧が供給され、前記複数のコンパレータの非反転入力端子に前記第二の過充電検出電圧が供給され、
    前記電池セル毎の過充電を検出する請求項2ないし5の何れか一項に記載の保護回路。
  7. 二次電池と負荷との間に接続され、前記二次電池を保護する保護回路であって、
    前記二次電池の過充電を検出するための閾値電圧である過充電検出電圧を生成する電圧源と、
    前記二次電池の電池電圧と、前記過充電検出電圧とを比較するコンパレータと、を有する過充電検出回路と、
    前記二次電池の温度を検出する温度検出素子により検出された温度に基づき前記電圧源に前記過充電検出電圧を変更させるための制御信号を出力する電圧調整回路と、を有し、
    前記電圧調整回路は、
    前記温度検出素子により検出された温度が、前記温度検出素子と接続された他の保護回路が過充電を検出する他の過充電検出電圧を決める第一の温度範囲よりも広い第二の温度範囲外であるとき、前記他の過充電検出電圧より高い前記過充電検出電圧を、前記温度が前記第一の温度範囲内であるときの前記他の過充電検出電圧より低くする保護回路。
JP2009107318A 2009-04-27 2009-04-27 保護回路 Active JP5458647B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009107318A JP5458647B2 (ja) 2009-04-27 2009-04-27 保護回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009107318A JP5458647B2 (ja) 2009-04-27 2009-04-27 保護回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010259240A JP2010259240A (ja) 2010-11-11
JP5458647B2 true JP5458647B2 (ja) 2014-04-02

Family

ID=43319511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009107318A Active JP5458647B2 (ja) 2009-04-27 2009-04-27 保護回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5458647B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6370191B2 (ja) * 2013-12-11 2018-08-08 エイブリック株式会社 バッテリ状態監視回路及びバッテリ装置
CN104810878B (zh) * 2014-01-28 2017-05-10 广东欧珀移动通信有限公司 过压过流保护电路和移动终端
CN106532652A (zh) * 2016-12-13 2017-03-22 珠海格力电器股份有限公司 一种保护器件及电池保护电路
CN110546848B (zh) 2017-04-14 2023-07-28 株式会社村田制作所 充电控制装置及充电单元
JP7078890B2 (ja) * 2018-02-13 2022-06-01 トヨタ自動車株式会社 二次電池の制御装置
KR102623626B1 (ko) * 2018-08-21 2024-01-09 삼성에스디아이 주식회사 충전 제어 장치 및 그 방법
CN110323717A (zh) * 2019-08-13 2019-10-11 惠州汇能精电科技有限公司 高温隔离抗冲击保护电路及系统

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6264229A (ja) * 1985-09-11 1987-03-23 三洋電機株式会社 充電装置
JPH0723534A (ja) * 1993-06-30 1995-01-24 Taiyo Yuden Co Ltd 電池保護方法及び電池保護回路
JP3248851B2 (ja) * 1996-10-29 2002-01-21 エヌイーシーモバイルエナジー株式会社 二次電池の保護装置
JPH11187584A (ja) * 1997-12-18 1999-07-09 Tamura Electric Works Ltd 携帯端末装置
JP4171274B2 (ja) * 2002-09-30 2008-10-22 三洋電機株式会社 バッテリーパック
JP4852300B2 (ja) * 2005-11-16 2012-01-11 パナソニック株式会社 電池パック
JP2008054412A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Seiko Instruments Inc 充放電制御回路及び充電式電源装置
JP4542570B2 (ja) * 2007-06-27 2010-09-15 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 充電システム、電子機器および充電方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010259240A (ja) 2010-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6558072B2 (ja) 電池保護集積回路、電池保護装置及び電池パック
JP5458647B2 (ja) 保護回路
JP4186052B2 (ja) 充電制御機能付き電池パック
JP4667157B2 (ja) 2次電池保護用半導体装置
JP5209122B2 (ja) センス抵抗の破壊を感知してバッテリーパックを保護する装置及び方法
JP7538452B2 (ja) 二次電池保護装置、電池パック及び二次電池保護装置の制御方法
JP2012254016A (ja) 過充電検出回路、電池パック及び集積回路
JP2009055755A (ja) 二次電池保護用半導体装置
KR101264428B1 (ko) 배터리 팩
JP5428675B2 (ja) 二次電池の保護回路、バッテリーパック及び電子機器
WO2010055785A1 (ja) 保護回路及び電池パック
JP2009131023A (ja) 電池パック、電池パック内蔵用保護動作制御icおよび携帯機器
JP3862012B2 (ja) 外部保護回路を備えた二次電池ユニット
JP2016019387A (ja) 充放電制御回路及びバッテリ装置
US20160094068A1 (en) Secondary battery protection circuit and battery device
JP5098501B2 (ja) 電池パック
JP6551361B2 (ja) 二次電池保護集積回路、二次電池保護装置及び電池パック
JP5338047B2 (ja) 電池パック
US20160094059A1 (en) Charging/discharging control device and battery device
US8786258B2 (en) Battery pack and method of controlling the battery pack
JP2005168160A (ja) 過電流保護回路と充電式電池パック
JP2009183050A (ja) 電池パック
JP2011015463A (ja) 保護回路及び保護方法
JP5397011B2 (ja) 保護回路
KR100898285B1 (ko) 휴대 전자기기용 배터리 팩

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131230

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5458647

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150