JP3862012B2 - 外部保護回路を備えた二次電池ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は充電可能な二次電池を保護するための二次電池保護回路を備えた二次電池ユニットに関する。本発明に係る二次電池保護回路は、リチウムイオン電池のような二次電池を備えた二次電池ユニットに用いられ、二次電池の過充電状態、過放電状態、過電流状態等を検出してそれぞれに応じた保護動作を行うことで二次電池を保護するためのものである。
【0002】
【従来の技術】
二次電池にはニッケル−カドミウム電池やニッケル−水素電池、リチウムイオン電池等、様々なタイプのものがある。二次電池の充電にはそのタイプに合った充電器を使用する必要がある。
【0003】
様々なタイプの二次電池のうち、リチウムイオン電池は、過充電、過放電に弱い。このため、リチウムイオン電池を備えた電池ユニットの二次電池保護回路は、リチウムイオン電池の過充電状態、過放電状態を検出する検出装置が不可欠である。この二次電池保護回路は更に、過電流状態を検出する検出装置も必要である。
【0004】
過充電について言えば、リチウムイオン電池は、充電器で充電してゆくと満充電状態を過ぎても電池電圧は上昇を続ける。過充電状態になると、電池内部圧力の上昇により電池が破損したり、リチウム金属の析出により電極間ショートが発生するおそれがある。このため、リチウムイオン電池の充電は定電流、定電圧で行う。また、定電圧充電の制御電圧は、リチウムイオン電池の定格を越えないようにしなければならない。しかし、充電器の故障や、誤って別のタイプの二次電池用の充電器による充電が行われた場合は、電池電圧がリチウムイオン電池の定格電圧を越えるおそれがある。このような場合に、電池電圧がリチウムイオン電池の最大定格を越えないように充電電流を遮断する機能が過充電保護機能である。
【0005】
過放電について言えば、ニッケル−カドミウム電池やニッケル−水素電池は、電池容量が0になるまで使った後に充電するという使用方法をとらないと電池能力が低下する。言い換えれば、ニッケル−カドミウム電池やニッケル−水素電池は、浅い放電・充電を繰り返して使用すると、電池能力が低下する、いわゆるメモリー効果を持つ。一方、リチウムイオン電池はメモリー効果を持たず、二次電池として理想的である。しかし、その反面、放電し過ぎて電池電圧が所定値以下になってしまうと、リチウムイオン電池の構成物質が変質し電池寿命を縮める場合がある。このため、電池電圧が所定値以下に低下した場合に、放電電流を遮断する機能が過放電保護機能である。
【0006】
次に、過電流について言えば、放電電流が何らかの原因で上昇し、通常の電流値を大きく越えるような状態が続く場合がある。このため、二次電池保護回路において電流値を検出して過電流状態になった場合には放電電流を遮断する機能が過電流保護機能である。
【0007】
上記の保護機能に加えて更に、ショート保護機能が追加される場合もある。ショート保護というのは、リチウムイオン電池を保管したり持ち運ぶ際、誤って何かの金属でリチウムイオン電池の+端子と一端子との間をショートさせてしまった場合や、接続機器が故障してショート状態となった場合に、大電流が流れる。これを防ぐために、二次電池保護回路において電流値を検出して放電電流を遮断する機能がショート保護機能である。
【0008】
上記のいずれの保護機能においても、電圧あるいは電流を検出して保護動作を行うようにしている。ここで、電圧あるいは電流にごく短時間の変動が生ずる場合がある。このような場合には、変動値が大きい場合でも上記保護動作を行う必要は無い。これを実現するために、二次電池保護回路には不感応時間設定回路と呼ばれる遅延回路も備えられる。
【0009】
不感応時間設定回路というのは、例えば過電流が検出されたとしても、一定時間、つまり不感応時間の間は過電流保護動作を実行しないようにするためのものである。
【0010】
ところで、上記のような二次電池保護回路はICで実現され、ICパッケージあるいはCOB(Chip On Board)の形態で提供されている。
【0011】
図6は、ICパッケージによる二次電池保護回路を備えたリチウムイオン電池用の電池ユニットを示す。図6において、リチウムイオン電池200に並列に抵抗R100 とコンデンサC100 の直列回路が接続されると共に、コンデンサC200 が接続されている。リチウムイオン電池200の正側ラインには端子T101 が、負側ラインには端子T102 が備えられ、端子T101 −端子T102 間には負荷あるいは充電器(いずれも図示省略)が接続される。リチウムイオン電池200の負側ラインにはまた、回路遮断用のFET1、FET2が直列に接続されている。
【0012】
ICパッケージ100は前述した過充電検出回路、過放電検出回路、過電流検出回路、不感応時間設定回路を内蔵している。ICパッケージ100はまた、外部との接続のためにVSS端子101、VDD端子102、DOUT 出力端子103、COUT 出力端子104、V−入力端子105を有する。VSS端子101はICパッケージ100のGND端子であってリチウムイオン電池200の負側接続端子であり、リチウムイオン電池200の負側ラインに接続されている。VDD端子102は電源入力端子であり、抵抗R100 とコンデンサC100 の接続点に接続されている。DOUT 出力端子103は、過放電検出回路あるいは過電流検出回路が過放電あるいは過電流を検出した時に低論理レベルの制御信号を出力するものであり、FET1のゲートに接続されている。COUT 出力端子104は、過充電検出回路が過充電を検出した時に低論理レベルの制御信号を出力するものであり、FET2のゲートに接続されている。V−(マイナス)入力端子105は、負荷あるいは充電器に接続されるべき負側ラインに抵抗R101 を介して接続される端子である。
【0013】
本電池ユニットは、過放電検出回路あるいは過電流検出回路が過放電あるいは過電流を検出した時にFET1がオフにされ、過充電検出回路が過充電を検出した時にFET2がオフにされることで前に述べた保護動作を行うものである。なお、更にショート検出回路が備えられる場合には、過電流と同様、ショート状態が検出された時にFET1がオフにされるように構成される。
【0014】
なお、過充電検出回路、過放電検出回路、過電流検出回路については、例えば下記の特許文献1、2に開示されており、不感応時間設定回路については、例えば下記の特許文献3に開示されているので、詳しい説明は省略する。
【0015】
【特許文献1】
特開平9−43320号公報(第3頁、第4頁、図1)
【0016】
【特許文献2】
特開平9−257841号公報(第2頁、第3頁、図3)
【0017】
【特許文献3】
特開2001−169477号公報(第4頁、図1)
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
いずれにしても、この種の二次電池保護回路は、ICパッケージあるいはCOB形態にて提供されており、新たな保護機能を追加しようとする場合、新たな保護機能を持つ外部保護回路をICパッケージあるいはCOBに外付けすることになる。
【0019】
しかしながら、単に外部保護回路を外付けすれば良いということではなく、以下のような問題点がある。つまり、図6のようなICパッケージの場合について言えば、外部保護回路の検出信号でFET1、2の少なくとも一方をオフにすることが考えられる。ところが、このようにすると、端子T101 −端子T102 間の負荷電圧により過電流検出回路やショート検出回路が動作してしまう。この場合、外部保護回路を動作させた障害が除去された際に、動作した過電流検出回路やショート検出回路を復帰させるためのシーケンスを組み込まなければならない。
【0020】
そこで、本発明の課題は、ICパッケージやCOBで実現される二次電池保護回路を備えた二次電池ユニットにおいて、できるだけ簡単な追加で新たな保護機能を追加できる二次電池ユニットを提供することにある。
【0021】
本発明の他の課題は、新たな保護機能を追加した場合に、この保護回路が動作した際の過電流検出回路やショート検出回路の復帰シーケンスを必要としない二次電池ユニットを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明は、二次電池に対する過放電検出回路、過充電検出回路、過電流検出回路、ショート検出回路のうちの少なくとも1つの検出回路と、該検出回路からの検出信号を受けると該二次電池と負荷あるいは充電器との間のラインに挿入接続されたスイッチ素子をオフとする回路手段とを内蔵したICパッケージを備え、該ICパッケージは前記二次電池に接続するための2つの端子と前記スイッチ素子をオン、オフ制御する制御信号を出力するための少なくとも1つの出力端子とを含む二次電池ユニットにおいて、前記ICパッケージは更に、前記回路手段が動作した時に、前記スイッチ素子をオフとするための保護動作をあらかじめ定められた時間だけ遅延させる不感応時間を設定するための不感応時間設定回路を内蔵する一方、前記回路手段は該不感応時間設定回路で設定された不感応時間を短縮するための切り換え回路を内蔵し、該切り換え回路に遅延時間短縮端子を通して特定の信号が与えられると前記不感応時間が短縮され、該二次電池に、過放電、過充電、過電流、ショート以外の保護機能を持つ新たな外部保護回路を接続し、前記遅延時間短縮端子は、前記新たな外部保護回路からの信号であって前記特定の信号とは異なる出力信号を入力して前記回路手段に与えるための入力端子としても機能し、前記回路手段は前記入力端子を通して前記出力信号を受けた時にも前記少なくとも1つの出力端子を通して前記スイッチ素子をオフとすることにより、前記外部保護回路による保護動作時にも前記不感応時間設定回路による不感応時間が設定可能であることを特徴とする。
【0023】
前記新たな外部保護回路は、温度保護回路、第2過電流保護回路、水没保護回路、マニュアル保護回路、電池変形保護回路、電池パック分解保護回路のいずれかである。また、前記二次電池はリチウムイオン電池である。
【0025】
この場合、前記遅延時間短縮端子寄りの前記ICパッケージ内には、前記遅延時間短縮端子に前記特定の信号の入力、前記新たな外部保護回路からの出力信号の入力があった場合に、それぞれに対応した信号を出力するための回路が付加される。
【0026】
前記ICパッケージ内には更に、前記新たな外部保護回路が動作した場合に、前記検出回路からの信号出力を無効にするための回路が付加される。
【0027】
【発明の実施の形態】
図2を参照して、本発明による二次電池ユニットに使用されるICパッケージの内部構成について説明する。本ICパッケージ10は、過充電検出回路11、過放電検出回路12、過電流検出回路13、ショート(短絡)検出回路14を備え、更にこれら各検出回路からの検出信号に基づいて制御信号としての出力信号を生成する論理回路15、不感応時間設定回路としての遅延回路16を備えている。
【0028】
ICパッケージ10はまた、図6で説明したICパッケージに備えられている端子と同じ端子を有する。つまり、外部との接続のためにVSS端子21、VDD端子22、DOUT 出力端子23、COUT 出力端子24、V−(マイナス)入力端子25を有する。
【0029】
各検出回路について簡単に説明すると、過充電検出回路11はコンパレータを含み、その非反転入力端子はVSS端子21とVDD端子22との間に直列接続された抵抗R11とR12との間の接続点に接続され、反転入力端子は基準電圧源Vref1の正側に接続されている。過放電検出回路12もコンパレータを含み、その非反転入力端子はVSS端子21とVDD端子22との間に直列接続された抵抗R13とR14との間の接続点に接続され、反転入力端子は基準電圧源Vref1の正側に接続されている。過電流検出回路13もコンパレータを含み、その非反転入力端子は抵抗R15を介してV−入力端子25に接続され、反転入力端子は基準電圧源Vref2の正側に接続されている。基準電圧源Vref1、Vref2の負側はVSS端子21に接続されている。ショート検出回路14はヒステリシス機能付きのアンプから成り、抵抗R15を介してV−入力端子25に接続されている。
【0030】
過充電検出回路11は過充電状態を検出すると過充電検出信号を出力し、過放電検出回路12は過放電状態を検出すると過放電検出信号を出力する。過電流検出回路13は過電流を検出すると過電流検出信号を出力する。過充電検出信号、過放電検出信号、過電流検出信号はそれぞれ、過充電状態、過放電状態、過電流状態が続いている間維持され、論理回路15に入力される。論理回路15は、過充電検出信号、過放電検出信号、過電流検出信号の入力があると、それぞれの場合に応じた信号を遅延回路16に与える。
【0031】
遅延回路16は、論理回路15から、例えば過放電検出に対応する信号を受けると、過放電検出に対応して設定された不感応時間を経過した時に過放電指示信号を論理回路15に出力する。過放電指示信号を受けると、論理回路15は放電電流を遮断するための放電制御信号をインバータ17、抵抗R16経由でDOUT 出力端子23から出力する。
【0032】
遅延回路16はまた、論理回路15から、過電流検出に対応する信号を受けると、過電流検出に対応して設定された不感応時間を経過した時に過電流指示信号を論理回路15に出力する。過電流指示信号を受けると、論理回路15は放電電流を遮断するための放電制御信号をDOUT 出力端子23から出力する。
【0033】
同様に、論理回路15は、ショート検出回路14からショート検出信号を受けた場合は、不感応時間無しで放電電流を遮断するための放電制御信号をDOUT 出力端子23から出力する。
【0034】
遅延回路16は更に、論理回路15から、例えば過充電検出に対応する信号を受けると、過充電検出に対応して設定された不感応時間を経過した時に過充電指示信号を論理回路15に出力する。過充電指示信号を受けると、論理回路15は充電電流を遮断するための充電制御信号をインバータ18、抵抗R17経由でCOUT 出力端子24から出力する。
【0035】
本形態によるICパッケージ10は、更にDS 端子26を有する。DS 端子26というのは、前に述べた不感応時間設定回路による不感応時間を短縮するために使用される遅延時間短縮端子である。つまり、不感応時間設定回路を持つICパッケージの製造工程においては、1個ずつ各保護回路の動作試験を行う必要がある。例えば、過電流検出回路の試験の際には、実際の過電流状態を作り出して過電流検出回路が動作するかどうかの試験が行われる。しかし、このような試験において、いちいち不感応時間を経過させて試験を行うのは時間の無駄である。そこで、不感応時間を短縮するための切り換え回路を備え、試験に際しては、DS 端子26を通して特定の信号を切り換え回路に与えることで、不感応時間設定回路による不感応時間を短縮して短時間で試験を行うことができるようにしている。言い換えれば、DS 端子26は製造工程における試験時のみ使用され、実際の使用時には利用されない。つまり、試験時にはDS 端子26にVDDとVSSの中間電位が接続されることで切り換え回路が機能するようにされている。このような、不感応時間短縮機能を有するICパッケージは、例えば本出願人による特願2001−29655号により提案されている。
【0036】
図1を参照して、本発明による二次電池ユニットの実施の形態について説明する。本形態による二次電池ユニットは、以下の点を除いて図6で説明した二次電池ユニットと同じである。つまり、二次電池1に並列に前述した過放電検出、過充電検出、過電流検出、ショート検出以外の保護機能を持つ外部保護回路2が接続され、外部保護回路2の検出信号がICパッケージ10におけるDS 端子26に接続されている。勿論、外部保護回路2とDS 端子26との接続は製造工程における試験が終了してから行われる。
【0037】
その他の構成については、図6で説明したように、リチウムイオン電池1に並列に抵抗R1 とコンデンサC1 の直列回路が接続されると共に、コンデンサC2 が接続されている。リチウムイオン電池1の正側ラインには端子T1 が、負側ラインには端子T2 が備えられ、端子T1 −端子T2 間には負荷あるいは充電器(いずれも図示省略)が接続される。リチウムイオン電池1の負側ラインにはまた、回路遮断用のFET1、FET2が直列に接続されている。
【0038】
ICパッケージ10は、図2で説明したように、過充電検出回路11、過放電検出回路12、過電流検出回路13、ショート検出回路14、遅延回路16、論理回路15等を内蔵している。VSS端子21はICパッケージ10のGND端子であってリチウムイオン電池1の負側接続端子であり、リチウムイオン電池1の負側ラインに接続されている。VDD端子22は電源入力端子であり、抵抗R1 とコンデンサC1 の接続点に接続されている。DOUT 出力端子23は、過放電検出回路12、過電流検出回路13、ショート検出回路14が過放電、過電流、ショートを検出した時にそれぞれ低論理レベルの制御信号を出力するものであり、FET1のゲートに接続されている。COUT 出力端子24は、過充電検出回路11が過充電を検出した時に低論理レベルの制御信号を出力するものであり、FET2のゲートに接続されている。V−(マイナス)入力端子25は、負荷あるいは充電器に接続されるべき負側ラインに抵抗R2 を介して接続される端子である。
【0039】
なお、図1ではリチウムイオン電池1が1個の場合について示しているがリチウムイオン電池が複数個直列接続される場合には、それぞれに過充電検出回路、過放電検出回路、過電流検出回路が備えられる。
【0040】
外部保護回路2は、温度保護回路、第2過電流保護回路、水没保護回路、マニュアル保護回路、電池変形保護回路、電池パック分解保護回路のいずれかである。温度保護回路というのは、本二次電池ユニットが設置される箇所の周囲温度を検出するための温度センサを含み、周囲温度があらかじめ設定された温度に上昇すると温度検出信号を出力するものである。第2過電流保護回路は、過電流に対する保護を確実にするために過電流検出回路11とは別に設けられる過電流検出回路である。
【0041】
水没保護回路は、本二次電池ユニットが誤って水中に入れられた場合に放電をオフとするための回路で、例えば水による回路のショート状態を検出して水没検出信号を出力するものである。マニュアル保護回路というのは、手動で放電をオフとするための回路である。
【0042】
電池変形保護回路というのは、本二次電池ユニットが外部からの圧力で変形してしまったような状態を検出するためのもので、例えば歪みセンサが用いられる。電池パック分解保護回路は、本二次電池ユニットが分解されてしまったような状態を検出するためのもので、例えば本二次電池ユニットがケース内に封止されるような場合には光センサにより外光の侵入を検出することで実現される。
【0043】
いずれにしても、本形態では外部保護回路2からの出力信号線をICパッケージ10の備えているDS 端子26に接続し、外部保護回路2から検出信号の入力があった場合には、DOUT 出力端子23、COUT 出力端子24の少なくとも一方から制御信号を出力させるようにして放電を遮断することにより新たな保護機能を実現できるようにしている。
【0044】
なお、図1では外部保護回路2がリチウムイオン電池1に並列に接続されているが、これはあくまでも一例である。つまり、外部保護回路2は本二次電池ユニットのどこにどのように組み合わされても良く、その出力信号線がDS 端子26に接続されていれば良い。
【0045】
なお、動作試験時以外の実際に使用される時にも遅延時間短縮機能は活用される。この場合、遅延時間短縮は中間電位を、外部保護回路からの検出通知動作はVDD電位を、通常動作時はVSS電位を与えることにより、動作を切り替えることができる。図3(a)に示す論理回路はそのための電位判定回路である。信号SM は中間電位の時に、信号SH はVDD電位、つまりハイレベルの時にのみハイレベルとなる。
【0046】
図3(a)は、DS 端子26にVDDとVSSの中間電位が接続された時にはNORゲート31から中間レベルの信号SM を出力して上記の切り換え回路を動作させ、外部保護回路2からハイレベルの信号が入力した時にはハイレベルの信号SH を出力するための回路例である。これは、本回路を、DS 端子26からの信号を受ける2つのインバータ32、33と、インバータ33の出力側に接続されたインバータ34とを含み、インバータ32、34の2つの出力をNORゲート31に入力するように構成することで実現される。
【0047】
一方、図3(b)は、外部保護回路2からハイレベルの信号が入力した時に出力されるハイレベルの信号SH により、DOUT 出力端子23からFET1(図1)をオフとする制御信号を出力させるために追加される回路の例である。本回路は、ORゲート41で実現され、その一方の入力端子には過放電、過電流、ショートのいずれかが検出された時の信号が入力され、他方の入力端子には図3(a)の回路からの信号SH が入力される。これにより、ORゲート41の少なくとも一方にハイレベルの入力があると、DOUT 出力端子23からFET1(図1)をオフとするためのローレベルの制御信号が出力される。
【0048】
なお、図3(b)は、外部保護回路2からの信号でFET1を制御するための制御信号をDOUT 出力端子23のみから出力させるようにしているが、FET2のみを制御する制御信号、またはFET1、2の両方を制御する制御信号、あるいはまたFET1、2を個別に独立して制御する制御信号をDOUT 出力端子23、COUT 出力端子24から出力するように構成しても良い。
【0049】
図4は、外部保護回路2が動作した際に、過電流検出回路やショート検出回路の動作を無効にすることで自動復帰を可能にするために論理回路15内に付加される回路例を示す。
【0050】
図4(a)は自動復帰機能を持たない従来の回路であり、過充電ラッチ信号、インバータ57を通して過電流検出信号を受けるNORゲート51と、NORゲート51の出力とショート検出信号を受けるNORゲート52と、NORゲート52の出力側に接続されたインバータ53と、インバータ53の出力側に接続されたインバータ54と、インバータ53とインバータ54の出力が接続されたクロック端子C、Cバーを持つフリップ/フロップ回路55とで構成されている。なお、Cバーというのは、図4ではCの上にバーが付いた記号であり、反転端子を意味する。
【0051】
この従来回路では、NORゲート51は、過充電ラッチ信号がローレベルの場合、インバータとして作用して過電流検出信号のレベルを反転させて出力する一方、ハイレベルの場合、過電流検出信号のレベルにかかわりなく出力がローレベルに固定される。
【0052】
この従来回路は、外部保護回路2が動作してFET1、2の少なくとも一方がオフになると、前に述べた理由で過電流検出回路、ショート検出回路が動作してしまい、NORゲート52の出力レベルが変化することで、フリップ/フロップ回路55の出力Qのレベルが切り換わる。フリップ/フロップ回路55の出力Qは、図2で説明したインバータ17あるいは18に接続されている。この場合、外部保護回路2が動作した原因が解消して動作を復帰させる場合に、フリップ/フロップ回路55の出力Qの状態を元に戻す復帰シーケンスが必要となる。
【0053】
図4(b)は、上記の復帰シーケンスを不要にするための回路構成を示す。本回路は、図4(a)のインバータ53に代えて、NORゲート56を挿入接続したものである。NORゲート56の一方の入力にはNORゲート52の出力が入力され、他方の入力には外部保護回路2の出力が入力するようにされている。これにより、外部保護回路2からハイレベルの出力が入力されている間は、過電流検出回路、ショート検出回路の少なくとも一方が動作してNORゲート52の出力レベルが変化しても、NORゲート56の出力は変わらず、フリップ/フロップ回路55の出力状態が切り換わることは無い。これは、外部保護回路2が動作した原因が解消して動作を復帰させる場合に、フリップ/フロップ回路55の出力状態を元に戻す復帰シーケンスが不要であることを意味する。なお、本回路の場合、フリップ/フロップ回路55の出力Qは図3に示されたORゲート41の一方の入力となる。
【0054】
なお、外部保護回路2の動作時に、遅延回路16による不感応時間を設定するかどうかは任意である。もし、外部保護回路2の動作時に、遅延回路16による不感応時間を設定しないのであれば、遅延回路16の動作は強制的にオフとすることが好ましい。これは、無駄な電力消費を抑制するためであり、例えば図5に示すような回路を論理回路15内に付加すれば良い。
【0055】
図5において、図3に示した回路からの信号SH が入力されるインバータ61と、インバータ61からの出力と論理回路15から遅延回路16に出力される遅延動作信号とが入力されるアンドゲート62とを付加すれば良い。これにより、外部保護回路2が動作している間、つまり信号SH がハイレベルの間は、遅延動作信号の出力が抑止され、遅延回路16はオフとなる。
【0056】
なお、図2に戻って、この種のICパッケージ10には、遅延回路16を持たないものもある。この場合、遅延機能を持たせるために、外付けで遅延コンデンサCd が付加され、ICパッケージ10には遅延コンデンサCd を接続するための端子CT が備えられたものが提供されている。図2では、便宜上、遅延回路16と遅延コンデンサCd とが示されているが、実際には遅延回路16を備える場合には遅延コンデンサCd 及び端子CT は無く、遅延コンデンサCd 及び端子CT を備える場合には遅延回路16は無いことになる。
【0057】
いずれにしても、遅延コンデンサCd 及び端子CT を備える場合には、DS 端子26に代えて、端子CT を外部保護回路2からの出力を受けるための端子として利用しても良い。この場合、図3(a)に示す回路の付加は不要である。
【0058】
なお、本発明の実施の形態をICパッケージに適用する場合について説明したが、本発明はCOBにも適用できることは言うまでも無い。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、ICパッケージやCOBで実現される二次電池保護回路を備えた二次電池ユニットにおいて、簡単な回路の追加で新たな保護機能を追加できる二次電池ユニットを提供することができると共に、新たな保護機能を追加した場合に、この保護回路が動作した際の過電流検出回路やショート検出回路の動作に起因する復帰シーケンスを必要としない二次電池ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による二次電池ユニットの構成を示した図である。
【図2】図1に示されたICパッケージの内部構成を示した図である。
【図3】本発明を実現するためにICパッケージの論理回路内に付加される回路例を示した図で、図(a)はDS 端子側に付加される回路例、図(b)はDOUT 出力端子側に付加される回路例を示す。
【図4】図4(a)は外部保護回路を追加した場合に、その動作に起因して動作した過電流検出回路、ショート検出回路の復帰シーケンスの必要性を説明するための従来の回路例であり、図4(b)は復帰シーケンスを不要とするための本発明による回路例を示した図である。
【図5】本発明による外部保護回路が動作した場合に、不感応時間設定のための遅延回路の動作をオフとするために、ICパッケージの論理回路内に付加される回路例を示した図である。
【図6】従来の二次電池ユニットの構成を示した図である。
【符号の説明】
1、200 二次電池
2 外部保護回路
10 ICパッケージ
11 過充電検出回路
12 過放電検出回路
13 過電流検出回路
14 ショート(短絡)検出回路
15 論理回路
16 遅延回路
Claims (5)
- 二次電池に対する過放電検出回路、過充電検出回路、過電流検出回路、ショート検出回路のうちの少なくとも1つの検出回路と、該検出回路からの検出信号を受けると該二次電池と負荷あるいは充電器との間のラインに挿入接続されたスイッチ素子をオフとする回路手段とを内蔵したICパッケージを備え、該ICパッケージは前記二次電池に接続するための2つの端子と前記スイッチ素子をオン、オフ制御する制御信号を出力するための少なくとも1つの出力端子とを含む二次電池ユニットにおいて、
前記ICパッケージは更に、前記回路手段が動作した時に、前記スイッチ素子をオフとするための保護動作をあらかじめ定められた時間だけ遅延させる不感応時間を設定するための不感応時間設定回路を内蔵する一方、前記回路手段は該不感応時間設定回路で設定された不感応時間を短縮するための切り換え回路を内蔵し、該切り換え回路に遅延時間短縮端子を通して特定の信号が与えられると前記不感応時間が短縮され、
該二次電池に、過放電、過充電、過電流、ショート以外の保護機能を持つ新たな外部保護回路を接続し、
前記遅延時間短縮端子は、前記新たな外部保護回路からの信号であって前記特定の信号とは異なる出力信号を入力して前記回路手段に与えるための入力端子としても機能し、
前記回路手段は前記入力端子を通して前記出力信号を受けた時にも前記少なくとも1つの出力端子を通して前記スイッチ素子をオフとすることにより、前記外部保護回路による保護動作時にも前記不感応時間設定回路による不感応時間が設定可能であることを特徴とする二次電池ユニット。 - 請求項1に記載の二次電池ユニットにおいて、前記新たな外部保護回路は、温度保護回路、第2過電流保護回路、水没保護回路、マニュアル保護回路、電池変形保護回路、電池パック分解保護回路のいずれかであることを特徴とする二次電池ユニット。
- 請求項1あるいは2に記載の二次電池ユニットにおいて、前記二次電池はリチウムイオン電池であることを特徴とする二次電池ユニット。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の二次電池ユニットにおいて、前記遅延時間短縮端子寄りの前記ICパッケージ内には、前記遅延時間短縮端子に前記特定の信号の入力、前記新たな外部保護回路からの出力信号の入力があった場合に、それぞれに対応した信号を出力するための回路が付加されていることを特徴とする二次電池ユニット。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の二次電池ユニットにおいて、前記ICパッケージ内には更に、前記新たな外部保護回路が動作した場合に、前記検出回路からの信号出力を無効にするための回路が付加されていることを特徴とする二次電池ユニット。
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