JP6458712B2 - 車両用電源システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両用電源システムの構造に関する。
近年、エンジンとモータを駆動源とするハイブリッド車両や、モータによって駆動される電気自動車等の電動車両が多く用いられている。このような電動車両にはモータに駆動電力を供給するメインバッテリが搭載されている。また、電動車両には、例えば、パワーステアリング装置、油圧装置、窓の開閉装置、メインバッテリの冷却装置等のように小型モータによって駆動される機器や、照明装置等の多くの補機が搭載されている。これらの補機の駆動電力はメインバッテリよりも電圧の低い補機バッテリから供給される。従来、補機バッテリは、オルタネータ等の発電装置によって充電する場合が多かった。
このような電動車両では、車両の走行によりメインバッテリへの充放電が繰り返されるとメインバッテリが劣化し、メインバッテリの入出力電力が制限される場合がある。メインバッテリの入出力電力が制限されると要求動力を出力できずドライバビリティが低下したり、回生電力をメインバッテリに十分に充電できずエネルギ効率が低下したりするという問題があった。
そこで、図16に示すように、インバータ202を介して車両駆動用のモータジェネレータ203に電力を供給するメインバッテリ201と補機バッテリ205とを双方向DC/DCコンバータ204を介して並列に接続し、メインバッテリ201が劣化した際の出力電力の不足分を補機バッテリ205で補うとともに、十分な電力回生を行えるようにしてエネルギ効率を向上させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、図16に示す電源システム200は、補機バッテリ205から補機負荷206に連続的な電力供給行い、補機バッテリ205の残存容量(SOC)が低下したら双方向DC/DCコンバータ204によって補機バッテリ205の充電を行うものである。
特開2015−76958号公報
ところで、補機バッテリには、鉛蓄電池が用いられることが多い。鉛蓄電池は数年で交換したり、バッテリ液を点検したりするなどメンテナンスが必要であること、重量が大きい等の欠点があることから、より軽量でメンテナンスが殆んど必要ないリチウムイオン電池で補機バッテリを構成する要求が高まってきている。
しかし、リチウムイオン電池は、電圧が略一定の鉛蓄電池と異なり、残存容量(SOC)によって電圧が変化する。このため、図16に示すような、補機バッテリ205から補機負荷206に連続的な電力供給行い、補機バッテリ205の残存容量(SOC)が低下したら双方向DC/DCコンバータ204によって補機バッテリ205の充電を行う従来技術の電源システム200において、補機バッテリ205をリチウムイオン電池で構成した場合、補機バッテリ205から所定の電圧を補機負荷206に供給したり、補機バッテリ205を充電したりするために補機バッテリ205の残存容量(SOC)に応じて常時昇圧動作または降圧動作を行う専用のDC/DCコンバータ207(図16に破線で示す)を補機バッテリ205と直列に設けることが必要となる。この場合、補機バッテリ205を充放電する際に大きな電圧変換損失が発生する。
また、専用のDC/DCコンバータ207が1系統しかない場合には、DC/DCコンバータ207が故障した場合、補機バッテリ205から補機負荷206への電力供給ができず、電動車両が起動不能に陥る場合や、補機バッテリ205の充電ができず、補機バッテリ205が過放電になる場合がある。
そこで、本発明は、補機バッテリの充放電の際の電圧変換損失を低減することを目的とする。
本発明の車両用電源システムは、車両駆動用バッテリと、前記車両駆動用バッテリの電圧を変換する電圧変換器と、前記電圧変換器の目標出力電圧より電圧の低い補機バッテリと、を含み、前記車両駆動用バッテリの電力を前記電圧変換器から補機負荷に供給する電源システムであって、第1スイッチング素子を含み、前記補機負荷と前記補機バッテリとの間に接続され、前記電圧変換器の出力電圧が前記補機バッテリの電圧よりも低くなった場合に、前記第1スイッチング素子をオンとして前記補機バッテリから前記補機負荷に電力を供給する放電回路と、第2スイッチング素子を含み、前記電圧変換器と前記補機バッテリとの間に接続され、前記補機バッテリの残存容量が所定の閾値以下となった場合に、前記第2スイッチング素子をオン・オフさせて前記電圧変換器の出力電圧を降圧して前記補機バッテリに充電を行う充電回路と、前記充電回路と前記放電回路の動作を調整するコントローラと、を備え、前記放電回路の前記補機負荷に接続されている端部は前記電圧変換器にも接続されており、前記コントローラは、前記充電回路の前記第2スイッチング素子のオープン故障を検出した場合で、且つ、前記補機バッテリの残存容量が所定の閾値以下となった場合には、前記放電回路の前記第1スイッチング素子をオンとし、前記電圧変換器から前記補機バッテリの充電を行うこと、を特徴とする。
このように、補機バッテリの電圧を電圧変換器の目標出力電圧よりも低い電圧とし、補機負荷への連続的な電力供給は電圧変換器によって行い、補機バッテリは、電圧変換器が動作していない場合等、電圧変換器の出力電圧が補機バッテリの電圧よりも低くなった場合に補機負荷に断続的に電力を供給する構成とすることにより、従来技術のように補機バッテリから連続的に電力を出力する場合より補機バッテリの放電量が少なくなるとともに、補機バッテリの必要充電量も少なくなる。このため、第1、第2スイッチング素子のオン・オフ動作時間が短くなり、従来技術に比べて電圧変換損失を低減することができると共に、充電回路の第2スイッチング素子がオープン故障した場合でも補機バッテリの充電を行うことができるので、補機バッテリの過放電を抑制できる。
本発明の車両用電源システムは、車両駆動用バッテリと、前記車両駆動用バッテリの電圧を変換する電圧変換器と、前記電圧変換器の目標出力電圧より電圧の低い補機バッテリと、を含み、前記車両駆動用バッテリの電力を前記電圧変換器から補機負荷に供給する電源システムであって、第1スイッチング素子を含み、前記補機負荷と前記補機バッテリとの間に接続され、前記電圧変換器の出力電圧が前記補機バッテリの電圧よりも低くなった場合に、前記第1スイッチング素子をオンとして前記補機バッテリから前記補機負荷に電力を供給する放電回路と、第2スイッチング素子を含み、前記電圧変換器と前記補機バッテリとの間に接続され、前記補機バッテリの残存容量が所定の閾値以下となった場合に、前記第2スイッチング素子をオン・オフさせて前記電圧変換器の出力電圧を降圧して前記補機バッテリに充電を行う充電回路と、前記充電回路と前記放電回路の動作を調整するコントローラと、を備え、前記充電回路の前記電圧変換器に接続されている端部は前記補機負荷にも接続されており、前記コントローラは、前記放電回路の前記第1スイッチング素子のオープン故障を検出した場合で、且つ、前記補機バッテリの電圧が前記電圧変換器の出力電圧よりも高い場合に、前記充電回路の前記第2スイッチング素子をオンとして前記補機バッテリから前記補機負荷に電力供給を行うこと、を特徴とする。
これにより、放電回路の第1スイッチング素子がオープン故障した場合でも、車両の起動時或いは退避走行時に補機負荷への電力供給を行うことができる。
本発明の車両用電源システムにおいて、前記補機バッテリと前記充電回路及び前記放電回路との間に接続された補機リレーを備え、前記コントローラは、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とのいずれか一方または両方が短絡故障した場合には、前記補機リレーを遮断してもよい。
これにより、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とのいずれか一方または両方が短絡故障した場合に、充電回路または放電回路を通して電圧変換器から補機バッテリに過剰な電流が流れ込むことを抑制し、補機バッテリを好適に保護することができる。
本発明は、補機バッテリの充放電の際の電圧変換損失を低減することができる。
本発明の実施形態における電源システムの構成を示す系統図である。 本発明の実施形態における電源システムの補機バッテリのSOCに対する電圧Vbの変化とDC/DCコンバータの出力電圧Vdcの変化を示すグラフである。 本発明の実施形態における電源システムの放電動作を示すフローチャートである。 車両起動時における補機負荷への電流の流れを示す説明図である。 通常走行時における補機負荷への電流の流れを示す説明図である。 通常走行中に補機負荷へのラッシュ電流が発生した場合におけるDC/DCコンバータの出力電圧Vdcと補機バッテリの電圧Vbの変化を示すグラフである。 通常走行中に補機負荷へのラッシュ電流が発生した場合における補機バッテリの電流IbとDC/DCコンバータの出力電流Idcと補機負荷の要求電流Ireqの時間変化を示すグラフである。 通常走行中に補機負荷へのラッシュ電流が発生した場合の電流の流れを示す説明図である。 本実施形態における電源システムの充電動作を示すフローチャートである。 通常走行中に補機バッテリを充電する際の電流の流れを示す説明図である。 本実施形態における電源システムにおいて、充電回路がオープン故障した際の動作を示すフローチャートである。 本実施形態における電源システムにおいて、通常走行中に充電回路がオープン故障した際に放電回路を通して補機バッテリを充電する際の電流の流れを示す説明図である。 本実施形態における電源システムにおいて、放電回路がオープン故障した際の動作を示すフローチャートである。 本実施形態における電源システムにおいて、放電回路がオープン故障した際に充電回路を通して補機負荷に電力を供給して車両を起動する場合の電流の流れを示す説明図である。 本実施形態における電源システムにおいて、放電回路がオープン故障で通常走行中に補機負荷へのラッシュ電流が発生した場合の電流の流れを示す説明図である。 本実施形態における電源システムにおいて、充電回路、放電回路が短絡故障した際の動作を示すフローチャートである。 従来技術の電源システムの構成を示す系統図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態の車両用の電源システム100について説明する。図1に示すように、本実施形態の電源システム100は、車両駆動用バッテリであるメインバッテリ10と、メインバッテリ10の電圧を降圧する電圧変換器であるDC/DCコンバータ21と、補機バッテリ23と、補機バッテリ23の残存容量(SOC)が所定の閾値以下となった場合にDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcを降圧して補機バッテリ23に充電を行う充電回路30と、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcが補機バッテリ23の電圧Vbよりも低くなった場合に補機バッテリ23から補機負荷22に電力供給を行う放電回路40と、コントローラ70とを備えている。なお、図1において、一点鎖線は信号線を示す。
図1に示すように、メインバッテリ10は高圧ライン61によってインバータ12に接続され、インバータ12には車両駆動用のモータジェネレータ13が接続されている。高圧ライン61には、システムメインリレー11が配置されている。システムメインリレー11のインバータ12の側の高圧ライン61とDC/DCコンバータ21とは接続ライン63で接続されている。DC/DCコンバータ21と補機負荷22との間は、低圧ライン64で接続されている。ここで補機負荷22は、例えば、パワーステアリング装置、油圧装置、窓の開閉装置、メインバッテリ10の冷却装置等を駆動する小型モータや、照明装置等を含む。低圧ライン64の中間点54と放電回路40の出力端56とは第1補機バッテリライン65によって接続され、放電回路40の入力端55と補機バッテリ23とは第2補機バッテリライン67で接続されている。第1補機バッテリライン65の中間点52と充電回路30の入力端57との間は充電回路入力ライン66aで接続され、充電回路30の出力端58と第2補機バッテリライン67の中間点51との間は、充電回路出力ライン66bで接続されている。第2補機バッテリライン67には、補機バッテリ23の側から順に電流センサ26、ヒューズ27、補機リレー28が接続されている。また、補機リレー28と中間点51との間には、ツェナーダイオード29が接続されている。ツェナーダイオード29は、補機バッテリ23に充電を行った際に補機バッテリ23に過電圧がかかることを防止する。
このように、充電回路30は、低圧ライン64と、第1、第2補機バッテリライン65,67と、充電回路入力ライン66aと、充電回路出力ライン66bとによってDC/DCコンバータ21と補機バッテリ23との間に接続されている。充電回路30の入力端57は、充電回路30のDC/DCコンバータ21に接続されている端部であり、低圧ライン64を介して補機負荷22にも接続されている。また、放電回路40は、低圧ライン64と第1、第2補機バッテリライン65,67とによって補機負荷22と補機バッテリ23との間に接接続されており、放電回路40の出力端56は、放電回路40の補機負荷22に接続されている端部であり、低圧ライン64を介してDC/DCコンバータ21にも接続されている。
充電回路30は、入力端57と出力端58との間に直列に接続された第2スイッチング素子92とリアクトル32と、第2スイッチング素子92とリアクトル32との間の接続点53とグランドとの間に接続されたコンデンサ34と第3スイッチング素子93と、第2スイッチング素子92と第3スイッチング素子93の各ゲートに接続され第2スイッチング素子92と第3スイッチング素子93のオン・オフ動作を制御する充電制御IC35と、を含んでいる。第2スイッチング素子92と第3スイッチング素子93は、それぞれ寄生ダイオード92a,93aを有している。充電回路30は、第2スイッチング素子92と第3スイッチング素子93と交互にオン・オフ動作させて入力端57に入力された電圧を降圧して出力端58から出力する機能を有している。なお、充電回路30は、上記の様な構成にかかわらず、入力電圧を降圧して出力できる回路であれば、例えば、降圧チョッパ回路や降圧スイッチングレギュレータ等で構成してもよい。
放電回路40は、入力端55と出力端56との間に接続された第1スイッチング素子91と、第1スイッチング素子91のゲートに接続されて第1スイッチング素子91をオン・オフさせる放電制御IC42とを含んでいる。第1スイッチング素子91は寄生ダイオード91aを有している。また、放電制御IC42は、第1補機バッテリライン65の中間点52と第2補機バッテリライン67の中間点51とに接続され、各中間点51,52の電圧を検出する。中間点52の電圧はDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcに等しく、補機リレー28がオンの場合には中間点51の電圧は補機バッテリ23の電圧Vbに等いから、放電制御IC42は、補機リレー28がオンの場合には、補機バッテリ23の電圧VbとDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcを検出する。
補機バッテリ23には、電圧Vbを検出する電圧センサ24と、温度Tbを検出する温度センサ25とが取り付けられている。
図1に示すように、DC/DCコンバータ21と、充電制御IC35と、放電制御IC42と、補機リレー28と、電圧センサ24と、温度センサ25と、電流センサ26とはコントローラ70に接続され、DC/DCコンバータ21、充電制御IC35、放電制御IC42、補機リレー28とはコントローラ70の指令によって動作する。だたし、放電制御IC42は、コントローラ70と独立して単独で第1スイッチング素子91をオン・オフすることもできる。また、電圧センサ24、温度センサ25、電流センサ26の検出した各信号はコントローラ70に入力される。さらに、放電制御IC42が検出した中間点51,52の各電圧の信号も放電制御ICからコントローラ70に入力される。コントローラ70は、内部に演算処理を行うCPU71と、制御プログラムや制御データを格納するメモリ72を含むコンピュータである。コントローラ70は、接続線68で補機バッテリ23と接続されるとともに接続線69、低圧ライン64でDC/DCコンバータ21に接続され、補機バッテリ23或いはDC/DCコンバータ21から動作電力が供給される。
本実施形態の補機バッテリ23はリチウムイオン電池で構成されており、図2の破線で示すように残存容量(SOC)が大きくなるに従って電圧Vbが高くなる。残存容量(SOC)は、満充電容量(A・h)に対するバッテリの充電量(A・h)の割合(%)であり、満充電で100%である。以下の説明では、残存容量(SOC)は、SOCという。図2に示すように、本実施形態の補機バッテリ23は、SOCが0%の電圧VbはV0であり、SOCが100%(満充電)の電圧VbはV0よりも高いV100であり、SOCが大きくなるに従って、電圧VbはV0からV100まで変化する。この補機バッテリ23のV0からV100までの電圧変化範囲は、補機負荷22を断続的に駆動可能な電圧範囲である。また、図2の一点鎖線は、DC/DCコンバータ21の目標出力電圧がVd0の場合の出力電圧Vdcを示す。図2に示すように、DC/DCコンバータ21の目標出力電圧Vd0は、補機バッテリ23の満充電電圧であるV100よりも高くなっている(Vdc>V100)。従って、補機バッテリ23の電圧Vbは、DC/DCコンバータ21の目標出力電圧Vd0よりも低くなっている(Vb<Vd0)。また、DC/DCコンバータ21の目標出力電圧Vd0は、補機負荷22を連続的に駆動可能な電圧である。
以上のように構成された電源システム100の動作について説明する。最初に図3から図7Bを参照して補機バッテリ23の放電動作について説明する。
<放電制御>
放電回路40の放電制御IC42は、補機リレー28がオンの場合に補機バッテリ23の電圧Vbに等しい中間点51の電圧と、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcと等しい中間点52の電圧を検出している。そして、図3のステップS101に示すように、放電制御IC42は、補機バッテリ23の電圧VbがDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcよりも高い場合(Vb>Vdcの場合)には、図3のステップS102に進んで第1スイッチング素子91をオンとして補機バッテリ23を放電させ、補機バッテリ23から補機負荷22に電力を供給する。また、放電制御IC42は、図3のステップS101でNOと判断した場合、つまり、補機バッテリ23の電圧VbがDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdc以下(Vb≦Vdc)の場合、第1スイッチング素子91をオフとして補機バッテリ23の放電を停止する。
<車両起動時の放電回路の動作>
図4に示すように、車両のスタートスイッチがオンとされて車両が起動すると、コントローラ70の指令により補機リレー28がオンとなる。すると、中間点51の電圧は補機バッテリ23の電圧Vbに等しくなる。これにより、放電制御IC42は、補機バッテリ23の電圧VbとDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcとを検出する。
この時点では、まだシステムメインリレー11はオフでDC/DCコンバータ21も停止しているので、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcはゼロとなっている。このため、放電制御IC42は、図3のステップS101で補機バッテリ23の電圧VbがDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcよりも高い(Vb>Vdc)と判断して、図3のステップS102に進んで第1スイッチング素子91をオンとして補機バッテリ23を放電させ、補機バッテリ23から補機負荷22への電力供給を行う。
すると、図4の矢印R1に示すように、補機バッテリ23から補機負荷22に向かって電流が流れる。また、第1スイッチング素子91がオフからオンになるまでの間は、放電回路40の寄生ダイオード91aを通って補機バッテリ23から補機負荷22に向かって電流が流れるので、補機バッテリ23の電圧VbがDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcよりも高い場合には、時間遅れ無く補機バッテリ23から補機負荷22への電力供給を行うことができる。なお、車両が停止し、DC/DCコンバータ21が停止した場合も上記と同様に補機バッテリ23から補機負荷22へ電力供給を行う。
<通常走行時の放電回路の動作>
先に図4を参照して説明したように、補機バッテリ23から補機負荷22に電力が供給されると、図示しないECUが起動する。ECUは、システムメインリレー11をオンにしてメインバッテリ10とDC/DCコンバータ21とを接続する。また、コントローラ70は、DC/DCコンバータ21を起動する。DC/DCコンバータ21が動作を開始すると、図2に示すように、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcは、補機バッテリ23の電圧Vbよりも高い目標出力電圧Vd0となる(Vb≦Vdc=Vd0)。すると、放電制御IC42は、図3のステップS101でNOと判断し、第1スイッチング素子91をオフとして、補機バッテリ23の放電を停止し、補機バッテリ23から補機負荷22への電力供給を停止する。
補機バッテリ23から補機負荷22への電力供給が停止されると、図5の矢印R2,R4に示すようにメインバッテリ10の電力がDC/DCコンバータ21から補機負荷22に供給される。また、図5の矢印R3に示すように、メインバッテリ10の電力は、インバータ12からモータジェネレータ13に供給され、車両は通常走行を行う。車両が通常走行を行っている間は、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcは、補機バッテリ23の電圧Vbよりも高い目標出力電圧Vd0に保たれるので、放電制御IC42は、第1スイッチング素子91をオフのままとする。
このように、本実施形態の電源システム100は、DC/DCコンバータ21が動作していない車両の起動時、或いは車両の停止時には、補機バッテリ23から補機負荷22に電力を供給し、DC/DCコンバータ21が動作している通常走行中は、DC/DCコンバータ21から連続的に補機負荷22への電力供給を行う。
<通常走行中の補機負荷のラッシュ電流発生時の放電回路の動作>
図6Aの時刻ゼロから時刻t1までの間のように、車両が通常走行中は、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdc(図6A中に一点鎖線で示す)は、補機バッテリ23の電圧Vbよりも高い目標出力電圧Vd0に保たれている。また、図6Bの時刻ゼロから時刻t1までの間のように、DC/DCコンバータ21の出力電流Idc(図6B中に一点鎖線で示す)は、補機負荷22の要求電流Ireq(図6B中に実線で示す)に等しくなっている。この時の出力電流Idは、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcが目標出力電圧Vd0の場合の上限出力電流Idmaxよりも小さい。
補機負荷22には、パワーステアリング装置、油圧装置を駆動する小型モータが含まれている。これらの小型モータは、運転者が急ハンドルや急ブレーキの操作をした場合、急速な動作をするために短時間で大きな電流(ラッシュ電流)が必要になる。このため、図6Bの時刻t1で急ハンドル或いは急ブレーキの操作がされた場合には、図6Bに実線で示すように補機負荷22の要求電流Ireqは時刻t1以降、急速に大きくなっていく。これにつれて、図6Bに破線で示すように、DC/DCコンバータ21の出力電流Idも急速に大きくなっていく。そして、図6Bの時刻t2にDC/DCコンバータ21の出力電流Idが上限出力電流Idmaxに達すると、図6Aの一点鎖線に示すように、DC/DCコンバータ21は、出力電圧Vdcを目標出力電圧Vd0に維持することができず、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcは目標出力電圧Vd0から低下し始める。
図6Aの時刻t3にDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcが補機バッテリ23の電圧Vbよりも低くなった場合、つまり、補機バッテリ23の電圧VbがDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcよりも高くなった場合(Vb>Vdc)には、放電制御IC42は、図3のステップS101でYESと判断してステップS102に進み、第1スイッチング素子91をオンとして補機バッテリ23の放電を開始する。すると、図6Bに破線で示すように、補機バッテリ23から補機負荷22に電流Ibが流れ出す。この時、図7の矢印R4で示すように補機負荷22にはDC/DCコンバータ21から出力電流Idが流れるとともに、図7の矢印R1で示すように補機バッテリ23から電流Ibが流れる。従って、補機負荷22にはDC/DCコンバータ21と補機バッテリ23とから電力が供給される。補機バッテリ23から補機負荷22に電力が供給されると、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcは、DC/DCコンバータ21からの供給電力と補機バッテリ23からの供給電力のバランスにより、補機バッテリ23の電圧Vbよりも少し低い電圧に保たれる。
図6Bに示すように、時刻t3に急ハンドル或いは急ブレーキの操作が終わると、補機負荷22の要求電流Ireqはピーク電流Ipeakから急速に低下する。すると、図6Aに示すように、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcが上昇し始め、図6Aの時刻t4に、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcが補機バッテリ23の電圧Vb以上となる(Vb≦Vdc)。すると、放電制御IC42は、図3のステップS101でNOと判断して図3のステップS103に示すように、第1スイッチング素子91をオフとする。これにより、図6Bの時刻t4の後、補機バッテリ23の電流Ibはゼロとなる。また、図6Bに示す時刻t4の後、補機負荷22の要求電流Ireqは急速に低下してくるので、これにつれて、図6Aに示すようにDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcが上昇してくる。
そして、図6Bの時刻t5に補機負荷22の要求電流IreqがDC/DCコンバータ21の上限出力電流Idmaxよりも小さくなると、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcは目標出力電圧Vd0に戻る。そして、時刻t6に車両が通常走行に戻ると、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcは補機バッテリ23の電圧Vbよりも高い目標出力電圧Vd0に保たれ、放電制御IC42は、第1スイッチング素子91をオフに保つ。
以上説明したように、通常走行中に急ハンドル或いは急ブレーキの操作が行われ、補機負荷22のラッシュ電流が発生して、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcが補機バッテリ23の電圧Vbよりも低くなった場合(Vb>Vdc)には、放電制御IC42は第1スイッチング素子91をオンとして補機バッテリ23を放電させて補機負荷22への供給電力をバックアップする。また、補機負荷22のラッシュ電流が発生しておらず、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcが補機バッテリ23の電圧Vbよりも低くならない場合には、補機負荷22にはDC/DCコンバータ21から連続的に電力が供給される。
このように、本実施形態の電源システム100は、通常走行時には、DC/DCコンバータ21から連続的に補機負荷22への電力供給を行い、補機負荷22のラッシュ電流が発生した場合には、断続的に補機バッテリ23から補機負荷22への電力供給を行い、DC/DCコンバータ21の供給電力をバックアップする。
<充電制御>
次に、図8,9を参照しながら補機バッテリ23の充電動作について説明する。コントローラ70は、メモリ72に補機バッテリ23の電圧Vb、電流Ib、温度TbとSOCとの関係を示すマップを格納している。コントローラ70は、図8のステップS201に示すように、電圧センサ24、電流センサ26、温度センサ25で検出した補機バッテリ23の電圧Vb、電流Ib、温度Tbと、このマップに基づいて補機バッテリ23のSOCを計算し、所定の閾値である充電開始閾値Caと比較する。そして、補機バッテリ23のSOCが充電開始閾値Ca以下となった場合、図8のステップS202に進み、放電制御IC42が検出した中間点51,52の電圧をそれぞれ補機バッテリ23の電圧Vb、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcとして、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcと補機バッテリ23の電圧Vbとを比較する。そして、図8のステップS202でDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcが補機バッテリ23の電圧Vb以上の場合には(Vdc≧Vb)、図8のステップS203に進み、充電制御IC35に充電回路30の起動指令を出力するとともに、放電制御IC42で検出した補機バッテリ23の電圧Vbを充電制御IC35に出力する。
充電回路30が起動したら、コントローラ70は、図8のステップS204に進み、ステップS201と同様に補機バッテリ23のSOCを計算し、補機バッテリ23のSOCが充電停止閾値Cb以上になるまで充電回路30の動作を維持するとともに、充電制御IC35に放電制御IC42で検出した補機バッテリ23の電圧Vbを出力する(ステップS203)。そして、コントローラ70は、図8のステップS204で補機バッテリ23のSOCが充電停止閾値Cb以上となったら、ステップS205に進み、充電制御IC35に充電回路30の動作を停止する指令を出力する。
一方、コントローラ70は、図8のステップS201でNOと判断した場合、及び、図8のステップS202でNOと判断した場合には、充電回路30を起動せずに最初に戻り、ステップS201〜S205を繰り返す。
充電制御IC35は、コントローラ70からの起動指令が入力されたら、第2スイッチング素子92と第3スイッチング素子93とを交互にオン・オフさせてDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcを補機バッテリ23の充電電圧Vchに降圧する。充電電圧Vchは、コントローラ70から入力された補機バッテリ23の電圧Vbと同一或いは少し高い電圧である。補機バッテリ23の電圧Vbは、図2に示すようにSOCによってV0からV100まで変化するので、充電制御IC35は、コントローラ70から入力された補機バッテリ23の電圧Vbに基づいて第2スイッチング素子92と第3スイッチング素子93のデューティ比を変化させて充電電圧Vchが補機バッテリ23の電圧Vbと同一或いは少し高い電圧となるように調整する。なお、補機バッテリ23の充電電圧Vchを変化させず、図2を参照して説明した補機バッテリ23の満充電電圧であるV100として充電するようにしてもよい。
<通常走行中の補機バッテリの充電動作>
先に図5を参照して説明したと同様、車両が通常走行している場合には、図9の矢印R2,R4に示すようにメインバッテリ10の電力がDC/DCコンバータ21から補機負荷22に供給される。DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcは、補機バッテリ23の電圧Vbよりも高い目標出力電圧Vd0に保たれるので、放電制御IC42は、第1スイッチング素子91をオフのままとしている。充電制御IC35にコントローラ70からの起動指令が入力されると、充電制御IC35は、第2スイッチング素子92、第3スイッチング素子93を交互にオン・オフさせてDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcを充電電圧Vchに降圧し、図9の矢印R5に示すように補機バッテリ23に充電する。
以上説明した充電制御において、充電開始閾値Ca、充電停止閾値Cbはいろいろな値をとることが可能であるが、例えば、充電開始閾値Caは、補機バッテリ23の電圧Vbがあまり低くならないように、50〜60%程度、充電停止閾値Cbは高いほど車両停止期間を長くできるが、あまり高くすると補機バッテリ23を過充電してしまう可能性があるので、80〜90%程度としてもよい。また、先に述べたように、補機バッテリ23からの電力供給は、車両の起動時、停止時のようにDC/DCコンバータ21が停止している場合や、補機負荷22にラッシュ電流が流れる場合で、通常走行中には補機バッテリ23から補機負荷22への電力供給は行われない。このため、補機バッテリ23の放電量は少なく、必要な充電量も少ない。
<本実施形態の電源システムの基本な効果>
以上説明したように、本実施形態の電源システム100は、補機バッテリ23の電圧VbをDC/DCコンバータ21の目標出力電圧Vd0よりも低い電圧とし、補機負荷22への連続的な電力供給はDC/DCコンバータ21によって行い、補機バッテリ23は、DC/DCコンバータ21が動作していない車両の起動時、車両の停止時、或いは、補機負荷22にラッシュ電流が発生してDC/DCコンバータ21の出力電力が不足して出力電圧Vdcが低下した場合に、断続的に補機負荷22に電力を供給する。このため、補機バッテリ23から補機負荷22への放電量が少なくなるとともに、第1スイッチング素子91を常にオン・オフ動作させる必要が無い。また、補機バッテリ23の放電量が少ないので、補機バッテリ23の必要充電量も少なくなり、第2スイッチング素子92、第3スイッチング素子93も常にオン・オフ動作を行う必要が無い。これにより、図16に示す従来技術の電源システム200のように、補機バッテリ205によって補機負荷206への電力供給を行い、専用のDC/DCコンバータ207を常に昇圧動作或いは降圧動作させる構成に比べて電圧変換損失を低減することができる。
<充電回路のオープン故障時の動作>
次に、図10,11を参照しながら充電回路30の第2スイッチング素子92がオープン故障した場合の電源システム100の動作について説明する。先に、図1〜図9を参照して説明した部分には同様の符号を付して説明は省略する。
充電回路30を起動してDC/DCコンバータ21から補機バッテリ23の充電を行うと、図2に示す補機バッテリ23のSOCに対する電圧Vbのグラフに示すように、充電によりSOCが高くなるに従って、補機バッテリ23の電圧Vbも高くなってくる。しかし、充電回路30の第2スイッチング素子92がオープン故障した場合には補機バッテリ23への充電ができないため、コントローラ70が充電制御IC35に起動指令を出力しても、補機バッテリ23の電圧Vbと同一電圧となる中間点51の電圧が上昇してこない。そこで、コントローラ70は、図8のステップS203で充電制御IC35に充電回路30の起動指令を出力した後、放電制御IC42から取得した中間点51の電圧が上昇してこない場合には、図10のステップS301で充電回路30の第2スイッチング素子92がオープン故障していると判断し、図10のステップS302に進む。
コントローラ70は、図10のステップS302で、図8のステップS201と同様の方法で補機バッテリ23のSOCを計算し、所定の閾値である充電開始閾値Caと比較する。そして、補機バッテリ23のSOCが充電開始閾値Ca以下の場合には、図10のステップS303に進み、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcを補機バッテリ23の充電電圧Vchとなるように調整する。充電電圧Vchは、先に充電制御で説明したように、補機バッテリ23の電圧Vbと同一か少し高い電圧である。そして、コントローラ70は、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcが充電電圧Vchとなったことを確認したら、図10のステップS304に進み、放電制御IC42に第1スイッチング素子91を強制的にオンとする指令を出力する。この指令により、放電制御IC42は、第1スイッチング素子91をオンとする。第1スイッチング素子91がオンとなると、図11の矢印R6に示すように、DC/DCコンバータ21から放電回路40を通って補機バッテリ23に電流が流れ、補機バッテリ23の充電が行われる。
コントローラ70は、図10のステップS305において、図8のステップS201と同様に補機バッテリ23のSOCを計算し補機バッテリ23のSOCが充電停止閾値Cb以上になるまで第1スイッチング素子91の強制オンを維持する。また、コントローラ70は、充電によりSOCが上昇して補機バッテリ23の電圧Vbが上昇したら、これに合わせて充電電圧Vchを上昇させ、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcを上昇させていく。そして、コントローラ70は、図10のステップS305で補機バッテリ23のSOCが充電停止閾値Cb以上となったら、ステップS306に進み、放電制御IC42に第1スイッチング素子91をオフとする信号を出力する。この指令により、放電制御IC42は第1スイッチング素子91をオフとする。そして、コントローラ70は、図10のステップS307に進み、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcを目標出力電圧Vd0としてルーチンを終了する。
<通常走行中に充電回路がオープン故障した際の補機バッテリの充電>
車両が通常走行している場合には、図5を参照して説明したように、システムメインリレー11がオンでDC/DCコンバータ21が動作しており、図5の矢印R2,R4に示すように、メインバッテリ10の電力がDC/DCコンバータ21から補機負荷22に供給されている。この場合、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcは、補機バッテリ23の電圧Vbよりも高くなっている。
この際、図8のステップS201で説明したように、コントローラ70が補機バッテリ23のSOCが充電開始閾値Ca以下となっていると判断した場合には、コントローラ70は、図8のステップS202に進む。通常走行中、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcは、補機バッテリ23の電圧Vbよりも高いので(Vdc≧Vb)、コントローラ70は、図8のステップS202でYESと判断して図8のステップS203に進んで充電回路30の充電制御IC35に起動指令を出力する。
コントローラ70は、放電制御IC42から取得した中間点51の電圧が上昇してこない場合には、図10のステップS301で充電回路30の第2スイッチング素子92がオープン故障していると判断し、図10のステップS302に進む。補機バッテリ23のSOCは充電開始閾値Ca以下となっているから、コントローラ70は、図10のステップS302でYESと判断して図10のステップS303に進み、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcが補機バッテリ23の充電電圧Vchとなるように調整する。
この場合、補機負荷22への供給電圧も充電電圧Vchとなる。先に述べたように、充電電圧Vchは、補機バッテリ23の電圧Vbと同一か少し高い電圧であり、図2を参照して説明したように、補機バッテリ23のV0からV100の電圧範囲は補機負荷22を断続的に駆動可能な電圧である。従って、DC/DCコンバータ21の電圧を充電電圧Vchまで低下させても補機負荷22は断続的に動作可能であり、図11の矢印R2,R4に示すように、メインバッテリ10の電力はDC/DCコンバータ21から補機負荷22に供給され、補機負荷22は動作を続ける。また、充電電圧Vchは、補機バッテリ23の電圧Vbと同一か少し高い電圧であるから(Vb≦Vch)、放電制御IC42は、図3のステップS101でNOと判断して第1スイッチング素子91をオフとしている。
次に、コントローラ70は、図10のステップS304に進み、放電制御IC42に第1スイッチング素子91を強制的にオンとする指令を出力する。この指令により、放電制御IC42は、それまで、オフとしていた第1スイッチング素子91をオンとする。これにより、図11の矢印R6に示すように、DC/DCコンバータ21から放電回路40の第1スイッチング素子91を通って補機バッテリ23に電流が流れ、補機バッテリ23の充電が行われる。
そして、図10のステップS304、S305に示すように、コントローラ70は、補機バッテリ23のSOCが充電停止閾値Cbとなるまで第1スイッチング素子91の強制オンを継続し、補機バッテリ23のSOCが充電停止閾値Cb以上となったら、図10のステップS306に進み、第1スイッチング素子91をオフとする。これにより、放電回路40は図3を参照して説明した放電制御に戻る。
補機バッテリ23の充電が終了したら、コントローラ70は、図10のステップS307に示すように、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcを充電電圧Vchから目標出力電圧Vd0とする。これにより、車両は、図5を参照して説明した通常走行状態に戻る。
なお、コントローラ70は、第1スイッチング素子91を強制オンにして補機バッテリ23を充電する際に、放電制御IC42から取得した中間点51の電圧及び電流センサ26によって取得した補機バッテリ23の電流Ibの絶対値が所定値以上となった場合には、補機バッテリ23に過電圧、過電流が加わったと判断し、補機リレー28をオフとして補機バッテリ23を保護する。また、図8のステップS201に示すように、車両の通常走行中に補機バッテリ23のSOCが充電開始閾値Caを超えていた場合には、コントローラ70は、補機バッテリ23の充電を行わずにルーチンを終了する。この場合、放電回路40は、図3〜7を参照して説明したような放電制御を行う。
以上説明したように、本実施形態の電源システム100は、充電回路30の第2スイッチング素子92がオープン故障した際に、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcを充電電圧Vchに低下させてから放電回路40の第1スイッチング素子91を強制オンとして補機バッテリ23の充電を行うことができるので、補機バッテリ23の過放電を抑制することができる。また、充電回路30がオープン故障した場合でも、車両は通常走行、退避走行を継続することができる。
<放電回路のオープン故障時の動作>
次に、図12〜14を参照して放電回路40の第1スイッチング素子91がオープン故障した際の動作について説明する。先に図1〜11を参照して説明したのと同様の部分には同様の符号を付して説明は省略する。
補機バッテリ23の電圧VbがDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcよりも高い場合(Vb>Vdc)、第1スイッチング素子91がオフ(オープン)の状態でも第1スイッチング素子91の寄生ダイオード91aを通して補機バッテリ23から補機負荷22に電流が流れる。しかし、寄生ダイオード91aは抵抗が大きいので、電圧降下が大きく、放電制御IC42が検出する中間点51と中間点52との電圧の間に電圧差ができる。一方、第1スイッチング素子91はオンとなると抵抗がほとんどないので、補機バッテリ23からDC/DCコンバータ21に電流が流れても中間点51と中間点52との間にはほとんど電圧差ができない。そこで、コントローラ70は、図12のステップS401で、放電制御IC42が第1スイッチング素子91をオンとする信号を出力している場合に、放電制御IC42から取得した中間点51の電圧と中間点52の電圧との間の電圧差が所定期間継続した場合に第1スイッチング素子91がオープン故障を起こしていると判断する。そして、ステップS402に進み、補機バッテリ23の電圧VbがDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcよりも高くなっていることを確認したら、図12のステップS403に進み、充電制御IC35に充電回路30を放電モードとする指令を出力する。充電制御IC35はこの指令によって第2スイッチング素子92を強制オンとし、第3スイッチング素子93をオフ固定とする。すると図13の矢印R7に示すように、補機バッテリ23から充電回路30を通って補機負荷22に電力が供給される。
<放電回路オープン故障時の車両起動>
図13に示すように、車両のスタートスイッチがオンとされて車両が起動すると、コントローラ70の指令により補機リレー28がオンとなる。すると、中間点51の電圧は補機バッテリ23の電圧Vbに等しくなる。これにより、放電制御IC42は、中間点51の電圧を検出することにより補機バッテリ23の電圧Vbを検出し、中間点52の電圧を検出することによりDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcを検出する。
この時点では、図13に示すように、DC/DCコンバータ21が停止しているので、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcはゼロとなっており、放電制御IC42は、図3のステップS101に示すように、補機バッテリ23の電圧VbがDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcよりも高い(Vb>Vdc)と判断して、図2のステップS102に進んで第1スイッチング素子91をオンとする信号を出力する。
補機リレー28がオンとなり、中間点51の電圧が補機バッテリ23の電圧Vbとなると、図13の矢印R8に示すように、補機バッテリ23から第1スイッチング素子91の寄生ダイオード91aを通って補機負荷22に電流が流れる。寄生ダイオード91aは抵抗が大きいので、中間点51の電圧と中間点52の電圧との間には、電圧差が生じている。
コントローラ70は、放電制御IC42から取得した中間点51の電圧と中間点52の電圧との間の電圧差が所定期間継続した場合、図12のステップS401に示すように、第1スイッチング素子91がオープン故障を起こしていると判断する。この時点では、DC/DCコンバータ21は停止しており、補機バッテリ23の電圧Vbは、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcよりも高いので、コントローラ70は、図12のステップS402でYESと判断して図12のステップS403に進み、充電制御IC35に充電回路30を放電モードとする指令を出力する。充電制御IC35はこの指令によって第2スイッチング素子92を強制オンとし、第3スイッチング素子93をオフ固定とする。すると図13の矢印R7に示すように、補機バッテリ23から充電回路30を通って補機負荷22に電力が供給される。
補機バッテリ23から補機負荷22に電力が供給されると、図示しないECUが起動し、システムメインリレー11をオンとする。そして、コントローラ70がDC/DCコンバータ21を起動すると、DC/DCコンバータ21から補機負荷22に電力が供給され、車両の起動が完了し、車両は図5に示すような通常走行が可能となる。このように、放電回路40の第1スイッチング素子91がオープン故障した場合でも、充電回路30を放電モードにして車両の起動行うことができる。
<放電回路オープン故障で通常走行中に補機負荷のラッシュ電流発生時の動作>
通常走行中に補機負荷のラッシュ電流した場合に、放電制御IC42が第1スイッチング素子91にオン指令を出力しているにも関わらず、中間点51の電圧と中間点52の電圧と間の電圧差が所定時間継続した場合には、コントローラ70は、放電回路40の第1スイッチング素子91がオープン故障していると判断して充電回路30の第2スイッチング素子92をオンとする。これにより、図14の矢印R7に示すように補機バッテリ23から補機負荷22に電力が供給される。先に図6A,図6B、図7を参照して説明したように、補機負荷22にはDC/DCコンバータ21と補機バッテリ23とから電力が供給される。このように、放電回路40の第1スイッチング素子91がオープン故障した場合でも、充電回路30を放電モードにし、補機負荷22にラッシュ電流が発生した場合にDC/DCコンバータ21の出力電力をバックアップする。これにより、車両は通常走行或いは退避走行を継続することができる。
なお、コントローラ70は、充電回路30を放電モードにして補機バッテリ23の放電を行った場合に、補機バッテリ23のSOCが充電開始閾値Ca以下になった場合、或いは、電流センサ26によって取得した補機バッテリ23の電流Ibの絶対値が所定値以上となった場合には、補機バッテリ23の過放電或いは過電流が発生したと判断し、補機リレー28をオフにして補機バッテリ23の保護を行う。また、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcが補機バッテリ23の電圧Vbよりも高い場合には、コントローラ70は、図8,9を参照して説明したような充電動作を行う。
以上説明したように、本実施形態の電源システム100は、放電回路40の第1スイッチング素子91がオープン故障した場合でも、充電回路30を放電モードにして車両の起動時や、通常走行中に補機負荷のラッシュ電流が発生した時に補機負荷22へ電力供給を行うことができる。
<充電回路、放電回路の短絡故障の際の動作>
DC/DCコンバータ21によって補機負荷22に電力を供給している場合は、DC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcは補機バッテリ23の電圧Vbよりも高くなっている。この場合に、充電回路30の第2スイッチング素子92と放電回路40の第1スイッチング素子91のいずれか一方、または両方が短絡故障すると中間点51の電圧が補機バッテリ23の電圧Vbよりも高いDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcに上昇する。このため、コントローラ70は、図15のステップS501において、放電制御IC42から取得した中間点51の電圧が電圧センサ24によって取得した補機バッテリ23の電圧よりも高い場合には、第2スイッチング素子92または第1スイッチング素子91のいずれか一方または両方が短絡故障したと判断し、図15のステップS502に進む。そして、図15のステップS502でDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcが補機バッテリ23の電圧Vbよりも高いことを確認したら、図15のステップS503に進んで補機リレー28をオフにする。
なお、コントローラ70は、図15のステップS501で短絡故障が発生していないと判断した場合、及び、ステップS502でDC/DCコンバータ21の出力電圧Vdcが補機バッテリ23の電圧よりも高くない(Vdc≦Vb)と判断した場合には、補機リレー28をオフにせず、ルーチンを終了する。
これにより、第2スイッチング素子92または第1スイッチング素子91のいずれか一方または両方が短絡故障した場合に、充電回路30または放電回路40を通してDC/DCコンバータ21から補機バッテリ23に過剰な電流が流れ込むことを抑制し、補機バッテリ23を保護することができる。
10,201 メインバッテリ、11 システムメインリレー、12,202 インバータ、13,203 モータジェネレータ、21,207 DC/DCコンバータ、22,206 補機負荷、23,205 補機バッテリ、24 電圧センサ、25 温度センサ、26 電流センサ、27 ヒューズ、28 補機リレー、29 ツェナーダイオード、30 充電回路、32 リアクトル、34 コンデンサ、35 充電制御IC、40 放電回路、42 放電制御IC、51,52,54 中間点、53 接続点、55,57 入力端、56,58 出力端、61 高圧ライン、63 接続ライン、64 低圧ライン、65 第1補機バッテリライン、66a 充電回路入力ライン、66b 充電回路出力ライン、67 第2補機バッテリライン、68,69 接続線、70 コントローラ、71 CPU、72 メモリ、91 第1スイッチング素子、91a,92a,93a 寄生ダイオード、92 第2スイッチング素子、93 第3スイッチング素子、100,200 電源システム、204 双方向DC/DCコンバータ。

Claims (3)

  1. 車両駆動用バッテリと、
    前記車両駆動用バッテリの電圧を変換する電圧変換器と、
    前記電圧変換器の目標出力電圧より電圧の低い補機バッテリと、を含み、
    前記車両駆動用バッテリの電力を前記電圧変換器から補機負荷に供給する電源システムであって、
    第1スイッチング素子を含み、前記補機負荷と前記補機バッテリとの間に接続され、前記電圧変換器の出力電圧が前記補機バッテリの電圧よりも低くなった場合に、前記第1スイッチング素子をオンとして前記補機バッテリから前記補機負荷に電力を供給する放電回路と、
    第2スイッチング素子を含み、前記電圧変換器と前記補機バッテリとの間に接続され、前記補機バッテリの残存容量が所定の閾値以下となった場合に、前記第2スイッチング素子をオン・オフさせて前記電圧変換器の出力電圧を降圧して前記補機バッテリに充電を行う充電回路と
    前記充電回路と前記放電回路の動作を調整するコントローラと、を備え、
    前記放電回路の前記補機負荷に接続されている端部は前記電圧変換器にも接続されており、
    前記コントローラは、
    前記充電回路の前記第2スイッチング素子のオープン故障を検出した場合で、且つ、前記補機バッテリの残存容量が所定の閾値以下となった場合には、前記放電回路の前記第1スイッチング素子をオンとし、前記電圧変換器から前記補機バッテリの充電を行うこと、
    を特徴とする車両用電源システム。
  2. 車両駆動用バッテリと、
    前記車両駆動用バッテリの電圧を変換する電圧変換器と、
    前記電圧変換器の目標出力電圧より電圧の低い補機バッテリと、を含み、
    前記車両駆動用バッテリの電力を前記電圧変換器から補機負荷に供給する電源システムであって、
    第1スイッチング素子を含み、前記補機負荷と前記補機バッテリとの間に接続され、前記電圧変換器の出力電圧が前記補機バッテリの電圧よりも低くなった場合に、前記第1スイッチング素子をオンとして前記補機バッテリから前記補機負荷に電力を供給する放電回路と、
    第2スイッチング素子を含み、前記電圧変換器と前記補機バッテリとの間に接続され、前記補機バッテリの残存容量が所定の閾値以下となった場合に、前記第2スイッチング素子をオン・オフさせて前記電圧変換器の出力電圧を降圧して前記補機バッテリに充電を行う充電回路と、
    前記充電回路と前記放電回路の動作を調整するコントローラと、を備え、
    前記充電回路の前記電圧変換器に接続されている端部は前記補機負荷にも接続されており、
    前記コントローラは、
    前記放電回路の前記第1スイッチング素子のオープン故障を検出した場合で、且つ、前記補機バッテリの電圧が前記電圧変換器の出力電圧よりも高い場合に、前記充電回路の前記第2スイッチング素子をオンとして前記補機バッテリから前記補機負荷に電力供給を行うこと、
    を特徴とする車両用電源システム。
  3. 請求項1または2に記載の車両用電源システムであって、
    前記補機バッテリと前記充電回路及び前記放電回路との間に接続された補機リレーを備え
    記コントローラは、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とのいずれか一方または両方が短絡故障した場合には、前記補機リレーを遮断する車両用電源システム。
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