JP4952637B2 - 駐車支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駐車を支援する駐車支援装置に関する。
従来から、運転者の顔の向き及び/又は視線の向きに関する向き情報に基づいて、運転者が駐車を意図する駐車空間を推定し、推定した駐車空間に基づいて、駐車開始位置へと至る前進段階での支援や、目標駐車位置の設定段階での支援を行う駐車支援装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−253819号公報
ところで、運転者の顔の向き及び/又は視線の向きは、上記の特許文献1に記載されるように、運転者の意図する駐車エリアを推定するための有用な情報である。しかしながら、運転者は、一般的に、意図する駐車エリアを常時目視しているわけではないので、どのタイミングで検出された顔の向き及び/又は視線の向きを推定に用いるかを適切に決定することが、推定精度を高める上で肝要となる。
そこで、本発明は、適切な条件で選別された顔の向き及び/又は視線の向き情報を用いることで、運転者の意図する駐車エリアを精度良く推定することができる駐車支援装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明は、駐車を支援する駐車支援装置において、
運転者を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段の撮像画像を画像処理して、運転者の顔の向き及び視線の向きの少なくともいずれか一方の向きを検出する向き検出手段と、
ステアリングの操舵角の検出結果に基づいて操舵角が所定値より大きい非直進状態を検出する非直進状態検出手段と、
前記向き検出手段の検出結果に基づいて、駐車エリアを運転者が目視する継続時間を駐車エリア毎に積算する継続時間積算手段と、
前記継続時間積算手段の積算結果に基づいて、継続時間が最も長い駐車エリア又は継続時間が所定時間を超えた駐車エリアを、目標駐車エリアと決定して、該目標駐車エリアに対する駐車を支援する駐車支援手段とを備え、
前記継続時間積算手段は、前記駐車支援手段により目標駐車エリアが決定される前に、前記非直進状態検出手段により非直進状態が検出された場合に、前記継続時間の積算処理を停止又はリセットすることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係る駐車支援装置において、
車速の検出結果に基づいて車速が所定値より大きい非低速状態を検出する非低速状態検出手段を更に備え、
前記継続時間積算手段は、前記非低速状態検出手段により非低速状態が検出された場合にも、前記継続時間の積算処理を停止又はリセットすることを特徴とする。
第3の発明は、第1又は2の発明に係る駐車支援装置において、
所定時間以上の停車状態を検出する停車状態検出手段を更に備え、
前記継続時間積算手段は、前記停車状態検出手段により前記停車状態が検出された場合にも、前記継続時間の積算処理を停止又はリセットすることを特徴とする。
第4の発明は、駐車を支援する駐車支援装置において、
運転者を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段の撮像画像を画像処理して、運転者の顔の向き及び視線の向きの少なくともいずれか一方の向きを検出する向き検出手段と、
ステアリングの操舵角の検出結果に基づいて操舵角が所定値より大きい非直進状態、車速の検出結果に基づいて車速が所定値より大きい非低速状態、及び、所定時間以上の停車状態のうちの少なくともいずれか1つの状態を検出する所定状態検出手段と、
前記向き検出手段の検出結果に基づいて、駐車エリアを運転者が目視する継続時間を駐車エリア毎に積算する継続時間積算手段と、
前記継続時間積算手段の積算結果に基づいて、継続時間が最も長い駐車エリア又は継続時間が所定時間を超えた駐車エリアを、目標駐車エリアと決定して、該目標駐車エリアに対する駐車を支援する駐車支援手段とを備え、
前記継続時間積算手段は、前記駐車支援手段により目標駐車エリアが決定される前に、前記所定状態検出手段により前記少なくともいずれか1つの状態が検出された場合に、前記継続時間の積算処理を停止又はリセットすることを特徴とする。
第5の発明は、駐車を支援する駐車支援装置において、
運転者を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段の撮像画像を画像処理して、運転者の顔の向き及び視線の向きの少なくともいずれか一方の向きを検出する向き検出手段と、
ステアリングの操舵角の検出結果に基づいて操舵角が所定値以下の直進状態を検出する直進状態検出手段と、
前記向き検出手段の検出結果のうちの、前記直進状態検出手段により検出された直進状態における前記向き検出手段の検出結果のみを用いて、駐車エリアを運転者が目視する継続時間を駐車エリア毎に積算する継続時間積算手段と、
前記継続時間積算手段の積算結果に基づいて、継続時間が最も長い駐車エリア又は継続時間が所定時間を超えた駐車エリアを、目標駐車エリアと決定して、該目標駐車エリアに対する駐車を支援する駐車支援手段とを備えることを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明に係る駐車支援装置において、
車速の検出結果に基づいて車速が所定値以下の低速状態を検出する低速状態検出手段を更に備え、
前記継続時間積算手段は、前記向き検出手段の検出結果のうちの、前記直進状態検出手段及び前記低速状態検出手段により検出された直進状態且つ低速状態における向き検出手段の検出結果のみを用いて、前記継続時間を積算することを特徴とする。
第7の発明は、第5又は6の発明に係る駐車支援装置において、
所定時間以上の停車状態を検出する停車状態検出手段を更に備え、
前記継続時間積算手段は、前記停車状態検出手段により前記停車状態が検出された場合に、前記継続時間の積算処理を停止又はリセットすることを特徴とする。
第8の発明は、第1〜7のうちのいずれかの発明に係る駐車支援装置において、
前記駐車支援手段は、前記目標駐車エリア付近に車両が接近した場合に、ハザードランプを自動点灯させることを特徴とする。
第9の発明は、第8の発明に係る駐車支援装置において、
前記駐車支援手段は、前記目標駐車エリア付近に車両が接近し、且つ、後続車両が検出された場合に、ハザードランプを自動点灯させることを特徴とする。
本発明によれば、運転者の意図する駐車エリアを精度良く推定することができる駐車支援装置が得られる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明による駐車支援装置10の基本構成を示すシステム構成図である。図1に示す如く、駐車支援装置10は、電子制御ユニット12(以下、「駐車支援ECU12」と称す)を中心に構成されている。駐車支援ECU12は、図示しないバスを介して互いに接続されたCPU、ROM、及びRAM等からなるマイクロコンピュータとして構成されている。ROMには、CPUが実行するプログラムやデータが格納されている。
駐車支援ECU12には、CAN(Controller Area Network)や高速通信バス等の適切なバスを介して、ステアリングホイール(図示せず)の舵角を検出する舵角センサ16、及び、車両の速度を検出する車速センサ18が接続されている。車速センサ18は、各輪に配設され、車輪速に応じた周期でパルス信号を発生する車輪速センサであってよい。
駐車支援ECU12には、顔向き監視カメラ74が接続される。顔向き監視カメラ74は、例えばカラー又は赤外線感応CCD(charge-coupled device)センサアレイを備えるカメラである。例えば運転者の前面(例えば顔部を前方から)を捕捉可能なように、車両の適切な箇所に設けられる。例えば、顔向き監視カメラ74は、車両のバックミラーや、インストルメントパネルのダッシュボードやステアリングコラム等の適切な箇所に設置される。顔向き監視カメラ74は、リアルタイムに運転者の画像を取得し、所定のフレーム周期(例えば30fps)のストリーム形式で駐車支援ECU12に供給するものであってよい。
駐車支援ECU12には、前方LKA用カメラ20が接続される。前方LKA用カメラ20は、車両前方の所定角度領域における風景を撮影するように、車両前部の適切な箇所(例えばルームミラーの前側等)に搭載される。前方LKA用カメラ20は、顔向き監視カメラ74と同様、CCDやCMOS等を撮像素子に備えるカメラであってよい。前方LKA用カメラ20は、好ましくはレーンキープアシスト(LKA)で用いられる車線撮影用のカメラであるが、他のカメラであってもよい。前方LKA用カメラ20、リアルタイムに車両前方の環境画像を取得し、所定のフレーム周期(例えば30fps)のストリーム形式で駐車支援ECU12に供給するものであってよい。
駐車支援ECU12には、その他、GPS受信機を含むナビゲーション装置32や、ハザードランプ22やスピーカ24が接続される。ハザードランプ22は、非常点滅灯であり、規定された場所に設置される。スピーカ24は、車室内の任意の場所に設けられてよい。
次に、図2、図4及び図7のフローチャート及び図3、図5及び図6の説明図を参照して、本実施例の駐車支援ECU12により実現される主要処理の一例を説明する。
図2は、本実施例の駐車支援ECU12により実現される駐車エリア候補決定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップ100では、ナビゲーション装置32からの駐車場エリア情報(地図情報)が取得される。
ステップ102では、ナビゲーション装置32からの駐車場エリア情報及び自車位置情報に基づいて、現在の自車位置が地図データに規定された駐車場エリア内であるか否かが判定される。現在の自車位置が駐車場エリア内である場合には、ステップ104に進み、現在の自車位置が駐車場エリア外である場合には、ステップ100に戻る。
ステップ104では、前方LKA用カメラ20の撮像画像が画像処理され、車両前方の駐車空きエリアの検出処理が実行される。駐車空きエリアの検出方法は、多種多様であり任意の適切な方法が採用されてもよい。例えば、駐車枠線(白線)を画像認識し、駐車枠線で囲まれたエリアに、障害物を表すエッジが存在しない場合には、当該エリアが駐車空きエリアとして検出されてもよい。また、駐車空きエリアの検出は、超音波センサを用いて実現されてもよい。また、駐車空きエリアの検出は、複数の駐車空きエリアの検出を伴ってよい。
ステップ106では、上記ステップ104の処理の結果(前回周期以前の結果を含む)、車両前方に駐車空きエリアが検出されたか否かが判定される。駐車空きエリアが検出された場合には、ステップ108に進み、駐車空きエリアが検出されない場合には、ステップ104に戻る。
ステップ108では、検出された駐車空きエリアが駐車エリア候補B1,B2,B3,...,Bnとして決定され、駐車エリア候補を表す情報が生成される。この駐車エリア候補情報は、例えば検出された駐車空きエリアの位置情報に関連付けて生成されてよい。図3は、駐車場エリア内の状況の一例を示す平面図である。図3に示す例では、駐車エリア候補B1,B2,B3,B4が決定される。ステップ108の処理が終了すると、後述の図4の処理に進む。
図4は、本実施例の駐車支援ECU12により実現される目視方向評価処理の一例を示すフローチャートである。
ステップ110では、リセット条件が成立したか否かが判定される。リセット条件は、以下の条件(1)乃至(3)のいずれかが成立した場合に、成立する。即ち、リセット条件は、OR条件として以下の条件(1)乃至(3)が用いられる。
条件(1)舵角センサ16の検出結果に基づいて、操舵角が所定値X[deg]より大きい非直進状態が検出されること。所定値Xは、略直進状態における操舵角の取りうる範囲の最大値に対応し、適合値であるが、例えば10度であってよい。
条件(2)車速センサ18の検出結果に基づいて、車速が所定値V1[km/h]より大きい非低速状態が検出されること。所定値V1は、低速状態における車速の取りうる範囲の最大値に対応し、適合値であるが、例えば10[km/h]であってよい。
条件(3)所定時間Ta[sec]以上の停車状態が検出されること。所定時間Taは、一瞬の停止が排除されるような適合値であるが、例えば3[sec]であってよい。尚、停車状態は、車速センサ18の検出結果に基づいて、車速が所定値V2(例えば、2[km/h])より小さい場合に検出されてもよい。
本ステップ110において、リセット条件が成立した場合、即ち上記条件(1)乃至(3)のいずれかが成立した場合には、ステップ112に進み、リセット条件が成立しない場合、即ち上記条件(1)乃至(3)のいずれも成立しない場合には、ステップ114に進む。
ステップ112では、現在積算中の顔向きの継続時間A1,A2,A3,...,An(初期値ゼロ)がリセットされ、図2のステップ104に戻る。即ち、顔向きの継続時間A1,A2,A3,...,Anが全てゼロにリセットされ、図2のステップ104以降の処理が再び最初から繰り返される。顔向きの継続時間A1,A2,A3,...,Anの詳細については、後述する。代替実施例では、本ステップ119において、現在積算中の顔向きの継続時間A1,A2,A3,...,Anをリセットせず保持した上で、今回周期の処理を終了して図2のステップ104に戻ることとしてもよい。即ち、現在積算中の顔向きの継続時間A1,A2,A3,...,Anの現在値を維持し、今回周期の積算を行わずに図2のステップ104に戻ることとしてもよい。
ステップ114では、顔向き監視カメラ74の撮像画像に基づいて、運転者の顔向きが画像認識される。即ち、顔向き監視カメラ74により取得された画像に対する画像処理により、運転者の顔の向きが認識され、運転者の顔の向きに関する情報が生成される。例えば先ず、顔向き監視カメラ74により取得された画像から、顔の代表的なポイント(特徴点)を抽出する。この特徴抽出方法は、適切な任意の方法であってよく、例えばActive Appearance Model(AAM)をベースにした技術が用いられてよい。次いで、適切なエッジ検出アルゴリズム(例えばSobelのエッジ検出アルゴリズム)を適用して、顔と顔の特徴の境界を抽出する。次いで、上述の如く抽出されるエッジ及び特徴点を用いて、図5に示すように、顔のパーツが分離され、顔のパーツの形状を抽出する。尚、図5は、顔の一部のみを代表して示しており、顔の眉と目の部分がパーツとして抽出された画像を示している。次いで、抽出した顔のパーツの位置又は向きと、予め記憶しておいた各姿勢における同パーツの位置又は向きとのマッチング度合いを比較することにより、現在の姿勢(顔の向き)を検出する。顔の向きは、例えば正規の姿勢であるときの顔の正面方向を基準とした水平面内の回転角度で表されてよい。
尚、画像認識処理による顔向きの検出方法は、多種多様でありえ、本発明は、上述したものに限定されることは無い。例えば、顔のパーツとして眼球の輪郭線を抽出し、目の輪郭内における眼球の位置に基づいて、運転者の視線の向きを検出してもよい。運転者の視線の向き及び運転者の顔の向きは、それぞれ、運転者の意図を推定する上で有効なパラメータであるので、それぞれを単独で用いることも、それらを組み合わせて用いることも可能である。以下では、運転者の顔の向きを用いた駐車支援について説明するが、顔の向きに代えて又は加えて、運転者の視線の向きを用いることも可能である。
ステップ116では、上記ステップ114の検出結果に基づいて、顔の向きの継続分布から左右のどちらかのエリア方向が選択される。左方向への顔の向きの継続時間が、右方向への顔の向きの継続時間よりも長い場合には、左側のエリア方向が選択され、右方向への顔の向きの継続時間が、左方向への顔の向きの継続時間よりも長い場合には、右側のエリア方向が選択される。尚、本ステップ116の処理は、顔向きの継続分布を評価するために、所定時間に亘ったステップ114の検出結果(例えば今回周期を含む今回周期以前の所定周期分の検出結果)が用いられる。
ステップ118では、選択されたエリア方向における顔向き継続時間の積算処理が実行される。例えば、上記ステップ116で右側のエリア方向が選択された場合には、右側方向の約90度分の角度範囲を細分化した各角度範囲a1,a2,a3,...,anに関して、それぞれの顔向きの継続時間A1,A2,A3,...,Anが更新される。例えば、今回周期で検出された顔向きが角度範囲a1内である場合には、角度範囲a1に係る継続時間A1が所定時間(1周期分の時間)積算される。各角度範囲a1,a2,a3,...,anは、上述の如く検出された駐車エリア候補に関連付けて決定される。即ち、各角度範囲a1,a2,a3,...,anは、一定ではなく、車両の移動に伴って変化する車両位置と駐車エリア候補の位置関係に応じて変化される。従って、顔向きの継続時間A1,A2,A3,...,Anは、駐車エリア候補B1,B2,B3,...,Bnに対する顔向き継続時間に対応する。図6に示す例では、駐車エリア候補B1,B2,B3に関連付けられた各角度範囲a1,a2,a3が示されている。
尚、本ステップ118において、顔向きの継続時間の積算値は、各角度範囲に向けられた顔向きが検出された周期数や頻度等を用いて表現(評価)されてもよい。
ステップ119では、上記ステップ118にて更新された顔向きの継続時間A1,A2,A3,...,Anの合計継続時間が所定時間を超えたか否かが判定される。所定時間は、運転者が駐車を意図する駐車エリアを目視する際の一般的な目視時間よりも長い時間であり、駐車を意図する駐車エリアを判別するのに有意な差が各顔向きの継続時間A1,A2,A3,...,An間に現れるような時間に対応する。合計継続時間が所定時間を超えた場合には、後述の図7の処理に進み、合計継続時間が所定時間以下の場合には、図2のステップ104に戻り、合計継続時間が所定時間を超えるまで図2のステップ104以降の処理が繰り返される。
図7は、本実施例の駐車支援ECU12により実現される目標駐車エリア決定処理及び駐車支援処理の一例を示すフローチャートである。図7に示す処理ルーチンは、上述の如く駐車エリア候補及び顔向き継続時間が決定・算出された場合に起動される。
ステップ120では、駐車エリア候補と顔向き継続時間とのマッチングが評価される。即ち、駐車エリア候補のうち、運転者の顔が向けられていた駐車エリア候補が存在するか否かが判定される。このとき、好ましくは、顔向き継続時間が併せて考慮される。即ち、駐車エリア候補のうち、所定時間Tk以上の顔向き継続時間が算出された駐車エリア候補が存在するか否かが判定される。所定時間Tkは、運転者が駐車を意図する駐車エリアを目視する際の一般的な目視時間に対応し、適合値であるが、例えば3秒であってよい。運転者の顔が向けられていた駐車エリア候補が存在する場合には、当該駐車エリア候補が目標駐車エリアとして決定され、ステップ126に進む。尚、運転者の顔が向けられていた駐車エリア候補が複数存在する場合には、顔向き継続時間が最も長い(優先順位の最も高い)駐車エリア候補が目標駐車エリアとして決定され、ステップ126に進む。他方、駐車エリア候補と顔向き継続時間とがマッチングしない場合には(例えば、所定時間Tk以上の継続時間で運転者の顔が向けられていた駐車エリア候補が存在しない場合には)、運転者が駐車する駐車エリアを決め兼ねていると判定して、ステップ122に進む。
ステップ122では、例えばスピーカ24を介して、現在の自車位置に近い駐車空きエリアを音声により案内する。尚、音声案内に代えて若しくは加えて、ディスプレイ(図示せず)を介して映像案内が実行されてもよい。
ステップ124では、運転者の操作を受けて、ハザードランプ22を点灯させる。即ち、運転者がハザードスイッチをオンにした場合には、後方車両に駐車の意図を伝えるためのハザードランプ22が点灯される。或いは、自車が案内した駐車エリアに接近した際に、ハザードランプ22を自動的に点灯させることとしてもよい。
ステップ126では、マッチングした駐車エリア候補(即ち目標駐車エリア)に対して車両が誘導される。この車両の誘導は、スピーカ24を介して音声案内により実現されてもよいし、ディスプレイ(図示せず)を介して映像案内により実現されてもよい。或いは、自動操舵システム等を用いた自動誘導制御により実現されてもよい。
ステップ128では、自車の位置情報と目標駐車エリアの位置情報との関係に基づいて、自車が目標駐車エリアに接近した際に、駐車する意思表示としてハザードランプ22が自動的に点灯される。例えば、自車が目標駐車エリアの手前所定距離内(例えば1m)に到達した時点で、ハザードランプ22が自動点灯される。これにより、ユーザは、ハザードスイッチをオンすることが不要となる。尚、このハザードランプ22の自動点灯は、例えば後方監視カメラ又はレーダーにより後続車両が検出された場合にのみ実現されることとしてもよい。
以上説明した本実施例の駐車支援装置10によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
本実施例によれば、上述の如く、操舵角が所定値Xより大きい非直進状態が検出された場合に、顔向きの継続時間の算出処理がリセット又は停止されるので、非直進状態における顔向きを考慮せずに、運転者の意図する駐車エリアを推定することができる。ここで、運転者は、典型的には、直進しながら所望の駐車エリアを探索する傾向があり、非直進状態は、典型的には、運転者が駐車場内で意図する駐車エリアが見つからずに他の場所(区画)に移動する際に形成されたり、意図する駐車エリアが見つかり当該駐車エリアに適した駐車開始位置へと向かうべくハンドルを切り始める際に形成される。従って、本実施例によれば、かかる非直進状態における顔向きを考慮せずに、運転者の意図する駐車エリアを推定することで、運転者の意図する駐車エリアを精度良く推定することができる。
また、本実施例によれば、上述の如く、車速が所定値V1より大きい非低速状態が検出された場合に、顔向きの継続時間の算出処理がリセット又は停止されるので、非低速状態における顔向きを考慮せずに、運転者の意図する駐車エリアを推定することができる。ここで、運転者は、典型的には、低速状態で所望の駐車エリアを探索する傾向があり、非低速状態は、典型的には、運転者が駐車場内で意図する駐車エリアが見つからずに他の場所(区画)に移動する際に形成される。従って、本実施例によれば、かかる非低速状態における顔向きを考慮せずに、運転者の意図する駐車エリアを推定することで、運転者の意図する駐車エリアを精度良く推定することができる。
また、本実施例によれば、上述の如く、所定時間Ta以上の停車状態が検出された場合に、顔向きの継続時間の算出処理がリセット又は停止されるので、所定時間Ta以上の停車状態における顔向きを考慮せずに、運転者の意図する駐車エリアを推定することができる。ここで、運転者は、典型的には、低速状態で所望の駐車エリアを探索する傾向があり、所定時間Ta以上の停車状態は、典型的には、運転者が駐車場内で意図する駐車エリアが見つからずにどこに駐車すべきか迷っている際に形成される。かかる場合には、運転者は典型的には辺りをあちこち見回す傾向にある。従って、本実施例によれば、かかる所定時間Ta以上の停車状態における顔向きを考慮せずに、運転者の意図する駐車エリアを推定することで、運転者の意図する駐車エリアを精度良く推定することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述した実施例においては、ステップ120で否定判定された場合に、ステップ122に進むが、ステップ122以降の処理を省略して、図2のステップ104の処理に戻ることとしてもよい。この場合、ステップ119の処理も省略し、ステップ118の処理の後にステップ120の処理が実行されるようにしてもよい。
本発明による駐車支援装置10の基本構成を示すシステム構成図である。 本実施例の駐車支援ECU12により実現される駐車エリア候補決定処理の一例を示すフローチャートである。 駐車場エリア内の状況の一例を示平面図である。 本実施例の駐車支援ECU12により実現される目視方向評価処理の一例を示すフローチャートである。 目視方向の画像認識方法の説明図であり、顔の眉と目の部分がパーツとして抽出された画像を示す図である。 駐車場エリア内の駐車エリア候補B1,B2,B3,B4と各角度範囲a1,a2,a3,a4との対応関係を示す平面図である。 本実施例の駐車支援ECU12により実現される目標駐車エリア決定処理及び駐車支援処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 駐車支援装置
12 駐車支援ECU
16 舵角センサ
18 車速センサ
20 前方LKA用カメラ
22 ハザードランプ
24 スピーカ
32 ナビゲーション装置
74 顔向き監視カメラ

Claims (9)

  1. 駐車を支援する駐車支援装置において、
    運転者を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像画像を画像処理して、運転者の顔の向き及び視線の向きの少なくともいずれか一方の向きを検出する向き検出手段と、
    ステアリングの操舵角の検出結果に基づいて操舵角が所定値より大きい非直進状態を検出する非直進状態検出手段と、
    前記向き検出手段の検出結果に基づいて、駐車エリアを運転者が目視する継続時間を駐車エリア毎に積算する継続時間積算手段と、
    前記継続時間積算手段の積算結果に基づいて、継続時間が最も長い駐車エリア又は継続時間が所定時間を超えた駐車エリアを、目標駐車エリアと決定して、該目標駐車エリアに対する駐車を支援する駐車支援手段とを備え、
    前記継続時間積算手段は、前記駐車支援手段により目標駐車エリアが決定される前に、前記非直進状態検出手段により非直進状態が検出された場合に、前記継続時間の積算処理を停止又はリセットすることを特徴とする、駐車支援装置。
  2. 車速の検出結果に基づいて車速が所定値より大きい非低速状態を検出する非低速状態検出手段を更に備え、
    前記継続時間積算手段は、前記非低速状態検出手段により非低速状態が検出された場合にも、前記継続時間の積算処理を停止又はリセットする、請求項1に記載の駐車支援装置。
  3. 所定時間以上の停車状態を検出する停車状態検出手段を更に備え、
    前記継続時間積算手段は、前記停車状態検出手段により前記停車状態が検出された場合にも、前記継続時間の積算処理を停止又はリセットする、請求項1又は2に記載の駐車支援装置。
  4. 駐車を支援する駐車支援装置において、
    運転者を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像画像を画像処理して、運転者の顔の向き及び視線の向きの少なくともいずれか一方の向きを検出する向き検出手段と、
    ステアリングの操舵角の検出結果に基づいて操舵角が所定値より大きい非直進状態、車速の検出結果に基づいて車速が所定値より大きい非低速状態、及び、所定時間以上の停車状態のうちの少なくともいずれか1つの状態を検出する所定状態検出手段と、
    前記向き検出手段の検出結果に基づいて、駐車エリアを運転者が目視する継続時間を駐車エリア毎に積算する継続時間積算手段と、
    前記継続時間積算手段の積算結果に基づいて、継続時間が最も長い駐車エリア又は継続時間が所定時間を超えた駐車エリアを、目標駐車エリアと決定して、該目標駐車エリアに対する駐車を支援する駐車支援手段とを備え、
    前記継続時間積算手段は、前記駐車支援手段により目標駐車エリアが決定される前に、前記所定状態検出手段により前記少なくともいずれか1つの状態が検出された場合に、前記継続時間の積算処理を停止又はリセットすることを特徴とする、駐車支援装置。
  5. 駐車を支援する駐車支援装置において、
    運転者を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像画像を画像処理して、運転者の顔の向き及び視線の向きの少なくともいずれか一方の向きを検出する向き検出手段と、
    ステアリングの操舵角の検出結果に基づいて操舵角が所定値以下の直進状態を検出する直進状態検出手段と、
    前記向き検出手段の検出結果のうちの、前記直進状態検出手段により検出された直進状態における前記向き検出手段の検出結果のみを用いて、駐車エリアを運転者が目視する継続時間を駐車エリア毎に積算する継続時間積算手段と、
    前記継続時間積算手段の積算結果に基づいて、継続時間が最も長い駐車エリア又は継続時間が所定時間を超えた駐車エリアを、目標駐車エリアと決定して、該目標駐車エリアに対する駐車を支援する駐車支援手段とを備えることを特徴とする、駐車支援装置。
  6. 車速の検出結果に基づいて車速が所定値以下の低速状態を検出する低速状態検出手段を更に備え、
    前記継続時間積算手段は、前記向き検出手段の検出結果のうちの、前記直進状態検出手段及び前記低速状態検出手段により検出された直進状態且つ低速状態における向き検出手段の検出結果のみを用いて、前記継続時間を積算する、請求項5に記載の駐車支援装置。
  7. 所定時間以上の停車状態を検出する停車状態検出手段を更に備え、
    前記継続時間積算手段は、前記停車状態検出手段により前記停車状態が検出された場合に、前記継続時間の積算処理を停止又はリセットする、請求項5又は6に記載の駐車支援装置。
  8. 前記駐車支援手段は、前記目標駐車エリア付近に車両が接近した場合に、ハザードランプを自動点灯させる、請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  9. 前記駐車支援手段は、前記目標駐車エリア付近に車両が接近し、且つ、後続車両が検出された場合に、ハザードランプを自動点灯させる、請求項8に記載の駐車支援装置。
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