JP4952372B2 - 複合icパッケージ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、パワー素子と、バイポーラトランジスタ、CMOSなどの非パワー素子を混載して形成される複合ICパッケージ及びその製造方法に関する。
近年、アナログ信号処理を高集積化するとともに、高速でかつ消費電力が少ないという相反する特性を満足する半導体装置への要求が高まっている。そのような半導体装置として、バイポーラトランジスタや横拡散型トランジスタ(LDMOS)などのパワー素子と、各種論理素子やメモリー素子などの非パワー素子とを複合形成した複合ICが提案されている。パワー素子は、出力パワーが大きく、出力歪みが小さいという利点を有し、非パワー素子は高速かつ低消費電力という利点を有しており、複合ICではそれぞれの利点を生かしたデバイスを形成することができる。
半導体装置の更なる高集積化の要求に対し、個々の電子部品用パッケージをより小型化する必要があり、この要求を満たすパッケージ技術として、例えば、特許文献1には、パワー素子とそれ以外の電気素子とを一つのチップに形成し、該チップの一面側に所定のピッチにて配列された複数個のバンプを形成してなるチップサイズパッケージ(CSP)による複合ICパッケージが開示されている。CSPとは、半導体チップの電極パッド上に、UBM(Under Bump Metal)やCu配線を使って再配線層を形成し、半導体チップ上にはんだボールなどの外部接続端子を配置する技術である。
特許3832394号公報
しかし、はんだボールを配列するピッチは0.5mm程度であり、半導体チップ上に形成可能なはんだボールの個数は限られてくる。例えば、5mm角の半導体チップに配置可能なはんだボールは約100個で限界である。パワー素子では、大電流化が要求されているため、回路規模によっては配線の許容電流から一つのパワー素子で複数個のはんだボールが必要となり、はんだボールの数が不足するという問題があった。また、はんだボールの数を増やすと、パッケージサイズが増大するという問題があった。
そこで、本発明は、パッケージサイズを増大させることなく、外部接続端子の不足を改善することができる複合ICパッケージ及びその製造方法を実現することを目的とする。
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、パワー素子と非パワー素子とが形成された素子形成基板が、埋込酸化膜を介して支持基板上に積層形成されたSOI(Silicon on Insulator)基板を備えた複合ICパッケージにおいて、前記素子形成基板及び前記支持基板の一方の表面に、第1の配線層と、当該第1の配線層を介して前記非パワー素子と電気的に接続された第1の外部接続端子とが設けられ、他方の表面に、第2の配線層と、当該第2の配線層を介して前記パワー素子と電気的に接続された第2の外部接続端子とが設けられており、前記第2の外部接続端子は、前記第1の外部接続端子よりも表面積が大きくなるように形成されている、という技術的手段を用いる。
請求項1に記載の発明によれば、パワー素子と非パワー素子とが形成されたSOI基板を備えた複合ICパッケージにおいて、素子形成基板及び支持基板の一方の表面に、第1の配線層を介して非パワー素子と電気的に接続された第1の外部接続端子が設けられ、他方の表面に第2の配線層を介してパワー素子と電気的に接続された第2の外部接続端子が設けられているため、第1の外部接続端子と第2の外部接続端子がSOI基板の異なる面に形成されているので、外部接続端子を形成することができる面積が増大し、外部接続端子の不足を解消することができる。これにより、パッケージサイズの小型化と外部接続端子の不足の解消とを両立させることができる。
更に、第2の外部接続端子は、第1の外部接続端子よりも表面積が大きくなるように形成されているため、パワー素子の許容電流を増大させることができるので、大電流化の要請に対応可能である。また、放熱性を高くすることができるので、パワー素子の発熱を効率よく外部に放熱することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の複合ICパッケージにおいて、前記第2の外部接続端子は、前記支持基板の表面に形成されている、という技術的手段を用いる。
請求項2に記載の発明によれば、第2の外部接続端子は、支持基板の表面に形成されているため、非パワー素子と電気的に接続されているために信号ラインの配線が多く微細配線とする必要がある第1の配線層を、素子形成基板及び支持基板のうち、非パワー素子から近い方の素子形成基板の表面に形成することができる。これにより、微細な配線を形成する距離を短くすることができるので、第1の配線層を容易に形成することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の複合ICパッケージにおいて、前記SOI基板を貫通して形成され、前記パワー素子と前記第2の配線層とを電気的に接続する貫通電極を備えた、という技術的手段を用いる。
請求項3に記載の発明によれば、SOI基板を貫通して形成され、パワー素子と第2の配線層とを電気的に接続する貫通電極が形成されているため、SOI基板の外部に配線を形成する必要がないので、複合ICパッケージを小型化することができる。また、貫通電極は幅が広い電極に形成することができるため、パワー素子が発生する熱を効率よく第2の外部接続端子に伝達して、複合ICパッケージの外部に放出させることができる。
請求項4に記載の発明では、パワー素子と非パワー素子とが形成された素子形成基板が、埋込酸化膜を介して支持基板上に積層形成されたSOI(Silicon on Insulator)基板を備えた複合ICパッケージの製造方法において、前記素子形成基板の表面に前記非パワー素子と電気的に接続された第1の配線層を形成する工程と、前記第1の配線層と電気的に接続された第1の外部接続端子を前記第1の配線層の表面に形成する工程と、前記支持基板の表面に前記パワー素子と電気的に接続された第2の配線層を形成する工程と、前記第2の配線層と電気的に接続され、前記第1の外部接続端子よりも表面積が大きい第2の外部接続端子を前記第2の配線層の表面に形成する工程と、前記SOI基板を貫通し、前記パワー素子と前記第2の配線層とを電気的に接続する貫通電極を形成する工程と、を備えた、という技術的手段を用いる。
請求項4に記載の発明によれば、パワー素子と非パワー素子とが形成されたSOI基板に、素子形成基板の表面に非パワー素子と電気的に接続された第1の配線層と、第1の配線層と電気的に接続された第1の外部接続端子と、支持基板の表面に前記パワー素子と電気的に接続された第2の配線層と、第2の配線層と電気的に接続され、前記第1の外部接続端子よりも表面積が大きい第2の外部接続端子と、SOI基板を貫通し、パワー素子と第2の配線層とを電気的に接続する貫通電極とを形成することができる。
第1の外部接続端子と第2の外部接続端子とをSOI基板の異なる面に形成するので、外部接続端子を形成することができる面積が増大し、外部接続端子の不足を解消することができる。
これにより、パッケージサイズの小型化と外部接続端子の不足の解消とを両立させることができる複合ICパッケージを形成することができる。
更に、第2の外部接続端子を、第1の外部接続端子よりも表面積が大きくなるように形成するため、パワー素子の許容電流を増大させることができるので、大電流化の要請に対応可能である複合ICパッケージを形成することができる。また、放熱性を高くすることができるので、パワー素子の発熱を効率よく外部に放熱することができる複合ICパッケージを形成することができる。
この発明に係る複合ICパッケージ及びその製造方法について、図を参照して説明する。ここでは、非パワー素子であるCMOS及びバイポーラトランジスタとパワー素子であるLDMOSとが混載されたSOI基板により形成された複合ICチップを備えた複合ICパッケージを例に説明する。
図1は、本実施形態の複合ICパッケージの説明図である。図1(A)は、断面説明図であり、図1(B)は、素子形成基板側から見た平面説明図であり、図1(C)は支持基板側から見た平面説明図である。なお、図1(B)及び図1(C)は図1(A)を縮小して示している。図2及び図3は、複合ICパッケージの実装例の説明図である。図4ないし図7は、複合ICパッケージの製造工程を示す断面説明図である。
なお、各図では、説明のために一部を拡大して誇張して示している。
図1(A)に示すように、複合ICパッケージ1は、論理素子であるCMOS12及びバイポーラトランジスタ13とパワー素子であるLDMOS14とが混載されたSOI基板11と、CMOS12及びバイポーラトランジスタ13を複合ICパッケージ1が搭載される配線基板に電気的に接続するための第1再配線層15及びバンプ16と、LDMOS14を配線基板に電気的に接続するための第2再配線層17及び電極プレート18と、を備えている。
なお、CMOS12及びバイポーラトランジスタ13は、公知の構成からなり、内部の構成の図示及び説明を省略する。
SOI基板11は、支持基板11a上に埋込酸化膜11bを介して素子形成基板11cを積層して形成されている。
CMOS12、バイポーラトランジスタ13及びLDMOS14は、外周部がそれぞれSOI基板11の深さ方向に形成された素子分離領域であるトレンチ11dにより絶縁分離されて、素子形成基板11cに形成されている。
素子形成基板11cの表面11eには、UBM(Under Barrier Metal)層(図示略)を介して素子形成基板11c内に形成された各半導体素子と電気的に接続された配線(図示略)を有する第1再配線層15が形成されている。
第1再配線層15の表面には、配線基板に電気的に接続するための外部接続端子となるバンプ16が配置されている。バンプ16は、例えば、直径約0.5mmの球形のはんだにより形成されており、図1(B)に示すように、所定のピッチにてアレイ状に配置されている。
バンプ16は、第1再配線層15を介してCMOS12、バイポーラトランジスタ13とそれぞれ電気的に接続されている。
支持基板11aの表面11fには、窒化けい素膜からなる絶縁膜21と、UBM(Under Barrier Metal)層(図示略)を介してLDMOS14と電気的に接続された配線25を有する第2再配線層17とが形成されている。
第2再配線層17の表面には、配線基板に電気的に接続するための電極となる電極プレート18が配置されている。電極プレート18はバンプ16よりも表面積が大きくなるように形成されている。電極プレート18は、例えば、図1(C)に示すように、はんだにより1mm角の平坦なランド状に形成され、アレイ状に配置されている。
LDMOS14が形成されている素子形成基板11c内には、素子形成基板11c、埋込酸化膜11b及び支持基板11aに貫通形成された貫通電極19が絶縁膜20を介して設けられている。貫通電極19の素子形成基板11c側の端部は、第1再配線層15を介してLDMOS14と電気的に接続されている。貫通電極19の支持基板11a側の端部は、第2再配線層17を介して電極プレート18と電気的に接続されている。つまり、LDMOS14は、第1再配線層15、貫通電極19及び第2再配線層17を介して電極プレート18と電気的に接続されている。
複合ICパッケージ1は上述の構成を備えているため、以下の効果を奏することができる。
バンプ16と電極プレート18とは、SOI基板の異なる面に形成されているので、外部接続端子を形成することができる面積が増大し、外部接続端子の不足を解消することができる。これにより、パッケージサイズの小型化と外部接続端子の不足の解消とを両立させることができる。
更に、電極プレート18は、バンプ16よりも表面積が大きくなるように形成されているため、パワー素子であるLDMOS14の許容電流を増大させることができるので、大電流化の要請に対応可能である。また、放熱性を高くすることができるので、LDMOS14の発熱を効率よく外部に放熱することができる。
また、電極プレート18は、支持基板11aの表面11fに形成されているため、非パワー素子であるCMOS12及びバイポーラトランジスタ13と電気的に接続されているために信号ラインの配線が多く微細配線とする必要がある第1再配線層15を、CMOS12及びバイポーラトランジスタ13から近い方である素子形成基板11cの表面11eに形成することができる。これにより、微細配線を形成する距離を短くすることができるので、第1再配線層15に微細配線を容易に形成することができる。
LDMOS14は、貫通電極19を介して支持基板11aの表面11fに形成されている第2再配線層17と電気的に接続されているため、SOI基板11の外部に配線を形成する必要がないので、複合ICパッケージ1を小型化することができる。
また、貫通電極19は幅が広い電極に形成することができるため、LDMOS14が発生する熱を効率よく電極プレート18に伝達して、複合ICパッケージ1の外部に放出させることができる。
本実施形態の複合ICパッケージ1の実装例を図2に示す。
図2(A)及び(B)に示すように、配線基板30は複合ICパッケージ1とほぼ同じ大きさに形成されている。配線基板30上には信号の入出力を行う配線パターンが形成されている。複合ICパッケージ1は、素子形成基板11c側を配線基板30に向けて配置され、CMOS12及びバイポーラトランジスタ13はバンプ16を介して配線パターンに電気的に接続される。
LDMOS14は、リードフレーム31により電極プレート18と接続され、配線基板30と電気的に接続される。
また、図3に示すように、配線基板30にクリップ状のリードフレーム32を形成し、リードフレーム32が電極プレート18と電気的に接続されるように複合ICパッケージ1を挟み込んで実装することもできる。
このように、複合ICパッケージ1は、配線基板30に容易に実装できるとともに、電極プレート18が大きく形成されているので、リードフレームとの接続を確実に行うことができる。
この複合ICパッケージ1の製造方法について、図4ないし図7を参照して説明する。
まず、図4(A)に示すように、論理素子であるCMOS12及びバイポーラトランジスタ13とパワー素子であるLDMOS14とが混載されたSOI基板11を用意する。
LDMOS14が形成された素子領域では、半導体技術により埋込酸化膜11bまで到達する埋込電極19aが絶縁膜20を介して形成されており、第1再配線層15を介してLDMOS14と電気的に接続されている。
次に、図4(B)に示すように、素子形成基板11cの表面11eに、CMOS12、バイポーラトランジスタ13、LDMOS14と電気的に接続された配線を有する第1再配線層15を公知の方法により形成する。そして、第1再配線層15の表面に、CMOS12、または、バイポーラトランジスタ13と第1再配線層15を介して電気的に接続されるバンプ16を、所定のピッチにてアレイ状に配置して形成する。
これにより、CMOS12及びバイポーラトランジスタ13をバンプ16を介して配線基板に接続することが可能となる。また、埋込電極19aは、第1再配線層15を介してLDMOS14と電気的に接続される。
次に、図4(C)に示すように、支持基板11aの表面11fに、フォトリソグラフィ法により埋込電極19aと対応する位置が開口するようにマスク膜40をパターニングする。
続いて、図5(D)に示すように、マスク膜40をマスクとしてエッチングを行い、支持基板11a及び埋込酸化膜11bを貫通し、埋込電極19aの底部に到達するトレンチ11gを形成する。
続いて、図5(E)に示すように、トレンチ11gの内壁に絶縁膜20、例えば、CVD法により酸化けい素膜を成膜した後に、トレンチ11gの底部に成膜された絶縁膜20を、例えば逆スパッタなどで除去し、埋込電極19aの端部を露出させる。
続いて、図5(F)に示すように、トレンチ11g内に金属膜を埋め込み成膜する。ここで、金属膜の埋め込み成膜は、例えば、シード層を成膜して電気めっきで埋め込み、化学的研磨(CMP)で余分な金属を研磨除去することにより行う。これにより、一端が第1再配線層15を介してLDMOS14と電気的に接続され、他端が支持基板11aの表面11fから露出した貫通電極19が形成される。
続いて、図6(G)〜図7(J)に示す工程により、第2再配線層17を形成する。まず、図6(G)に示すように、支持基板11aの表面11fに絶縁膜21を形成し、フォトリソグラフィ法により貫通電極19と接続するホールを形成するためのマスク膜41をパターニングする。本実施形態では、絶縁膜として窒化けい素膜を用いた。
続いて、図6(H)に示すように、絶縁膜21をエッチングしてホール22を形成し、貫通電極19の端部を露出させた後に、支持基板11aの表面11fに金属膜を成膜する。これにより、ホール22を金属膜で埋めるとともに、パターニングして配線23を形成する。
続いて、図6(I)に示すように、配線23を覆って、支持基板11aの表面11fに樹脂膜24を成膜する。本実施形態では、樹脂膜24としてエポキシ系樹脂からなる膜を用いた。
続いて、図7(J)に示すように、樹脂膜24にホールを形成し、金属膜を埋め込み成膜することにより、LDMOS14と電気的に接続される配線25を形成する。
これにより、樹脂膜24及び配線25からなる第2再配線層17が形成される。
そして、図7(K)に示すように、第2再配線層17の表面に、配線25と電気的に接続される電極プレート18をバンプ16よりも表面積が大きくなるように形成する。本実施形態では、電極プレート18は、印刷法、蒸着法などによりはんだからなる平坦なランド状に形成される。これにより、第1再配線層15、貫通電極19及び第2再配線層17を介して、LDMOS14と電気的に接続されている電極プレート18を形成することができる。
(変更例)
本実施形態では、パワー素子として、LDMOS14を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、縦型DMOS(VDMOS)や絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)などを用いることができる。また、非パワー素子として、CMOS12、バイポーラトランジスタ13を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、抵抗素子、コンデンサ素子など用いることができる。
バンプ16は球状、電極プレート18は平坦なランド状に形成したが、これに限定されるものではなく、電極プレート18をバンプ16よりも表面積が大きくなるように形成すれば、それぞれの形状は任意である。
また、バンプ16及び電極プレート18はともにはんだにより形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、金により形成することもできる。
[最良の形態の効果]
(1)バンプ16と電極プレート18とは、SOI基板の異なる面に形成されているので、外部接続端子を形成することができる面積が増大し、外部接続端子の不足を解消することができる。これにより、パッケージサイズの小型化と外部接続端子の不足の解消とを両立させることができる。
更に、電極プレート18は、バンプ16よりも表面積が大きくなるように形成されているため、パワー素子であるLDMOS14の許容電流を増大させることができるので、大電流化の要請に対応可能である。また、放熱性を高くすることができるので、LDMOS14の発熱を効率よく外部に放熱することができる。
(2)電極プレート18は、支持基板11aの表面11fに形成されているため、非パワー素子であるCMOS12及びバイポーラトランジスタ13と電気的に接続されているために信号ラインの配線が多く微細配線とする必要がある第1再配線層15を、CMOS12及びバイポーラトランジスタ13から近い方である素子形成基板11cの表面11eに形成することができる。これにより、微細配線を形成する距離を短くすることができるので、第1再配線層15に微細配線を容易に形成することができる。
(3)LDMOS14は、貫通電極19を介して支持基板11aの表面11fに形成されている第2再配線層17と電気的に接続されているため、SOI基板11の外部に配線を形成する必要がないので、複合ICパッケージ1を小型化することができる。
また、貫通電極19は幅が広い電極に形成することができるため、LDMOS14が発生する熱を効率よく電極プレート18に伝達して、複合ICパッケージ1の外部に放出させることができる。
[その他の実施形態]
(1)複合ICパッケージ1では、素子形成基板11cの表面11eに第2再配線層17及び電極プレート18を形成し、支持基板11aの表面11fに第1再配線層15及びバンプ16を形成する構成を採用することもできる。
この構成では、第2再配線層17は、素子形成基板11c内に形成された各半導体素子と電気的に接続された配線を有しており、LDMOS14は、第2再配線層17を介して電極プレート18と電気的に接続される。
貫通電極19は、CMOS12及びバイポーラトランジスタ13が形成されている素子形成基板11c内に設けられており、CMOS12及びバイポーラトランジスタ13は、第2再配線層17、貫通電極19及び第1再配線層15を介してバンプ16と電気的に接続される。
(2)図7(K)には、1本の配線25に対し、電極プレート18は1枚接続されている実施形態が開示されているが、これに限定されるものではなく、許容電流などを考慮して、1本の配線25に対し、複数の電極プレート18を接続してもよいし、複数本の配線25を1枚の電極プレート18に接続してもよい。
(3)貫通電極19に代えて、SOI基板11の側面を経由して形成した側面電極により、第1再配線層15を介してLDMOS14と第2再配線層17とを電気的に接続することもできる。
[各請求項と実施形態との対応関係]
CMOS12及びバイポーラトランジスタ13が請求項1に記載の非パワー素子に、LDMOS14がパワー素子に、第1再配線層15が第1の配線層に、バンプ16が第1の外部接続端子に、第2再配線層17が第2の配線層に、電極プレート18が第2の外部接続端子にそれぞれ対応する。
本実施形態の複合ICパッケージの説明図である。図1(A)は、断面説明図であり、図1(B)は、素子形成基板側から見た平面説明図であり、図1(C)は支持基板側から見た平面説明図である。 複合ICパッケージの実装例の説明図である。 複合ICパッケージの実装例の説明図である。 複合ICパッケージの製造工程を示す断面説明図である。 複合ICパッケージの製造工程を示す断面説明図である。 複合ICパッケージの製造工程を示す断面説明図である。 複合ICパッケージの製造工程を示す断面説明図である。
符号の説明
10 複合ICパッケージ
11 SOI基板
11a 支持基板
11c 素子形成基板
12 CMOS(非パワー素子)
13 バイポーラトランジスタ(非パワー素子)
14 LDMOS(パワー素子)
15 第1再配線層(第1の配線層)
16 バンプ(第1の外部接続端子)
17 第2再配線層(第2の配線層)
18 電極プレート(第2の外部接続端子)
19 貫通電極

Claims (4)

  1. パワー素子と非パワー素子とが形成された素子形成基板が、埋込酸化膜を介して支持基板上に積層形成されたSOI(Silicon on Insulator)基板を備えた複合ICパッケージにおいて、
    前記素子形成基板及び前記支持基板の一方の表面に、第1の配線層と、当該第1の配線層を介して前記非パワー素子と電気的に接続された第1の外部接続端子とが設けられ、他方の表面に、第2の配線層と、当該第2の配線層を介して前記パワー素子と電気的に接続された第2の外部接続端子とが設けられており、
    前記第2の外部接続端子は、前記第1の外部接続端子よりも表面積が大きくなるように形成されていることを特徴とする複合ICパッケージ。
  2. 前記第2の外部接続端子は、前記支持基板の表面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の複合ICパッケージ。
  3. 前記SOI基板を貫通して形成され、前記パワー素子と前記第2の配線層とを電気的に接続する貫通電極を備えたことを特徴とする請求項2に記載の複合ICパッケージ。
  4. パワー素子と非パワー素子とが形成された素子形成基板が、埋込酸化膜を介して支持基板上に積層形成されたSOI(Silicon on Insulator)基板を備えた複合ICパッケージの製造方法において、
    前記素子形成基板の表面に前記非パワー素子と電気的に接続された第1の配線層を形成する工程と、
    前記第1の配線層と電気的に接続された第1の外部接続端子を前記第1の配線層の表面に形成する工程と、
    前記支持基板の表面に前記パワー素子と電気的に接続された第2の配線層を形成する工程と、
    前記第2の配線層と電気的に接続され、前記第1の外部接続端子よりも表面積が大きい第2の外部接続端子を前記第2の配線層の表面に形成する工程と、
    前記SOI基板を貫通し、前記パワー素子と前記第2の配線層とを電気的に接続する貫通電極を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする複合ICパッケージの製造方法。
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