JP4949459B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、複数の識別情報を所定の変動パターンにて変動表示した後に、識別情報を停止表示可能な表示装置を備えた遊技機に関する。
従来の遊技機の表示演出にあっては、始動口への遊技球の入賞に応じて図柄変動が開始されて所定時間後に停止図柄表示が行われるものが一般的である。このため、遊技球の始動口への入賞の度に同様な態様での表示演出が行われ、遊技者が長時間遊技を行うことに飽きてしまうという事態を招くことがあった。
上記事態を解消するため、1以上の図柄を特定の図柄に強制的に差し替える表示演出を行うようにすることで、遊技性を向上させる遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001―149558号公報
しかしながら、上記のような遊技機にあっては、特定の図柄を強制的に差し替えて遊技性を向上するようにしているものの、図柄表示演出との関連性が弱いものであり、遊技者にとって意外性を感じさせないものとなっていた。
本発明は、上記のような従来の課題を解決するためになされたものであり、遊技者に意外性を感じさせる表示演出により遊技性を向上させる遊技機を提供することを目的とする。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
第1の発明においては、複数の識別情報を所定の変動パターンにて変動表示した後に、前記識別情報を停止表示可能な表示装置と、前記表示装置の制御を実行する表示制御手段と、変動表示終了後に停止表示される前記識別情報が所定の表示結果となった場合に、遊技者にとって有利な遊技状態となる制御を実行する主制御手段とを備えた遊技機において、前記主制御手段は、前記識別情報の変動表示を開始させるとともに前記変動パターンを指定するためのコマンドを前記表示制御手段に送信し、前記表示制御手段は、前記コマンドを受信した場合に、指定された前記変動パターンに従って、前記識別情報の変動表示を開始させる制御を行い、前記指定された変動パターンが特定の変動パターンである場合に、前回の変動表示終了後に停止表示されている前記識別情報を所定時間だけ仮停止状態として揺動させ、その後に前記識別情報をリーチ表示に行った際に、所定のキャラクタ画像を表示させることによって、前記識別情報を消滅させ、その後に前記識別情報を再表示させることによって、変動表示終了後に停止表示される前記識別情報が前記所定の表示結果となるように表示制御する。
第2の発明においては、前記表示制御手段は、前記再表示されるときの識別情報を、前記消滅されたときの識別情報の表示パターンと異なる表示パターンで再表示させる表示制御を行う。
本発明によると、主制御手段から受信した変動パターンが特定の変動パターンであった場合に、所定のキャラクタ画像を表示させることによって、識別情報を消滅させ、その後に識別情報を再表示させることによって、変動表示終了後に停止表示される識別情報が所定の表示結果となるように表示制御するので、主制御手段に制御負担を大きくすることなく、表示制御手段によって意外性のある表示演出を行うことができ、遊技性が向上するという効果が得られる。
遊技盤10の模式的な説明図である。 遊技機の制御ブロック図である。 特別図柄表示装置100のブロック構成図である。 キャラクタROMメモリマップ、パレットデータの説明図である。 コマンド送受信のタイミングを示すタイミングチャートである。 コマンドデータテーブル領域202に格納されるコマンドの説明図である。 コマンドデータテーブル領域202に格納されるコマンドの説明図である。 コマンドデータテーブル領域202に格納されるコマンドの説明図である。 コマンドデータテーブル領域202に格納されるコマンドの説明図である。 遊技機の遊技制御動作を説明するためのゼネラルフローチャートである。 特別図柄表示装置100のCPU1020の制御動作を説明するためのフローチャートである。 コマンドのデータ構造の説明図である。 図柄表示のためのコマンド送信タイミングを示すタイミングチャートである。 コマンド送信の説明図である。 本発明の実施形態における動作の説明図である。 表示例の説明図である。 表示例の説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。先ず制御コマンドを送受信して表示制御を行う遊技機の一般的な構成や動作を説明してから、本発明の主要な動作を説明することによって、本発明の理解の容易化を図る。
図1は、遊技盤10の模式的な説明図である。遊技盤10の略中央部には、3つ(左、中、右)の表示エリアを有し、各表示エリアにおいて、独立して数字やキャラクタによる図柄で構成される識別情報が変動表示可能である特別図柄表示装置100が配設されている。特別図柄表示装置100の真下には、特別図柄始動口104が配設され、この特別図柄始動口104の両側には普通図柄作動ゲート102、102が配設されている。また、一対の開閉部材120、120が特別図柄始動口104を形成するように離間して開閉可能に設けられている。
特別図柄始動口104の下方には、大入賞口106、普通図柄表示装置108、アウト口114がこの順で配設されている。さらに、特別図柄始動口104の両斜め上方には、ランプ表示装置110、110が配設されていると共に、遊技盤10の両側端部近傍にもランプ表示装置(より具体的にはLED装置)112、112が配設されている。
特別図柄始動口104に遊技玉が入賞されて乱数抽選が行われ、この抽選された乱数が大当り値である時には、各表示エリアにおいて少なくとも1つの識別情報の変動表示が開始され、その後、当り有効ライン上に所定表示パターン(例えば「7、7、7」)の表示が特別図柄表示装置100によって行われ、大入賞口106が所定パターンで開閉制御されて遊技者にとって有利な大当り遊技状態(特別遊技状態)となる。
また、普通図柄作動ゲート102が遊技玉の通過を検出すると、乱数抽選が行われ、この抽選された乱数が小当り値である時には、普通図柄表示装置108の表示部を所定パターン(例えば「7」や「3」)に表示させ、その後に、開閉部材120が開状態となって遊技玉が特別図柄始動口104に入賞した場合にも、同様に乱数抽選が行われ、この抽選された乱数が大当り値である時には、各表示エリアにおける変動表示が開始されその後、当り有効ライン上に所定表示パターン(例えば「7、7、7」)の表示が特別図柄表示装置100によって行われ、大入賞口106が所定パターンで開閉制御されて遊技者にとって有利な大当り状態(特別遊技状態)となる。一方、入賞されない打玉はアウト口114を介して排出される。
図2は、このような遊技の進行状況に応じた遊技動作制御が行われる遊技機の主要部のみを示した制御ブロック図である。遊技動作制御を統括する主制御部200は、CPUを内蔵したマイクロプロセッサを搭載している。この主制御部200は、特別図柄表示装置100を制御するための各種のコマンド等(後述する)を含む多種多様な制御コマンドを格納するコマンドデータテーブル領域202および一連の遊技動作制御手順を記述した制御プログラムや制御データ等の遊技動作制御プログラムを格納するROM201と、ワークエリアが形成されるRAM203とが設けられていて一体型のワンチップマイコンとなっている。主制御部200が所定周期でこの遊技動作制御プログラムを繰り返して実行することによって遊技動作制御が行われることになり、主制御部200は遊技動作制御を統括している。
主制御部200には、入力ポート210を介して複数のスイッチ群のそれぞれからの検出信号を受信可能に構成されている。即ち、主制御部200は、特別図柄始動口104内部に設けられ遊技玉の特別図柄始動口104への入賞を検出する特別図柄始動スイッチ304、普通図柄作動ゲート102の内部に設けられ遊技玉のゲート通過を検出する普通図柄作動スイッチ306、および、大入賞口106の内部に設けられ遊技玉の大入賞口106への入賞を検出する大入賞口スイッチ308等のスイッチ群が接続され、主制御部200は、各スイッチからの遊技球検出に対応した検出信号を受信可能に構成されている。
また、主制御部200には、出力ポート215を介して複数の周辺装置を制御可能に接続されている。より具体的には、主制御部200には、特別図柄やキャラクタを表示する表示部を3つ有して夫々を独立して可変表示可能でLCD等で実現される特別図柄表示装置100、ランプを点灯制御するランプ表示装置110、112、効果音を発生する効果音発生装置116、例えば7セグメント表示デバイスで実現される普通図柄表示装置108、特別図柄始動口104の開閉部材120を開閉制御するための始動口作動ソレノイド300、および、大入賞口106の幅広な開閉部材を開閉制御するための大入賞口作動ソレノイド302等の周辺装置群が接続され、主制御部200は、各装置を制御するための制御信号を送信可能となっている。
主制御部200は、特に特別図柄表示装置100に対しては所定数個の表示制御用のコマンドを所定のタイミングで送信可能となっていて、特別図柄表示装置100は、受け取ったコマンドに基いて、主制御部200に頼らずに自身内のCPUが細かな表示制御を行うようになっている。さらに主制御部200から特別図柄表示装置100へコマンドを送信するのみの一方向通信による通信形態を採っている。
主制御部200には、電源供給を行うための電源回路212と所定時間毎にリセット信号を出力するリセット回路213とが接続されている。リセット回路213には、主制御部200から周期的タイマカウンタによって生成されたパルス信号が入力されると共に、電源回路212からの電流供給状況を監視するためのモニタ信号が入力される。
図12に示すように、主制御部200から特別図柄表示装置100に送られる表示制御用のコマンドは、コマンドの分類を識別するための識別子で1バイト長のデジタル情報であるモード(MODE)と、実行されるコマンドの内容(機能)を示す1バイト長のデジタル情報であるイベント(EVENT)とでなっている。図6乃至図9は、ROM201に格納されたコマンドデータテーブル領域202上の表示制御用コマンドデータの一部を示している。
図6乃至図9に示すように、表示制御用のコマンドには、「特別図柄を変動させるとともに、変動パターンを指定するためのコマンド(第1のコマンド)」、「特別図柄左の停止図柄を指定するコマンド(第2のコマンド)」、「特別図柄中の停止図柄を指定するコマンド(第2のコマンド)」、「特別図柄右の停止図柄を指定するコマンド(第2のコマンド)」、「特別図柄を停止させるためのコマンド(第3のコマンド)」がある。なお、第1のコマンドは、図柄をどのようなパターンで変動表示させるか、キャラクタ画像をどのようなパターンで表示演出させるか等を定める変動パターンを指定する情報を含んだコマンドとなっている。主制御部200は、図柄変動表示を開始させるような遊技状況となったとき、これらの5つのコマンドを1回の変動表示制御における所定のタイミングで特別図柄表示装置100に送信する。
図3は、特別図柄表示装置100のブロック構成図である。特別図柄表示装置100は、主制御部200からのストローブ信号やコマンドを受信するためのデータ受信回路1140(データレベルを変換する電圧変換回路を含む)と、この電圧変換回路等に電源供給を行う電源回路1160と、受信したコマンドに基づいて表示制御を行うために必要な制御データを生成して画像処理用LSI(VDP)1060に出力するCPU1020(表示制御手段)と、CPU1020の動作手順を記述したプログラムを内蔵するプログラムROM1040と、ワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM1090と、画像展開処理を行う画像処理用LSI(VDP)1060と、画像処理用LSI(VDP)1060が展開した画像データを一時的に記憶するビデオRAM1080と、画像処理用LSI(VDP)1060が画像展開するために必要なデータを格納したキャラクタROM1180と、ビデオRAM1080に一時的に記憶された画像データを受け取って送出するLCDパネル用インターフェイス回路1100と、このLCDパネル用インターフェイス回路1100から送出された画像データを用いて表示画像を出力するLCDパネル1120とを有している。
図4(a)に示すように、キャラクタROM1180は、ROMタイトル領域、ROM管理情報領域、実際のキャラクタデータを格納したキャラクタイメージデータ領域、キャラクタの色彩データを格納したパレットデータ領域、および、キャラクタの動きを定義した情報を格納したシナリオデータ領域を有している。また、キャラクタデータは、特定圧縮方法で圧縮処理された状態でキャラクタイメージデータ領域に格納されている。さらに、図4(b)に示すように、パレットデータ領域は、色番号とカラーコードとが対となったものが複数種類格納されている。
特別図柄表示装置100のCPU1020は、データ受信回路1140が受信したコマンドに応じて生成した制御データを画像処理用LSI(VDP)1060に与えると、画像処理用LSI(VDP)1060は、キャラクタイメージデータ領域から獲得したキャラクタデータを解凍してパレットデータ領域から獲得した色彩データで色付けして、シナリオデータ領域から獲得した情報で指定されたビデオRAM1080上の位置に画像展開したデータを一時的に格納し、一時的に格納したデータをLCDパネル用インターフェイス回路1100に送ることによって、LCDパネル1120によって、変動表示速度変化等を含む様々な画像表示が細かに行われる。
図5は、コマンド送受信タイミングを示したタイミングチャートである。前述したように、コマンドは、1バイト長のモード(MODE)と、同じく1バイト長のイベント(EVENT)から成っている。この例では、主制御部200は、コマンド変化時に自身が生成するストローブ信号(DUSTB)の1つ目の立ち上がりを契機としてモード(MODE)情報を送信し、次いでストローブ信号(DUSTB)の2つ目の立ち上がりを契機としてイベント(EVENT)情報を送信する。すると、これに対応して特別図柄表示装置のCPU1020は、ストローブ信号(DUSTB)が送信されてくると割り込みを発生させ、この割り込み処理によってコマンドを受信してRAM1090に格納する。
次に、先ず、主制御部200や特別図柄表示装置100のCPU1020が行う通常の制御動作を図10(遊技動作制御のゼネラルフローチャート)や図11を参照して説明し、その後、本発明の特徴的な動作について説明して本発明の理解の容易化に努める。なお、図10に示す一連の処理は、主制御部200がROM201に格納されている図示しない遊技制御プログラムを実行することによって行われる。より具体的には、リセット回路213から所定時間(例えば4msec)毎に供給されるリセット信号をトリガとして先頭のステップから実行され、この一連の処理が繰り返し実行されるようになっている。
先ず、図示しない電源スイッチによって電源回路212を起動状態とすると主制御部200が起動状態となり、この電源投入が行われてから初めての処理が実行されたか否かを判定する(ステップS110)。電源投入後、初めての処理の場合には(Yes)ステップS200に移行し、これ以外の場合には(No)ステップS120に移行する。
ステップS200では、RAM203の初期化処理として記憶エリアのクリア処理を実行し、次いで、ステップS210では、初期制御処理を行うためのデータをRAM203の所定の領域にセットする。一方、ステップS120では、RAM203内に形成される図示しない大当り判定用、小当り判定用等の各種の乱数生成用ループカウンタのカウント値をインクリメントし、ステップS130では、遊技機制御に用いる各種のタイマのタイマ値を更新する。
次に、ステップS140において、特別図柄始動スイッチ304、普通図柄作動スイッチ306、大入賞口スイッチ308が出力した検出信号を入力ポート210を介して図示しない自身内のレジスタに読み込み格納する入力ポート処理を実行し、次いで、ステップS150に移行してポート入力処理で読み込み格納したデータを把握するためのスイッチチェック処理を実行する。
次に、ステップS160にて各スイッチ304、306、308等の断線や短絡の有無のチェックを行い、これらの障害が発生している場合には(Yes)ステップS220に移行し、これ以外の場合には(No)ステップS180に移行する(ステップS170)。
ステップS180において、普通図柄表示装置108の表示制御に必要なデータをRAM203の所定領域に格納すると共に、特別図柄表示装置100の表示制御に必要なコマンド(先に図6乃至図9にて説明したコマンドを含む)をRAM203の所定領域に格納して、前記各種のタイマのタイマ値を減じる(ステップS190)。なお、ステップS180において、主制御部200は、遊技動作制御に応じて必要なモード、イベントのコマンドをコマンドデータテーブル領域202を参照して決定し、決定したモード、イベントを示すデジタル情報をRAM203の所定エリアに格納する。
次に、ステップS195において、大入賞口106と特別図柄始動口104の開閉部材120とを所定パターンで開閉制御するために、始動口作動ソレノイド300と大入賞口作動ソレノイド302とを駆動制御し、次いで、ステップS220において、図示しない賞球払出装置に払出し動作を行わせるための制御情報を出力するための賞球セット処理を実行する。さらにステップS230、240、250において、図示しない遊技機管理装置に各種の遊技データを出力する外部情報処理、ランプ表示装置110、112を遊技状態に対応させて点灯制御するためのコマンドをRAM203の所定エリアに格納する表示灯制御処理、効果音発生装置116を遊技動作状態に対応させて効果音発生制御を行うためのコマンドをRAM203の所定エリアに格納する効果音処理を実行する。
次に、ステップS260では、各処理でRAM203に格納したデータを出力ポート215を介して対応する装置に出力し(ポート出力処理)、これを受け取った装置側はこれに基づいた制御動作を行う。そして、特別図柄表示装置100に対して、先ずストローブ信号を出力し、ステップS180にてRAM203に格納されたモード、イベントのデータを先に図5に示したようにして送信する。これによって、特別図柄表示装置100には例えば図6乃至図9にて示したコマンドが主制御部200から送信され受信することになる。
ステップS270では、リセット回路213からリセット信号が入力されるまでリセット待機処理を実行すると共に、リセット信号が入力された場合にはステップS110に移行して遊技動作制御を継続する。なお、このリセット待機処理としては、先に述べた各種の乱数生成用のカウンタの更新等が挙げられる。
次に、コマンドを受け取った特別図柄表示装置100のCPU1020の動作について、図11を参照しつつ説明する。まず、ステップS1100において、CPU1020は自身のスタックポインタの設定、RAM1090の初期化、レジスタクリア等の自身の初期化等を行い、ステップS1102において新しいコマンドが入力されたか否かを判断する。新たな表示制御のためのコマンドが入力されたと判断された場合には(Yes)ステップS1104に移行し、これ以外の場合には(No)ステップS1110に移行する。
ステップS1104では、図5において説明した割り込み処理において、データ受信回路1140が受信したコマンドをRAM1090にコピーし、コマンドが正常か否かのチェック等を行う。次に、CPU1020は、主制御部200とは独立して細かな表示制御を行うための必要なコマンドを得るべく、処理テーブル(図示せず)の先頭アドレスを決定し、次いでステップS1108において、画像処理用LSI1060へ出力するためにRAM1090の必要なエリアのデータを更新する。
次に、ステップS1110において、RAM1090にセットされている図柄制御用データに基づいて、画像処理用LSI1060へ出力するためのスクロールデータを求めてRAM1090にセットし、図柄表示位置を設定し、次いで、ステップS1112において、図柄速度制御に必要なデータを、プログラムROM1040に内蔵されている速度テーブル(図示せず)から取得してRAM1090にセットし、次にステップS1114において、速度データに基づいて図柄オフセット値を更新し、設定された速度で図柄変動を行うための準備を行う。
次に、ステップS1116において、RAM1090にセットされているアニメーション処理用データが格納されているアニメーション処理用テーブル(図示せず)からアニメーションデータを取得し背景画像表示のための準備を行い、RAM1090内のVDP出力用バッファにセットし、出力許可フラグが「1」か否かを判断する(ステップS1118)。
出力許可フラグが「1」でない場合(No)にはステップS1102に戻って一連の処理を繰り返し、出力許可フラグが「1」の場合(Yes)にはステップS1120にて、VDP出力用バッファにセットされているデータを画像処理用LSI1060に出力する。画像処理用LSI1060は、これに応じてキャラクタROM1180のデータを獲得して展開し、展開された画像データは、ビデオRAM1080に一時的に記憶された後、LCDパネル用インターフェイス回路1100に送られLCDパネル1120による画像表示が行われる。このようにして、特別図柄表示装置100における設定された表示位置において設定された速度での図柄変動表示の表示等が行われる。
図13、図14は、それぞれ主制御部200から特別図柄表示装置100へ送信するコマンドの送信タイミングの一例、および、送信コマンドの説明図である。これらの図を参照すれば分かるように、主制御部200は、特別図柄始動口104に遊技球が入賞した等の所定の条件が満足されると、先ず「図柄変動を開始させるとともに変動パターンを指定するためのコマンドを送信し(1)、これからT1時間経過後に左停止図柄を指定するためのコマンドを送信し(2)、これからT2時間経過後に中停止図柄を指定するためのコマンドを送信し(3)、これからT3時間経過後に右停止図柄を指定するためのコマンドを送信し(4)、そして、変動開始からT時間経過後に全図柄を停止させるためのコマンド(5)を送信する。第1のコマンド(1)を受信した特別図柄表示装置100のCPU1020は、変動速度変化等の細かな表示制御を行って一連の変動表示制御を行い、第3のコマンド(5)の受信を契機として変動表示制御を終了させてから、受信した第2のコマンド(2、3、4)で指定された停止図柄での停止表示を行って特別図柄抽選結果を表示する。
(本発明の特徴部)
なお、以下の説明においては、上述したものとは異なる図柄停止順、即ち、左図柄、右図柄、中図柄の順に図柄停止表示する例を説明するが、図柄停止の順番はいかなるようになっても良い。また、前回停止表示図柄を左図柄「1」、中図柄「2」、右図柄「3」として説明を行う。
後述する動作は、図柄変動時に毎回行われるものではなく、例えば図6に示す変動パターン13、14が選択されたときのみ行う構成としている。図15は、動作を説明するためのフローチャート、図16は、LCDパネル1120の表示画面1121上での表示例の説明図である。主制御部200から第1、第2のコマンドを受信した状態で、図15のステップS1500に示すように、CPU1020は、前回停止図柄での仮停止表示を所定時間(例えば10秒)行う。図16(a)は、この時の表示例であり、左図柄1600「1」、中図柄1601「2」、右図柄1602「3」が仮停止表示され、図中符号Xで示すように上下方向で各図柄が揺動している。
なお、仮停止状態としては、各図柄がその表示位置で拡大、縮小を繰り返す表示態様やZ軸方向(鉛直方向)にゆっくりと回転する等の表示態様でもよい。つまり、遊技者が視認可能な状態で表示されているものであれば、どのような表示でもよい。これにより、通常は図柄変動開始すると、図柄が順次変更していく表示とは異なり且つ新たに図柄が変動開始されたにもかかわらず、前回の抽選結果が表示されたままであるため、遊技者は不思議な気分を味わいながら図柄を注視することで期待感が向上する。
この3図柄1600、1601、1602の揺動が所定時間行われた後に、ステップS1510において、CPU1020は強制リーチ表示制御を行う。図16(b)は、この時の表示例であり、左図柄1600と右図柄1602とを共に「7」としたリーチ表示を行い、この図柄の大きさを図16(a)に示す状態から縮小させている。この状態においては、中図柄1601は、変動中であり最終的な大当り抽選結果は表示通知されない。
CPU1020は、強制リーチ表示を行うと共に、バスタオル1620を身に付けた女性を表現する特定キャラクタ1610を表示画面1121内、具体的には3図柄の下側に出現させる。なお、この際に、図柄は縮小表示されるとともに、上部方向へ移動するため、特定キャラクタの表示領域を大きく占有することができ、表示領域を変更することなく図柄変動とともにキャラクタ動作を楽しめる。なお、縮小表示される図柄は、リーチを形成する左右図柄だけでも良い。
次にステップS1520において、CPU1020は、特定キャラクタ1610が身に付けているアイテムとしてのバスタオル1620を前方に投げるようなアクションをさせながら表示画面1121から各図柄1600、1601、1602を消滅させて、図17(a)に示すようにバスタオル1620が手前側に飛んでくるような表示を行う。
そして、ステップS1530において、CPU1020は、第3のコマンドの受信を契機として、先に第2のコマンドで指定された停止図柄を表示する。図17(b)はこの表示例であり、この表示例にあっては、左図柄1600、中図柄1601、右図柄1602は「7、7、7」となって大当りとなってことを表示通知している。もちろん、大当り抽選結果が外れとなる場合も同様の表示制御が行われる。
したがって、本実施形態によれば、CPU1020は、前回停止図柄を仮停止表示させてから、最終停止図柄以外の図柄が揃ったリーチ表示を強制的に行うので、前回図柄表示演出との関連性を持たせながら意外性のある図柄表示演出を行うことができて遊技性が向上する。この動作の場合には、強制的にリーチ表示を行うことになるが、リーチ表示を行わずに大当りとなったり、外れ結果を表示するものでもよい。
また、CPU1020は、強制的にリーチ表示を行うに際して特定キャラクタ1610を出現させ、この出現させた特定キャラクタ1610が身に付けているアイテムとしてのバスタオル1620を用いた演出を行うので演出効果が一層向上される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で上記実施形態に種々の変形や変更を施すことが可能となる。例えば、特定キャラクタ1610が身に付けるアイテムは、バスタオル以外のアイテム、例えば水着等とすること、特定キャラクタ1610を適宜変更すること、リーチ目を「7、7」以外のものとすること、等が挙げられる。
なお、以上の説明では、遊技機としてパチンコ機を例にとり説明してきたが、パチスロ機はもちろんのこと、遊技媒体を用いた遊技を行う他の遊技機に対しても適用可能であることはいうまでもない。
10 遊技盤
100 特別図柄表示装置
200 主制御部
201 ROM
202 コマンドデータテーブル領域
203 RAM
210 入力ポート
215 出力ポート
1020 CPU
1040 プログラムROM
1060 画像処理用LSI
1080 ビデオRAM
1090 RAM
1100 LCDパネル用インターフェイス回路
1120 LCDパネル
1180 キャラクタROM

Claims (2)

  1. 複数の識別情報を所定の変動パターンにて変動表示した後に、前記識別情報を停止表示可能な表示装置と、前記表示装置の制御を実行する表示制御手段と、変動表示終了後に停止表示される前記識別情報が所定の表示結果となった場合に、遊技者にとって有利な遊技状態となる制御を実行する主制御手段とを備えた遊技機において、
    前記主制御手段は、前記識別情報の変動表示を開始させるとともに前記変動パターンを指定するためのコマンドを前記表示制御手段に送信し、
    前記表示制御手段は、前記コマンドを受信した場合に、指定された前記変動パターンに従って、前記識別情報の変動表示を開始させる制御を行い、前記指定された変動パターンが特定の変動パターンである場合に、前回の変動表示終了後に停止表示されている前記識別情報を所定時間だけ仮停止状態として揺動させ、その後に前記識別情報をリーチ表示に行った際に、所定のキャラクタ画像を表示させることによって、前記識別情報を消滅させ、その後に前記識別情報を再表示させることによって、変動表示終了後に停止表示される前記識別情報が前記所定の表示結果となるように表示制御することを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示制御手段は、前記再表示されるときの識別情報を、前記消滅されたときの識別情報の表示パターンと異なる表示パターンで再表示させる表示制御を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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