JP4949294B2 - リール及び記録テープカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば磁気テープ等の記録テープを巻装するためのリール、及び、このようなリールを備えた記録テープカートリッジに関する。
樹脂製のリールハブに金属製の筒状インサート体を装着することで、リールハブの剛性を確保する技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2005−116163 特開2004−14022
しかしながら、上記の如き従来の技術では、リールハブに補強用のインサート体が装着されたリールの製造を考慮した形状等につき開示がなく、この点に改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、リールハブに補強リングが装着された構造においてフランジの寸法精度を確保することができるリールを得ること、及び該リールを適用して記録テープを良好に保護することができる記録テープカートリッジを得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係るリールは、樹脂材より成り、軸線方向の一端が開口端である円筒状に形成されたリールハブと、樹脂材より成り、前記リールハブの開口端から径方向外側に一体に延設されたフランジと、インサート成形によって前記リールハブにおける被巻取物の巻取面の径方向内側に一体に設けられ、前記軸線方向の前記フランジ側の端部の位置が前記リールハブの巻取面における前記軸線方向の前記フランジ側の端部の位置に一致され、該リールハブを径方向に補強する補強リングと、を備えている
請求項1記載のリールでは、補強リングを型内に配置したインサート成形によって、樹脂製のフランジ及びリールハブと補強リングとが一体化されている。リールハブの巻取面の一端は、該リールハブから延設されたフランジの軸線方向他端側を向く面によって規定されている。ここで、本リールでは、リールハブを径方向に補強する補強リングのフランジ側の端部の位置は、リールハブの軸線方向において、該リールハブの巻取面のフランジ側の端部の位置に一致している。換言すれば、補強リングは、リールハブの軸線方向一端側において、フランジの厚み範囲を除く部分に位置している。
このため、上記インサート成形に伴う収縮に際し、リールハブにおけるフランジの延設部位の収縮が補強リングにて阻害されることが抑制される。すなわち、フランジでの樹脂の収縮が安定し、該フランジの所要の寸法精度が確保される。一方、リールハブの一端側においてはフランジの厚み範囲を除く部分、すなわち巻取面の径方向内側には補強リングが存在するので、十分なリールハブの補強効果が得られる。
このように、請求項1記載のリールでは、リールハブに補強リングが装着された構造においてフランジの寸法精度を確保することができる。なお、補強リングの軸線方向の他端部の位置は、各種制約に応じて決められれば良いが、例えば、リールハブの巻取面の広い範囲を補強するように他端部の位置が決められることが望ましい。
また、本リールでは、リールハブの開口端から径方向外側に延設されるフランジの寸法は、樹脂収縮による影響を受けやすいが、上記の如く補強リングの設置範囲を設定することで、所要の寸法精度を確保することができる。
換言すれば、本リールでは、補強リングを型内に配置したインサート成形によって、樹脂製のフランジ及びリールハブと補強リングとが一体化されている。リールハブの巻取面の一端は、該リールハブから延設されたフランジの軸線方向他端側を向く面によって規定されている。ここで、本リールでは、リールハブを径方向に補強する補強リングのフランジ側の端部の位置は、リールハブの軸線方向において、該リールハブの巻取面の範囲内に位置している。換言すれば、補強リングは、リールハブの軸線方向一端側において、フランジの厚み範囲内には位置しない。
このため、上記インサート成形に伴う収縮に際し、リールハブにおけるフランジの延設部位の収縮が補強リングにて阻害されることが抑制される。すなわち、リールハブの開口端から径方向外側に延設されるフランジの寸法は、樹脂収縮による影響を受けやすいが、上記の如く補強リングの設置範囲を設定することで、フランジでの樹脂の収縮が安定し、該フランジの所要の寸法精度を確保することができる。
このように、請求項3記載のリールでは、リールハブに補強リングが装着された構造においてフランジの寸法精度を確保することができる。なお、補強リングの軸線方向の他端部の位置は、各種制約に応じて決められれば良いが、例えば、リールハブの巻取面の広い範囲を補強するように他端部の位置が決められることが望ましい。
そして、本リールでは、リールハブを径方向に補強する補強リングのフランジ側の端部の位置は、リールハブの軸線方向において、該リールハブの巻取面のフランジ側の端部の位置に一致している。換言すれば、リールハブの一端側においてはフランジの厚み範囲を除く部分、すなわち巻取面の径方向内側には補強リングが存在するので、十分なリールハブの補強効果が得られる。
請求項記載の発明に係るリールは、請求項記載のリールにおいて、前記リールハブは、軸線方向の他端部から径方向内側に延設された底板部を有し、前記リールハブの底板部に接合された中央部と、前記フランジに対向するフランジ部とを有するフランジ部材をさらに備えた。
請求項記載のリールでは、フランジ部材が中央部においてリールハブの底板部に接合されることで、リールハブに一体に形成されたフランジに対向するフランジ部が形成されている。このリールでは、リールハブの円筒部分とフランジ部材とは接合されないため、被巻取物の巻き圧にてリールハブの円筒部分が変形することに伴って、フランジ部が変形することが抑制される。このため、被巻取物の巻取状態におけるフランジ部の寸法精度が確保される。
請求項記載の発明に係るリールは、請求項記載のリールにおいて、前記フランジ部材の中央部における前記リールハブの底板部との接合範囲を含む部分には、金属製のプレートが装着されている。
請求項記載のリールでは、フランジ部材は、金属製のプレートにて補強された中央部すなわち高剛性部位においてリールハブの底板部に接合されているので、フランジ部のより良好な寸法精度を確保することができる。
請求項記載の発明に係る記録テープカートリッジは、ケースと、前記リールハブの巻取面に前記被巻取部として記録テープが巻き回されると共に前記ケースに前記記録テープの引き出し巻き取り可能に収容された、請求項1〜請求項の何れか1項記載のリールと、を備えている。
請求項記載の記録テープカートリッジでは、リールのリールハブに巻き回された記録テープがケースから引き出されて情報の読み書き(何れか一方でも良い)が行われる。このリールとして請求項1〜請求項6の何れか1項記載のリールを適用したため、フランジの寸法精度が確保される。これにより、ケースに対する出入りに伴う記録テープとフランジとの干渉が防止され、記録テープが保護される。
このように、請求項記載の記録テープカートリッジでは、上記リールを適用して記録テープを良好に保護することができる。
以上説明したように本発明に係るリールは、フランジのリールハブに対する適正な姿勢を確保することができるという優れた効果を有する。また、本発明に係る記録テープカートリッジは、上記リールを適用して記録テープを良好に保護することができるという優れた効果を有する。
本発明の実施の形態に係るリール28、及びリール28が適用された記録テープカートリッジ10について、図1乃至図7に基づいて説明する。先ず、記録テープカートリッジ10の概略全体構成を説明し、次いで、リール28の構成について詳細に説明することとする。
図5(A)には、記録テープカートリッジ10を斜め上方から見た斜視図が示されており、図5(B)には、記録テープカートリッジ10を斜め下方から見た斜視図が示されている。また、図6には、図5(A)の6−6線に沿った断面図が示されている。なお、図5に示す矢印Aは、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を示しており、以下の説明では、便宜上、矢印Aにて示す側を前側ということとする。また、矢印Uにて示す側を上側ということとする。
これらの図に示される如く、記録テープカートリッジ10は、ケース12を備えている。ケース12は、上ケース14と下ケース16とを接合して構成されている。具体的には、上ケース14は、平面視略矩形状の天板14Aの外縁に沿って略枠状の周壁14Bが立設されて構成されており、下ケース16は、天板14Aに略対応した形状の底板16Aの外縁に沿って周壁16Bが立設されて構成されている。そして、ケース12は、周壁14Bの開口端と周壁16Bの開口端とを突き当てた状態で、超音波溶着やビス止め等によって上ケース14と下ケース16とが接合されて、略箱状に形成されている。
このケース12には、そのドライブ装置への装填方向先頭側の角隅部において、天板14A、周壁14B、底板16A、周壁16Bがそれぞれ切り欠かれて、該装填方向に対し傾斜した開口18が形成されている。また、底板16Aの略中央部には、該底板16Aを貫通する円形状のギヤ開口20が設けられており、後述するリールギヤ62の露出用とされている。底板16Aにおけるギヤ開口20の縁部には、環状リブ22がケース12の内方へ向けて突設されており(図6参照)、後述するリール28の位置決め用とされている。
さらに、ケース12の底板16Aの外面における前端近傍には、一対の位置決め孔24、26が開口している。一対の位置決め孔24、26は、底板16Aからケース12内方に立設された突部(図示省略)内に袋状に設けられ、上記装填方向に直交する仮想線上で互いに離間して配置されている。そして、開口18に近い側の位置決め孔24は、ドライブ装置の位置決めピンに外接する底面視略正方形状とされ、位置決め孔26は、上記仮想線に沿って長手でかつ幅が位置決めピンの直径に対応する長孔とされている。これにより、記録テープカートリッジ10がドライブ装置に装填されて位置決め孔24、26にそれぞれ位置決めピンが挿入されると、該記録テープカートリッジ10がドライブ装置内で水平方向(左右及び前後)に正確に位置決めされるようになっている。
さらに、底板16Aにおける位置決め孔24、26廻りの部分は、他の部分(意匠面)よりも平滑に仕上げられた位置決め面24A、26Aとされている。位置決め面24A、26Aは、位置決め孔24、26に位置決めピンが挿入されたときに該位置決めピン廻りに設けられたドライブ装置の位置決め面に当接するようになっている。これにより、記録テープカートリッジ10のドライブ装置内における鉛直方向の位置決めも為される構成である。
以上説明したケース12内には、図6に示される如く、後に詳述するリール28が回転可能に収容されている。リール28は、1つだけ設けられている。このリール28には、記録テープとしての磁気テープTが巻装されており、磁気テープTの先端には引出部材としてのリーダブロック30が取り付けられている。
リーダブロック30は、記録テープカートリッジ10の不使用時には、ケース12の開口18の内側に収容保持されるようになっている。この状態で、リーダブロック30は、開口18を閉塞し、ケース12内への塵芥等の侵入を阻止している。また、リーダブロック30は、その先端に係合凹部30Aが形成されており、ドライブ装置内で磁気テープTを引き出す際には、係合凹部30Aに係合する引出手段によってケース12から抜き出されてドライブ装置の巻取リールに誘導されるようになっている。さらに、リーダブロック30は、その係合凹部30Aとは反対側の端面が円弧面30Bとされており、上記巻取リールに嵌入されて磁気テープTを巻き取る巻取面の一部を構成するようになっている。
また、記録テープカートリッジ10は、不使用時にリール28の回転を阻止するためのブレーキ部材32を備えている。ブレーキ部材32は、円板状に形成された円板部34と、円板部34の周縁部に下向きに形成された制動ギヤ36と、円板部34の軸心部から上向きに突設された十字突起38と、円板部34の軸心部から下向きに突設された摺接突部35とを主要部としている。十字突起38には、その形状に対応して平面視で略十字形状に形成された挿入溝38Aが形成されており、挿入溝38Aには、天板14Aから垂下された十字リブ40が上下方向の相対移動(摺動)可能に挿入されている。これにより、ブレーキ部材32は、ケース12に対し回転不能で、かつ上下方向の相対変位可能とされている。
ブレーキ部材32は、その制動ギヤ36がリール28を構成する底板48に設けられた係合ギヤ52(何れも後述)に噛み合うことで、リール28のケースに対する回転を防止し、ケースに対し上下方向(リール28の軸線方向)に移動することで制動ギヤ36の係合ギヤ52との噛み合い、噛み合い解除を切り替える構成とされている。記録テープカートリッジ10は、ブレーキ部材32を底板48側に付勢する圧縮コイルスプリング42が設けられており、通常はブレーキ部材32の制動ギヤ36は、係合ギヤ52に噛み合わされた制動位置に偏倚されている。
また、記録テープカートリッジ10は、リール28の底板48の軸心部を貫通すると共に、該リール28に同軸的かつ一体回転可能で、リール28に対し軸線方向に相対変位可能で、かつ脱落不能に支持されたクラッチ部材44を備えている。クラッチ部材44は、制動ギヤ36を係合ギヤ52に噛み合わせたブレーキ部材32の摺接突部35に押圧されてその一部がリール28の外(下)側に突出している。この摺接突部35を上向きに押圧することで、ブレーキ部材32は、上方に移動して制動ギヤ36と係合ギヤ52との噛み合いが解除される解除位置に至る構成である。
この実施形態では、クラッチ部材44は、ドライブ装置の回転シャフト100の軸心部に設けられた解除面101によって上向きに押圧されて、ブレーキ部材32を制動位置から解除位置に移動させるようになっている。
回転シャフト100について補足すると、回転シャフト100は、回転軸102の上端に固定された回転テーブル104を有し、回転テーブル104の周縁部にはリール28のリールギヤ62(後述)に噛み合い可能な駆動ギヤ106が上向きに形成されている。これにより、回転シャフト100は、ケース12に対し相対的に上方に移動することで駆動ギヤ106をリールギヤ62に噛み合わせるようになっている。また、回転テーブル104における駆動ギヤ106の径方向内側には、円板状のマグネット108が配設されており、マグネット108は、軸心部を貫通して回転軸102に螺合した押えボルト110にて固定されている。上記した解除面101は、押えボルト110の頭部110Aで構成されている。
以上説明した記録テープカートリッジ10では、リール28の回転(磁気テープTの引き出し又は巻き取り)中には、ケース12に対し回転しない摺接突部35(ブレーキ部材32)と、リール28と共に回転するクラッチ部材44との間に相対回転が生じる構成とされており、この相対回転によって摺接突部35の先端(下端)とクラッチ部材44の上面とが互いに摺接するようになっている。
(リールの構成)
図1〜図4に示される如く、リール28は、その軸心部を構成するリールハブ45を備えている。リールハブ45は、外周面が磁気テープTを巻き回すためのテープ巻取面46Aとされた円筒壁46と、該円筒壁46の下部を閉塞する底板部としての底板48とを有する略有底円筒状に形成されている。リールハブ45の円筒壁46の上端すなわち開口端46Bからは、本発明におけるフランジとしての上フランジ50がその径方向外側に同軸的かつ一体に延設されている。この実施形態では、円筒壁46の開口端46Bと上フランジ50の上面とが面一とされている。
また、リールハブ45の底板48には、ブレーキ部材32の制動ギヤ36と噛み合い可能な係合ギヤ52が上向きに形成されている。すなわち、係合ギヤ52は、上記した通り、制動位置に位置するブレーキ部材32の制動ギヤ36に噛み合い、解除位置に位置するブレーキ部材32の制動ギヤ36との噛み合いが解除されて、リール28の自軸廻りの回転を許容する構成とされている。この実施形態では、係合ギヤ52は、平面視で歯が円環状に配置されて形成されている。
さらに、リールハブ45の底板48における軸心部には、該底板48を板厚方向に貫通する貫通孔54が形成されており、クラッチ部材44の一部を突出させ得る構成とされている。底板48における貫通孔54の周縁部からは、筒状部としての短円筒部55が上向きに立設されている。短円筒部55は、リールハブ45に一体に形成されており、円筒壁46に対する折り返し形状を成していると把握することが可能である。
以上説明したリールハブ45は、後述する補強リング68を除いて、円筒壁46、底板48、係合ギヤ52、短円筒部55を主要部とする各部が樹脂成形にて一体に形成されている。この実施形態では、上フランジ50が、樹脂成形にてリールハブ45と一体に形成されている。
またさらに、図2〜図4に示される如く、リール28は、上フランジ50と対向するフランジ部としての下フランジ56を有する。下フランジ56は、リールハブ45の底板48に接合(この接合構造については後述)された中央部としてのセンタ部58から径方向外向きに一体に延設されており、該センタ部58を介してリールハブ45に固定的に保持されている。この下フランジ56とセンタ部58とでフランジ部材としての下フランジ部材60が構成されている。
下フランジ部材60のセンタ部58には、ドライブ装置の回転シャフト100の駆動ギヤ106に噛み合い可能なリールギヤ62が下向きに形成されている。リールギヤ62は、全体として下フランジ部材60すなわちリール28と同軸的な円環状を成すように複数の歯が配列されて構成されている。なお、リールギヤ62は、周方向の一部に歯が形成されていない領域を有して構成されても良い。
また、図2及び図4に示される如く、センタ部58の軸心部からは、クラッチ部材44を支持するためのクラッチ用ボス部64が上向きに立設されている。クラッチ用ボス部64は、円筒状に形成されると共に、クラッチ部材44の上部から放射状に突出した複数の係合片44Aを入り込ませるスリット64Aが筒壁に形成されて構成されており、クラッチ部材44を軸線方向にスライド可能でかつ各スライド位置で、相対回転不能で、かつ脱落不能に支持する構成とされている。クラッチ用ボス部64は、その外径が貫通孔54すなわち短円筒部55の内径と略一致しており、短円筒部55に嵌合する構成とされている。
以上説明した下フランジ部材60は、下フランジ56、センタ部58、リールギヤ62、クラッチ用ボス部64を主要部とする各部が、樹脂成形によって一体に形成されている。
さらに、図2及び図3に示される如く、センタ部58には、磁性体より成る金属プレートとしてのリールプレート66が固定的に設けられている。リールプレート66は、軸心部に透孔66Aを有する略円板状に形成されており、リールギヤ62の径方向内側に同軸的に配置されている。このリールプレート66は、ドライブ装置の回転シャフト100の回転テーブル104に磁力によって非接触で吸着される構成とされている。
リールプレート66は、インサート成形にてセンタ部58すなわち下フランジ部材60に固定されている。具体的には、リールプレート66には、透孔66Aと同軸的な仮想円に沿って周方向に等間隔で配置された複数(本実施の形態では4つ)の小孔66Bが板厚方向に貫通して形成されており、各小孔66Bは、それぞれリールプレート66の下面側が拡径部とされて所謂いんろう形状を構成している。リールプレート66は、金型内に注入され各小孔66Bに充填された樹脂材料が冷却固化されることで、下フランジ部材60に強固に固定されている。なお、リールプレート66は、かしめ等によって下フランジ部材60に固定される構造としても良い。
そして、本発明の実施形態に係るリール28は、リールハブ45の円筒壁46の内周側に一体に設けられ(内嵌合され)た補強リング68を備えている。補強リング68は、金属製とされており、リールハブ45の円筒壁46を径方向に補強するようになっている。具体的には、この補強リング68は、開口端46Bを有する円筒壁46が磁気テープTの巻き圧によって径方向内側に倒れる方向に変形することを抑制する構造とされている。
この実施形態では、補強リング68は、例えばアルミニウムやアルミニウム合金等の引き抜き材にて構成されており、インサート成形にてリールハブ45に一体化されている。補強リング68の肉厚は、アルミニウムやアルミニウム合金を用いた場合、略1[mm]とされる。これに対してリールハブ45(主にリールハブ45の円筒壁46)の肉厚は、例えばポリカーボネイト(PC)等の樹脂材を用いた場合、1〜1.5[mm]とされる。なお、リールハブ45を構成するPCには、例えばガラス繊維等の強化繊維を添加しても良い。
また、図1に示される如く、リール28では、補強リング68の上端68Aは、円筒壁46の開口端46Bに対し、所定量aだけ下側(底板48側)に位置されている。この所定量aは、上フランジ50の厚みtに等しい量として設定されている(a=t)。換言すれば、リールハブ45の円筒壁46の上端側においては、該リールハブ45の軸線方向における上フランジ50の厚みtの範囲には、補強リング68が存在しない構成とされている。上フランジ50の厚みtは、該上フランジ50の径方向内端(付け根部)の厚みとされる。したがって、補強リング68の上端68Aは、テープ巻取面46Aの上限に実質的に一致されている。
一方、補強リング68の下端68Bは、下フランジ56の上面の近傍に至っており、この実施形態では、底板48に埋め込まれている。この実施形態では、公称12.7[mm]幅の磁気テープTを巻き取るテープ巻取面46Aを有するリールハブ45(円筒壁46)に対し、補強リング68の高さ(軸線方向の長さ)Hは、11.9[mm]とされている。したがって、補強リング68は、テープ巻取面46Aの下端部(略1[mm])を除く略全面に亘って円筒壁46を径方向内側から補強している。
さらに、リール28では、下フランジ部材60は、上記の通りセンタ部58においてリールハブ45の底板48に接合されている。具体的には、この実施形態では図3に示される如く、底板48の下面から溶着用突起(エネルギダイレクタ)70が突設されており、溶着用突起70がセンタ部58の上面に突き当てられた状態で超音波振動を付与することでリールハブ45と下フランジ部材60とが溶着用突起70の設置部分で超音波溶着されるようになっている。この溶着部位を図2に符号Wにて示す。この図から、リールハブ45と下フランジ部材60とは、リールプレート66の設置領域内で接合されていることがわかる。
より具体的には、溶着用突起70は、図3に示される如く、リール28と同軸的な仮想円に沿って間欠的に突設されている。この仮想円(溶着部W参照)は、図2に示される如く、係合ギヤ52、リールギヤ62の内縁よりも小径で、かつクラッチ用ボス部64の外径、各溶着用突起70が内接する仮想円の直径よりも大径とされている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
上記構成の記録テープカートリッジ10では、不使用時には、圧縮コイルスプリング42の付勢力によって、ブレーキ部材32が回転ロック位置に位置して制動ギヤ36を係合ギヤ52に噛み合わせている。このため、リール28は、ケース12に対する回転が阻止されている。このとき、リール28のリールギヤ62がギヤ開口20から露出すると共に、クラッチ部材44の下部がクラッチ用ボス部64から突出してギヤ開口20に臨んでいる。
一方、磁気テープTを使用する際には、記録テープカートリッジ10を矢印A方向に沿ってドライブ装置のバケット(図示省略)へ装填する。そして、記録テープカートリッジ10がバケットに所定深さまで装填されると、該バケットは下降し、ドライブ装置の回転シャフト100がケース12のギヤ開口20に向って相対的に接近(上方へ移動)してリール28を保持する。具体的には、回転シャフト100は、マグネット108によって非接触でリールプレート66を吸着保持しつつ、その駆動ギヤ106をリールギヤ62と噛み合わせる。
このリールギヤ62と駆動ギヤ106との噛み合い、すなわちケース12に対する回転シャフト100の軸方向近接側の相対移動に伴って、回転シャフト100が解除面101にて当接しているクラッチ部材44を上方へ押圧する。すると、この押圧力によって、クラッチ部材44は、その複数の係合片44Aにおいてクラッチ用ボス部64のスリット64Aにガイドされつつ、圧縮コイルスプリング42の付勢力に抗してリール28の軸線方向上側に移動する。これにより、摺接突部35においてクラッチ部材44の上面に当接しているブレーキ部材32も上方に移動し、該ブレーキ部材32の制動ギヤ36と係合ギヤ52との噛み合いが解除される。すなわち、ブレーキ部材32は、リール28に対する相対的な回転許容位置に達する。回転シャフト100がさらに上方へ相対移動すると、圧縮コイルスプリング42の付勢力に抗して、リール28がクラッチ部材44、ブレーキ部材32と共に(相対位置を変化させないまま)上方に持ち上げられ、ブレーキ部材32が絶対的な(ケース12に対する)回転許容位置へ達すると共に、下フランジ56が環状リブ22から離間する。以上により、リール28は、ケース12内で浮上し該ケース12内面と非接触状態で回転可能となる。
また、上記バケットすなわち記録テープカートリッジ10のドライブ装置内での下降によって、ケース12の各位置決め孔24、26にそれぞれドライブ装置の位置決めピンが入り込むと共に、ケース12の各位置決め面24A、26Aにドライブ装置の位置決め面が当接する。これにより、記録テープカートリッジ10は、ドライブ装置に対し、水平方向及び鉛直方向に位置決めされる。すると、ドライブ装置の引出手段が、その引出ピン(図示省略)をリーダブロック30の係合凹部30Aに係合させつつ、該リーダブロック30をケース12から抜き出してドライブ装置の巻取リールに誘導する。さらに、リーダブロック30は、巻取リールに嵌入されて円弧面30Bが磁気テープTを巻き取る巻取面の一部を構成する。
この状態で、リーダブロック30が巻取リールと一体に回転すると、磁気テープTが巻取リールのリールハブに巻き取られつつ開口18を通じてケース12から引き出される。このとき、記録テープカートリッジ10のリール28は、リールギヤ62に噛み合う駆動ギヤ106によって伝達される回転シャフト100の回転力によって、巻取リールと同期して回転する。そして、ドライブ装置の所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッドによって、磁気テープTへの情報の記録、又は磁気テープTに記録された情報の再生が為される。このとき、ケース12に対し回転不能であるブレーキ部材32の摺接突部35は、リール28と共にケース12に対し回転するクラッチ部材44の上面と摺接する。
一方、磁気テープTがリール28に巻き戻されてリーダブロック30がケース12の開口18近傍に保持されると、記録テープカートリッジ10が装填されたバケットを上昇させる。すると、リールギヤ62と駆動ギヤ106との噛合が解除されると共に解除面101とクラッチ部材44との当接が解除され、該クラッチ部材44が圧縮コイルスプリング42の付勢力によってブレーキ部材32と共に下方へ移動する。これにより、ブレーキ部材32は、その制動ギヤ36が係合ギヤ52と噛み合う制動位置へ復帰する。また、ブレーキ部材32とクラッチ部材44とが圧縮コイルスプリング42の付勢力によって移動する動作に伴って、リール28も下方へ移動してその下フランジ56を環状リブ22に当接させつつリールギヤ62をギヤ開口20から露出させる初期状態に復帰する。この状態で、記録テープカートリッジ10は、バケットから排出される。
この記録テープカートリッジ10を構成するリール28を製造するに当たっては、先ず、上フランジ50を含むリールハブ45、下フランジ部材60をそれぞれ別個に樹脂成形にて形成する。リールハブ45は、補強リング68がインサート成形にて一体化されており、下フランジ部材60は、リールプレート66がインサート成形にて一体化されている。次いで、下フランジ部材60のクラッチ用ボス部64をリールハブ45の短円筒部55に嵌合し、リールハブ45に対し下フランジ部材60をセンタリング(位置決め)する。
そして、センタ部58における溶着用突起70との当接部位の背面部分を含む領域(リールギヤ62と各小孔66Bとの間)でリールプレート66に当接された受け台(図示省略)と、底板48における溶着用突起70の背面(上面における係合ギヤ52と短円筒部55との間)に当接された超音波ホーンとで、底板48、センタ部58、及びリールプレート66を挟み込んだ状態で超音波ホーンから超音波振動を発生させ、リールハブ45と下フランジ部材60とを超音波溶着する。これにより、リールハブ45と下フランジ部材60とが固定され、テープ巻取面46Aに巻き回した磁気テープTを上フランジ50、下フランジ56にて保護するリール28が構成される。
ここで、リール28では、リールハブ45の円筒壁46に補強リング68がインサート成形されているため、リールハブ45の径方向の剛性が高い。このため、テープ巻取面46Aに巻き回された磁気テープTの巻き圧による円筒壁46の変形が抑制される。
そして、リール28では、リールハブ45の円筒壁46における上フランジ50の厚みtの範囲に補強リング68が存在しないので、インサート成形に伴う上フランジ50の収縮が補強リング68によって阻害されることが抑制される。このため、リールハブ45に一体に形成される上フランジ50の収縮安定性が増し、上フランジ50の寸法精度が確保される。具体的には、上フランジ50の外縁(外周)部の軸線方向における位置(以下、外周高さという)を略一定に保つことができる。
この点を比較例と比較結果を示す表1を参照しつつ、さらに説明する。表1は、補強リング68の上端68Aから円筒壁46の開口端46Bまでの所定量a、補強リング68の高さHの異なる各比較例と、リール28との、上フランジ50の外周高さhのバラつきを測定した結果を示している。外周高さのバラつきは、各構造を10サンプルずつ製造し、各サンプルの基準部に対する平均外周高さha(1周の平均)のサンプル間のバラつきの最大値を示している。すなわち、各構造の10サンプルのうち、最も平均外周高さが低いサンプルの平均外周高さhaminと、最も平均外周高さが高いサンプルの平均外周高さhamaxとの差(Δha)を示している。
第1比較例に係るリール200は、図8(A)に示される如く、補強リング68の上端68Aが円筒壁46の開口端46Bに一致されると共に、補強リング68の下端68Bの位置はリール28と一致されているものである。すなわち、リール200では、所定量a=0、補強リング68の高さH1=13.1[mm](=H+t)とされている。また、第2比較例に係るリール300は、図8(B)に示される如く、補強リング68の上端68Aが円筒壁46の開口端46Bに一致されると共に、補強リング68の高さH2がリール28における補強リング68の高さHよりも小とされている。この第2比較例では、所定量a=0、補強リング68の高さH2=5[mm]とされている。さらに、図示は省略するが、第3比較例は、リール28から補強リング68を取り除いたリールである。
Figure 0004949294
表1から、リールハブ45における上フランジ50の厚みtの範囲に補強リング68が存在する第1、第2比較例では、フランジ外周高さのバラつきが大きいこと、この場合、フランジ外周高さのバラつきが補強リングの高さHには殆ど依存しないことがわかる。これに対して、リールハブ45における上フランジ50の厚みtの範囲に補強リング68が存在しないリール28では、上記の第1、第2比較例と比較して、フランジ外周高さのバラつきが著しく小さく抑えられていることがわかる。このリール28でのフランジ外周高さのバラつきは、補強リング68を有しない第3比較例、すなわち補強リング68が樹脂収縮を阻害することが全くない構成と同等とされている。
以上により、リール28では、補強リング68を設けることで第3比較例に対しリールハブ45の剛性、強度を大幅に向上させると共に、補強リング68を有する第1、第2比較例に対し良好な上フランジ50の寸法精度を確保することができる。すなわち、リール28では、リールハブ45の強度と上フランジ50の寸法安定性とを両立することが実現されている。また、リール28では、上記の通りリールハブ45の円筒壁46が補強リング68にて補強されているので、磁気テープTの巻き圧による円筒壁46の変形が抑制され、該円筒壁46の変形に伴う上フランジ50の変形(面振れ)が抑制される。
またここで、リール28では、センタ部58を底板48に接合することで下フランジ56をリールハブ45(円筒壁46)に固定する構造であるため、磁気テープTの巻き圧による円筒壁46の変形に伴って下フランジ56が変形し難い。特に、リール28では、下フランジ部材60におけるリールプレート66の設置領域内でセンタ部58が底板48と接合されているため、換言すれば、下フランジ部材60の高剛性部(リールプレート66による被補強部)でリールハブ45に接合されているため、下フランジ56は、厚み方向に振れるような変形を一層生じ難い。これらにより、リール28では、例えば円筒壁46の下端面に下フランジ56内縁を接合する構成と比較して、下フランジ56の外周縁の厚み方向の面振れを1/3〜1/2に低減することができる。
以上説明したように、リール28では、リールハブ45に対する下フランジ56の寸法精度が高く、かつ磁気テープTの巻き圧による円筒壁46の変形に伴う下フランジ56の変形(面振れ)が抑制されるので、各状態でリールハブ45に対する下フランジ56の適正な姿勢を確保することができる。
そして、このようなリール28を備えて構成された記録テープカートリッジ10では、上記の通り、リールハブ45すなわちテープ巻取面46Aに対する上フランジ50、下フランジ56の寸法精度が高く、かつ上フランジ50、下フランジ56の面振れ(対向面間の縮小)が抑制されるため、磁気テープTのケース12に対する出し入れに伴って該磁気テープTが上フランジ50、下フランジ56に干渉することが防止され、磁気テープTが保護される。
なお、上記実施形態では、リールハブ45に上フランジ50が一体化された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、リールハブ45に下フランジ56が一体化された構成に本発明を適用して、参考例に係る構成としても良い。
また、上記実施形態では、リール28の軸心部に貫通孔54、クラッチ用ボス部64、透孔66Aが形成された例を示したが、本発明はこれに限定されず、これらについて各種変更して実施することができる。したがって、例えば、リール28が適用される記録テープカートリッジ10におけるリール28の回転止め構造、回転止め解除構造は、他の構造を採用することができる。
さらに、上記した実施形態では、補強リング68がリールハブ45の円筒壁46の径方向内側に位置する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、リールハブ45の円筒壁46の肉厚の範囲内に補強リング68を埋め込むように構成しても良い。
本発明の実施形態に係るリールの要部を拡大して示す断面図である。 本発明の実施形態に係るリールの断面図である。 本発明の実施形態に係るリールを一部切り欠いて示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るリールの図1とは異なる方向から見た分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るリールが適用された記録テープカートリッジの外観を示す図であって、(A)は上方から見た斜視図、(B)は下方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るリールが適用された記録テープカートリッジにおけるリールの回転ロック時の断面図である。 本発明の実施形態に係るリールが適用された記録テープカートリッジにおけるリールの回転ロック解除時の断面図である。 本発明の実施形態との比較例に係るリールを拡大して示す図であって、(A)は第1比較例の断面図、(B)は第2比較例の断面図である。
符号の説明
10 記録テープカートリッジ
12 ケース
28 リール
45 リールハブ
46A テープ巻取面
46B 開口端
48 底板(底板部)
50 上フランジ
56 下フランジ(フランジ部)
58 センタ部(中央部)
60 下フランジ部材(フランジ部材)
66 リールプレート(金属製のプレート)
68 補強リング

Claims (4)

  1. 樹脂材より成り、軸線方向の一端が開口端である円筒状に形成されたリールハブと、
    樹脂材より成り、前記リールハブの開口端から径方向外側に一体に延設されたフランジと、
    インサート成形によって前記リールハブにおける被巻取物の巻取面の径方向内側に一体に設けられ、前記軸線方向の前記フランジ側の端部の位置が前記リールハブの巻取面における前記軸線方向の前記フランジ側の端部の位置に一致され、該リールハブを径方向に補強する補強リングと、
    を備えたリール。
  2. 前記リールハブは、軸線方向の他端部から径方向内側に延設された底板部を有し、
    前記リールハブの底板部に接合された中央部と、前記フランジに対向するフランジ部とを有するフランジ部材をさらに備えた請求項1記載のリール。
  3. 前記フランジ部材の中央部における前記リールハブの底板部との接合範囲を含む部分には、金属製のプレートが装着されている請求項2記載のリール。
  4. ケースと、
    前記リールハブの巻取面に前記被巻取部として記録テープが巻き回されると共に前記ケースに前記記録テープの引き出し巻き取り可能に収容された、請求項1〜請求項3の何れか1項記載のリールと、
    を備えた記録テープカートリッジ。
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