JP4946663B2 - 半導体発光素子 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体発光素子、特に、透光性導電膜とパッド電極を備えた半導体発光素子に関する。
近年、半導体発光素子が、例えば、大型ディスプレイや信号機、携帯電話のバックライト光源など、幅広い分野で使用されている。特に、窒化ガリウム等の窒化物半導体を用いた半導体発光素子は、紫外光、青色光、緑色光等の発光が可能であり、高効率で低消費電力である上、小型化が可能で機械的振動にも強く、長寿命で信頼性が高い等の利点を生かして、その用途を拡大しつつある。
この半導体発光素子は、n型半導体と発光層(活性層)を介して形成されたp型半導体層とを有し、発光層に注入される正孔と電子の再結合によって発生する光を利用するものである。このような半導体発光素子の具体的な例として、例えば、p型半導体層の上に積層された透明導電膜からなる電極部と、その電極部の上部に形成されたパッド電極と、発光層を切り欠いて形成されるn型半導体層の露出面に形成されたパッド電極とを備えた構造の半導体発光素子がある。このように構成された半導体発光素子は、p型半導体層上に形成されたパッド電極とn型半導体層の露出面に形成されたパッド電極が、ワイヤボンディング接続やバンプ接続によって外部回路と接続され、p型半導体層及びn型半導体層を介して正孔及び電子がそれぞれ発光層に注入される。
しかしながら、このようなパッド電極を備えた半導体発光素子では、発光層で発光した光がパッド電極によって遮られ、光の取り出し効率及び発光出力が低下する原因となる。
そこで、特許文献1では、発光層の上にp型半導体層とp型電極が順に積層された素子において、p型電極の反射率を55〜100%にして、発光層からの光を反射させ、光の取り出し効率を高めることが開示されている。
また、特許文献2では、2つの半導体層の間に発光層が挟まれた積層構造体の上に透明電極層とパッド電極が形成された半導体発光素子において、パッド電極の下に位置する透明電極層と半導体層の間に、バリア層と高抵抗層を形成して、パッド電極の直下に電流が流れにくくした構造が開示されている。
さらに、特許文献3には、p型窒化物半導体層の上に透光性導電膜を形成し、その透光性導電膜の上に部分的に絶縁性を有する透光性膜と反射膜とを設け、さらにその上に反射膜を形成した構造が開示されている。このようにして、特許文献3の構造では、光取り出し効率を向上させかつ信頼性を向上させている。
特開2003−86843号公報 特開平8−250769号公報 特開2005−197289号公報
しかしながら、これらの半導体発光素子では、さらに取り出し効率を高めることが求められている。
また、絶縁層や反射膜をパッド電極の下に設ける構造では、絶縁層や反射膜による段差によってその上に形成された透光性導電膜の耐久性が悪化するという問題があった。
そこで、本発明は、活性層で発光した光の取り出し効率の高い半導体発光素子を提供することを目的とする。
本発明は、また、活性層で発光した光の取り出し効率をより向上させることができ、かつ耐久性の高い半導体発光素子を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するために、本発明に係る半導体発光素子は、第1導電型半導体層と、前記第1導電型半導体層の上面の少なくとも一部に形成された活性層と、前記活性層上に形成された第2導電型半導体層と、前記第2導電型半導体層の上面に形成された透光性導電膜と、前記透光性導電膜上の一部に形成された第2導電側パッド電極とを備えた半導体発光素子において、前記第2導電型半導体層に、傾斜した側面を有し開口側の広い凹部が設けられ、該凹部表面が反射膜を介して前記透光性導電膜に覆われており、その反射膜を覆う透光性導電膜上に前記第2導電側パッド電極が設けられたことを特徴とする。
また、本発明に係る半導体発光素子は、前記反射膜と前記透光性導電膜の間に絶縁層を設け、前記反射膜と前記透光性導電膜を電気的に分離するようにできる。
以上のように構成された本発明に係る半導体発光素子は、前記凹部の表面、特に、前記凹部の傾斜した側面に形成された前記反射膜によって反射させた光を外部に効率的に取り出すことができるので、活性層で発光した光の取り出し効率の高い半導体発光素子を提供することができる。
また、本発明に係る半導体発光素子において、前記反射膜と前記透光性導電膜の間に絶縁層を設け、前記反射膜と前記透光性導電膜を電気的に分離するようにした場合であっても、凹部を設けないで絶縁層や反射層を設けたものに対し、第2導電側パッド電極下の透光性導電膜の絶縁層や反射層による段差を小さくできるので、光の取り出し効率をより向上させることができ、かつ耐久性の高い半導体発光素子を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施形態の半導体発光素子について説明する。
なお、以下の実施形態では、窒化物半導体を用いて構成した窒化物半導体発光素子について説明するが、本発明は、窒化物半導体発光素子に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る実施形態の窒化物半導体発光素子の上面図であり、図2は、図1のA−A’断面における断面図である。図1に示すように、本実施形態の窒化物半導体発光素子は、平面視で略矩形になっており、対角隅部にn側パッド電極11とp側パッド電極13が設けられている。また、本実施形態の窒化物半導体発光素子は、図2に示すように、サファイア、SiC、Si、GaN等の基板1の上に、n型窒化物半導体層2、活性層3及びp型窒化物半導体層4が順次形成された、ダブルへテロ構造を有している。
そして、本実施形態の窒化物半導体発光素子では、p型窒化物半導体層4と活性層3の一部を除去して対角隅部の一方の隅部にn型窒化物半導体層4を露出させ、その露出面にn側パッド電極11を形成している。また、本実施形態において、p側電極は、p型窒化物半導体層4のほぼ全面に形成された透光性導電膜12と透光性導電膜12上に形成されたp側パッド電極13とからなる。なお、p側パッド電極13は、n側パッド電極11が形成された一方の隅部と対角をなす位置にある他方の隅部に形成される。
ここで、特に、本実施形態の窒化物半導体発光素子は、p側パッド電極13の直下に、傾斜した側面30aを有し開口側が広くなった凹部30を形成し、その凹部30に反射膜20と絶縁層21を介して透光性導電膜12を形成して、その上に第2導電側パッド電極を設けたことを特徴としている。なお、絶縁層21は、該凹部30の表面に形成された、例えば、金属膜からなる反射膜20と透光性導電膜12を電気的に分離している。
以上のような構成により、実施形態の窒化物半導体発光素子では、詳細後述するように、活性層3で発光した光を効率よく外部に取り出すことが可能になり、かつ発光効率を高くすることができる。
すなわち、本実施形態の窒化物半導体発光素子では、凹部30の表面、特に、傾斜した側面30aに形成された反射膜20によって反射された光を効果的に外部に取り出すことが可能になる。
具体的には、凹部30の側面30aが傾いて開口側が開いているので、活性層に対向する割合が高くなり、より多くの光が反射されて外部に放射される。これに対して、活性層に対して凹部側面が垂直であると反射層に当たる光が少なくなり、逆テーパ(開口側が狭くなっているもの)であると、活性層側からの光がほとんど当たらなくなる。本発明において、この凹部側面は垂直に対して、少なくとも開口側が開くなるように傾いていればよいが、凹部30の側面30aが凹部30の底面に対してなす角度は、100°以上150°以下に設定されることが好ましく、凹部30の側面30aの傾斜を上記好ましい範囲に設定することにより、発光した光の取り出し効率を効果的に高めることができ、かつ高い加工精度で凹部30を形成することができ、再現性(歩留まり)よく半導体発光素子を作成することができる。
また、本実施形態では、凹部30の表面に形成された反射膜20によって、発光した光のp側パッド電極13への入射を阻止できるので、p側パッド電極13の光吸収による損失をなくすことができ、より高い発光効率が得られる。特に、本実施形態の窒化物半導体発光素子では、傾斜した側面30aに反射膜20が形成されているので、活性層に対して凹部側面が垂直である場合や逆テーパである場合に比較して、発光した光のp側パッド電極13への入射を効果的に阻止できる。なお、ここでいう発光効率が高いとは、入力エネルギーに対する出力エネルギーの比率(出力エネルギー/入力エネルギー)が高いことをいう。また、このp側パッド電極13による光の吸収をより効果的に抑えるためには、p側パッド電極13の端が凹部30の開口部の内側に位置していることが好ましい。
以上のように、本実施形態の窒化物半導体発光素子では、側面30aが傾いて開口側が開いた凹部30と凹部30の表面に形成された反射膜によってp側パッド電極13への光の入射が防止できるので、例えば、光の吸収が大きい金などから構成されるp側パッド電極13を用いた場合であってもp側パッド電極13の光吸収による損失をなくすことができ、より高い発光効率が得られる。
また、本実施形態の窒化物半導体発光素子においては、p側パッド電極13の直下の反射膜20と透光性導電膜12の間に絶縁層21が形成されているので、p側パッド電極13の下にある活性層3への電流注入が制限される。これにより、発光の取り出しが困難なp側パッド電極13の下にある活性層3における発光が抑えられ、発光効率の低下を防止できる。なお、本実施形態では、反射膜と前記透光性導電膜が電気的に分離されているので、反射膜を金属により構成した場合であっても同様の効果が得られる。
さらに、本実施形態の窒化物半導体発光素子では、凹部30に反射膜20と絶縁層21を形成して、その上を覆うように透光性導電膜12を形成しているので、反射膜20と絶縁層21を形成したことによる段差を小さくできる。これにより、その段差部における透光性導電膜12の膜厚の変動を小さくでき、透光性導電膜12の耐久性を向上させることができる。
すなわち、図6に示すように、凹部30を設けることなく、反射膜200と絶縁層210とを形成して透光性導電膜120を形成した場合、反射膜200と絶縁層210とによって形成された段差部分における透光性導電膜120の膜厚が薄くなる。このように、透光性導電膜120に膜厚の薄い部分が存在すると、通電したときにその部分の電流密度が高くなって耐久性が悪化する。特に、p側パッド電極に近い部分のこの膜厚の薄い部分があると、電流の集中が顕著である。
これに対して、本実施形態のように、凹部30に反射膜20と絶縁層21を形成して、その上に透光性導電膜12を形成するようにすると、図3に示すように、透光性導電膜12の段差部分における膜厚の変動を小さくでき、透光性導電膜12の耐久性を向上させることができる。
具体的には、図3に示す構造では、反射膜20の上端部が、p型窒化物半導体層4の上面とほぼ同じ高さになるように、反射膜20を凹部30の表面に形成して、段差が小さくなるようにしている。
また、反射膜は絶縁層によって覆うことによって、AlまたはAgを反射膜に含む場合であっても、AlまたはAgのマイグレーションの発生を防止することができる。
また、本発明では、図4に示すように、反射膜20の上端部が、p型窒化物半導体層4の上面より低い位置になるように、反射膜20を凹部30の表面に形成することが好ましく、より好ましくは、図5に示すように、絶縁層21が凹部30に埋め込まれ、絶縁層21の上面とp型窒化物半導体層4の上面とが実質的に平坦な面を構成していることが好ましい。このように、段差をより小さく、又は実質的に平坦な面として透光性導電膜12を形成すると、透光性導電膜12をより均一な膜厚に形成することができ、かつ透光性導電膜12の上面を平坦にできるので、p側パッド電極13の形成が容易になる。
なお、図3及び図4に示すように、凹部30上の透光性導電膜が形成される部分に多少の段差がある場合には、p側パッド電極13の端部が凹部30上の外側に位置するように構成することにより、段差上の透光性導電膜12における電流集中を防止でき、さらに信頼性を向上させることができる。
本実施形態の窒化物半導体発光素子では、p側パッド電極13とn側パッド電極とが同一面側に設けられているので、両側に電極が形成された発光素子に比較するとp側パッド電極13近傍における電流の集中が顕著である。したがって、透光性導電膜12を均一な膜厚に形成することにより耐久性が向上されるという本発明の効果は、p側パッド電極13とn側パッド電極とが同一面側に設けられた半導体発光素子においてより大きく、同一面側にp側とn側の電極が形成された半導体発光素子であっても高い信頼性が確保できる。
また、本実施形態の窒化物半導体素子では、凹部30を活性層3に達しない深さに形成して、活性層3と凹部30の底面の間にはp型窒化物半導体層4が残っている。
このようにすると、活性層3を損傷することなく凹部30が形成できる。しかしながら、本発明では、活性層3に達するように、または活性層3を超えて凹部30を形成するようにしてもよい。
以下、本実施形態の窒化物半導体発光素子の製造方法について説明する。
本製造方法では、まず、サファイア、SiC、Si、GaN等の基板1の上に、n型窒化物半導体層2、活性層3及びp型窒化物半導体層4を順に形成して、p型窒化物半導体層4と活性層3の一部を除去して対角隅部の一方の隅部に、n側パッド電極11を形成するn型窒化物半導体層4を露出させる(図示せず)。
なお、凹部30が形成されるp型窒化物半導体層4の膜厚は、150nm以上500nm以下であることが好ましく、例えば、凹部30の深さを300nmとする場合には、p型窒化物半導体層4の膜厚は、例えば、400nmに設定する。
<凹部形成工程>
次に、図7Aに示すように、凹部30を形成するためのマスク31を形成する。
このマスク31は、例えば、フォトレジストマスクを用いて形成し、凹部30を形成する位置に開口部が形成される。
そして、反応性イオンエッチングにより、このマスク31の開口部を介して露出されたp型窒化物半導体層4を活性層3に達しない所定の深さに除去した後、マスク31を除去する(図7B)。
本工程において、反応性イオンエッチング時に使用するフォトレジストマスク材料の選択、もしくは反応性イオンエッチング時における、反応装置内のガス流量、反応装置内の圧力、高周波出力周波数及び/又は電力を適宜調整することによって、開口側が広い凹部を形成することができる。
<反射膜形成工程>
次に、凹部30の内表面(底面及び側面)を含むp型窒化物半導体層4の表面に反射膜20を形成して(図7C)、凹部30の内表面(底面及び側面)に形成された反射膜20上にマスク32を形成し(図7D)、マスク32によって覆われていない部分の反射膜20を除去する(図7E)。
本実施形態の窒化物半導体発光素子において、言うまでもなく、反射層20は活性層3で発光される光に対する反射率が高いことが好ましく、例えば、反射率の高いAl,Ag又はRhを用いて構成される。また、反射層20の膜厚は、高い反射率を得るために、500オングストローム以上に設定されることが好ましい。
本工程において、マスク32の大きさ(反射膜20がマスク32によって覆われている範囲)を調整することによって、反射膜20の上端部が、p型窒化物半導体層4の上面とほぼ同じ高さになるようにできるし、反射膜20の上端部が、p型窒化物半導体層4の上面より低い位置になるようにもできる。
<絶縁層形成工程>
次に、凹部30を除いてマスク33を形成した後、全体を覆うように絶縁層21を形成し(図7F)、マスク33をその上に形成された絶縁層21とともに除去する。
以上のようにして、凹部30の内表面に反射膜20とその反射膜20を覆う絶縁層21が形成される(図7G)。
ここで、絶縁層21の材料として、SiO、SiN、Al、ZrOなどがあげられるが、特に安定な絶縁が得られる材料としてSiOで構成されることが好ましく、その膜厚は、反射膜を完全に覆う程度の膜厚であること好ましく、具体的には、少なくとも充分に絶縁される膜厚として50nm以上が好ましい。また、特に膜厚の上限はないが200nmもあれば十分であり、200nm以下であることが好ましい。
本工程において、マスク33の端部の位置を調整することによって、絶縁層21の端部の位置を調整することができる。すなわち、図3に示すように、凹部30の端部を超えて外側に延在するように絶縁層21を形成することもできるし、図4に示すように、凹部30のみに絶縁層21を形成することもできる。
<透光性導電膜形成工程>
そして、凹部30に形成された絶縁層21及びp型窒化物半導体層4のほぼ全面に透光性導電膜12を形成する(図7H)
本発明において、透光性導電膜12は、例えば、In、Zn、Sn及びGaからなる群から選択された少なくとも1種を含む酸化物、代表的にはITOにより構成され、その厚さは、例えば、1500Å〜2000Åに設定される。
最後に、n側パッド電極11及びp側パッド電極13を所定の位置に形成する(図7G)。
以上のようにして、本実施形態の窒化物半導体発光素子は製造することができる。
以上の工程の説明において、膜を形成した後に所定のパターンのレジストを形成して、レジストが形成されていない部分の膜を除去するエッチング法で説明した工程と、所定のパターンのレジストを形成した後に膜を形成してレジストを除去すると同時にその上の膜を除去するリフトオフ法で説明した工程があるが、エッチング法で説明した工程をリフトオフ法で行うこともできるし、リフトオフ法で説明した工程をエッチング法で行うこともできる。
実施例として、外形320μm×320μmの素子を作製する。第1導電型半導体層としてn型の窒化物半導体層を、活性層として窒化物半導体層を、第2導電型半導体層としてp型の窒化物半導体層を用い、p型の窒化物半導体層としては総膜厚が400nmとなるように積層する。さらに凹部の深さを300nm、凹部の傾斜角を45°となるように凹部を形成し、反射層としてAgを100nmの膜厚で、さらに絶縁膜を反射層を覆うようにSiOを150nmの膜厚で形成する。さらにp型の窒化物半導体層表面に透光性導電膜としてITOを200nmの膜厚で形成する。さらにパッド電極としてTi/Rh/W/Auをパッド電極の端部の位置が凹部の端部の直上にくるように形成する。
比較例として、凹部を設けないようにして、そのほかは同様に、反射膜としてAgを100nmの膜厚で、絶縁膜をSiOを150nmの膜厚で形成し、透光性導電膜としてITOを200nmの膜厚で、さらにパッド電極としてTi/Rh/W/Auを作製する。
実施例は、比較例に対して発光出力が2%向上する。さらに1000個の素子をそれぞれ作製し、1000Vの電圧をかけたところ、透光性導電膜の破壊率が5分の1に低下する。
本発明に係る実施形態の窒化物半導体発光素子の模式的上面図である。 図1のA−A’断面における模式的断面図である。 図2の凹部周辺の一部の断面を拡大して示す断面図である。 実施形態において、好ましい形態の凹部周辺の一部の断面を拡大して示す断面図である。 実施形態において、より好ましい形態の凹部周辺の一部の断面を拡大して示す断面図である。 比較例における図3〜図5に対応する部分の断面図である。 実施形態の窒化物半導体発光素子の製造方法において、凹部を形成するためのマスク31を形成した後の一部の断面を示す断面図である。 実施形態の窒化物半導体発光素子の製造方法において、凹部を形成した後の一部の断面を示す断面図である。 実施形態の窒化物半導体発光素子の製造方法において、反射膜を全面に形成した後の一部の断面を示す断面図である。 実施形態の窒化物半導体発光素子の製造方法において、反射膜をパターンニングするためのマスクを形成した後の一部の断面を示す断面図である。 実施形態の窒化物半導体発光素子の製造方法において、反射膜をパターンニングした後の一部の断面を示す断面図である。 実施形態の窒化物半導体発光素子の製造方法において、絶縁層を全面に形成した後の一部の断面を示す断面図である。 実施形態の窒化物半導体発光素子の製造方法において、絶縁層をパターンニングした後の一部の断面を示す断面図である。 実施形態の窒化物半導体発光素子の製造方法において、透光性導電膜を形成した後の一部の断面を示す断面図である。 実施形態の窒化物半導体発光素子の製造方法において、p側パッド電極を形成した後の一部の断面を示す断面図である。
符号の説明
1 基板、2 n型窒化物半導体層、3 活性層、4 p型窒化物半導体層、11 n側パッド電極、12 透光性導電膜、13 p側パッド電極、20 反射膜、21 絶縁層、30 凹部、30a 凹部の側面。

Claims (9)

  1. 第1導電型半導体層と、前記第1導電型半導体層の上面の少なくとも一部に形成された活性層と、前記活性層上に形成された第2導電型半導体層と、前記第2導電型半導体層の上面に形成された透光性導電膜と、前記透光性導電膜上の一部に形成された第2導電側パッド電極とを備えた半導体発光素子において、
    前記第2導電型半導体層に、傾斜した側面を有し開口側の広い凹部が設けられ、該凹部表面が反射膜を介して前記透光性導電膜に覆われており、その反射膜を覆う透光性導電膜上に前記第2導電側パッド電極が設けられたことを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記反射膜と前記透光性導電膜の間に絶縁層が設けられ、前記反射膜と前記透光性導電膜が電気的に分離されている請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 前記反射膜の上端部が、前記第2導電型半導体層の上面とほぼ同じ高さにある請求項2に記載の半導体発光素子。
  4. 前記反射膜の上端部が、前記第2導電型半導体層の上面より低い位置にある請求項2に記載の半導体発光素子。
  5. 前記絶縁層が上記凹部に埋め込まれ、前記絶縁層の上面と前記第2導電型半導体層の上面とが実質的に平坦な面を構成している請求項3又は4記載の半導体発光素子。
  6. 前記第2導電側パッド電極と同一面側の前記第1導電型半導体層の上面に、第1導電型側パッド電極が設けられた請求項1〜5のうちのいずれか1つに記載の半導体発光素子。
  7. 前記反射層は、Al、Ag、Rhからなる群から選択された少なくとも1種を含む請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の半導体発光素子。
  8. 前記透光性導電膜が、In、Zn、Sn及びGaからなる群から選択された少なくとも1種を含む酸化物からなる請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載の半導体発光素子。
  9. 前記第2導電型半導体層の厚みが、150nm以上500nm以下である請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載の半導体発光素子。
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