JP4946379B2 - 画像表示装置、画像表示方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像を出力するプロジェクタ装置などの画像表示装置に関し、特に、動画における応答性を改善する技術に関する。
プロジェクタ装置などの画像表示装置が画像を表示出力している際に、内蔵する液晶パネルの応答速度が遅い為に、動画を表示した際にぼけや残像が残り、表示している画像が悪化し、見にくくなる。このような動画に関する応答性を改善する技術の一つに、特許文献1に開示されている動画処理装置がある。
図11は特許文献1に開示されている動画処理装置を示すブロック図である。動画処理装置10は、フレームメモリ100と、エッジ検出部102と、ゲートアレイ104と、配列データ保持部106とを備えている。動画処理装置10は、液晶表示装置20に出力する強調された階調値である強調階調を決定する。入力された映像情報は、フレームメモリ100と、エッジ検出部102と、ゲートアレイ104とに送られる。フレームメモリ100は、入力された映像情報を1フレーム期間保持し、1フレーム期間遅延された映像情報を出力する。続く第2フレームが入力された場合、エッジ検出部102は、第2フレームからエッジを検出し、エッジ検出画像としてゲートアレイ104に送る。配列データ保持部106は、初期強調階調データをLUTとして保持している。ゲートアレイ104は、LUTに基づいて初期強調階調を決定するとともに、エッジ検出画像のエッジ強度に基づいて、初期強調階調に対して、さらに所定量の強調処理を行うことにより、実際に液晶表示装置20に書き込む強調階調を生成する。
このように、映像情報が入力されると、現映像と1画面前の映像の階調の差分を検出し、強調することにより、動画処理装置の応答特性を改善する。また、現映像のエッジ領域に対し差分強調量をより大きい値に補正するので、更に動画像の応答性が向上する。
特開2006−98803号公報
しかしながら、映像には、全体的に明るい映像や、暗い映像など様々なものがあり、特に中間階調の映像に対しては、特許文献1のように単純に元映像のエッジ領域に対して差分強調量を大きくする(いわゆるオーバードライブ)だけでは映像の応答性が改善するとは限らない。
例えば、特に元映像に白黒のレベルの差が大きい時には確かに応答性改善の効果が認められる場合もあるが、元映像に白黒のレベル差が少ない、つまり、中間の階調が多い場合にはエッジ領域も少ない為効果がない。
また、単純にエッジ領域に差分量を強調するだけでは、映像に輪郭がついてしまい、視聴者が所望する映像からかけ離れてしまう事が生じうる。
上記問題に鑑み、本発明は、動画に対する応答性を改善しつつ、ぼけ感の少ない映像を提供することができる画像出力装置及び画像出力方法を提供することを目的とする。
第1の本発明は、第1の映像信号を1画面分遅延させ、第2の映像信号として出力するフレーム遅延手段と、
前記第1の映像信号と前記第2の映像信号から前記第1の映像信号に乗算する値を決定する乗算値決定手段と、
前記乗算値決定手段により決定した値を前記第1の映像信号に乗算させ、第3の映像信号とした後、前記第3の映像信号の高周波数成分を検出する高周波数成分検出手段と、
前記第1と第2の映像信号の差分を検出する差分値検出手段と、
前記差分値検出手段で検出した値に応じて、前記第3の映像信号の高周波数成分を前記第3の映像信号に加算する加算手段とを備えた事を特徴とする画像表示装置であるので、動画において応答性を改善しつつ、残像やぼけの少ない映像にする事ができるという作用を有する。
第2の本発明は、検出した前記高周波数成分を、前記差分値検出手段で検出した差分値と前記高周波数成分の振幅レベルとに応じて調整する高周波数成分調整手段とを備えた請求項1記載の画像表示装置であるので、高周波数成分で弊害となる輪郭を強調するのではなく、映像の所望の部分の繊細感をあげる事ができるという作用を有する。
第3の本発明は、前記高周波数成分検出手段により検出した後、前記高周波数成分を増幅する高周波数成分増幅手段を備えた請求項1記載の画像表示装置であるので、更に動画において応答性を上げ、残像やぼけの少ない映像にする事ができるという作用を有する。
第4の本発明は、前記差分値検出手段で検出した差分値を調整する差分値調整手段を具備し、前記差分値調整手段により差分値を調整した後、前記差分値に応じて前記第3の映像信号の高周波数成分を加算する事を特徴とする請求項1記載の画像表示装置であるので、映像において静止時か動画時かの判別精度を良くするという作用を有する。
第5の本発明は、前記第3の映像信号の高周波数成分を加算した量に応じて色成分の量を調整する色成分調整手段を備え、前記差分値調整手段に応じて前記色成分を調整する請求項1記載の画像表示装置であるので、輝度のみ上げた場合に輪郭が白く薄くなる弊害を防ぎ、正常な色で表示することができるという作用を有する。
以上のように本発明は、プロジェクタなどの画像表示装置、特に動画に対する応答性が悪い液晶パネルなどを内蔵する装置において、オーバードライブをした映像の高周波数成分を調整できるので、動画に対する応答性が改善し、かつ、ぼけ感の少ない映像を提供できるという効果が得られる。
以下、本発明に係る画像表示装置及び画像表示方法の実施の形態について、プロジェクタ装置を例にとり、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は画像表示装置であるプロジェクタ装置を示す構成図、図2は本発明の実施の形態1のプロジェクタ装置の外観図である。
プロジェクタ装置1は、図1に示すように、パーソナルコンピュータ10と映像ケーブルを用いて接続されており、パーソナルコンピュータ10が出力する映像信号を映像ケーブルを介して受け付け、受け付けた映像信号を信号処理して、内蔵する液晶パネルに展開してスクリーン20に投影する。
プロジェクタ装置1の筐体には、一例として図2に示すように、VIDEO端子21、S−VIDEO端子22、RGB/YPbPr入力端子23、リモコン受光部24、レンズ25、方向キー26、決定ボタン27及び外光センサ28が設けられており、RGB/YPbPr入力端子23が、パーソナルコンピュータ10が出力する輝度信号Y、色差信号Pb、色差信号Prを受け付け、外光センサ28が、プロジェクタ装置1の周囲の外光照度を検出する。29はプロジェクタ装置1を離れた位置から操作するためのリモートコントローラである。
パーソナルコンピュータ10が出力する映像信号が表す画像の解像度は、一例として、1画面に640×480個の画素を含むVGA(Video Graphics Array)であるとする。
また、プロジェクタ装置1は、各画素について、最低輝度から最高輝度までを1024階調で表す仕様に基づいているものとする。
次に、本発明の実施の形態1のプロジェクタ装置について、詳細ブロック図である図3を参照しながら説明する。
VIDEO端子21は、NTSC方式のコンポジットビデオ信号を入力するための端子である。
S−VIDEO端子22は、Sビデオ信号を入力するための端子である。
RGB/YPbPr入力端子23は、RGB信号またはYPbPr信号を入力するための端子である。
入力セレクタ30は、VIDEO端子21から入力されたコンポジットビデオ信号、S−VIDEO端子22から入力されたSビデオ信号の内から何れかの信号を選択するためのセレクタである。
Y/C分離回路32は、カラーデコーダ31によって入力されたコンポジットビデオ信号を、Y信号とC信号とに分離するための回路である。
カラーデコーダ31は、Y/C分離された信号または入力されたY/C信号をYPbPr信号にカラーデコードするためのデコーダである。
マトリクス回路33は、RGB/YPbPr入力端子23から入力されたYPbPr信号をRGB信号へ変換する際にマトリクス処理を行うための回路である。
入力セレクタ34は、RGB/YPbPr入力端子23から入力されたRGB信号、マトリクス回路33によって生成されたRGB信号の内から何れかの信号を選択するためのセレクタである。
入力セレクタ34は、カラーデコーダ31によって生成されたYPbPr信号、入力セレクタ35によって入力されたRGB信号の内から何れかのアナログ信号を選択するためのセレクタである。
A/Dコンバータ36は、入力セレクタ35によって選択されたアナログ信号を、10bitのデジタル信号へA/Dコンバートするためのコンバータである。
リサイズ・フリーズ・オンスクリーン発生回路40は、A/Dコンバータ36によってA/Dコンバートされたデジタル信号を、LCD(Liquid Crystal Display)パネル91〜93の画素数に応じてリサイズし、オンスクリーンを重畳させるための回路である。また、この回路は台形補正をする機能も備えている。
応答性改善回路50は、リサイズ・フリーズ・オンスクリーン発生回路40が出力した映像データの動画時の応答性を改善する回路である。
メインマイコン70は、電源(図示省略)制御、ファン(図示省略)制御、温度制御、入力切り換え制御など装置全体のあらゆる制御を行うとともに、応答性改善回路50の制御を行う。
デジタル相展開回路81〜83は、LCDパネル91〜93の駆動ドライバ(図示省略)の動作速度を考慮して、応答性改善回路50によって改善されたデジタル信号を相展開するための回路である。
パネル駆動IC(Integrated Circuit)90は、LCDパネル91〜93を駆動するための回路である。
LCDパネル91〜93は、応答性改善回路50によって色補正され、デジタル相展開回路81〜83によって相展開されたデジタル信号をカラー表示するためのパネルである。
次に、本実施の形態のプロジェクタ装置における動作について、図4から図6を用いて説明する。
図4は応答性改善回路50の詳細図、図5はオーバードライブを説明する図、図6は高周波成分検出を説明する図である。
まず、リサイズ・フリーズ・オンスクリーン発生回路40から出力した映像信号が入力されると、フレーム遅延手段51により映像信号が1画面分記憶される。その後、フレーム遅延手段51により記憶された映像信号と新たに応答性改善回路50に入力された映像信号を乗算値決定手段52に入力する。
乗算値決定手段52は、入力された現映像信号と1画面遅延した映像信号のレベルにより、現映像信号に掛ける乗算値を決定する。例えば、図5に示すように、現映像信号が512レベル/1024階調であった時に、フレーム遅延手段51から入力される1画面分遅れた映像信号が10レベル/1024階調であった時、乗算値を140/128レベルと設定する事で、乗算器60で掛けられた後の映像信号は512レベル×140/128=560レベル/1024階調となり、リサイズ・フリーズ・オンスクリーン発生回路40から入力された映像信号のレベルが強調される。
その後、高周波数成分検出手段53により、強調された映像信号の高周波数成分を検出する。高周波数成分検出手段53の一例として、1画面上の垂直方向及び水平方向の高周波数成分を検出する手段として説明する。
例えば、図6に示すように、水平方向及び垂直方向の3画素の高周波数成分を検出するフィルタを考える。このフィルタの係数を例えば−1/2、1、−1/2とした場合に連続した映像信号を考えた時、128レベル/1024階調、512レベル/1024階調、512レベル/1024階調とする。これに前記したフィルタ係数を掛けると、192レベル/1024階調の高周波数成分が検出される。垂直方向も同様に検出する。
この検出した高周波数成分を、乗算器60で乗算した映像信号に加算器62によって加算する。この加算する時のタイミングは差分値検出手段54によって決定される。
差分値検出手段54はリサイズ・フリーズ・オンスクリーン発生回路40から入力された映像信号と、フレーム遅延手段51により1画面分遅延した映像信号の差分値を検出する。例えば、リサイズ・フリーズ・オンスクリーン発生回路40から入力された映像信号が128レベル/1024階調で、フレーム遅延手段51により1画面分遅延した映像信号が640レベル/1024階調の場合には差分値は512レベル/1024階調となる。
続いて、高周波数成分検出手段53により出力された高周波数成分192レベル/1024階調に、乗算器61により差分値512レベル/1024階調を掛ける。その結果、高周波数成分は96レベル/1024階調になり、乗算器60で乗算された映像信号に加算器62で加算され、応答性改善回路50から出力される。
一方、静止画時を考える。フレーム遅延手段51により1画面分遅延した映像信号が128レベル/1024階調の場合には差分値は0レベル/1024階調となる。続いて高周波数成分検出手段53により出力された高周波数成分に、乗算器61により差分値検出手段54に検出した差分値を掛ける。この時前記したように、差分値が0レベル/1024階調となった場合には高周波数成分は0レベル/1024階調となるので、加算器62には0レベル/1024階調が加算され、乗算器60で乗算された映像信号が応答性改善回路50からそのまま出力される。
この後、映像信号はデジタル相展開回路81〜83に送られる。
以上のように本実施の形態によれば、ユーザーは入力された映像信号に対し、第1の映像信号を1画面分遅延させ、第2の映像信号として出力するフレーム遅延手段、第1の映像信号と第2の映像信号から第1の映像信号に乗算する値を決定する乗算値決定手段、乗算値決定手段により決定した値を第1の映像信号に乗算させ応答特性を改善し、第3の映像信号とした後、第3の映像信号の高周波数成分を検出する高周波数成分検出手段、第1と第2の映像信号の差分を検出する差分値検出手段とを持ち、差分値検出手段で検出した値に応じて、第3の映像信号の高周波数成分を加算することで、動画において、さらに残像やぼけの少ない映像にする事が可能になる。
なお、ここで高周波数成分検出手段53は水平フィルタ及び垂直フィルタと指定したが、どちらか一方のフィルタでも構わない。また、フィルタに使用する画素数を3画素という例をあげたが、3画素より小さいまたは大きい多画素を用いても構わない。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の画像処理装置は実施の形態1と基本構成は同じであり、応答性改善回路50に入力された映像信号をフレーム遅延手段により1画面分遅延させたものと現信号の値から現信号に乗算する値を決定する。現信号を乗算した後、その信号の高周波数成分を検出し、前記した現信号と1画面分遅延した信号の差分値に応じて加算する事を特徴とする。
以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図7は実施の形態2についての応答性改善回路50の詳細図である。実施の形態1と異なるところは、高周波数成分調整手段55をさらに設けた点である。本実施の形態で使用する高周波数成分調整手段55について説明する。
高周波数成分検出手段53で検出した高周波数成分は動画時の応答性を改善する効果はあるが、同時に画像の輪郭を過度に強調してしまう(リンギング現象)可能性がある。とりわけ乗算値決定手段52で決定した乗算値により強調してからであるので、その効果が大きい反面、輪郭強調も大きくなってしまう。そこで、検出した高周波数成分に対して高周波数成分調整手段55を設けることで、所望の部分のみの効果をあげる事ができる。その機能について説明する。
まず、高周波数成分調整手段55に高周波数成分が入力されると高周波数成分の振幅レベルをある値以上はクリップするようにする。例えば、画像の水平方向の連続した3画素の高周波数成分が−80レベル/1024階調、10レベル/1024階調、240レベル/1024階調であったとする。この時、例えばクリップするレベルを絶対値で40レベル/1024階調とした場合に、前記した3画素はそれぞれ−40レベル/1024階調、10レベル/1024階調、40レベル/1024階調となる。これを乗算器61に送る。
乗算器61では、実施の形態1と同様、差分値検出手段54で検出した差分値を掛け、乗算器60で乗算した映像信号に加算器62によって加算する。
以上のように本実施の形態によれば、高周波数成分を検出した後振幅レベルを調整する事で、映像信号に加えられる、特に輪郭部分における高周波数成分の過補正を是正することができるので、単に輪郭を強調するのではなく、所望の部分の応答性を改善し繊細な画像を提供する事を可能とする。
なお、本実施の形態では水平3画素を取り扱ったが垂直3画素であっても構わないし、両方でも構わない。更に3画素に留まらず多画素についても同様に適応する事ができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の画像処理装置は実施の形態1と基本構成は同じであり、応答性改善回路50に入力された映像信号をフレーム遅延手段により1画面分遅延させたものと現信号の値から現信号に乗算する値を決定する。現信号を乗算した後、その信号の高周波数成分を検出し、前記した現信号と1画面分遅延した信号の差分値に応じて加算する事を特徴とする。
以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図8は実施の形態3についての応答性改善回路50の詳細図である。実施の形態1と異なるところは、高周波数成分増幅手段56をさらに設けた点である。本実施の形態で使用する高周波数成分増幅手段56について説明する。
高周波数成分検出手段53より出力した高周波数成分が高周波数成分増幅手段56に入力されると、その高周波数成分を増幅する。例えば、画像の水平方向の連続した3画素の高周波数成分が−80レベル/1024階調、10レベル/1024階調、240レベル/1024階調であったとする。この時、それぞれのレベルを2倍にすると160レベル/1024階調、20レベル/1024階調、480レベル/1024階調になる。この結果、高周波数成分が増幅して乗算器61に送られる。
乗算器61では、実施の形態1と同様、差分値検出手段54で検出した差分値を掛け、乗算器60で乗算した映像信号に加算器62によって加算する。
以上のように本実施の形態によれば、高周波数成分を検出した後高周波数成分を増幅する事で、更に応答性を改善し繊細な画像を提供する事を可能とする。
なおここでの増幅レベルを2倍としたが、0.5倍など小さくしても構わない。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4の画像処理装置は実施の形態1と基本構成は同じであり、応答性改善回路50に入力された映像信号をフレーム遅延手段により1画面分遅延させたものと現信号の値から現信号に乗算する値を決定する。現信号を乗算した後、その信号の高周波数成分を検出し、前記した現信号と1画面分遅延した信号の差分値に応じて加算する事を特徴とする。
以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図9は実施の形態4についての応答性改善回路50の詳細図である。実施の形態1と異なるところは、差分値調整手段57をさらに設けた点である。本実施の形態で使用する差分値調整手段57について説明する。
差分値検出手段54によって現映像信号と1画面分遅れた映像信号の差分を検出した後、検出された差分値が差分値調整手段57に通知される。通知された差分値は差分値調整手段57によって差分値を調整し、乗算器61に送る。
例えば、通知された差分値の大きさが絶対値で5レベル/1024階調であったとする。この時、差分値調整手段57により5レベル/1024階調以下は0レベル/1024階調にすると設定し0レベル/1024階調にして乗算器61に送るようにする。
乗算器61では、高周波数成分検出手段53で検出された高周波数成分に差分値調整手段57で調整した差分値を掛け、乗算器60で乗算した映像信号に加算器62によって加算する。
以上のように本実施の形態によれば、現映像信号と1画面分遅れた映像信号の差分値を検出した後差分値を調整することで、A/Dコンバータ36の精度により実際は静止時、つまり差分値が0レベル/1024階調であるはずである所を、差分値が存在する為に静止時か動画時かの判別精度が悪くなる所を良くする事で、静止時に高周波数成分を強調してしまうといった弊害を回避することができ、所望の部分の応答性を改善し繊細な画像を提供する事を可能とする。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5の画像処理装置は実施の形態1と基本構成は同じであり、応答性改善回路50に入力された映像信号をフレーム遅延手段により1画面分遅延させたものと現信号の値から現信号に乗算する値を決定する。現信号を乗算した後、その信号の高周波数成分を検出し、前記した現信号と1画面分遅延した信号の差分値に応じて加算する事を特徴とする。
以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図10は実施の形態5についての応答性改善回路50の詳細図である。実施の形態1と異なるところは、色成分調整手段58をさらに設けた点と入力セレクタ35で映像信号を映像輝度信号と映像色信号に分けて入力した点である。本実施の形態で使用する色成分調整手段58について説明する。
色成分調整手段58は、応答性改善回路50に入力された映像信号と加算器62によって高周波数成分が加えられた後の映像信号が色成分調整手段58に通知され、その後通知された両映像信号の補正量により映像色信号を調整するものである。
例えば、応答性改善回路50に入力された映像信号が128レベル/1024階調、加算器62によって高周波数成分が加えられた後の映像信号が192レベル/1024階調であったとする。この場合の補正量は192レベル/128レベルとなり1.5倍補正された事になる。この補正倍率を映像色信号に適応する。つまり、映像色信号が128レベル/1024階調であれば、色成分調整手段58は192レベル/1024階調として出力する。
以上のように本実施の形態によれば、応答性改善回路50に入力された映像信号と出力された映像信号の補正量に応じて映像色信号を補正することで、輝度のみ補正した場合に色が薄くなるといった弊害がでる可能性がある事に対して、色も同様の倍率で補正する事で正常な色に補正する事ができ、色が薄くなることなく動画に対する応答性を改善した画像を提供する事を可能とする。
本発明の画像表示装置は、動画の応答性を改善することができ、特に液晶パネル等を内蔵するプロジェクタ等の画像表示装置に有用である。
画像表示装置であるプロジェクタ装置の構成を示す構成図 本発明の一実施形態に係るプロジェクタ装置の外観図 本発明の一実施形態に係るプロジェクタ装置の内部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1の画像処理装置の応答性改善回路の内部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1の画像処理装置の応答性改善回路のオーバードライブを説明する図 本発明の実施の形態1の画像処理装置の応答性改善回路の高周波成分検出を説明する図 本発明の実施の形態2の画像処理装置の応答性改善回路の内部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3の画像処理装置の応答性改善回路の内部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4の画像処理装置の応答性改善回路の内部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5の画像処理装置の応答性改善回路の内部構成を示すブロック図 従来例における動画処理装置のブロック図
符号の説明
1 プロジェクタ装置
10 パーソナルコンピュータ
20 スクリーン
21 VIDEO端子
22 S−VIDEO端子
23 RGB/YPbPr入力端子
24 VIDEO端子
25 S−VIDEO端子
26 RGB/YPbPr入力端子
27 電源ON/OFFボタン
28 外光センサ
29 リモートコントローラ
30 入力セレクタ
31 カラーデコーダ
32 Y/C分離回路
33 マトリクス回路
34 入力セレクタ
35 入力セレクタ
36 A/Dコンバータ
40 リサイズ・フリーズ・オンスクリーン発生回路
50 応答性改善回路
51 フレーム遅延手段
52 乗算値決定手段
53 高周波数成分検出手段
54 差分値検出手段
55 高周波数成分調整手段
56 高周波数成分増幅手段
57 差分値調整手段
58 色成分調整手段
60 乗算器
61 乗算器
62 加算器
70 メインマイコン
71 外部インタフェース
81〜83 デジタル相展開回路
90 パネル駆動IC
91〜93 LCDパネル

Claims (11)

  1. 第1の映像信号を1画面分遅延させ、第2の映像信号として出力するフレーム遅延手段と、
    前記第1の映像信号と前記第2の映像信号から前記第1の映像信号に乗算する値を決定する乗算値決定手段と、
    前記乗算値決定手段により決定した値を前記第1の映像信号に乗算させ、第3の映像信号とした後、前記第3の映像信号の高周波数成分を検出する高周波数成分検出手段と、
    前記第1と第2の映像信号の差分を検出する差分値検出手段と、
    前記差分値検出手段で検出した値に応じて、前記第3の映像信号の高周波数成分を前記第3の映像信号に加算する加算手段とを備えた事を特徴とする画像表示装置。
  2. 検出した前記高周波数成分を、前記差分値検出手段で検出した差分値と前記高周波数成分の振幅レベルとに応じて調整する高周波数成分調整手段を備えた請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記高周波数成分検出手段により検出した後、前記高周波数成分を増幅する高周波数成分増幅手段を備えた請求項1記載の画像表示装置。
  4. 前記差分値検出手段で検出した差分値を調整する差分値調整手段を具備し、前記差分値調整手段により差分値を調整した後、前記差分値に応じて前記第3の映像信号の高周波数成分を加算する事を特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  5. 前記第3の映像信号の高周波数成分を加算した量に応じて色成分の量を調整する色成分調整手段を備えた請求項1記載の画像表示装置。
  6. 第1の映像信号を1画面分遅延させ、第2の映像信号として出力するフレーム遅延ステップと、
    前記第1の映像信号と前記第2の映像信号から前記第1の映像信号に乗算する値を決定する乗算値決定ステップと、
    前記乗算値決定ステップにより決定した値を前記第1の映像信号に乗算させ、第3の映像信号とした後、前記第3の映像信号の高周波数成分を検出する高周波数成分検出ステップと、
    前記第1と第2の映像信号の差分を検出する差分値検出ステップとを具備し、
    前記差分値検出ステップで検出した値に応じて、前記第3の映像信号の高周波数成分を前記第3の映像信号に加算する加算ステップとを備えた事を特徴とする画像表示方法。
  7. 検出した前記高周波数成分を、前記差分値検出ステップで検出した差分値と前記高周波数成分の振幅レベルとに応じて調整する高周波数成分調整ステップを備えた請求項6記載の画像表示方法。
  8. 前記高周波数成分検出ステップにより検出した後、前記高周波数成分を増幅する高周波数成分増幅ステップを備えた請求項6記載の画像表示方法。
  9. 前記差分値検出ステップで検出した差分値を調整する差分値調整ステップを具備し、前記差分値調整ステップにより差分値を調整した後、前記差分値に応じて前記第3の映像信号の高周波数成分を加算する事を特徴とする請求項6記載の画像表示方法。
  10. 前記第3の映像信号の高周波数成分を加算した量に応じて色成分の量を調整する色成分調整ステップを備えた請求項6記載の画像表示方法。
  11. 請求項6乃至10のいずれかに記載の画像表示方法のコンピュータプログラム。
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