JP4103356B2 - ホールド型画像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、表示光の輝度を1フィールド間ほぼ一定に保ちつつ画像を表示する投写型表示装置(プロジェクタ),LCD,有機EL,プラズマディスプレイ,LEDディスプレイ等のホールド型画像表示装置に関し、特に、画像のエッジ強調を行うホールド型画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
投写型表示装置,LCD,有機EL,プラズマディスプレイ,LEDディスプレイ等、表示光の輝度を1フィールド間ほぼ一定に保ちつつ画像を表示するホールド型画像表示装置は、文献「ホールド型ディスプレイにおける動画表示の画質」、栗田泰市郎 著(映像情報学会技術報告書Vol.23,No.40,P55〜P60)に述べられているように、動画表示の際に「動きボケ」と呼ばれる現象が知覚されるという問題がある。また、液晶プロジェクタの場合、一般に映像信号が60フレーム/秒(1画面約16.7ms)で書き換えられるのに対し、液晶プロジェクタに広く用いられているTNモード液晶の応答が中間調間で数十msのオーダーであるため、液晶のスイッチング応答が遅く、このことも動きボケの一因となっている。
【0003】
ここで、動きボケとは、視覚上で画像の空間周波数が低下する減少であり、画像中で動きのあった部分に現れる。この動きボケを解決する従来のホールド型画像表示装置として、画像中で動きのあった部分に対し、選択的に空間周波数の高域強調、すなわちエッジ強調を行うものが知られている。このホールド型画像表示装置では、連続する二つの画像フレームを比較し、変化のあった部分を動きのあった部分と判断してエッジ強調を行っている。このホールド型画像表示装置は、HDTV(高品位テレビ),アナログTV等のビデオ系(TV系)入力、PC(パーソナルコンピュータ)系入力等、様々な入力ソース(入力系列)を有し、様々な解像度の画像を入力して表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のホールド型画像表示装置によれば、画像フレーム間の差異に基づいて、変化のあった部分全てを動きのあった部分と判断してエッジ強調を行うため、画像ソースのノイズ成分も同時に強調してしまい、表示画像の品質が低下するという問題点があった。特に、MPEG2等、デジタル圧縮を施したデジタル画像ソースを取り扱う場合、動き画像中に圧縮処理に伴うノイズが含まれるため、ノイズ成分強調の影響が顕著となる。
【0005】
また、上述した従来のホールド型画像表示装置によれば、動画像の割合や圧縮の有無等が異なる様々な入力系列を有し、入力画像の解像度も様々であるにも関わらず、一律のエッジ強調を行うため、入力系列や入力画像の解像度に応じた適切なエッジ強調を行うことができず、表示画像の品質が低下するという問題点があった。
【0006】
この発明は上記に鑑みてなされたものであって、ノイズ成分の強調を抑えつつエッジ強調を行い、表示画像の品質を向上させることを第1の目的とする。また、この発明は上記に鑑みてなされたものであって、入力系列や入力画像の解像度に応じた適切なエッジ強調を行い、表示画像の品質を向上させることを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、ホールド型画像表示装置は、表示光の輝度を1フィールド間ほぼ一定に保ちつつ画像を表示するホールド型画像表示装置において、画像フレーム間の差異に基づいて、表示する画像のうち、所定面積以上の変化があった部分を検出する面積検出手段と、前記表示する画像のうち、前記面積検出手段が検出した部分のエッジ強調を行うエッジ強調手段と、前記エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する画像表示手段と、を具備するものである。
【0008】
このホールド型画像表示装置にあっては、面積検出手段が、画像フレーム間の差異に基づいて、表示する画像のうち、所定面積以上の変化があった部分を検出し、エッジ強調手段が、表示する画像のうち、面積検出手段が検出した部分のエッジ強調を行い、画像表示手段が、エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する。これにより、ノイズ部分を避けて動きのあった部分のエッジ強調を行う確率が高まる。
【0009】
また、ホールド型画像表示装置は、表示光の輝度を1フィールド間ほぼ一定に保ちつつ画像を表示するホールド型画像表示装置において、画像フレーム間の絶対値輝度差分を検出する差分検出手段と、前記差分検出手段の検出結果に基づいて、自画素が所定閾値以上の絶対値輝度差分を有し、前記所定閾値以上の絶対値輝度差分を有する他の画素が自画素周辺の所定範囲内に所定個数以上ある画素を検出する画素検出手段と、表示する画像のうち、前記画素検出手段が検出した画素のエッジ強調を行うエッジ強調手段と、前記エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する画像表示手段と、を具備するものである。
【0010】
このホールド型画像表示装置にあっては、差分検出手段が、画像フレーム間の絶対値輝度差分を検出し、画素検出手段が、差分検出手段の検出結果に基づいて、自画素が所定閾値以上の絶対値輝度差分を有し、所定閾値以上の絶対値輝度差分を有する他の画素が自画素周辺の所定範囲内に所定個数以上ある画素を検出し、エッジ強調手段が、表示する画像のうち、画素検出手段が検出した画素のエッジ強調を行い、画像表示手段が、エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する。これにより、ノイズ部分を避けて動きのあった部分のエッジ強調を行う確率が高まる。
【0011】
また、ホールド型画像表示装置は、さらに、前記所定閾値,前記所定範囲および前記所定個数の少なくとも一つを変更する変更手段を具備するものである。
【0012】
このホールド型画像表示装置にあっては、変更手段が、所定閾値,所定範囲および所定個数の少なくとも一つを変更することによって、ユーザが、適宜エッジ強調の調節を行うことができる。
【0013】
また、ホールド型画像表示装置は、表示光の輝度を1フィールド間ほぼ一定に保ちつつ画像を表示するホールド型画像表示装置において、画像フレーム間の絶対値輝度差分を検出する差分検出手段と、前記差分検出手段が検出した前記絶対値輝度差分を並べた2次元空間の高周波成分を除去する2次元ローパスフィルタと、前記2次元ローパスフィルタの除去結果に基づいて、所定閾値以上の絶対値輝度差分を有する画素を検出する画素検出手段と、表示する画像のうち、前記画素検出手段が検出した画素のエッジ強調を行うエッジ強調手段と、前記エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する画像表示手段と、を具備するものである。
【0014】
このホールド型画像表示装置にあっては、差分検出手段が、画像フレーム間の絶対値輝度差分を検出し、2次元ローパスフィルタが、差分検出手段が検出した絶対値輝度差分を並べた2次元空間の高周波成分を除去し、画素検出手段が、2次元ローパスフィルタの除去結果に基づいて、所定閾値以上の絶対値輝度差分を有する画素を検出し、エッジ強調手段が、表示する画像のうち、画素検出手段が検出した画素のエッジ強調を行い、画像表示手段が、エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する。これにより、ノイズ部分を避けて動きのあった部分のエッジ強調を行う確率が高まる。
【0015】
また、ホールド型画像表示装置は、表示光の輝度を1フィールド間ほぼ一定に保ちつつ画像を表示するホールド型画像表示装置において、画像フレーム間の絶対値輝度差分を検出する差分検出手段と、前記差分検出手段が検出した前記絶対値輝度差分を並べた2次元空間の高周波成分を除去する2次元ローパスフィルタと、前記2次元ローパスフィルタの除去結果に基づいて、画素ごとのエッジ強調のゲインを決定するゲイン決定手段と、前記ゲイン決定手段による決定に基づいてエッジ強調を行うエッジ強調手段と、前記エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する画像表示手段と、を具備するものである。
【0016】
このホールド型画像表示装置にあっては、差分検出手段が、画像フレーム間の絶対値輝度差分を検出し、2次元ローパスフィルタが、差分検出手段が検出した絶対値輝度差分を並べた2次元空間の高周波成分を除去し、ゲイン決定手段が、2次元ローパスフィルタの除去結果に基づいて、画素ごとのエッジ強調のゲインを決定し、エッジ強調手段が、ゲイン決定手段による決定に基づいてエッジ強調を行い、画像表示手段が、エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する。これにより、ノイズ部分を避けて動きのあった部分のエッジ強調を行う確率が高まる。
【0017】
また、ホールド型画像表示装置は、さらに、前記所定範囲内の前記他の画素数に基づいて前記画素ごとのエッジ強調のゲインを決定するゲイン決定手段を具備し、前記エッジ強調手段が、前記ゲイン決定手段による決定に基づいてエッジ強調を行うものである。
【0018】
このホールド型画像表示装置にあっては、ゲイン決定手段が、所定範囲内の他の画素数に基づいて画素ごとのエッジ強調のゲインを決定し、エッジ強調手段が、ゲイン決定手段による決定に基づいてエッジ強調を行う。これにより、さらに適切なエッジ強調を行うことができる。
【0019】
また、ホールド型画像表示装置は、さらに、画像の入力系列を選択して設定する入力系列設定手段と、前記入力系列設定手段による設定に基づいて前記エッジ強調手段によるエッジ強調のゲインを決定するゲイン決定手段と、を具備するものである。
【0020】
このホールド型画像表示装置にあっては、入力系列設定手段が、画像の入力系列を選択して設定し、ゲイン決定手段が、入力系列設定手段による設定に基づいてエッジ強調のゲインを決定する。これにより、入力系列に応じた適切なエッジ強調を行うことができる。
【0021】
また、ホールド型画像表示装置は、さらに、入力画像の解像度を検出する解像度検出手段と、前記解像度検出手段の検出結果に基づいて前記エッジ強調手段によるエッジ強調のゲインを決定するゲイン決定手段と、を具備するものである。
【0022】
このホールド型画像表示装置にあっては、解像度検出手段が、入力画像の解像度を検出し、ゲイン決定手段が、解像度検出手段の検出結果に基づいてエッジ強調のゲインを決定する。これにより、入力画像の解像度に応じた適切なエッジ強調を行うことができる。
【0023】
また、ホールド型画像表示装置は、表示光の輝度を1フィールド間ほぼ一定に保ちつつ画像を表示するホールド型画像表示装置において、画像フレーム間の差異に基づいて、表示する画像のうち動きがあった部分を検出する動き検出手段と、前記表示する画像のうち、前記動き検出手段が検出した部分のエッジ強調を行うエッジ強調手段と、画像の入力系列を選択して設定する入力系列設定手段と、前記入力系列設定手段による設定に基づいて前記エッジ強調手段によるエッジ強調のゲインを決定するゲイン決定手段と、前記エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する画像表示手段と、を具備するものである。
【0024】
このホールド型画像表示装置にあっては、入力系列設定手段が、画像の入力系列を選択して設定し、ゲイン決定手段が、前記入力系列設定手段による設定に基づいて前記エッジ強調手段によるエッジ強調のゲインを決定し、動き検出手段が、画像フレーム間の差異に基づいて、表示する画像のうち動きがあった部分を検出し、エッジ強調手段が、表示する画像のうち、動き検出手段が検出した部分のエッジ強調を行い、画像表示手段が、エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する。これにより、入力系列に応じた適切なエッジ強調を行うことができる。
【0025】
また、にかかるホールド型画像表示装置は、表示光の輝度を1フィールド間ほぼ一定に保ちつつ画像を表示するホールド型画像表示装置において、画像フレーム間の差異に基づいて、表示する画像のうち動きがあった部分を検出する動き検出手段と、前記表示する画像のうち、前記動き検出手段が検出した部分のエッジ強調を行うエッジ強調手段と、入力画像の解像度を検出する解像度検出手段と、前記解像度検出手段の検出結果に基づいて前記エッジ強調手段によるエッジ強調のゲインを決定するゲイン決定手段と、前記エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する画像表示手段と、を具備するものである。
【0026】
このホールド型画像表示装置にあっては、解像度検出手段が、入力画像の解像度を検出し、ゲイン決定手段が、解像度検出手段の検出結果に基づいてエッジ強調手段によるエッジ強調のゲインを決定し、動き検出手段が、画像フレーム間の差異に基づいて、表示する画像のうち動きがあった部分を検出し、エッジ強調手段が、表示する画像のうち、動き検出手段が検出した部分のエッジ強調を行い、画像表示手段が、エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する。これにより、入力画像の解像度に応じた適切なエッジ強調を行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
以下の実施の形態では、次の(1)または(2)に示すような表示単位(画素)を備えた表示装置を「ホールド型画像表示装置」とする。(1)表示単位(画素)のそれぞれが、各々の画像信号(輝度信号)を1フィールド(または1フレーム)期間保持し、この保持された画像信号(輝度信号)に基づいて光を射出、または変調する。(2)一つの表示単位(画素)が、少なくとも1フィールド(または1フレーム)期間、同じ画像信号(輝度信号)に基づいて光を射出または変調し続ける。
【0028】
(実施の形態1)
この発明の実施の形態1では、連続する二つの画像フレーム間の差異に基づいて、表示する画像のうち、所定面積以上の変化があった部分を検出し、その部分にエッジ強調を行い、また、このエッジ強調のゲインαを、画像の入力系列および解像度に応じて決定する液晶プロジェクタを例に挙げて説明する。図1は、この発明の実施の形態1にかかる液晶プロジェクタの概略構成を示すブロック図である。
【0029】
実施の形態1の液晶プロジェクタは、映像信号変換回路2と、液晶ディスプレイ駆動回路6と、液晶ディスプレイパネル9と、フレームメモリ1と、リモコン制御部4と、CPU5と、照明光学系10と、投写光学系8と、を備えている。映像信号変換回路2,リモコン制御部4,CPU5および液晶ディスプレイ駆動回路6は、バス11に接続されている。液晶ディスプレイパネル9は、照明光学系10によってほぼ均一に照明されており、液晶ディスプレイパネル9に表示された画像は、投写光学系8によって投写スクリーン7上に投写される。なお、図1では、照明光学系10および投写光学系8を簡略化して示している。
【0030】
映像信号変換回路2は、入力されたアナログ画像信号AV1をAD変換し、AD変換した画像データをフレームメモリ1に書き込み、またフレームメモリ1からの画像データの読み出すとともに、画像のエッジ強調を行い、エッジ強調した画像データDV2を出力する。アナログ画像信号AV1としては、たとえば、パーソナルコンピュータ(PC)から出力されたコンピュータ画面表示用のRGB信号や、ビデオレコーダやテレビ(TV)から出力された動画表示用のコンポジット画像信号等の画像信号が供給される。
【0031】
映像信号変換回路2から出力された画像データDV2は、液晶ディスプレイパネル駆動回路6に供給される。液晶ディスプレイパネル駆動回路6は、供給された画像データDV2に応じて、液晶ディスプレイパネル9に画像を表示する。液晶ディスプレイパネル9に表示された画像は、投写光学系8および照明光学系10を用いて投写スクリーン7上に投写される。すなわち、照明光学系10によって液晶ディスプレイパネル9に入射した光が、液晶ディスプレイパネル9に与えられた画像データに従って変調され、液晶ディスプレイパネル9からの出射光が投写光学系8によって投写スクリーン7上に投写される。
【0032】
リモコン制御部4は、ユーザが操作するリモコン3からの指令に基づいて、種々の制御を行う。リモコン制御部4が行う制御としては、たとえば、後述するエッジ強調処理に関するパラメータの制御がある。CPU5は、液晶プロジェクタの各部を制御する。CPU5が行う制御としては、たとえば、PC系,HDTV系,NTSC系等、入力系列の切替制御がある。CPU5は、表示に用いる入力系列を選択し、選択した入力系列を通知する入力系列情報を映像信号変換回路2に出力する。CPU5は、たとえば、リモコン3の操作に応じてリモコン制御部4が出力する信号に基づいて入力系列の選択を行ってもよいし、コネクタ差込検出を行う図示しない検出部の検出結果に基づいて入力系列の選択を行ってもよい。
【0033】
図2は、図1に示した映像信号変換回路2の概略構成を示すブロック図である。映像信号変換回路2は、同期分離部12および13と、AD変換部14と、解像度検出部15と、ビデオプロセッサ17と、を備えている。同期分離部12は、HDTV系のコンポジット画像信号Sig1を同期信号SYNC1とコンポーネント画像信号(同期信号を含まないアナログ画像信号)とに分離して出力する。また、同期分離部13は、NTSC系のコンポジット画像信号Sig2を同期信号SYNC2とコンポーネント画像信号とに分離して出力する。これらのコンポーネント画像信号は、RGBの3色の画像を表す三つの色信号で構成されている。
【0034】
なお、PC系のRGB信号Sig3については、別途、同期信号SYNC3が入力されるため、同期分離部を用いる必要はない。AD変換部14は、RGB信号Sig3ならびに同期分離部12および13から出力されたコンポーネント画像信号を入力し、AD変換部14内の図示しない複数のAD変換器によって、色信号ごとに画像データDV1に変換する。なお、複数のAD変換器によるAD変換のタイミングは、各同期信号SYNC1〜SYNC3に基づいてビデオプロセッサ17内部で生成されるドットクロックDCLKによって制御される。
【0035】
解像度検出部15は、各系列の同期信号SYNC1〜SYNC3を入力し、入力した同期信号SYNC1〜SYNC3に基づいて、入力画像の解像度を検出する。そして、解像度検出部15は、同期信号SYNC1〜SYNC3および入力画像の解像度を示す解像度情報I1をビデオプロセッサ17に出力する。ビデオプロセッサ17は、AD変換部14からの画像データDV1を入力し、フレームメモリ1への画像データの書込制御や読出制御を行う。また、ビデオプロセッサ17は、解像度検出部15からの解像度情報I1、CPU5からの入力系列情報I2、およびリモコン制御部4からの制御信号を入力し、入力系列の切替えやエッジ強調処理を行う。
【0036】
図3は、図2に示したビデオプロセッサ17の概略構成を示すブロック図である。ビデオプロセッサ17は、第1処理部18および第2処理部19を備えている。第1処理部18は、画像データDV1を入力し、フレームメモリ1への画像データの書込制御や読出制御を行い、画像データDV3を出力する。第2処理部19は、画像データDV3を入力するとともに、解像度検出部15からの解像度情報I1、CPU5からの入力系列情報I2、およびリモコン制御部4からの制御信号を入力し、入力系列の切替えやエッジ強調処理を行う。
【0037】
図4は、図3に示した第2処理部19の概略構成を示すブロック図である。第2処理部19は、入力系列切替部20と、面積検出部21と、遅延部22と、ゲイン決定部23と、加算器24と、乗算器25と、ハイパスフィルタ(HPF)26と、を備えている。入力系列切替部20は、第1処理部18からの画像データDV3を入力し、入力系列情報I2に応じて、画像データDV3に含まれるいずれかの入力系列(PC系,HDTV系またはNTSC系)の画像データを選択して出力する。
【0038】
なお、入力切替制御部14aは、AD変換部14内に設けてもよいし、映像信号変換回路2の入力部分、すなわち、映像信号変換回路2の内部に設けられ同期分離部12,同期分離部13,AD変換部14および解像度検出部15それぞれの前段階に設けてもよい。入力切替制御部を映像信号変換回路2の入力部分に設ける場合は、HDTV系とNTSC系とで同期分離部を共通化することができる。すなわち、HDTV系およびNTSC系共通の同期分離部を一つだけ設ければよい。面積検出部21は、入力系列切替部20からの画像データを入力するとともにフレームメモリ1から一つ前の画像データを入力し、これらの画像データ(画像フレーム)間の差異に基づいて、表示する画像のうち、所定面積以上の変化があった部分を画像の動き部分(動きがあった部分)として検出する。
【0039】
所定面積未満の変化があった部分は、ノイズであると判断される。なお、面積検出部21は、面積に関わらず、画像フレーム間の絶対値輝度差分が所定閾値以上あった部分を全て動き部分として検出してもよい。ゲイン決定部23は、エッジ強調のゲインと画像の入力系列および解像度とを対応させた後述するLUT(Look Up Table)を有し、面積検出部21が検出した部分に対するエッジ強調のゲインを、解像度情報I1および入力系列情報I2に応じて決定する。面積検出部21が検出した部分以外のゲインは「0」となる。また、ゲイン決定部23は、解像度情報I1および入力系列情報I2に応じてHPF26のフィルタ特性を変化させてもよい。
【0040】
HPF26は、入力系列切替部20からの画像データを入力し、画像の高周波部分、すなわちエッジ部分を通過させる。乗算器25は、HPFを通過した画像のエッジ部分に対し、ゲイン決定部23が決定したゲインを掛け合わせる。これにより、エッジ強調部分のデータが生成される。加算器24は、乗算器からのデータを遅延部22からの画像データに足し合わせる。これにより、エッジ強調された画像データDV2が生成される。遅延部22は、入力系列切替部20からの画像データを遅延させて加算器24に出力し、加算器24による加算のタイミングを調整する。
【0041】
図5は、図4に示した面積検出部21の概略構成を示すブロック図である。面積検出部21は、絶対値輝度差分算出部27と、2値化部28と、画素検出部29と、を備えている。絶対値輝度差分算出部27は、入力系列切替部20からの画像データを入力するとともにフレームメモリ1から一つ前の画像データを入力し、これらの画像フレーム間の絶対値輝度差分を算出する。すなわち、連続する画像データ間の輝度差の絶対値を算出する。2値化部28は、絶対値輝度差分算出部27が算出した絶対値輝度差分を入力し、所定の閾値を用いて2値化する。すなわち、所定の閾値以上の部分は画像に変化があった部分であると判断して値「1」とし、所定の閾値未満の部分は画像に変化がなかった部分であると判断して値「0」とする。
【0042】
また、2値化部28は、リモコン制御部4からの制御信号に基づいて閾値を変更する。ユーザは、リモコン3を操作して所望の閾値を設定することができる。画素検出部29は、2値化部28からの2値化されたデータを入力し、値「1」を有する画素であって、その周辺の所定範囲内に値「1」を有する画素が所定個数以上ある画素を検出する。また、画素検出部29は、リモコン制御部4からの制御信号に基づいて該所定範囲および該所定個数を変更する。ユーザは、リモコン3を操作して所望の所定範囲および所定個数を設定することができる。
【0043】
図6は、実施の形態1にかかる画素検出部29が有する画素計数回路の概略構成を示すブロック図である。画素検出部29が有する画素計数回路は、四つの画素遅延素子31〜34と、5入力加算器39および40と、4本のライン遅延素子(ラインメモリ)35〜38と、を備えている。四つの画素遅延素子31〜34および5入力加算器39は、2値化部28からの2値画素像の水平方向5画素分の加算演算行う。4本のライン遅延素子35〜38および5入力加算器40は、2値画素像の水平方向5ライン分の加算を行う。
【0044】
これにより、2値画素像の5×5の範囲において値「1」をとる画素数を計数することができる。また、このようなハードウェア構成をとることによって、メモリアクセスを並列に行うことができ、実時間処理が可能となる。また、画素遅延素子31〜34およびライン遅延素子35〜38は、リモコン制御部4からの制御信号に応じてON/OFFする。これにより、3×3等、画素をカウントする範囲を変更することができる。なお、この例では、最大5×5の範囲内の画素数を計数する例を挙げたが、画素遅延素子およびライン遅延素子を増加させて5×5以上の範囲内の画素数を計数できるようにしてもよい。
【0045】
図7は、図4に示したHPF26の概略構成を示すブロック図である。HPF26は、たとえば、最大5タップ×5タップのプログラマブルな2次元HPF回路である。HPF26は、四つの画素遅延素子41〜44と、乗算器45〜49および55〜59(係数kh0〜kh4およびkv0〜kv4)と、5入力加算器50および60と、4本のライン遅延素子51〜54と、を備えている。乗算器45〜49および55〜59は、ゲイン決定部23からの制御信号に応じて係数kh0〜kh4およびkv0〜kv4を変更する。
【0046】
これらの係数は、ゲイン決定部23の後述するLUTによってデジタル情報として与えられる。乗算器45〜49および55〜59の係数kh0〜kh4およびkv0〜kv4を変更することによって、HPF26の特性およびタップ数を変更することができる。たとえば、乗算器45〜49および55〜59の係数kh0〜kh4およびkv0〜kv4をそれぞれ式(1)のように設定することによって、3タップ×3タップの2次元HPFを得ることができる。
【0047】
kh0=0,kh1=−0.5,kh2=1,kh3=−0.5,kh4=0,kv0=0,kv1=−0.5,kv2=1,kv3=−0.5,kv4=0式(1)
また、このようなハードウェア構成をとることによって、メモリアクセスを並列に行うことができ、実時間処理が可能となる。なお、この例では、最大5タップ×5タップのプログラマブルな2次元HPF回路を例に挙げたが、画素遅延素子,乗算器およびライン遅延素子を増加させて5タップ×5タップ以上のHPFを構成することもできる。
【0048】
図8は、実施の形態1にかかるゲイン決定部23のLUTの一例を示す図表である。ゲイン決定部23のLUTは、PC系,デジタルTV(HDTV)系,アナログTV(NTSC)系等の入力系列およびVGA(640×480),XGA(1024×768),SXGA(1280×1024),480i(720×480),720p(1280×720),1080i(1920×1080),NTSC(768×485等)等の解像度に対応させて、HPF26の係数kh0〜kh4およびkv0〜kv4ならびにエッジ強調のゲインαを規定している。ここで、画像の入力系列とゲインαとの関係について述べる。
【0049】
デジタルTV系やアナログTV系等のTV系とPC系とを比較した場合、TV系では、動画を取り扱うことが多いので、ゲインαを高くして、動きぼけ改善効果を高くする。一方、PC系では、静止画を取り扱うことが多いので、ゲインαを低くして、ノイズ増加などの弊害を抑える。また、デジタルTV系とアナログTV系とをほぼ同様の解像度で比較した場合、MPEG2などのデジタル圧縮が施されたデジタルTV系は、デジタル圧縮を行わないアナログ系に比してゲインを低くする。これは、デジタル圧縮によって生じるブロック歪み等のノイズ成分を高域強調によって強調してしまうのを抑えるためである。なお、一般的なアナログ系はNTSCであるが、業務用等の専用用途で用いられる高解像度のベースバンドアナログ映像を含めてもよい。
【0050】
つぎに、入力画像の解像度とゲインαおよびHPF26の特性との関係について述べる。入力画像の解像度とディスプレイ解像度(液晶ディスプレイパネル9の解像度)とが一致または近似している場合、すなわち、これらの解像度の差が所定値以内である場合、これらの解像度の差が所定値以上となる場合に比してHPF26のピーク周波数を高くするとともにゲインαを高くする。これは、これらの解像度の差が所定値以上となる場合と異なり、スケーリング(解像度変換)による画像劣化成分を持っていないため、高域強調による弊害が少ないからである。
【0051】
一方、入力画像の解像度がディスプレイ解像度に比して所定値以上大きい場合、これらの解像度が一致または近似している場合に比してゲインαを低くするとともにHPFのピーク周波数を下げる。これは、折り返し歪み等の解像度変換による妨害を高域強調によって強調してしまうのを抑えるためである。また、入力画像の解像度がディスプレイ解像度に比して所定値以上小さい場合、これらの解像度が一致または近似している場合に比してゲインαを低くするとともにHPFのピーク周波数を下げる。これは、画像輪郭部のギザギザ等の解像度変換による妨害を高域強調によって強調してしまうのを抑えるためである。
【0052】
なお、ここでは、ディスプレイ解像度を1280×720としている。LUTの実体は、ROMである。解像度情報I1および入力系列情報I2が示す画像の解像度および入力系統に応じて、HPF26の水平特性および垂直特性は、図9〜図11のように変化する。この特性によるHPF26の処理のあと、HPF26を通過したデータは、乗算器25によってさらにゲインαがかけられる。
【0053】
なお、面積検出部21は、この発明の動き検出手段および面積検出手段に対応し、絶対値輝度差分算出部27は、この発明の差分検出手段に対応し、リモコン制御部4は、この発明の変更手段に対応し、CPU5は、この発明の入力系列設定手段に対応し、加算器24,乗算器25およびHPF26は、この発明のエッジ強調手段に対応し、液晶ディスプレイ駆動回路6,投写光学系8,液晶ディスプレイパネル9および照明光学系10は、この発明の画像表示手段に対応する。
【0054】
以上の構成において、実施の形態1の動作について図を参照して説明する。図12は、実施の形態1にかかる絶対値輝度差分検出部27の動作を説明する説明図である。たとえば、図12(a)に示すように、任意の画像フレームP−aに図形61およびノイズN1〜N3が含まれており、図12(b)に示すように、画像フレームP−aの次の画像フレームP−(a+1)に図形62およびノイズN4〜N6が含まれているとする。なお、図形62は、図形61が右に移動したものである。絶対値輝度差分検出部27は、画像フレームP−1内の各画素の輝度と画像フレームP−(a+1)内の各画素の輝度との差分の絶対値を算出する。
【0055】
絶対値輝度差分検出部27の算出結果は、図12(c)に示すように、図形61,62による2値画素像63とともにノイズN1〜N3およびN4〜N6による2値画素像N11〜N16を含む。2値画素像N11〜N16は、ノイズ部分であって、エッジ強調すべきでない部分である。ここで、動き部分であるエッジ強調すべき2値画素像63は、かたまって存在し、大きい面積を有するのに対し、ノイズ部分であるエッジ強調すべきでない2値画素像N11〜N16は、散在し、小さい面積である。画素検出部29は、この面積差を利用して2値画素像N11〜N16をエッジ強調対象から除外する。
【0056】
図13は、実施の形態1にかかる画素検出部29の動作を説明する説明図である。画素検出部29は、絶対値輝度差分検出部27が検出した絶対値輝度差分値を並べた2次元空間で、所定範囲をスイープさせながら、所定範囲内にある値「1」の画素のカウントを順次行っていく。2値画素像N11〜N16の画素は、その周囲の所定範囲内にある値「1」の画素数が少ない(図13のA1参照)。一方、2値画素像63の画素は、その周囲の所定範囲内にある値「1」の画素数が多い(図13のA2参照)。たとえば、ある画素が値「1」であって、その周囲5×5範囲内にある値「1」の画素数が13以上であれば、その画素は、2値画素像63に含まれていると判断する。
【0057】
図14は、実施の形態1にかかる画素検出部29の処理手順を示すフローチャートである。画素検出部29は、値「1」の画素があると、まず、その周囲の所定範囲内の画素数をカウントし(S1)、所定の閾値以上か否かを判定する(S2)。所定の閾値未満であれば、ノイズ部分であると判断し(S4)、所定の閾値以上であれば、画像の動き部分であると判断してゲイン決定部23に通知する(S3)。ゲイン決定部23は、面積検出部29で画像の動き部分であると判断された画素のゲインαを決定する。ノイズ部分や他の部分の画素のゲインは「0」となる。
【0058】
前述したように、実施の形態1によれば、面積検出部21が、画像フレーム間の差異に基づいて、表示する画像のうち、所定面積以上の変化があった部分を検出し、加算部24,乗算部25およびHPF26が、表示する画像のうち、面積検出部21が検出した部分のエッジ強調を行い、液晶ディスプレイ駆動回路6,投写光学系8,液晶ディスプレイパネル9および照明光学系10が、エッジ強調された画像を表示する。これにより、ノイズ部分を避けて動きのあった部分のエッジ強調を行う確率が高まるため、ノイズ成分の強調を抑えつつエッジ強調を行い、表示画像の品質を向上させることができる。
【0059】
(実施の形態2)
この発明の実施の形態2は、実施の形態1において、第2処理部19に代えて、絶対値輝度差分を2値化した値が「1」の画素(以下、単に値「1」の画素という)のゲインαを、その画素周囲の所定範囲内に存在する値「1」の画素数に基づいて決定する第2処理部を設けたものである。図15は、この発明の実施の形態2にかかる第2処理部71の概略構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1と同一構成の部分については、図4と同一の符号を付している。
【0060】
実施の形態2の第2処理部71は、実施の形態1の第2処理部19において、面積検出部21に代えて、値「1」の画素の周囲の所定範囲内に存在する値「1」の画素数をゲイン決定部73に通知する面積検出部72を備え、ゲイン決定部23に代えて、面積検出部72から通知された画素数に応じて各画素のゲインαを決定するゲイン決定部73を備えている。面積検出部72は、実施の形態1の面積検出部21と同様の構成を備え、同様に動作するが、値「1」の画素の周囲の所定範囲内に存在する値「1」の画素数をゲイン決定部73に通知する。
【0061】
ゲイン決定部73は、実施の形態1のゲイン決定部23と同様の構成を備え、同様に動作するが、面積検出部72から通知された画素数に応じて各画素のゲインαを決定する。図16は、実施の形態2にかかるゲイン決定部73のLUTの一例を示す図表である。ゲイン決定部73のLUTは、画像の入力系列および解像度とゲインαとを対応させるのではなく、値「1」の画素の周囲の所定範囲内に存在する値「1」の画素数とその画素のゲインαとを対応させている。
【0062】
たとえば、この画素数が0〜9個の場合はゲインα=0とし、画素数が10〜14個の場合はゲインα=0.5とし、画素数が10〜24個の場合は、ゲインα=0.7とし、画素数が25個の場合は、ゲインα=1とする。あるいは、画像の入力系列および解像度ならびに画素数とゲインαとを対応させてもよい。これにより、乗算器25において、値「1」の画素の周囲の所定範囲内に存在する値「1」の画素数に応じたゲインαがその画素に与えられる。他の構成および動作は、実施の形態1と同じである。
【0063】
前述したように、実施の形態2によれば、ゲイン決定部73が、所定範囲内の他の画素数に基づいて画素ごとのエッジ強調のゲインαを決定し、加算部24,乗算部25およびHPF26が、ゲイン決定部73による決定に基づいてエッジ強調を行う。これにより、さらに適切なエッジ強調を行うことができる。
【0064】
(実施の形態3)
この発明の実施の形態3は、実施の形態1において、面積検出部が絶対値輝度差分を並べた2次元空間の高周波成分を除去することによって、画像の動き部分を検出するものである。図17は、この発明の実施の形態3にかかる第2処理部81の概略構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1と同一構成の部分については、図4と同一の符号を付している。実施の形態3の第2処理部81は、実施の形態1の第2処理部19において、面積検出部21に代えて、絶対値輝度差分を並べた2次元空間の高周波成分を除去することによって、画像の動き部分を検出する面積検出部82を備えている。
【0065】
図18は、実施の形態3にかかる面積検出部82の概略構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1と同一構成の部分については図5と同一の符号を付している。面積検出部82は、実施の形態1の面積検出部82において、2値化部28および画素検出部29に代えて、2次元ローパスフィルタ(2次元LPF)84および2値化部85を設けたものである。2次元LPF84は、絶対値輝度差分算出部27が算出した絶対値輝度差分を入力し、この絶対値輝度差分を並べた2次元空間の高周波成分を除去する。
【0066】
これにより、面積の小さい高周波成分であるノイズ部分が除去され、面積の大きい動き部分が残る。また、2次元LPF84は、リモコン制御部4からの制御信号に基づいて特性を変更する。ユーザは、リモコン3を操作して所望のLPF特性を設定することができる。2値化部85は、2次元LPF84を通過したデータを入力し、所定の閾値を用いて2値化する。すなわち、所定の閾値以上の部分は画像に変化があった部分であると判断して値「1」とし、所定の閾値未満の部分は画像に変化がなかった部分であると判断して値「0」とする。
【0067】
また、2値化部85は、リモコン制御部4からの制御信号に基づいて閾値を変更する。ユーザは、リモコン3を操作して所望の閾値を設定することができる。また、画像の動き部分についても2次元LPF84によってある程度削られるため、これを補うように、2値化部85が、値「1」の部分を所定量広げた部分も値「1」にしてもよい。なお、2値化部85は、この発明の画素検出手段に対応する。他の構成および動作は実施の形態1と同じである。
【0068】
前述したように実施の形態3によれば、絶対値輝度差分算出部27が、画像フレーム間の絶対値輝度差分を検出し、2次元LPF84が、絶対値輝度差分算出部27が検出した絶対値輝度差分を並べた2次元空間の高周波成分を除去し、2値化部85が、2次元ローパスフィルタの除去結果に基づいて、所定閾値以上の絶対値輝度差分を有する画素を検出し、加算器24,乗算器25およびHPF26が、表示する画像のうち、2値化部85が検出した画素のエッジ強調を行い、液晶ディスプレイ駆動回路6,投写光学系8,液晶ディスプレイパネル9および照明光学系10が、エッジ強調された画像を表示する。これにより、ノイズ部分を避けて動きのあった部分のエッジ強調を行う確率が高まるため、ノイズ成分の強調を抑えつつエッジ強調を行い、表示画像の品質を向上させることができる。
【0069】
(実施の形態4)
この発明の実施の形態4は、実施の形態3において、面積検出部で2値化を行わず、2次元LPF84を通った絶対値輝度差分をそのままゲイン決定部に出力し、ゲイン決定部が、この絶対値輝度差分に応じたゲインαを決定するようにしたものである。図19は、この発明の実施の形態4にかかる第2処理部の概略構成を示すブロック図である。なお、実施の形態3と同一構成の部分については図17と同一の符号を付している。
【0070】
実施の形態4の第2処理部91は、実施の形態3の第2処理部81において、面積検出部82に代えて、2次元LPF84を通った絶対値輝度差分をそのままゲイン決定部93に出力する面積検出部92を備え、ゲイン決定部23に代えて、面積検出部92からの絶対値輝度差分に応じたゲインαを決定するゲイン決定部93を備えている。図20は、実施の形態4にかかる面積検出部92の概略構成を示すブロック図である。なお、実施の形態3と同一構成の部分については図18と同一の符号を付している。
【0071】
実施の形態4の面積検出部92は、実施の形態3の面積検出部82において、2値化部85を省き、2次元LPF84を通った絶対値輝度差分をそのままゲイン決定部93に出力するようにしたものである。図21は、実施の形態4にかかるゲイン決定部93のLUTの一例を示す図表である。ゲイン決定部93は、図21に示すような、絶対値輝度差分とゲインαとを対応させたLUTを有し、面積検出部92からの絶対値輝度差分に応じて、画素ごとのゲインαを決定する。他の構成および動作は実施の形態3と同じである。
【0072】
前述したように、実施の形態4によれば、絶対値輝度差分算出部27が、画像フレーム間の絶対値輝度差分を検出し、2次元LPF84が、絶対値輝度差分算出部27が検出した絶対値輝度差分を並べた2次元空間の高周波成分を除去し、ゲイン決定部93が、2次元LPF84の除去結果に基づいて、画素ごとのエッジ強調のゲインを決定し、加算器24,乗算器25およびHPF26が、ゲイン決定部93による決定に基づいてエッジ強調を行い、液晶ディスプレイ駆動回路6,投写光学系8,液晶ディスプレイパネル9および照明光学系10が、エッジ強調された画像を表示する。これにより、ノイズ部分を避けて動きのあった部分のエッジ強調を行う確率が高まるため、ノイズ成分の強調を抑えつつエッジ強調を行い、表示画像の品質を向上させることができる。
【0073】
なお、実施の形態1〜実施の形態4の映像信号変換回路およびリモコン制御部の機能は、ハードウェアで実現してもよいし、コンピュータプログラムによって実現してもよい。これら各部の機能を実現するコンピュータプログラムは、フロッピディスクやCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。コンピュータ(液晶プロジェクタ)は、その記録媒体からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送する。あるいは、コンピュータプログラムを、プログラム供給装置から通信経路を介してコンピュータに供給するようにしてもよい。
【0074】
コンピュータの機能を実現するときには、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサによって実行される。また、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをコンピュータが直接実行するようにしてもよい。この明細書において、コンピュータとは、ハードウェア装置とオペレーティングシステム(OS)とを含む概念であり、OSの制御の下で動作するハードウェア装置を意味している。また、OSが不要でアプリケーションプログラム単体でハードウェア装置を動作させるような場合には、そのハードウェア装置自体がコンピュータに相当する。
【0075】
ハードウェア装置は、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段と、を備えている。コンピュータプログラムは、このようなコンピュータに上述の各機能を実現させるプログラムコードを含んでいる。上述の機能の一部は、アプリケーションプログラムではなく、OSによって実現されていてもよい。この発明における「記録媒体」としては、フレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカードやバーコード等の符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROM等のメモリ)および外部記憶装置等、コンピュータによって読み取ることができる種々の媒体を用いることができる。
【0076】
また、実施の形態1〜実施の形態4では、透過型の液晶プロジェクタを例に挙げたが、実施の形態1〜実施の形態4の構成は、透過型プロジェクタにも反射型プロジェクタにも適用することができる。ここで、「透過型」とは、液晶ライトバルブ等のライトバルブが光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、ライトバルブが光を反射するタイプであることを意味している。反射型プロジェクタのライトバルブは、液晶ライトバルブであってもよいし、マイクロミラーを用いたライトバルブであってもよい。
【0077】
また、プロジェクタとしては、投写面を観察する方向から画像投写を行う前面プロジェクタ、および投写面を観察する方向とは反対側から画像投写を行う背面プロジェクタがあるが、実施の形態1〜実施の形態4の構成は、いずれのプロジェクタにも適用可能である。さらに、実施の形態1〜実施の形態4の構成は、LCD,有機EL,プラズマディスプレイ,LEDディスプレイ等のホールド型画像表示装置等、他のホールド型画像表示装置にも適用可能である。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のホールド型画像表示装置は、面積検出手段が、画像フレーム間の差異に基づいて、表示する画像のうち、所定面積以上の変化があった部分を検出し、エッジ強調手段が、表示する画像のうち、面積検出手段が検出した部分のエッジ強調を行い、画像表示手段が、エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する。これにより、ノイズ部分を避けて動きのあった部分のエッジ強調を行う確率が高まるため、ノイズ成分の強調を抑えつつエッジ強調を行い、表示画像の品質を向上させることができる。
【0079】
また、この発明のホールド型画像表示装置は、差分検出手段が、画像フレーム間の絶対値輝度差分を検出し、画素検出手段が、差分検出手段の検出結果に基づいて、自画素が所定閾値以上の絶対値輝度差分を有し、所定閾値以上の絶対値輝度差分を有する他の画素が自画素周辺の所定範囲内に所定個数以上ある画素を検出し、エッジ強調手段が、表示する画像のうち、画素検出手段が検出した画素のエッジ強調を行い、画像表示手段が、エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する。これにより、ノイズ部分を避けて動きのあった部分のエッジ強調を行う確率が高まるため、ノイズ成分の強調を抑えつつエッジ強調を行い、表示画像の品質を向上させることができる。
【0080】
また、この発明のホールド型画像表示装置は、変更手段が、所定閾値,所定範囲および所定個数の少なくとも一つを変更することによって、ユーザが、適宜エッジ強調の調節を行うことができるため、ユーザの好みに応じて表示画像の品質を向上させることができる。
【0081】
また、この発明のホールド型画像表示装置は、差分検出手段が、画像フレーム間の絶対値輝度差分を検出し、2次元ローパスフィルタが、差分検出手段が検出した絶対値輝度差分を並べた2次元空間の高周波成分を除去し、画素検出手段が、2次元ローパスフィルタの除去結果に基づいて、所定閾値以上の絶対値輝度差分を有する画素を検出し、エッジ強調手段が、表示する画像のうち、画素検出手段が検出した画素のエッジ強調を行い、画像表示手段が、エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する。これにより、ノイズ部分を避けて動きのあった部分のエッジ強調を行う確率が高まるため、ノイズ成分の強調を抑えつつエッジ強調を行い、表示画像の品質を向上させることができる。
【0082】
また、この発明のホールド型画像表示装置は、差分検出手段が、画像フレーム間の絶対値輝度差分を検出し、2次元ローパスフィルタが、差分検出手段が検出した絶対値輝度差分を並べた2次元空間の高周波成分を除去し、ゲイン決定手段が、2次元ローパスフィルタの除去結果に基づいて、画素ごとのエッジ強調のゲインを決定し、エッジ強調手段が、ゲイン決定手段による決定に基づいてエッジ強調を行い、画像表示手段が、エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する。これにより、ノイズ部分を避けて動きのあった部分のエッジ強調を行う確率が高まるため、ノイズ成分の強調を抑えつつエッジ強調を行い、表示画像の品質を向上させることができる。
【0083】
また、この発明のホールド型画像表示装置は、ゲイン決定手段が、所定範囲内の他の画素数に基づいて画素ごとのエッジ強調のゲインを決定し、エッジ強調手段が、ゲイン決定手段による決定に基づいてエッジ強調を行うため、さらに適切なエッジ強調を行うことができる。
【0084】
また、この発明のホールド型画像表示装置は、入力系列設定手段が、画像の入力系列を選択して設定し、ゲイン決定手段が、入力系列設定手段による設定に基づいてエッジ強調のゲインを決定する。これにより、入力系列に応じた適切なエッジ強調を行うことができるため、表示画像の品質を向上させることができる。
【0085】
また、この発明のホールド型画像表示装置は、解像度検出手段が、入力画像の解像度を検出し、ゲイン決定手段が、解像度検出手段の検出結果に基づいてエッジ強調のゲインを決定する。これにより、入力画像の解像度に応じた適切なエッジ強調を行うことができるため、表示画像の品質を向上させることができる。
【0086】
また、この発明のホールド型画像表示装置は、入力系列設定手段が、画像の入力系列を選択して設定し、ゲイン決定手段が、前記入力系列設定手段による設定に基づいて前記エッジ強調手段によるエッジ強調のゲインを決定し、動き検出手段が、画像フレーム間の差異に基づいて、表示する画像のうち動きがあった部分を検出し、エッジ強調手段が、表示する画像のうち、動き検出手段が検出した部分のエッジ強調を行い、画像表示手段が、エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する。これにより、入力系列に応じた適切なエッジ強調を行うことができるため、表示画像の品質を向上させることができる。
【0087】
また、この発明のホールド型画像表示装置は、解像度検出手段が、入力画像の解像度を検出し、ゲイン決定手段が、解像度検出手段の検出結果に基づいてエッジ強調手段によるエッジ強調のゲインを決定し、動き検出手段が、画像フレーム間の差異に基づいて、表示する画像のうち動きがあった部分を検出し、エッジ強調手段が、表示する画像のうち、動き検出手段が検出した部分のエッジ強調を行い、画像表示手段が、エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する。これにより、入力画像の解像度に応じた適切なエッジ強調を行うことができるため、表示画像の品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかる液晶プロジェクタの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した映像信号変換回路の概略構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示したビデオプロセッサの概略構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示した第2処理部の概略構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示した面積検出部の概略構成を示すブロック図である。
【図6】実施の形態1にかかる画素検出部が有する画素計数回路の概略構成を示すブロック図である。
【図7】図4に示したHPFの概略構成を示すブロック図である。
【図8】実施の形態1にかかるゲイン決定部のLUTの一例を示す図表である。
【図9】実施の形態1にかかるLPFの周波数−ゲイン特性の一例を示す図である。
【図10】実施の形態1にかかるLPFの周波数−ゲイン特性の他の例を示す図である。
【図11】実施の形態1にかかるLPFの周波数−ゲイン特性のさらに他の例を示す図である。
【図12】(a),(b)および(c)は、実施の形態1にかかる絶対値輝度差分検出部の動作を説明する説明図である。
【図13】実施の形態1にかかる画素検出部の動作を説明する説明図である。
【図14】実施の形態1にかかる画素検出部の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】この発明の実施の形態2にかかる第2処理部の概略構成を示すブロック図である。
【図16】実施の形態2にかかるゲイン決定部のLUTの一例を示す図表である。
【図17】この発明の実施の形態3にかかる第2処理部の概略構成を示すブロック図である。
【図18】実施の形態3にかかる面積検出部の概略構成を示すブロック図である。
【図19】この発明の実施の形態4にかかる第2処理部の概略構成を示すブロック図である。
【図20】実施の形態4にかかる面積検出部の概略構成を示すブロック図である。
【図21】実施の形態4にかかるゲイン決定部のLUTの一例を示す図表である。
【符号の説明】
1 フレームメモリ
2 映像信号変換回路
3 リモコン
4 リモコン制御部
5 CPU
6 液晶ディスプレイ駆動回路
7 投写スクリーン
8 投写光学系
9 液晶ディスプレイパネル
10 照明光学系
11 バス
12,13 同期分離部
14 AD変換部
14a 入力切替制御部
15 解像度検出部
17 ビデオプロセッサ
18 第1処理部
19,71,81,91 第2処理部
20 入力系列切替部
21,72,82,92 面積検出部
22 遅延部
23,73,93 ゲイン決定部
24 加算器
25 乗算器
26 ハイパスフィルタ(HPF)
27 絶対値輝度差分算出部
28,85 2値化部
29 画素検出部
84 2次元ローパスフィルタ(2次元LPF)

Claims (6)

  1. 画像フレーム間の画素ごとの絶対値輝度差分を算出し、前記絶対値輝度差分を画素ごとに並べた画像の高周波成分を除去する面積検出部と、
    前記面積検出部の高周波成分の除去結果に基づいて、画素ごとのエッジ強調のゲインを決定するゲイン決定手段と、
    前記ゲイン決定手段による決定に基づいてエッジ強調を行うエッジ強調手段と、
    前記エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する画像表示手段と、
    を具備することを特徴とするホールド型画像表示装置。
  2. 画像フレーム間の画素ごとの絶対値輝度差分を算出し、前記絶対値輝度差分を画素ごとに並べた画像の高周波成分を除去し、前記高周波成分の除去結果に基づいて、所定閾値以上の絶対値輝度差分を有する画素を検出する面積検出部と、
    表示する画像のうち、前記面積検出部が検出した画素のエッジ強調を行うエッジ強調手段と、
    前記エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する画像表示手段と、
    を具備し、
    さらに、画像の入力系列を選択して設定する入力系列設定手段と、
    前記入力系列設定手段による設定に基づいて前記エッジ強調手段によるエッジ強調のゲインを決定するゲイン決定手段と、
    を具備し、
    前記ゲイン決定手段は、デジタルTV系の入力系列は、アナログTV系の入力系列に比してゲインが低くなるようにゲインを決定することを特徴とするホールド型画像表示装置。
  3. 画像フレーム間の画素ごとの絶対値輝度差分を算出し、前記絶対輝度値差分を画素ごとに並べた画像の高周波成分を除去し、前記高周波成分の除去結果に基づいて、所定閾値以上の絶対値輝度差分を有する画素を検出する面積検出部と、
    表示する画像のうち、前記面積検出部が検出した画素のエッジ強調を行うエッジ強調手段と、
    前記エッジ強調手段によってエッジ強調された画像を表示する画像表示手段と、
    を具備し、
    さらに、入力画像の解像度を検出する解像度検出手段と、
    前記解像度検出手段の検出結果に基づいて前記エッジ強調手段によるエッジ強調のゲインを決定するゲイン決定手段と、
    を具備することを特徴とするホールド型画像表示装置。
  4. 前記ゲイン決定手段は、前記入力画像の解像度と、前記画像表示手段の有する解像度との差が所定値以内である場合、前記差が所定値以上となる場合に比してゲインが高くなるようにゲインを決定することを特徴とする請求項3に記載のホールド型画像表示装置。
  5. 前記ゲイン決定手段は、前記入力画像の解像度が前記画像表示手段の有する解像度に比して所定値以上大きい場合、これらの解像度が一致または近似している場合に比してゲインが低くなるようにゲインを決定することを特徴とする請求項3に記載のホールド型画像表示装置。
  6. 前記ゲイン決定手段は、前記入力画像の解像度が前記画像表示手段の有する解像度に比して所定値以上小さい場合、これらの解像度が一致または近似している場合に比してゲインが低くなるようにゲインを決定することを特徴とする請求項3に記載のホールド型画像表示装置。
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