JP3882548B2 - 映像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、直視型CRT(Cathode Ray Tube)モニタ,投写型CRTモニタ,直視型液晶モニタ,投写型液晶モニタ等の映像表示装置に関し、特に、他の映像形式(NTSC(National Television System Committee)等)の映像が差し込まれた映像信号(HDTV(High Definition Television)信号等)を入力して映像を表示する映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、BSディジタル放送などのHDTV信号(ハイビジョン信号)の配信が開始され、HDTV信号を入力して映像を表示する映像表示装置が提供されている。この映像表示装置では、HDTV信号のγ補正に対応して映像を表示する。ところで、NTSC映像等をはめ込んだ(差し込んだ)映像がHDTV映像の途中に挿入される場合がある。従来の映像表示装置は、入力した映像信号が、他の映像形式の映像を差し込んだ差込映像信号であるか通常の映像信号であるかにかかわらず、同一の処理を行い、映像を表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の映像表示装置によれば、自映像表示装置が対応する第1の映像形式(HDTV等)とはγ値等が異なる第2の映像形式(NTSC等)の映像が差し込まれた差込映像信号を入力した場合、第2の映像形式の映像を第1の映像形式に対応させる色調補正を行わずに、そのまま映像を表示するため、第2の映像形式の映像が差し込まれた部分の表示色が不自然になり、適切な表示を行うことができないという問題点があった。特に、人の肌の色、暗から明または明から暗などの階調変化の大きい箇所に不自然さが目立つ。
【0004】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、差込映像信号を入力した場合に第2の映像形式の映像が差し込まれた部分を適切に表示することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1にかかる映像表示装置は、映像を表示する映像表示手段と、前記映像表示手段を駆動し、入力された映像信号に応じた映像を表示させる映像表示駆動手段と、を備えた映像表示装置において、前記映像表示駆動手段および前記映像表示手段に対応する第1の映像形式とは異なる第2の映像形式の映像が前記映像信号に差し込まれていることを、これらの映像形式の表示領域の違いに基づいて検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果を入力し、前記第2の映像形式の映像が前記映像信号に差し込まれている場合、前記第2の映像形式の映像を前記第1の映像形式に対応させる色調補正を行う色調補正手段と、を具備するものである。
【0006】
この請求項1の映像表示装置にあっては、検出手段が、第2の映像形式の映像が映像信号に差し込まれていることを、これらの映像形式の表示領域の違いに基づいて検出し、色調補正手段が、検出手段の検出結果を入力し、第2の映像形式の映像が映像信号に差し込まれている場合、第2の映像形式の映像を第1の映像形式に対応させる色調補正を行う。これにより、第2の映像形式の映像が差し込まれた部分の表示色を適切に補正することができる。
【0007】
また、請求項2にかかる映像表示装置は、請求項1に記載の映像表示装置において、さらに、前記映像信号のフレーム間の差分像を生成する差分像生成手段を具備し、前記検出手段は、前記差分像を入力し、前記第2の画像形式の表示領域以外の部分における映像の変化が第1の閾値以下であって、かつ前記第2の画像形式の表示領域の端部における映像の変化が第2の閾値以上であるか否かに基づいて前記第2の映像形式の映像が前記映像信号に差し込まれているか否かを判定するものである。
【0008】
この請求項2の映像表示装置にあっては、差分像生成手段が、映像信号のフレーム間の差分像を生成し、検出手段が、その差分像を入力し、第2の画像形式の表示領域以外の部分における映像の変化が第1の閾値以下であって、かつ第2の画像形式の表示領域の端部における映像の変化が第2の閾値以上であるか否かに基づいて第2の映像形式の映像が映像信号に差し込まれているか否かを判定する。これにより、第2の映像形式の映像が入力映像信号に差し込まれているか否かを判定することができる。
【0009】
また、請求項3にかかる映像表示装置は、請求項1に記載の映像表示装置において、さらに、前記色補正に用いる補正テーブルを記憶する記憶手段と、前記映像信号のフレーム間の差分像を生成する差分像生成手段と、を具備し、前記検出手段は、前記映像信号の水平同期信号およびクロック信号を入力し、水平ライン上の位置を検出する水平カウンタと、前記差分像、前記水平カウンタの検出結果、前記映像信号の垂直同期信号、および前記クロック信号を入力し、前記第2の画像形式の表示領域以外の部分における映像の変化をカウントする第1のカウンタと、前記差分像、前記水平カウンタの検出結果、前記垂直同期信号、および前記クロック信号を入力し、前記第2の画像形式の表示領域の端部における映像の変化をカウントする第2のカウンタと、前記垂直同期信号、前記第1のカウンタの第1のカウント値、および前記第2のカウンタの第2のカウント値を入力し、前記第1のカウント値が第1の閾値以下であって、かつ前記第2のカウント値が第2の閾値以上であるか否かに基づいて、前記第2の映像形式の映像が前記映像信号に差し込まれているか否かを判定する判定手段と、を有し、前記色調補正手段は、前記補正テーブルを参照して前記映像信号を補正する補正手段と、前記補正手段を迂回する迂回路と、前記判定手段の判定結果に基づいて前記補正手段を通る経路または前記迂回路のいずれか一方を選択するセレクタと、を有するものである。
【0010】
この請求項3の映像表示装置にあっては、記憶手段が、色補正に用いる補正テーブルを記憶し、差分像生成手段が、映像信号のフレーム間の差分像を生成し、水平カウンタが、水平同期信号およびクロック信号を入力し、水平ライン上の位置を検出し、第1のカウンタが、差分像、水平カウンタの検出結果、垂直同期信号、およびクロック信号を入力し、第2の画像形式の表示領域以外の部分における映像の変化をカウントし、第2のカウンタが、差分像、水平カウンタの検出結果、垂直同期信号、およびクロック信号を入力し、第2の画像形式の表示領域の端部における映像の変化をカウントし、判定手段が、垂直同期信号、第1のカウンタの第1のカウント値、および第2のカウンタの第2のカウント値を入力し、第1のカウント値が第1の閾値以下であって、かつ第2のカウント値が第2の閾値以上であるか否かに基づいて、第2の映像形式の映像が映像信号に差し込まれているか否かを判定し、補正手段が、補正テーブルを参照して映像信号を補正し、セレクタが、判定手段の判定結果に基づいて補正手段を通る経路または迂回路のいずれか一方を選択する。これにより、差込映像信号(第2の映像形式の映像が差し込まれている映像信号)を検出し、該差込映像信号の色補正を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。図1は、この発明の一実施の形態にかかる映像表示装置の概略構成を示すブロック図である。なお、ここでは、映像表示装置として、HDTV信号(ハイビジョン信号)を入力して映像を表示する投写型液晶モニタ(液晶プロジェクタ)を例に挙げて説明する。この液晶プロジェクタは、映像信号変換回路2と、液晶ディスプレイ駆動回路3と、液晶ディスプレイパネル10と、フレームメモリ1と、リモコン制御部6と、CPU7と、照明光学系11と、投写光学系9と、を備えている。
【0012】
映像信号変換回路2,リモコン制御部6,CPU7および液晶ディスプレイ駆動回路3は、バス4に接続されている。液晶ディスプレイパネル10は、照明光学系11によってほぼ均一に照明されており、液晶ディスプレイパネル10に表示された画像(映像)は、投写光学系9によって投写スクリーン8上に投写される。なお、図1では、照明光学系11および投写光学系9を簡略化して示している。映像信号変換回路2は、入力されたアナログ画像信号AV1をAD変換し、AD変換した画像データをフレームメモリ1に書き込み、またフレームメモリ1からの画像データの読み出す。
【0013】
フレームメモリ1は、RAM等で構成され、新たに入力された1フレーム分の映像情報(画像データ)を格納する図示しない第1領域と、第1領域に新たな映像情報が格納されるとき、第1領域に格納されていた映像情報を入力して格納する第2領域と、を有する。フレームメモリ1は、FIFO(First In First Out)でデータを蓄積し、1画素ごとにデータを読み書きすることができる。アナログ画像信号AV1としては、たとえば、パーソナルコンピュータ(PC)から出力されたコンピュータ画面を表すRGB信号や、ビデオレコーダやテレビ(TV)から出力された動画を表すコンポジット画像信号等の画像信号(映像信号)が供給される。
【0014】
また、アナログ画像信号AV1は、HDTV信号であるが、HDTV映像にはアスペクト比やγ値が異なる映像(NTSC映像等)が差し込まれている場合がある。この差込映像信号(対応する映像形式とは異なる映像形式の映像が差し込まれた映像信号)では、γ値が異なるにも関わらず、映像表示装置に対応した映像形式の映像(HDTV映像等)の中に単純に他の映像形式の映像(NTSC映像)を差し込んでいる。したがって、差込映像信号用の色調補正を行わない場合、不自然な色の画面が表示されることになる。そこで、映像信号変換回路2は、HDTV映像中のNTSC映像表示領域(NTSC映像が差し込まれている表示領域)を抽出し、その箇所に対してHDTVに適合させる補正を行う。
【0015】
映像信号変換回路2から出力された画像データDV2は、液晶ディスプレイパネル駆動回路6に供給される。液晶ディスプレイ駆動回路3は、映像信号回路2からの映像信号(画像データ)DV2を、液晶ディスプレイパネル10を駆動する信号に変換する。そして、液晶ディスプレイパネル駆動回路6は、供給された画像データDV2に応じた映像を液晶ディスプレイパネル10に表示させる。液晶ディスプレイパネル10に表示された画像は、投写光学系9および照明光学系11を用いて投写スクリーン8上に投写される。
【0016】
すなわち、照明光学系11によって液晶ディスプレイパネル10に入射した光が、液晶ディスプレイパネル10に与えられた画像データに従って変調され、液晶ディスプレイパネル10からの出射光が投写光学系9によって投写スクリーン8上に投写される。リモコン制御部6は、ユーザが操作するリモコン5からの指令に基づいて、種々の制御を行う。CPU7は、この液晶プロジェクタの各部を制御する。
【0017】
図2は、図1に示した映像信号変換回路2の概略構成を示すブロック図である。映像信号変換回路2は、同期分離部21と、AD変換部22と、ビデオプロセッサ23と、を備えている。同期分離部21は、入力されるアナログ画像信号AV1がコンポジット画像信号Sig2である場合に、コンポジット画像信号Sig2を同期信号WSYNCとコンポーネント画像信号(同期信号を含まないアナログ画像信号)Sig3とに分離して出力する。コンポーネント画像信号Sig3は、RGBの3色の画像を表す三つの色信号で構成される。
【0018】
なお、入力されるアナログ画像信号AV1がRGB信号Sig1である場合には、別途その同期信号が入力されるため、同期分離部21を用いる必要はない。AD変換部22は、RGB信号Sig1、あるいは同期分離部21から出力されたコンポーネント画像信号(RGB信号)Sig3を入力し、AD変換部22内の図示しない複数のAD変換器によって、色信号ごとに画像データDV1に量子化変換する。複数のAD変換器によるAD変換のタイミングは、同期信号WSYNCに基づいてビデオプロセッサ23内部で生成されるドットクロックDCLKによって制御される。なお、デジタル画像信号が入力される場合は、AD変換部22を省略することができる。
【0019】
ビデオプロセッサ23は、フレームメモリ1への画像データの書き込み制御や読み出し制御を行うプロセッサである。AD変換部22から出力された画像データDV1は、一旦フレームメモリ1に書き込まれ、必要に応じてフレームメモリ1から読み出される。なお、フレームメモリ1への画像データの書き込みは、同期信号WSYNCに同期して行われる。また、フレームメモリ1からの画像データの読み出しや、ビデオプロセッサ23から出力される画像データDV2の後段の回路における処理は、液晶ディスプレイ駆動回路3から出力される同期信号RSYNCに同期して行われる。なお、第1の同期信号WSYNCと第2の同期信号RSYNCとは互いに非同期である。第1の同期信号WSYNCおよび第2の同期信号RSYNCとして、互いに同期する信号を使用してもよい。
【0020】
図3は、図2に示したビデオプロセッサ23の概略構成を示すブロック図である。なお、ここでは、説明を簡単にするために、差込映像信号の補正に関する部分のみについて図示している。ビデオプロセッサ23は、ドットクロック生成部31と、差分像生成部32と、補正テーブル記憶部33と、輝度変換部34と、NTSC差込表示検出部35と、を備える。ドットクロック生成部31は、PLL回路を有し、RSYNCに基づいて、AD変換部22やビデオプロセッサ23内の各ブロックを駆動するドットクロックDCLKを生成する。また、ドットクロック生成部31は、生成したドットクロックDCLKとともに入力映像の水平同期信号および垂直同期信号を出力する。
【0021】
差分像生成部32は、フレームメモリ1の図示しない第1領域に格納された画像データとフレームメモリ1の図示しない第2領域に格納された一つ前の画像データとの差分をとり、フレームごとにフレーム間差分像(連続するフレーム間の輝度差の像)を生成する。補正テーブル記憶部33は、NTSCの階調をHDTVの階調に変換する変換テーブル(補正テーブル)を記憶している。ところで、HDTV映像とNTSC映像とのアスペクト比は異なる。すなわち、HDTV映像のアスペクト比は16:9であるが、NTSC映像のアスペクト比は4:3である。
【0022】
このアスペクト比の違いから、画像データにNTSC画像が差し込まれている場合、表示画面a1は、図4(a)(b)に示すように、有効表示領域の両端から約240個目の画素の間に位置するNTSC映像表示領域a2と、NTSC映像表示領域a2以外の画面両端の領域a3と、で構成される。領域a3は、静止画であって、図4(a)に示すように黒(輝度0)であってもよいし、図4(b)に示すように番組タイトル等が記された固定パターンであってもよい。このように、NTSC映像表示領域a2が画面中央部に差し込まれ、領域a3は表示状態が変化しない静止画となるので、フレーム間の差分像は、NTSC映像表示領域a2のみに発生する。
【0023】
NTSC映像表示領域a2が静止画である場合も、映像表示領域a2の端部にフレーム間の差分像が発生する。図5は、この実施の形態にかかる差込部分の端部について説明する説明図である。インターレースのNTSC映像は、偶数(even)ラインと奇数(odd)ラインとで書込開始点および書込終了点が異なる。ここで、HDTV(1080iの場合)の垂直解像度は1080本であり、NTSCの垂直解像度は525本である。このように、HDTVの垂直解像度とNTSCの垂直解像度とは、整数倍の関係でない。
【0024】
このため、NTSC映像がHDTV映像に差し込まれた場合、所定ラインごとに、evenとoddが表示されるラインl1が現れる。このラインl1では、NTSC映像の書込開始点(差込開始点)および書込終了点(差込終了点)が1フレームごとに変わる。これにより、領域a3と映像表示領域a2との輝度値が異なる場合、映像表示領域a2が動画であるか静止画であるかに関わらず、ラインl1の両端部d1およびd2に差分像が必ず検出される。したがって、ラインl1の両端部d1およびd2が位置すべき領域にフレーム間差分像が存在するか否かを判定することによってNTSC映像表示領域を抽出することができる。
【0025】
NTSC差込表示検出部35は、NTSC映像が差し込まれる領域およびフレーム間差分像のヒストグラムに基づいて差込映像信号を検出する。すなわち、NTSC差込表示検出部35は、NTSC映像が差し込まれる領域とフレーム間差分像のヒストグラムの分布領域とがほぼ一致する場合、そのフレームの画像データにNTSC映像が差し込まれていると判定し、輝度変換部34に対して補正開始を指示する補正開始信号(ハイレベル信号)を出力する。また、NTSC差込表示検出部35は、NTSC映像の差込開始点および差込終了点の情報を輝度変換部34に出力してもよい。
【0026】
輝度変換部34は、補正開始信号を入力した場合、入力画像の輝度信号を補正テーブルに基づいて変換し、変換した信号を液晶ディスプレイ駆動回路3に出力する。また、輝度変換部34は、NTSC差込表示検出部35からのNTSC映像の差込開始点および差込終了点の情報を受信した場合、差込開始点と差込終了点との間の画素に対してのみ補正を加える。
【0027】
図6は、図3に示したNTSC差込表示検出部35の概略構成を示すブロック図である。NTSC差込表示検出部35は、ハードウェアによって構成してもよいし、ソフトウェアによって構成してもよいが、映像信号が非常に高速であるので、ハードウェアによって構成することが望ましい。ここでは、NTSC差込表示検出部35をハードウェアで構成した一例を示す。NTSC差込表示検出部35は、水平カウンタ41と、第1カウンタ42と、第2カウンタ43と、第3カウンタ44と、第4カウンタ45と、第5カウンタ46と、NTSC映像差込判定部47と、を備える。
【0028】
水平カウンタ41は、ドットクロック生成部31からの水平同期信号およびドットクロックDCLKを入力し、水平同期信号の立下りでリセットし、水平同期信号がハイレベルの間にクロックをカウントする。これにより、水平カウンタ41は、NTSC差込表示検出部35に入力された差分像画素が水平ライン上のどこに位置するかを検出することができる。カウンタ42〜46は、フレーム間の差分像と、ドットクロック生成部31からの垂直同期信号およびドットクロックDCLKと、水平カウンタ41のカウント値と、を入力し、垂直同期信号の立上りでリセットし、水平同期信号がハイレベルの間に差分像の数をカウントする。
【0029】
各カウンタ42〜46は、それぞれ、差分像をカウントする画面領域が割り当てられている。第1カウンタ42は、HDTV映像の左端からNTSC映像が差し込まれるべき領域の左端までの領域に対応し、第2カウンタ43は、NTSC映像が差し込まれるべき領域の左端近傍の領域に対応し、第3カウンタ44は、NTSC映像が差し込まれるべき領域に対応し、第4カウンタ45は、NTSC映像が差し込まれるべき領域の右端近傍の領域に対応し、第5カウンタ46は、NTSC映像が差し込まれるべき領域の右端からHDTV映像の右端までの領域に対応する。
【0030】
具体的には、1080iの場合、第1カウンタ42は、192〜427の領域に対応し、第2カウンタ43は、428〜437の領域に対応し、第3カウンタ44は、438〜1867の領域に対応し、第4カウンタ45は、1868〜1877の領域に対応し、第5カウンタ46は、1878〜2112の領域に対応する。なお、1080iでは、1ラインあたりのサンプル数は2200であり、映像書込開始点は192である。ここで、第2カウンタ43および第4カウンタ45がカウントする領域に幅をもたせてあるのは、NTSC映像が差し込まれる位置のずれを考慮しているためである。NTSC映像がHDTV映像のちょうど中央に差し込まれる場合、差込開始点は432となり、差込終了点は1872となる。
【0031】
NTSC映像差込判定部47は、フレーム間の差分像と、垂直同期信号と、各カウンタ42〜46のカウント値と、を入力し、NTSC映像が差し込まれているか否かを判定する。NTSC映像差込判定部47は、1フレームの入力が終了するとカウンタ42〜46のカウント値を参照する。そして、NTSC映像が差し込まれるべき領域の両端部分に差分像があり、かつ、NTSC映像が差し込まれるべき領域以外の領域に差分像がない場合に、NTSC映像が差し込まれていると判定する。すなわち、第1カウンタ42および第5カウンタ46のカウント値が「0」であり、かつ、第2カウンタ43および第4カウンタ45のカウント値が「0」でない場合、NTSC映像が差し込まれていると判定する。
【0032】
あるいは、ノイズを考慮して、NTSC映像が差し込まれるべき領域以外の領域に存在する差分像の画素数が所定の第1の閾値以下であり、かつ、NTSC映像が差し込まれるべき領域の両端部分に存在する差分像の画素数が所定の第2の閾値以上である場合、NTSC映像が差し込まれていると判定する。すなわち、第1カウンタ42および第5カウンタ46のカウント値が第1の閾値(たとえば「10」)以下であり、かつ、第2カウンタ43および第4カウンタ45のカウント値が第2の閾値(たとえば「10」)以上である場合、NTSC映像が差し込まれていると判定する。
【0033】
また、NTSC映像差込判定部47は、一つ前のフレームでNTSC映像が差し込まれていると判断した場合、現在の判断対象のフレームでNTSC映像が差し込まれるべき領域にのみ差分像が存在しなければ、NTSC映像が差し込まれていると判断してもよい。たとえば、NTSC映像差込判定部47は、一つ前のフレームでNTSC映像が差し込まれていると判断し、かつ、現在の判定対象のフレームで検出された差分像が水平方向において、左端から432〜1872の領域に分布して存在する場合、NTSC映像が差し込まれていると判断してもよい。
【0034】
すなわち、NTSC映像差込判定部47は、一つ前のフレームでNTSC映像が差し込まれていると判断し、現在の判断対象のフレームでも左右の固定パターンの領域に差分像が存在しない場合、引き続きNTSC映像が差し込まれていると判断する。また、NTSC映像差込判定部47は、一つ前のフレームでNTSC映像が差し込まれていると判断したが、現在の判断対象のフレームでは左右の固定パターンの領域に差分像が存在する場合、HDTV映像に切り替わったと判断する。
【0035】
図7は、図3に示した輝度変換部34の概略構成を示すブロック図である。輝度変換部34は、補正テーブル参照部51と、補正テーブル参照部を迂回する迂回路52と、セレクタ53と、を備える。AD変換部22からの出力は、補正テーブル参照部51を通る経路と迂回路52とに分岐される。補正テーブル参照部51は、AD変換部22からの画像データDV1とドットクロック生成部31からのドットクロックDCLKとを入力し、補正テーブル記憶部33に記憶された補正テーブルを参照し、補正テーブルに記述されている通りに画像データDV1の輝度を変換し、変換結果をセレクタ53に出力する。
【0036】
セレクタ53は、ドットクロック生成部31からのドットクロックDCLKとNTSC差込表示検出部35からの信号とを入力し、AD変換部22から迂回路52を通ってきた信号または補正テーブル参照部51で補正された信号のいずれか一方を選択して液晶ディスプレイ駆動回路3に出力する。NTSC差込表示検出部35からの信号が、映像信号にNTSC映像が差し込まれていることを示す場合(ハイレベルの場合)、セレクタ53は、補正テーブル参照部51で補正された信号を選択する。一方、NTSC差込表示検出部35からの信号が、映像信号にNTSC映像が差し込まれていないことを示す場合(ローレベルの場合)、セレクタ53は、迂回路52側を選択する。
【0037】
なお、液晶ディスプレイ駆動回路3は、この発明の映像表示駆動手段に対応し、投写光学系9,液晶ディスプレイパネル10および照明光学系11は、この発明の映像表示手段に対応し、NTSC差込表示検出部35は、この発明の検出手段に対応し、輝度変換部34は、この発明の色調補正手段に対応し、補正テーブル記憶部33は、この発明の記憶手段に対応し、NTSC映像差込判定部47は、この発明の判定手段に対応する。
【0038】
以上の構成において、この実施の形態の動作について、図8〜図11を参照して説明する。図8は、この実施の形態にかかるNTSC映像差込判定部47の処理手順を示すフローチャートである。NTSC映像差込判定部47は、一つのフレームの入力が終了したか否かを監視し(S1)、一つのフレームの入力が終了すると、前のフレームが差込映像(NTSC映像が差し込まれた映像)であったか否かを判定する(S2)。前のフレームが差込映像でなかった場合は、第1カウンタ42および第5カウンタ46のカウント値を参照し、これらが「0」であるか否かを判定する(S3)。
【0039】
第1カウンタ42および第5カウンタ46のカウント値が「0」である場合、第2カウンタ43および第4カウンタ45のカウント値を参照し、これらが「0」でないか、すなわち「1」以上であるか否かを判定する(S4)。第2カウンタ43および第4カウンタ45のカウント値が「1」以上である場合、映像信号にNTSC映像が差し込まれていると判断し、ハイレベルの信号を輝度変換部34に出力する(S5)。そして、ステップS1に戻り、つぎのフレームの入力が終了するのを待つ。
【0040】
一方、ステップS3で第1カウンタ42および第5カウンタ46のカウント値が「0」でない場合、またはステップS4で第2カウンタ43および第4カウンタ45のカウント値が「0」である場合は、映像信号にNTSC映像が差し込まれていないと判断し、ローレベルの信号を輝度変換部34に出力する(S7)。そして、ステップS1に戻り、つぎのフレームの入力が終了するのを待つ。また、ステップS2で前のフレームが差込映像である場合、差分像が水平方向432〜1872に分布して存在するか否かを判定し(S6)、差分像が水平方向432〜1872に分布して存在する場合はステップS5に進み、差分像が水平方向432〜1872に分布して存在しない場合はステップS7に進む。
【0041】
つぎに、この実施の形態にかかる補正テーブルの作成方法について説明する。ブラウン管の発光輝度は、印加電圧のおよそ2.2乗に比例する。NTSCの場合、映像本来の輝度データを放送局で(1/2.2)乗して送信する。これにより、ブラウン管上で階調表現がほぼリニアになる。NTSCの場合の補正結果V1は、式(1)で表される。
V1=L(1/2.2)≒L0.45 (0≦L≦1) ・・・(1)
ただし、Lは映像本来の輝度データである。
【0042】
一方、HDTVでは、補正結果V2は式(2)および式(3)で表される。
V2=4.5×L (0≦L<0.0018) ・・・(2)
V2=1.099×L0.45−0.099 (0.0018≦L<1)・・(2)
このように、HDTVとNTSCとでは、映像の送り側でのγ補正が異なる。したがって、HDTV映像にNTSC映像をそのまま差し込むと、NTSC映像部分が不自然に表示される。この実施の形態の補正テーブルは、NTSCの形式でγ補正された映像をHDTVの形式に変換するためのものである。
【0043】
図9は、この実施の形態にかかる補正テーブルの作成方法を示すフローチャートである。なお、ここでは、輝度データが10ビットである場合を例に挙げる。この補正テーブルの作成方法は、予めPC等で実行され、作成された補正テーブルは、補正テーブル記憶部33に格納される。この補正テーブルの作成方法では、まず、NTSC映像の輝度データを「1023」で割り、「0」以上「1」以下に正規化する(S11)。
【0044】
つぎに、ステップS11で得た値を2.2乗してリニアに戻す(S12)。つぎに、ステップS12で得た値にHDTV信号の送り側のγ補正式を適用する(S13)。そして、ステップS13で得た値に1023を掛けて元のビット表現(10ビット)に戻す(S14)。これにより、図10に示す補正テーブルを得ることができる。なお、図10では、説明を簡単にするために、16階調ごとのデータのみを示している。
【0045】
つぎに、輝度変換部34の動作について説明する。図11は、この実施の形態にかかる輝度変換部34の処理手順を示すフローチャートである。輝度変換部34の動作では、セレクタ53が、NTSC差込検出部35からの信号に基づいて、AD変換部22からの画像データにNTSC映像が差し込まれているか否かを判定する(S21)。画像データにNTSC映像が差し込まれている場合、セレクタ53は、補正テーブル参照部51側を選択し(S22)、補正テーブル参照部51は、補正テーブルを参照して色度補正を行い、液晶ディスプレイ駆動回路3に補正された画像データが出力される(S23)。一方、画像データにNTSC映像が差し込まれている場合、セレクタ53は、迂回路52を選択し、AD変換部22からの画像データがそのまま液晶ディスプレイ駆動回路3に出力される(S24)。
【0046】
前述したように、この実施の形態によれば、NTSC差込表示検出部35が、液晶ディスプレイ駆動回路3ならびに液晶ディスプレイパネル10,照明光学系11および投写光学系9に対応する第1の映像形式(HDTV等)とは異なる第2の映像形式(NTSC等)の映像が映像信号に差し込まれていることを、これらの映像形式の表示領域の違いに基づいて検出し、輝度変換部34が、NTSC差込表示検出部35の検出結果を入力し、第2の映像形式の映像が映像信号に差し込まれている場合、第2の映像形式の映像を第1の映像形式に対応させる色調補正を行う。これにより、第2の映像形式の映像が差し込まれた部分の表示色を適切に補正することができるため、適切な表示を行うことができる。
【0047】
なお、この実施の形態の映像信号変換回路2の各機能は、ハードウェアで実現してもよいし、コンピュータプログラムによって実現してもよい。これら各機能を実現するコンピュータプログラムは、フロッピディスクやCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。コンピュータ(映像表示装置)は、その記録媒体からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送する。あるいは、コンピュータプログラムを、プログラム供給装置から通信経路を介してコンピュータに供給するようにしてもよい。
【0048】
コンピュータの機能を実現するときには、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサによって実行される。また、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをコンピュータが直接実行するようにしてもよい。この明細書において、コンピュータとは、ハードウェア装置とオペレーティングシステム(OS)とを含む概念であり、OSの制御の下で動作するハードウェア装置を意味している。また、OSが不要でアプリケーションプログラム単体でハードウェア装置を動作させるような場合には、そのハードウェア装置自体がコンピュータに相当する。
【0049】
ハードウェア装置は、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段と、を備えている。コンピュータプログラムは、このようなコンピュータに上述の各機能を実現させるプログラムコードを含んでいる。上述の機能の一部は、アプリケーションプログラムではなく、OSによって実現されていてもよい。この発明における「記録媒体」としては、フレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカードやバーコード等の符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROM等のメモリ)および外部記憶装置等、コンピュータによって読み取ることができる種々の媒体を用いることができる。
【0050】
また、この実施の形態は、透過型プロジェクタにも反射型プロジェクタにも適用することができる。ここで、「透過型」とは、液晶ライトバルブ等のライトバルブが光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、ライトバルブが光を反射するタイプであることを意味している。反射型プロジェクタのライトバルブは、液晶ライトバルブであってもよいし、マイクロミラーを用いたライトバルブであってもよい。さらに、この実施の形態を、直視型CRTモニタ,投写型CRTモニタ,直視型液晶モニタ等、他の映像表示装置に適用しても同様の効果を得ることができる。
【0051】
また、この実施の形態では、HDTV信号にNTSC映像を差し込む例を示したが、この実施の形態は、HDTVおよびNTSCの組合せ以外の他の映像形式の組合せにも適用することができ、同様の効果を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の映像表示装置(請求項1)は、検出手段が、第2の映像形式の映像が映像信号に差し込まれていることを、これらの映像形式の表示領域の違いに基づいて検出し、色調補正手段が、検出手段の検出結果を入力し、第2の映像形式の映像が映像信号に差し込まれている場合、第2の映像形式の映像を第1の映像形式に対応させる色調補正を行う。これにより、第2の映像形式の映像が差し込まれた部分の表示色を適切に補正することができるため、適切な表示を行うことができる。
【0053】
また、この発明の映像表示装置(請求項2)は、差分像生成手段が、映像信号のフレーム間の差分像を生成し、検出手段が、その差分像を入力し、第2の画像形式の表示領域以外の部分における映像の変化が第1の閾値以下であって、かつ第2の画像形式の表示領域の端部における映像の変化が第2の閾値以上であるか否かに基づいて第2の映像形式の映像が映像信号に差し込まれているか否かを判定するため、第2の映像形式の映像が入力映像信号に差し込まれているか否かを判定することができる。
【0054】
また、この発明の映像表示装置(請求項3)は、記憶手段が、色補正に用いる補正テーブルを記憶し、差分像生成手段が、映像信号のフレーム間の差分像を生成し、水平カウンタが、水平同期信号およびクロック信号を入力し、水平ライン上の位置を検出し、第1のカウンタが、差分像、水平カウンタの検出結果、垂直同期信号、およびクロック信号を入力し、第2の画像形式の表示領域以外の部分における映像の変化をカウントし、第2のカウンタが、差分像、水平カウンタの検出結果、垂直同期信号、およびクロック信号を入力し、第2の画像形式の表示領域の端部における映像の変化をカウントし、判定手段が、垂直同期信号、第1のカウンタの第1のカウント値、および第2のカウンタの第2のカウント値を入力し、第1のカウント値が第1の閾値以下であって、かつ第2のカウント値が第2の閾値以上であるか否かに基づいて、第2の映像形式の映像が映像信号に差し込まれているか否かを判定し、補正手段が、補正テーブルを参照して映像信号を補正し、セレクタが、判定手段の判定結果に基づいて補正手段を通る経路または迂回路のいずれか一方を選択するため、差込映像信号を検出し、該差込映像信号の色補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態にかかる映像表示装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した映像信号変換回路の概略構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示したビデオプロセッサの概略構成を示すブロック図である。
【図4】(a)(b)は、この実施の形態にかかる表示画面を示す説明図である。
【図5】この実施の形態にかかる差込部分の端部について説明する説明図である。
【図6】図3に示したNTSC表示検出部の概略構成を示すブロック図である。
【図7】図3に示した輝度変換部の概略構成を示すブロック図である。
【図8】この実施の形態にかかるNTSC映像差込判定部の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】この実施の形態にかかる補正テーブルの作成方法を示すフローチャートである。
【図10】この実施の形態にかかる補正テーブルの一例を示す説明図である。
【図11】この実施の形態にかかる輝度変換部の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 フレームメモリ
2 映像信号変換回路
3 液晶ディスプレイ駆動回路
4 バス
5 リモコン
6 リモコン制御部
7 CPU
8 投写スクリーン
9 投写光学系
10 液晶ディスプレイパネル
11 照明光学系
21 同期分離部
22 AD変換部
23 ビデオプロセッサ
31 ドットクロック生成部
32 差分像生成部
33 補正テーブル記憶部
34 輝度変換部
35 NTSC差込表示検出部
41 水平カウンタ
42〜46 カウンタ
47 NTSC差込判定部
51 補正テーブル参照部
52 迂回路
53 セレクタ

Claims (2)

  1. 映像を表示する映像表示手段と、前記映像表示手段を駆動し、入力された映像信号に応じた映像を表示させる映像表示駆動手段と、を備えた映像表示装置において、
    前記映像表示駆動手段および前記映像表示手段に対応する第1の映像形式とは異なる第2の映像形式の映像が前記映像信号に差し込まれていることを、これらの映像形式の表示領域の違いに基づいて検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果を入力し、前記第2の映像形式の映像が前記映像信号に差し込まれている場合、前記第2の映像形式の映像を前記第1の映像形式に対応させる色調補正を行う色調補正手段と、
    前記映像信号のフレーム間の差分像を生成する差分像生成手段と、
    を具備し、
    前記検出手段は、前記差分像を入力し、前記第2の画像形式の表示領域以外の部分における映像の変化が第1の閾値以下であって、かつ前記第2の画像形式の表示領域の端部における映像の変化が第2の閾値以上で
    あるか否かに基づいて前記第2の映像形式の映像が前記映像信号に差し込まれているか否かを判定することを特徴とする映像表示装置。
  2. 映像を表示する映像表示手段と、前記映像表示手段を駆動し、入力された映像信号に応じた映像を表示させる映像表示駆動手段と、を備えた映像表示装置において、
    前記映像表示駆動手段および前記映像表示手段に対応する第1の映像形式とは異なる第2の映像形式の映像が前記映像信号に差し込まれていることを、これらの映像形式の表示領域の違いに基づいて検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果を入力し、前記第2の映像形式の映像が前記映像信号に差し込まれている場合、前記第2の映像形式の映像を前記第1の映像形式に対応させる色調補正を行う色調補正手段と、
    前記色補正に用いる補正テーブルを記憶する記憶手段と、
    前記映像信号のフレーム間の差分像を生成する差分像生成手段と、
    を具備し、
    前記検出手段は、
    前記映像信号の水平同期信号およびクロック信号を入力し、水平ライン上の位置を検出する水平カウンタと、
    前記差分像、前記水平カウンタの検出結果、前記映像信号の垂直同期信号、および前記クロック信号を入力し、前記第2の画像形式の表示領域以外の部分における映像の変化をカウントする第1のカウンタと、
    前記差分像、前記水平カウンタの検出結果、前記垂直同期信号、および前記クロック信号を入力し、前記第2の画像形式の表示領域の端部における映像の変化をカウントする第2のカウンタと、
    前記垂直同期信号、前記第1のカウンタの第1のカウント値、および前記第2のカウンタの第2のカウント値を入力し、前記第1のカウント値が第1の閾値以下であって、かつ前記第2のカウント値が第2の閾値以上であるか否かに基づいて、前記第2の映像形式の映像が前記映像信号に差し込まれているか否かを判定する判定手段と、
    を有し、
    前記色調補正手段は、
    前記補正テーブルを参照して前記映像信号を補正する補正手段と、
    前記補正手段を迂回する迂回路と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて前記補正手段を通る経路または前記迂回路のいずれか一方を選択するセレクタと、
    を有することを特徴とする映像表示装置。
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