JP2003047019A - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JP2003047019A
JP2003047019A JP2001236575A JP2001236575A JP2003047019A JP 2003047019 A JP2003047019 A JP 2003047019A JP 2001236575 A JP2001236575 A JP 2001236575A JP 2001236575 A JP2001236575 A JP 2001236575A JP 2003047019 A JP2003047019 A JP 2003047019A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 差込映像信号を入力した場合に第2の映像形
式の映像が差し込まれた部分を適切に表示すること。 【解決手段】 映像表示駆動部および映像表示部に対応
する第1の映像形式(HDTV等)とは異なる第2の映
像形式(NTSC等)の映像が前記映像信号に差し込ま
れていることを、これらの映像形式の表示領域の違いに
基づいて検出するNTSC差込表示検出部35と、NT
SC差込表示検出部35の検出結果を入力し、第2の映
像形式の映像が映像信号に差し込まれている場合、第2
の映像形式の映像を第1の映像形式に対応させる色調補
正を行う輝度変換部34と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直視型CRT
(Cathode Ray Tube)モニタ,投写型CRTモニタ,直
視型液晶モニタ,投写型液晶モニタ等の映像表示装置に
関し、特に、他の映像形式(NTSC(National Telev
ision System Committee)等)の映像が差し込まれた映
像信号(HDTV(High Definition Television)信号
等)を入力して映像を表示する映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、BSディジタル放送などのHDT
V信号(ハイビジョン信号)の配信が開始され、HDT
V信号を入力して映像を表示する映像表示装置が提供さ
れている。この映像表示装置では、HDTV信号のγ補
正に対応して映像を表示する。ところで、NTSC映像
等をはめ込んだ(差し込んだ)映像がHDTV映像の途
中に挿入される場合がある。従来の映像表示装置は、入
力した映像信号が、他の映像形式の映像を差し込んだ差
込映像信号であるか通常の映像信号であるかにかかわら
ず、同一の処理を行い、映像を表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の映像表示装置によれば、自映像表示装置が対応
する第1の映像形式(HDTV等)とはγ値等が異なる
第2の映像形式(NTSC等)の映像が差し込まれた差
込映像信号を入力した場合、第2の映像形式の映像を第
1の映像形式に対応させる色調補正を行わずに、そのま
ま映像を表示するため、第2の映像形式の映像が差し込
まれた部分の表示色が不自然になり、適切な表示を行う
ことができないという問題点があった。特に、人の肌の
色、暗から明または明から暗などの階調変化の大きい箇
所に不自然さが目立つ。
【0004】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、差込映像信号を入力した場合に第2の映像形式
の映像が差し込まれた部分を適切に表示することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる映像表示装置は、映像を表示す
る映像表示手段と、前記映像表示手段を駆動し、入力さ
れた映像信号に応じた映像を表示させる映像表示駆動手
段と、を備えた映像表示装置において、前記映像表示駆
動手段および前記映像表示手段に対応する第1の映像形
式とは異なる第2の映像形式の映像が前記映像信号に差
し込まれていることを、これらの映像形式の表示領域の
違いに基づいて検出する検出手段と、前記検出手段の検
出結果を入力し、前記第2の映像形式の映像が前記映像
信号に差し込まれている場合、前記第2の映像形式の映
像を前記第1の映像形式に対応させる色調補正を行う色
調補正手段と、を具備するものである。
【0006】この請求項1の映像表示装置にあっては、
検出手段が、第2の映像形式の映像が映像信号に差し込
まれていることを、これらの映像形式の表示領域の違い
に基づいて検出し、色調補正手段が、検出手段の検出結
果を入力し、第2の映像形式の映像が映像信号に差し込
まれている場合、第2の映像形式の映像を第1の映像形
式に対応させる色調補正を行う。これにより、第2の映
像形式の映像が差し込まれた部分の表示色を適切に補正
することができる。
【0007】また、請求項2にかかる映像表示装置は、
請求項1に記載の映像表示装置において、さらに、前記
映像信号のフレーム間の差分像を生成する差分像生成手
段を具備し、前記検出手段は、前記差分像を入力し、前
記第2の画像形式の表示領域以外の部分における映像の
変化が第1の閾値以下であって、かつ前記第2の画像形
式の表示領域の端部における映像の変化が第2の閾値以
上であるか否かに基づいて前記第2の映像形式の映像が
前記映像信号に差し込まれているか否かを判定するもの
である。
【0008】この請求項2の映像表示装置にあっては、
差分像生成手段が、映像信号のフレーム間の差分像を生
成し、検出手段が、その差分像を入力し、第2の画像形
式の表示領域以外の部分における映像の変化が第1の閾
値以下であって、かつ第2の画像形式の表示領域の端部
における映像の変化が第2の閾値以上であるか否かに基
づいて第2の映像形式の映像が映像信号に差し込まれて
いるか否かを判定する。これにより、第2の映像形式の
映像が入力映像信号に差し込まれているか否かを判定す
ることができる。
【0009】また、請求項3にかかる映像表示装置は、
請求項1に記載の映像表示装置において、さらに、前記
色補正に用いる補正テーブルを記憶する記憶手段と、前
記映像信号のフレーム間の差分像を生成する差分像生成
手段と、を具備し、前記検出手段は、前記映像信号の水
平同期信号およびクロック信号を入力し、水平ライン上
の位置を検出する水平カウンタと、前記差分像、前記水
平カウンタの検出結果、前記映像信号の垂直同期信号、
および前記クロック信号を入力し、前記第2の画像形式
の表示領域以外の部分における映像の変化をカウントす
る第1のカウンタと、前記差分像、前記水平カウンタの
検出結果、前記垂直同期信号、および前記クロック信号
を入力し、前記第2の画像形式の表示領域の端部におけ
る映像の変化をカウントする第2のカウンタと、前記垂
直同期信号、前記第1のカウンタの第1のカウント値、
および前記第2のカウンタの第2のカウント値を入力
し、前記第1のカウント値が第1の閾値以下であって、
かつ前記第2のカウント値が第2の閾値以上であるか否
かに基づいて、前記第2の映像形式の映像が前記映像信
号に差し込まれているか否かを判定する判定手段と、を
有し、前記色調補正手段は、前記補正テーブルを参照し
て前記映像信号を補正する補正手段と、前記補正手段を
迂回する迂回路と、前記判定手段の判定結果に基づいて
前記補正手段を通る経路または前記迂回路のいずれか一
方を選択するセレクタと、を有するものである。
【0010】この請求項3の映像表示装置にあっては、
記憶手段が、色補正に用いる補正テーブルを記憶し、差
分像生成手段が、映像信号のフレーム間の差分像を生成
し、水平カウンタが、水平同期信号およびクロック信号
を入力し、水平ライン上の位置を検出し、第1のカウン
タが、差分像、水平カウンタの検出結果、垂直同期信
号、およびクロック信号を入力し、第2の画像形式の表
示領域以外の部分における映像の変化をカウントし、第
2のカウンタが、差分像、水平カウンタの検出結果、垂
直同期信号、およびクロック信号を入力し、第2の画像
形式の表示領域の端部における映像の変化をカウント
し、判定手段が、垂直同期信号、第1のカウンタの第1
のカウント値、および第2のカウンタの第2のカウント
値を入力し、第1のカウント値が第1の閾値以下であっ
て、かつ第2のカウント値が第2の閾値以上であるか否
かに基づいて、第2の映像形式の映像が映像信号に差し
込まれているか否かを判定し、補正手段が、補正テーブ
ルを参照して映像信号を補正し、セレクタが、判定手段
の判定結果に基づいて補正手段を通る経路または迂回路
のいずれか一方を選択する。これにより、差込映像信号
(第2の映像形式の映像が差し込まれている映像信号)
を検出し、該差込映像信号の色補正を行うことができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態
を、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、この
実施の形態によってこの発明が限定されるものではな
い。図1は、この発明の一実施の形態にかかる映像表示
装置の概略構成を示すブロック図である。なお、ここで
は、映像表示装置として、HDTV信号(ハイビジョン
信号)を入力して映像を表示する投写型液晶モニタ(液
晶プロジェクタ)を例に挙げて説明する。この液晶プロ
ジェクタは、映像信号変換回路2と、液晶ディスプレイ
駆動回路3と、液晶ディスプレイパネル10と、フレー
ムメモリ1と、リモコン制御部6と、CPU7と、照明
光学系11と、投写光学系9と、を備えている。
【0012】映像信号変換回路2,リモコン制御部6,
CPU7および液晶ディスプレイ駆動回路3は、バス4
に接続されている。液晶ディスプレイパネル10は、照
明光学系11によってほぼ均一に照明されており、液晶
ディスプレイパネル10に表示された画像(映像)は、
投写光学系9によって投写スクリーン8上に投写され
る。なお、図1では、照明光学系11および投写光学系
9を簡略化して示している。映像信号変換回路2は、入
力されたアナログ画像信号AV1をAD変換し、AD変
換した画像データをフレームメモリ1に書き込み、また
フレームメモリ1からの画像データの読み出す。
【0013】フレームメモリ1は、RAM等で構成さ
れ、新たに入力された1フレーム分の映像情報(画像デ
ータ)を格納する図示しない第1領域と、第1領域に新
たな映像情報が格納されるとき、第1領域に格納されて
いた映像情報を入力して格納する第2領域と、を有す
る。フレームメモリ1は、FIFO(First In First O
ut)でデータを蓄積し、1画素ごとにデータを読み書き
することができる。アナログ画像信号AV1としては、
たとえば、パーソナルコンピュータ(PC)から出力さ
れたコンピュータ画面を表すRGB信号や、ビデオレコ
ーダやテレビ(TV)から出力された動画を表すコンポ
ジット画像信号等の画像信号(映像信号)が供給され
る。
【0014】また、アナログ画像信号AV1は、HDT
V信号であるが、HDTV映像にはアスペクト比やγ値
が異なる映像(NTSC映像等)が差し込まれている場
合がある。この差込映像信号(対応する映像形式とは異
なる映像形式の映像が差し込まれた映像信号)では、γ
値が異なるにも関わらず、映像表示装置に対応した映像
形式の映像(HDTV映像等)の中に単純に他の映像形
式の映像(NTSC映像)を差し込んでいる。したがっ
て、差込映像信号用の色調補正を行わない場合、不自然
な色の画面が表示されることになる。そこで、映像信号
変換回路2は、HDTV映像中のNTSC映像表示領域
(NTSC映像が差し込まれている表示領域)を抽出
し、その箇所に対してHDTVに適合させる補正を行
う。
【0015】映像信号変換回路2から出力された画像デ
ータDV2は、液晶ディスプレイパネル駆動回路6に供
給される。液晶ディスプレイ駆動回路3は、映像信号回
路2からの映像信号(画像データ)DV2を、液晶ディ
スプレイパネル10を駆動する信号に変換する。そし
て、液晶ディスプレイパネル駆動回路6は、供給された
画像データDV2に応じた映像を液晶ディスプレイパネ
ル10に表示させる。液晶ディスプレイパネル10に表
示された画像は、投写光学系9および照明光学系11を
用いて投写スクリーン8上に投写される。
【0016】すなわち、照明光学系11によって液晶デ
ィスプレイパネル10に入射した光が、液晶ディスプレ
イパネル10に与えられた画像データに従って変調さ
れ、液晶ディスプレイパネル10からの出射光が投写光
学系9によって投写スクリーン8上に投写される。リモ
コン制御部6は、ユーザが操作するリモコン5からの指
令に基づいて、種々の制御を行う。CPU7は、この液
晶プロジェクタの各部を制御する。
【0017】図2は、図1に示した映像信号変換回路2
の概略構成を示すブロック図である。映像信号変換回路
2は、同期分離部21と、AD変換部22と、ビデオプ
ロセッサ23と、を備えている。同期分離部21は、入
力されるアナログ画像信号AV1がコンポジット画像信
号Sig2である場合に、コンポジット画像信号Sig
2を同期信号WSYNCとコンポーネント画像信号(同
期信号を含まないアナログ画像信号)Sig3とに分離
して出力する。コンポーネント画像信号Sig3は、R
GBの3色の画像を表す三つの色信号で構成される。
【0018】なお、入力されるアナログ画像信号AV1
がRGB信号Sig1である場合には、別途その同期信
号が入力されるため、同期分離部21を用いる必要はな
い。AD変換部22は、RGB信号Sig1、あるいは
同期分離部21から出力されたコンポーネント画像信号
(RGB信号)Sig3を入力し、AD変換部22内の
図示しない複数のAD変換器によって、色信号ごとに画
像データDV1に量子化変換する。複数のAD変換器に
よるAD変換のタイミングは、同期信号WSYNCに基
づいてビデオプロセッサ23内部で生成されるドットク
ロックDCLKによって制御される。なお、デジタル画
像信号が入力される場合は、AD変換部22を省略する
ことができる。
【0019】ビデオプロセッサ23は、フレームメモリ
1への画像データの書き込み制御や読み出し制御を行う
プロセッサである。AD変換部22から出力された画像
データDV1は、一旦フレームメモリ1に書き込まれ、
必要に応じてフレームメモリ1から読み出される。な
お、フレームメモリ1への画像データの書き込みは、同
期信号WSYNCに同期して行われる。また、フレーム
メモリ1からの画像データの読み出しや、ビデオプロセ
ッサ23から出力される画像データDV2の後段の回路
における処理は、液晶ディスプレイ駆動回路3から出力
される同期信号RSYNCに同期して行われる。なお、
第1の同期信号WSYNCと第2の同期信号RSYNC
とは互いに非同期である。第1の同期信号WSYNCお
よび第2の同期信号RSYNCとして、互いに同期する
信号を使用してもよい。
【0020】図3は、図2に示したビデオプロセッサ2
3の概略構成を示すブロック図である。なお、ここで
は、説明を簡単にするために、差込映像信号の補正に関
する部分のみについて図示している。ビデオプロセッサ
23は、ドットクロック生成部31と、差分像生成部3
2と、補正テーブル記憶部33と、輝度変換部34と、
NTSC差込表示検出部35と、を備える。ドットクロ
ック生成部31は、PLL回路を有し、RSYNCに基
づいて、AD変換部22やビデオプロセッサ23内の各
ブロックを駆動するドットクロックDCLKを生成す
る。また、ドットクロック生成部31は、生成したドッ
トクロックDCLKとともに入力映像の水平同期信号お
よび垂直同期信号を出力する。
【0021】差分像生成部32は、フレームメモリ1の
図示しない第1領域に格納された画像データとフレーム
メモリ1の図示しない第2領域に格納された一つ前の画
像データとの差分をとり、フレームごとにフレーム間差
分像(連続するフレーム間の輝度差の像)を生成する。
補正テーブル記憶部33は、NTSCの階調をHDTV
の階調に変換する変換テーブル(補正テーブル)を記憶
している。ところで、HDTV映像とNTSC映像との
アスペクト比は異なる。すなわち、HDTV映像のアス
ペクト比は16:9であるが、NTSC映像のアスペク
ト比は4:3である。
【0022】このアスペクト比の違いから、画像データ
にNTSC画像が差し込まれている場合、表示画面a1
は、図4(a)(b)に示すように、有効表示領域の両
端から約240個目の画素の間に位置するNTSC映像
表示領域a2と、NTSC映像表示領域a2以外の画面
両端の領域a3と、で構成される。領域a3は、静止画
であって、図4(a)に示すように黒(輝度0)であっ
てもよいし、図4(b)に示すように番組タイトル等が
記された固定パターンであってもよい。このように、N
TSC映像表示領域a2が画面中央部に差し込まれ、領
域a3は表示状態が変化しない静止画となるので、フレ
ーム間の差分像は、NTSC映像表示領域a2のみに発
生する。
【0023】NTSC映像表示領域a2が静止画である
場合も、映像表示領域a2の端部にフレーム間の差分像
が発生する。図5は、この実施の形態にかかる差込部分
の端部について説明する説明図である。インターレース
のNTSC映像は、偶数(even)ラインと奇数(o
dd)ラインとで書込開始点および書込終了点が異な
る。ここで、HDTV(1080iの場合)の垂直解像
度は1080本であり、NTSCの垂直解像度は525
本である。このように、HDTVの垂直解像度とNTS
Cの垂直解像度とは、整数倍の関係でない。
【0024】このため、NTSC映像がHDTV映像に
差し込まれた場合、所定ラインごとに、evenとod
dが表示されるラインl1が現れる。このラインl1で
は、NTSC映像の書込開始点(差込開始点)および書
込終了点(差込終了点)が1フレームごとに変わる。こ
れにより、領域a3と映像表示領域a2との輝度値が異
なる場合、映像表示領域a2が動画であるか静止画であ
るかに関わらず、ラインl1の両端部d1およびd2に
差分像が必ず検出される。したがって、ラインl1の両
端部d1およびd2が位置すべき領域にフレーム間差分
像が存在するか否かを判定することによってNTSC映
像表示領域を抽出することができる。
【0025】NTSC差込表示検出部35は、NTSC
映像が差し込まれる領域およびフレーム間差分像のヒス
トグラムに基づいて差込映像信号を検出する。すなわ
ち、NTSC差込表示検出部35は、NTSC映像が差
し込まれる領域とフレーム間差分像のヒストグラムの分
布領域とがほぼ一致する場合、そのフレームの画像デー
タにNTSC映像が差し込まれていると判定し、輝度変
換部34に対して補正開始を指示する補正開始信号(ハ
イレベル信号)を出力する。また、NTSC差込表示検
出部35は、NTSC映像の差込開始点および差込終了
点の情報を輝度変換部34に出力してもよい。
【0026】輝度変換部34は、補正開始信号を入力し
た場合、入力画像の輝度信号を補正テーブルに基づいて
変換し、変換した信号を液晶ディスプレイ駆動回路3に
出力する。また、輝度変換部34は、NTSC差込表示
検出部35からのNTSC映像の差込開始点および差込
終了点の情報を受信した場合、差込開始点と差込終了点
との間の画素に対してのみ補正を加える。
【0027】図6は、図3に示したNTSC差込表示検
出部35の概略構成を示すブロック図である。NTSC
差込表示検出部35は、ハードウェアによって構成して
もよいし、ソフトウェアによって構成してもよいが、映
像信号が非常に高速であるので、ハードウェアによって
構成することが望ましい。ここでは、NTSC差込表示
検出部35をハードウェアで構成した一例を示す。NT
SC差込表示検出部35は、水平カウンタ41と、第1
カウンタ42と、第2カウンタ43と、第3カウンタ4
4と、第4カウンタ45と、第5カウンタ46と、NT
SC映像差込判定部47と、を備える。
【0028】水平カウンタ41は、ドットクロック生成
部31からの水平同期信号およびドットクロックDCL
Kを入力し、水平同期信号の立下りでリセットし、水平
同期信号がハイレベルの間にクロックをカウントする。
これにより、水平カウンタ41は、NTSC差込表示検
出部35に入力された差分像画素が水平ライン上のどこ
に位置するかを検出することができる。カウンタ42〜
46は、フレーム間の差分像と、ドットクロック生成部
31からの垂直同期信号およびドットクロックDCLK
と、水平カウンタ41のカウント値と、を入力し、垂直
同期信号の立上りでリセットし、水平同期信号がハイレ
ベルの間に差分像の数をカウントする。
【0029】各カウンタ42〜46は、それぞれ、差分
像をカウントする画面領域が割り当てられている。第1
カウンタ42は、HDTV映像の左端からNTSC映像
が差し込まれるべき領域の左端までの領域に対応し、第
2カウンタ43は、NTSC映像が差し込まれるべき領
域の左端近傍の領域に対応し、第3カウンタ44は、N
TSC映像が差し込まれるべき領域に対応し、第4カウ
ンタ45は、NTSC映像が差し込まれるべき領域の右
端近傍の領域に対応し、第5カウンタ46は、NTSC
映像が差し込まれるべき領域の右端からHDTV映像の
右端までの領域に対応する。
【0030】具体的には、1080iの場合、第1カウ
ンタ42は、192〜427の領域に対応し、第2カウ
ンタ43は、428〜437の領域に対応し、第3カウ
ンタ44は、438〜1867の領域に対応し、第4カ
ウンタ45は、1868〜1877の領域に対応し、第
5カウンタ46は、1878〜2112の領域に対応す
る。なお、1080iでは、1ラインあたりのサンプル
数は2200であり、映像書込開始点は192である。
ここで、第2カウンタ43および第4カウンタ45がカ
ウントする領域に幅をもたせてあるのは、NTSC映像
が差し込まれる位置のずれを考慮しているためである。
NTSC映像がHDTV映像のちょうど中央に差し込ま
れる場合、差込開始点は432となり、差込終了点は1
872となる。
【0031】NTSC映像差込判定部47は、フレーム
間の差分像と、垂直同期信号と、各カウンタ42〜46
のカウント値と、を入力し、NTSC映像が差し込まれ
ているか否かを判定する。NTSC映像差込判定部47
は、1フレームの入力が終了するとカウンタ42〜46
のカウント値を参照する。そして、NTSC映像が差し
込まれるべき領域の両端部分に差分像があり、かつ、N
TSC映像が差し込まれるべき領域以外の領域に差分像
がない場合に、NTSC映像が差し込まれていると判定
する。すなわち、第1カウンタ42および第5カウンタ
46のカウント値が「0」であり、かつ、第2カウンタ
43および第4カウンタ45のカウント値が「0」でな
い場合、NTSC映像が差し込まれていると判定する。
【0032】あるいは、ノイズを考慮して、NTSC映
像が差し込まれるべき領域以外の領域に存在する差分像
の画素数が所定の第1の閾値以下であり、かつ、NTS
C映像が差し込まれるべき領域の両端部分に存在する差
分像の画素数が所定の第2の閾値以上である場合、NT
SC映像が差し込まれていると判定する。すなわち、第
1カウンタ42および第5カウンタ46のカウント値が
第1の閾値(たとえば「10」)以下であり、かつ、第
2カウンタ43および第4カウンタ45のカウント値が
第2の閾値(たとえば「10」)以上である場合、NT
SC映像が差し込まれていると判定する。
【0033】また、NTSC映像差込判定部47は、一
つ前のフレームでNTSC映像が差し込まれていると判
断した場合、現在の判断対象のフレームでNTSC映像
が差し込まれるべき領域にのみ差分像が存在しなけれ
ば、NTSC映像が差し込まれていると判断してもよ
い。たとえば、NTSC映像差込判定部47は、一つ前
のフレームでNTSC映像が差し込まれていると判断
し、かつ、現在の判定対象のフレームで検出された差分
像が水平方向において、左端から432〜1872の領
域に分布して存在する場合、NTSC映像が差し込まれ
ていると判断してもよい。
【0034】すなわち、NTSC映像差込判定部47
は、一つ前のフレームでNTSC映像が差し込まれてい
ると判断し、現在の判断対象のフレームでも左右の固定
パターンの領域に差分像が存在しない場合、引き続きN
TSC映像が差し込まれていると判断する。また、NT
SC映像差込判定部47は、一つ前のフレームでNTS
C映像が差し込まれていると判断したが、現在の判断対
象のフレームでは左右の固定パターンの領域に差分像が
存在する場合、HDTV映像に切り替わったと判断す
る。
【0035】図7は、図3に示した輝度変換部34の概
略構成を示すブロック図である。輝度変換部34は、補
正テーブル参照部51と、補正テーブル参照部を迂回す
る迂回路52と、セレクタ53と、を備える。AD変換
部22からの出力は、補正テーブル参照部51を通る経
路と迂回路52とに分岐される。補正テーブル参照部5
1は、AD変換部22からの画像データDV1とドット
クロック生成部31からのドットクロックDCLKとを
入力し、補正テーブル記憶部33に記憶された補正テー
ブルを参照し、補正テーブルに記述されている通りに画
像データDV1の輝度を変換し、変換結果をセレクタ5
3に出力する。
【0036】セレクタ53は、ドットクロック生成部3
1からのドットクロックDCLKとNTSC差込表示検
出部35からの信号とを入力し、AD変換部22から迂
回路52を通ってきた信号または補正テーブル参照部5
1で補正された信号のいずれか一方を選択して液晶ディ
スプレイ駆動回路3に出力する。NTSC差込表示検出
部35からの信号が、映像信号にNTSC映像が差し込
まれていることを示す場合(ハイレベルの場合)、セレ
クタ53は、補正テーブル参照部51で補正された信号
を選択する。一方、NTSC差込表示検出部35からの
信号が、映像信号にNTSC映像が差し込まれていない
ことを示す場合(ローレベルの場合)、セレクタ53
は、迂回路52側を選択する。
【0037】なお、液晶ディスプレイ駆動回路3は、こ
の発明の映像表示駆動手段に対応し、投写光学系9,液
晶ディスプレイパネル10および照明光学系11は、こ
の発明の映像表示手段に対応し、NTSC差込表示検出
部35は、この発明の検出手段に対応し、輝度変換部3
4は、この発明の色調補正手段に対応し、補正テーブル
記憶部33は、この発明の記憶手段に対応し、NTSC
映像差込判定部47は、この発明の判定手段に対応す
る。
【0038】以上の構成において、この実施の形態の動
作について、図8〜図11を参照して説明する。図8
は、この実施の形態にかかるNTSC映像差込判定部4
7の処理手順を示すフローチャートである。NTSC映
像差込判定部47は、一つのフレームの入力が終了した
か否かを監視し(S1)、一つのフレームの入力が終了
すると、前のフレームが差込映像(NTSC映像が差し
込まれた映像)であったか否かを判定する(S2)。前
のフレームが差込映像でなかった場合は、第1カウンタ
42および第5カウンタ46のカウント値を参照し、こ
れらが「0」であるか否かを判定する(S3)。
【0039】第1カウンタ42および第5カウンタ46
のカウント値が「0」である場合、第2カウンタ43お
よび第4カウンタ45のカウント値を参照し、これらが
「0」でないか、すなわち「1」以上であるか否かを判
定する(S4)。第2カウンタ43および第4カウンタ
45のカウント値が「1」以上である場合、映像信号に
NTSC映像が差し込まれていると判断し、ハイレベル
の信号を輝度変換部34に出力する(S5)。そして、
ステップS1に戻り、つぎのフレームの入力が終了する
のを待つ。
【0040】一方、ステップS3で第1カウンタ42お
よび第5カウンタ46のカウント値が「0」でない場
合、またはステップS4で第2カウンタ43および第4
カウンタ45のカウント値が「0」である場合は、映像
信号にNTSC映像が差し込まれていないと判断し、ロ
ーレベルの信号を輝度変換部34に出力する(S7)。
そして、ステップS1に戻り、つぎのフレームの入力が
終了するのを待つ。また、ステップS2で前のフレーム
が差込映像である場合、差分像が水平方向432〜18
72に分布して存在するか否かを判定し(S6)、差分
像が水平方向432〜1872に分布して存在する場合
はステップS5に進み、差分像が水平方向432〜18
72に分布して存在しない場合はステップS7に進む。
【0041】つぎに、この実施の形態にかかる補正テー
ブルの作成方法について説明する。ブラウン管の発光輝
度は、印加電圧のおよそ2.2乗に比例する。NTSC
の場合、映像本来の輝度データを放送局で(1/2.
2)乗して送信する。これにより、ブラウン管上で階調
表現がほぼリニアになる。NTSCの場合の補正結果V
1は、式(1)で表される。 V1=L(1/2.2)≒L0.45 (0≦L≦1) ・・・(1) ただし、Lは映像本来の輝度データである。
【0042】一方、HDTVでは、補正結果V2は式
(2)および式(3)で表される。 V2=4.5×L (0≦L<0.0018) ・・・(2) V2=1.099×L0.45−0.099 (0.0018≦L<1) ・・(2) このように、HDTVとNTSCとでは、映像の送り側
でのγ補正が異なる。したがって、HDTV映像にNT
SC映像をそのまま差し込むと、NTSC映像部分が不
自然に表示される。この実施の形態の補正テーブルは、
NTSCの形式でγ補正された映像をHDTVの形式に
変換するためのものである。
【0043】図9は、この実施の形態にかかる補正テー
ブルの作成方法を示すフローチャートである。なお、こ
こでは、輝度データが10ビットである場合を例に挙げ
る。この補正テーブルの作成方法は、予めPC等で実行
され、作成された補正テーブルは、補正テーブル記憶部
33に格納される。この補正テーブルの作成方法では、
まず、NTSC映像の輝度データを「1023」で割
り、「0」以上「1」以下に正規化する(S11)。
【0044】つぎに、ステップS11で得た値を2.2
乗してリニアに戻す(S12)。つぎに、ステップS1
2で得た値にHDTV信号の送り側のγ補正式を適用す
る(S13)。そして、ステップS13で得た値に10
23を掛けて元のビット表現(10ビット)に戻す(S
14)。これにより、図10に示す補正テーブルを得る
ことができる。なお、図10では、説明を簡単にするた
めに、16階調ごとのデータのみを示している。
【0045】つぎに、輝度変換部34の動作について説
明する。図11は、この実施の形態にかかる輝度変換部
34の処理手順を示すフローチャートである。輝度変換
部34の動作では、セレクタ53が、NTSC差込検出
部35からの信号に基づいて、AD変換部22からの画
像データにNTSC映像が差し込まれているか否かを判
定する(S21)。画像データにNTSC映像が差し込
まれている場合、セレクタ53は、補正テーブル参照部
51側を選択し(S22)、補正テーブル参照部51
は、補正テーブルを参照して色度補正を行い、液晶ディ
スプレイ駆動回路3に補正された画像データが出力され
る(S23)。一方、画像データにNTSC映像が差し
込まれている場合、セレクタ53は、迂回路52を選択
し、AD変換部22からの画像データがそのまま液晶デ
ィスプレイ駆動回路3に出力される(S24)。
【0046】前述したように、この実施の形態によれ
ば、NTSC差込表示検出部35が、液晶ディスプレイ
駆動回路3ならびに液晶ディスプレイパネル10,照明
光学系11および投写光学系9に対応する第1の映像形
式(HDTV等)とは異なる第2の映像形式(NTSC
等)の映像が映像信号に差し込まれていることを、これ
らの映像形式の表示領域の違いに基づいて検出し、輝度
変換部34が、NTSC差込表示検出部35の検出結果
を入力し、第2の映像形式の映像が映像信号に差し込ま
れている場合、第2の映像形式の映像を第1の映像形式
に対応させる色調補正を行う。これにより、第2の映像
形式の映像が差し込まれた部分の表示色を適切に補正す
ることができるため、適切な表示を行うことができる。
【0047】なお、この実施の形態の映像信号変換回路
2の各機能は、ハードウェアで実現してもよいし、コン
ピュータプログラムによって実現してもよい。これら各
機能を実現するコンピュータプログラムは、フロッピデ
ィスクやCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な
記録媒体に記録された形態で提供される。コンピュータ
(映像表示装置)は、その記録媒体からコンピュータプ
ログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置
に転送する。あるいは、コンピュータプログラムを、プ
ログラム供給装置から通信経路を介してコンピュータに
供給するようにしてもよい。
【0048】コンピュータの機能を実現するときには、
内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラムがコ
ンピュータのマイクロプロセッサによって実行される。
また、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを
コンピュータが直接実行するようにしてもよい。この明
細書において、コンピュータとは、ハードウェア装置と
オペレーティングシステム(OS)とを含む概念であ
り、OSの制御の下で動作するハードウェア装置を意味
している。また、OSが不要でアプリケーションプログ
ラム単体でハードウェア装置を動作させるような場合に
は、そのハードウェア装置自体がコンピュータに相当す
る。
【0049】ハードウェア装置は、CPU等のマイクロ
プロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプロ
グラムを読み取るための手段と、を備えている。コンピ
ュータプログラムは、このようなコンピュータに上述の
各機能を実現させるプログラムコードを含んでいる。上
述の機能の一部は、アプリケーションプログラムではな
く、OSによって実現されていてもよい。この発明にお
ける「記録媒体」としては、フレキシブルディスク、C
D−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカー
トリッジ、パンチカードやバーコード等の符号が印刷さ
れた印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやR
OM等のメモリ)および外部記憶装置等、コンピュータ
によって読み取ることができる種々の媒体を用いること
ができる。
【0050】また、この実施の形態は、透過型プロジェ
クタにも反射型プロジェクタにも適用することができ
る。ここで、「透過型」とは、液晶ライトバルブ等のラ
イトバルブが光を透過するタイプであることを意味して
おり、「反射型」とは、ライトバルブが光を反射するタ
イプであることを意味している。反射型プロジェクタの
ライトバルブは、液晶ライトバルブであってもよいし、
マイクロミラーを用いたライトバルブであってもよい。
さらに、この実施の形態を、直視型CRTモニタ,投写
型CRTモニタ,直視型液晶モニタ等、他の映像表示装
置に適用しても同様の効果を得ることができる。
【0051】また、この実施の形態では、HDTV信号
にNTSC映像を差し込む例を示したが、この実施の形
態は、HDTVおよびNTSCの組合せ以外の他の映像
形式の組合せにも適用することができ、同様の効果を得
ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の映像表
示装置(請求項1)は、検出手段が、第2の映像形式の
映像が映像信号に差し込まれていることを、これらの映
像形式の表示領域の違いに基づいて検出し、色調補正手
段が、検出手段の検出結果を入力し、第2の映像形式の
映像が映像信号に差し込まれている場合、第2の映像形
式の映像を第1の映像形式に対応させる色調補正を行
う。これにより、第2の映像形式の映像が差し込まれた
部分の表示色を適切に補正することができるため、適切
な表示を行うことができる。
【0053】また、この発明の映像表示装置(請求項
2)は、差分像生成手段が、映像信号のフレーム間の差
分像を生成し、検出手段が、その差分像を入力し、第2
の画像形式の表示領域以外の部分における映像の変化が
第1の閾値以下であって、かつ第2の画像形式の表示領
域の端部における映像の変化が第2の閾値以上であるか
否かに基づいて第2の映像形式の映像が映像信号に差し
込まれているか否かを判定するため、第2の映像形式の
映像が入力映像信号に差し込まれているか否かを判定す
ることができる。
【0054】また、この発明の映像表示装置(請求項
3)は、記憶手段が、色補正に用いる補正テーブルを記
憶し、差分像生成手段が、映像信号のフレーム間の差分
像を生成し、水平カウンタが、水平同期信号およびクロ
ック信号を入力し、水平ライン上の位置を検出し、第1
のカウンタが、差分像、水平カウンタの検出結果、垂直
同期信号、およびクロック信号を入力し、第2の画像形
式の表示領域以外の部分における映像の変化をカウント
し、第2のカウンタが、差分像、水平カウンタの検出結
果、垂直同期信号、およびクロック信号を入力し、第2
の画像形式の表示領域の端部における映像の変化をカウ
ントし、判定手段が、垂直同期信号、第1のカウンタの
第1のカウント値、および第2のカウンタの第2のカウ
ント値を入力し、第1のカウント値が第1の閾値以下で
あって、かつ第2のカウント値が第2の閾値以上である
か否かに基づいて、第2の映像形式の映像が映像信号に
差し込まれているか否かを判定し、補正手段が、補正テ
ーブルを参照して映像信号を補正し、セレクタが、判定
手段の判定結果に基づいて補正手段を通る経路または迂
回路のいずれか一方を選択するため、差込映像信号を検
出し、該差込映像信号の色補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態にかかる映像表示装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した映像信号変換回路の概略構成を示
すブロック図である。
【図3】図2に示したビデオプロセッサの概略構成を示
すブロック図である。
【図4】(a)(b)は、この実施の形態にかかる表示
画面を示す説明図である。
【図5】この実施の形態にかかる差込部分の端部につい
て説明する説明図である。
【図6】図3に示したNTSC表示検出部の概略構成を
示すブロック図である。
【図7】図3に示した輝度変換部の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図8】この実施の形態にかかるNTSC映像差込判定
部の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】この実施の形態にかかる補正テーブルの作成方
法を示すフローチャートである。
【図10】この実施の形態にかかる補正テーブルの一例
を示す説明図である。
【図11】この実施の形態にかかる輝度変換部の処理手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 フレームメモリ 2 映像信号変換回路 3 液晶ディスプレイ駆動回路 4 バス 5 リモコン 6 リモコン制御部 7 CPU 8 投写スクリーン 9 投写光学系 10 液晶ディスプレイパネル 11 照明光学系 21 同期分離部 22 AD変換部 23 ビデオプロセッサ 31 ドットクロック生成部 32 差分像生成部 33 補正テーブル記憶部 34 輝度変換部 35 NTSC差込表示検出部 41 水平カウンタ 42〜46 カウンタ 47 NTSC差込判定部 51 補正テーブル参照部 52 迂回路 53 セレクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像を表示する映像表示手段と、前記映
    像表示手段を駆動し、入力された映像信号に応じた映像
    を表示させる映像表示駆動手段と、を備えた映像表示装
    置において、 前記映像表示駆動手段および前記映像表示手段に対応す
    る第1の映像形式とは異なる第2の映像形式の映像が前
    記映像信号に差し込まれていることを、これらの映像形
    式の表示領域の違いに基づいて検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果を入力し、前記第2の映像形式
    の映像が前記映像信号に差し込まれている場合、前記第
    2の映像形式の映像を前記第1の映像形式に対応させる
    色調補正を行う色調補正手段と、 を具備することを特徴とする映像表示装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記映像信号のフレーム間の差
    分像を生成する差分像生成手段を具備し、 前記検出手段は、前記差分像を入力し、前記第2の画像
    形式の表示領域以外の部分における映像の変化が第1の
    閾値以下であって、かつ前記第2の画像形式の表示領域
    の端部における映像の変化が第2の閾値以上であるか否
    かに基づいて前記第2の映像形式の映像が前記映像信号
    に差し込まれているか否かを判定することを特徴とする
    請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記色補正に用いる補正テーブ
    ルを記憶する記憶手段と、前記映像信号のフレーム間の
    差分像を生成する差分像生成手段と、 を具備し、 前記検出手段は、 前記映像信号の水平同期信号およびクロック信号を入力
    し、水平ライン上の位置を検出する水平カウンタと、 前記差分像、前記水平カウンタの検出結果、前記映像信
    号の垂直同期信号、および前記クロック信号を入力し、
    前記第2の画像形式の表示領域以外の部分における映像
    の変化をカウントする第1のカウンタと、 前記差分像、前記水平カウンタの検出結果、前記垂直同
    期信号、および前記クロック信号を入力し、前記第2の
    画像形式の表示領域の端部における映像の変化をカウン
    トする第2のカウンタと、 前記垂直同期信号、前記第1のカウンタの第1のカウン
    ト値、および前記第2のカウンタの第2のカウント値を
    入力し、前記第1のカウント値が第1の閾値以下であっ
    て、かつ前記第2のカウント値が第2の閾値以上である
    か否かに基づいて、前記第2の映像形式の映像が前記映
    像信号に差し込まれているか否かを判定する判定手段
    と、 を有し、 前記色調補正手段は、 前記補正テーブルを参照して前記映像信号を補正する補
    正手段と、 前記補正手段を迂回する迂回路と、 前記判定手段の判定結果に基づいて前記補正手段を通る
    経路または前記迂回路のいずれか一方を選択するセレク
    タと、 を有することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装
    置。
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JP2010259084A (ja) * 2010-06-21 2010-11-11 Hitachi Ltd 映像表示装置

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