JP4943718B2 - 編地案内板開閉駆動ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、編地を案内する編地案内板を開閉駆動する編地案内板開閉駆動ユニットに関する。
従来の技術の横編機では、編成された編地を引き下げる編地引き下げ装置の一対のローラと編地案内板とを、1つの駆動モータによって開閉駆動させている。具体的には、駆動モータと、一対のローラおよび編地案内板との間には、カム機構およびリンク機構がそれぞれ介在し、駆動モータは、カム機構およびリンク機構を介して、一対のローラと編地案内板とを開閉駆動している。また編出し装置には、編出し装置を上下方向に昇降するための駆動モータが前記駆動部と別個に設けられている。編地案内板は、編出し装置の上昇とともに開き、編出し装置の下降とともに閉じるように、2つの駆動モータが同期させられている。先行技術文献は、見つからなかった。
従来の技術では、1つの駆動モータによって一対のローラの開閉と編地案内板の開閉とを開閉駆動させているので、駆動モータの負担が大きく、大きな駆動力を発生可能な駆動モータが必要となる。さらに1つの駆動モータがカム機構およびリンク機構を介して、一対のローラと編地案内板とを開閉駆動しているので、構成が複雑になり、横編機内が嵩張る。
本発明の目的は、編地案内板を駆動する駆動部が、編地引き下げ装置のローラの駆動部と異なる編地案内板開閉駆動装置を提供することである。
本発明の他の目的は、編地案内板の開閉動作と編出し装置の昇降動作とを連動可能な編地案内板開閉駆動ユニットを提供することである。
本発明は、少なくとも前後一対の針床を有する横編機の歯口部の下方に配設される編地案内板開閉ユニットであって、
編地の編出しを行う編出し装置と、
編出し装置を上下方向に昇降可能な昇降駆動装置と、
開閉可能であって、閉状態で編成された編地を案内し、開状態で編出し装置の先端部が歯口部まで上昇可能な編地案内板と、
編出し装置の昇降に機械的に連動して、編地案内板を開閉させる連動機構であって、カム機構を含む連動機構とを有し、
編出し装置は、編地案内板に対向するカム面部を有し、
連動機構は、カム面部に対して当接するカムフォロアと基体とを有し、
編地案内板は、基体を介してカムフォロアが連結され、
連動機構には、カムフォロアをカム面部に当接させるばね力を基体に与えるばね部材が設けられていることを特徴とする編地案内板開閉ユニットである。
また本発明は、連動機構は、編出し装置が上方に上昇するときに、編地案内板の閉動作を阻止する閉動作阻止部を含むことを特徴とする。
本発明によれば、1つの駆動装置によって編出し装置を昇降させると、編出し装置の昇降動作に機械的に連動して、編地案内板が開閉する。これによって編地引出し装置のローラを開閉駆動する駆動部と異なる駆動部によって、編地案内板を開閉することができ、ローラを開閉駆動する駆動部の負担を軽減することができる。
また、連動機構をカム機構によって実現することができる。
また、ばね部材によってカムフォロアがカム面部に当接させられている。基体を介してカムフォロアが連結される編地案内板は、カム面部上を移動するカムフォロアの変位に応じて、開閉する。これによって編出し装置を昇降させてカム面部を変位させると、当接しているカムフォロアがカム面部上を移動し、編地案内板が開閉される。
本発明によれば、閉動作阻止部によって、編出し装置の上昇動作時の編地案内板の閉動作が阻止される。これによって編出し装置が上昇するときに、振動などによって編地案内板が閉まる方向に動作して、編出し装置の先端部に設けられる編出し針に当たることを防止でき、編出し針に編地案内板が当たって破損することを防止できる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。各形態で先行する形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付し、重複する説明を略する場合がある。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している形態と同様とする。また実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
図1は、横編機1の左側から見た縦断面図である。図2は、横編機1の右側から見た縦断面図である。横編機は、編地を編成するための機械であり、ハの字に配置されている前後一対の針床2に、複数の編針が配設されている。本実施の形態では、前後一対の針床2を有する横編機1であるけれども、少なくとも前後一対の針床を有する横編機であればよく、前後二対以上の針床を有する横編機であってもよい。複数の編針は、そのフックを前後一対の針床2の歯口部3に対して進退可能に構成されている。横編機1は、編針のフックを進退することによって編地が編成される。横編機1は、基本的に、筐体4内であって前後一対の針床2の下方に、編地引下げ装置5、昇降駆動装置6、編出し装置7、編地案内板8および連動機構52が配設されている。また横編機1の筐体4内には、外部装置である制御装置9が配設されている。編地案内板開閉ユニット72は、編出し装置7と昇降駆動装置6と編地案内板8と連動機構52とを含む。
編地引下げ装置5は、一対のローラ10,11と、第1駆動レバー12と、第2駆動レバー13と、カム14と、軸部材15と、セクタギヤ16と、開閉駆動モータ17と、回動駆動モータ18と、回動ギヤ19a,19bと、連動ギヤ20a,20bと、回動駆動モータ掛止機構21とを含む。一対のローラ10,11は、軸部材10a,11aをそれぞれ有し、各軸部材10a,11aの軸線L1,L2まわりに回動可能に設けられている。一対のローラ10,11は、後側ローラ10が後針床2aの下方に配置され、前側ローラ11が前針床2bの下方に配置され、歯口部3から垂れ下がる編地を挟持して回動することによって、編地を引下げる部材である。軸部材10a,11aは、その軸線L1,L2が横編機の編幅方向X(以下、「X方向」と称する)に平行になるように配設される。後側ローラ10の軸部材10aの軸線方向一端側および他端側の部分には、第1駆動レバー12および第2駆動レバー13が回動可能にそれぞれ連結されている。
第1駆動レバー12は、大略的にT字状に形成されている。第1駆動レバー12の各端部12b,12c,12dには、それぞれ後側ローラの軸部材10a、カムフォロア25および引張りばね部材26aが設けられている。具体的には、カムフォロア25は、軸部材10aが設けられている端部12bと第1駆動レバー12のT字の交差部分12aを介して反対側の端部12cに、回動可能に設けられている。引張りばね部材26aは、その一端部が第1駆動レバー12の残余の端部12dに掛止されている。引張りばね部材26aの他端部は、引張りばね部材26aが第1駆動レバー12に与えるばね力を調整するためのばね力調整部材27aに掛止されている。
第2駆動レバー13は、大略的にL字状に形成されている。第2駆動レバー13の各端部13b,13cには、後側ローラ10の軸部材10aおよび引張り部材26bが設けられている。引張りばね部材26bは、その一端部が前記端部13cに掛止され、他端部が引張りばね部材26bが第2駆動レバー13に与えるばね力を調整するためのばね力調整部材27bに掛止されている。第1駆動レバー12および第2駆動レバー13は、その交差部12aと折れ曲り部13aとが横編機のX方向にわたって伸びる連結軸部材28によって連結され固定されている。この連結軸部材28は、その軸線L3まわりに回動可能に筐体4に設けられている。引張りばね部材26a,26bのばね力を調整することによって、一対のローラ10,11が編地に与える面圧力を調整している。
カムフォロア25は、カム14のカム面部14aに当接している。軸部材15は、X方向に延び、その軸線L4まわりに回動可能に設けられ、カム14が固定されている。軸部材15には、さらに略半円形状に形成されているセクタギヤ16が固定されている。このセクタギヤ16は、開閉駆動モータ17の出力軸17aに設けられているギヤ17bに噛み合っている。セクタギヤ16には、セクタギヤ16の角変位量を検出するための図示しないセンサが設けられている。
第1駆動レバー12と、第2駆動レバー13と、カム14と、軸部材15と、セクタギヤ16と、開閉駆動モータ17とは、後針床2aの下方であって、後側ローラ10の下方に配設されている。また本実施の形態では、開閉駆動モータ17は、後側ローラ10近傍に配設されている。
前側ローラ11の軸部材11aの一端部および他端部には、回動ギヤ19a,19bがそれぞれ設けられている。軸部材11aの一端部に設けられている回動ギヤ19aは、回動駆動モータ18の出力軸18aに設けられるギヤ18bに噛み合っている。回動モータ18は、回動ギヤ19aより上方に設けられ、かつ回動ギヤ19aより横編機1の左側、つまり図1の紙面手前側に配設されている。後側ローラ10の軸部材10aの一端部および他端部には、オルダム継手を介して連動ギヤ20a,20bがそれぞれ設けられている。連動ギヤ20aは、回動ギヤ19aに、連動ギヤ20bは、回動ギヤ19bにそれぞれ噛み合い可能に形成されている。
逆転防止機構21は、回動モータ18の逆転を防止する機構であり、掛止部材30と掛止機構駆動部31とを有する。掛止部材30は、大略ヘの字状に形成され、その折れ曲り部分30aが揺動可能に支持されている。掛止部材30の一端部30bは、鉤状に形成され、回動駆動モータ18のギヤ18bの歯を掛止可能に形成されている。掛止部材30の他端部30cには、掛止機構駆動部31の動節部材31aが連結されている。掛止機構駆動部31は、さらにソレノイド31bを含み、このソレノイド31bに動節部材31aが上下方向(以下、「Z方向」と称する)に摺動可能に嵌まり込んでいる。
昇降駆動装置6は、編出し装置7を昇降駆動する装置であり、後針床2aの下方に配設され、昇降駆動モータ33と、伝動機構34と、2つの昇降伝動機構35とを有する。昇降駆動モータ33は、その出力軸に伝動機構34の伝動機構第1ギヤ34aが固定されている。伝動機構34には、さらに伝動機構第2ギヤ34bと、チェーン34cとを含み、伝動機構第1ギヤ34aと伝動機構第2ギヤ34bとにわたって、チェーン34cが張架されている。伝動機構第2ギヤ34bには、横編機1のX方向一端部から他端部にわたって伸びる伝動機構軸部材36が設けられている。伝動機構第2ギヤ34bの軸線と伝動機構軸部材36の軸線L5とは、一致している。
伝動機構軸部材36は、その軸線方向一端部および他端部に昇降伝動機構35の下側昇降プーリ35aがそれぞれ設けられている。各下側昇降プーリ35aの軸線と伝動機構軸部材36の軸線L5とは、一致している。各昇降伝動機構35は、さらに上側昇降プーリ35bと昇降用タイミングベルト35cとを含む。各上側昇降プーリ35bは、各下側昇降プーリ35aに対して、略鉛直上方にそれぞれ配設されている。下側昇降プーリ35aおよび上側昇降プーリ35bには、これら2つのプーリ35a,35bにわたって昇降用タイミングベルト35cが張架されている。
編出し装置7は、2つの基体39と編出し櫛40とを含む。横編機1には、2つの案内部材41が設けられている。2つの案内部材41は、Z方向に延びる円柱状の部材であり、横編機1のX方向一端部側および他端部側にそれぞれ配設されている。各案内部材41の下端には、ストッパ42が形成されている。2つの基体39は、各案内部材41に挿通され、案内部材41に対してZ方向に摺動変位可能に構成されている。各基体39は、その前後方向Y(以下、「Y方向」と称する)一表面部39aの一部分が各昇降用タイミングベルト35cに噛み合って係止されている。各基体39のY方向他表面部は、カム面部39bを形成している。
カム面部39bは、基体39の上端から下方に向かって延びる第1平坦部71aと、第1平坦部71aの下端から下方に進むにつれて前方向に向かって傾斜する第1傾斜部71bと、第1傾斜部71bの下端から下方に延びる第2平坦部71cと、第2平坦部71cの下端から下方に進むにつれて後方向に向かって傾斜する第2傾斜部71dと、第2傾斜部71dの下端から下方に伸び、かつ第1平坦部71aより後側に形成される第3平坦部71eからなる。
2つの基体39の間には、一方の基体39から他方の基体39にわたって伸びる編出し櫛40が設けられている。編出し櫛40は、X方向に伸びる平板状の櫛ベット43を有し、この櫛ベット43に形成される複数の櫛歯溝に複数の編出し針44がそれぞれZ方向に摺動変位可能に設けられて構成されている。編出し針44は、たとえば針全体とスライダーから成る複合針である。2つの基体39は、櫛ベット43の編幅方向一端部および他端部に設けられている。編出し装置7は、その複数の編出し針44が歯口部3の略鉛直下方に配置されるように配設されている。編出し櫛40には、さらにモータ45が設けられている。モータ45は、スライダーを上下動させるためのモータである。
編地案内板8は、X方向に伸びる板状の部材であり、大略的にZ方向に弓状に形成されている。編地案内板8は、前針床2bの下方に、編成された編地を外方に案内するように配設されている。また筐体4は、前側が大きく開口し、この開口部から横編機1内の構成が外方に露出しないように編地案内板8が設けられている。編地案内板8は、この開口部に編成された編地を案内する部材である。編地案内板8は、X方向両端部がZ方向の他端部寄りの部分で回動軸部材50,51によって回動可能に支持されている。回動軸部材50,51には、連動機構52がそれぞれ設けられている。連動機構52は、横編機1の左右両方の端部に設けられている。
左右両方の連動機構52は、同一の構成であって、Yの字状に形成される基部52aと、第1カムフォロア53と、第2カムフォロア54とを有する。基体である基部52aは、その上端部52bが編地案内板8のZ方向中間部に着脱可能に連結され、そのYの字の交差部52cに回動軸部材50,51が連結されている。基部52aの基体39側の端部52dには、第1カムフォロア53が設けられている。さらに基部52aの残余の端部52eには、ばね部材55が設けられている。このばね部材55は、編地案内板8を開く方向に回動させ、第1カムフォロア53を基体39のカム面部39bに当接させるばね力を基部52aに付勢している。さらに基部52aには、上端部52bと交差部52cとの間に、基体39側に伸びる枝部52fが形成され、その先端部52gに第2カムフォロア54が設けられている。第2カムフォロア54が閉動作阻止部に相当する。さらに基部52aの上端部52bと交差部52cとの間には、ストッパ部56が設けられている。ストッパ部材56は、筐体4に設けられる阻止部材57に当接して、編地案内板8の回動を阻止している。
さらに横編機1の筐体4内には、制御装置9、いわゆるコントロールボックスが配設されている。制御装置9は、横編機1の編成動作および糸送りの速度など、横編機1の各構成を制御するため装置である。制御装置9は、後針床2aより図1の紙面左側、すなわち後側に配設されている。
図3Aおよび図3Bは、編出し装置7の上昇に伴う編地案内板8の開閉動作を示す図である。図4は、編出し針44の先端部が歯口部3付近に到達している状態の横編機1の右側から見た縦断面図を示す図である。編出し装置7および編地案内板8の動作を図1および図2を参照しつつ説明する。昇降駆動装置6は、昇降駆動モータ33が駆動すると、伝動機構34を介して、下側昇降プーリ35aを回動させる。これによって各タイミングベルト35cが一方向に走行し、編出し装置7の基体39を上昇させる。昇降駆動装置6によって基体39を上昇させると、第1カムフォロア53がカム面部39bに当接するようにばね部材55によってばね力が付勢されているので、第1カムフォロア53がカム面部39bに沿って移動する。ばね部材55は、たとえば引張りばねである。
編出し装置7が最下端に位置するとき、連動機構52の第1カムフォロア53は、第2平坦部71cに当接し、第2カムフォロア54は、第1平坦部71aに当接している(図3A(a)参照)。さらに編地案内板8は、その上方の先端部8aが編出し針44を覆う閉状態になっている。この状態から昇降駆動装置6によって基体39を上昇させると、第1カムフォロア53が第2傾斜面部71dに沿って移動し、第2カムフォロア54が第1傾斜面部71bに沿って移動する(図3A(b)および図3A(c)参照)。これによって編地案内板8が軸線L6まわり一方に回動していく。
さらに基体39が上昇すると、第2カムフォロア54が第2平坦部71cまで達し、第1カムフォロア53が第2傾斜部71dに沿って移動する(図3B(d)参照)。これによって編地案内板8は、軸線L6まわり一方に回動し、編出し針44がその先端部8aから上方に露出し、編地案内板8が開状態になる。この開状態では、ストッパ部材56が阻止部材57に当接し、編地案内板8の軸線L6まわり一方の回動が阻止されている。この状態からさらに基体39が上昇すると、まず第1カムフォロア53が第2傾斜部71dから離脱する。第2カムフォロア54は、第2平坦部71cに沿って移動し、編出し針44に編地案内板8の先端部8aが当たることを抑制している。
さらに基体39が上昇すると、第2カムフォロア54が第2平坦部71cから離脱する。この状態から開閉駆動モータ17を駆動させて、一対のローラ10,11を開き、基体39を上昇させ最上端の位置に位置させると、一対のローラ10,11間を通って歯口部3の付近まで編出し針44の先端部が到達し、編地の編出しを行うことができる(図4参照)。
この状態から基体39を下降させると、まず第2カムフォロア54が第2平坦部71cに当接する。その後、第2カムフォロア54は、第2平坦部71cに沿って移動し、第1カムフロア53も第2傾斜部71dに当接する。その後第1カムフォロア53は、第2傾斜部71dに沿って移動し、第2カムフォロア54が第1傾斜部71bに沿って移動し、編地案内板8が軸線L6まわり他方に回動し、編地案内板8の先端部8aが編出し針44を覆い閉状態になる。さらに基体39が下降すると、第1カムフォロア53が第2平坦部71cに達し、第2カムフォロア54が第1平坦部71aに達する。これによって基体39が最下端に到達する。
編地案内板8は、手動操作によって、連動機構52の基部52aの上端部52bから離脱させ、開状態からさらに軸線方向L6まわり一方に回動させて、横編機1内を露出させることができる。このように横編機1の内方を露出させることによって、後側および前側ローラ10,11の取り外しなどのメンテナンス作業を行うことができる。
以下では、編地案内板開閉ユニット72が奏する効果について説明する。本実施の形態の編地案内板開閉ユニット72によれば、1つの駆動装置、具体的には昇降駆動装置6によって編出し装置7を昇降させると、編出し装置7の昇降動作に機械的に連動して、編地案内板8が開閉する。これによって編地引下げ装置5の後側ローラ10を開閉駆動する開閉駆動モータ17と異なる昇降駆動モータ33によって、編地案内板8を開閉することができ、開閉駆動モータ17の負担を軽減することができる。
本実施の形態の編地案内板開閉ユニット72によれば、連動機構52をカム機構によって実現することができる。
本実施の形態の編地案内板開閉ユニット72によれば、ばね部材55によって第1カムフォロア53がカム面部39bに当接させられている。第1カムフォロア53に連結される編地案内板8は、カム面部39b上を移動する第1カムフォロア53の変位に応じて、開閉する。これによって編出し装置7を昇降させてカム面部39bが変位させると、当接している第1カムフォロア53がカム面部39b上を移動し、編地案内板8が開閉される。
本実施の形態の編地案内板開閉ユニット72によれば、第2カムフォロア54によって、編出し装置7の上昇動作時の編地案内板8の閉動作が阻止される。これによって編出し装置7が上昇するときに、振動などによって編地案内板8が閉まる方向に動作して、編出し装置7の先端部に設けられる編出し針44に、編地案内板8の先端部8aが当たることを防止でき、編出し針44に編地案内板8が当たって破損することを防止できる。
本実施の形態では、基体39にカム面部39bが形成されているけれども、図2の二点鎖線で示すように、溝カム73を形成してもよい。基体39にカム溝部74を形成して、このカム溝部74に第1および第2カムフォロア53,54を嵌合させることによって、実現することができる。このように溝カム73を構成すると、ばね部材55を設けることなく、昇降駆動装置6によって編地案内板8の開閉動作を行うことができる。
横編機1の左側から見た縦断面図である。 横編機1の右側から見た縦断面図である。 編出し装置7の上昇にともなう編地案内板8の開閉動作を示す図である。 編出し装置7の上昇にともなう編地案内板8の開閉動作を示す図である。 編出し針44の先端部が歯口部3付近に到達している状態の横編機1の右即面図を示す図である。
符号の説明
6 昇降駆動装置
7 編出し装置
8 編地案内板
39b カム面部
52 連動機構
53 第1カムフォロア
54 第2カムフォロア
55 ばね部材
72 編地案内板開閉ユニット

Claims (2)

  1. 少なくとも前後一対の針床を有する横編機の歯口部の下方に配設される編地案内板開閉ユニットであって、
    編地の編出しを行う編出し装置と、
    編出し装置を上下方向に昇降可能な昇降駆動装置と、
    開閉可能であって、閉状態で編成された編地を案内し、開状態で編出し装置の先端部が歯口部まで上昇可能な編地案内板と、
    編出し装置の昇降に機械的に連動して、編地案内板を開閉させる連動機構であって、カム機構を含む連動機構とを有し、
    編出し装置は、編地案内板に対向するカム面部を有し、
    連動機構は、カム面部に対して当接するカムフォロアと基体とを有し、
    編地案内板は、基体を介してカムフォロアが連結され、
    連動機構には、カムフォロアをカム面部に当接させるばね力を基体に与えるばね部材が設けられていることを特徴とする編地案内板開閉ユニット。
  2. 連動機構は、編出し装置が上方に上昇するときに、編地案内板の閉動作を阻止する閉動作阻止部を含むことを特徴とする請求項1に記載の編地案内板開閉ユニット。
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