JP4940132B2 - 誘導加熱による加工品の多周波熱処理 - Google Patents

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Description

本願は2004年4月21日に出願された米国特許出願No.60/564,083の優先権を主張し、その内容全体は本願に参照として組み込まれる。
本発明は、熱処理のために2つの異なった周波数での2つの異なる形式の誘導加熱の組合せが使用される電気伝導性の加工品(または、部品)の熱処理に関する。
ギアまたは他の加工品(または、部品)は誘導コイルに交流電流を流すことによって誘導的に熱処理することができる。電流はコイルの周りに、ギア内に渦電流を誘発するためにギアに磁気的に結合する磁場を発生する。ギアの高周波焼入れ(または、高周波硬化)は、ギアの残りの部分に影響を与えずに、ギアの歯の表面に硬度及び磨耗耐性を高めるためのマルテンサイト層を与える。硬度の増大はまた、接触疲労強度及び他の機械的特性を向上させる。ギアの幾何学的な複雑性、並びに誘導コイルと歯の先端及びルートフィレット(歯元面と歯底面とが交わっている丸味を帯びた角)との間の電磁結合の変動はギアの歯の先端と底部に異なる大きさの誘導熱を生じさせる。
電流の周波数はギア内を流れる渦電流及び熱の分布に顕著な影響を与える。基本的に、単一の巻きまたは複数の巻きのソレノイドコイルを使用して単一の電流の周波数によって歯の先端だけを硬化させることが必要な場合、比較的高い周波数(例えば、30kHz〜450kHz)及び高い出力密度が適用される。(例えば、図1(a)参照。)コイル100に比較的高周波の電流(電力)が適用される場合、ギア102を加熱する誘導渦電流は、加熱輪郭線104で示されているように、ギアの輪郭(または、外形)に沿って流れる。電流密度は歯の先端106で最も密度が高くなるので、先端部分は底部108に比べて電力過剰となる。また、歯の先端が底部108に比べて最小の金属量を有することを考慮に入れると、先端は加熱サイクル全体を通して最も高い温度上昇を受けることになる。さらに、熱的な観点から見たとき、ギアの底部の金属量は歯の先端部に比べ大幅に大きなヒートシンクを与える。歯の先端の大きな加熱を増大させるもう1つの要因は、歯の先端が歯の底部よりも誘導コイルに近いことによる、誘導コイルと歯の先端の間の電磁近接効果による、(歯の底部に比べて)より大きな電磁結合に関するものである。さらに、高い周波数はより顕著な近接効果を生成する傾向がある。
歯の底部108を誘導的に硬化させる場合、比較的低い周波数(例えば、50Hz〜20kHz)が望まれる。周波数が低いと、渦電流の深さは高周波数に比べて大幅に大きくなる。細かいピッチ及び中間のピッチのギアを加熱する場合、低い周波数によって誘導された電流は容易に短い経路を生成し、ギアの歯の輪郭ではなく、歯の底部の円形部または底部の線に沿って流れる。(例えば、図1(b)及び加熱輪郭線110を参照。)これはルートフィレット領域が歯の先端に比べてより強く加熱される結果となる。
通常、ギアの歯の(先端から底部までの)輪郭に沿った硬化のパターンを与えるためにはギアの予加熱が必要とされる。ギアの幾何構造にも依存するが、予加熱は通常、中間または低い周波数(例えば、20kHz未満)を使用して達成される。そして、最終的な加熱段階中に高周波数(例えば、30kHz〜450kHz)が適用される。
図2は単一のコイル114、並びに、低い出力強度での低い(または、中間の)周波数源、及び高い出力強度での高い周波数源である、それぞれ、2つのインバーター116a及び116bを利用する従来技術の誘導加熱方法を図示している。この方法の主なステップは:ギアをコイル114内に配置すること;ギアを回転させること;ギアを誘導的に予加熱するために(接点118を開き、接点120を閉じることによって)インバーター116aからコイルに低周波電流を適用すること;(接点118を閉じることによって)コイルをインバーター116aから分離し、(接点120を開くことによって)インバーター116bからコイルに高周波電流を適用すること;ギアから高周波電流を除去すること;及び、ギアを冷却することを含む。この方法の大きな欠点はシステムの低い信頼性及び高いコストである。誘導加熱のために大電流が必要であるとともに、大電流電磁接点は通常、寿命が短い。機械的なスイッチの代わりに長寿命の電子スイッチを使用することができるが、それはシステム全体のコストを増大させる。
図3は2つのコイル、すなわち、予加熱コイル128a及び最終加熱コイル128b、並びに2つのインバーター130a及び130bを利用するもう1つの従来技術の誘導加熱の方法を図示している。中間周波数電力インバーター130aは低い出力強度で予加熱コイルに電力を供給し、高周波数電力インバーター130bは高い出力強度で最終加熱コイルに電力を供給する。この方法において、ギア102は(予加熱コイル内に示されている)ギア102を硬化するために適当な機械的移送システムによって予加熱コイル128a、最終加熱コイル128b、及び冷却リング132を通して(図3の矢印の方向に)順番に移動させられる。この方法の大きな欠点は予加熱と最終加熱の間の時間が短くなければならない(例えば、1秒未満)ということである。機械的移送システムは迅速(一瞬の間)で正確な予加熱位置から最終加熱位置へのギアの移送のための、精密な設計を必要とするので装置のコストを増大させる。
もう1つの従来技術の方法は、例えば、特許文献1等に開示されているように、ギアの硬化ために同時的な多周波電源を使用している。同時的な多周波電源の出力は2つの感知可能な異なった周波数を含む。周波数の一方はルートフィレットの加熱を与え、他の周波数は歯の外郭の加熱を与える。この同時的な多周波加熱方法の大きな欠点は単一のコイルの形状を両方の周波数に対して最適化することができないということである。
米国特許2444259号明細書
したがって、本発明の1つの目的は、別個の誘導コイルを使用した加工品の誘導加熱のための比較的高い周波数との組合せで、加工品の比較的低い周波数によるC形コアタイプ誘導加熱の使用によって、(制限ではないが、特に、円錐ギア及びピニオンギア等の)ギアの誘導硬化(または、誘導焼入れ)の均一性を改善し、ギアの歪みまたは変形を減少させることである。
1つの側面において、本発明は2つの異なった種類(構成または配置)の誘導コイルの組合せを使用することによって加工品(または、部品)を熱処理するための装置及び方法に関する。加工品は、加工品を囲んでいる第1誘導コイルを通って流れる第1交流電流によって誘導的に加熱される。第1交流電流は加工品に誘導的に結合する磁場を確立する。加工品はまた、一次巻線となる第2誘導コイルに結合する低周波C形コアインダクターの開口に加工品を配置することによって加熱される。第2誘導コイルは第2交流電流に接続されている。一次巻線によって発生した磁束は(磁束分流加減器としても作用する)C形コア及び加工品を通って流れる。これは加工品に電流を誘導し、ジュール効果によって加工品を加熱する。基本的に、薄層状C形コアと加熱される加工品には同一の磁束が流れる。しかしながら、C形コアは薄層状の磁気材料、または粉末を基材にした磁気材料から作製されているので、それは誘導される渦電流に対して大幅に大きな電気抵抗率を有する。この結果、C形コアに誘導される渦電流の量は加工品内に誘導される渦電流に比べて大幅に小さく、したがって、加工品の加熱の大きさはC形コアに比べて大幅に大きくなる。通常、第1交流電流の周波数は第2交流電流より大きい。第1交流源及び第2交流源によって発生する渦電流を使用した加工品の誘導加熱は同時的であってもよいし、非同時的であってもよい。
本発明の他の側面は以下の詳細な説明及び請求の範囲に記載されている。本発明を説明するために本発明の好まれる実施例を図面に示す。しかしながら、本発明はこれらの実施例の構成及び手段に限定されるものではない。
図4には本発明の誘導加熱処理装置10の1つの実施例が示されている。図4において、加工品はピニオンギアとして概略的に図示されているが、本発明の誘導加熱処理装置は他の種類のギア、及び他の種類の電気伝導性の加工品(または、部品)に対しても適用することができる。高周波数(HF)ソレノイドコイル12は少なくとも部分的に加工品14を囲んでいる。コイル12は単一の巻きであってもよいし、または複数の巻きであってもよい。低周波C形コアインダクター16は静止的なコア区分16a及び移動可能なコア区分16bを含む。低周波数コアは薄層状磁気材料、またはフェライトまたは鉄を基材にした材料等の粉末を基材にした磁気材料等の、この分野で周知の磁気材料から形成されてもよい。低周波数(LF)ソレノイドコイル18は静止コア区分16aの一部を囲んでいる。
HFソレノイドコイル12は高周波電流の電源(図示せず)に適当に接続され、LFソレノイドコイル18は低周波電流の電源(図示せず)に適当に接続される。HFソレノイドコイル12の高周波電流の流れによって生成されたHF磁場は加工品14の高周波数誘導加熱を達成するために加工品14と磁気的に結合する。
LFソレノイドコイル18の高周波電流の流れによって生成されたLF磁場はC形コアインダクター16の低周波誘導加熱を達成するためにC形コアインダクター16と磁気的に結合する。加工品14はC形コアインダクターの隙間に配置されているので、加工品は磁気回路の一部を形成する。低周波C形コアが比較的に加熱されないのに対し、加工品14は通常、薄層状でないか、またはそれを通って流れる低周波電流の流れを抑制するようには形成されていないので、加工品を通って流れる誘導された低周波電流はジュール効果によって加工品を加熱する。また、加工品の温度がキュリー点未満の場合、ヒステリシス損によって付加的な加熱が発生する。
C形コアの端部領域の電磁場の適当な分布を可能にし、それと同時に、HFソレノイドコイルをギアの外径の周りに配置するための空間を与えるために、この分野で周知の磁束集中器15を加工品の両端部に(磁束を)集束させるために使用することができる。加工品は、加工品がC形コアの隙間に配置されているときに、加工品へのHF磁場の、及びC形コアへのLF磁場の同時的または非同時的な適用によって誘導的に加熱することができる。非同時的な適用は多様な異なった方法によって達成されてもよい。例えば、低周波ソレノイドコイル及び高周波C形コアを使用した誘導加熱は時間的に連続的(または、順次的)であってもよいし、または時間に対して部分的に重なっていてもよい。
上述の従来技術のLFソレノイドコイルは、本発明とは異なり、低周波誘導加熱を達成するために使用されている。ピニオンギア等の、先細のギアの外側の周りに巻かれたLFソレノイドコイルを使用する場合、表皮効果及び近接効果の両方が誘導加熱の温度特性を規定する。近接効果はギア内を流れる電流をコイルに最も近い表面に引き付ける。ピニオンギアは先細であるので、電流はギアの径の大きな部分でより多く流れ、径の小さい部分でより少なく流れる。一様でない電磁結合または近接効果による不均一な加熱はLFソレノイドコイルをピニオンの先細に適合させるためにそれの内径を先細にすることによってある程度補正することができる。しかしながら、この手法は位置に対して非常に敏感であり、良好な均一性を生じることが少ない。
C形コアインダクターを使用する本発明の場合、表皮効果及び端部領域に配置された磁束集中器の幾何構成だけがピニオン等の、先細のギア内の低周波加熱の温度特性を規定する。表皮効果は誘導された電流がギアの外側の表面付近を流れることを生じさせる。周波数が高ければ高いほど、電流は外側の表面に近い部分を流れ、より浅い加熱を生じ、逆に、低周波数で電流を誘導すると、より深い電流の流れ及び表面より下の層の加熱を生ずる。それゆえ、C形コアインダクターを使用する場合、近接効果が存在しないことにより、ピニオンの先細に沿った、大幅に均一な加熱が可能になる。このように本発明における低周波加熱のためのC形コアインダクターの使用はピニオンを含む先細のギアを加熱するときに従来技術の加熱に対して重要な長所を有するが、本発明の範囲はこれらの種類の加工品(または、部品)の加熱に限定されない。
本発明は、硬化された加工品を取り除くために移動可能コア区分16bを適当な機械的移送システムに対して下げること(降下);その場所に熱処理されていない加工品を挿入すること;及び、図4に示されているように、熱処理されていない加工品を熱処理工程のために配置するために動可能コア区分を上げることによって、図4に示されているように、複数の加工品を加熱位置に連続的に装填することを可能にする。
本発明の他の実施例において、図5に示されているように、加工品はC形コア回路の一部である中央位置付け部材30の間に配置される。中央位置付け部材は加熱工程中に加工品を保持及び回転させるための手段を与える。(制限ではないが)本発明のこの実施例において、中央位置付け部材はC形コアインダクターを通して配置される。中央位置付け部材の望まれない加熱を減少させるために、中央位置付け部材は好まれるものとして、非磁気ステンレススチール等の、非磁気材料から構成される。
図6は本発明の誘導加熱装置のもう1つの実施例を図示している。この構成において、加工品14の垂直方向の移動を可能にし、それによって、加工品が代替的に(または、交互に)、HFソレノイドコイル12の内部に移動されること、及び加工品のLF誘導加熱のためにそこから除去すること、またはその逆の工程を実施するために十分に移動可能なC形コア区分16bが備えられる。図6に示されているように、加工品がHFソレノイドコイル内に存在しないとき(図6にて「B」で示されているLF加熱位置)、C形コア回路による誘導加熱を達成することができ、加工品がHFソレノイドコイル12内に配置されたとき(図6にて「A」で示されているHF加熱位置)、HF磁場は加工品が誘導的に加熱されることを生じさせる。
図7及び図8に示されているように、本発明の他の実施例において、複式のC形コアインダクター17は固定式のコア区分17a、17b、17c及び17d、並びに移動可能なコア区分17e及び17fを備える。C形コアインダクターの各々はLFソレノイドコイルを備えることができる。(制限ではないが)図7の実施例において、LFソレノイドコイル18a及び18bは、それぞれ、固定式コア区分17a及び17bの周りに巻かれている。コイル18a及び18bは低周波電流の電力源(図示せず)に直列に接続されているのが好ましいが、それらは並列に接続されていてもよい。図7の本発明の実施例はまた、図6に図示されている実施例と同様に、LF及びHF誘導加熱のための、それぞれ、上部及び下部の別個の位置を有している。
図8の実施例は、別個のLF及びHF誘導加熱位置を使用する代わりに、加工品が2つのC形コアの間でHFソレノイドコイルの中に配置されており、必要であれば、図4とともに上述したように同時的な加熱を達成することができることを除いて、図7の実施例に類似である。
図9は本発明の誘導加熱装置のもう1つの実施例を図示している。この構成において、C形コアインダクター19はコア区分19a及び19bを備え、加工品14aは(制限ではないが)図9に示されているギアのように開口を有している。LFソレノイドコイル18cはC形コアインダクターの一部を囲んでおり、低周波電流の電源に接続されている。(制限ではないがこの実施例において単一の巻きコイルとして示されている)HFソレノイドコイル12aは高周波電流の電源に接続されている。LFソレノイドコイル18c内の低周波電流の流れはC形コアインダクターと結合する磁場を確立し、そして、それは加工品14aがそれの開口を通してC形コアインダクターに挿入されたときに、加工品を誘導的に加熱するために加工品14aと磁気的に結合する。HFソレノイドコイル12a内の高周波電流の流れは磁場を確立し、その磁場は加工品が磁場の付近にもたらされたときに加工品を誘導的に加熱するために加工品14aと結合する。低周波加熱及び高周波加熱は同時的に達成されてもよいし、あるいは、加工品をHFソレノイドコイルから離すことによって(低周波加熱のみの実施)、またはLFまたはHFソレノイドコイルの一方だけに電力を提供することによって代替的に(または、交互に)達成されてもよい。図9においてコア区分19bとして示されているC形コアインダクターの区分は加工品のC形コアインダクターからの取り外しを可能にするために(矢印によって図示されているように)移動可能であってもよい。
本発明の全ての実施例において、HFソレノイドコイル12及び12aは図面に示されている形状以外の形状で構成されてもよい。図面において、説明としての電気伝導性加工品はピニオンギアであるので、HFソレノイドコイルはピニオンギアの外側の形状に概略的に適合するために開いた円錐形の断面の形状を呈している。しかしながら、本発明の他の実施例においては、加工品及び所望の誘導加熱パターンに応じて、HFソレノイドコイルは異なった形状であってもよい。例えば、HFソレノイドコイル12の内径はピニオンギアの外径に対して平行でなくてもよい。当業者にとって明白であるように、本発明の範囲から外れることなく、用途に応じて、コイル12と加工品の表面の間の多様な電磁結合は加熱の分布を制御するための付加的なツール(または、道具)として使用することができる。
本発明の上述の実施例においてソレノイドコイルはHF誘導コイルのために使用されているが、本発明に対して他の種類の誘導コイルを使用することもできる。例えば、HFコイルは、電流がソレノイドコイルによって誘導される円周状の回路に比べ、主に、縦軸方向に流れる単発式、またはチャネル式の誘導器であってもよい。
本発明において用語「低周波数」及び「高周波数」は、広義で、「高周波数」が「低周波数」より高いことを意味する。(制限ではないが)通常、「高周波数」は好まれるものとして30kHz〜450kHzの範囲であり、「低周波数」は好まれるものとして50Hz〜20kHzの範囲である。
本発明の上述の実施例において、移動可能コア区分が使用されているが、同時的なLF誘導加熱及びHF誘導加熱が可能な実施例(例えば、図4、図5、及び図8)において、C形コアインダクターは全て静止的なC形コアから構成され、累進的な加工品がC形コアインダクターの隙間に挿入されるようにHFソレノイドコイル12を移動させるための手段が備えられてもよい。
したがって、上述の実施例は本発明の範囲を制限するものではない。本発明の範囲は付随する請求の範囲によって記載される。
高周波電流を利用した、典型的な渦電流の流れ及びギアの誘導加熱の概観を図示している。 従来技術の順次的な加工品の予加熱及び最終加熱の方法を図示している。 もう1つの従来技術の順次的な加工品の予加熱及び最終加熱の方法を図示している。 本発明の多周波熱処理装置の1つの実施例を図示している。 本発明の多周波熱処理装置のもう1つの実施例を図示している。 本発明の多周波熱処理装置のもう1つの実施例を図示している。 本発明の多周波熱処理装置のもう1つの実施例を図示している。 本発明の多周波熱処理装置のもう1つの実施例を図示している。 本発明の多周波熱処理装置のもう1つの実施例を図示している。
符号の説明
12 コイル
10 誘導加熱処理装置
12 ソレノイドコイル
14 加工品
15 磁束集中器
16 C形コアインダクター
16a 静止コア区分
16b 移動可能コア区分
17 C形コアインダクター
17a−17d 固定式コア区分
17e 移動可能コア区分
18 ソレノイドコイル
19 C形コアインダクター
19a,19b コア区分
100 コイル
102 ギア
104 加熱輪郭線
106 歯の先端
108 歯の底部
110 加熱輪郭線
114 コイル
116 インバーター
118,128 接点
128a 予加熱コイル
128b 最終加熱コイル
130a 中間周波数電力インバーター
130b 高周波数電力インバーター
132 冷却リング

Claims (17)

  1. 加工品の誘導加熱処理のための装置であって
    1コア区分及び第2コア区分を備える概略C形のコアインダクターであって、前記加工品が前記概略C形のコアインダクターとともに磁気回路を形成するために第1コア区分と第2コア区分の間の隙間に配置される概略C形のコアインダクター;
    前記隙間に配置された前記加工品の断面を少なくとも部分的に囲む誘導コイルにして、前記概略C形のコアインダクターと磁気的に関連しない誘導コイル;
    第1コア区分の一部に巻かれたソレノイドコイル;
    前記加工品を誘導的に加熱するために前記加工品と結合する、前記誘導コイルの周りの第1交流磁場を誘導するために前記誘導コイルに第1交流電流を供給する第1電源;及び、
    前記磁気回路に、前記第1交流電流の周波数より小さい周波数を有する第2交流磁場を誘導して前記加工品を加熱するために前記ソレノイドコイルに第2交流電流を供給する第2電源を備える装置。
  2. 加工品の誘導加熱処理のための装置であって
    なくとも2つの概略的にC形のコアインダクターであって、前記少なくとも2つの概略的にC形のコアインダクターの各々が第1コア区分及び第2コア区分を備え、第2コア区分が前記少なくとも2つの概略的にC形のコアインダクターの全てに対して共通であり、前記加工品が第1コア区分及び第2コア区分の各々とともに磁気回路を形成するために第2コア区分の隙間に配置される概略的にC形のコアインダクター;
    前記隙間に配置された前記加工品の断面を少なくとも部分的に囲む誘導コイルにして、前記概略C形のコアインダクターと磁気的に関連しない誘導コイル;
    少なくとも2つの概略的にC形のコアインダクターの各々の少なくとも一部に巻かれたソレノイドコイル;
    前記加工品を誘導的に加熱するために前記加工品と結合する、前記誘導コイルの周りの第1交流磁場を誘導するために前記誘導コイルに第1交流電流を供給する第1電源;及び、
    前記磁気回路に、前記第1交流電流の周波数より小さい周波数を有する第2交流磁場を誘導して前記加工品を加熱するために前記ソレノイドコイルの各々に第2交流電流を供給する第2電源を備える装置。
  3. 前記加工品と第2コア区分の対向する端部の間の空間の付近に配置された少なくとも1つの磁束集中器をさらに備える、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記隙間の幅を拡大するために第1コア区分を第2コア区分に対してまたは第2コア区分を第1コア区分に対して移動させる手段、及び前記拡大した前記隙間の幅を通じて前記加工品を前記磁気回路に挿入、及び前記磁気回路から除去する手段をさらに備える、請求項1または2に記載の装置。
  5. 加工品が前記磁気回路を形成するときに加工品を中央に位置付け、または回転させる手段をさらに備える、請求項1または2に記載の装置。
  6. 加工品を第2交流電流によって排他的に加熱させるために前記磁気回路が閉回路として維持されるときに、加工品の前記誘導コイルから出る移動を可能にするために前記加工品、及び前記隙間に隣り合う第1コア区分または第2コア区分を移動させる手段と、加工品を第1交流電流によって排他的に加熱させるべく磁気回路を開くために第1コア区分または第2コア区分のどちらかを移動させる手段とをさらに備える、請求項1または2に記載の装置。
  7. 第1電源の周波数が30kHz〜450kHzであり、第2電源の周波数は50Hz〜20kHzである、請求項1または2に記載の装置。
  8. 加工品を加熱するための方法であって:
    前記加工品を誘導的に加熱するために誘導コイル内の第1交流電流の流れによって生成される第1交流磁場と前記加工品を磁気的に結合させるために、前記加工品の断面を少なくとも部分的に前記誘導コイル内に配置すること;
    第1コア区分と第2コア区分との間の隙間における、前記概略C形のコアインダクターと磁気的に関連しない誘導コイル内に加工品を少なくとも部分的に挿入することにより、前記加工品及び少なくとも1つの概略的にC形のインダクターの第1コア区分及び第2コア区分から少なくとも1つの磁気回路を形成すること;及び、
    前記少なくとも1つの磁気回路をソレノイドコイル内の第2交流電流の流れによって生成された第2交流磁場と磁気的に結合させて前記加工品を加熱するために、第1コア区分または第2コア区分の少なくとも1つの一部に巻かれた少なくとも1つの前記ソレノイドコイルに第2交流電流を供給することのステップを含み、
    前記第1交流電流の周波数が前記第2交流電流の周波数より大きい方法。
  9. 前記加工品と第1コア区分または第2コア区分の間の空間の磁場を形づくるために前記加工品と第1コア区分または第2コア区分の間の前記空間に少なくとも1つの磁束集中器を配置するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記加工品を回転させるためのステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  11. 第1交流電流または第2交流電流によって排他的に加工品を加熱するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  12. 第1交流電流または第2交流電流によって排他的に前記加工品を加熱するステップが、前記少なくとも1つの磁気回路が加工品を第2交流電流によって排他的に加熱させるために閉回路として維持されるときに、加工品を前記誘導コイルから出すために前記加工品及び前記隙間に隣り合う第1コア区分または第2コア区分を移動することにより、及び、加工品を第1交流電流によって排他的に加熱させるべく磁気回路を開くために第1コア区分または第2コア区分のどちらかを移動することによって達成される、請求項11に記載の方法。
  13. 内部開口を有する加工品の誘導加熱処理のための装置であって
    気回路を形成する概略的にC形のコアインダクターであって、前記加工品がそれの内部開口を通して前記C形コアインダクターの一部の周りに挿入されるC形インダクター;
    前記加工品の断面を少なくとも部分的に囲む誘導コイルにして、前記概略C形のコアインダクターと磁気的に関連しない誘導コイル;
    前記C形コアインダクターの一部に巻かれたソレノイドコイル;
    前記加工品を誘導的に加熱するために前記加工品と結合する、前記誘導コイルの周りの第1交流磁場を誘導するために前記誘導コイルに第1交流電流を供給する第1電源;及び、
    前記磁気回路に、前記第1交流電流の周波数より小さい周波数を有する第2交流磁場を誘導して前記加工品を加熱するために前記ソレノイドコイルに第2交流電流を供給する第2電源を備える装置。
  14. 前記概略的にC形のコアインダクターが互いに結合される第1コア区分及び第2コア区分を備える、請求項13に記載の装置。
  15. 第1コア区分と第2コア区分とが互いに結合しないように第1コア区分または第2コア区分のどちらかを移動させる手段、及び、第1コア区分と第2コア区分とが互いに結合しない際に前記加工品の内部開口を前記C形のコアインダクター内に対して挿入及び除去する手段をさらに備える、請求項14に記載の装置。
  16. 内部開口を有する加工品を加熱するための方法であって:
    前記加工品を誘導的に加熱するために誘導コイル内の第1交流電流の流れによって生成される第1交流磁場と前記加工品を磁気的に結合させるために、前記加工品の断面を少なくとも部分的に前記誘導コイル内に配置すること
    略的にC形のインダクターが磁気回路を形成するように、前記加工品を加工品の内部開口を通して概略的にC形のインダクターに挿入すること;及び、
    前記磁気回路をソレノイドコイル内の第2交流電流の流れによって生成された第2交流磁場と磁気的に結合させて前記加工品を加熱するために、前記概略的にC形のインダクターの一部に巻かれた少なくとも1つの前記ソレノイドコイルに第2交流電流を供給することのステップを含み、
    前記第1交流電流の周波数が前記第2交流電流の周波数より大きい方法。
  17. 前記概略的にC形のインダクターを二つの互いに結合するコア区分から形成し、前記加工品の内部開口を概略的にC形のインダクターに挿入、または概略的にC形のインダクターから除去するために前記二つの互いに結合するコア区分を開放するためのステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
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