JP4939792B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

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本発明は、ヒートポンプを使用して衣類を乾燥させる衣類乾燥機に関する。
従来より、衣類乾燥機においては、ヒートポンプを使用して衣類を乾燥させるようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。このものは、衣類を乾燥させる際に発生する水分を蒸発器で回収(除湿)し、その折りに回収した潜熱を圧縮機により高温の冷媒状態に変換し、凝縮器で空気を加熱するエネルギーとして再使用する。このようにすることで、外部には僅かな放熱ロスがある以外、ほとんどエネルギーを逃がさず再利用できるものであり、従って、効率の良い乾燥が実現でき、運転時間の短縮化も実現できる。
しかして、このものの運転を制御するについては、上述の効果を発揮するために、乾燥運転の初期には、衣類と空気の加熱を促進して衣類からの水分の蒸発量を速やかに増やすことが不可欠であり、乾燥運転の中期には、蒸発器における水分の回収を促進すべく蒸発器を低温に保つことが不可欠である。
しかしながら、その制御次第では、空気通路内の空気温度(衣類への供給空気温度など)が大きく変わり、衣類からの水分の蒸発状況と、それに伴いヒートポンプ(冷凍サイクル)のサイクル状況が大きく変わってしまうことがある。又、ヒートポンプにおいては、冷媒の高圧圧縮を繰り返すことが必須であることから、冷媒流通パイプの破裂等の問題を惹起するのを回避すべく、例えば圧縮機からの冷媒吐出圧力が上がり過ぎないように制御することが必要である。
従来、これらのため、サイクルの数点の温度、例えば蒸発器の温度や、凝縮器の温度、及び圧縮機の温度(特には吐出温度)、そして衣類への供給空気温度などを検知することによって、調整がなされていた。
特開昭61−5898号公報
しかしながら、上述のように調整するこれまでの制御方法では、外的要因による変動が生じ、その結果、上記問題領域に至ることがあり、それを回避するための制御では、効率が大幅に低下するという解決すべき点を有していた。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、外的要因に適切に対応して良好な制御ができる衣類乾燥機を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の衣類乾燥機においては、第1に、回転槽と、通風路、及び前記回転槽を回転させる駆動装置を具えると共に、前記通風路を通して前記回転槽内の空気を循環させる送風機と、前記通風路中に蒸発器と凝縮器とを配設してそれらを圧縮機及び絞り弁と接続することにより冷凍サイクルを構成するヒートポンプと、前記蒸発器の温度を検知する蒸発器温度検知手段又は前記凝縮器の温度を検知する凝縮器温度検知手段と、前記蒸発器温度検知手段の検知結果を受けて前記蒸発器の温度を設定値に保つように前記絞り弁の開度を調整する制御をするか、又は前記凝縮器温度検知手段の検知結果を受けて前記凝縮器の温度を設定値に保つように前記絞り弁の開度を調整する制御をする制御手段とを具え、衣類を乾燥させる乾燥運転を行うものにおいて、前記制御手段が、乾燥運転の後期に、中期より前記蒸発器温度の設定値を高くし、又は前記凝縮器温度の設定値を低くして、前記絞り弁の開度を弱める制御をすることを特徴とする(請求項1の発明)。
本発明の衣類乾燥機においては、第2に、回転槽と、通風路、及び前記回転槽を回転させる駆動装置を具えると共に、前記通風路を通して前記回転槽内の空気を循環させる送風機と、前記通風路中に蒸発器と凝縮器とを配設してそれらを圧縮機及び絞り弁と接続することにより冷凍サイクルを構成するヒートポンプと、前記蒸発器の温度を検知する蒸発器温度検知手段又は前記凝縮器の温度を検知する凝縮器温度検知手段と、前記蒸発器温度検知手段の検知結果を受けて前記蒸発器の温度を設定値に保つように前記絞り弁の開度を調整する制御をするか、又は前記凝縮器温度検知手段の検知結果を受けて前記凝縮器の温度を設定値に保つように前記絞り弁の開度を調整する制御をする制御手段とを具え、衣類を乾燥させる乾燥運転を行うものにおいて、乾燥させるべき衣類の量を検知する衣類量検知手段を具備し、前記制御手段が、前記乾燥させるべき衣類の量が少ない場合には、多い場合より乾燥運転の中期における前記蒸発器温度の設定値を低く設定するか、又は前記凝縮器温度の設定値を高く設定することを特徴とする(請求項2の発明)。
本発明の衣類乾燥機においては、第3に、回転槽と、通風路、及び前記回転槽を回転させる駆動装置を具えると共に、前記通風路を通して前記回転槽内の空気を循環させる送風機と、前記通風路中に蒸発器と凝縮器とを配設してそれらを圧縮機及び絞り弁とと接続することにより冷凍サイクルを構成するヒートポンプと、前記蒸発器の温度を検知する蒸発器温度検知手段又は前記凝縮器の温度を検知する凝縮器温度検知手段と、前記蒸発器温度検知手段の検知結果を受けて前記蒸発器の温度を設定値に保つように前記絞り弁の開度を調整する制御をするか、又は前記凝縮器温度検知手段の検知結果を受けて前記凝縮器の温度を設定値に保つように前記絞り弁の開度を調整する制御をする制御手段とを具え、衣類を乾燥させる乾燥運転を行うものにおいて、乾燥させるべき衣類が含む水の温度を検知する水温検知手段又は外気の温度を検知する外気温検知手段を具備し、前記制御手段が、前記乾燥させるべき衣類が含む水の温度又は外気の温度が高いときに、前記蒸発器温度の設定値を高くするか、又は前記凝縮温度の設定値を低くすることを特徴とする(請求項3の発明)。
ヒートポンプ式衣類乾燥機における制御に問題を生じる外的要因の1つに、衣類から発生する水分の量が、乾燥運転時間の経過とともに変化することが挙げられる。すなわち、衣類から発生する水分の量は、乾燥運転の初期には少なく、乾燥運転の中期に多くなって、乾燥運転の後期には又少なくなる。
このうち、衣類から発生する水分の量が多くなる乾燥運転の中期には、蒸発器と凝縮器との温度差を充分にとり、衣類の水分蒸発と蒸発器での除湿が効果的に行われるように制御する。それに対して、衣類から発生する水分の量が少なくなる乾燥運転の後期に、中期における蒸発器温度の低減制御をそのまま実行した場合には、圧縮機の吐出温度が上昇し、冷媒流通パイプの内部圧力が上昇することで、該冷媒流通パイプが破裂してしまうおそれがある。
これを回避するため、上述のように、乾燥運転の後期に、中期より蒸発器温度の設定値を高くし、又は凝縮器温度の設定値を低くして、絞り弁の開度を弱める制御をすることにより(請求項1の発明)、圧縮機の吐出温度を下げて冷媒流通パイプの破裂等の問題を生じないようにできる。
ヒートポンプ式衣類乾燥機における制御に問題を生じる外的要因の他の1つに、衣類から発生する水分の量が、乾燥させるべき衣類の量によって異なることが挙げられる。すなわち、衣類から発生する水分の量は、乾燥させるべき衣類の量が少ない場合には少なく、乾燥させるべき衣類の量が多い場合には多い。
前記乾燥運転の中期においては、乾燥させるべき衣類の量が多いほど(衣類から発生する水分の量が多いほど)、圧縮機の能力をフルに使う必要があり、逆に乾燥させるべき衣類の量が少ない場合(衣類から発生する水分の量が少ない場合)には、圧縮機は能力に余力を持った運転となる。
よって、上述のように、蒸発器温度の設定値又は凝縮器温度の設定値を、乾燥させるべき衣類の量を検知する衣類量検知手段の検知結果により変更し(請求項2の発明)、特に、乾燥させるべき衣類の量が少ない場合には、多い場合より乾燥運転の中期における蒸発器温度の設定値を低く設定するか、又は凝縮器温度の設定値を高く設定することで、圧縮機能力の余力分を引き出すことができる。これにより、乾燥させるべき衣類の量が少ない場合、乾燥時間の短縮化ができ、一段と効率の良い乾燥運転を行うことができる。
ヒートポンプ式衣類乾燥機における制御に問題を生じる外的要因の更に他の1つに、衣類から発生する水分の量が、乾燥させるべき衣類が含む水の温度又は外気の温度によって異なることが挙げられる。すなわち、乾燥させるべき衣類が含む水の温度又は外気の温度が高いときには、乾燥運転の比較的初期段階で衣類から発生する水分の量が多く、水分の発生が短時間に集中する。一方、乾燥させるべき衣類が含む水の温度又は外気の温度が低いときには、乾燥運転の初期段階で衣類から発生する水分の量が少なく、水分の発生は高温時に比して分散する傾向を示す。
このうち、水分の発生が短時間に集中する状況(乾燥させるべき衣類が含む水の温度又は外気の温度が高いとき)では、蒸発器温度の上昇(凝縮器温度の低下)を生じやすく、凝縮器、蒸発器、及び圧縮機を含む冷凍サイクル全体の温度が高くなる。そして、極端な場合には、圧縮機の吐出温度が所定の値以上となり、冷媒流通パイプの内部圧力が上昇することで、該冷媒流通パイプが破裂してしまうおそれがある。
これを回避するため、上述のように、蒸発器温度の設定値又は凝縮器温度の設定値を、乾燥させるべき衣類が含む水の温度を検知する水温検知手段の検知結果、又は外気の温度を検知する外気温検知手段の検知結果により変更し(請求項3の発明)、特に、乾燥させるべき衣類が含む水の温度又は外気の温度が高いときに、蒸発器温度の設定値を高くするか、又は凝縮温度の設定値を低くすることで、圧縮機の能力を下げ、それにより、衣類からの水分の発生も時間的に分散させて、圧縮機の吐出温度の上昇を抑える。かくして、冷媒流通パイプの破裂等の問題を生じないようにできる。
以下、本発明を洗濯乾燥機に適用して、その第1実施例(第1の実施形態)につき、図1ないし図5を参照して説明する。
まず、図3には、洗濯乾燥機の全体構成を示しており、外箱1の内部に、水槽2を横軸状態に収容して左右一対のサスペンション3により揺動可能に支持している。水槽2の内部には、ドラム4を同じく横軸状態に収容して支持しており、このドラム4は回転槽たるもので、このドラム4を回転させる駆動装置であるモータ5を水槽2の背部に取付けている。
一方、外箱1内の下部には、通風ケース6を配置しており、この通風ケース6の入口部7には、吸込側ダクト8の先端部を接続している。吸込側ダクト8の基端部は水槽2の後部からドラム4内に臨ませており、この構成で、ドラム4内の空気が吸込側ダクト8内に入り、吸込側ダクト8を通じて通風ケース6内へ導かれるようになっている。
他方、通風ケース6の出口部9には、吐出側ダクト10の基端部を接続しており、吐出側ダクト10の先端部は、水槽2の前部からドラム4内に臨ませている。この構成で、通風ケース6を通った空気が、吐出側ダクト10を通じてドラム4内へ導かれるようになっており、以上の吸込側ダクト8、通風ケース6、及び吐出側ダクト10にて、ドラム4内の空気を通す通風路11を構成している。
しかして、通風路11中の通風ケース6の内部には、入口部7側から出口部9側へ順に、蒸発器12と、凝縮器13、及び送風機14を配置している。このうち、蒸発器12と凝縮器13は、通風ケース6外の離間した位置に防音ケース15により囲繞して配置した例えばロータリー式の圧縮機16、及び図4に示す絞り弁(特には、この場合、電子式絞り弁)17とでヒートポンプ18を組成するもので、このヒートポンプ18においては、圧縮機16−凝縮器13−絞り弁17−蒸発器12−圧縮機16の順に、それらを接続パイプ19によって接続することにより、冷凍サイクルを構成しており、この冷凍サイクルには冷媒(図示せず)を封入している。
そして、蒸発器12にはそれの温度を検知、特にはそれの冷媒を通す配管の全長の中心部より冷媒流入側で検知する第1の温度センサ20を、蒸発器温度検知手段として付設しており、凝縮器13には、同じくそれの温度を検知、特にはそれの冷媒を通す配管の全長の中心部より冷媒流入側で検知する第2の温度センサ21を、凝縮器温度検知手段として付設している。又、圧縮機16には、それの冷媒吸込口部分で冷媒の吸込温度を検知する第3の温度センサ22を、圧縮機吸込温度検知手段として付設すると共に、冷媒吐出口部分で冷媒の吐出温度を検知する第4の温度センサ23を、圧縮機吐出温度検知手段として付設している。
図5には、制御装置24を示しており、この制御装置24は、前記外箱1の内部に配設していて、例えばマイクロコンピュータから成っており、洗濯乾燥機の運転全般を制御する制御手段として機能するようになっている。又、この制御装置24には、洗濯乾燥機の運転に係る操作を使用者がするための操作パネルなど操作部25から各種操作信号が入力されると共に、前記水槽2内の水位を検知するように設けた水位センサ26から水位検知信号が入力され、更に、上記第1ないし第4の温度センサ20〜23から各々の温度検知信号が入力されると共に、乾燥させるべき衣類が含む水の温度を例えば水槽2内にて検知するように設けた水温検知手段たる第5の温度センサ27から温度検知信号が入力され、外気の温度を例えば水槽2外(外箱1内)にて検知するように設けた外気温検知手段たる第6の温度センサ28からも温度検知信号が入力され、そして、前記モータ5の回転を検知するように設けた回転センサ29から回転検知信号が入力されるようにしている。
制御装置24は、回転センサ29と共に、乾燥させるべき衣類の量を検知する衣類量検知手段としても機能するようになっており、その衣類量の検知は、例えば衣類を収容したドラム4を回転させたときの回転速度が所定の回転速度に達するまでの所要時間を制御装置24が測定することで行うもので、その所要時間が長いほど、ドラム4の回転負荷が大きくて、ドラム4に収容された衣類の量が多いと判断される。
上記ドラム4の回転速度は、前記回転センサ29により検知されるモータ5の回転数、ひいてはドラム4の回転数を制御装置24が所要時間で除する演算をすることにより算出される。
しかして、制御装置24は、それらの入力並びにあらかじめ記憶された制御プログラムに基づいて、前記水槽2内(ドラム4内)に給水するように設けた給水弁30と、前記ドラム4駆動用のモータ5、前記水槽2内(ドラム4内)から排水するように設けた排水弁31、前記圧縮機16、送風機14、及び絞り弁17を、駆動回路32を介して駆動制御するようにしている。
次に、上記構成のものの作用を述べる。
上記構成のものでは、操作部25により標準的な運転コースが選択されると、制御装置24は最初に洗濯(洗い及びすすぎ)運転を開始させる。この洗濯運転では、給水弁30により水槽2内に給水する動作が行われ、続いて、モータ5が作動されることにより、ドラム4が低速で正逆両方向に交互に回転される。
洗濯運転が終了すると、次に、脱水運転が開始される。この脱水運転では、水槽2内の水を排出した後、ドラム4を高速で一方向に回転させる動作が行われる。これにより、ドラム4内の衣類(洗濯物)は遠心脱水される。
脱水運転が終了すると、次に、乾燥運転が開始される。この乾燥運転では、ドラム4を低速で正逆両方向に回転させつつ、送風機14を作動させることによる送風作用で、ドラム4内の空気が、吸込側ダクト8、通風ケース6、吐出側ダクト10を順に経、すなわち、通風路11を通って、ドラム4内に戻される循環が行われる。
又、このときには、ヒートポンプ18で圧縮機16が作動されることにより、冷媒が圧縮されて高温高圧の冷媒(気体)となり、その高温高圧の冷媒が凝縮器13に流れて、通風ケース6内の空気と熱交換する。その結果、通風ケース6内の空気が加熱され、反対に、冷媒の温度は低下して液化される。この液化された冷媒が、次に、絞り弁17を通過して減圧された後、蒸発器12に流入し、気化する。それにより、蒸発器12は通風ケース6内の空気を冷却する。そして、蒸発器12を通過した冷媒は圧縮機16に戻る。
これらにより、前記ドラム4内から吸込側ダクト8を経て通風ケース6内に流入した空気は、蒸発器12で冷却されて除湿され、その後に凝縮器13で加熱されて温風化される。そして、その温風が吐出側ダクト10を経てドラム4内に供給される。
ドラム4内に供給された温風は、衣類から水分を蒸発させることでその水分を奪った後、前記吸込側ダクト8を経て通風ケース6内に流入する。
かくして、蒸発器12と凝縮器13を配置した通風ケース6とドラム4との間を空気が循環することにより、ドラム4内の衣類が漸次乾燥される。
図1の(a)は、この乾燥運転における蒸発器12と凝縮器13のそれぞれ温度の変化を示している。この乾燥運転では、図1の(b)に示すように、衣類から発生する水分の量が乾燥運転時間の経過とともに変化する。乾燥運転の初期には、凝縮器13の温度が低く、ドラム4内の温度も低いため、衣類から発生する水分の量は少ない。それに対して、この乾燥運転の初期には、圧縮機16の回転速度を最大にすることで、凝縮器13の温度上昇を促進し、衣類からの水分の発生を促進する。
但し、このときに蒸発器12の温度が0〔℃〕以下になると、水分の凍結が生じ、熱交換性能が低下するだけでなく、蒸発器12の損傷につながる。このため、この乾燥運転の初期においては、過剰な運転を避けるべく、蒸発器12温度の設定値を1〔℃〕以上と設定しており、図1のポイントAに示すように、第1の温度センサ20で検知される蒸発器12の温度が1〔℃〕未満となった場合には、絞り弁17の開度を増す制御を行う。
乾燥運転の中期においては、凝縮器13の温度が高くなり、それに伴いドラム4内の温度も高くなるため、衣類から発生する水分の量が多くなる。このため、蒸発器12と凝縮器13との温度差を充分にとり、ドラム4内における衣類からの水分の蒸発と、蒸発器12での除湿が効果的に行われるようにする。一例として、蒸発器12の温度が所定値である25〔℃〕以下に保たれるように、第1の温度センサ20で検知される蒸発器12の温度が25〔℃〕に到達した時点で、図2の(a)に示すように、絞り弁17の開度を5%減じる制御を加える。
乾燥運転の後期においては、衣類の乾燥が進むことによって、衣類から発生する水分の量は減少し、必要以上の熱交換(加熱、除湿)性能は無駄な消費電力を使うことになる。又、その場合、圧縮機16の吐出温度の上昇が生じ、接続パイプ19を初め、凝縮器13の配管及び蒸発器12の配管など、冷媒流通パイプの内部圧力が上昇することで、該冷媒流通パイプが破裂してしまうおそれがある。特にこの乾燥運転の中期における蒸発器12温度の低減制御をそのまま実行した場合には、蒸発器12と凝縮器13の前記温度差を得ようとすることで、圧縮機16の吐出温度が上昇する。
これに対して、この乾燥運転の後期においては、中期より蒸発器12温度の設定値を高くして絞り弁17の制御を行う。一例として、図2の(b)に示すように、第1の温度センサ20で検知される蒸発器12の温度が30〔℃〕になったときに、絞り弁17の開度を5%減じる制御を加える。
このようにすることで、圧縮機16の吐出温度を下げて冷媒流通パイプの破裂等の問題を生じないようにできる。又、前記乾燥運転の中期には、効率良く乾燥ができるものであり、総じて、衣類から発生する水分の量が乾燥運転時間の経過とともに変化するという外的要因に適切に対応して良好な制御ができる。
なお、乾燥運転の終了時には、圧縮機16、モータ5、及び送風機14が停止されて乾燥運転を終了する。
以上に対して、図6ないし図13は本発明の第2ないし第6実施例(第2ないし第6の実施形態)を示すもので、それぞれ、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
[第2実施例]
上記第1実施例が、蒸発器12温度の設定値を乾燥運転時間の経過とともに変更してヒートポンプ18を制御するようにしたのに対して、図6及び図7に示す第2実施例においては、蒸発器12温度の設定値を、前記回転センサ29及び制御装置24(衣類量検知手段)による、乾燥させるべき衣類量の検知結果により変更してヒートポンプ18を制御するようにしている。
衣類から発生する水分の量は、乾燥させるべき衣類の量によっても異なる。すなわち、乾燥させるべき衣類の量が少ない場合には、衣類から発生する水分の量は少なく、乾燥させるべき衣類の量が多い場合には、衣類から発生する水分の量は多い。
前記乾燥運転の中期においては、乾燥させるべき衣類の量が多いほど(衣類から発生する水分の量が多いほど)、圧縮機16の能力をフルに使う必要があり、逆に乾燥させるべき衣類の量が少ない場合(衣類から発生する水分の量が少ない場合)には、圧縮機16は能力に余力を持った運転となる。
よって、乾燥させるべき衣類の量が少ない場合には、多い場合より乾燥運転の中期における蒸発器12温度の設定値を低く設定することで、圧縮機16の能力の余力分を引き出すことができる。一例として、乾燥させるべき衣類量の検知を乾燥運転の初期に行い、その検知結果ごとに蒸発器12温度の設定値を図7に示すように定めており、検知衣類量が「多量」の領域では、蒸発器12温度の設定値は25〔℃〕以下とし、検知衣類量が「中量」の領域では、蒸発器12温度の設定値は20〔℃〕以下、検知衣類量が「少量」の領域では、蒸発器12温度の設定値は18〔℃〕以下、検知衣類量が「極少量」の領域では、蒸発器12温度の設定値は15〔℃〕以下としている。
図6は、更にそのうちの一例として、検知衣類量が「多量」の領域(6〔kg〕)であった場合(蒸発器12温度の設定値は25〔℃〕以下)と、検知衣類量が「中量」の領域(3〔kg〕)であった場合(蒸発器12温度の設定値は20〔℃〕以下)とにおける、蒸発器12と凝縮器13のそれぞれ温度の変化を(a)に示し、それに伴い衣類から発生する水分の量の変化を(b)に示している。
又、図6の(b)には、検知衣類量が「中量」の領域(3〔kg〕)で、蒸発器12温度の設定値を25〔℃〕以下(検知衣類量が「多量」の領域(6〔kg〕)であった場合と同じ)とした例をも併せて示している。この図6の(b)に示した結果から明らかなように、検知衣類量が「中量」の領域で、蒸発器12温度の設定値を20〔℃〕以下とした場合は、検知衣類量が同じ「中量」の領域で、蒸発器12温度の設定値を25〔℃〕以下とした場合に比して、乾燥運転の中期における圧縮機16の能力の余力分を引き出すことができる分、乾燥終了までの所要時間を短縮化できるものであり、要するに、上述の制御をすることで、乾燥させるべき衣類の量が少ない場合に、乾燥時間の短縮化ができ、一段と効率の良い乾燥運転を行うことができる。従って、この場合、衣類から発生する水分の量が乾燥させるべき衣類の量によっても異なるという外的要因に適切に対応して良好な制御ができる。
[第3実施例]
図8に示す第3実施例においては、蒸発器12温度の設定値を、第5の温度センサ27(水温検知手段)による、乾燥させるべき衣類が含む水の温度の検知結果により変更してヒートポンプ18を制御するようにしている。
衣類から発生する水分の量は、乾燥させるべき衣類が含む水の温度によっても異なる。すなわち、乾燥させるべき衣類が含む水の温度が高いときには、乾燥運転の比較的初期段階で衣類から発生する水分の量が多く、水分の発生が短時間に集中する。一方、乾燥させるべき衣類が含む水の温度が低いときには、乾燥運転の初期段階で衣類から発生する水分の量が少なく、水分の発生は高温時に比して分散する傾向を示す。
このうち、水分の発生が短時間に集中する状況(乾燥させるべき衣類が含む水の温度が高いとき)では、その水分を含んだ空気と蒸発器12との熱交換が盛んに行われることにより、蒸発器12温度の上昇を生じやすく、凝縮器13、蒸発器12、及び圧縮機16を含む冷凍サイクル全体の温度が高くなる。そして、極端な場合には、圧縮機16の吐出温度が所定の値以上となり、冷媒流通パイプの内部圧力が上昇することで、該冷媒流通パイプが破裂してしまうおそれがある。
それに対して、乾燥させるべき衣類が含む水の温度が高いときには、蒸発器12温度の設定値を高くする。一例として、乾燥させるべき衣類が含む水の温度の検知を前記洗濯運転中に行い、その検知結果で、図8の(a),(b)に示すように、検知水温が20〔℃〕の場合に蒸発器12温度の設定値を25〔℃〕とするのに対して、検知水温が40〔℃〕の場合には蒸発器12温度の設定値を30〔℃〕とする。
又、図8の(b),(c)には、検知水温が40〔℃〕の場合に、蒸発器12温度の設定値を25〔℃〕(検知水温が20〔℃〕の場合と同じ)とした例をも併せて示しており、中でも図8の(c)に示した結果から明らかなように、検知水温が40〔℃〕の場合に蒸発器12温度の設定値を25〔℃〕とした状況では、乾燥運転の中期に、圧縮機16の吐出温度が上限値を超えてしまう。それに対して、検知水温が40〔℃〕の場合に蒸発器12温度の設定値を30〔℃〕とした状況では、圧縮機16の能力を下げ、それに伴い、衣類からの水分の発生も時間的に分散させて、圧縮機16の吐出温度の上昇が抑えられるから、乾燥運転の中期に、圧縮機16の吐出温度が上限値を超えることはなく、かくして、冷媒流通パイプの破裂等の問題を生じないようにできる。従って、この場合、衣類から発生する水分の量が乾燥させるべき衣類が含む水の温度によっても異なるという外的要因に適切に対応して良好な制御ができる。
[第4実施例]
図9及び図10に示す第4実施例においては、第1実施例が、蒸発器12温度の設定値を乾燥運転時間の経過とともに変更してヒートポンプ18を制御するようにしたのに対して、凝縮器13温度の設定値を乾燥運転時間の経過とともに変更してヒートポンプ18を制御するようにしている。
蒸発器12の温度と凝縮器13の温度は相関関係にあり、蒸発器12の温度が上がるとき、凝縮器13の温度は下がる。従って、乾燥運転の中期には、一例として、凝縮器13の温度が所定値である70〔℃〕以下に保たれるように、第2の温度センサ21で検知される凝縮器13の温度が70〔℃〕に到達した時点で、図10の(a)に示すように、絞り弁17の開度を5%減じる制御を加える。
これに対して、この乾燥運転の後期には、中期より凝縮器13温度の設定値を低くして絞り弁17の制御を行う。一例として、図10の(b)に示すように、第2の温度センサ21で検知される凝縮器13の温度が65〔℃〕になったときに、絞り弁17の開度を5%減じる制御を加える。
このようにしても、圧縮機16の吐出温度を下げて冷媒流通パイプの破裂等の問題を生じないようにできる。又、前記乾燥運転の中期には、効率良く乾燥ができるものであり、総じて、衣類から発生する水分の量が乾燥運転時間の経過とともに変化するという外的要因に適切に対応して良好な制御ができる。
[第5実施例]
図11及び図12に示す第5実施例においては、第2実施例が、蒸発器12温度の設定値を、回転センサ29及び制御装置24(衣類量検知手段)による、乾燥させるべき衣類量の検知結果により変更してヒートポンプ18を制御するようにしたのに対して、凝縮器13温度の設定値を、回転センサ29及び制御装置24(衣類量検知手段)による、乾燥させるべき衣類量の検知結果により変更してヒートポンプ18を制御するようにしている。
一例として、乾燥させるべき衣類量の検知結果ごとに凝縮器13温度の設定値を図12に示すように定めており、検知衣類量が「多量」の領域では、凝縮器13温度の設定値は70〔℃〕とし、検知衣類量が「中量」の領域では、凝縮器13温度の設定値は80〔℃〕、検知衣類量が「少量」の領域では、凝縮器13温度の設定値は82〔℃〕、検知衣類量が「極少量」の領域では、凝縮器13温度の設定値は85〔℃〕としている。
図11は、更にそのうちの一例として、検知衣類量が「多量」の領域(6〔kg〕)であった場合(凝縮器13温度の設定値は70〔℃〕)と、検知衣類量が「中量」の領域(3〔kg〕)であった場合(凝縮器13温度の設定値は80〔℃〕)とにおける、蒸発器12と凝縮器13のそれぞれ温度の変化を(a)に示し、それに伴い衣類から発生する水分の量の変化を(b)に示している。
又、図11の(b)には、検知衣類量が「中量」の領域(3〔kg〕)で、凝縮器13温度の設定値を70〔℃〕(検知衣類量が「多量」の領域(6〔kg〕)であった場合と同じ)とした例をも併せて示している。この図11の(b)に示した結果から明らかなように、検知衣類量が「中量」の領域で、凝縮器13温度の設定値を80〔℃〕とした場合は、検知衣類量が同じ「中量」の領域で、凝縮器13温度の設定値を70〔℃〕以下とした場合に比して、乾燥運転の中期における圧縮機16の能力の余力分を引き出すことができる分、乾燥終了までの所要時間を短縮化できるものであり、要するに、上述の制御をすることで、乾燥させるべき衣類の量が少ない場合に、乾燥時間の短縮化ができ、一段と効率の良い乾燥運転を行うことができる。従って、この場合、衣類から発生する水分の量が乾燥させるべき衣類の量によっても異なるという外的要因に適切に対応して良好な制御ができる。
[第6実施例]
図13に示す第6実施例においては、第3実施例が、蒸発器12温度の設定値を、第5の温度センサ27(水温検知手段)による、乾燥させるべき衣類が含む水の温度の検知結果により変更してヒートポンプ18を制御するようにしたのに対して、凝縮器13温度の設定値を、第5の温度センサ27(水温検知手段)による、乾燥させるべき衣類が含む水の温度の検知結果により変更してヒートポンプ18を制御するようにしている。
一例として、乾燥させるべき衣類が含む水の温度の検知結果で、図13の(a),(b)に示すように、検知水温が20〔℃〕の場合に凝縮器13温度の設定値を70〔℃〕とするのに対して、検知水温が40〔℃〕の場合には凝縮器13温度の設定値を65〔℃〕とする。
又、図13の(b),(c)には、検知水温が40〔℃〕の場合に、凝縮器13温度の設定値を70〔℃〕(検知水温が20〔℃〕の場合と同じ)とした例をも併せて示しており、中でも図13の(c)に示した結果から明らかなように、検知水温が40〔℃〕の場合に凝縮器13温度の設定値を70〔℃〕とした状況では、乾燥運転の中期に、圧縮機16の吐出温度が上限値を超えてしまう。それに対して、検知水温が40〔℃〕の場合に凝縮器13温度の設定値を65〔℃〕とした状況では、圧縮機16の能力を下げ、それに伴い、衣類からの水分の発生も時間的に分散させて、圧縮機16の吐出温度の上昇が抑えられるから、乾燥運転の中期に、圧縮機16の吐出温度が上限値を超えることはなく、かくして、冷媒流通パイプの破裂等の問題を生じないようにできる。従って、この場合、衣類から発生する水分の量が乾燥させるべき衣類が含む水の温度によっても異なるという外的要因に適切に対応して良好な制御ができる。
なお、乾燥させるべき衣類が含む水の温度は、外気の温度に比例するものであり、従って、第3実施例及び第6実施例における、乾燥させるべき衣類が含む水の温度の検知は、第6の温度センサ28で検知する外気の温度の検知に変えて実施するようにしても良い。
又、蒸発器12の温度検知並びに凝縮器13の温度検知は、それぞれ、それらの冷媒を通す配管の全長の中心部より冷媒流入側で検知するようにしたことで、衣類から発生する水分の量の多少に影響を受けることの少ない高精度な温度検知ができる利点を有するものの、それに限られるものではなく、それぞれ、それらの冷媒を通す配管の全長の中心部、又はそれより冷媒流出側で検知するようにしても良い。
更に、機全体としても、上述の、洗濯と乾燥の両機能を有する洗濯乾燥機に限られず、乾燥機能のみを有する衣類乾燥機にも適用できるし、その構造も、上述のドラム(回転槽)を横軸状に有する横軸式に限られず、有底円筒状の回転槽を縦軸状に有する縦軸式であっても良い。
そのほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
本発明の第1実施例を示す特性図で、(a)が乾燥運転中におけるヒートポンプの蒸発器と凝縮器の温度の変化を示した図、(b)がそれに伴い衣類から発生する水分の量の変化を示した図 ヒートポンプの制御の一例を示した図で、(a)が乾燥運転初期における制御例を示した図、(b)が乾燥運転後期における制御例を示した図、 洗濯乾燥機全体の概略縦断正面図 ヒートポンプのサイクル構成図 電気的構成のブロック図 本発明の第2実施例を示す特性図で、(a)が乾燥運転中におけるヒートポンプの蒸発器と凝縮器の温度の変化を検知衣類量別に示した図、(b)がそれに伴い衣類から発生する水分の量の変化を検知衣類量別に示した図 検知衣類量ごとの温度設定値を示す図 本発明の第3実施例を示す特性図で、(a)が乾燥運転中におけるヒートポンプの蒸発器と凝縮器の温度の変化を検知水温別に示した図、(b)がそれに伴い衣類から発生する水分の量の変化を検知水温別に示した図、(c)が圧縮機の吐出温度の変化を設定温度別に示した図 本発明の第4実施例を示す図1相当図 図2相当図 本発明の第5実施例を示す図6相当図 図7相当図 本発明の第6実施例を示す図8相当図
符号の説明
図面中、4はドラム(回転槽)、5はモータ(駆動装置)、11は通風路、12は蒸発器、13は凝縮器、14は送風機、16は圧縮機、17は絞り弁、18はヒートポンプ、20は第1の温度センサ(蒸発器温度検知手段)、21は第2の温度センサ(凝縮器温度検知手段)、24は制御装置(制御手段、衣類量検知手段)、27は第5の温度センサ(水温検知手段)、28は第6の温度センサ(外気温検知手段)、29は回転センサ(衣類量検知手段)を示す。

Claims (3)

  1. 回転槽と、通風路、及び前記回転槽を回転させる駆動装置を具えると共に、
    前記通風路を通して前記回転槽内の空気を循環させる送風機と、
    前記通風路中に蒸発器と凝縮器とを配設してそれらを圧縮機及び絞り弁と接続することにより冷凍サイクルを構成するヒートポンプと、
    前記蒸発器の温度を検知する蒸発器温度検知手段又は前記凝縮器の温度を検知する凝縮器温度検知手段と、
    前記蒸発器温度検知手段の検知結果を受けて前記蒸発器の温度を設定値に保つように前記絞り弁の開度を調整する制御をするか、又は前記凝縮器温度検知手段の検知結果を受けて前記凝縮器の温度を設定値に保つように前記絞り弁の開度を調整する制御をする制御手段とを具え、
    衣類を乾燥させる乾燥運転を行うものにおいて、
    前記制御手段が、乾燥運転の後期に、中期より前記蒸発器温度の設定値を高くし、又は前記凝縮器温度の設定値を低くして、前記絞り弁の開度を弱める制御をすることを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 回転槽と、通風路、及び前記回転槽を回転させる駆動装置を具えると共に、
    前記通風路を通して前記回転槽内の空気を循環させる送風機と、
    前記通風路中に蒸発器と凝縮器とを配設してそれらを圧縮機及び絞り弁と接続することにより冷凍サイクルを構成するヒートポンプと、
    前記蒸発器の温度を検知する蒸発器温度検知手段又は前記凝縮器の温度を検知する凝縮器温度検知手段と、
    前記蒸発器温度検知手段の検知結果を受けて前記蒸発器の温度を設定値に保つように前記絞り弁の開度を調整する制御をするか、又は前記凝縮器温度検知手段の検知結果を受けて前記凝縮器の温度を設定値に保つように前記絞り弁の開度を調整する制御をする制御手段とを具え、
    衣類を乾燥させる乾燥運転を行うものにおいて、
    乾燥させるべき衣類の量を検知する衣類量検知手段を具備し、
    前記制御手段が、前記乾燥させるべき衣類の量が少ない場合には、多い場合より乾燥運転の中期における前記蒸発器温度の設定値を低く設定するか、又は前記凝縮器温度の設定値を高く設定することを特徴とする衣類乾燥機。
  3. 回転槽と、通風路、及び前記回転槽を回転させる駆動装置を具えると共に、
    前記通風路を通して前記回転槽内の空気を循環させる送風機と、
    前記通風路中に蒸発器と凝縮器とを配設してそれらを圧縮機及び絞り弁とと接続することにより冷凍サイクルを構成するヒートポンプと、
    前記蒸発器の温度を検知する蒸発器温度検知手段又は前記凝縮器の温度を検知する凝縮器温度検知手段と、
    前記蒸発器温度検知手段の検知結果を受けて前記蒸発器の温度を設定値に保つように前記絞り弁の開度を調整する制御をするか、又は前記凝縮器温度検知手段の検知結果を受けて前記凝縮器の温度を設定値に保つように前記絞り弁の開度を調整する制御をする制御手段とを具え、
    衣類を乾燥させる乾燥運転を行うものにおいて、
    乾燥させるべき衣類が含む水の温度を検知する水温検知手段又は外気の温度を検知する外気温検知手段を具備し、
    前記制御手段が、前記乾燥させるべき衣類が含む水の温度又は外気の温度が高いときに、前記蒸発器温度の設定値を高くするか、又は前記凝縮温度の設定値を低くすることを特徴とする衣類乾燥機。
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