JP2004156845A - ヒートポンプ給湯装置 - Google Patents

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Koji Oka
浩二 岡
Takeji Watanabe
竹司 渡辺
Keijiro Kunimoto
啓次郎 國本
Masahiro Ohama
昌宏 尾浜
Satoshi Matsumoto
松本  聡
Ryuta Kondo
龍太 近藤
Yoshitsugu Nishiyama
吉継 西山
Seiichi Yasuki
誠一 安木
Tatsumura Mo
立群 毛
Nobuhiko Fujiwara
宣彦 藤原
Kazuhiko Marumoto
一彦 丸本
Tetsuei Kuramoto
哲英 倉本
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Abstract

【課題】風呂給湯機能を備えた瞬間湯沸し型のヒートポンプ給湯装置を提供する。
【解決手段】瞬間湯沸し型のヒートポンプ給湯装置であって、冷媒循環回路7の放熱器3の冷媒流路8と熱交換を行う水流路9を備えた熱交換器10と、前記水流路9に水道水を供給する給水管11と、前記水流路9から浴槽16に接続する風呂注湯路17と、前記浴槽16への給湯温度を調節するための湯温調整手段18を備えているので、適温の湯を浴槽16に湯張りするのが可能な上、目標風呂給湯温に応じて浴槽16への給湯を自動で停止する風呂給湯自動停止手段20を備えているため、浴槽16への湯張りを自動で行うことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒートポンプ式給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のヒートポンプ給湯装置としては、特許文献1に記載されているような給湯装置が提案されていた。このヒートポンプ給湯装置は図5に示すように、閉回路に構成される冷媒路1で圧縮機2、放熱器3、減圧手段4、吸熱器5が接続された冷媒循環回路7と、放熱器3の冷媒流路8と熱交換を行う水流路9を備えた熱交換器10と、この水流路9に水道水を供給する給水管11と、前記水流路9とシャワーや蛇口等の給湯端末12とを接続する給湯回路13と、給湯回路13に設け給湯温度を検出する温度センサ14と、圧縮機2の回転数を制御するインバータ15を備え、圧縮機2を温度センサ14の検出温度と設定温度との差に応じてインバータ15の出力周波数を変換するようにしていた。
【0003】
【特許文献1】
特開平2−223767号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例の給湯装置の構成では、風呂給湯機能が備わっていないため、風呂に給湯をして湯張りをしたり、風呂の湯を追いだきで沸かし直したり、あるいはこれらを自動で行うことができなかった。
【0005】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、風呂給湯機能を備えたヒートポンプ給湯装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ給湯装置は、水流路に水道水を供給する給水管と、水流路から浴槽に接続する風呂注湯路を備えたヒートポンプ給湯装置とする。
【0007】
また、浴槽へ給湯する湯の温度を調整する湯温調整手段や浴槽の水位を検知する水位検知手段を備えたヒートポンプ給湯装置とする。
【0008】
この発明によれば、従来の瞬間式ヒートポンプ給湯装置にはない風呂給湯機能を設けることができ、浴槽に給湯をして湯張りをしたり、風呂の湯を追いだきで沸かし直したり、あるいはこれらを自動で行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、圧縮機と放熱器と減圧手段と吸熱器とを含む冷媒循環回路と、前記放熱器の冷媒流路と熱交換を行う水流路を備えた熱交換器と、前記水流路に水道水を供給する給水管と、前記水流路から浴槽に接続する風呂注湯路を備えているため、風呂給湯機能を利用することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、浴槽へ給湯する湯の温度を調整する湯温調整手段を備えたので適温の湯を自動で調節しながら浴槽に供給することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、湯温調整手段は、水流路で熱せられた湯の温度を測定する給湯温検知手段と、前記給湯温検知手段で測定した湯温に応じて冷媒循環回路を制御するもので、適温の湯を自動で調節しながら浴槽に供給することができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、特に、湯温調整手段は水流路で熱せられた湯の温度を測定する給湯温検知手段と、給水管から分岐して風呂注湯路に水道水を供給するバイパス路と、前記風呂注湯温検知手段で測定した湯の温度に応じて水道水の混合量を操作するバイパス混合手段を備えたので、風呂給湯温度を精度良く制御することが可能となる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、特に、湯温調整手段は水流路で熱せられた湯の温度を測定する給湯温検知手段と、浴槽への給湯流量を調節する流量可変手段と、前記給湯温検知手段で測定した湯温に応じて前記流量可変手段を制御するもので、浴槽への給湯流量を変えることで湯の温度が制御でき、精度の良い温度制御を行うことができる。
【0014】
請求項6に記載の発明は、特に、熱交換器はもう一つの水流路である第2水流路を有し、風呂水が浴槽から前記第2水流路を経て再び浴槽に戻るようにするための風呂水循環路を備えたので、浄水と風呂水が混ざることのない構成が実現でき、また、能力の高いヒートポンプ給湯機を用いることで、短時間での湯張りや追いだきが可能となる。
【0015】
請求項7に記載の発明は、特に、熱交換器を複数備えたとするもので、例えば給湯端末用、風呂給湯用、暖房用など、用途毎に熱交換器を設けることができ、それぞれの熱交換器が持つ高い熱交換効率を十分に引き出して使用することができるので、能力の高い給湯が可能となる。
【0016】
請求項8に記載の発明は、圧縮機と放熱器と減圧手段と吸熱器とを含む冷媒循環回路と、前記放熱器と熱交換を行う水流路を備えた熱交換器と、風呂水が浴槽から前記水流路を経て再び浴槽に戻るようにするための風呂水循環路を備え、前記風呂水循環路に水道水を供給する給水管を備えているので、風呂給湯機能を利用することができる。
【0017】
請求項9に記載の発明は、特に、風呂水循環路は風呂水を送水する送水手段と、浴槽の湯温を測定する風呂水温検知手段と、前記風呂水温検知手段で測定した風呂水温度に応じて送水手段と冷媒循環回路を制御する制御手段を備えているので風呂追いだき時に温度精度良く、追いだき沸き上げができ、また、これらを自動で行うこともできる。
【0018】
請求項10に記載の発明は、特に、浴槽の水位を検知する水位検知手段を備えているので、風呂給湯時に適量の湯を自動で給湯できたり、あるいは人が入浴しているか否かを検知することも可能であるため、人が入浴しているか否かによって追いだき運転を行ったり停止したりを選択することができる。
【0019】
請求項11に記載の発明は、特に、浴槽への給湯水量を検知する風呂注湯流量検知手段を備えているので、風呂給湯時に自動で適量の湯を給湯できる。
【0020】
請求項12に記載の発明は、特に、風呂水循環路に風呂水の循環流量を検知する風呂水循環流量検知手段を備えているので、風呂水温検知手段が故障をした場合などでも、所定の循環積算流量を越えて風呂追いだきを続けて実施している場合に、異常と判断してこれを停止する事ができるので、必要以上の追いだきを行わなくて済む。
【0021】
請求項13に記載の発明は、特に、目標風呂給湯量に応じて浴槽への給湯を自動で停止する風呂給湯自動停止手段を備えたので、自動で風呂給湯を行うことができる。
【0022】
請求項14に記載の発明は、特に、冷媒を炭酸ガスとするので、ヒートポンプサイクルは冷媒の圧力が臨界圧力以上となる超臨界ヒートポンプサイクルであり、前記臨界圧力以上に昇圧された冷媒により熱交換器の水流路の流水を加熱する構成である。
【0023】
そして、熱交換器の冷媒流路を流れる冷媒は、圧縮機で臨界圧力以上に加圧されているので、熱交換器の水流路の流水により熱を奪われて温度低下しても凝縮することがない。したがって熱交換器全域で冷媒流路と水流路とに温度差を形成しやすくなり、高温の湯が得られ、かつ熱交換効率を高くできる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図1〜図4を参照しながら説明する。なお、従来例および各実施例において、同じ構成、同じ動作をする部分については同一符号を付与し、詳細な説明を省略する。
【0025】
(実施例1)
図1〜図3は本発明の実施例1におけるヒートポンプ給湯装置の構成図である。図1において、7は冷媒循環回路で、圧縮機2、放熱器3、減圧手段4、吸熱器5が冷媒路1により閉回路に接続されている。この冷媒循環回路7は、例えば二酸化炭素などの炭酸ガスを冷媒として使用し、高圧側の冷媒圧力が冷媒の臨界圧以上となる超臨界ヒートポンプサイクルを使用している。そして圧縮機2は、内蔵する電動モータ(図示せず)によって駆動され、吸引した冷媒を臨界圧力付近またはそれ以上の圧力まで圧縮して吐出する。ここで、本給湯装置は、超臨界ヒートポンプサイクルを利用しているので、高い給湯能力を有しており、よって所定の湯温が得られるまでの間を補うための湯をためる貯湯タンクを設けるなどの必要はなく、例えば給湯の指示を与えた後、数分程度以内に給湯ができる瞬間湯沸かし型のヒートポンプ給湯装置である。
【0026】
また、10は放熱器3の冷媒流路8と熱交換を行う水流路9を備えた給湯熱交換器である。水流路9には、水道水を直接供給する給水管11と、水流路9から出湯される湯を浴槽16に通水させるための風呂注湯路17が接続されている。風呂注湯路17には浴槽16に給湯する湯の温度を調整するための湯温調整手段18が設けられており、湯温調整手段18は水流路9で熱せられた湯の温度を測定する給湯温検知手段19と、湯温に応じて冷媒循環回路7を制御するための制御手段21から成る。また、20は目標給湯量に応じて風呂の給湯を自動で停止するための風呂給湯自動停止手段である。
【0027】
続いて図2において、熱交換器10は第2の水流路である第2水流路22を有しており、この第2水流路22と、浴槽16によって閉回路である風呂水循環路23が形成されている。風呂水循環路23には、風呂水を循環するための送水手段24と、風呂の湯温を測定するための風呂水温検知手段25と、風呂の水位を検知する水位検知手段26が備えられている。28は、風呂注湯路17を流れる湯水の流量を変えるための流量可変手段。27は給水管11から分岐して熱交換器10を通さずに風呂注湯路17に水道水を直接給湯するためのバイパス路、29は、給湯温検知手段19が測定した温度に応じて水道水の混合量を切り換えるバイパス混合手段で、このバイパス混合手段29によってバイパス路27と風呂注湯路17は接続されている。30、31はそれぞれ、浴槽16への給湯流量を検知する風呂注湯流量検知手段と、風呂水循環路23を流れる風呂水の循環流量を検知する風呂水循環流量検知手段である。
【0028】
また、21は上記の通りの制御手段で、給湯温検知手段19の測定値から冷媒循環回路7を制御する以外に、給湯温検知手段19や風呂水温検知手段25や水位検知手段26や風呂注湯流量検知手段30、それに風呂水循環流量検知手段31の検知値から、流量可変手段28、送水手段24、風呂給湯自動停止手段20、それにバイパス混合手段29をそれぞれ制御する。
【0029】
ここで流量可変手段28は、バイパス混合手段29、給水管11,風呂注湯路17のいずれに備えられていても、バイパス混合手段29で水道水と給湯とが混合された後の湯水の温度と流量を制御するために、バイパス混合手段29と浴槽16の間に設けられていても、また、バイパス混合手段29がこれを兼ねていても構わない。あるいはこの他に、バイパス路27と、風呂注湯路17のそれぞれに流量制御弁などの流量制御手段(図示せず)を備え、それぞれの流量制御手段が流量制御を行うことで、浴槽16へ給湯する湯の温度と、流量を制御するという方法もある。
【0030】
本実施例では、熱交換器10における冷媒流路8の流れ方向と水流路9や第2水流路22の流れ方向を対向流とし、各流路間を熱移動が容易になるように密着して構成している。この構成により冷媒流路8と水流路9や第2水流路22の伝熱が均一化し、熱交換効率がよくなる。また、高温の出湯も可能になる。
【0031】
なお、減圧手段4の具体的構成としては絞り弁(図示せず)が挙げられ、この場合絞り弁を駆動するステッピングモータ(図示せず)により弁開度が制御され、冷媒流路抵抗を変更することができる。また、送水手段24、流量可変手段28、バイパス混合手段29の具体的構成としてはそれぞれ、ポンプ、流量制御弁(絞り弁)、三方弁などが挙げられる。
【0032】
以上の構成において、次にその動作、作用について説明する。使用者が浴槽16への給湯を開始させると、風呂給湯自動停止手段20の停止機能が解除されて給水管11から水流路9に水道水が流入し、同時に圧縮機2の回転数が制御され、圧縮機2から吐出される高温高圧の冷媒ガスは放熱器3へ流入して、冷媒流路8と水流路9とで熱交換が行われて、水流路9を流れる水を加熱する。そして、加熱された湯は風呂注湯路17を通って浴槽16に湯が注がれる。
【0033】
一方、放熱器3で冷却された冷媒は減圧手段4で減圧されて吸熱器5に流入し、ここで大気熱、太陽熱など自然エネルギーを吸熱して蒸発ガス化し、圧縮機2に戻る。
【0034】
水流路9を流れる水は、圧縮機2の回転数によって加熱量が制御されるだけでなく、減圧手段4の冷媒流路抵抗や、吸熱器5の吸熱量によっても加熱量が制御できる。つまり減圧手段4の絞り弁の開度を変え、冷媒流路抵抗を変えることで加熱量が制御でき、また、吸熱器5の吸熱量は、吸熱器5に備えた吸熱用ファン32のモータの回転数を変更して、吸熱器5への送風量を変更することにより制御でき、吸熱量を変えることで加熱温度が制御できる。
【0035】
高温の出湯が必要であったり、外気温度が低いなどで加熱量が不足した場合などには、冷媒流路抵抗を大きくすることで熱交換器の加熱量は所要加熱量を確保するように作用する。なお、通常の給湯使用状態において、冷媒流路8と水流路9との温度差が小さくなるほど冷媒循環回路7の効率が良くなるので、給湯温検知手段19の検知する給湯温度に応じて、熱交換器10での所要加熱量を確保して、冷媒流路8と水流路9との温度差が最も小さくなるように減圧手段4の冷媒流路抵抗を制御すると、効率の良いい運転が可能となる。
【0036】
そして、給湯負荷が極端に小さく熱交換器10の所要加熱量が小さすぎて圧縮機2の回転数制御などでは絞りきれない場合などには、吸熱用ファン32の風量を減少させることにより熱交換器10の加熱量を減少させて所要加熱量に制御することが可能である。また、圧縮機2が最大回転数でも加熱量が不足する場合には、吸熱用ファン32の風量を上げて熱交換器10の加熱量を増加させて所要加熱量に制御することも可能である。このように、圧縮機2の回転数や減圧手段4の減圧度、吸熱用ファン32のモータ回転数によって、冷媒循環回路7の加熱量が制御でき、水流路9を流れる水を所定の温度に加熱することができる。
【0037】
以上のように、冷媒循環回路7を制御することで風呂給湯温度が制御できるが、次に他に湯温調整手段18を用いて風呂の給湯温を制御する方法について説明する。図2において湯温調整手段18は、給湯温検知手段19と流量可変手段28と制御手段21で構成されているので、給湯温検知手段19の測定値に応じて流量可変手段28を制御することで、風呂給湯温を制御できる。つまり、給湯温検知手段19の測定温度が目標温度よりも高い場合には、流量可変手段28によって給湯流量を増加させると、冷媒循環回路7による加熱能力がほぼ一定の場合、水流路9を流れる水の流量が増加した分、給湯温度を下げることができ、逆に、給湯温検知手段19の測定温度が目標温度よりも低い場合には、流量可変手段28によって給湯流量を減らし、給湯温度を上げることができる。
【0038】
また同じく、図2において湯温調整手段18はバイパス路27、給湯温検知手段19、バイパス混合手段29を備えているので、給湯温検知手段19の測定値に応じてバイパス路27から水道水をバイパス混合手段29で混合させ、風呂給湯温を制御することができる。つまり、給湯温検知手段19の測定温度が目標温度よりも高い場合には、バイパス混合手段29によって混合する水道水の割合を増加させ、その結果給湯温度を下げることができ、逆に、給湯温検知手段19の測定温度が目標温度よりも低い場合には、バイパス混合手段29が混合する水道水の割合を減らして、湯の温度を上げることができる。このように、冷媒循環回路7の制御に加えて湯温調整手段18を用いて給湯温度制御を行うことで、さらに精度の高い給湯温度制御が可能となる。
【0039】
なお風呂に給湯する湯の温度を測定するために、給湯温検知手段19の代わりに、風呂水温度検知手段25を用いて湯の温度を測定して、湯温制御を行うことができる。また水位検知手段26や風呂注湯流量検知手段30によって、浴槽16に注がれる湯量が測定でき、目標給湯量応じて風呂給湯自動停止手段20によって、浴槽への給湯を自動で停止することができるため、湯温だけでなく湯量も制御できるので、自動で適温、適量の湯を浴槽16に給湯することができる。
【0040】
なお図2では、水流路9には風呂注湯路17の他に、湯を、シャワー33や蛇口34等の給湯端末12に通水させるための給湯回路35が接続されており、この場合も浴槽16へ給湯する場合と同様に温度制御を行いながら、給湯端末12で湯を使用することができる。
【0041】
続いて、風呂追いだきを行う場合について説明する。冷媒循環回路7が制御されると同時に送水手段24が駆動して、風呂水を循環させ風呂水が風呂水循環路23から熱交換器10に送水されると、第2水流路22で冷媒流路8と熱交換が行われ、風呂水は加熱されて再び浴槽16に戻される。この間、風呂水温度検知手段25によって風呂水温が測定され、風呂水温が目標温度に達するまで循環が続けられ、自動で沸き上げ運転を行うことが可能となる。
【0042】
この時風呂水が、浄水である水道水の流路に流入しないよう熱交換器10の水流路9は、水道水の通る流路と風呂水の通る流路とに分ける必要があり、それ故に水流路は少なくとも2経路必要となる。
【0043】
また、風呂水の循環流量を測定するための風呂水循環流量検知手段31が備えられているので、風呂水温検知手段が故障をした場合などでも、所定の循環積算流量を越えて風呂追いだきを続けて実施している場合に、異常と判断してこれを停止する事ができるので、必要以上の追いだきを行わなくて済む。また、積算流量からポンプの総運転時間を把握することができるので、ポンプ寿命と、実際のポンプ運転時間からポンプの交換時期を予測して利用者にこれを知らせることも可能となる。
【0044】
なお風呂追いだきに際しては、送水手段24が備わっていなくても、自然対流を利用して行うことも可能である。また、風呂の湯張りのための風呂給湯を終えた後、冷媒循環回路7を停止させたままで送水手段24だけを運転することで浴槽16内の湯をかき混ぜて湯の分布を均一にしたり、あるいは冷媒循環回路7を制御しながら送水手段24を運転させる追いだき運転を行って、湯張りの湯の温度をより目標温度に近づけることもできる。
【0045】
また、浴槽16には水位検知手段26が備えられているので、給湯温検知手段19や風呂水温検知手段25と共に利用することで、風呂給湯時には適量、適温の湯を自動で張ることが可能である上、人が入浴しているか否かの人入り検知もできるので、人が入浴する度に湯温を適温にするために風呂追いだきを実施したり、逆に送水手段27の駆動音が入浴者に不快感を与えないように入浴中の追いだき運転を禁止することも可能である。
【0046】
以上のように、2つの水流路を1つの熱交換器10に設ければ、省スペース化がはかられ加えてコストも低減できる一方で、図3のように2つの熱交換器10を水流路9、第2水流路23それぞれに備えることで、それぞれの熱交換能力が維持でき高能力の給湯が可能となる。この場合、冷媒流路8も2経路備えることとなり、これらは例えばそれぞれの冷媒流路8に冷媒流量制御手段36を設けてこれらを互いに制御することで、2つの熱交換器10の熱交換能力を切り換えることができる。
【0047】
なお、実施例1ではヒートポンプサイクルを、冷媒の圧力が臨界圧力以上となる超臨界ヒートポンプサイクルとしているが、もちろん一般の臨界圧力以下のヒートポンプサイクルでもよい。冷媒として利用される炭酸ガスには代表的なものとして分子量の小さい二酸化炭素が挙げられる。
【0048】
(実施例2)
図4は本発明の実施例2におけるヒートポンプ給湯装置の構成図である。実施例1と同様の部分は省略するとして、異なる部分についてのみ説明する。図4において、23は風呂水が風呂から水流路9を経て再び風呂に戻るようにするための風呂水循環路で、この風呂水循環路23の水流路9よも放熱器3前段側に水道水を供給する給水管11を接続し、ここに接続手段37を備えている。ここで、接続手段37の具体的な構成としては、例えば流路を切り換えるための三方弁などが挙げられる。
【0049】
次にその動作、作用について説明する。風呂に湯張りを行う場合、接続手段36を切り換えて、給水管11の水が浴槽16に通水可能とし、逆に浴槽16に水が給水管11に入らないようにする。この状態で冷媒循環回路7を制御すると、冷媒流路8と水流路9とで熱交換され、加熱された湯が浴槽16に供給される。この時、実施例1同様、風呂水温検知手段25や水位検知手段26によって、自動で適量、適温の風呂の湯が、浴槽16に供給される。
【0050】
風呂追いだきを行う場合には、接続手段37を風呂循環路23内を風呂水が循環するようにかつ、給水管11の水道水が風呂循環路23に流入しないように切り換える。そして、冷媒循環回路7を制御しながら送水手段24を駆動させて、風呂水温検知手段25が所定の目標温度を検知するまで循環させて沸き上げ動作を行う。なお、接続手段37は制御手段21の制御によって切り換え動作などを行う。
【0051】
このようにすれば、給湯端末12に供給する湯と、浴槽16に供給したり追いだきをする湯を独立させることができ、風呂給湯関連とその他とを区別することができて、配管等が容易になる。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、瞬間湯沸し型のヒートポンプ給湯装置に風呂給湯機能を設けたので、風呂の湯張りや追いだきが可能で、またこれらを自動で行うことが可能な瞬間式のヒートポンプ給湯装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるヒートポンプ給湯装置の構成図
【図2】本発明の実施例1におけるヒートポンプ給湯装置の他の構成図
【図3】本発明の実施例1におけるヒートポンプ給湯装置のさらに他の構成図
【図4】本発明の実施例2におけるヒートポンプ給湯装置の構成図
【図5】従来のヒートポンプ給湯装置の構成図
【符号の説明】
2 圧縮機
3 放熱器
4 減圧手段
5 吸熱器
7 冷媒循環回路
8 冷媒流路
9 水流路
10 熱交換器
11 給水管
16 風呂
17 風呂注湯路
18 湯温調整手段
19 給湯温検知手段
20 風呂給湯自動停止手段
21 制御手段
22 第2水流路
23 風呂水循環路
24 送水手段
25 風呂水温検知手段
26 水位検知手段
27 バイパス路
28 流量可変手段
29 バイパス混合手段
30 風呂注湯流量検知手段
31 風呂水循環流量検知手段

Claims (14)

  1. 圧縮機と放熱器と減圧手段と吸熱器とを含む冷媒循環回路と、前記放熱器の冷媒流路と熱交換を行う水流路を備えた熱交換器と、前記水流路に水道水を供給する給水管と、前記水流路から浴槽に接続する風呂注湯路とを有するヒートポンプ給湯装置。
  2. 浴槽へ給湯する湯の温度を調整する湯温調整手段を有する請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
  3. 湯温調整手段は、水流路で熱せられた湯の温度を測定する給湯温検知手段と、前記給湯温検知手段で測定した湯温に応じて冷媒循環回路を制御する請求項2に記載のヒートポンプ給湯装置。
  4. 湯温調整手段は、水流路で熱せられた湯の温度を測定する給湯温検知手段と、給水管から分岐して風呂注湯路に水道水を供給するバイパス路と、前記風呂注湯温検知手段で測定した湯の温度に応じて水道水の混合量を操作するバイパス混合手段とを有する請求項2または3に記載のヒートポンプ給湯装置。
  5. 湯温調整手段は、水流路で熱せられた湯の温度を測定する給湯温検知手段と、浴槽への給湯流量を調節する流量可変手段と、前記給湯温検知手段で測定した湯温に応じて前記流量可変手段を制御する制御手段とを有する請求項2〜4のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
  6. 熱交換器はもう一つの水流路である第2水流路を有し、風呂水が浴槽から前記第2水流路を経て再び浴槽に戻るようにするための風呂水循環路を備えた請求項1〜5のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
  7. 熱交換器を複数備えた請求項1〜6のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
  8. 圧縮機と放熱器と減圧手段と吸熱器とを含む冷媒循環回路と、前記放熱器と熱交換を行う水流路を備えた熱交換器と、風呂水が浴槽から前記水流路を経て再び浴槽に戻るようにするための風呂水循環路と、前記風呂水循環路に水道水を供給する給水管とを有するヒートポンプ給湯装置。
  9. 風呂水循環路は風呂水を送水する送水手段と、浴槽の湯温を測定する風呂水温検知手段と、前記風呂水温検知手段で測定した風呂水温度に応じて送水手段と冷媒循環回路を制御する制御手段とを有する請求項6〜8のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
  10. 浴槽の水位を検知する水位検知手段を有する請求項1〜9のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
  11. 浴槽への給湯水量を検知する風呂注湯流量検知手段を有する請求項1〜10のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
  12. 風呂水循環路に風呂水の循環流量を検知する風呂水循環流量検知手段を有する請求項6〜11のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
  13. 目標風呂給湯量に応じて浴槽への給湯を自動で停止する風呂給湯自動停止手段を有する請求項10または11に記載のヒートポンプ給湯装置。
  14. 冷媒は炭酸ガスとする請求項1〜13のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
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