JP2007143631A - 衣類乾燥機およびその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒートポンプ方式の衣類乾燥機において、衣類の量が少ない場合でも消費電力量の増加を抑え、乾燥の効率化を図ること。
【解決手段】圧縮機7、凝縮器8、蒸発器9、および絞り装置10を有するヒートポンプ装置6と、衣類20を収納する回転自在に支持された回転ドラム3と、凝縮器と回転ドラムを連通する給気ダクト13と、給気ダクト内に設けられた凝縮器送風ファン14と、回転ドラムと蒸発器を連通する排気ダクト16と、排気ダクト内に設けられた蒸発器送風ファン17とを備えた衣類乾燥機であって、衣類の量に応じて凝縮器送風ファン14および蒸発器送風ファン17の回転数を制御するとともに、ヒートポンプ装置6の加熱力を変化させて運転する制御手段30を備えた構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、専用の衣類乾燥機および洗濯兼用の衣類乾燥機に適用されるヒートポンプ方式の衣類乾燥機に関し、さらにはその衣類乾燥機の運転方法に関する。
回転ドラムあるいは乾燥室内に収納された衣類を乾燥させるために、キャビネット内に圧縮機、凝縮器、蒸発器、膨張弁からなるヒートポンプ装置を内蔵したヒートポンプ方式の洗濯乾燥機または乾燥装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
これらの従来技術は、循環する空気を凝縮器と熱交換して加熱し、その温風を回転ドラムあるいは乾燥室内に送風して脱水終了後の衣類を乾燥し、これにより水分を含んだ空気を凝縮器と熱交換して冷却除湿するものである。このため、ヒーター乾燥に比べて効率のよい、省エネルギーの乾燥を実現することができる。
特開昭64−32893号公報(第3頁、第1図) 特開平1−230397号公報(第2頁、第1図)
しかし、乾燥される衣類の量が少ない場合、温風は衣類と効率よく接触せず回転ドラム内を通り抜けてしまいエネルギーが無駄になっている。また、上記特許文献1、2でも衣類の量と乾燥制御との関係については一切言及されていない。そのため、特に衣類の量が少ない場合は、ヒートポンプ方式のもつ効率のよい、省エネルギーの乾燥という特長を十分に活かし切っていないのが現状である。
本発明は、ヒートポンプ方式の衣類乾燥機において、回転ドラム内の衣類の量に応じて乾燥のための送風量等を制御するようにしたもので、衣類の量が少ない場合でも消費電力量の増加を抑え、乾燥の効率化を図ることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明に係る衣類乾燥機は、圧縮機、凝縮器、蒸発器、および絞り装置を有するヒートポンプ装置と、衣類を収納する回転自在に支持された回転ドラムと、前記凝縮器と前記回転ドラムを連通する給気ダクトと、前記給気ダクト内に設けられた凝縮器送風ファンと、前記回転ドラムと前記蒸発器を連通する排気ダクトと、前記排気ダクト内に設けられた蒸発器送風ファンとを備えた衣類乾燥機であって、
衣類の量に応じて前記凝縮器送風ファンおよび前記蒸発器送風ファンの回転数を制御するとともに、前記ヒートポンプ装置の加熱力を変化させて運転する制御手段を備えた構成としたものである。
本発明の衣類乾燥機では、上記の構成により、回転ドラム内の衣類の量が少ない場合には多い場合に比べて、制御手段が凝縮器送風ファンおよび蒸発器送風ファンの回転数を低下させ、ヒートポンプ装置の加熱力も低下させて運転するため、衣類の量が少ない場合でも消費電力量の増加を抑え、乾燥の効率を向上させることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。ここでは、乾燥専用の衣類乾燥機について説明するが、洗濯兼用の洗濯乾燥機の場合でも同様に本発明を適用することができるものである。また、主に家庭用であるが業務用でも構わない。
図1は本発明の実施の形態における衣類乾燥機の概略構成を示す概念図であり、図2はその衣類乾燥機の概略側面断面図である。
この衣類乾燥機は、キャビネット1の水槽2内に回転ドラム3が軸受部4により水平に支持されており、背面側に設置されたドラムモータ5により回転自在となっている。このキャビネット1内の下部にはヒートポンプ装置6が設置されている。ヒートポンプ装置6は、圧縮機7、凝縮器8、蒸発器9、および膨張弁等の絞り装置10を接続した冷凍回路11により構成されている。
そして、凝縮器8と回転ドラム3の背面に設けられた送風口12とは給気ダクト13により連通しており、給気ダクト13内には凝縮器送風ファン14が設けられている。また、回転ドラム3の前面の開口部15と蒸発器9とは排気ダクト16により連通しており、排気ダクト16内には蒸発器送風ファン17が設けられている。なお図中、18はキャビネット1の前面に開閉自在に設けられた扉、20は被乾燥物としての衣類である。また、太線の矢印Aは乾燥用空気(温風)の流れ、細線の矢印Bは冷媒の流れを示す。
ここで、この衣類乾燥機の動作を説明する。ヒートポンプ装置6が作動すると、冷凍回路11中の冷媒は圧縮機7により圧縮され約60℃程度に加熱されて凝縮器8に流入する。一方、外部の空気は凝縮器送風ファン14の回転により給気ダクト13内に吸い込まれ、凝縮器8に接触することにより熱交換が行われ、温風となって回転ドラム3の背面の送風口12より回転ドラム3内部に流入する。この温風が回転ドラム3内に収納された衣類20に接触することで水分を蒸発させ、衣類20の乾燥が行われる。衣類20から蒸発した水蒸気を含む温風は蒸発器送風ファン17の回転により回転ドラム3の前面の開口部15から排気ダクト16内に吸い込まれ、蒸発器9と接触して熱交換が行われる。このとき、凝縮器8を流出した冷媒は、絞り装置10によって減圧され気化して蒸発器9に流入する。この気化熱によって温風中の水蒸気が除湿され冷風となって機外に排出される。また、蒸発器9を流出した冷媒は再び圧縮機7により圧縮され凝縮器8へ流入し、上記の動作が繰り返し行われる。
上記のヒートポンプ装置6による衣類の乾燥において、回転ドラム3内の衣類の量が少ない場合で乾燥制御をしない場合は、一部の温風は衣類と接触することなく回転ドラム3を通り抜けてしまい乾燥効率が低下する。このことを実験により検証したところ、図12(a)に示すような結果が得られた。
衣類1kg当たりの単位消費電力量は、図12(a)に示すように衣類の量(負荷量ともいう)が少なくなるに従い大きくなり、1kgのときは4kgに比べて35%も増加する。
負荷量が少ないとき、ドラム容積に比べて衣類の体積および表面積が小さいため、温風は衣類に接触する割合が低下し、一部の温風は衣類を乾燥させることなく回転ドラム内を通過してしまう。このため負荷量が少ないときは乾燥効率が低下してしまう。
温風と衣類の接触する割合が低下する原因は、温風の風速が高すぎるためである。温風の風速が高すぎると、温風は、衣類表面の水分と熱効果する十分な時間がなく、熱を伝達せず通過してしまう。したがって、風速を下げることにより衣類に熱を効率よく伝達できるようになる。風速を下げることは風量を下げることであり、ヒートポンプ装置では加熱能力も下げることになる。風量・加熱能力を下げることで衣類を乾燥させる効率が向上する。
そこで、次に述べるように、負荷量に応じて上記のような乾燥制御を行うようにした。その結果、図12(b)に示すように負荷量に対してほぼ均一な単位消費電力量となった。
図3は本実施の形態による制御装置のブロック図であり、図4は衣類乾燥機の運転方法におけるメインルーチンを示すフローチャート、図5は負荷量判定方法のサブルーチンを示すフローチャート、図6は乾燥運転初期設定のサブルーチンを示すフローチャートである。
本実施形態の制御装置30は、図3に示すように、マイクロコンピュータにより構成されている。読み出し専用のメモリのROM31には少なくとも乾燥運転に係るプログラムが記憶されている。洗濯乾燥機の場合は洗濯運転に係るプログラムと乾燥運転に係るプログラムの両方が記憶されている。CPU32は、乾燥運転の場合、そのプログラムをROM31から読み込み、書き込み・読み出し可能なメモリのRAM33に一時的に記憶させて、演算、制御等を行う。入力装置34には、回転ドラム3の回転数を検出するドラム回転センサやスタートスイッチ等の信号が入力される。その他には温度センサや、各種電磁弁のON・OFF信号等が入力される。ドラム回転センサやスタートスイッチ等の信号はCPU32に入力され、RAM33に記憶させた乾燥運転に係るプログラムに基づいて、CPU32が乾燥運転に必要な演算、制御等を行う。CPU32の出力信号は出力装置35を介してドラムモータ5や圧縮機7、凝縮器送風ファン14、蒸発器送風ファン17等に出力して制御する。また、これらの制御状態はキャビネット1の上面に設けられた操作パネル(図示せず)の表示装置に表示される。
この制御装置30は、回転ドラム3内の衣類20の量が少ない場合には、CPU32が凝縮器送風ファン14および蒸発器送風ファン17の回転数を低下させるとともに、圧縮機7の出力を低下させるように制御する。これによって、回転ドラム3内に送風される温風が衣類20と十分に接触し、消費電力量を増加させることなく効率よく衣類20を乾燥させることができる。
次に、衣類乾燥機の運転方法を図4乃至図6のフローチャートを参照して説明する。
回転ドラム3内に衣類20を投入し、乾燥運転がスタートすると、まず回転ドラム3の負荷量が判定される(ステップS1)。負荷量の判定ルーチンは図5に示す。これについては後で詳しく説明する。
次に、判定された負荷量によって風量Qが演算される(ステップS2)。風量Qの演算では、後述の図11に示すように負荷量との関係が線形でないので、所定量の間隔例えば0.5kgごとのテーブルを設定し、そのテーブルから読み込んで風量Qを決定する。
次に、上記の判定された負荷量から乾燥終了予測時間Teを演算し表示する(ステップS3)。負荷量と乾燥終了予測時間も線形ではないので、所定量の間隔例えば0.5kgごとのテーブルを設定し、そのテーブルから読み込んで乾燥終了予測時間Teを決定し表示する。
そして、乾燥運転の初期設定が行われ(ステップS4)、負荷量に応じた乾燥運転が開始される。乾燥運転の初期設定のためのルーチンは図6に示しており、後で説明する。
負荷量に応じた乾燥運転では、圧縮機7、凝縮器送風ファン14、蒸発器送風ファン17、およびドラムモータ5のすべてがONとなって駆動を開始し、ドラムモータ5はまず正転方向に回転する(ステップS5)。第1段階の乾燥(ドラムモータ正転での乾燥)が所定時間経過したかを判断し(ステップS6)、Yesならばドラムモータ5が反転する(ステップS7)。NoであればステップS6に戻る。そして、第2段階の乾燥(ドラムモータ反転での乾燥)を行い、第1段階と第2段階の合計の乾燥時間と上記乾燥終了予測時間Teとを比較して乾燥終了かを判断する(ステップS8)。乾燥終了予測時間Teに達したときには圧縮機7、凝縮器送風ファン14、蒸発器送風ファン17、およびドラムモータ5のすべてをOFFにして乾燥運転を終了する(ステップS9)。乾燥終了予測時間Teに達していない場合はステップS6に戻って乾燥終了まで同様の処理を行う。
ここで、上記の負荷量判定方法について図5のフローチャートおよび図7乃至図10を参照して説明する。
図7は回転ドラム内の衣類の量と慣性力の関係を示す説明図、図8は回転ドラムの慣性回転による回転数の低下を示す説明図、図9は負荷量ごとの回転数の減衰特性を示す図、図10は回転数の低下による負荷量の判定時の関係を示す図である。
まず、図5の負荷量判定サブルーチンがスタートすると、衣類のほぐし運転を行う(ステップS11)。このほぐし運転では、衣類20に遠心力が例えば約0.9g(gは重力加速度)程度かかるように回転ドラム3を回転する。これにより、衣類20を回転ドラム3の内周面にほぼ均一に貼り付けることができ、効率のよい乾燥ができるようになる。
所定時間のほぐし運転後、ドラムモータ5の回転数を所定回転数まで上げ(ステップS12)、所定の回転数N0に到達したかをドラム回転センサにより検出する(ステップS13)。そして、所定回転数N0に到達したとき、ドラムモータ5をOFFにする(ステップS14)。ドラムモータ5のOFFの時点から所定時間tの経過後(ステップS15)、ドラムモータ回転数N1を測定する(ステップS16)。そして、回転数の低下(N0−N1)を演算し、(N0−N1)に対するテーブル値から負荷量Wを演算(決定)する(ステップS17)。そしてこのサブルーチンを終了する。
さらに、図7乃至図10を参照して説明すると、図7に示すように、衣類の量が少ないときは回転ドラム3の慣性量が小さく、衣類の量が多いときは回転ドラム3の慣性量は大きくなる。そこで、図8に示すように、回転ドラム3が所定の回転数に到達したときにドラムモータ5をOFFし、そのOFFの時から一定時間t秒後の回転数の低下(最大負荷量のときからの回転数の低下)を負荷量ごとに測定する。
図10は、図9の負荷量ごとの回転数の減衰特性に基づいて、回転数の低下と負荷量との関係をあらわしたものであり、ドラムモータOFFの時からt秒後の回転数の低下、すなわち上記の(N0−N1)を求めることにより負荷量を決定することができる。例えば、図10のグラフから、回転数の低下が14rpmと求められたので、負荷量は1.5kgと決定する。
このように、回転数の低下と負荷量との関係をテーブル化して、前述の乾燥運転に係るプログラムに組み込んで図3のROM31に記憶させておくことにより、ドラムモータOFFからt秒後の回転数の低下を求めることで容易に負荷量を決定(設定)することができる。
負荷量がわかれば、その負荷量に対する風量Qを求める必要がある。このとき、負荷量と風量Qすなわち加熱能力との関係は、図11に示すように線形にならないので、例えば0.5kgごとに風量Qとの関係をテーブル化しておき、このテーブルから風量Qを決定する(図4のステップS2)。
また、その負荷量から乾燥終了予測時間Teを演算する必要があるが、この乾燥終了予測時間も線形ではないので、同様に負荷量ごとに乾燥終了予測時間Teとの関係をテーブル化しておき、このテーブルから乾燥終了予測時間Teを決定する(図4のステップS3)。なお、図11は、最大負荷量6kgに対する負荷量ごとの加熱能力比であらわしている。
以上のように、負荷量が判明し、その負荷量に対する風量Qおよび乾燥終了予測時間Teを求めた後、乾燥運転の初期設定を行う(図4のステップS4)。
乾燥運転初期設定では、図6に示すように、まず、風量Qに対応するテーブル値から凝縮器送風ファン14の回転数Ncを演算し、そのNcに対応するテーブル値から駆動電圧Vcを設定する(ステップS41)。
また、風量Qに対応するテーブル値から蒸発器送風ファン17の回転数Neを演算し、そのNeに対応するテーブル値から駆動電圧Veを設定する(ステップS42)。
以上に説明した各々のテーブルは前記ROM31に記憶されている乾燥運転に係るプログラムに組み込まれている。
以上説明したように、本実施形態の衣類乾燥機の運転方法では、回転ドラム3内の衣類20の量に応じて、凝縮器送風ファン14および蒸発器送風ファン17の回転数を制御するとともに、ヒートポンプ装置6の加熱力を変化させて運転するものであるため、回転ドラム3内の衣類20の量が少ないときには、多いときに比べて、凝縮器送風ファン14および蒸発器送風ファン17の回転数を低下し、さらにヒートポンプ装置6の加熱力を低下して運転するので、温風は衣類と良好に接触しその乾燥を早める。そのため、消費電力量が減少するとともに乾燥効率が向上する。
したがって、図12(b)に示すように、負荷量に対する単位消費電力量が全般にわたってほぼ均一になり、省エネルギー化に寄与するものとなる。
なお、本実施形態では、ヒートポンプ装置6の加熱力を低下させる方法として、凝縮器送風ファン14および蒸発器送風ファン17の回転数を下げるように制御することで、熱交換量を減らし加熱力を減らしているが、ファン風量を大きく減らすと凝縮温度が上昇し過ぎてしまい運転できなくなってしまう。そこで、圧縮機7の回転数を下げるように制御して冷媒循環量を減らし加熱力を下げるようにしても良い。
また、圧縮機7の回転数を制御して加熱力を下げる場合に、ファン風量一定の状態で圧縮機7の回転数を下げると、凝縮器8で熱交換された温風の温度が下がり過ぎてしまい、温風と衣類との接触効率が低下し、加熱効率が下がってしまう。そこで、凝縮器送風ファン14、蒸発器送風ファン17および圧縮機7それぞれの回転数を下げて、熱交換量と冷媒循環量を同時に下げるようにしても良い。このように制御することで、温風温度を変化させずにヒートポンプ装置の加熱力を下げることができ、安定した乾燥運転が行える。
本実施形態では、前述のように回転ドラム3は水平に支持されているが、正面側を側面から見て約12゜位に上向きに傾斜して支持するようにしても良い。このように水平もしくは傾斜状態に回転ドラム3を支持することにより、衣類のほぐしが良好にでき、乾燥ムラを生じさせることなく衣類の乾燥を早めることができる。
本発明の実施の形態における衣類乾燥機の概略構成を示す概念図。 図1の衣類乾燥機の概略側面断面図。 制御装置のブロック図。 衣類乾燥機の運転方法におけるメインルーチンを示すフローチャート。 負荷量判定方法のサブルーチンを示すフローチャート。 乾燥運転初期設定のサブルーチンを示すフローチャート。 回転ドラムの負荷量と慣性力の関係を示す説明図。 回転ドラムの慣性回転による回転数の低下を示す説明図。 負荷量ごとの回転数の減衰特性を示す図。 回転数の低下による負荷量の判定時の関係を示す図。 負荷量に対する加熱能力の制御時の関係を示す図。 乾燥制御の有無による負荷量と単位消費電力量の関係を示す図。
符号の説明
1 キャビネット、2 水槽、3 回転ドラム、4 軸受部、5 ドラムモータ、6 ヒートポンプ装置、7 圧縮機、8 凝縮器、9 蒸発器、10 絞り装置、11 冷凍回路、12 送風口、13 給気ダクト、14 凝縮器送風ファン、15 開口部、16 排気ダクト、17 蒸発器送風ファン、20 衣類、30 制御装置、31 ROM、32 CPU、33 RAM、34 入力装置、35 出力装置。

Claims (7)

  1. 圧縮機、凝縮器、蒸発器、および絞り装置を有するヒートポンプ装置と、衣類を収納する回転自在に支持された回転ドラムと、前記凝縮器と前記回転ドラムを連通する給気ダクトと、前記給気ダクト内に設けられた凝縮器送風ファンと、前記回転ドラムと前記蒸発器を連通する排気ダクトと、前記排気ダクト内に設けられた蒸発器送風ファンとを備えた衣類乾燥機であって、
    衣類の量に応じて前記凝縮器送風ファンおよび前記蒸発器送風ファンの回転数を制御するとともに、前記ヒートポンプ装置の加熱力を変化させて運転する制御手段を備えたことを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 前記制御手段は、前記回転ドラム内の衣類の量を判定する負荷量判定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 前記負荷量判定手段は、前記回転ドラムのドラムモータの回転数を検出する検出手段と、前記ドラムモータが所定の回転数に到達後、該ドラムモータをOFFにし、そのOFFの時から一定時間後の回転数の低下と負荷量との関係が組み込まれたプログラムの記憶手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の衣類乾燥機。
  4. 前記回転ドラムは、水平または正面側が側面から見て上向きに傾斜して支持されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の衣類乾燥機。
  5. 圧縮機、凝縮器、蒸発器、および絞り装置を有するヒートポンプ装置と、衣類を収納する回転自在に支持された回転ドラムと、前記凝縮器と前記回転ドラムを連通する給気ダクトと、前記給気ダクト内に設けられた凝縮器送風ファンと、前記回転ドラムと前記蒸発器を連通する排気ダクトと、前記排気ダクト内に設けられた蒸発器送風ファンとを備えた衣類乾燥機の運転方法において、
    前記回転ドラム内の衣類の量が少ないときは、多いときに比べて前記凝縮器送風ファンおよび前記蒸発器送風ファンの回転数を低下するとともに、前記ヒートポンプ装置の加熱力を低下させて運転することを特徴とする衣類乾燥機の運転方法。
  6. 前記回転ドラム内の衣類の量を判定する負荷量判定工程と、負荷量から風量および乾燥終了予測時間を演算する工程と、前記風量から前記凝縮器送風ファンの回転数と駆動電圧を演算する工程と、前記風量から前記蒸発器送風ファンの回転数と駆動電圧を演算する工程と、負荷量に対応する前記ヒートポンプ装置の加熱力を演算する工程と、を有することを特徴とする請求項5記載の衣類乾燥機の運転方法。
  7. 前記負荷量判定工程は、前記回転ドラムのドラムモータが所定の回転数に到達後、該ドラムモータをOFFにし、そのOFFの時から一定時間後の回転数の低下を測定し、その回転数の低下に対応する負荷量を求める工程を有することを特徴とする請求項5または6記載の衣類乾燥機の運転方法。
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